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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今作については、特に何が悪いってこともない王道展開ではあるのだが、どうにもバトルシーンの魅力に欠けるのが難点といえば難点。今回は特に序盤の展開がびみょーにもっさりしてて、せっかくの「共闘」シーンのはずなのにどうにも爽快感がない。まぁ、落ち着くところがそもそもモヤっと状態になるので、それを考えればあんまりスカッと爽快な活劇にまとめるわけにもいかないのかもしれないが……ちょいとその辺が勿体無い。まぁ、そもそもタイトルに「なのは」を冠しているのに、なのフェイの活躍がそこまで目覚ましいものじゃない時点でお察しではあるけどな(今回の広域殲滅力は間違いなくレイジングハートが一番高かったはずだけども)。 まぁ、そんなわけで「世界を救うための大戦争!」なんて騒ぎではないのだが、市民生活に密着した空間への容赦ないテロ行為なので深刻度は高め。どうやらエイジ君はこうした悪事への才覚は最悪に優れているようで、うまい具合に治安維持組織の手が回らないようなところで最低最悪の結果を出しつつ、狙いであるトワへのちょっかいを見事に達成している。こうしてみるとやっぱり犯罪を起こす側って取り締まる側より自由度高いよな。何やってもいいんだもんな。現実問題として、日本国内でこんな感じのテロをやられたら政府は太刀打ちできない気もする。何が怖いって、この作品の世界にも立派に「闇バイト」って言葉があるとこなんだよ。願わくは、現実世界のアホな若者がテロに加担しませんように。 とにかく事態は最悪。そこで八神本部長は一計を案じ、なんとテレビ報道を通じて以前変なところでぶち当たった第3勢力に力を貸してもらおうという作戦に出た。……ここもよく分からんのよな。いくらなんでも公共の電波でアウトロー集団への救援を求めるのはありなんか? 曲がりなりにも国家組織のくせしてよ。そもそもの信頼性に欠けるし、多分以前なのはたちが魔人狩りと対峙した工場地区って絶対に今回の現場の公園からは離れてるよね? だとしたら、通常時に魔人狩りの面々がどこに棲息してるかなんてわかるわけもなくて、その辺の街中の事件に「もし近くにいるなら助けて!」なんてメッセージを載せる意味って限りなく薄いと思うのだが……なんだろ、デスノートでエルが最初に月に仕掛けたやつみたいに、限られた地域のみに発信されてたんだろうか。あんな作戦でホイホイのってくる魔人狩り連中も流石に不用心がすぎるよ。 そしてさらに、このテレビが今回はもう1つ重大な役割(失態ともいう)を果たしており、ラストシーンでは突然「政府発表」というていで「トワさんが犯人だよー」という根も葉もない噂を大本営発表。まー、これもエイジくんのお仕事なのだろうが……政府機関の情報インフラ、ガバガバすぎやしませんかね? こんな国家権力で大丈夫か? とにかく、ドタバタの果てになんか気まずい出会い方をしてしまったトワとシイナ。別に現状でそんなに逼迫してるとも思えないし、この2人だけなら一旦深呼吸でもしてもらって話し合えれば充分に相互理解は得られそうな局面なのだが……なんか、そうもいかない感じはあるよね。みんなして説明下手かよ。 PR 人の心がない特殊エンディング、第7話。いや、人の心があるからこそなのだろうが……それにしたって的確な追い討ちはやっぱり痛ェや。 まぁ、放送開始時からそういう話になるだろうということは何となく分かっていたこと。何しろタイトルが「きみ死ぬ」である。誰かしら死ぬことになるのは自明だし、それはメインとなるシーナ・ミミの2人であってはならない(ミミも死んでるのかもしれんが)。となれば、物語の要請上もっとも死にそうなのは、常に隣にいてくれたセイラン・アリのどちらかになるのである。そんなこたぁシステム的に分かってるはずなのだが……それでもやっぱりキツいものはキツい。今週は別アニメでもちょっとキツい進行があってSAN値が削れていたので、シンプルな悲劇が余計にギュッと刺さってしまっている部分もあるかもしれない。 何がやるせないって、セイランの死はそこまで不可避の「必要な」死ではなかったということ。彼女が戦場に出るにはまだまだ未熟であるという話は本人たちからも教師側からも出ていたことで、学校の現状を考えれば別にセイランが率先して戦場に駆り出される意味も薄い。賢明な彼女のことだ、もっときちんと指導を受けて、来たるべき時まで修練を積んでいれば、もしかしたらもう少し「死ににくい」状況にはなったかもしれないのだ(ひょっとしたら戦場に出ずに済んだ可能性だってあるだろう)。しかし、そんな状況をセイラン本人がぶっ壊し、台無しにしてしまったのである。 さらに、今作は「戦場」だの「敵」だのという言葉は出てくるものの、その存在感が非常に希薄であるというのもやるせなさに拍車をかけている。今作は「百合姫」掲載作品であり、あくまで「百合」こそが焦点となる要素。「戦争」はそれを飾り立てるための道具立てでしかない。おかげでそこにあまり肉薄する必要はなく、これを本当におざなりに扱ってなんちゃって悲劇に落とし込んじゃうこともできるはずなのだが……なんだろう、そうして「戦争」自体の解像度を薄めることにより、今回のセイランの死については余計に無情さというか、酷薄さが滲み出しているような気がするのだ。人間はどうしても死に意味を見出したがる。そこにドラマを求めたがる。しかし残念ながら、セイランの死には事実以上のドラマはない。彼女が無理をして勝手に戦争に飛び出し、大した戦果もあげぬまま、敵の顔も分からぬまま、本当に「無駄に」命を散らせただけなのだ。 「システム」として死んでしまったセイラン。となればあとは彼女の死にここからドラマを作るしかない。意味を見出すしかない。当然注目すべきはアリの動向だが、それを見届けなければいけないミミにどんな変化が訪れるのか。そして、そんなミミに、シーナが何を思うのか。 百合を描くというのも、なんとも酷なお仕事であることよ。 コンテが河浪栄作?! 第7話。突然の仕事にびっくりだよ。確認したけどこれまで京アニ作品以外の仕事ってしてないはず。どこをどういうコネクションで連れてきたんだろうか……。 さておき、お話の方も色々と読めない要素が多くて予断を許さぬ状況。今作はオリジナルアニメとしてはかなり怖い、「ふわっふわしたまま何となく話が進む」作品。「本当の愛」なんて不透明極まりない言葉を中心においてお話が進むので不安定に決まっているのだが、こういう観念的な要素は描きながら確固たるメッセージ性を残すのが難しく、半端な覚悟のオリジナル作品では鳴かず飛ばずで終わってしまうことが多い。ただ、今作は一発目をセンセーショナルな作画で引き付けておいて、その後も何となく「意味は分からん……けどなんか気になる……」という絶妙なラインで惹きつけて視聴者の興味を放していない。このライン取りはなかなかの職人芸である。 「人魚姫」をベースとした物語のくせして、「王子様」が正式に登場したのは折り返し点の第7話。だいぶ遅い気もするが、冷静に考えれば人魚姫における王子様も後半パートでの出番が主なのだから間違ってはいないのか。そもそもあいつが王子様かどうかもよく分かってないし。そして何より、この世界における「王子様」のなんたるかも我々は分かっていないし。「真実の愛を見つけること」が使命だと、ララは魔女様から言われている。その論拠すら胡散臭くあるのはどうしようもないが、滅んでしまった人魚世界(最悪、お城だけでも)を甦らせるには、どうやら「特別なララ」の力が必要であると、これはローワン王も言っていたのでリサも信じて疑っていない部分(というか、信じないとやってられないんだろうが)。つまり「ララの愛情」はこの世界のあり方を左右するくらい大きなトピック。これまでその「お相手候補」すら見つからず、もはや茉里と百合展開にでもなってもらうしかないのかと思っていたが、ようやくここで大本命となる相手役が出てきた。 しかしこの相手役、どうにも様子がおかしい。ふつーに考えたら時を超えた大恋愛をする相手なのだから「王子様の生まれ変わり」みたいな存在が一番手っ取り早く、現時点においてもルカが王子の生まれ変わり的存在な可能性は否定できないのだが、ルカの方からそうしたアプローチは一切ない。ララが思わず人魚に戻っちゃうくらいの衝撃を受けていたので何かしらの因縁じみたパワーを持っているのかと思ったが、少なくとも本人はピンときてないし、ララに対して「王子様ぶる」ことは一切ない。ほんとに「たまたま人魚を目撃しちゃった近所の男子高校生」である。しかも容姿端麗なララに一目惚れしたのは間違いなく、見た目の雰囲気に反して「どこ住み? バイト終わったら暇? LINEやってる?」とテンプレートなガツガツ系ムーブを見せる。CVが村瀬歩なこともあり、一歩間違ったら単なるチャラ男で終わっていた恐れすらある。 しかし、それを補って余りあるのがルックス補正。どうやらとてつもないイケメンなのは間違いなく、なんの因果かあの王子様に瓜二つ。おかげでララは必要以上にトラウマを刺激されて付き合い方に思い悩むが、ふれあいを続けるうち、次第に相手がほんとに「一目惚れしてきただけの高校生」らしいことが分かってきて、少しずつガードを下げていく。まぁ、ほんならこの現代日本で芸術家肌の若者とインスピレーションの源である人魚が付き合うのも悪くはないかぁ、と思ってたら、ふとしたはずみからララのPTSDが刺激されてしまい、大切な局面での選択は「拒絶」。ルカからしたら寝耳に水、自分は何も悪くないのに一方的にフラれて大ショックである。元カレと顔が似てるってのはそんなにもハードルになってしまうものか。 しかし、そうしたショックについてルカに責任が無いことはララも分かっている。最終的には相互理解を許容し、めでたく二人の距離はグッと縮まり、めでたしめでたしというお話で落ち着いた。……落ち着いたんだけども……これが果たして「本当の愛」なんでしょうかね。ルカと王子の関係性が分からんことにはまだなんとも言えないが、ラストの不穏なワンカット、ララが水棲生物としての何かを取り戻しちゃいそうなのがどうにも気がかりである。 また、彼女が自己分析していた「きらめきのナイフ」の存在も気になるところ。かつて王子と過ごした日々は「キラキラしていた」はずだが、それが王子の裏切りによって反転し、彼を傷つけるナイフへと変貌した。すんでのところで殺傷事件は避けられたが、かつてきらめいたその刃が、今や姿を変えて琵琶湖の上空に浮かんでいるという。……前にあの浮遊物でダメージくらったのはよりによってコータさんでしたが……きらめきが転じてナイフとなって、さらに魚にトランスフォームして王子を食いたいと欲する流れ、なんのメタファーだとしても落とし所に困る。現時点でまとめるなら「王子の裏切りを許せなかったララの心の黒い部分」ってことになるのだが……それがなぜ琵琶湖上空に浮くのだろう。魔女様もあれは見ていると思うのだが、最終的にこの世界がどうなるのが人魚たちにとっての正解なのだろう。 謎は深まるばかり。個人的には「キネマシトラスつながりで西條クロディーヌさんの次に花柳香子さんも登場したなぁ」というので一旦満足しておく。彩沙ちゃんは純粋な京女やから、滋賀県民の役なんてやらしたら膨れてしまわはるよ。誰がずんぐりピンクじゃ。 意外とあっさり、第7話。まー、1クールアニメの折り返し点ってことでこんなものかなぁ、という感はありつつ。 ついに(?)明かされた瑞佳の過去。彼女の卓越した技術とサーカスへの憎悪というヘンテコな二律背反は、いうなれば壮大なツンデレのなせる業であった。いや、ツンデレとも違うんだろうけども、ベースにあるのは「サーカス好きやで」という気持ちだったのは間違いない事実。ただ、これがより厳密にいうなら「ロータス」サーカスは好き、という条件が付き、幼心に憧れていた夢の舞台が自分の登壇前に雲散霧消してしまったことによって、目標がなくなってしまった状態である。「ロータスの舞台に立つ」という夢は永遠に叶わなくなり、可愛さあまって……ではないが、とにかく他所のサーカスに対する逆恨みみたいな状態になり、絶対に演技をしなくなってしまったという。 まー、気持ちは分からなくもないので別に不自然とも思わないが、そのことを胸の内に秘めているにしても、今までのツン(というか横柄)はちょいと言葉足らずではあったんじゃなかろうか。ロータスを上げることは別に構わないがそれがサーカス文化そのものを下げる理由にはならないし、他人のサーカスを否定する動機にも繋がらない。その上で、ひまわりの面々に対して横柄な態度をとっていたのは、純粋に瑞佳の人間性がそうさせていたということである。 ただ、この部分についても一応のフォロー(?)は入っており、そもそも彼女は父親と断絶した時点でまだ幼かったということもあり、「なぜロータスだけが特別なのか」という自分の根っこの部分に理屈がついていなかったのかもしれない。ただ意固地になって「ロータス以外はイヤなんだいッ」と拗ねてはいるものの、おそらく「他のサーカスの舞台に立つことの是非」なんてことは今まで真剣に考えたことはなかったはず。ひまわりで誘われて初めてそのことを考えて、「いや、ロータス以外で仕事するなんて、ありえないでしょ」という条件反射でのあの反応。そしてその根底には、「サーカスで演技をするなんて、別に楽しいことじゃなくて日常的なものじゃないの?」という演者という仕事への理解不足がある。 結局、「一度も正式に舞台に出たことがない」という事実が全てであろう。いわば舞台バージン状態であり、サーカスについては究極の耳年増。技術もあるし、大サーカスで見取って学んだノウハウもあるが、それらは全て実体験を伴っていない。瑞佳はロータスの上っ面だけを見て、「サーカスが素晴らしいのは当たり前のことなんだ」という幼い理解しかできなかったため、それを支えるために必死に頑張っていた大人たちのことなど理解していないし、その「当たり前」ができずに悪戦苦闘するひまわりの実情もピンとこないわけだ。いろんなところが歪なサーカスモンスター。これを生み出してしまったというだけでも、なるほどブラックロータスは随分罪深い。 というわけで、わざわざみっちゃんが出向いてこのモンスターの矯正を行うわけだ。幸い、ここまで培ってきた「ひまわりとの絆」は確かなものであり、桜翔を中心として瑞佳を認めた団員たちは、ロータスとは違った方向から少しずつ瑞佳の「サーカスアレルギー」を解きほぐしていく。まぁ、結局はみっちゃんの荒療治が一番効いたわけだが、その過程でどさくさに紛れて桜翔とのコンビネーションを確認させたところは抜け目ないし、ついでにもう1つのパーツとして雫&山田ペアの方にも新たな刺激を与えてくれている。……こうしてみるとほんとに山田は便利なパーツやで……。 とりあえず、一番大きなしこりを取り除いて施術は成功。ここからは瑞佳の気持ち次第。そこに皇サーカスという存在がどれほど影響を与えるだろう。焦点となるのは、皇がどうしても引き抜きたい桜翔という才能が、瑞佳にとってどれほど大切になるか。最終的に勝負はそこになるよね。そして、皇が執拗にひまわりを追い詰めるための伏兵として働いている凛さんの真意やいかに……。団長、全部わかってる上で泳がせてる感が出てきたな。
前回感想を休んだのでモミジの新加入エピソードについてはすっ飛ばす形になってしまったが、現時点においてこの第3期の構成はかなりイレギュラーなものになった。過去を振り返ると、第1クールはハハリまでの6人が加入し、第2期はメメさんまでで増加分は5人。まぁ、だいたい1人あたり2話ずつ費やすくらいの勘定であれば1クールあたり5〜6人が加入するというのは真っ当な(??)数字である。しかし、今期に関しては先週時点で6話しか放送されていないにも関わらず、すでに新加入メンバーが4人。まー「慣れてきたら基礎はすっ飛ばしてもいいよね」みたいな感覚で加入しやすくなっているのかもしれないが、それにしたってペース配分がだいぶおかしい。そしてここにアニメ視聴者目線でのメタ情報が加わり、オープニングやエンディングを見れば、今期加入する新メンバーは5名であると明かされている。まぁ、2期のメイさんの時のようにややイレギュラーなパターンもあるが、「あと1人しか増えないってのに残り半クールで何をするんだろう……」と気になってはいたのである。 そんな状況でまずはAパート「一寸凪乃師」から。ここまで新加入メンバーに尺を使ってきたので既存のメンバーは影が薄く……なってた気もあんまりしないのだが、まぁ、ここいらで振り返って個別のお当番回を与えるのも悪くはないだろう(というか、これから先はそうして適当にピックしたキャラをセンターに置くだけで無限にエピソードは作れそうだ)。白羽の矢が立ったナノは、確かに3期はそこまで出番は多くなかったが、でも「存在感が無い」というほどでもなかったのが今作の恐ろしいところ。そんなメンバーに急にスポットが当たるのだから、ナノ派の人からしたら純正のサービス回である(今作で特定のキャラをトップに置く「推し」の概念って成立するんだろうか?)。 クスリ先輩の薬から始まるお馴染みパターンで、「万能鉄面皮キャラのナノさんを困らせてみよう」というのがコンセプト。さらにメンバーでも上位に食い込む高身長のナノを小さくすることでギャップ萌えまで狙っちゃう盤石の構え。そりゃまぁたいそう可愛らしかったが、考え方はナノさんのままなので可愛げはないというのも絶妙である。いや、本当の効率厨ならあんな言動にはならないと思うけども……そこはナノさんらしい不器用さということで。クライマックスはいつも通りに恋太郎のガッツで一発解決だったが、冷静に見てると実は一番すごいのはメイさんのドラテクだったんじゃねぇかというお話でした。ちなみにラストシーンのナノさんサービスシーンは今作でも上位に食い込むストレートなエロさ。ナノさんってミミミ先輩とかナディーを上回るマーベラスプロポーションだよね? というわけで「個別回」を軽く挟み、「ここからしばらくは単発エピソードの博覧会みたいな構成になるのかしらん?」と思わせておいてBパート。前半に続いてクスリ先輩から始まるゴタゴタなので「初期メンバー担当話数なんやなぁ」くらいの認識になり、ご丁寧にお卓訪問の冒頭で「ビビーンしないよ」という丁寧な前振りまで入れてくれている。確かに恋太郎の心配した通り、ハハリさんとかチヨちゃんとか、お宅訪問からの即ビビーンもテンプレだもんな……。でも、流石にそこまで節操なく感染することはなく、クスリ母(CVゆかち)とのフラグは立たず。……ここでちょっと思ったんだけど、恋太郎ってすでに伴侶がいる人間とはビビーンしないよね(ハハリは未亡人なのでセーフ)。NTRは絶対発生させないという恋太郎の倫理観からきてるのかな。 父親(CV田村少年)も登場して「本好きの下剋上」なご家庭でしばらくスパイコントを繰り広げ、「杉田とゆかちの娘ってやばすぎやろ」というオチまで見たところで満足したと思ったら……なんとここでどんでん返しビビーン!? どういうこと? そんなとこに5人目が潜んでた!? いや、流石にそれはイレギュラーすぎるし、CVが「???」になってたのにバレバレすぎるのも今までにないパターンだし……なんだこれ、どうなっちまうんだ? まさかこの作品でどんでん返しというか、「続きが気になる」みたいな展開になるとつゆほども思ってなかったので、もう来週が楽しみでしょうがない。ほんとなんなんだこのアニメ。 クラス替えでメインキャラがガッツリ分かれるアニメってレアだよね、第19話。その辺の設定の妙なリアルさも今作ならではだなぁ、という気がする。 前回「春の手前」のお話で感想を1回休んでしまったが、作中世界は春休み→新学期と進んでいく。春休み中の出来事はそれぞれのカップルに分かれて描かれるが、それぞれに空気感というか、テンポが違うのが面白いところ。この差異は付き合い始めてからの期間が大きく影響していて、三者三様の熱気みたいなものが感じられて趣深い。 まずは西×山田ペア。こちらは明確に「付き合いたての一番アツアツカップル」。付き合って間もないおかげで何もかもが新鮮だし、何をしてたって楽しいという一番キラッキラで浮ついた時期。遠慮がちな西さんだって、せっかくの休日、気に掛ける相手が山田しかいない状態なのだから少しくらい羽目を外したって大丈夫なはずだ。山田は相変わらずであんまり変化は無いが、それでも「勝負の下の名前呼び」の時にちょい緊張するくらいのメンタルはお持ちで。西さんをいかに真っ赤にさせるか勝負、山田の圧勝。 続いて鈴木×谷ペア。こちらは付き合いだしてからちょっと時間が経ち、イベントごとも一通りクリアしたくらいの時期なので、春休みの花見イベントとか、誕生日のプレゼントとか、もちろんまだまだ新鮮ではあるが、それでも「完全に初めて」ではなく、お互いのことを理解し合いながらもちょっとした発見が嬉しいという時期。しかし、そんな時期だからこそ先々の変化というものは敏感になるもので、鈴木は直近に迫ったクラス替えがちょっと憂鬱。「確率的に」同じクラスになれる可能性が低いと落ち込むが、谷も似たような感情を持っているというので一安心。ただ、谷の場合はもう少し先のことまで見据えているあたりが鈴木と違うところで……そうなんだよね、高校生カップルの最大の悩みは、やはり進路の話。2人はあんまり進学先についての話なんてしてこなかったのだろう。1年後に自分たちはどうなっているのか。無限の可能性を持つ若者だけが特権的に悩める贅沢な話ではあるのだが、当人たちにしてみれば不安の塊である。谷は鈴木に気を遣いつつ、そのあたりの不安をどう解消していくのだろうか。 そして3組目……いや、まだ組にすらなっていない。クレジットとしては「東の場合」であったが、まぁ、視聴者目線では「東×平ペア」という扱いで問題無いだろう。こちらはまだカップルにすらなっていない「未満」の関係値だが、前回ついに東が「その可能性」を認識し、ちょいとペースを崩し気味になっていた。東さんの場合には「過去にダメ男たちとクソみたいな恋愛をしてきた」というヤな自認があり、恋愛関係の「下手さ」を感じているせいで意識すればするほど袋小路に入ってしまうという面倒臭い状況。そしてやっぱり「私はどうなりたいのだろう、やっぱり付き合って恋人どうしになりたいってことなのかな」まで考えた後にゆっくりと首をもたげる「……平とォ?」という至極もっともな疑問。ある意味でめんどくせぇ恋愛に引っ掛かるプロの東さんとしては自然な流れではあるのだが、少なくともこれまでの男たちと平は全然違うわけで……また新しいタイプの困惑に頭を悩ませる。 そして、そんな東を不安げに見守りつつ、爆発物みたいに触る平。これまで少しずつ変化や成長を見せてきた彼だが、東を相手にしての感情にはまだ決定的な変化は見られない。まぁ、絶対に自分は「蚊帳の外」の人間だという自認があるだろうし、毛ほどもそういうことを想像していないのだろうが……だからこそ、ここから先は適度に距離を保ちながらの東の動きが重要になってくるわけだ。……まぁ、東としても一回冷静になって「ほんとにこれは正しい感情なのか」を精査する必要もあるしな。 やっぱこの2人が見てて一番面白い。東さん、あと1年で何が残せるでしょうね。
主人公が有能なアーチャーのアニメって珍しいよね、第19話。だいたいバトルものだと不遇ポジションになりがちだし、なろう作品も「後衛」とか言うてるのは多いけど明確に弓使いって(少なくともアニメ化作品だと)そんなに覚えがない。何故か妙に印象に残っているのはラノベ作品の「魔弾の王と戦姫」(放送は12年前)(!?)。 相変わらずバトル描写が刺激的な作品。昨今、いろんなバトルアニメでエフェクトとかつけて見た目に派手にできてる作品ってのはいっぱいあるんだけど、戦闘モーションやギミックで手に汗握る作品ってのはやっぱり限られてる気がする。そういう意味ではやっぱボンズ×安藤真裕っていう座組みはその辺の描き込みをこだわる部分がプラスに働いている。 さておき、Aパートはバトル要素無しで今回の騒動の一部が収束したよ、というお話。舞台は偽アサが捉えられていた事務所で、狼煙に釣られてホイホイやってきたアサさんが憎き偽物にぶつかっちゃうわ兄様はいないわでめちゃ不機嫌になっていたが、ここでいきなり偽アサをぶっ殺したりしないあたりは最低限のモラルを持っている証でもある。これ、もし東村でもう1回ぶつかってたら遠慮なくぶっ殺してた可能性は高かったと思うので、偽アサが「被害者」になってる状態で再会できたのはほんとラッキーだったとは思う。あとはまぁ、隣に何の罪もない子供さんもいらっしゃったのでね。流石にアサさんも情操教育によくない大暴れはしませんわよ。東村は憎いだろうが、子供さんに罪はないわけですからね。最初に襲撃した時も一応女子供は殺さずに置いててくれたんだよな(まぁ、だからって虐殺が正当化されるわけでもないだろうが)。 こうして人質は解放。ザシキワラシたちも一安心だし、救出に駆けつけてくれたユルを見てダンジも号泣ですよ。このツンデレ兄妹はちゃんと大事なところで仁義を守ってくれるのがいいところですよね。言い訳じみたことを言ってる時にはこれ以上ないくらいに血のつながりを感じますしね(ツンデレって遺伝なんだろうか)。ただ、兄様を前にするとポンコツアサさんが輪をかけてポンコツになってしまうので、その辺だけちょっと似てないような気もする。ユルも何かにどっぷりハマっちゃったらあんなふうになってしまうのだろうか。推し活してる兄様、多分アサちゃんは見たくないだろうな……。 ゴンゾウも乗り込んできて、おそらく新郷関係は完全に鎮圧。残されたのは延々やりあってた左右様VSイワンの頂上決戦のみ。とはいえ、ここが一番の鉄火場であり、まさかの最難関。左右様2人であたっても陥落できないというだけでも驚きのイワンの戦闘力だったが、ここにさらにアーチャーのユル、スナイパーのデラさん(ついでにサポートのダンジ)まで加わって圧倒的な多勢に無勢状態になったにも関わらず、イワンはまだ戦闘を終わらせない。目の前に「新郷も鎮圧されたから無駄な抵抗はやめなさい」なんて分かりやすい投降の理由までぶら下げてやったのに、それでも折れないのはガチの最強メンタル。まぁ、イワンにとって新郷もあくまで雇い主の1人でしかなかったということなのだろう。解と封をめぐる抗争は新郷なしでも続けられるわけで、最後の手土産がわりに左様を無力化していこうという欲が出るのも自信の表れということか。 分かりやすい挑発でユルを揺さぶろうとしたがこれはギリギリのところで失敗。5対1の状態にお手上げかと思われたが、刀のツガイ、大凶と小凶にはまだ奥の手があったらしい。見た感じはドーピングみたいな能力だと思われるが、イワンにはカンフル剤として機能し、刀が刺さったままのヒダリ様は「ちょっとまずい」と言っていた。見た目がシンプルなくせして、本当に多芸で厄介なツガイだなぁ……。 女の戦い、第8話。さぁ、いろんなところがだいぶ具体的に動き始めましたよ。 表舞台では男たちが躍動している。大局的な視野を持つオゴタイは、金国を倒したあとの世界までを見据えており、モンゴル帝国は単なる武力のみの勢力ではなくなっている。父の代から引き継いだものはあまりに大きいが、少なくとも現時点では四兄弟はきちんと継ぐべきものを引き継いでいる様子。それは最も多くのものを受け継いだトルイに分かりやすく、騎馬民族からしたらちょい苦手じゃないかと思える山岳戦闘でも止まることなく、金だけじゃなくその南、南宋までもを飲み込まんとする勢いで次々に外憂を打ち倒していく。オッチギンに与えられた武力は相当なものだし、それを一族のため、そしてオゴタイのために使おうという忠義は盤石のものだ。 そして、このような帝国の快進撃を支えるのが内政であり、国内で大切なものを守り続けるものたちの役割。そこには女たちの力も大きな影響を及ぼしている。ひょんなことから「大カトゥン」と呼ばれる立場のボラクチンへとお目見えが叶ったシタラ。きっかけは偶然だったし、第一接触は何事もなく終わってしまったが、一族の女の頂点に立つ人物を目の当たりにし、その人物像を計ることでシタラは自分たちの野望への糸口を探る。ボラクチンは体調に問題を抱えていたが、運良くそれを解消する術をシタラが持ち合わせたことで、急速な接近へと結びつけることもできた。 「上の者」とのつながりを次々に作り出すラッキーガール・シタラ。この勢いにのってガンガン中枢へ食い込めればおいしいのだが、流石に世界はそこまで甘くはない。多少覚えめでたくなったとて、そこからいきなり大カンに繋がるわけではないのだ。まずはボラクチンをしっかりと信頼させなければいけない。本来ならもっと面倒なレベル上げが必要だったところを、一足飛びにボス級の相手にまで接触できたのだから、この機会を活かさない手はない。 そこでシタラは最短距離で核心へと攻め入る選択をした。少しずつ交流を深め、「四兄弟が争っちゃうと危ないよな〜、でも今の帝国は歪んでるからな〜」と揺さぶりをかけ始める。普通に考えたらだいぶ「出過ぎた真似」だし、ボラクチンやモゲさんのように基本的には四兄弟の絆を信じている人間にとっては不敬な物言いにすら聞こえてしまうこの発言。一歩間違えれば不興を買って今まで積み上げてきたものが台無しになるリスクがあったが、シタラはボラクチンの人物像を読み解き、いけると判断したらしい。「私と似たところがある」というのはどこまで信じていいか微妙なところだが、「何か縋りたいものがあるなら、自分の才を頼みにするはずだ」という見立てはそう間違ったものではないだろう。この時代のとんでもねぇ相続制度のおかげで、もはや「妾」という存在意義は全くなくなってしまったボラクチン。彼女がオゴタイの役に立つとするなら、それは政治の話になるはずなのだから。 狙い通り、シタラの甘言に乗せられてボラクチンはぐらつく……かに思われたが、そこは流石の大カトゥン。まだまだシタラごときに遅れは取らない。「現在のオゴタイとトルイの関係性は正しいものか」というシタラの上申は一旦受理しておきつつ、シタラが本当に信頼に足る人物であるのか、そして彼女が何を狙っているのかを探るため、裏で手を回してドレゲネさんとの接触を試みる。一応現時点ではドレゲネさんはシタラの唯一の「共犯者」であるから、この個人諮問がシタラの不利に働く可能性は低いはずなのだが、残念ながらドレゲネさんとシタラってどこまで一蓮托生の関係性かもコンセンサスが取れてない可能性はあるのよね。ボラクチンにちょいちょい呼び出されるシタラを見て、ドレゲネさんはちょっと拗ねたような様子も見せており(かわいい)、どこかで「もしかしてボラクチンに取り込まれた?」とかいう勘繰りが出てきても不思議ではない。ボラクチンもその辺りを狙って、シタラを飛び越えてドレゲネを揺さぶろうと思ったのかもしれない。ここの2者の関係性もどうなっていくのか。 現状はシタラVSボラクチンの腹の探り合いバトルであるが、ドレゲネさんがどれだけこのバトルのステージを理解して対等に渡り合えるかは気になるところ。さらに間に挟まれて気苦労が多そうなモゲさんの立ち位置も気になるし、少し離れた地ではソルコクタニも相変わらず何かのタイミングを測っている様子。みんなして可愛らしいくせに、この世界の女たちの激しいバトルは続いていくのである。 エンディングテーマのMVがとても良い、第9話。実はオープニングよりも好きだったりするんですよ。作中の空気を全く読まないテイストで浄化してくれるエンディングはジョゼジョゼとは違った良さがありますよね。 ついにサブタイトルが「解散」になってしまったバンド。まぁ、バンドリ世界線において解散騒動なんて日常茶飯事で、過去にも先輩方は色々な方法で解散しかけている。自発的な解散疑惑が出たことないバンドってハロハピくらいでは?(そのハロハピですら、こころの海外進出で空中分解しかけたし) ただ、今回の「解散」のきっかけとなったユノについては、しょーじき何がどうなっているのかがよく分からないので何とも唐突である。これで都子から解散提示があるなら物語としての流れはシンプルなのだが、幸か不幸か、都子さんにはそんな大胆な行動に出る勇気もない。ビオラに絡め取られ、あられに不信感を抱き、ののかに打ちのめされて大顰蹙だったにも関わらず、ミーティングには黙って参加しているし、自分から解散だのなんだのと喚き始めることもしない。それが藤都子なのだ。 代わりに突然の解散宣言をしたユノ。ののかの見立てによれば「前のバンドとの関係」が影響しているらしいが、そっちの情報はこれまで全く出ていなかったので判断のしようがない。身勝手な理由で突然解散宣言して雲隠れってのは、都子とは真逆の性格の面倒臭さである。ただ、マネージャーも「数年に1度、まれによくある」と言っているので、多分(頻度は高くないが)常習犯なのかもしれない。これまで自分の仕事に対するプロフェッショナル精神という意味では都子もユノも似たようなもんだと思っていたが、ここぞという時のキレ方に個性が出ていたようである。まぁ、ユノの問題は多分都子を解決した後に回さなきゃならんのだろう。 というわけで、まだまだ渦中にいるのは都子先生。ののかとの衝突についてはののかの方がノーリアクションだったもんで拳を振り下ろす先もなく、ユノが別な火種を用意してバンド内に「それどころじゃねぇ!」という雰囲気が蔓延してしまったため、都子の処遇は宙ぶらりん。このことをあられは「超回復」と呼んでいたのだが、残念ながら都子からしたらただの「生殺し」。メンバーへの不信感は募るばかりで、お得意の陰の思考に与えられた唯一の逃げ道は「ビオラ」しかないのである。 そんな都子の心情はしっかりがっちり必要以上に理解した上で、ビオラは一番効果的なタイミングで姿を現し、早くも次の銃弾を装填しにかかる。都子の愚痴の無断録音だ。どのように活用する目算なのかはまだ分からないが、「あられにだけ聞かせる」は多分あまり効果がない(あられ自身がビオラの恐ろしさを身をもって体感しているため、今更音声素材を叩きつけられたところで大した影響はない)。ということはやはり今一度ネットの海へ放流して「みゅーたいぷ不仲説」を強調した上で都子を追い詰めるのが狙いだとは思うのだが……もし音源が漏れたとしたらどう考えても犯人はビオラ以外にないわけで、公開したらその時点でビオラ-都子ラインは完全に立ち切れることになる(流石にそこまでやられたら都子だって目は覚めるだろう)。ビオラがどこまで考えて立ち回っているのかは気になるところだが……まぁ、このあたりで都子も切り捨て、とにかくみゅーたいぷにダメージを与えることが最大目標なのだとしたら理解はできるか。 必死に間を取り持つのが一番最後に加入した律だってのが興味深いところで、彼女は「罹患者」だった経験を活かして都子の催眠を解かんと奮闘している。律がここまで必死になっているのだから都子もいい加減目を覚ましてもいい気もするのだが、そう思ってしまうのは我々があくまで第三者視点から見ているおかげだろう。都子目線で考えると、どこまで行っても「最大の理解者」という色眼鏡は簡単に外せるものではない。振り返ってみれば、結局バンドリシリーズってのは「無条件で自分を分かってくれる理解者」の尊さを謳うものなのだから。これまで成立してきた数々のカップルは、「たまたま」悪意がなかった関係性なのだ。ビオラというこの世界の異端児によって、藤都子は哀れ、初の「悪意あるカップリング」の犠牲者になってしまっている。……ここから先、先生のメンタルケアは誰がやってくれるんでしょう。 そして地味に心配なのはののかの精神状態。普段が強い人って見た目に気付けないところで傷ついてるから……突然ぽっきり折れたらどうなるか、こちらもドキドキである。 |
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