最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
前回の次回予告を見て、「いよいよ本隊が地球上陸ってことはこの作品にあるまじきシリアス展開が来るかもしれないぜ……」とか一瞬でも思ってしまったことを後悔している、第11話。まぁ、そりゃそうですよね。そうなりますよね。 これまで「いい加減リザは本隊に猫の映像を見せて実情を話してしまった方が楽じゃねぇの?」と何度も思ったものだが、今回の顛末を見て「なるほど、リザはこうなることがわかってたのだな……」と納得するしかなかった。宇宙人たちの可愛すぎ耐性の低さをまだまだ舐めてた。ガルミたちはまだ訓練された精鋭だったってことだな……まとめて瞬殺される四天王的存在、すでに様式美ではあるよな。でも、これまで喧嘩ばかりしていた地球の精鋭が集って宇宙人を返り討ち(?)にする構図は、少年漫画的に燃えるシチュエーションだったのでなんか好き。「敵だったら憎らしいやつだったが、味方になるとこんなに頼りになるやつもおらんわい」がまさかハムスターやハリネズミにかける言葉になろうとは。 他にも、よぞらがいきなり腹を見せたことで即落ちした女の子などもいるが、やはり今回の主役は子安であろう。「アニメ最終回間近になると子安と石田彰がどこからともなく湧いてくる現象」は未だ名前がついていない風物詩の1つであるが、こちらの子安は、一応ラスボスの風格を感じさせる「正統派子安」であるにもかかわらず、やってることはボーボボと大して変わらないという変化球というか、大暴投子安である。いや、でもマジボイスで「どれ、少し遊んでやろうか」って言ってる子安が本当にただ遊ぶことが目的だった例はかなり貴重なんじゃないでしょうか。あー、でも結局遊ばれてただけだったからな……。 これさ、よぞらが猫にあるまじき人懐っこさを発揮しすぎる性格だったもんで事態が悪化した側面はあるよね。うちの猫みたいに激人見知り気質で、知らんやつが突然きたら怒声をあげて逃げ惑うような猫を最初に見せておけばまた違ったファーストコンタクトもあったかもしれないのに。初対面の人間に撫でられて抵抗もせず、あげく腹まで見せる猫はそりゃあかんよ。野良出身のよぞらが何故こんなダメ猫になってしまったのやら……まぁ、もし実在したらそりゃもう撫でまくるでしょうけど。 もう本隊もだいたい落ちちゃったからあとやることなさそうなんだけど、何が怖いって、この作品は原作もまだ完結したわけじゃないってところ。ここから何をどう繋げて連載を続けてるやら。そんでアニメ最終回は何をしでかすやら。カワイスギフォーエバー。 PR 「くまクマ熊ベアーぱーんち!」 ―→3 環境音楽として最後まで流してはいたが……今期は数々のなろうを切ってしまってる状態で一応視聴してたのは、2期への温情とでもとっていただければ(スマホの立場がねぇな)。 もちろん、評価はご覧の通りである。1期から印象は特に変わるようなこともなく、イキリチートをやるのが黒衣の鈍感男だろうが、熊をきた美少女だろうが大した差はない。というか、美少女ってのはやっぱり性格とか立ち居振る舞いも含んで美少女なのであって……こんだけのイキリキャラをどんだけ作中で「かわいいかわいい」と持ち上げようとも、そのキャラを可愛いとは思えませんがな。「なんだこのムカつく女」で終わりよ。何も知らない学生さんたち相手に「ほんとは私、強いんだけどねぇ」ってニヤニヤしながら同道してる様子とか、ほんとに気持ち悪かった。 しかもラスト前で唯一のアイデンティティだった熊を脱ぐ展開もあり、ぶっちゃけ「あれ、こいつ熊脱げるんだっけ? 脱げない呪いにでもかかってるのかと思ってたわ」と驚いたりもした。確認したら「熊を脱ぐとクソ弱いから脱げない」だったのか。だとしたら、ますますイキリチートが格好悪いことに……。シリーズが長くなると無条件の礼賛者もどんどん数を増すためにチートageの病巣がどんどん深まっていき、適当に現世のものを持ち込むだけでみんなして慄くいつも通りのなろう展開がいちいち辛かった。ほんと、なんでこれだけは切らずに最後まで視聴してたのかはよく分からんな。 1期は一応「それなりに映像は可愛い系でまとまってるから」というのが免罪符になっていたが、2期は中盤で作画崩れもちょいちょい発生して唯一の拠り所も失った。あとはまぁ、「画面に女の子が多いからまだなんとなく清涼感があるような気がしなくもない」くらいが救いかな……。とんでもねぇ話で、このアニメのせいで河瀬茉希ボイスを聴くだけで「おっ、なんかイキってんのか?」という発想が頭をよぎるようになってしまった……あまりに酷い風評被害である。早急に治療しないと(どっちかというと精神科がオススメ)。
Dead or play、第24話。もしくはplay to deadかもしれん。命懸けでゴルフをやるんじゃ。 「怪我が理由でハンデを背負った状態で戦わなきゃいけないスポーツ漫画の展開嫌い」と何回か言ってたんだけど、もうここまで来るとスポーツが云々とか関係なく、単なる命の物語になってくるからどうでもよくなってきた。「これ以上プレイしたら死ぬぞ!」をマジで表現しようとしてるわけだが、まぁ、この世界はそもそも序盤に「プレイして(負けたら)死ぬぞ」みたいな裏ゴルフ界の話もあったし、実際にゴルフプレイして腕が吹っ飛んだ奴もいるわけで、葵の現状も「まぁ、この世界ならしょうがないか……」みたいな受け入れ方になっている気がする。いや、そこに御涙頂戴のドラマを盛り込んでいるのは百も承知だし、多分演出方向も間違っちゃいないのだろうが……やっぱこのトンチキゴルヌ世界だとどうしてもギャグがちらついてしまうんだよなぁ。 というわけで、葵さんが死にそうです。最後の最後、最愛の人であるイヴの激励を受けて立ち上がったので「まぁ、来週がヤマでしょうなぁ」と思ったけど、残念ながら最終ホールのホールアウトが叶わなかった。これ、イヴさんはもうモチベがガタガタだろうし、大会自体が無意味なものになってしまう気もするのだが……賞金女王のあのおばちゃんは現状をどのように見ているんでしょうね。 あのおばちゃんを見て改めて思うのは、今作はトンチキ展開をグイグイ進めていくのは割と上手いというか、愉快なのだが、ほんとにライバルキャラの出し方が下手である。もう、ライバルとか試合なんてもんはイヴと葵の関係性を描くための舞台設定としか見ていないのだろう、毎回毎回ぽっと出の適当なやつが「最強!」っつって立ちはだかり、さっさと消えていく。今回の月のおばちゃんも、色々と最強風を吹かせて頑張ってはいるのだが、ドラマが試合と関係ない方に盛り上がっちゃってるもんだから完全に空気。強さの質も試合シーンから伝わってこないし、最終戦の相手としては何とも地味な人だった。いや、ゴルフの試合で派手になる方がおかしいんだけどさ。どうしても裏ゴルフ編の時の敵キャラがド派手だったもんで、それ以降のライバルは記憶に残りにくいよなぁ。学生ゴルフのゆかりんもそうだったし、前回までのアイシャもそうだし。結論としてはやっぱりヴィペールさんが最強なのだ……。 というわけで、果たして2人の約束は果たされるのかどうか、いや、それ以前にまず葵は命を長らえることができるのか。「そして5年後……」っていうテロップが出て、葵を殺された恨みから復讐鬼となった雨音さんがイヴに襲いかかるアニメが見たいです(いや、別に見たくないです)。
「マイホームヒーロー」 4→5 ふむ、終わってみれば悪くない、求められてる程度にはちゃんと応えてくれるアニメになっていたんじゃなかろうか。 一応確認しておくと、私は今作を「やや既読」であり、「原作は緊迫感のあるサスペンスでそこそこ先の気になる内容ではあったが何となく読んでおらず、そのために今回のアニメ化は楽しみだった」→「しかし、第1話視聴後、アニメ全体がショボかったせいでちょっとがっかりした」という経緯がある。制作が手塚プロで、キャラ作画を中心になんだかもっさりした映像化になっており、どうにも「省エネ」とか「ローコスト」みたいな言葉がチラつく出来栄え。「こりゃあんまり期待しい方が良さそうだ」ってんで4点評価にしたはずだ。 で、確かに映像部分についてはその通りだった。最初から最後まで、大きく崩れて目を覆いたくなるような出来なんてことにはならないが、どこかで超絶作画が発動して目を見張るなんてこともないし、そもそもほとんどのパートは中年のおっさんがあーでもないこーでもないと四苦八苦する地味なデザインのお話なのだ。そりゃまぁアニメで盛り上がる方が難しくはあるだろう。 そんな事情を飲み込めれば、あとは作画の淡白さはあんまり気にならなくなった。ぶっちゃけサスペンスとしての演出部分も並程度だし、「アニメ観なくても原作読めばいいのでは?」と言われたらそれはそうだろう。でもまぁ、ちゃんと緊迫感のある引きを最後まで持続できていたし、乱闘シーンとか、息を呑むような緊迫感のあるシーンとか、そういう部分できっちり視聴者にも緊張を強いる程度の作劇は出来ていたと思う。そして、最低限がクリアできていれば、やっぱり原作は割と面白いのだ。いい具合にサスペンス&バイオレンスな刹那的な世界観は表現できていたし、何よりもタイトルにある「マイホーム」の「ヒーロー」という、うらぶれたおっさん主人公の悲哀と切実さは発揮されていた。わたしゃ流石にここまでのおっさんではないが、もう遠くない未来にこんな感じになってしまうかと思うと、涙なしでは見られないではないか(まぁ、泣いてませんけど)(あと我が家には愛する妻も娘もいませんけど)。 というわけで、今作は鳥栖哲雄という主人公を描き切ったことが評価できる部分なんじゃないかというのが結論。つまりは、哲雄役を諏訪部順一に任せるという配役の妙味が大きな加点。べーさん、ご本人も言ってたけど最近は年嵩の役回りも増えてきて、格好良かったり、情けなかったり、熟練の技で本当にいいキャラを生み出してくれる。哲雄のキャスティングって人によってかなり声のイメージが違うから難航したんじゃなかろうか。最終的に、この配役が良かった。 そしてそして、最初から期待MAXだったのは哲雄の方じゃなくてその奥さん、歌仙さんである。こちらも期待通りに素晴らしいお仕事。我らが大原さやかの熱のこもったおばちゃんキャラが本当に魅力的。まぁ、これは私が信者だから盲目的に礼賛するしかないせいではあるんですが……この「表面上は優しそうだし、どこか抜けてる部分もあるかわいい女性なんだけど、ごんぶとの芯を持っているとんでもねえやつ」っていうのが本当にハマっててねぇ。私の電話帳並の分厚さがある大原さやかヒストリーにまた素敵な1ページが加わったことを喜ばしく思う。こうして実年齢に近い役でハマり役があると、これまで歩んできた役者道が報われた気がしてなんだか嬉しくなりますね。実写ドラマになった時は本人が歌仙さん役で出演してもらってもええんやで。……まぁ、運動がからきしなのではしご上り下りシーンとかめっちゃトラブル起こしそうだけど……。
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」 ―→4 んーーーーー、なんかもう、どんどん中身がなくなっていく気がするんだが……このアニメ、面白いか? もういいや、わたしゃ面白くなかったよ。「遊郭編」の時点で「少年漫画として、すげぇ単調だよな」という部分は気になっていたが、今回はさらにその単調さに磨きがかかり、「とにかく刀振り回してりゃいいじゃん」みたいな中身になっている。いや、ジャンプのバトル漫画なんだから単に刀振り回してるだけでもいいんだよ。それを中心にサクサクお話が進んでくれるならね。だから、勝手な想像だけど「原作段階ではもうちょいさっさと読める少年漫画になってるんじゃない?」とは思う。ただ、それが何の因果かうっかり大看板みたいな扱いを受けるようになってしまい、さっさと消耗することが許されない不幸な存在になってしまったのが運の尽き。ufotableが持てる技術を注ぎ込んで何とかそんな「単調間延びアニメ」に色付けし、それっぽく見せようとは頑張っているのだが、流石にそれにも限度がある。「遊郭編」でポロポロと剥がれていた化けの皮がついに今回全部剥がれ、何もかも虚仮脅しへと堕してしまった、そんな印象だ。 ドラゴンボールばりの遅延と引き伸ばしはそういう理由ならしょうがないと商業的な理解は示したいが、そのせいでアニメとしての楽しさがオミットされてしまうのだったら「良くない」というしかない。多分、今回のお話が半分の尺でやられていたらもう少し印象も変わったんじゃなかろうか。ただ、筋書きにしても今ひとつ飲み込めない部分も多く、例えば今回出てきた上弦の1体、最初4体に分裂してから合体して云々とかやって、それぞれの分裂体に「喜怒哀楽」というキャラづけをしようとしているのに、ほぼ意味がないんだよ。あいつら、なんであんな大仰な分かれ方して、「それぞれ全部強い!」みたいなネタ振りしたんだよ。その後の展開に何一つ噛まなかったじゃん。そういう意味では淡々と進みながらも最終的には気合いとかわいそエピソードだけでぶっ殺された壺の鬼の方が「らしさ」が出ていて面白かったんじゃなかろうか。敵のおぞましさっていう点に関しては、ジャンプ漫画の中でもかなり迫力があると思うんだけど。 どれだけ豪華で贅沢なガワで包んだとて、元の漫画はもっとあっさり食べるべき商品だったと思うんだよなぁ。アニメってのは多数の人間の意志が入り混じって作られる複合商品なので、こうした不幸な顛末も生み出してしまうもの。「制作会社が適当で、制作ガチャでハズレ引いたとか言われる」なら単に可哀想で終わるんだけど、スタジオ側もフルパワーで頑張ってんのに結果的にマイナスの結果にしかならないってのは……不幸な事故だよなぁ。
ミオリネさんはどっちかっていうとボコボコにいじめられて輝くタイプ、第22話。今週のヘロヘロミオミオはとても可愛らしくて嗜虐心をそそりました。普段お高くとまってる女の憔悴し切ったボサボサ髪がなんか性癖。 しかしまぁ、それもこれも最終決戦前の最後の沈み込みなわけで、今回はサブタイ通り、これまで培った経験・人脈、全てを駆使して巨大すぎるラスボス、仮面のお母ちゃん撃退のために各所で連携をとって大一番に備えるお話。もうここまできたら難しい話は必要ない。スレッタは再びガンダムに乗るし、残りの連中もクワイエットゼロの環境下で戦える手段を模索し、それぞれに対策を練っている。地球寮の面々は全員で出撃し、代表者がMSに乗る形。チュチュはわざわざ高い保証金を設定された借り物のMSでお財布との戦いに挑み、ニカ姉とマルタンもいよいよ協力して戦力を送り出す。さらにグエル先輩の取り巻きちゃん(いまだに名前覚えてねぇや)は一途な思いを胸にこっそり同行するし、5号くんもいろんなフラグを立てまくりつつ、亡き者たちの思いを抱えて戦場に立つことになる。実は4号とノレアという2人分の命を背負ってしまった彼が一番重たいまである。 そして最後に、ミオリネはわざわざシャディクのところに赴いて啖呵を切っている。どんな協力を取り付けたかはまだわからないが、これにてひとまずは全ての学園戦力が集約され、悪い大人VS頑張る子供たちの構図が完成したことになる。「責任は大人に取らせなさい」とか言ってたいい大人もいるにはいるが、結局やってることだけ見たらスレッタを地雷だらけのガンダムに乗せて送り出しているし、子供達の事情を考えれば「危なくなったら戻ってきなさい」が単なる方便にしかなっていない。苦しげな顔をしてはいるが、この世界の大人はだいたい無力である。あまりに十把一絡げで処理されているので記号的すぎる印象すらあるが。まぁ、ここは最終的に壮大な親子喧嘩に収束する形なので、余計な大人たちが介入して軸がブレるのもよろしくないということなのだろう。 今回の見どころはやはりスレッタとミオリネの再会からのミオリネ復活の流れか。その影にはわざわざ形式上の決闘まで行ってミオリネを「返して」くれたグエル先輩とかいう聖人の存在があったことを忘れてはならないが、きちんとバトンを受け取ったスレッタは、もう迷いなく、きちんと自分の判断でミオリネを花嫁として迎え入れている。執拗すぎる二人のシェイクハンズの様子、文脈すぎる映像として歴史資料室とかに残しておくといいと思う。 こうなったらもう、あとは余計なことは考えずに直接対決や……と思いきや、まさかの弟くん……いや、なんでそこで立ちはだかる必要があるんや。兄弟喧嘩するならもうちょい安全なとこで、先にやっといてくれよ。そりゃまぁ兄貴のしでかしたことを考えれば判断力がなくなるくらいにテンパっちゃうのも分かるけども……グエルさん、どこまでも面倒な星の下に生まれた苦労人である。
「僕の心のヤバイやつ」 5→5 んー、やっぱ最初にハードル上げすぎた感はあるよなぁ……もちろん悪くはない。悪くはないんだ。でも、だからとて何かすごくいい部分があるかと言われると……うーむ。今期は純正ラブコメ作品も色々と楽しめたシーズンだったが、正直、それらの中で今作が突出していたかと言われると、少なくとも現時点ではあんまりそうは思わないのである。 まず、とっつきにくさがあったのは間違いない事実。市川のキャラがどうにも飲み込めず、それこそ「久保さん」みたいに異質すぎる男子をいじりつつ話が進むのかと思ったのに、そもそも市川自身がさほど周りと絡むキャラでもないので市川のヘンさをネタの中心には設定していない。むしろ変な市川よりもさらに変な山田にツッコミを入れる仕事があるので、こんだけ共感しにくくとっつきづらい市川が常識人枠で行動しなければいけないというデザインが、どこに依って立てばいいのかを分かりにくくさせている。 ただ、奇行が目立った市川も恋心へどんどん意識を向け続けるにつれて「ふつーの男子中学生」になっていくので、後半の濃度の高いラブ要素はそれなりに美味しく頂けるものにはなっている。互いに意識し合ってる純情中学生2人のつかず離れず(といいつつベッタリ)の距離感を楽しむ分には、この変な奴2人の取り合わせは悪くない。刺激の量は本当に多いので、男サイドのヘタレ一直線な「長瀞さん」、ひたすら平熱を維持し続ける「高木さん」なんかに比べても激甘の諸々を味わわせてくれる。やっぱ山田の異様な距離感を味わうには、それなりに近づける免罪符を手に入れてからが本番なんじゃなかろうか。 そうして「成長過程を見守る」という目的を考えれば、「悪くはない」のは間違いないので多分2期に至ればもっと刺激がダイレクトに増して評価も上げられるんじゃないかとは思っている。ただ、映像部分に関してはそこまで印象に残るようなものはなかったのが気にはなるかな。山田が可愛いといってもこのキャラデザだし……まぁ、エロに振った時の最大風速は割と出てたか? 上に比較した2人のヒロインと違って、確実にエロ方面の体力は山田が最強でしたからね。でも、単なるエロに振り切って今期で言うなら「女神のカフェテラス」みたいな方向性の見せ方はしたくないという、なんか妙なこだわりは感じられる。この煮え切らなさというか、「エロも何もかも全て山田の魅力の一部だと受け入れろ」という山田全振りの潔さみたいな部分が、どれだけ肌に合うかで評価が変わってくるのかもしれない。 とりあえず、このタイミングで羊宮ヒロインの大きな看板をドカンとぶち立てたという意味では今後の声優ヒストリーの上では記念碑的な作品になったとは言えるかもしれません。えっ、「アルスの巨獣」? ……聞いたことはあるような……。あと、市川姉に田村ゆかりという配置はかなりの英断だったがいい効果を発揮していたと思う。かなり味付けの難しい立ち位置のキャラなので、全てを任せられる大御所(?!)に面倒を見てもらうことで若手2人にもいい刺激になったんじゃなかろうか。
「終末のワルキューレⅡ」 ―→3 まぁ、特に1期と印象が変わることもなく……。むしろ4戦目と5戦目というたった2試合で1クールを費やしており、間延びしてる感覚で言えば1期よりも悪化しているかもしれない。 格闘漫画の醍醐味である「どっちが勝つか分からない緊迫感」みたいなものが全く感じられないというのが視聴モチベを著しく削ぐ要素になっており、お互いに後出しでどんどん「こんな頑張ってきたんだから勝てるに違いない」というエピソードを話していくのがたった1つの使命。つまり勝負はどっちかというと膂力ではなくトーク力であり、わざわざスタジアムでぶつかり合う必要などなく、お互いに御涙頂戴のなんかそれっぽいエピソードを膝突き合わせて披露しあったほうが早いという。 まぁ、後付けエピソード合戦になるのはこの手の漫画ではお約束なのでそのこと自体が決して悪いとは言わないが、問題はあまりにも試合が荒唐無稽すぎるのでどのエピソードを披露したらどの程度の影響があるかがさっぱり理解できないということ。これは1期から全く変わっていないが、そもそも「神VS人」というマッチメイクの時点で「誰がどう強いか」なんて分かるわけもなく、どれだけ弁を重ねたとて最終的には雰囲気勝負、「それっぽさ」をどれだけ示せるかにしからなず、残念ながら今作にはその説得力を積み重ねる技術は伴っていない。 あとはこけおどしを突き詰めてバトルアニメとしての映像部分で見せる以外の方法はないと思うのだが、こちらも残念ながら1期同様にあんまりパッとしない。1期の時に比べたら露骨にショボい作画は減った気もするが、そこはシナリオの間延び感とトントン。やっぱ2クール丸々同じ闘技場内の景色が続く時点で、目を引くのは難しいよな。 これ、3期とかあるんでしょうかね。もしあるなら、どこから資金が出てるのかが本当に謎。ネトフリ、作るならちゃんと責任持ってやれや。
ユミミミマつりって、キャストをいじめたいとしか思えない名称だな、第11話。2人して頑張ってました。 Aパート、サブタイ通りにコマちゃんの暇つぶしに付き合うお話。これまでも短い登場シーンでやたらインパクトのある仕事をしてきた謎の親友・コマちゃんだが、今回は長丁場で出ずっぱり。そんでそれだけによく分からん性格もフル回転。基本的には後先考えない享楽主義者なのだろうが、その割には意外と分析眼が優れていたり、不思議と思慮深いところもあったりする。この町の女子高生は色々と優秀だ。 事件の内容はエルダが大事にしていたプラモの紛失事件。ただ、大事にしていたという割には以前の大掃除の時点で既になくなってたことに気づいてなかったっぽいし、エルダがあの本殿に住み始めてからの年月を考えると、そりゃプラモの1つや2つ無くなったところであんまり問題ではない気もする。オタクの収集癖ってさ、集めるまでが仕事で保管しはじめた後はそんなに意識が向かないもんだしな。そりゃ踏まれるようなところに置いとくほうが悪い。 しかし、コマちゃんの悪ノリはおさまらずに暇そうな(?)大人連中も召集してのお裁きも開始。本殿の台上って、巫女と御神体以外が上がっちゃっていいもんなんだろうか。しかもあんなラフな様子で。コマちゃんは自由だからしょうがないのか。ちなみにエルダは「接着剤という大きめの選択肢」とは言っていたが、冷静に考えれば普通の女子高生は手の届くところに接着剤置いてないと思うぞ。木工用ボンドくらいならあるかもしれないが……そんなもんで接着されても困るだろうし。エルダは素組み以外の工作もするだろうから流石にちゃんとしたプラモ用の接着剤はもってるんでしょうかね。さらに確認してみると、なるほどガンダムはファーストシリーズが全43話だった。……微妙な尺だな……。小糸だって忙しいんだから、いかに罰とて一気見は流石に無茶振りな気がする。興味のない女子高生にガンダム全話視聴させる行為、完全にやっかいおじさんである。 Bパート、うってかわって今度は祭事のお話だが、なるほど月島ってぇと海に関わる行事も色々とあるわけか。エルダはやたらと「船怖い、海怖い」と主張していたが、さて、エルフって海が苦手なもんなんでしょうかね(エルダ本人が「海無し地域にいたから」と言っていたので完全に個人の属性かもしれないが)。思い返してみると、「森の民」たるエルフって森を育む水との相性はむしろいい方だとは思うが、潮水でしかない海となると確かに相性がいいかどうかは微妙。まぁ、火属性に比べればまだ毛嫌いしない方向性だとは思うのだが……具体的に海について言及してるエルフがあんまり思い出せない。あぁ、ソードワールドRPG初代のケインくんは多分船は嫌いだと思う(ノームが使役できずにスネアが使えないから)。 あと、もう1つ気になったのはエルダが家康の行った江戸地域の治水事業に関して言及していたこと。家康がかつては単なる田舎の湿地だった江戸を大改造して一大首都に育て上げたというのは事実であるはずだが、エルダはその様子をどのタイミングで見守っていたのだろうか。わざわざ江戸に召喚されたってことは、多分家康がそれなりの地位になってから召喚されてるはずなんだよな。関ヶ原よりも後だと勝手に思ってたんだが、家康の死没は確認したら1616年。つまり関ヶ原の後に権力をふるったのは十年程度ということになる。その間にエルダを召喚して一緒に江戸が発展していく様子を見ていた……いや、多分違うんだろうな。同時期に召喚されたというヨルデが豊臣方に使役されてたんだから、多分もうちょい前の時点、まだ天下の趨勢が揺れ動いてた頃に召喚されたと考えたほうが自然か。だとしたら、家康がさっさとエルダを江戸の月島に固定してそこでなんらかの信仰対象として祭り上げ、民衆のコントロールに活用したと言うほうがありそうな図なのかもしれない……いや、真面目に考えるトコじゃねぇけど。それでも当時のエルダがどこで何してたのかを想像するのは楽しい。 肝心の神事については、エルダが弓矢の話で何か言葉を濁しているシーンが印象的。多分、小糸のお母さんがらみの話だったんだろうなぁ……「小金井の者は代々弓道をやる」って言ってたのは、多分おかーさんも含まれたんだろうし。小糸らの母親についてはあんまり明確には語られないんだけど、やっぱエルダは色々と思うところがあるんだろうし……その辺のしっぽりした空気も含めて、一応最終回前に「小糸と一緒に頑張って神事を成功させろ!」というそれっぽいミッションが発動。スカイツリーの時と違って、今回は多分お客さんが多いぞ。エルダ、大丈夫か!?
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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