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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 深夜アニメでとんかつ揚げまくるのやめろ、第4話。揚げ物ラッシュは地獄に直結する……。

 何事もなかったかのように静香の存在が受け入れられる世界。いや、多少のすったもんだはあったが、それでも「具現化した能力の成れの果て」がすんなり受け入れられるのは驚きである。大演劇時代、どうやら想像以上にファニーな世界が構築されているようだ。前回私はふざけて半ば悪ノリでスタンドや念能力に喩えてここなと静香の関係を考察したわけだが、まさかそれとほぼ同じテンションの話が展開されることになるとは思ってもみなかった。雰囲気で書いた「センス」の定義とか、まんま合ってたじゃん。俺すげぇな。というかジャンプ漫画マインドがすげぇや。

 しかし、「そうした超常を受け入れられる世界ですよ」という事実を飲み込んだところで、結局静香の謎は完全に解決されたわけではない。当の本人(ここな&静香)も分からずにやっちゃってる部分があるため、今後の展開を考えるに、「ほんとのところ何が起こった結果の静香なのか」は一応考察する意味がありそうだ。

 まず、カトリナが説明してくれたセンスの定義・実情を確認すると、「役者として舞台の上で他者を上回るための進化」がそもそもの起点にあり、そのため、役者に必要なスキルが先鋭化したものがセンスであると考えられる。カトリナの「集中力」は分かりやすい例だが、今回のセリフからいわゆる「憑依型」のように、人格を入れ替えたり、模倣したり、はては生み出したりといった先例もおそらく存在しているのだろう。ただ、「人格を生み出す」と言ってもあくまで精神的な話であり、それが具現化して「もう1人」が生み出されるなんて現象は過去に確認されていないとのこと。スタンド能力はあくまでも「超すごいメンタリティ」の延長線上にあるべきものだ。

 その上で、静香は「突然舞台に現れる」「思い描くだけで衣装が変えられる」など、超常であることに疑いようはない(この期に及んで「実はふつーに存在している人間だった」という可能性は排除しても良い)。となれば「ここなのセンス」と「静香の存在」は不可分であるのは間違いなく事実であり、先週も拾った「目の光」の件から、静香がここなの存在を前提としているのは間違いないだろう。静香も今週しれっと「自分がここなのセンスである」と自認しちゃったし、そうとでも考えないとこれまでの関係性は説明できないため、「ここなが在って、初めて静香が在る」は前提として受け入れてもいいはずだ。

 問題は、この接続がどの程度強固なものであり、自由度・制限はどうなっているのかという話である。今回ぱんだがふざけ半分で「ここなから離したら消えてしまうのではないか」などと言っていたが、それだってマジで考慮しなければいけない可能性の1つ。イマジナリーフレンドの超すごい版だったとしたら、ここなの無い空間に静香が維持できる保証すらないのだ。しかし実際は、もうかなり強固な存在感を持ち合わせており、すでに「舞台の上で発動されるセンス」の枠を超えているのは間違いない。ついでに触れておくと最後のシーンで「ここなが寝ている時に隣にいる静香」も(カトリナ目線から)確認できているわけで、ここなの精神活動が休眠していたとて、静香が消えることなどない。もう、そこに厳然と「在る」のだ。

 となると、あとは何をきっかけに生み出された概念なのかと言う問題。今回はかぐや姫の公演も終わってるはずなのに「いまはむかし」の思い出が語られ、「ここながオーディションに落ちまくって落胆している時期に、理想の存在として何処からともなく静香が現れた」ことが語られている。一番シンプルに考えるなら、悩みに悩んだここなの苦悩が「理想」という形を持って現れ、固定された存在となりそうだが、「自分よりも優れた演技ができるフレンド」を脳内限定とはいえ構築してしまえるというのはだいぶ破天荒。その上で最終的に「具現化」にまで至ったとなると、さすがにそれはここなのセンスとしてはやりすぎである。

 というわけで、私が現在最もありうる可能性として推す構図は、「なんらかの霊的存在(精霊とか、妖怪とか言ってもいいかもしれない)」として静香は以前から存在していたが、それは人に認識されるまで具体的な形を持たない、なんらかの「演劇を極めんとする者の思念の集合体」のようなものだったという案。これだとここなのセンスは「人には見えない演劇への執念を感じ取り、形を見ることができる能力」だと考えることができる。過去には星の数ほどの役者の卵がおり、それらの人々は無数の思いを抱き、叶えたり、諦めたりして消えていった。そんな「役者」の概念そのものが静香という形となって、ここなのマインドに現れ、「友人」としての形を成した。いわば、ここなはこれまで無限の可能性を秘めた「役者のイデア」にアクセスする権利を有していたということ。フィリップが地球の本棚にアクセスしていたようなものだろうか。

 そして、そんな「静香と触れ合える権利」がさらにセンスとして磨かれ、この度いよいよ「具体的な人格としての静香を顕現せしめる」ところまで至った。ただこれは「ここなの能力がそこまで進化した」というより、「ここなの想う最上の静香は、己を具現化させるセンスを持つ存在となった」と考える方が自然だろうか。つまりまとめるとここなのセンスは「他者が触れられない概念とのアクセス」であり、そうしてアクセスした「静香」という別存在が、「可視化できる実体を手にいれる」センスを持った。この形なら、2人が別個にセンスを発動した事実も説明できそうだ。

 ……今週も俺は何を書いてるんだろう……えぇと、カトリナさんがファーストライバルポジションを終えてポンコツまじりの親友になってくれた展開が良かったですね。ここなと静香の間に割ってはいることで、そのうち静香とのリンクが切れて消滅してしまう展開とかがあるんだろうか。仮面ライダーWではフィリップとの喧嘩もちょいちょいあったが……。

 

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 てるてる坊主に髪の毛描いたら雨降るって言われなかった? 第4話。どうなんだろ、これってうちの周りだけの話なんだろうか……一応ググってみたけど「顔を書くと雨が降る」みたいな言説はちらほら見かけるな。まぁ、「坊主」言うてるんやから髪を描いたらご利益薄れる説はあるかもしれん(もっと調べると、そもそも起源は坊主ですらない模様)。

 そんなわけでじっとり雨模様の4話目。「星空」をテーマとする作品での雨模様は、それだけで陰鬱な要素が倍増した気がしますね。別に作中ではそこまでヤなことが起こっているわけじゃないのだけど、元々若干はみ出し者だった丸太が他の連中からの理解を得にくいのは当然と言えば当然の話。しかし……最後のあの教師はマジで腹たったな……寝られる人間は寝られない人間の気持ちなんか分からんのやろなぁ。「昼間に身体を動かせば自然と寝られる」「寝られなくてもしばらく布団に入ってたら眠くなる」。不眠で悩む人間はな、そんなん何億回も言われてるし、すでに全部試してんねん。その上で寝られへんから最悪やねん。考えてもみろ、「疲れてたら自然に眠れるから」っていってヘロヘロに疲れた状態で、それなのに全く眠りに落ちず、「疲れた状態を明日に持ち越してしまうかも」という最悪のメンタルで布団に入ってるあの時間、本当に心細いし、辛いんだ。負のメンタルはますます眠れない要因になってくるし、どこまで行っても止まらぬスパイラルを解消する方法なんてありはしない。あの悲壮感は、経験した人間にしか理解できないんだろう。眠れる図太い奴らが羨ましいなぁ!

 と言うわけで丸太も「馬鹿野郎!」とキレたわけですが、せめてその啖呵をチャラ男が評価してくれるといいですね。臨海学校が少しでも楽しくて意味があるものにならんと、どうにも報われないからね……。伊咲の方は友達も多いからイベントごとになんの不安もなかろうが、隣の丸太がずっと曇った状態じゃぁ気が気でない。もちろん伊咲自身も「眠れない」というビハインドが宿泊系のイベントに及ぼす影響は怖いわけで……「枕が変わると眠れない」人間にとって、別な場所で、しかも集団で寝ろっても地獄なんだよなぁ……。

 こうしてこの作品を改めて観ていて、「考えてみりゃ、睡眠をテーマにしたアニメってなかなか存在しないよな」という当たり前の事実に気づいた。まぁ、割と最近魔王城を舞台にしたヤツはありましたが、マジでそれが草分けなんじゃないかってレベルだよな。人間の三大欲求の中で最も軽んじられているが、その実最も生活に根付いているのが睡眠な気がする。でもまぁ、わざわざ描くようなもんでもないってのも当然理解できる。このアニメが、睡眠アニメの新たな地平を切り開いてくれたら面白い。いや、「睡眠アニメ」がなんなのかは知らんが。

 

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 そういやさ、このアニメのスポンサーに「ちゅーる」が付いてないのって不思議と言えば不思議だよな、第4話。いや、別にスポンサードする必要はないのだが……地上波でテレビつけてると嫌と言うほど流れてくるんだよ、ちゅーるのCM。あんだけ垂れ流してるのにこんなにぴったりの作品で名前聞かないのも妙な感じだ。いや、ポニキャン単独提供だからなんだけどさ。

 さておき、アバンからいきなり猫の抜け毛とブラッシングのお話。俺さぁ、実家で最後に飼ってた猫を無限に撫で続けていた思い出があるのよ。一人暮らし始めてからは盆と正月くらいしか会えなくなっちゃったんだけど、その頃には向こうももう本当に老猫になってて、自分の身体を舐めてケアすることすらままならなくなってたのね。実家の家族は普段から一緒なもんだから大して気も使わないから、久しぶりに実家に帰ったらゴワゴワの毛で体積が2倍くらいになってる愛猫を目の当たりにしてさ……もう、帰省してる間は延々撫で続けて、ブラシかけて、つやっつやにして帰るっていうのがまた幸せでした。「猫の役に立ててる」っていう実感、プライスレス。

 Aパートは猫ではなくて謎の生物マヌルーのお話。マヌルーの語源はマヌルネコとは一切関係ないのだろうけど、なんでそんなとこで共通点が出てくるのかは謎。そして、なんでこんなもんしかおらんのに宇宙人の間に「ペット」という概念があったのかも謎。まぁ、地球人がサボテンの世話するのと同じ感覚かな……後半になったらマヌルーにも割と表情が出るようになってたし、長いこと飼ってたらどんなもんでも愛着が湧くのかもしれん。実際、別にキモくはないし、馴染んでくればそれなりに可愛い気もする。猫の可愛さが分からない人だって世間にはたくさんいるのだし、可愛いと可愛くないの違いなんて紙一重よ。

 そしてBパートは猫語翻訳と、次なる犠牲者フィアナさんのお話。こうしてみると、やっぱり動物語翻訳なんて夢のまた夢だってことがわかるよねぇ。そもそも「言語」っていう概念自体が人間が勝手に生み出したエゴの塊だからねぇ。猫側からすれば「尻尾もない連中に気持ちを伝えるなんて無理ゲー」くらいなもんじゃなかろうか。まぁ、宇宙人パワーでなんとかなってたけども……結局あの翻訳機は正しい訳が出来てたんでしょうかね。猫がガンガン主張してきたら、マジで地球は征服されかねないのでやめてください。そうして開発途中で巻き込まれて犠牲になったフィアナさんは猫カフェであるある体験。猫カフェってのも罪な施設だよねぇ……動物愛護の観点から云々とかはどうでもいいんだけど、猫好きが行くにしても、決して100%の達成度で満足を得て帰ることができない魔の施設。結局、家猫がナンバーワンなんだけどさ……せめてもの代替行為がさ……。

 エンディングではこないだから爬虫類もガンガン出てくる。爬虫類の「カワイスギ」は若干議論の余地があるな……わし、アマガエルくらいなら「可愛いね」って思えるかもしれないが、それ以上はちょっと……あーでも蛇とか飼ってみたら愛着湧くのかなぁ。足がない分にはまだマシ。足が多いやつは俺絶対無理。

 

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 GW記念、約半年ぶりに帰ってきたたほいやでございます。久しぶりでも、こうして呼びかけたら集まってくれる仲間がいる……こんな素敵なことってないよね(プレイヤーとしてのガラの悪さはこの際問わないこととする)。あとは伝説のプレイヤーたちが戻ってきてくれるかどうかだが……戻ってこられたらそれはそれで怖い気も……。

 

 


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 こないだからサブタイなんやねん、第17話。「1期目もこんなんやっけ?」と思って確認したら、最初は普通だったのに10話目あたりからちょっとずつ長くなってるな。「日本編独特のやつ?」って一瞬思ったけど、もう日本編でもなんでもねぇし、路線変更なのかしら?

 まぁ、なろうタイトルばりにサブタイで全部説明してくれちゃってるので、後から見返す時に楽でいいのは助かりますね。このアニメを後から見直す機会があるかどうかは知らんが。とりあえず、失った両親の記憶を持ちナフレスに帰還したイヴが「母親の墓石の前」といういかにもな場所で事情を知ってる親切な人から母親の生い立ちという過去のこと、そして今後のプロ人生という未来のことを同時に手に入れちゃうという非常に都合のいい展開だ。まぁ、格式高い家柄の執事さんは、きっと人格的にも素晴らしい人だったってことだろう。なお、イヴたちの暮らす「ナフレス」はヨーロッパにあることは間違いないようだが、具体的にどこら辺なのかはよくわかってない。こんだけゴルフに人生を左右されてるので、多分イギリスの北西とかにあるんじゃないかな。

 故郷に錦、といえば聞こえはいいが、実際には葵のママン(セイラさん)の手回しによって国外追放を喰らった形のイヴ。わざわざ学園に受け入れたいち学生の扱いとしてはマジであり得ない酷さだが、セイラさんのスネに傷があり、イヴがいたら娘が大変なことになりそうなので致し方ない。当のイヴがあっさりと追放を受け入れちゃったし、一番ゴネそうだった葵も存外素直にイヴがいなくなったことを受け入れてしまい、「いつかまた会える」と謎の前向き宣言。あんな形で事実上の喧嘩別れなのにそのメンタリティが持てる葵さんってばやっぱり強キャラやわ。ただまぁ、結局彼女の身体の不調はよく分からんままなのだが……血の影響なんでしょうかね。

 そうして帰国したイヴの面倒を全て見てくれる慈母のような存在が、かのヴィペールさんである。わぁいヴィペールさん、わたしヴィペールさん大好き。エロいはずなのにさっぱりエロくない。怖いはずなのに1ミリも怖くない。頭イカれてるはずなのに作中屈指の常識人にしてツッコミキャラ。ヴィペールさんが諸々の面倒を見てくれるならもう安心だ。いや、イヴは相変わらず好き放題に暴れ回ってるけども……あの流れで物おじせずに血のつながった祖父に特攻できるのはほんとに鋼メンタルだよなぁ。マフィアの恐ろしさは過去に散々味わったはずなのだが……この世界、マジでゴルフメーカーに全てを牛耳られてるの笑うな。

 まぁ、どんだけ無礼千万でも受け入れられてしまうのがイヴの不思議なところで。とんとん拍子に話は進み、いつの間にやらおじいちゃんとは奇妙な連携がとれるように。どうなんでしょうね、すでにジジイの方は「孫だろうなぁ」というのを認めてしまっているようだが、まだ血のつながりによる情愛などはなさそうだし、次回で「面倒みて」くれるっぽいのは、彼女を取り込んだ時に稼げるという打算も働いているのか、それともちょいと敵対関係にあるカトリーヌさんの吠え面かかせたかったのか……ここでジジイとがっつりつながった場合、イヴVS葵の対決がゴルフメーカー企業の代理戦争になってきちゃうんだよなぁ……キャディにイチナも呼び出し、改めて「女子高生だけでゴルフ業界の全部が事足りる」布陣へ。シャアもアムロも用済みやんな。

 

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 2日続けて劇場へ。昨日の時点でちょっと匂わせていた「混み合ってる人気作品」は当然これのことでした。あんまり劇場作品を立て続けに摂取するのは身体に良くないと思っているのだが、今回劇場に連続で足を運んだのは、「そういや、今日って暦の上では平日なんか」ってことに気づいたから。明日からが本格的に連休、それなら今日のうちに行ったほうが空いているのでは? ということでさっさと視聴することに。実際、朝早くの回に行ったこともあってそこまで混んでおらず、快適に視聴できました。スケジュールの関係もあり、今回視聴したのは「3D・字幕上映」回。字幕上映はお子さんが大変だから空いてる傾向はあるのかもね。吹き替え版で観てみたい部分もあったので、2回目観るなら吹き替えにしたいところ。

 とりあえず折り返し前に一言感想だけ書いておくなら、「ええやんこれ!」ですね。昨日とはテンションがだいぶ違うよ。

 

<というわけで一応ネタバレ注意ですが、まぁ、さらわれたのをマリオが助けます(ネタバレ)>

 


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 いつの世も、人類は嫁姑問題で頭を悩ませるのだ、第16話。もう、完全に「あたしとお義母さん、どっちが大事なの?」って言ってるようなもんなのだが、こちらの旦那はお母さん一択でブレないのです。ちなみに、私ももしこの質問をされたらマザコンなので「ごめん、でも、これまでの人生の恩を考えたら、母を優先で考えてしまうんだ」と答えようと思っているんですが、いかんせん問い詰めてくれる相手がいません。

 いろんなところがいろんな風に動きまくってて忙しない。ただ、前回あたりでようやく2期目の状況的基盤が整った感があったので、展開されている事象自体は分かりにくいということもない。世界は着実に戦火を大きくしつつあり、学園はもう全く機能しなくなってしまった(一応決闘はできるように人員が控えてくれてるところに意地を感じるが)。すでに一般生徒たちは世界の動きに翻弄されるばかりで、当然学園という小さな社会にも戦火の種が燻り、スペーシアンとアーシアンの関係性は悪化の一途。そんな中でそれぞれの野心を胸に、御三家連中はそれぞれに動いている。

 分かりやすいのはシャディク。親父を表舞台から消し去り、混沌極める議会の筆頭に踊り出んといつも通りの裏工作を進めている。どうやらニカ姉は本当に用済みになってしまったみたいだが、ニカ姉が話してた取り巻きさんの1人が「元アーシアン」とのことで、シャディク組にもそれなりの正義というか、信念みたいなものが眠っていることも確認できた。あの子、最終的にシャディクと喧嘩別れ、というか「シャディクの非道な行いを一方的に嗜め、周りの連中からフクロにされて惨死しちゃう」みたいな未来が見える気がするんだけど大丈夫でしょうか? 主要メンバーの中でも鬼畜筆頭がシャディクさんだからなぁ……。

 そして劇的な帰還を果たしたのが我らがグエルさん。どこをどうやって通常航路に乗ってコロニーまで帰還できたのかはよく分からんが、そりゃもう、一回りも二回りも大きく育った立派な男として弟のところまで戻ってきたよ。弟さん、ただでさえ疲労困憊だったところにおばけが帰ってきたもんだからひっくり返っちゃったけど、以前よりもぐっと兄弟仲は近づいた感がありますね。そりゃまぁ、親父さんがああなってしまった上に、団結しないと会社が危ない状態ともなればね……ここからのグエル先輩の復帰劇は期待してしまうが、どんだけ弟さんとうまく行っても「実は、親父殺したの俺なんだ……」は絶対どっかで言わないといけないことなので(グエルの性格を考えると、飲み込んだまま弟とは向き合えないだろう)、その時に弟さんがどう反応するかが勝負の分かれ目。普通に考えたら、許せないところだしなぁ……どんだけ緊急事態だったか、伝わればいいのだが……。

 そして意外な方向に動いたのが相変わらずふわふわしてやがるエラン。決闘も婚姻もあんまし意味がなくなっちゃったもんで、もう面倒な搦め手はやめにして直接エアリアル強奪しちゃえばよくね? ってんで盗みに入るも、残念ながらエアリアル(という名のエリクト)によって入店拒否。そのあまりの拒否っぷりに衝撃を受けていたが、なるほど、4号は受け入れられてたんだっけ。ちゃんとおねーちゃん目線でスレッタにあだなす者か否かを判断した上で乗せてるとすると……やべぇ、エアリアルの「家族」具合が尋常じゃねぇな。これ、もう過去のガンダム史の中でも筆頭のエグさを誇る特殊機体になってしまった気が……。エランくん、そろそろ5号の出番も終わりですかね……。

 そして混迷する事態の中を奔走し続けるのはミオリネ嬢である。今回は無事に地球寮へと帰還し、他のメンバーとの交流も深めて社長としての信頼回復。クサクサしていたご本人のメンタルも多少は良い方向に向かったかと思われたが……そこに現れる非道の仮面。能登ボイスは地獄のサインである。せっかくスレッタとの関係性も修復できたと思ったのに……いや、でもスレッタがあの調子のままでは、根本的に関係性を修復するのは不可能だよなぁ。結局トマトぐちゃぁが「良いか悪いか」という議論に答えは無い平行線だったので、そこに答えを出したミオリネの「正しい行いをしたからと言って笑っていいわけではない」という言説は非常に良い提示だったと思う。一旦スレッタに対して「間違ったことをしたわけじゃない」と言い含めておきつつ、「ただし、ことの良し悪しを判断するための別な尺度・基準も存在するのだから、もう少し自分で考えてみたら?」というのが、おそらく情操教育の正しい一歩。そこでスレッタが「ミオリネさんが言うなら、もしかして答えを簡単に出してはいけないことなのかも」と思い直してくれれば一気に方向修正出来たかもしれないのだが……無理でしたね。「魔女」の呪いはまだまだ根深い。

 義母と嫁の戦いは、まだまだ続くのである。

 

 

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 ハッピーゴールデンウィーク! というわけで映画を観に、いくよ! 実は4月の映画ラッシュの際に当然その分だけ予告編を繰り返し見る羽目になり、この連休は割と気になってる作品があるんですよ。まぁ、連休中かどうかは別として、少なくともあと1本は間違いなく観に行きます。もう1本もなんとなく観たいと思ってるんですが、劇場がめっちゃ混んでるのでちょっと様子見(と書いた時点でなんとなくどの作品かは察せる気がするが)。

 で、そんな記念すべき連休最初の1本がこちらの作品なわけですが……なんと、私にしては珍しく(厳密な意味での)アニメではない作品です。普段外画とかさっぱり観ない人間なんですが、こちらの作品ならまぁ、……観ておいた方がいいかな、と。いうて古参のファンだという自覚はありますし、原作については正直派生ものまでは全然追いかけられてないですが、本編への愛着だったら負けてない自負はありますので。せっかくのこんな謎作品、観といた方がいいじゃないですか。何故これを最初の1本に選んだかというと……「頑張って観に行こうと思わないと観に行けないくらいの作品だと思ったから」です。正直、あんまり期待してなかったというか、面白くなくても耐えられる精神的にゆとりのあるタイミングに観ておきたかったんですよ。

 そんで、観終わった後に困惑して普段はあんまりやらないのにちょっと感想ツイートとか漁ってしまったんですが、まぁ綺麗に賛否両方が出てる作品ですね。折り返し前に私の意見を端的にまとめておきますと、僕は、つまらなかったと思います!! なんなんでしょうね、これ。

 

<というわけでここからはネタバレ含みで行くかもしれないです>

 


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 あそこまで騒いでたら、その間に息子さんは落ち着きを取り戻すもんじゃないですかね? 第5話。いや……若いっていいよね。

 急に下世話な話から入ってしまいましたが、あんまり記事立てするタイミングがなかったのでなんとなくあげときます。というのも、新番チェックの時にも書いたのだが、本作は期間限定無料配信の時にちょっとだけ読んでいたので、既読の部分に関してはなんとなくで処理してたのよね。今週放送分あたりからいよいよ知らない話に入ってきたので、色々と気になる要素も増えてきたというわけで。

 ちなみに、今作は今季放送アニメの中ではかなりハイクオリティな方である。これは完全に感覚だけの話なので色々と嘘まじりの話だが、ここ最近、アニメって格差がどんどん大きくなっている気がして、「良いアニメ」と言われるものは本当に予算がじゃぶじゃぶ注ぎ込まれた超クオリティを実現できるが、ショボいアニメは「ほんとに今は令和か?」と思うような、やっつけ仕事の極みで放送されるものが少なくない。その中間の「可もなく不可もなく」みたいな帯域が減ってる気がするんよね。ほんで、今作は間違いなくその区分での「ハイクオリティ」の方に入り、1枚1枚の絵の力がかなり高い、恵まれた作品になっている。

 そうして世界がガッツリ構築されているおかげで、本作の持つ独特の味わいというものがアニメになってより際立っているように感じる。今作最大の特徴はなんと言っても全く捉え所のない2点構造。大雑把に壁の「内」と「外」という認識なのだが、この内外がほんとにシームレスにサクサク繋げて放送されているのに、その接続は一切語られないおかげで色々と妄想も捗るし、不穏感が倍増している。また、今回の話をみていて改めて認識したのは、「過去の文明が滅びた気がするけど、今はまだ大人たちがその文明の記憶を持っている程度には直近の時間」というのも実に際どい設定で、ちょっとでも配分や描写を誤れば矛盾が生じて破綻してしまいそうなお話である。もちろん、現時点ではこれが本当に「成立して」いるのかどうかも知る術はないが、よくある「人類が滅びてウン千年後……」みたいな設定ではないので、いろんなところに新鮮な刺激が転がっている。

 また、そうして失われた「先史文明」というものを必要以上に神聖視していないというのも妙なリアリティがあり、文明が失われたはずの「外」の連中の方がよっぽど下世話で世俗的な生活を送っており、文字通りの純粋培養で育てられた「内」の子供たちの方が「音楽に合わせてただ踊る」「石を持ち上げることで力を誇示する」といったよっぽど前時代的な動きをしているのが面白い。この辺りの描写を挟んで、最終的にこの「壁の内外」がどのように融合していくのかが見せ場になるのだろう。

 ただ、そうして「途方も無いことをやっとる……」と感じれば感じるほどに、このアニメを追いかけることの心理的負担が大きくなっていく。だって、完結しないんだよね……原作終わってないしね……。極端な例えだが、例えば「火の鳥」の望郷編とか未来編とかの結末を知らない状態で「これから半分だけアニメにして放送します」と言われて観たいかどうか。「流石に完結してから観た方がいいな……」ってならない? わたしゃそういう気分で今作を観ているんですわ。

 ……完結してから観た方がいいんだけどな……。

 

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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