最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
いくら何でも覚醒しすぎじゃね? 第24話。主人公がレベルアップするイベントはなろう作品ではセオリー通りなのだが……いきなり最強クラスにのしあがっちゃってる美世さん、ちょっと怖い。 分かりやすいクライマックス展開。囚われの清霞姫を救うべく立ち上がる勇者御一行。いや、実質勇者美世さん1人。普通に考えたら万全の防備を揃えた直の軍を前に美世さん1人で太刀打ちできるはずがないのだが、そこで「覚醒」というズルをして切り抜けようという算段。ここにきてなろうらしさ(?)が出ていることはむしろほっこりする要素だが、まぁ、本作は基本的に恋愛ドラマなので、異能ドッカンバトルの筋立てはあくまで添え物である。その展開をいちいち気にしていても始まらないだろう。 それにしたって節操がない美世さんの異能。これまで「夢見」と一口に括られていたが、その性能は未来視であり遠隔視。これまで過去の記録を見るハーミットパープルくらいしかしてこなかった彼女の権能は、いつの間にやらボスキャラを全部煮詰めたみたいな状態になっている。未来予知の性能は可能性無限大。特に制限もなければ反動もなさそう。この先に起こることが分かっちゃえば、非力な婦女子1人でもできることはたくさんある。さらに未来を見る能力に範囲制限がないおかげで遠隔視の役割も併合されており、詳細がわからないはずの敵陣の防備が丸見えになっちゃうというズル。これだけで情報戦はアホらしくなるくらいに上をいける性能。 ただ、これだけではあくまでオペレーターの役割に徹しなければならず、本来なら実地でのドタバタには介入できないはずだった。しかしそこに余計な刺激を与えたのは、他ならぬ直さんその人である。彼が美世をはじめとしたたくさんの人たちを幻術で翻弄したもんだから、何度も浴びている美世さんが真似できるようになってしまった。いや、そんな理由でコピーできたかどうかは分からんけども……とにかく「相手に幻覚を見せる」チートまでもを獲得。生まれてこの方1度も使ったことがない能力のはずなのだが、「夢見の転写」みたいな意識なのだろうか。ぶっつけ本番でいきなり雑兵2人を同時に手玉に取ってみせた。まぁ、直のように甚大な規模に及ぼすにはまだ修行は必要なのかもしれないが……でも、アドリブでいきなり2人を陥せたのは才能以外のなにものでもないとは思うがね。 予知・諜報・精神操作。最強の能力を手に入れた勇者が姫を救出しにダンジョンへ潜る。協力者の辰石がトラップ解除の任を果たし、モンスターとの対決もギリギリで清霞へのアクセスが間に合う。これにて直接火力も付与され、パーティはいよいよ魔王の下へ。ちなみに場外でのバトルには清霞パパも参戦し、こちらはどうやら氷系の能力のようである。お父さんが氷雪系最強(?)で息子さんが雷系。なかなか贅沢なご一家だが、どこぞのエンデヴァーさんのところみたいに実は炎系のお兄さんとかいたりしないよね? 芙由さんはどういう形質だったのかが気になるところだ。 そしてそんな芙由さんがすっかり嫁を認めちゃってる様子が微笑ましくもあり、しっかりと凛々しさを残したところあり。芙由さん、旦那のことを愛してるのかどうかだけ聞いておきたいんですが、どうなんですかね。あの様子だとなんだかんだで旦那のことは悪くは思ってない感じがあるのもツンデレっぽくて可愛いですよね。 さて、こうなると最後の問題は、完全に立場を間違っちゃった感がある新さんがこの後どう動くかだが……「実はもっと深いところで考えてました」で株を戻すか、「すみません、僕が間違ってました」で醜態を晒すか。……現状は後者の可能性が高そうでちょっと不安。流石に死ぬこたぁないと思うが、このままだとちょっとかわいそうなのでどこかで救済措置をあげたい。 PR タイトルだけ見たら赫連勃勃(かくれんぼつぼつ)に近くもない、第22話。この感想は本編に何一つ関係ない。 さぁ、(少なくとも今期は)最後の1人。すでに何の抵抗もなく新キャラを導入できる下地は整っているが、アニメオンリーの視聴者でも毎週オープンエンドで見てるからだいたいどんなキャラが出てくるかは知ってたりもする。今回はたいそうコミュ症な誰かみたいなキャラ。今作と古味さんはイカレキャラ大挙学園コメディという意味では似てるといえば似てる構造だが、こちらのコミュ症は残念ながらメインヒロインではなく11人目。もはやメカクレ程度では何のインパクトもないため、そこから発想を膨らませた「隠れ」の専門家として登場した華暮愛々(かくれめめ)ちゃんである。当ブログの表記規則にしたがうと「メメ」になってしまうのでこれまた「メイ」や「ミミミ」と区別がつけにくい気がするが、日本人の下の名前なんてそんなもんか。まぁ、普通は苗字の方で個性が出るもんだからな。ここのところイク、ミミミと割とパワー型のキャラが続いていたが、今回はシズカについでおとなしめのインドアキャラ。まだこちらの路線の方が競合相手は少ないので、当人が押しの弱いキャラだとしても棲み分けは不可能ではないだろう(今作が棲み分けとかいう要素を気にしてるかどうかも怪しいが)。ちなみにCVは高尾奏音。お人形を持ってふらふらしてるあたりはどこぞのキーボードと接点がなくもなくもなくもない。これでバンドリ勢としては4バンド目の彼女となった。 出会いのエピソードも回を重ねるごとにどんどん適当になっていき、今回もミミミと同じく15分でのスピードエンゲージ。しかも恋太郎のやつ、告白して付き合うことを決める際にいちいちファミリーのことを断らなくなってしまったため、すでに10股してるのに新しい彼女に前置きなく告白するという最低野郎なのだが、今更そこをどうこう言う意味も全くない。当人たちが受け入れているのだから問題ないのだろう(受け入れる側の10人が慣れてるのは理解できるが、メメ視点からしたらキツくないか?)。 で、残りの15分は当然歓迎イベント。新キャラのステータスに沿って「かくれんぼ」とを選択し、広い校内だというのに何故かどこもかしこもペアに分かれるという空気を読んだ設定。このペアリングがいちいち新しい要素になるので要注目ですね。最初はメイ&イクのフィジカルコンビ。この2人は被虐属性に極振りという共通点があったのか。オールレンジのイクの方がイカれてると見るべきか、ハハリ特化のメイの方が闇が深いと見るべきか……そういえばメメはメイに続いての「目に特徴があるキャラ」なので、今後その辺の絡みとかもあるだろうか。 新しいペアリングしろっつってんのに頑なにコンビ芸を崩さないのがハカリ&カラネのガチレズコンビ。もはやこいつらはそういう伝統芸なので放っておくしかないだろう。あと漫画的お約束なのでしょうがないけど、ハカリのあれはGではないだろ。最低でもあと2つくらいは上じゃないか?(メメがどうかは知らん) 3組目はなんとクスリ&ミミミのペア。ここはかなり意外だったのだが、あとのコメントから「2人とも先輩だった」という共通点が判明。えぇ……そうかぁ、確かにクスリは先輩ではあったが……そこでつながるのはちょっと驚き。いや、繋がってないな。一応お互いに「薬剤知識がある程度豊富」と言う部分でのつながりもあると言えばある……のか? ミミミさんがちっちゃい子の面倒を見たがるかどうか、そのあたりの性格特性がまだよく分かってませんね。 そして誰とでも積極的に(必要以上に)絡みに行けるハハリの今回の犠牲者はクルミ。食欲VS性欲。今回の勝負はドロー。いや、クルミは何をもってしても「勝ち」にはたどり着けないだろうけども。 というわけで最後にちょっと謎解きみたいなことをやってゴールイン。そう言えば今回気づいたけど、「理事長が理事長なもんだからあの妖怪ババアの奇行が1話目からこの校内で許容されていた」ってのはなかなか優秀な伏線でしたね(んなわけあるか)。 非常に偏った視聴姿勢だが、まさか1週間に2度も「記憶再現物語の中で他者のアイデンティティをぐしゃぐしゃにしてしまう高尾奏音概念」を見るとは思わなかった、第11話。まぁ、こっちは単なる妄想だけどあっちは厳然たる事実だったからな……。 サブタイトルは「絶望」だが、その実復帰を描いたお話。絶望してるのはルーク側なのでもしかしたらそっちを表すサブタイかもしれない。復帰までのプロセスはお話としては至極分かりやすいセオリー通りのもので、「描けない」と打ちひしがれていたナツ子はどんどん自己肯定感が下がっている状態からスタート。ただ、これは別にヴォイド戦で競り負けるようになってしまったせいで訪れたものではなく、そもそも現世で劇場アニメのプロットが全然出てこなかったところからスタートしている。噂の天才監督もやはり人の子。何も生み出せない状態で苦悩しているところで偶然ぽっくり逝ってしまったがために、こんな面倒くさい世界に迷い込んで「浮かばれない」自己言及を続けているのかもしれない。 描けない、生み出せない、超えられない。色々と悩みは多いが、そんな中でクリエイターが出来るのは「作る」ことだけである。行き詰まったとしても頭を動かし、手を動かし続けることでしかブレイクスルーは起こらない。若かりしナツ子だったらそれを本能的に理解してがむしゃらに筆を動かし続けていたのかもしれないが、半端に大人になってしまった現代のナツ子は、外聞やらプライドやら、邪魔っけなものを抱え込んで停滞してしまった。そんな彼女を前に進めるものが、この度の復帰劇で2つ提示されたわけだ。 1つは「自分自身」。「過去は裏切らない」「努力は裏切らない」と綺麗な言葉で説明できれば簡単だが、少なくとも現在のナツ子からしたら努力でもたどり着けないところまできて、「裏切られて」しまった状態。彼女の夢物語の中で、これまで生み出されてきた多くのシンパが口を揃えて彼女を酷評していたのは、自分のこれまでの努力を無価値なものと感じてしまっているナツ子の内面の表れだろう。これまでの二十数年間の努力に意味はあったのかと。 それでも、やはり根底にはどうしようもなく「描きたい」自分がいる。これまでずっとタップの中から「描け」と呼びかけ続けていたあの声は、幼いナツ子自身のものだった。一番輝いていたあの頃、夢に溢れてなんでも自由に出来たあの頃の自分。そんな自分こそが、やはり一番の応援者だったのだ。余計なものをとっぱらい、突っ走ったらいいじゃないか。そんな子供の無邪気な憧れが、彼女に再び火を灯す。 そしてもう1つの大きな推進力は、この度の世界ではユニオの形で表れた。ユニオは恥ずかしがりながらも、ナツ子の絵を好きだと言ってくれた。好きだからこそ応援したいと、「滅びゆく物語」のキャラクターが叫んでくれた。おそらくこれはまるきり反対、彼女がこれまで抱え続けてきた「滅びゆく物語」への愛情の反射であろう。ずっと彼女の背中を押し続けていた「好き」という感情。結局はこれが全てだ。好きだから描けた。好きだから進めた。それはルークというキャラにしてもそうだし、「滅びゆく物語」という作品に対してもそう。そして何より、アニメーションという媒体に対しても。 紆余曲折はあったが、ようやく自分の依って立つところを見出したナツ子。今一度ユニオと手を組み、「ルーク大好き同盟」が勇者の危機に駆けつける。修正は終わったのか。この世界をひっくり返す方法はないのか。まだまだ創造力は止まらない。塗り替えられるキャンバスなら、どれだけ絶望に染まっていても関係ないものね。 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ」 ―→6 実はちょっと前に完結していたのだが、変則的な放送スケジュールのせいで捕捉にちょっと手間取ってしまった。この度無事に視聴できたので、微妙なタイミングでのゴールイン。 個人的に一番感心したというか、納得したのは、1話目時点で「作った奴は何考えてたんだよ」と慄いたエンディングの映像が、全部観終わった後で改めて鑑賞すると「これしかないわ……」みたいな仕上がりだったこと。90秒間エンドレスでエロコスフレイヤさんを映し続ける映像、狂気の沙汰でしかないんだけど、結局一連の顛末はフレイヤさんの狂気の沙汰だったので。 というわけで、今期は「VSフレイヤ戦、完全決着」という節目のエピソード。いや、多分Ⅲ期もⅣ期もそれなりに「節目」感はあったのかもしれないが、作品の初っ端からず〜〜〜っと登場し続けていたフレイヤさんとの因縁を片付けるお話はやはり特別だ。ここを一旦の着地点と認識するのは当たり前のことだし、それに相応しい仕上がりだったと思う。なろう小説群の中で取り立てて評価している作品というわけではないのだが、ここまでの話の広がりと、フレイヤという1つの執念を描いたその筆致は評価する必要がある。元々「神と人」が混在しているこの作品世界はどこかいびつなものを感じていたのだが、そのいびつさにきちんと意味を持たせ、納得いく形で「神と人の物語」の1つに終止符を打ったというそれだけで満足いくものだ。まぁ、単に頭のおかしな日笠が好きだったという話もあるが。 愛の女神たるフレイヤにあれだけ執着されるというのは単なる人の子であるベルには荷が重すぎる部分もあっただろうが、4期にも渡る長大なダンまちサーガを経て、ベルくんもそれなりに権利を有するレベルになっている。むしろここまで主人公が真っ直ぐに成長してレベルアップしているなろう作品なんてものは他に類を見ないくらいであり、ぼちぼち「神の座」とぶつかり合っても問題ないインフレ具合にはなっている(それでもなお、決め技はファイアボルトだ)。強固なフレイヤ軍との対決は「フレイヤVSその他大勢」でようやくバランスが取れるレベルだったというのも説得力はある。そしてそのチームフレイヤの中でのドラマも一筋縄で行くものではなく、ここでも「神と人」の悲喜交々のドラマが確認できる。きちんとフレイヤ(シル)というキャラを打ち立ててから、その周囲の物語を紡いでいるのでキャラの多さに比してそこまでとっ散らかった印象もない。挙句、ベル・クラネルという男は神としてはヘスティアを崇拝し、人としてはヴァレン某に憧れ続けてるもんだから、人(シル)としても、神(フレイヤ)としても真っ向からフッちゃう理由も成立している。普通に考えたらたかが人の子がなんでこの状況でうだうだ言ってんねん、という印象になりそうなものだが、「ベルくんはそりゃしょうがない」という恋愛ドラマとしての納得感もあるのである。まぁ、それにしたって贅沢な話ではありますが。 最後のキーパーソンがちゃんとリリ・ヴェルフだったり、とっ散らかったバトル展開の中でも締めるところは締めてくれているし、今回はダンジョンの外のお話だったおかげで紐神様にもそこそこ出番があった。見たいものは一通り見せてもらえたお話でした。 多分原作はここで終わったわけではなかろうから、このままだと数年後にⅥ期もありそうな気がするが……まぁ、ダンジョン作ればいくらでも潜れる話だからなぁ。 1週休んで第20話。休止が入ったから試合中のロビンがハンモックで寝てたりしたらどうしようかとちょっと心配だったが、流石に1週間では緩まないようだ(今にして思えばすごいネタだったよな)。 前回に引き続き、ロビン周りのあれこれはかなりドラマティックに演出してもらえているのでだいぶ恵まれた環境。かえすがえすもマーベラスの不憫さが際立つ。まぁ、それだけロビンが人気超人ということの表れなのだろう。今回は「どう考えても人体の構造がおかしい」でお馴染みのタワーブリッジ・ネイキッドのお披露目となったが、さすがのアニメ、よく分からないなりの迫力ある取っ組み合いである。漫画ではそこまで強調されなかった「掴んだままぴょんぴょん跳ねて叩きつける」の行程がえげつない音になっており、キン肉族特有の背骨ポキポキがなかったらさすがのネメシスでも危なかっただろう。……いや、どうなんだろう。よりによってその後のくだりで「悪魔将軍かよ」って思うくらいにぐにゃぐにゃして頭締め上げてるからな。ネメシスなりの親切心でなんとなく効いてるふりしてただけで、せっかくのフェイバリットも意味がなかったのかもしれない。アバラを数本折ったのも後のラーメンマン戦に影響なかったしな。 打つ手無しのロビンは最後に「現在開発中なのですが……」と申し訳なさそうに新技・ブリティッシュ・スティール・エッジ(仮)を披露。こういうところでしっかり「未来」への種まきをする姿勢がいちいちファンに刺さっていたとかなんとか。ちなみにこの時代にロビンとウォーズマンが共同開発してた技がなんで不良息子のフェイバリットになったのかは謎である。まぁ、もはやこの後の時間軸なんてぐっちゃぐちゃなのでなんぼでもパラレル世界線はありそうだけどな。 結局なんちゃらエッジはあっさり解かれ、前回あまりフィーチャーされていなかったバトルシップシンクが今回は堂々たるフィニッシュホールドに。哀れ正義超人軍に初黒星がついてしまった。さらにそこからネメシスの容赦ない(文字通りの)死体蹴りが行われるが、どないやねん度合いが半端なかった原作バージョンからはちょっと改変されて多少納得いく形での埋葬に。いや、全然納得いかんけども。でもキン肉マン世界での「死を悼む」描写ってむずいよね。「どうせちょっと労働したら帰ってくるやんけ」ってなるからね。いや、今はそのシステムは崩壊したけど、「みんなで10万パワーずつだ」っていうあの手もあるので、ほんとに悩ましい。それを無くすためには、ネメシスさんがやってくれたように手を出せないくらい地中に埋めるくらいしかないのである(まぁ、それでも帰ってくるのだが)。お疲れ、ロビン。 そして一通りキン肉マンが叫び終わったところでラストマッチ。話数を数えたらコミック45巻のラスト、キリのいいところまで残り7話弱というところまで進んだので、アニメ2話分でちょうどいいかな? 次週はまるまる熊VSウォーズマンですね。ポーラマンのデカさは割とアニメ映えするので楽しいのだが、松山さんの「ボッフォボッフォ」がいちいち可愛いのが気になっちゃう。 なんとなく劇場に行きたいなー、と思っててちょうどいいのがあったので行ってきました。最近は割と多くなった、OVAの特別上映である。普段こういうイベントはどうにもコスパがいいようには思えなくてあんまりいかないのだが(3ヶ月前に行ってるけど)、まぁ、このすばはそれくらいしてもいいくらいには好きな作品なので。あと、わざわざいかないと多分OVAとして発売されてもチェックしないからね。 てなわけでシリーズ3期の延長線上にあるOVA。ただ、延長線も何も3のメインエピソードってダクネスのあれこれが最後に片付いてるので、そこにさらに加える要素なんて無い。完全に独立した「適当に4話目くらいでやっても全然構わないやつ」を2本。しかも劇場作品でもなんでもないので作画だってユルユルで特別感はゼロだ。「紅伝説」は一応劇場版ってことで作画部分にもある程度気合いは入っていたが、今回はそりゃもう、お茶の間のモニタで見るやつを大スクリーンに映してるだけである。今回は2話分が上映されたのだが、そのうち1本目なんて割と作画が外注丸投げなのでユルユルが許されるこのすば基準でもかなりギリな方。他の作品なら「作画どうした」と言われるレベルなので、特別なものを期待するなら観ない方がいいかもしれない。 でもまぁ、その作画でも別にええやんけ、っていう免罪符を手にしてしまったのがこの作品の強いところでな……しかも形はどうあれ水着回でこれやぞ。許されていいのか。けしからん(あんまこのすばで欲情する人いないんじゃないかな。いや、薄い本は割といっぱいあるけどさ)。 というわけで、あんまり品質的な部分は気にしないことにして中身を見るわけだが、まー中身だって「いつも通りに」。1本目の台風絡みのお話は今作らしいエロバカをシンプルに見せるお話。調子に乗ってるめぐみんの可愛らしさと、いつも以上にくるくる回るアクアが見どころだ。一応形の上ではウィズがビキニになってくれているので、その部分だけで満足しておこうじゃないか。ちなみに今回のお話は2本ともがっつりアクセルの街の中だけで繰り広げられるが、2本目のキャストの都合上なのか、なんとあの荒くれ者さんが一切姿を見せないという珍しい構成になっている(似たような声のモブはいる)。別に出てきても良かったと思うのだが、もしかして嵐の精霊さんと何か繋がりでもあったんでしょうかね。 個人的には作画がヘタって中身もふつーだった1本目よりも、やっぱ2本目の方が好みだったかな。実はなろう的テンプレ度数でいったら2本目の方が圧倒的になろう。カジュマさんたちが調子に乗った行動をするんだけど相手がいいようにとってくれてひれ伏しちゃう流れは、このすば内では案外久しぶりかもしれない、ベタベタななろうテイスト。まぁ、最後にちゃんと落としてくれるからそれでも全然構わないのだが、わざわざカズマが過去を振り返ってまでこんなエピソードを繰り広げたのは、やはり「パチモンが街にやってきた」という基本構造が鉄板ギャグとして成立してるからなのだろうな。この話をどうしてもアニメでやりたかったのだろう。 ちなみに(めぐみの)中の人のTwitterによると、なんと「パチモンパーティー」側のキャストについては、メインの人たちに「パチモンやるとしたら誰がいいですか」と金崎総監督自ら聞いていたらしい。名前をあげて実現した組み合わせがめぐみんVSめぐみ、ダクネスVSラクレスのところだったらしいのだが、大沢事務所の大先輩を指名したかやのんが強すぎるのと、同じく81プロデュースの先輩である大久保瑠美を指名した高橋李依のグッジョブ感。特にりえりーVSるみるみの芸風の合わせ方は実に良い。ラクレス役も、「真っ当なクルセイダーっていったらやっぱり川澄綾子だろ」というかやのんの采配が光ります。 そうして諸先輩方を対比軸に置くことで、ヨゴレのカジュマパーティーが冴え渡る。特に2本目はカズマさんが全力モードだったのでやっぱり愉快でしたね。ダクネスの芸もいつも通りでお見事。こんだけ作品の歴史を重ねて、今更あんだけ名前がいじられるとは思わんかったよ。 とにもかくにも、続編決定おめでとうございます。4期も変わらず、このままの空気でええんやで。 お風呂回! 第11話! …………なお、画面に映るのは立派な大胸筋だけの模様……。まぁ、そりゃね、放送コード的にね……。 というわけで合宿でございます。夏場でもスケートリンクでしか活動できないフィギュア選手は活動場所も限られており、アニメ最序盤で言われていた「フィギュア教育にはとんでもなく金がかかる」というのもなんとなく理解できるってなもんで。それでもいのりたちは立派に合宿を行うことができたし、司のキャラもあってか、なんとあのミケがコーチもセットで参加。ミケちゃんのコーチ(那智さん)、夏場にみるとだいぶおっぱいの強調が激しいな……。とにかくコーチ3人体制でそこそこ賑やかな面々。いのりは多分初めての合宿が楽しかったのだろう、終始テンションは上がり気味である。 そして、そんないのりと対照的にずっと沈みっぱなしなのが成り行きで参加せざるをえなくなった理凰。ほんとにこいつはめんどくさい性格をしており、参加はしてるくせに「俺に構うな」のスタンスは崩さない。練習はするのに「もう成長も打ち止めだから無駄」とか言う。ほんなら練習くんなや。諦めたいならさっさと親父に「スケートやめる」って言ったらええやんけ。でもそれが言えないってのが……単純に「子供だから」ってのもあるかもしれないし、口ではああ言いながらもまだどこかで自分もできるかもという可能性は感じているかもしれない(それはそれで良い)。ただ、やっぱり一番は「スケートをやめたらヒカルとのつながりがなくなってしまう」なんじゃないかな。あれだけ嫌っている夜鷹という存在がいるにも関わらず、スケートから完全に離れることができない理凰の悩み、解決策はあるんでしょうか。 ということで、小僧の小癪な悩みについては司先生が筋肉パワーでぶち抜いていくぞ。資格にしろ実績にしろ、後ろ盾がないので文字通り(?)裸一貫な司。それでもいのりとの出会いでコーチとしてやっていくことに「腹を括った」と言っており、多分元から教えるのは向いてる性格だったのだろう、本気でコーチングの勉強を始めてからはきっちり実績を出せているように見える。もちろんいのり個人の才能もあるのだろうが、彼女のモチベーションを刺激し、しっかり成果が出る方向に導けているのは純然たる司の手柄だと見ていいだろう。この2人が親バカならぬコーチバカ、いや、もうバカコーチなもんだから弟子も「弟子バカ」であり、2人して溢れんばかりの信頼感で切磋琢磨しながら成長を続けていく様子は眩しいくらいである。いのりさんの成長が早すぎてちょっと怖いですわね。 もちろん、そんなバカ・バカな関係を見たら理凰は気分のいいものではなく……結局、彼にとって「コーチ」と呼べる存在って誰なんでしょうね。どうも父親はフィギュアを通じてのコミュニケーションがあんまりないように見えるし、夜鷹にはハナから相手にもされていない。となると、実は理凰の「コーチ不在」の状況って、司が嘆いていた「もっと早くコーチと出会えていれば」に完全に重なっているのでは。もし、司がいのりに対して発揮している「万全のコーチング」が理凰にも適応できるのならば……ここでようやく理凰のフィギュア人生がスタートするのかもしれません。 でも、男風呂ばっかり描写されると少し寂しいな……年齢制限的な問題があるのなら、高嶺コーチと那智さんの様子だけでも……。 「チ。 -地球の運動について-」 5→5 早いもので、あっという間に最終回シーズンに入ってくる。今期の口火を切るのはこの作品。NHKなので多少変則スケジュールながら、2クール25話を走り切った。 正直、途中から割と適当にしか観てなかったのであんまり深いところまで入っていけなかった作品だった。ネガティブな要素は多数あり、とにかくアニメーションとしては画面が地味なことが最大のネック。「語り」が多い作品だというのに、そこにトリッキーな映像演出を入れたらそれはそれで作品意図と違っちゃうし、馬鹿正直に暗い画面を暗いままで吶々と語っていくしかない。目を引き続けるのは困難な構造の作品だった。「暗い画面」というのが文字通りに「暗かった」というのも視聴モチベーションを削る要素になっており、本作は「夜空」を見上げなければいけない関係上、とにかく闇が闇。別にそんなもんいくらでも嘘はつけるのだからライティングをちょっと明るめにしてもいいはずなのに、ナイトシーンはマジで誰がなにやってるか分かんないレベルで暗い(うちのテレビのせいかもしれないが)。強烈な暗さはおそらく制作側も意図している部分であり、手探りで何も見えない真理を探索し続ける者たちを表しているというのは理解できるのだが、ちょっとやりすぎ感がある。 かてて加えて、描こうとしたドラマがどうにも観念的である。スタート時には「天文学」VS「キリスト教」という分かりやすい対立構図のお話なのかな、と思っていたら早い時点で「まぁ、テーマは別に地動説だろうがなんだろうが構わないんです。描きたいのは、知の探究も宗教と本質的に差異はなくただ生き様が分かれているだけということなんです」という人の信念のぶつかり合いを描いた作品になった。そこに正義も悪も無いため、いい言い方をすれば対等なバトルがあるわけだが、悪い言い方をすればどうとでも捉えられる水掛け論でもある。そりゃま、学問論なんてものは人類が何千年も繰り返している究極の水掛け論であり、たった1本のアニメで結論らしきものなんて出るわけもないのだが、それを延々切った張ったの命のやり合いで見せられる展開というのもどうにも珍妙な印象がある。 そして何より、この切った張ったの展開の天丼感が凄まじい。地動説唱える、研究する、異端審問で捕まって殺される、以下繰り返し。ほんとに研究者側の性質をちょっとずつ入れ替えながらひたすらこの展開を続けていく流れは感心すらする。いやまぁ、考えてみりゃバトル漫画なんてのは「なんやかや理由を続けて戦う、以下繰り返し」なのだから本質的に大差はないのかもしれないが、それにしたってみんなして審問にぶつかって死にすぎである。作品としてはそこに筋を通すために審問側にはずっとノヴァクという柱を立てているのはむしろ親切な設計で、これが両サイドが常に違う人物で語られ続けたら完全にとっ散らかって訳のわからない話になっていただろう。「懲りない地動説の面々VS可哀想なノヴァク」という構図を作った上で、最終的に「ノヴァク側の物語」に収束されることで結末を見たのは、なんとも不思議で捉えどころのない書き味であった。 とまぁ、ここまでネガティブなことばかり書いてきたが、じゃぁつまらなかったのかと言われると、これがそうでもないのである。微妙にテイストが変わっていく「探究者側」の人間関係やキャラクター描写は毎回ちょっとずつ興味を惹かれるものだったし、面白いキャラが出てくるのは事実。「どーせ最終的にみんな殺されるんや」と分かった上で苛烈な拷問シーンや殺戮シーンに至るまでの時間は別に退屈ではないのだ。そして全てを締めてくれるノヴァクの頑張り。私みたいな歳になるとヨレンタさんとの関係が可哀想すぎて見てらんなくなっちゃう悲劇の男。彼がいてくれたからこそこの作品世界が成立したので、間違いなく主役は彼なのだ。ノヴァクという1人の男が生き様を探し求め、後悔と戦い続ける物語と考えるなら、「毎回強力な敵キャラが出てきて、それを必死にノヴァクが打倒していく」という真っ当な成長譚(??)と捉えることもできる。多分私はそういう作品だったと認識しているのだ。 まー癖の強い作品だったのは間違いないが、決して無意味なアニメ化だったとは思わない。ただ、「じゃぁもう1回見ましょうか」って言われると「いや、もういいかな……」ってなるくらいには重たかった。1クールに1本くらいは、こういう作品があると身が締まりますね。 突然の特殊エンディング!!! 第10話。アリプロの新曲とか何年ぶりだろう、と思ってたら別に新曲ではなかったらしい。最近全然触れてなかったからなぁ(Mujicaの暗黒天国くらいである)。 わざわざエンディングを差し替えたということは、明確にこの10話がターニングポイントということ。これまで毎週訪れていたホテルの新規客も現れず、純粋に音子・阿鳥・大外の3人の話へと収束していく。ただ、拍子抜けしたのは現世での3人の関わり合いが非常にわかりやすいものでしかなく、「そんな近々の接触だった」というのはどないやねんとは思った。大量殺人鬼・大外の関わり合いが「ふつーに最近刺された2人」だったっていう。当たり前と言えば当たり前(?)の話ではあるが、流石に大外さんもはっちゃけすぎである現世の警察がいかに役立たずかって話だが、モリアーティを気取るならケチな殺人くらいで捕まることもないか。 そんなわけで関係性が一部明かされ、音子ちゃんの死因(死んでないかもしれないが)は「大外に刺された」で確定。日記の記述が本当なら「むしゃくしゃしたからやった。反省もしてないしむしゃくしゃも解消しない」というとんでもない理由で殺されており、音子ちゃんからしたら踏んだり蹴ったり。到底許せる存在ではないと思うのだが、そんな事実を突きつけられた音子ちゃんもテンションはいつもと大して変わらないっていう。多少怒ってはいるのだろうけど、これまで散々大外に好き放題やらせてしまっていたため、なんかもう「大外ならしょうがない」くらいで若干諦めてるきらいがある。なんてもの分かりのいい被害者なんでしょう。まぁ、元々自分の命にそこまで重きを置いてないのかもしれないけど。こっちに来てからとはいえ大外に目をかけらている音子ちゃんは、やはりメンタリティも常人とは一線を画している。 そして気になるのは、果たして阿鳥はそんな大外との関係性をどう見るかということ。生前ホテルで働いていた阿鳥は大外の両親と面識があったといい、写真まで撮っているのだからかなり懇意にしていた様子。そしてそんな「何やってもそつなくこなせる」阿鳥を大外がつけ狙っていたのも事実らしい。大外はなるべく「自分が奪う命」は意味が大きい方が楽しいらしく、権力者や将来有望な若者を殺して色々と台無しにするのがストレス解消になるという。阿鳥はそういう意味では恰好の獲物であり、大外は「だから殺した」と証言している。ただ、今のところ阿鳥の死については大外のせいなのかどうかは確定しておらず、音子ちゃんが気を利かせたおかげでまだ阿鳥も自分と大外の関係性を認識はしていないらしい。さて、実際に大外は現世で何をやらかしたんでしょう。自身も死の淵に迷い込んでいるってことは、単に殺しに挑んだだけではなさそうだが。 音子ちゃん目線では自分と先輩を殺した憎らしい大外をなんとかしてやりたいわけだが、地獄送りについては支配人が断固拒否。「出来なくはないけど」みたいな含みを持たせてたのはどうかと思うが、まぁ、彼には彼なりの就業意識があるようで、いくら大外が極悪人だからって、それだけで特例とはいかないらしい。だとしたら大外を超えるには音子ちゃん1人だけでは心許ない。阿鳥が今後大外に大してどんな感情を抱くことになるかが勝敗の分かれ目かしら。 と思いきや、ここでもまた登場しました、不穏の申し子・切子さん。やっぱこの人(?)危ないよな。音子ちゃんがあのキャラで取り返しのつかない鬱エンドに走るとも思えないので禁断の契約とかはしないと思うが……さて、この先どうまとめる? |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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