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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なろうじゃん、第9話。まぁ、今までだってずっとそうだったじゃん、と言われたら返す言葉も(そんなに)無いんですが。それにしたってなろうだった。おかげで前半はちょっと拒否反応が出そうだったよ。

 こうしてみると「学園編」ということで学校というフォーマットに収まってしまったことにより、思いの外なろうテンプレというか「魔王モノ」テンプレにハマってしまった今作。出てくるセリフもやってるアクションも、全部が全部なろうテンプレとしてボタンひとつでサクッと出てくるようなやつ。ベル様のそんな姿はあんまり見たくなかったが、だったら自宅に引きこもって配信だけしてればいいのかと言われるとそれも違う気がするので難しいところである。そうねー、せめてケロッとした顔で昔話を語って聞かせるようなところだけでもなければねー。結局ベルさんとマキナって自分達が「かつての大魔王だった」っていう事実は隠そうとしてるのか、どうでもいいと思ってるのかよく分からんのよね。隠そうとしてるなら流石に不用意すぎるし、どうでもいいと思ってるなら、さっさと「古の魔王」としての正体を知らしめた方が色んな作戦の手間が省けそうなんだけど。どっちつかずでダラダラしてるってことは、「過去の威名を使っても現代社会では大した影響力もないから意味がない」って思ってるってことかね。500年前の魔王の記憶、この街からはすっかり失われているのかしら。覚えてるのは勇者ばかりなり、って。

 というわけですっかり魔法ファンタジー要素はどうでもよくなってしまったわけだが、もはや現代社会においては「電脳とオタクの街・秋葉原」の方がファンタジーかもしれない。いや、別に首都圏住まいじゃないからなんの思い入れも記憶もないんだけど、最近はもう秋葉原が「そういう」街じゃなくなってしまった、なんてニュース記事はちょくちょく目にするからさ。オタクショップが時代の波についていけず軒並み潰れてるのはアキバだけの状況ではなかろうが、作中で登場したようなメイド喫茶とか、今どれくらい残ってるもんなんでしょうか。そもそもメイド喫茶って日本中にどれくらい現存してるんだろうか。この魔王世界ではレトロタイプのオタクも含めて、我々が失ってしまった古き良き(こともなき)オタク文化がフィクションとして受け継がれているのかもしれませんね。

 というわけでそんな寂寥感も伴う(??)秋葉探訪。こちらはなろう的な拒否反応が出にくい軽めのギャグパートで、やっぱ今作は高橋が出てくれるだけで雰囲気が変わって安心して見られるようになりますね。オチも念の入ったフリがあったおかげでそれなりに面白くなったし。高橋って元々ベルトールさんの魔王パワーが面白くて利用価値のあるものだったからつるんでたはずなのに、今となってはほんとにただの「悪い友達」でしかないな。いや、別にこれでいいんだけどさ。ベルさんもマキナという絶対服従の忠臣に加えて高橋という都合のいい女(?)をずっと抱えているおかげで、新たに出てきたヒロインに対してもすげぇ横柄に振る舞えるし、十把一絡げのハーレムアニメとは半歩ずれた状況がかろうじて維持されている。これ、2人がいなくて学園で女ひっかけまくるだけの展開になっちゃったらガチでなろうでしかないからな。今後とも頑張れ高橋。

 
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 ちょっとずつ負担削減を標榜しているこのブログで、突如また何かが始まる。

 近日中に、前からやりたかった連載(?)記事をスタートします。タイトルは「声優100人名鑑」。また頭のおかしな自己満足を重ねようという魂胆だ。


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 とっとと爆発、第10話。延々こんな展開見せられ続けるだけのアニメ、単なる地獄じゃないですか。

 まー、ラブコメってそういうもんか。お互いに何を遠慮することもない2人。1つ屋根の下で仲睦まじくやってんだから、そりゃ嫌でも距離が縮んで何かに収束しそうなもんだし、共通の友人が出来てより刺激が増えたり、外付けくっつけ装置の妹さんがフル回転したら、そりゃもう結果を出さないわけにもいかず。こんだけお膳立てが整っているにもかかわらず事態が大きく動かないのは、ひとえにユキさんがユキさんだからというだけの話である。

 また、今回改めてヒトヨシ側からユキをどう思っているかという部分についても詳しく言及されており、曰く「身体は大人、頭脳は赤ちゃんの相手に何していいものやら」。ヒトヨシが単なるヘタレ難聴主人公じゃないことがわかって一安心ですね。いっぱしにヒトヨシの方から意識しちゃってはいるのだが、惚れたの腫れたの言う以前に、そもそもユキの方でそういう準備が全く出来てないというか、そういう概念すら何もなさそうな相手。そんな実情が分かってしまうと、妹が主張するように「もういけるとこまで行っちまえよ」と言う考え方もどこか犯罪臭がするというか、相手の無知を利用して何か悪いことしてるみたいというか。いや、別にそれもこれもユキの心持ち次第なのだし、ヒトヨシがアプローチかけた結果がどうなろうがあくまで1対1の人間関係なのだから悪いことなどないはずなのだが……そう簡単に割り切れるもんでないというのも理解できる。それがヒトヨシという男なのだ。まぁ、優しさとか思慮深さというよりは、やっぱ「臆病さ」の方に見えてしまうのは致し方ないのだが。

 でもさ、やっぱあの雪だるまの造形を見たり、イカと大根を間違って買ってくるような事実を知ってしまっていると、まともな1人の女性として扱うことに抵抗があるのも理解できるじゃん。その辺りの「まだまだユキは平穏な世界でゆっくりといろんなことを経験してほしい」という親心が芽生えてしまったら、それを対等な恋愛感情に落とし込むのはむずかしかろう。妹ちゃんがやきもきするのは分かるが、この2人の関係にはもうちょっと時間は必要だ。こたつプレイで愛を育め。

 ただ、もちろんそれだけの時間が無条件で与えられるかどうかはまだ分からない。気になるユキの妹の存在もあるし、ヒトヨシはヒトヨシで父親との関係性にいまだに何かを抱えている。まぁ、妹ちゃんの反応を見る限り、命に関わったり、人生観を捻じ曲げられたりするようなインシデントではないと思うのだが……ユキとヒトヨシ、それぞれに残す家族の問題が1つずつ、みたいな認識ですかね。もう1人の家族であるあげもち太郎には問題がなさすぎるので、トータルで幸せ寄りのご家庭です。あのフォルムだから犬種すらよく分からんのだが、少なくとも雪は喜んじゃうタイプではあるようだな……。

 
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 変なゲームだよな(今更)、第10話。これ、参加してるプレイヤーの情報格差がどれくらいあるんだろう。マシンガンの話にしろドローンの話にしろ、実装してるアイテム類をプレイヤーが全然知らないのはどういうことなんだよ。攻略サイトとかないんか(ないんやろな)。

 考えられる仕様としては、おそらく既存のゲーム群とはそもそも情報容量が桁違いなので、どれだけプレイヤーたちが集合知を持ち寄ろうともその全容の集積に限界があるという可能性。とにかくどんどん新しいアイテムや概念が導入されて「とりあえず試してみないと分からん」みたいな状態が無限に続くようなとんでもねぇアプデ頻度だった場合は、今回みたいな展開が起こりうる。まぁ、現代の技術水準で考えるとそんだけの開発と維持にどれだけ膨大なコストがかかるんだって話だが。無限に広がり続けるゲーム世界を作るシステムとか、考えてみるのも面白そう。まぁ、「現実」とはまさにそうした「攻略サイトのないクソゲー」なわけで、仮想空間内に現実を落とし込んだと考えればGGOは素晴らしいゲームである(SAO世界では現実を上回る理不尽な死者が大量に出てるわけでな)。

 とにかく、そんな無茶な仕様とアプデと新規格に戦いを挑まなきゃいけなくなったレンちゃん御一行。敵は運営側かと思われたが、なんと最初に襲いかかったのはご存知マシンガン馬鹿軍団。こいつらほんと人生が楽しそうで羨ましい。稀少品のマシンガンに我先に飛びついちゃうとことか、ほんとに心底マシンガンを愛しているが故のああいうプレイスタイルなんだろうなー、というのは伝わってくるし、多分原作者のマインドに一番近いのがこの連中なのだろう(もしくはフカかもしれん)。好き放題ぶっ放したが、ピトさん他1名の命を(インスタントに)賭した作戦であっけなく排除される。今回の顛末を見る限り、もはやピトさんの命を差し出すまでもない程度の相手にも見えたのだが……3カウントの命は大事に使おうな。現状、シンクもレンちゃんたちも1ミスは結構重ねてしまっているため、残機をフルで維持してるのはエムとフカの2名だけ。鈍足コンビはリスポーンから戻ってくるのが大変そうなのでもうちょい戦況が煮詰まってから死ぬことになるんだろうね。

 さらに、とりあえず斥候任務なら任せておけ、なレンちゃんが敵拠点へ突っ込むも、雑に充実しすぎた火力を相手にあっけなく落命。もうちょい注意深く行ってみてもよかった気はするが、最初は仕様の確認のためにも誰かが突っ込む必要はあったのだろう。遠距離の対物ライフルとか割と無茶なもんを使われているため、大した人数じゃないとはいえ、籠城している相手を攻めるのはなかなかの難行のようだ。百戦錬磨のはずのMMTMですら不注意極まりない殺され方してるし、やはり運営の考えた3ライフ前提のバランス調整はちょうどよかったということだろう。ただ、唯一気になるとしたら「最近実装された」というドローンの存在かな。あんだけ高性能な索敵システム、普通に考えたらバランスブレイカーな気がするのだが……普段のGGOはここまでじっくり腰を据えた戦いは想定してないから意外と役に立たない、とかなのかな。「一昔前の性能」って言ってたくせに、ちゃんと上空からの映像でユニット表示されるのずるくね? 他のチームもさっさと大枚叩いて買いにいくがいい。まぁ、ピトさん(世紀の歌姫)の収入だからこそ出来たことなのかもしれんが。

 この調子だと、敵勢力が誰も知らない新兵器を持ってたとしてもおかしくないし、仕様上それも認められてしまうのだが……どこまで警戒して進軍すればいいんだろう。その辺の匙加減は、もうエムを信用するしかないな。フカは多分役に立たんしな。

 
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 やるのか、その話を……第44話。うららかな小春日和の日曜日、残りの1日をどんな気分で過ごしたらいいものかと大変な週末ではありますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 先週の予告時点でくることが分かっていたお話だが、改めて正座視聴で受け止めなければいけないので情緒的には大変だった。事前に「ドッグシグナル」で訓練してたはずなんだけどなぁ……もうだいぶ間が空いちゃったからなぁ……。しかし、今年度のプリキュアが「ペット」というテーマを選択した時点で、このお話は避けて通れないものだった。いや、避けようと思えば簡単に目をつぶってスルーすることもできるだろうが、ここまできちんとお子さんの情操教育を考えたデザインを心がけている作品において、ここを通らないという選択肢はなかっただろう。動物との関係性が「かわいい」「楽しい」だけで終わればこんなに幸せなこともないが、命と向き合うにあたって、そこには望まざる感情もあり、とてつもなく大きな責任も伴う。これまで「世話をする責任」については取り扱われてきたが、今回はいよいよ「看取る責任」である。これが出来ないならペットを飼う資格は無いし、耐えられないならペットを飼うべきではない。かくいう私は……それでも飼えるなら飼いたいと思ってしまうけどね。人生において、何度あの悲しみを味わってしまっても。これは人間のエゴなんでしょうかね。

 いろはは、これまで動物病院の1人娘として育ってきたのだから、普通の家庭よりもそうした「別れのシーン」に関わる機会は多い気もするのだが、今回の反応を見る限り、ママさんは公私をはっきり分けるタイプで、自身が見てきた辛い場面、苦しい状況を娘と共有していた様子はない。まぁ、そりゃそうか。もちろん最低限の心構えは教えていただろうが、ペットを飼うのはこむぎが初めてのことだろうし、いろは自身は今回のフクちゃんの件が初めての経験だったのかもしれない。大きな失望と悲しみを前に、飼い主以上に大きく揺さぶられてしまう。はたから見ればおツルさんの方がずっとずっと悲しいのだから受け止めろよ、とは思うかもしれないが、それが出来ないからこその犬飼いろはという人物である。この感覚は、どれだけ覚悟しても、経験しても慣れるものではないのだからしょうがない。

 そして、そんな人とペットの絆の終幕にあたって影響を受けた人物がもう1人。今回のお話はいろはたち人間側が考えさせられる話だとばかり思っていたが、意外や意外、ここで一番の揺さぶりをかけられたのはトラメだった。なんという運命の悪戯か、自分が呼び出したガオガオーンの影響でフクちゃんとおツルさんにちょっとした迷惑をかけてしまったトラメ。単なる人間に迷惑をかけるだけなら彼の狙い通りなのだが、そこで動物が、特に自分の近縁の仲間である犬が苦しむとなれば話が変わってくるし、それに連動して「犬をこの上なく愛する人」が苦しむというのも、何かしら「間違い」が紛れ込んでいる感覚になる。ガオウの教えでは人と動物は絶対に分かり合えないはずで、本来ならおツルさんがどれだけ苦しもうがトラメ目線では知ったこっちゃないはずなのだが、今まさに消えんとする命を前に、そんなお題目はもはや意味はない。自分は何か大きな間違いを犯しているのではないか、そんな疑念がトラメを蝕む。能天気で直情的なトラメだが、ここにきて自分の身の上を、自分たちの今後のあり方を考える時期に差し掛かっている。

 命のあり方からそれぞれに思うところのある面々。超然としたニコ様だって、決して事務的に処理しただけではないだろう。大きな責任を持つ者として、そこに毅然とした態度で臨むことが求められているというだけの話。彼女なりの心遣いがおツルさんに「最後の幸せ」を届けたことは忘れてはいけない。

 さて、フクちゃんを巡る命の物語はここで終わりだ。しかし、アニメ作品としてここからもう一歩踏み込むかどうかは、まだ分からない部分である。どうしたって大きな視聴者たちは気になってしまう「こむぎたちの今後」について。もしかしたら聡明な児童視聴者たちもなんとなく気付いてしまうかもしれない。「人と動物の寿命が違うなら、いろははいつかこむぎとお別れすることになる」ということを。劇場版ではこむぎが「おばあちゃんになってもずっと一緒」と言っていたが、それは絶対に叶わない願いなのだ。

 もちろん、今回のお話に触れたからといって、さらにその部分にまで踏み込む必要はないと思う。どう足掻いても解決しようがない問題だし、プリキュアというシリーズ全体のコンセプトを考えるなら、「命の話」は今週の扱いだけで文句なく責務を果たしたと言えるだろう。そこから先の話は、あとは我々が考えるべき部分なんじゃなかろうか。とりあえず、トラメくんに判断してもらうことにしよう。

 
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 酒場にP丸様を飼ってる街、第10話。うらやましい……かどうかは分からんけど、宴会は楽しそうである。

 「次はどんなクエストかな?」と思ってたのにクエストにすら至らず、ただひたすらシトリーの外道っぷりを見せつけられるだけのお話。ず〜っと「シトリーはクライのことをどう見てるんだろう」ってのは気になり続けてるわけだが、今回酒飲んで酔っ払った時に出た感情が本音だとすると、惚れてるというか、憧れてる部分があるのはどうやら建前ではなさそう。10桁単位(10億?!)の借金抱えててフィジカルがクソ雑魚だってとこまではほぼ確定でわかってる男に憧れるって、それ以外の部分を相当買ってるってことなんでしょうかね。今回のお話を見る限り、やっぱ彼女目線ではクライの底はかなりバレバレな気もするのだが……あくまでも幼馴染の腐れ縁ってやつなのかもしれない。

 シトリーの悪行その1、アカシャで育成してたマリスイーターをすんなり回収。見た目は可愛いマンティコア系モンスターだが、どうやら幼獣形態で尻尾をぴたぴたする程度でもクライにとっては致命傷判定になるくらいのダメージは弾き出せる様子。セーフリングとやらがどの程度の防御壁を張れるのかは分からないが、流石に日常レベルの接触でパリンパリン割れるわけはないので、あの猫を飼うのもなかなか命懸けのようである。ただ、そんな猫もシトリーは容易く抱き抱えて遊んでたんだよな。その後のシーンでリィズと組み合って暴れてるシーンもあるし、本人は「直接戦闘はてんでダメ」と言っていたが、最低限、冒険者として戦えるくらいのフィジカルは保持してるってことなんでしょうかね?

 シトリーの悪行その2、詐欺行為を働き無料で魔力チャージ。まぁ、彼女が提唱していた「枯渇状態からの超回復に成長要素がある」って話が本当なら決して詐欺には当たらないかもしれないが。ちなみに同様の理論は「不徳のギルド」でイズ先生も提唱(&実践)していた修行法ではあるので、ファンタジー世界では魔力吸引の護符は案外ニーズがあるアイテムなのかもしれない。そして、そんな魔力チャージ教室に乱入してきたエルフ(この世界ではノーブル)の2人組。流石にあれだけ大々的に登場して今後絡まないはずはないので、あの高慢チキな様子がコロリ転げるのが今回のお話のオチかな? ちなみにCVが芹澤優である関係上、若干【話術師】とイメージがかぶったりかぶらなかったり。おねーちゃんエルフの方は白石晴香。すぐに重要情報を話しそうな声だな。

 シトリーの悪行その3、実の姉に一服盛る。まぁ、殺したりしてないのでセフセフ。リィズの方も妹の性格はある程度わかってるだろうに、馬鹿正直に飲み比べに付き合っちゃうあたりが残念すぎる。クライは例によってシトリーの悪行には全然気付いてない状態であれやってるんだよなぁ……そりゃ恨まれるし絡まれるよなぁ。

 シトリーの悪行その4、せっかくのシーンなのに目潰しで見せてくれない。……まぁ、リィズの全裸にそこまでニーズがあるかどうかは分からんが……体型と肌色的にほぼ「プリズマイリヤ」じゃん。

 
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 突然触れるよ! 第22話。これまでまったく言及してこなかった作品に突然触れると何事かと思われるかもしれませんが、まぁ、最終回近いのでね。番組感想だけでは触れられない部分もあるかもしれないからちょっと見ておきましょう。

 いやぁ、いうておっちゃんも単純な人間なので、最終回間近のアツい展開はやっぱり盛り上がっちゃうってだけの話なんですよ。特に今作は2期目に入ってガラッと様子が変わった作品で、1期をてきとーに見てた身からするとあんまり適当に触るのもなぁ、と思って見てたわけなんだけど、やっぱ「1期主人公の帰還」シーンはどこをどういじっても激アツなわけですよ。しかもゴローへのタッチはここまでほんとにラルとアキツの2人が情感たっぷりにいろんなとこで匂わせてた部分でもあるし、あんな適当な1期目だったってのに「ようやく戻ってきやがった!」みたいな達成感がちゃんとあるしね。まぁ、クソダサ謎サスペンダーのせいで絵柄はやっぱおかしいんだけど。

 一応後付けみたいにしてここまでの流れについて振り返っておくと、壮大な世界系になっちゃった展開は痛し痒しみたいなところはあったが、元々1期時点で「こんな無茶苦茶な能力ばっかでよくも能力バトルなんか描こうとしたな。成立するわけないやんけ」というのが不満だったので、「まぁ、神選びバトルなんて正直どうでもいいんですよ。それより世界のぶっ壊れ方を見て」という2期のコンセプトの方がしっくりくるに決まっている。というか、最初からこれを目して話を進めてたわけで、1期がどこか歪に見えたのは当然の話である(まぁ、そこをいかに歪に見せないかで頑張るのが脚本の仕事だろ、とは思うが)。いわば誰にも伝わらない形で例えるなら(だからなんでだ)「逆・舞-HiME」みたいな状態で、「世界を救う話かと思ったらタイマンバトルを強制されました」が舞-HiMEだったのに対し、こちらは「タイマンバトルやれって言われてたけど、そんなんどうでもよくて世界のありようをなんとかしろと言われました」という流れなわけだ。この転換は、ある程度お話のフックとして機能していると思う。

 ちなみに久野神については、割と早い段階からバレバレだったわけですが、その理由が「久野ちゃんボイスはボイチェン通しても丸わかりだから」という救いようのない理由である。まぁ、制作側もそんなに本気で隠すつもりもなかったのだろうが……結果的に世にも珍しい何例目かの「ラスボス久野ちゃん」が実現し、そのあまりに擦れっからした神様キャラはなかなかに酷くて愉快である。

 ラスボス打倒のため、これまで共闘してきた仲間たちがそれぞれの能力を結集して生み出した起死回生の一手。これで盛り上がらなきゃ嘘な展開だし、最後に風呂敷の畳み方さえ間違わなければ「意外にいい作品」ってことで落とし前つけらるぞ! がんばれ!

 
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 中編あるんかい! 第9話。このまま「後編の上」とか始まったらどうしよう。まぁ、アニメの尺的にはもうまとめに入りそうなタイミングだけど。

 なんかもう、なろうワールドかと思うくらいにバトルがわやくちゃに。一応は私が大好きな「三局の戦い」の形にはなっているのだが、3つのバトルのウェイトも激しさもだいぶ異なっており、その中心にいるのは当然霧島。プロポーズを兼ねた大胆発言があったことでよっぽど大した作戦でもあるのかと思っていたが、実際には「人混みと暗闇に紛れて夜襲」というとんでもねぇゲリラ戦法。これをなんの躊躇いもなく選べるあたりがヤクザもの……いや、ヤクザでもそんな戦い方しねぇだろ。ヤクザならむしろやらねぇだろ。こいつ、どこでどんだけの格闘技をマスターしたんだろう。今時、人吉善吉でもこんな暗殺術じみた技術習得してないと思うぞ。しかもあんだけの人混みで気づかれずに複数人を無力化していくとか……マジでなろう主人公級のチートパワーを発揮してくれている。まぁ、この世界における霧島ってのはこれでいいんだろうなぁ。

 しかし、そんな霧島にもついに肩を並べる強敵が登場(まぁ、武力だけなら翔真もいいとこまでいくのかもしれんが)。CV神谷の分かりやすい「めんどくさいやつ」、それが周防薊(アザミ)という謎の男。「謎の男」っていうくくりは形だけの場合も多いのだが、こいつの場合はほんとになんも分からん。出自もバックグラウンドも目的も、何一つ分からない状態で裏から小津たちチンピラ集団を全部コントロールしていた様子。その配下1には佐藤せつじボイスの天パも含まれてるようだが、どうやら日本全土規模でのヤクザの何かしらの抗争が関わってくるらしい。天パ曰く「霧島も一枚噛んでる」とのことなので、多分霧島が過去に何かしら余計なことをしてくれているんだろう。霧島が言ってた「心当たりがありすぎて」は多分そのまま真理なはず。さて、日本のヤクザはどれくらいでかい仕事をやり遂げたいのでしょうか。

 霧島VS薊は時間切れでの痛み分けで終わったので、せっかくだから他の2局の戦いも見ておくと、今回一番愉快だったのはやっぱり吉乃さんVSチンピラAの対決じゃないでしょうか。吉乃さんは肝っ玉こそごんぶとだが、残念ながら戦闘力では男のヤクザに敵うものではない。ただ、追い詰められたタイミングで物おじせずに顔を出して啖呵切れる度胸と、停電の一瞬の隙をついて躊躇なく棍棒での一撃を見舞う豪胆さ、そしてピンチになったら小手先芸で逃げおおせるだけの機転と瞬発力もある。これまでの人生で修羅場をくぐってきたわけでもないだろうに、いざという時にすぐにこれができるのはやはりただものではない。そりゃ霧島さんだって「あんな女どこにでもいるわけねぇだろうが」と太鼓判なのもやむなし。ラストカットでの霧島とのツーショットも最高の絵面で、まるでギアスみたいに目が煌々と光ってんの格好いいよね。

 そして規模こそちっちゃかったがこれはこれで必死だったのが翔真さんVS天パという「お互いよく分かんないけどノリで殴り合わなきゃいけなくなっちゃった」組の試合。どうやら最終的には天パの方に分があったようだが、こちらも中止命令で水入り。天パさん、悪い奴なのは間違いないだろうがどっか憎めないキャラなのずるい。髪型への言及さえ気をつければ、案外親切なのかもしれんぞ。まぁ、翔真からしたらあんなもん侮辱以外の何ものでもなかろうが。

 次回が「後編」だろうから一旦大阪の夜は幕引きになるのかな? もう、次の「でけぇ話」が気になってしょうがないんだが。

 
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 オープニングが終わったと思ったらオープニングが始まった、第9話。今週もだいぶカオス度高めでいい感じですね。オープニング重ねネタ、ふつうこういうことする時って無駄に力の入った「架空のオープニング」にしそうなものなのに、わざわざ出してきたのがクソクオリティなのがかえっておかしい。そりゃタイトルだって変更したくなる(するな)。

 今回は「カッコよくなりたい」というコタローの妄想が暴走して多方面にやらかしまくるという変なオムニバスみたいな話。おかげでぷにるもいつも通りに傍若無人だが、負けじとコタロー自身も無茶苦茶やってくれるおかげでダブルボケツッコミみたいになって非常にテンポが良い。ぷにる、あんな性格なのにツッコミは割と真面目なんだよな……周りの環境によりによってぷにる以上のイカれた連中しかいないのが悪い。特に雲母先輩。

 冒頭、ヘアワックスのお話ではついにエンディングで指揮をとってくれていた謎のDJ風ぷにる、「カッコかわいいぼく」が登場。その次に出てきた「ドラゴン娘のかわいいぼく」も加えて、エンディングに登場する気になるフォームはこれでだいたい登場したかな? ドラゴンっ子はコタローの好みにはマッチしなかったけどあれはあれで可愛いんだよな。ぷにるは独自路線を突っ走ってる割に、きちっとニーズに合わせたナイスな姿を維持できるのが偉い。

 ワックスの話題はあまり長続きせず、そこから南波を通して「ドラゴンのかっこよさ」を探るも当然そんなものは女子の心に1ミリも刺さらないので自滅。家庭科のエプロンのドラゴンってネットなんかではよく見る「あるあるネタ」っぽいけど、少なくともおっちゃんが子供だった頃にはなかったからちょっと羨ましい(?)。あれかな、家庭科のお裁縫セットのパッケージとかならもうちょい似たようなニュアンスはあった気がするけど。俺、確かサンリオキャラかなんかのやつ選んでたはずだからマインドとしてはどっちかというとコタローよりの少年だったんだよなぁ……。そういえばコタローのあれこれを評してくれる謎のクラスメイトギャル2人はいったい何者だったんでしょうか。前からいたっけ? このクラスの女子、モブっぽいのにやたら存在感あるよな。CVも伊藤彩沙&稲垣好と無駄に力が入ってるし。コタロー、あの2人のギャルっぽい子の好感度が上がったんだから最終的にお前の勝ちやぞ。

 ドラゴン作戦が失敗した後は実に短絡的なバンド作戦にスイッチ。あれだけの短い話をわざわざサブタイトルにつけた意味もわからんが、まぁ、冒頭のオープニングが一応の伏線になっていたことを考えると、スタッフの中ではバンド話はもっとみてほしい対象だったということなのだろうか。あまりに音源がシュールすぎて笑っちゃったし、個人的にはぷにるの「焼売の醤油差しみたいなフォルム」って表現があまりに絶妙すぎて草だったわ。特定の一社の醤油差しやないか。ぷにるって(本人の意思次第だが)無機物への変身も一応は可能なので今後の展開的にも無限の可能性があるよな。

 最後はあまりに猟奇的なコタローの思いつきから「コタローとずっと一緒にいるのはぼくですよ」というぷにるのプチマウントなどもありつつ、それを上回る猟奇性を持つ雲母先輩で締め。ほんと、バーサークモードの雲母先輩はいい声出すんだよなぁ。プリキュア声優とは思えないくらいに。最終的にはコタローが吹っ切れれいい話風にまとめてみたり、どっから楽しさが飛んでくるか予想がつかないのがとても良いアニメです。

今日のおすすめポイント:ちゃんと太鼓が上手いホネちゃん。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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