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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ただ美しく、第49話。この1年間の物語が、ただこの結末のため。

 わんわん泣きます。もう、あとは何も書かなくてもいいくらいに。なんかもう、嬉しくってね。こむぎが幸せそうにしてくれてる、それだけで何もいらないんですよ。

 野暮を承知で書き足していくと、ここに至ってしっかりとこむぎがセンターキュアの仕事を果たしてくれたことがまずありがたいですね。終始4人で描かれてきた今作の構成。時に猫組の方にスポットが多く当たって「こむぎたちがなおざりじゃないか」なんて不満が出ているのをみたこともあったのだが、全てはこのエンディングへと繋がっていたのですよ。格闘禁止、ネガティブな感情禁止、なんなら人並みの理知と理屈すら封じられた史上初の「センター犬キュア」。そんな無茶苦茶なこむぎが、気づけばまごうことなきセンターへ。こむぎだから出来た解決策。こむぎにしかまとめ上げられないこの難局。結果だけを見れば、此度の騒動も全てスバルという「人」のエゴであり、彼が我が身の悲劇を呪い、負の感情をあたりにばら撒き続けた結果なわけだが、それを望んでいないのはスバル自身であり、その友・ガオウであったのだ。古き友と心を繋ぎ、浄化へと至るためには人と動物の境を超えた存在がどうしたって必要。その特使の任を任されたのがこむぎだったわけだ。「ガオウに謝罪したい」というスバルの思い、ただいろはとお話ししたいというこむぎの願い。その気持ちに貴賎も大小もない。出来なかったことがあるなら、出来る者が代わりに手を差し伸べればいいのである。たとえ過去にどんな過ちがあったとしても、反省を重ねて、その度に正しい道を模索するしかないのだから。

 今回は「ワンダフル、ゴー」でももちろん泣かされたわけですが、個人的にはこむぎとガオウの対話シーンで、最後までガオウが人語を話さずこむぎにだけ思いを「語って」くれたシーンが好きでしたね。ここでこむぎの特権性が強調されて、プリキュアとしての役割が明示されているので。「動物と話してみたい」なんて夢は遥か昔から人類が持ち続けているもの。そう容易くは叶えてもらえないが、プリキュアにくらいは、夢を叶える力があってもいいじゃないですか。いや、大福さんも叶えてましたが。

 来週が来てほしくない。次週は(望まれたこととはいえ)ザクロ・スバルとの別れが待っている。そして、我々視聴者は1年の締めくくりとしての別れが待っている。今週1週間が無限にループし始めたら、私が次の時代へ進むのを拒否した結果だと思ってください。

 

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 あけましておめでとうございます。昨年末のたほ会には出席できなかったので、今回は参加できてよかったです。……約2ヶ月ぶりでは、全く環境に対応できませんでした。身体なまってるなぁ。そんな概念があるのかなぁ。

 

 


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 2期も恒常的に記事にするかどうかはちょっと悩みちう、第15話。まー、ベタな話ではあるからなぁ。いや、1期もそうだったじゃねぇかと言われればそれまでなのだが。

 公式なクレジットでは今回が15話、1話目が14話という扱いで、間が1回分抜けてしまっていることに気がついた。これはどうやら「13話」がOVAで処理されているせいらしく、製品を購入してない身からすると「知らんがな」であった。なんと今回の放送に先駆けてAT-Xでは放送もしていたらしく……情報チェック漏れ。悔しいです。どっかで再放送しねぇかなぁ。

 さておき、多分そんな13話は別に見なくても問題なさそうな展開。「今度の敵は姑だ!」ってなもんで、美世さんのお相手はしばらくの間は姑の芙由(ふゆ)さんということになりそうである。まぁ、「しあわせな結婚」ってタイトルの作品で、立ちはだかる敵が姑になるのは古来より自然な流れではあるよな。前回時点で「この姑さんはほんとに意地悪なだけのヤなやつなのかな? それとも度量の大きな人で美世さんのことを試してるのかな?」みたいなことを書いたが、まぁ、どっちも当たりだしどっちもハズレみたいなタイプか。少なくとも現時点で美世のことを嫌っているのは事実ではあるようで、その理由は「厳しい厳しい久堂の家に、こんなよわっちい娘っ子が耐えられるわけないじゃん」ってのでムキになってる模様。お家のことを思っているのは事実なので、清霞の親父さんも含め、これだけ苛烈な性格の女性を特に嫌ってる様子の使用人もおらず、人の上に立つだけの才覚のある人物なのは間違いなさそうだ。ただ、この手の人物にありがちな話として「他人にも自分と同じくらいのことを要求しちゃう」って傾向はあり、さらには美世を見て初見で「こいつには自分と同じことが出来るわけない」と決めつけちゃう視野の狭さというか、思い込みの強さはあるっぽい。まー、美世さんの見た目がどう見ても弱っちくみえるのはしょうがないんですが。ただ、あの様子を見て「この女が清霞をたぶらかしたのね!」ってちょっとでも思っちゃうのは些か息子さんとの関係性が悪いと言わざるを得ないですけどね。息子さん、あんたと似てるって言われてんで。

 そして、そんなキツめのママンに当たってしまっても、僕らの美世さんは挫けない。妃教育から逃げないワタシですわよ。まぁ、元々小間使いみたいな身で雇われたと勘違いしてた子ですからね。シンデレラ的厳しさもなんのそので、むしろ「若奥様」なんて言われてちやほやされる方が苦手なくらいで。とっとと久堂の本家筋にも溶け込み、人たらしの美世さんはちゃっちゃと無双してしまいそうである。

 ただ、いくらご家庭で無双したところで本作のなろう的メイン筋、妖怪討伐譚には絡みようがない。そうなると清霞は清霞で頑張ってる後ろで「三歩下がった」状態を維持しながらも異能を発揮する必要があり、必然的に清霞とは別行動に。この辺りが今後の筋立ての課題というか、見どころになりそうですね。うまいこと清霞といちゃいちゃしながらも、なろう主人公的活躍を維持できるかどうか。基本的に1期と違って「正妻」っていうポジション自体は揺るがないだろうから、どこか緊張感は薄いんだよなぁ。

 
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○「Übel Blatt〜ユーベルブラット〜」 5

 タイトルが読めないやーつ。ウムラウトって機種依存文字とかじゃない? ちゃんと表示されてる?

 正直、良くも悪くもあんまり印象が残らない第1話。方向性としてはがっつりダークな方向性を狙っているのは分かりやすいし、映像部分もそれなり、展開の説得力もそれなり。ただ、これは全く作品に責任が無い要素で申し訳ないのだが、どうしても昨今のアニメで「復讐劇」みたいな構造がスタートすると「なろうのザマァ展開の序章」みたいに見えてしまうんだよな。多分そんなことないんだろうけど。

 原作はなろうではなくガンガン系のコミックらしく、その手のアニメにしては珍しく原作は少し前に完結しているらしい。既刊24巻と結構な数が出ているのだが全然知らんかったのでどんな作品なのか全く分からないし、話題性はいかがなものかとちょっと首を捻る部分はあるのだが、もし完結までアニメでやってくれるならそれはそれでありがたい話ではある。ただ、そんだけの枠をもらってるかどうかは謎。たとえば「惑星のさみだれ」なんてコミック10巻を2クールでやらせてもらえてたけどあの状況だったし……24巻分を責任もって作ってもらえるアニメなんて、今のご時世は相当貴重なんじゃなかろうか。それこそ「Dr.STONE」くらいの規模になってしまうしなぁ。

 「ダークファンタジー」というカテゴリで、別に似てもいないのにどうしても比べてしまうのが昨年度の荒くれ作品「ラグナクリムゾン」。もう、あの刺激と衝撃を味わってしまうとちょっとやそっとの「ダーク」っぷりでは満足できない身体にされてしまっており、ふつーの復讐譚とかではそこまで食指が動かない。こっからいかにして「ファンタジー」というベタの極みが広がるフィールドに目を惹く何かを展開できるか。もう完結してる作品に無茶振りしてる気がするが、なんとかモチベが維持できるように頑張ってほしい。

 
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 よ  う  こ  そ  第3話。

 さぁ、全人類が無事にここまで到達しましたね。視聴にあたった皆様方におかれましては、私が年末年始ずっと体調が悪かった理由がご理解いただけるかと思います。なお、3週間ぶりに再び観る光景に、やっぱりゲボ吐きそうにはなりました。散々やり散らかしておいてさ、エンディングで最後に「バンドリーマーの皆様」ってクレジットが出るんですよ。「こんなアニメが作られてるのは、全部おまえらが望んだことだからな」って言われてるみたいで、すげぇやるせなくなるんですよ。Hail 2 U!

 とはいえ、このお話まではまだ心の準備ができていたことに加え、今週まではリアタイ視聴ではなく、放送翌日に辛抱できずに大量にタグサーチした後でこのテキストをアウトプットしているため、なかなか自分自身の意見や見解をまとめるのが難しい。こと今作においては世界中のみんなが本当に全力で考察し、感じ取ってくれているため、それらの感想を見ているだけでも満足できるくらいの情報量があるのだ。中には私が気づかない視点を提供してくれるものもたくさんあり、やはり世界規模での共有知ってのは恐ろしいもんだと痛感させられる。そんなわけで、今回までは個人的に無視できない部分をピックアップするにとどめておこうと思う。まぁ、来週以降は何かをアウトプットする気力すら残されてるか分からないけど。流石に今週よりも地に堕ちることはないよね!

 とはいえどうまとめたらいいかも分からないので、先週同様に1キャラずつスポットを当てる形にするか。ぶっちゃけ「若葉睦」についてはもはや何を書いても無駄な気もするし、来週以降の姿を見てから俎上に上げるべきだとは思うので省略。情報としては、「先行上映の劇場で会場がどよめいたシーン」がエンドロールだったという答え合わせだけしておきますね。お客さんもさ、もっと前のシーンでも色々と叫びたかったとは思うんだけど、「劇場ではお静かに」のルールを守って、みんなして口の中を噛んで血だらけの状態で耐えてたと思うんですよね(私は体調が悪すぎて動けなかった)。ただ、あのラストシーンで呼吸が止まり、エンディングに入ったところで一瞬弛緩してしまったんですよね。「ひとまずこの地獄もここで終わりだ」ってんでふっと緩んだところにあの文字列を叩き込まれたもんで、みんなして「ひえっ」って声が出てしまった。スタッフもわかってて書いてるからな、あれ。

 さて、そんなむっちゃんを取り巻く4人のムジカメンバーたち。中でも注目を集める今作の中心人物はなんといっても祐天寺にゃむである。この作品が始まるまでは他のキャラとの絡みが全然なかったせいで「誰やこいつ」みたいな一番外の存在だったくせに、わずか3話でどんどん人物像が完成して、しかも1話のあのご乱心からのスタートとは思えないくらいに好感度が爆上がりしてんのやべぇでしょ。いや、人によってはまだ受け付けられない可能性もあるが……祐天寺の血の通ったキャラクターの描き方、ほんとに一分の隙もないのよ。今回までの流れを知ってたので前回感想で漏れ出てしまっていたが、にゃむの持つ「焦りと嫉妬」の要素はバンドリ世界の原動力。そして、そんな彼女自身が単なる我欲に囚われた身勝手な人間ではなく、その欲を満たすためにどこまでもストイックに、多大な犠牲を払って突き進む女性であることが描かれている。祥子を苦しめているという一面だけ見ると悪役に見えるかもしれないポジショニングだが、別ににゃむの言ってることは何一つ間違っていないのだ。あくまでも商業主義的な路線が祥子と理想を違えているというだけで、むしろ「ゲストの希望」という1点だけを考え、ショーとしての出来だけで評価するなら、にゃむの方が正しいとすら言える。2話でむっちゃんが壊れた時の寸劇でのにゃむのガチ演技を評価する声も多く、彼女は与えられた仕事は全て完璧にこなす。

 そして、今回衝撃的だったシーンの1つに「お隣の和奏さん」がある。このシーンについては「バンドリ世界線との雑な接続」とも取れるし、一部では「にゃむちの年齢がまさかの高1?!」というところでやたら盛り上がっているが(芸能学校だとするとレイヤが「先輩」だからって必ずしも高1の年齢かどうかは分からんが)、その実、このレイヤとの関係性でスタッフが示したかったことは、「祐天寺にゃむという女の本質」の一部であろう。そう、レイヤが一言「マスキングが誉めていた」と言った彼女のドラムワーク。この世界においてこれ以上絶対的な評価軸もない。誰がなんと言おうと、たとえ祥子から練習が足りないと言われようと、にゃむのドラムはガチなのである。それを誉められたにゃむは謙遜とも取れる反応を示していたが、その後の自室でのがむしゃらな練習シーンによって、彼女が現状で一切満足していないことも分かる。若葉睦という「天然の才」を見せつけられたからというのもあるが、彼女はおそらく、誰にもナメられたくないのだ。「マルチタレントとして成功する」ことが望みだという彼女。この「マルチ」は「器用貧乏」を意味しない。「何をやらせても出来るタレント」。彼女はそうなろうとしている。その向上心は、白鷺千聖にも負けていないのではなかろうか。

 そんなにゃむと真っ向からぶつかる豊川祥子についても、睦同様に現時点で語れることはあまりない。むっちゃんの惨状にばかり目がいってしまうが、その実、祥子の方だって問題は何一つ解決していないところにさらなる揉め事がエンドレスで追加されているのだ。彼女が「壊れず」にギリギリで踏みとどまれていることの方が奇跡に近い。そんな状態で睦を犠牲にしてしまった彼女を、誰が責めることができようか。……まぁ、やっぱ辛いけどね……。にゃむとの対比で見てしまうと、確かに彼女の「ムジカ論」は単なる理想というか、独りよがりには見えてしまうんだよなぁ。ただ、高校1年生の彼女が人生一発逆転劇のためにゼロから生み出したこのマスカレードを、なんとか自分なりの理想像まで持っていきたいというこだわりも理解は出来る。「ムジカが全て」といってしまっている今、内圧によってその聖域が破壊されようとしている現状は、彼女にとっては耐えられないものだろう。

 そしてそんな祥子をただただ見つめる三角初華という時限装置。やはり現状ではこの女が一番ヤバそう。今週は目立った動きこそなかったが、例えば冒頭で「あの演出は睦と祥子が事前に打ち合わせてたんですか?」と海鈴が発言した時の「えっ? ちょっと待って、私聞いてないよ。祥子ちゃん、なんで2人だけで?」みたいな表情。祥子が睦の話をしてる時の「私も幼馴染なんだけど、会う機会は睦ちゃんより少なかったせいで……」みたいな反応。暴れるにゃむを見て「とりあえずさきちゃんの味方しなきゃ!」ってんで大してレスバもできないのに食ってかかっちゃう浅慮。睦はあの揉め事を見ながらそこに過去のCRYCHICの顛末がフラッシュバックしていたが、その時に初華と重なったのは長崎そよである。祥子から「ご自分のことばかりですのね」と一蹴されてしまったそよの日和見的なあの態度が初華と重なってしまうと、2つ目のバンド騒動にも地獄の予感しかない。そして最大の問題は、長崎そよは1人でぶっ壊れてご自宅で鬼LINEする程度で済んだが、三角初華は抱えているものが多すぎるのである。どこかの書き込みで見て怖気が走ったが、彼女が祥子を思って出したのが「半分に切ったドーナツ」だったのが怖すぎるというお話。「sumimiは解散しませんよー」への回答が1週遅れての「ムジカは解散させないッ!」だったこの女。今作の最終ステージはやっぱりこいつなんですかね。

 となると余っちゃう1人、相変わらず何してるか分からねぇ八幡海鈴。行動だけ見るとバンド内の揉め事で火に油を注いでいる状態。こんだけやってて未だムジカに対するこだわりや愛着は一切無いらしいのだが、この女がキラキラドキドキバンドストーリー世界に入ってきて友情を紡ぐイベントとか、発生するもんだろうか。何をさせたとしても煽りにしか見えない気がするのだが……。今回の海鈴の行動で一番のホットスポットは「祐天寺さんの実力が足りないと思ったことはありません」の部分だろう。本当にバンドの揉め事に対して「我関せず」を貫くなら黙っておけばいいはずのシーンで、彼女は言わずにいられなくてにゃむのフォローに回っている(この時のにゃむの反応が「余計なこと言うな」だったのも実に香ばしい)。これは単に「自分が正しいと思ったことを言わずにいられなかった」という正論マシーンとしての本能だったのか、それともにゃむの行動原理になんらかの共感を持っての擁護だったのか。海鈴の場合はさ、1ミリも空気を読むことなく正論だけを吐き続ける八潮瑠唯(初期型)ともまた違って、そこになんらかのエゴも混ざってる気はするんだよなぁ。なんにせよ、ここでディスラプションの海鈴からもサポートが入ったことでにゃむのドラムスキルがさらに補強されることになったり。現時点ではどうにも椎名さんがいないと孤立無縁の八幡であるが、3月を迎える頃には、バンド内の誰かと1本くらい線が引けるようになってもらわないと困るぞ。ただ……そうして八幡海鈴の内面に迫ってぐちゃぐちゃにしていく話も怖すぎるので見た…………い!

 というわけで、来週以降の睦の動向が今後のムジカを大きく揺さぶることになるのだろう。「モーティス/死」を自分の代替品として選択した若葉睦。彼女はただ豊川祥子のことを想い、彼女が壊れてしまってはいけないというのでムジカを守り通す選択をした。そのために、もはや存在意義を見出せない「若葉睦」という自己を放棄し、祥子が用意してくれた仮面、モーティスに全てを委ねたのである。もちろん、祥子の台本にはそんな項目は用意されていない。まさに勝手に動き出してしまったお人形。命(アニマ)を吹き込まれた存在が、次に誘うのは生か死か。

 ただね……個人的に1つだけ希望を持っている要素がありまして。多分関係ないとは思うんだけど、Anglesの歌詞には「“死(モーティス)それは私たちを結びつける」とあるのですよ。

 怖くなるほど、綺麗でしょ。

 
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 さて、頑張って書くか……。もう、ことあるごとに触れてるから今更書くことあるのか、って感じなんですけどね。そうですね。いつも通りの繰り言を阿呆のようにただただ垂れ流すだけです。あたしゃ常々「声優という仕事そのものに敬意を持っているので声優ならだいたい好き」という節操のない主義主張を発信しているんですが、そんな中でもやっぱり「大好き」は生まれるもんでね。我が内なる等級を無理やりつけるとするなら、うえしゃまは数年に1人現れる「致命的声優」。2025年初頭現在において、間違いなく我が人生で「5本の指に入る」声優です。この等級は「人生を狂わされた度合い」で判定しております。他4本のうち2本は自明ですが、残り2本の指は誰なのか、この企画が進んでいけばおいおい明らかになっていくことでしょう。

 

 


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○「君のことが大大大大大好きな100人の彼女(第2期)」 ―

 わざわざこちらで調べるまでもなく、作中で「1期の放送時期とブランクの長さ」を全部説明してくれちゃうという意味不明な親切心を持つアニメ。原作時点でメタネタ満載なので、それがちゃんとアニメでも反映されてるってことなのだろうなぁ。

 というわけで突き抜けておバカな設定が余計なこと考えなくてよかったナイス作品の2期目がスタートだ。いうても久しぶりの再開なのでテンションとか空気感とか忘れちゃってたかもしれないが、ご丁寧にAパートでしっかり「既存の6ヒロイン」をネタにした復習(?)パートがあったおかげでいきなりテンションマックスの状態から帰還が可能に。抜かりない作品である。しかもそのためのネタがこの手の作品では定番とも言える「入れ替わり」ネタで、特にアニメ化によって「中の人」というボーナス要素が付与されているので刺激もいや増す。皆さんはどの組み合わせが好きですか? わたしゃ個人的には瀬戸ちゃんの普段あんまりやらないテンションが好きでしたね。あと「静が入っちゃったせいで結果的に1人だけ楽する富田」がちょっとずるい。

 さぁ、そうしてスタートした第2期。相変わらずバイブリーのお仕事ぶりは見事なもので、今期は「グリザイア」との2本立てではあるが、気づけば前の仕事はこれの1期だったため、まるまる1年間が充電期間だった計算になり、有り余るパワーで作画もゴリゴリ。1期をあれだけの完成度に引き上げたスタッフのお仕事ぶりならおそらくなんの心配もいらないだろう。こんだけヒロインで溢れかえる画面なのに1人たりとも手を抜かずに画面狭しと描き込んでくれてるのは本当に見事だ。

 そしてBパートからは今期分の新キャラの投入展開となる。オープンエンドを見る限りでは今期の追加は4人かな?(公式サイトには「花園家のメイド」もいるから5人かも) 1期が6人だったことを考えるとそこまで多くないように思えるが、最終的にヒロイン10人越えということでやっぱ頭のイカレた設定である。今作の偉いところは、こうして際限なくキャラを増やし続けるのに、(少なくとも現時点では)被ってる感じはないのよね。今回登場した腹ペコちゃんなんてシンプルに「ツンデレ」なのに、ツンデレだけを武器になんとか戦おうとしていた唐音が脅かされてる感じもあんまりしないんだわ。まぁ、唐音さんはツンデレとかいう次元を突破した単なるイカレポンチだからな。まぁ、みんなしてギャグに振り切ってくれればなんでも楽しいからいいや。

 そして腹ペコのCVはなんとブシロードが大事に大事に育てている進藤あまね。この子はねー、ほんとに最初期はダメダメの代名詞みたいな登場だったんだけど、とにかくタフでね。常に自信を持って仕事に邁進してるもんで、次第に色々とついてくるようになっている。今回のキャラもしっかりいいとこで掴んでる感があり、もしかしたらここからあまねすの時代がやってくるのかもしれない。ちなみにエンディング歌唱を見ると更なるヒロイン勢の中に高尾奏音もいたりする。バンドをやりましょう(今のところボーカル・キーボード・ベースが揃った)。

 
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○「キン肉マン 完璧超人始祖編 Season2」 ―

 なんやこのエンディング……まぁ、元を辿れば肉2×9Rock’n Rollとかキン肉マンボとか、アニメのエンディングはコミックソングってのが正しいのよな。……フルコーラスが気になる曲だよ。

 さて、2期もお変わりなくということで、引き続き実況(実況ではない)展開で楽しませてもらおうと思っている。新番チェックが忙しいので1話目は適当にスキップさせてもらうが、きっちり休憩を挟んでの分割ってことで作画リソースも確保されているだろうし、1期のクオリティを見ていれば何も不安はない。強いていうなら、完璧サイドにちょっとずつ笑い声に無理がある連中が出てきてることが心配なくらいか……やっぱ「ジャジャジャ」は無理があるって。いや、ニャガの方が絶対おかしいはずなんだけど、もう我々は「ニャガ」が笑い声として認識されてしまってるんだよな。

 せっかくなので今回の原作からの改変ポイントをちょっとだけピックアップ。

1・ブロッケン、実際にキン肉マンを落とす。原作だと「海に落とされる〜」って言ってたんだけど、どう考えても東京-鳥取間の移動で海の上を通るはずがないので落とされた場所は「池」になっている。まぁ、この辺でもブロッケンの大雑把なとことかが表現できてればちょっとおいしい。

2・ラーメンマンの変な格言、よく分からなかったせいか案の定微妙に改変される。まぁ、「針で刺せば無意味という名の風が戻り出るだけ」でも意味は感じ取れるけども。

3・正義超人と悪魔超人がお互いに文句を言い合うくだりでウォーズマンが参戦。「俺も体の中を対決のステージにされた」って、それはもうちょい正式に抗議していいやつ。まぁ、実際やったのは悪魔騎士だけどさ。いや、でもロビンとかスプリングマンの「いっぺん殺された」に比べればマシなのか? 背骨とか心臓で遊ばれてるんやぞ。

 あと改変ポイントじゃないけど、やっぱスプリングマンのモーションが細かく丁寧で愉快。早くもツンデレさんな雰囲気が出ててとても可愛いです。やっぱスニゲ師匠のスピンオフはアニメ化してほしいんだよなー。

 
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○「どうせ、恋してしまうんだ。」 4

 なんか今期は少女漫画原作が多いな。しかも「なかよし」原作って、だーいぶ珍しくない? って思って確認したら割と最近「ヴァンパイア男子寮」があった。あー、あったなそんなの。ちなみにその前にさかのぼろうとするとなんと「さばげぶっ!」(2014)になるらしい。なんだその温度差。

 さておき、少女漫画なので基本的にはそこまで積極的に摂取しようとは思わないスタート。何しろ「幼馴染の5人組、ヒロイン以外は全員イケメン男子」というあり得ない設定になっており、いつものことながら「そんな都合のいい話あるかい。……いや、でも通常の萌えアニメはこれの性別逆転させただけの設定で腐るほどあるわ……」と申し訳なくなるなど。まぁ、別にイケメンたちが頬を赤らめる様子がそこまで見たいわけではないですからね。

 あとはヒロインのキャラの魅力とかも評価を左右するが、トータルで重要なのは映像部分ということになる。颱風グラフィックスによる映像は背景美術の実写取り込み処理など、ぼかしの入れ方にクセがあるのが特徴で、良くも悪くも印象には残る。その上で今作は全体的にキャラデザやモーションが省エネ気味で、アニメとして惹かれる部分は少ないのが残念。いや、こんだけ真っ当な「恋愛漫画」でモーション云々に多くを求めるのも妙な話だとは思うけど。でも、キャラの表情なんかもちょっと硬いし、中割りの不自然な部分もある気がするんだよな。1話目でこれだと、ちょい抵抗あり。

 ただ、シナリオ段階で興味を惹かれる部分はあり、それが「コロナ下でのドラマ展開」という部分。世界中がコロナに沈んだ2020年からの数年、間違いなく世界史に残る大事件だったし、あれからしばらく、コロナ環境をテーマとした創作も多数発表されただろうが、アニメ化にまでこぎつけた作品はまだ見ていない。今作は執筆開始が2020年の秋からで、コロナによって青春模様を狂わされてしまった若者たちを描いた初のアニメと言える。その辺の要素をどう調理するかはちょっと気になるところだ。まぁ、世界史というにはまだ近すぎるし、あれだけ「実感」を伴ってしまった風景をアニメというフィクションに落とし込むのは逆に難しいかもしれないが……。

 
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