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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜」 5→6

 今期3本目の「いい最終回だったけど原作未完なんだよな……」作品。なんか、今期のなろう系はそんなんばっかやな。そして今作は「ビクトリア」と同じく2期が決定している様子。そして最終話のCパートで次へとつながりそうな匂わせもあり、続きへの目配せも完璧である。ふむ、よろしいんじゃないでしょうか。

 正直言うと「後宮もの」はそこまでそそられるジャンルじゃないんですよ。「薬屋」もピンときてなかったし、「後宮の烏」もいうて印象薄かったし。別に悪い要素があるわけじゃないんだけど、純粋なビハインドとして「キャラ名がさっぱり覚えられない」って難点がございまして。今作についても、入れ替わりがあってややこしいこともありいちいちキャラ名をテロップで入れてくれていたが、「入れ替わり元がレイリン? あれ? ケイゲツ? どっちだっけ!?」となり、他のキャラの名前もさっぱり入ってこなくて大変だった。ただ、普段なら「まぁ、別にえぇか〜」くらいで流してたのだけど、今作はそれなりに「ちゃんと覚えないと勿体ないなぁ」と思えるくらいには興味を惹かれる作品になっていた。

 要素を全部取っ払ってしまえば結局はセンターに置かれてる「おもしれー女」であるレイリンをageるだけのドヤ顔チート作品ということになってしまうのだが、魔術飛び交う後宮において、純然たるキャラクター性だけで突っ走れるまでに特化したハイパーチートお嬢様レイリンは流石に強い。しかもその強さの見せ方が「虫を素手で触れる」とかそういうどーでもいいところから描き始め、最終的には「常に死にかけの限界フィジカルをものともせず自己研鑽に心血を注ぐストイック魔人」に仕立て上げてしまったことで、「こいつを羨んだり叩いたりしたら、もはやそれは単なるやっかみやないか」レベルにまで突き抜けてしまったため、どうにも「ドヤ顔チートがよォ!」と文句もつけにくい。こんだけあけすけな「おもしれー女」枠が「おもしれーならしょうがない」で収まってしまっているのは、キャラ造形の勝利と言える。

 この好感度の高さには色々と理由はありそうだが、1つには「悪役令嬢」ケイゲツとの関係性が新鮮だったことが挙げられる。なろう発の聖女もの・悪役令嬢ものの場合、敵対する勢力は徹底的に下卑た存在として描いてこき下ろす「ザマァ」が定番なわけだが、今作はケイゲツがダメ人間なのは間違いないのだが、「悪役にも悪役なりのポリシーが」という真っ当な描き方になっているし、最終的に彼女に救いの手を差し伸べるに足るだけの関係性を構築できている。身も蓋も無い言い方をすれば「主人公×元悪役」の同性間のクソデカ感情が楽しめる。この配置も憎らしくて良い。まぁ、個人的には貢献度を考えたらレイリンとの親密度最大キャラはリーリーになるべきだとは思うが……その辺のバディ感なんかもいい具合の描写だった。

 こうして作られた見応えのあるプロット、単にそれだけだったら「言うてなろうの範疇」なのでそこまで評価したいとも思わなかったかもしれないが、やはりそこにアニメーションが載るからこそのプラスワン。山崎みつえ+動画工房の安定感はやっぱ格別ですよ。画面の見やすさは大前提として、キャラの心情描写がいちいち追いやすい。そしてコミカルな描写の時のテンポ感が気持ちいいのよね。今作はとにかくレイリンが「おもしれー」ことが絶対条件であり、彼女の描写に鼻につく要素が多くなってしまうと一気に印象が悪くなる。そこを恐れず、我の強さもしっかりと描ききった采配は評価されるべきものだろう。(あと、個人的には怨嗟を叫ぶ茅野愛衣というキャスティングの妙も評価ポイントです)

 てなわけで2期があるらしいですわよ。新たな脅威が外界から押し寄せてきそうな展開でしたが、ここからは2人のヒロインが魂の入れ替えを駆使しながら攻略していく不思議なボディチェンジ物語が楽しめるんでしょうか。……なんかそういうゲームのギミックみたいだな。

 

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「黒猫と魔女の教室」 4→5

 気づいたら2クール経っていた系作品。私としても話題に出したことはないし、世間で話題になっているのも一切聞いたことがない影の作品だが……でも最後まで視聴はしちゃったんだよな。

 「なんか懐かしい感じがするオーソドックスなマガジンの漫画だよな」という感想しか出てこないのが心苦しいが、むしろ「魔法バトル学園漫画」はマガジンのフォーマットの中ではそんなにメジャーな方ではない気もする。どっちか言うたらジャンプ漫画のフォーマットではあるが、主人公が野郎じゃなくてヒロイン側にしてるのがマガジン的(エロ増し要素)かもしれない。じゃぁなんで「マガジンらしい」と感じるかというと、多分私の中では「魔法先生ネギま」の存在がとても大きいからだ。「個性豊かだけど問題児だらけのクラスメイトの中で、ちょっぴりアホだけど元気印のヒロインが頑張って魔法修行するぜ!」というベースがネギま的なのよね。

 そして、そのオーソドックスなフォーマットの中で描かれる「学園青春もの」としては最低限の満足度には達している気はする。序盤はほんとに安易な展開が多くて「ピンとこねーなー」と思いながらも(何故か)観続けていたのだが、中盤以降にクラスメイトのキャラ紹介が終わって少しずつ関係性が構築され始め、スピカを中心として凸凹なクラスがまとまっていく展開は青春ものとして真っ当なレールの上を走っていた。特にクライマックスとなった宝石試験におけるアリアとの関係性はとても良い「友人との濃密なつながり」であり、敬意とライバル心の混ざり合った感情を互いにぶつけ合う構造はそっち方面のhshs具合も悪くない。ネギまと同じように、「もう少しこの教え子たちの人生を追いかけてみたいかも」と思わせるだけのストーリーテリングになっていたんじゃなかろうか。

 個人的に1つだけすげぇ残念だったのは、名付けが星座からそのまんま拾ってきたところなんだよな。これはもう、好みの問題でしかないんだけど、ホラ、「聖闘士星矢」で育ったおっさんからすると、やっぱバルゴだのアクエリアスだのはあくまで「一般名詞」でしかないことは強く染み付いているわけで、それを固有名として使われると「サボるなよ」と思っちゃうのよね。まぁ、分かりやすさ優先で悪いことじゃないとは思うのだけど。でもさ、やっぱ世界観を考えると「十二宮の魔法」が先に存在しているのに、1つのクラスに集まった連中が全員その星座絡みの名前の家からきてるっておかしいんだよな。まぁ、単なるいちゃもんだけど。

 結局、最後まで視聴するモチベが維持できたのってスピカのCVが本渡楓だったことが一番大きい気がする。やっぱ突き抜け本渡ヒロインからは元気がもらえるからね。周りのキャスティングについても、実に濃密で良き。ぼちぼち和泉風花が俺の中で何か突き抜けた感がある。

 

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 大団円っぽくまとめてるけどまだ17%でしかないんだよな……最終話! これだけしっかりと区切りっぽい構成にしたってことは、アニメはこの3期で一段落みたいなイメージがあるのかしらん?

 というわけで、滞りなく3期目も終了。後半3話はたっぷりと「17人体制」での展開ができたので相変わらずやっつけ感は無く、しっかりと1クールアニメとしてもまとまりを感じさせるフィニッシュ。この辺の構成の小利口さは、作品コンセプトとは真反対なのでなんか悔しくもあるが、楽しんで観ている身としてはありがたい限りである。

 前回からひっぱったシズカの大きめのエピソード。シズカの個性を「症状」と見てしまうと話はだいぶ深刻になり、そんなママさんを説得するのはなかなか大変そうだと思ったが……愛城恋太郎に不可能はない。最短コースで一番伝えるべきこと、響く言葉を直撃させ、あれだけ大仰に問題を掲げたにもかかわらず、開始数分でベストアンサーに辿り着いてしまった。この男のすげぇところは、とてもじゃないけど当事者目線で「1/17」とは思えない熱量の言葉を本気でぶつけてくることなんだよな……。だって今回シズカママが言ってたことってほぼ正論じゃん。「あんたらまだ若いでしょ」は年寄り目線の老害文句に聞こえなくもないが、そこからの「どうせ大きくなったらシズカの特別なんて薄らいでいくものよ」という提言は(常人であれば)納得いくもの。高校時代の恋愛なんて熱病みたいなもんだ、という考え方はそれなりに説得力があるわけで、恋太郎側からそれをひっくり返すような決定打は切り出せないはず。

 ……でも出すんだわ。いや、詭弁といえば詭弁なのかもしれないけど、結局伝えたいのは「お互いシズカの幸せを願ってる部分は一緒なんでしょ!?」という説得であり、隣にシズカ本人がいることでお母さんにもそれが伝わりやすくなっている。何より、シズカが心の底から「今が幸せなのだ」と思っていればこそ、本当にシズカのことを想っている人間には刺さるのである。常日頃から、恋太郎が1000%で彼女全員に気を配っていなければなしえないミラクルである。……ここまでくると一般論なんて通じるわけがないのだし、そりゃお母様が籠絡されるのも致し方なし。……ただ、今回の面談で恋太郎は「まぁ、シズカさんは1/17なんですけども」までは伝えてないのがちょっとずるい。流石にそれ言われたらお母さんも「やっぱダメやろ」ってなると思うので。その辺の情報の見せ方は案外したたかだったりするのである。

 こうしてシズカのミッションをクリアし、Bパートは「3期の総括」としての全員登場パート。クスリ先輩の大人verが今期初登場だったり、相変わらず画面が賑やかで見どころは多いが、個人的にはラストの恋太郎ロングレッグシーン(キモい)でどさくさに紛れてカラネとハカリが手を握り合ってるところが注目ポイントでしたね。ほんとになんなんだよこいつら。今回の一件でシズカ×ナノのペアリングにさらに重要度が増した感があるので、他のツガイのところも頑張って欲しいですね。現状、親族関係を除くとハハリ×メイとミミミ×メメの2組が顕在化してる組み合わせかな? 3期組はまだそういう発展がないので、4期まで進んだ時には、まだまだ見えない恋太郎ファミリーのポテンシャルを見せてほしいものである。

 
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「黄泉のツガイ」 6→7

 とりあえず2期決定大祝福。まぁ、おかげで現段階での評価にあまり意味はなくなってしまったが……毎週感想を書いていたことからも分かる通り、とても楽しませていただきましたわ。

 すげぇ妙な話なのだが、私の中で今作が非常に大きな意義を持っていたのは、「初めて真正面から荒川弘作品と向き合うことができた」という部分であった。これも私のヘンテコな性質のなせる技なのだが、恥ずかしながら「ハガレン」はほんとに中途半端な履修具合だったのよね。思い返すと最初のアニメ版でちょっと観てたのに、当時はまだ夕方枠との相性の悪さがすこぶる大きくて、途中で視聴を中断してしまったはず。その後再びのアニメ化でリベンジのチャンスを与えられたにもかかわらず、「前にちょっと観てたんだよなぁ」ってんで序盤に視聴のモチベが上がらず、2度目のトーンダウン。おそらくアニメの方には責任が無いにもかかわらず、私は「ハガレン」とまともに向き合うことができなかった。

 その他「銀の匙」もアニメ化されているが、あれもなんとなくは見ていたけどそこまでのめり込みもせず、「アルスラーン戦記」も正規の荒川作品とは言いがたいので分けて考える必要がある。となると、下手したら個人的に一番馴染んでいたアニメは「百姓貴族」だったんじゃないかという疑惑すらある。

 そんな中、長い時を経てあらためて「荒川弘の少年漫画」に向き合うチャンスが得られた。そして何の予断もない状態でゼロから摂取したら、それがちゃんと面白かったのである。なんかもう、それが1つの発見ですよね。「荒川弘の漫画、面白いんだな」って。車輪の再発明ってレベルじゃねーよ。でも、僕という1人の人間からしたら大きな発見ですよ。まぁ、下地として「百姓貴族」でこの人のギャグのテイストをしっかり理解できた上での摂取だったおかげでよりおいしさが伝わった部分もあるかもですが、おそらくハガレンの時にも持ち味として歓迎されていた「容赦のなさ」みたいなところもいい刺激になって、「面白い少年漫画って、こういうやつだなー」という感覚を久しぶりにまっさらな気持ちで味わうことができた。

 こうして良い出会いになったのは間違いなくアニメスタッフの手柄でもあり、私が信頼しているクリエイターの1人である安藤真裕氏によるディレクションは本当に的確。アクションものとして、サスペンスとして、そしてギャグとして、いろんな側面が個々に活かされる作劇が素晴らしかった。サポートしてくれたのは脚本の高木登氏だろうし、毎回ハイカロリーなアニメを安定供給できたボンズの底力だって重要な要素になった。「下地の強いアニメ作品」って、こういうのを言うんだと思いますわ。

 2期がいつ来るか分からんのでこの作品の原作を追うかどうかはまだ分からないが……今更になって「ハガレンのコミックでも読んでみようか?」という気にはなってます。僕には、まだ見つけてない車輪がたくさんあるんだ。

 
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「鉄鍋のジャン!」 6→5

 とりあえずお疲れ様でした。今作こそもっと続くプロジェクトになるだろうと思ってたんだけども、まさかの2期発表なし。これ、単発で1クールアニメとして終わっちゃったらすごくもったいないと思うのだが……多分一番のガッカリポイントはそこ。

 とはいえ、「頑張って原作再現に努めたよね」という評価ポイントを外しちゃうと、意外とふつーのアニメにはなってしまったので評価は下げた。これは原作再現がどうこういう以前に、やっぱ料理アニメって難しいよね、という話でしかないのでどうしようもないところではあるけど。今作は「単なる料理アニメ」ではなくてそこにきな臭いあれこれが混ざり込むところが最大の面白みではあるのだが、言うてもアニメでそれが全部面白さとしてプラスされるかと言われたらそうでもない。やっぱどうしたって説明は長くなるし、それを画面上で説得力を持った画として表現するのは至難の業。だってアニメの武器って「視覚」「聴覚」情報の付与なのに、料理って「味覚」「嗅覚」のジャンルなわけでね。そりゃ限界はあるさ。ジャンの突拍子も無い料理プランをもってしても「アニメ的な見栄え」には辿り着けなかったと考えると、やっぱ根源的に相性は良くないジャンル。「中華一番」レベルのトンデモにして料理を概念的バトルに置き換えるのが手っ取り早い対策なんだが、今作は「料理としての現実レベル」にもこだわっていたため、そこで無茶苦茶な方向に振り切ることもできなかったしなぁ。

 ただ、そうして現実レベルにこだわったというのは決してマイナス要素ではない。今作で一番攻めたところは、「30年前の漫画をあらためて令和の世にアニメ化する意義を大上段の大義名分としてあけすけに訴える」というメタレベル限界突破の演出方向で、血管ブチギレそうなツダケンに大仰に叫ばせることで視聴者と同じ目線からツッコミを入れ続けるという「焼き直し」は、昨今のリメイクだらけのアニメ業界でも初めて見る手法。そして、それが狙い通りにきっちり「令和のアニメ」としてプラスになっているのは立派な成果だ。ちょっと方向性は違うが、「おそ松さん」が旧作を思い切りネタにしてリボーンさせたのと発想としては近いかもしれない。

 そうして評価できる部分が多かったからこそ、できることならもっともっと観たかったという気持ちがあるのが正直なところ。せっかくの挑戦も、1クールだけのポッと出しでは爪痕を残しにくいんよな……原作ではここから先も色々と危険なネタもあるのだし、是非とも後に繋がるプロジェクトにしてほしい。……頑張れ秋田書店。頑張れTROYCA。

 追伸:大谷日堂のCV天田益男氏がとてもよかったです。大谷の傲慢さ、嫌らしさがフルで発揮されてるのに、「メインヒロイン」と称される絶妙な愛嬌もあってイメージぴったり。次なる大谷の活躍はいつになるか。

 
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「才女のお世話 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました」 5→4

 まぁ、普通のラブコメだったよな、という……途中から全く「陰ながら」じゃなくなっててタイトル詐欺やんけ、みたいな話はまぁいいんだけど、あんまりこの作品だからこそ得られる物は感じられなかったし、アニメとしても常に低空飛行を続けてたもんであんまり観ていたいという気持ちにはならなかった。

 なろう発であることを考えれば致し方ないし、まだマシな方なのかもしれないが、今作で一番ヤだった部分はあまりに雑多な「金持ちと庶民」の差別化の部分である。別に「金持ちキャラ」が幅を利かせるのはいいんですよ。古来より漫画的お約束として金持ちキャラはいるもんだし、そいつらが庶民をバカにするネタってのも(今の時代にどう映るかは知らんが)それ単体で何も問題は無い。ただ、今作の場合は主人公の伊月だけが「庶民」で、周りの連中が全員金持ち。そこに身分の差を感じることでむしろ主人公の個性が際立つということになるが、さすがにあまりにも「庶民」が無様になり過ぎているし、かといって「金持ち」側のキャラが優雅でお美しいかといえばまったくそんなことはない。雛子と親父さんを巡る一連の騒動を見れば分かるが、この世界の金持ちどもはほんとにギャグ抜きで庶民を「見下して」いる。それがテーブルマナーに表れたり、普段の言葉遣いに表れたり。伊月の失敗が全て「育ちが悪いからだったんだ」という結論にされたら、我々庶民目線ではそりゃいい気持ちにはならないし、残念ながら雛子たち「金持ちサイド」に魅力を付与することもできない。金持ちがあまりにテンプレ的な描写にとどまっているせいで、「こんな連中に何を言われなあかんねん」という部分ですっきりしないのである。

 まー、そこを良からぬものと受け取ってしまったら今作は根本的にあかんことになってしまうわけだが……新番チェックで取り上げた通り、今作の設定は「ハヤテのごとく」にそっくりで、そして「ハヤテのごとく」ではそんな不満は特に感じなかったはず。あっちはギャグに全振りした「リアルじゃない」路線なので比較するのは不当かもしれないが、今作はちゃんとラブを描いてドラマを作りたいのだったら、やはり「魅力的な金持ちとは」をもう少し考えてみてもよかったんじゃないだろうか。「身分の差に苦しむ恋」は、現代社会だと色々とやりにくいわね。

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 とんでもねぇとこで終わりやがったな、最終話! これでなんもなかったらキレ散らかしてたところだけど、ちゃんと後から2期決定の報が入って一安心。いや、どーせならもう続けてやってくれよ! 気になるよ!

 というわけでしばらくお休みに入ります。その幕引きとなるエピソードはどんなもんかと思ったが、そこまで大きな進展はなく、これまでのお話をやんわりまとめつつ、それぞれの勢力の思うところをまとめて対立構造を明確化してくれるお話になっていた。

 まずは影森家。アキオ騒動の影響は大きく、一番素直に怒りを表明したのは一般人(?)代表のヒカル。おそらくこれまでもゴンゾウの強権には思うところがあったのだろう。あまりに一般社会からかけ離れた倫理観と行動原理に怒りが爆発し、「こんな極道な生き方あかんやろがい」とぶちまける。しかし残念ながらそれは外野から見てるだけの楽観的なものの見方。中で命の取り合いをしながら必死に生きている連中からしたら、どこかで緩めたらその分命の危険が近づくことは重々わかっている。確かにアキオがこんなことになってしまった理由の一端が影森の家にある可能性は否定できないが、だからとてこれまでの全てが間違っていたかと言われたらそれも違う。影森流の生き方について、一番強くヒカルに反発したのは意外にもガブちゃんさんだった。彼女もこれまでの生い立ちで色々とあったのだろう。おそらく他の面々同様に「拾われてきた恩義」だとは思うが、彼女はそれに加えてアサへの愛着も強い。影森を、アサを守るため、ガブちゃんは今の生き方を貫き通すことを誓う。

 彼女がこうまでヒカルに楯突いた理由の1つに、間違いなくアサの存在があるのだ。確かに極道な影森のやり方は色々と問題があるが、単に「ツガイ使いを統べる者」というだけならここまで深刻な命の取り合いには発展しない。その中心に「解」があるもんだから、必要以上に血が流れる。そしてそのことは、当の本人であるアサもよく分かっている。身の回りで悲惨な事件が起こるたび、アサは己のせいだと自分を責めることになるだろう。ガブちゃんはそれが許せないのだ。だからこそ「影森は正しい、生き残るためにはなんでもやる」という汚れ役を買って出て、アサに降りかかる火の粉は全て払っていく覚悟で挑むのだ。そんなガブちゃんの思いやりに、どれだけアサが助けられていることか。……まぁ、数学の課題は助けてくれないけど……。教科書の問題って「解」で解けるんでしょうか。だとしたらその力を使って世界中の懸賞問題とかを解きまくって革命を起こすことも……出来ないやろなぁ……。

 場面変わってハナちゃん宅。悪夢の果てに目覚めたユルは、かつて自分が身を置いていた村の環境と現在の環境の違いに改めて思いを馳せる。悪夢の中のユルの姿は、間違いなく数年前に実際に体験した姿。両親を失い、実質的には周りの全てから命を狙われる立場になってしまったユル。彼が生粋のプレデターへと成長したのは、そんな極限状態で生き抜いたおかげだということが改めて語られたわけだ。その頃に比べれば今は一応の平和がある。周りには理解者が多いし、自分の手でザシキワラシやアザミちゃんなど、ゆかりのある村の者たちを救うこともできている。ここからは自分の生き方を探すフェイズなのだが……とはいえ東村が根絶されたわけではない。まだまだ元気なハナちゃんとデラさんの上司といえる村組織の上層部。今回はそんな「東村」のコミュニティが一堂に会し、改めて「封」の奪還と立て直しを図る様子が描かれたが……なんとまぁ、西からのテロで全てが吹き飛ぶ。視聴者目線としては東村が消し飛んだところでさほど心痛まないが、流石にハナちゃんが巻き込まれるとなると話は違う(あとマメガラスの主人もちょっとかわいそうには思える)。会合の場所に自爆ツガイがいたってことは、東村の中にも西の息がかかったスパイは潜んでるってことなんだよな……こわいこわい。

 そうして吹き飛ばされたところで今回のお話がおしまい。最後に「西ノ村」はすでになくなっている、なんて思わせぶりな情報が出てきたりはしたが……全てはダム湖の中、2期までお預け。なんて話だ。

 
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 最近、以前と違って映画を封切り後すぐに観にいくアクションが続いているのは、性根を入れ替えたからではありません。生き急いでいるわけでもありません。単に、それくらいの速度で見に行きたい作品が多いだけなんです。たんプリは……まぁ、それくらいの価値はありそうだよね……。

 ちなみにプリキュアおじさんは劇場に観にいくにも勇気と配慮が欠かせません。当然女児先輩たちに迷惑をかけないよう、視聴は夜遅くの最終に行きます。事前に座席がガラガラなことを確認し、誰にも近づかないよう、配慮して後方の席を予約し、ひっそりと視聴、速やかに退出です。普段はそんなに気ィ使って観にいくのは流石にアホやろ、と思ってプリキュアは遠慮することも多いのですが、ここ数年だとオールスターズFがあまりにも魅力的すぎて視聴したのと、絶対避けられなかったのでわんぷりは観に行ってます。ですので、去年のキミプリに行ってないのは別にキミプリが嫌いな訳ではなく、たまたまその前年と後年がスペシャルだっただけです。

 ちなみにどうでもいい余談なんですが、最後の回に行ったのでめでたくお客さんのほとんどはnot女児で、割と気兼ねなく視聴できる劇場内だったんですが、通路はさんで斜め前くらいにガチもんのやべぇおっさんがおり、明らかに酒と思しきロング缶をあおり(ルール違反)、露骨に持ち込みのつまみを食いながら、上映中もそこそこ大きめの声でぶつぶつ何か言っててキツかったです。ただ、「最悪やな」と思いつつも、「世間様から見たらお前もこのくらいに見えてる可能性あるからな」と思い直し、改めて居住まいを正すのでした。プリキュアを観るなら、みんなで心を清らかにしような。

 

<閑話休題、一応ネタバレ防止で折り返し>

 


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「BLACK TORCH」 5→5

 とても真っ当なジャンプアニメでしたね。おかげで良くも悪くも印象には残りにくいのだが……同時期に放送してるBLEACHがよりによって最終回放送ミスって変なアヤがついてしまったので、こっちのもののけバトルの方が一応アニメとしては綺麗とも言える。

 バトル展開としては何を取り上げたもんかと思うくらいに素直なフォーマットで、お庭番衆やらなんやら、忍者チックな部隊で戦闘しているとはいえ、そこに何か特殊能力が絡むわけでもなし、バトルアニメとしてはやや地味な部類。そこにラゴウがどう絡むか、みたいなところに「憑依もののけバトル」の差を出せそうな気もしたが、ラゴウは付き合ってみたら存外素直な奴だったもんで、ふつーに超パワーを貸してくれておしまいだったせいであんまり「もののけだから」とか「猫だから」みたいな特性は発揮されず。その辺での加点ポイントはあんまり無い。

 ただ、その分減点があるかというとそんなこともなく、放送開始時に(スタジオの前の仕事がダメだったもんで)不安視された映像部分については、今作は最後まで割と頑張ってくれていたのでストレスを感じることはなかった。加えてキャラどうしの掛け合いもみんなしてどっか素直じゃなくってややヒネた物言いが多いのだが、ちょっとしたアクの出し方なんかはいいヒキになっていて嫌いじゃなかった。メインのバディのずっと憎まれ口叩き合いながらも信頼が厚いところもいいですよね。まぁ、結局私は猫を大事にする物語が好きなんでしょうね(多分そこじゃない)。

 もののけとの友情物語についても王道設定なので特にコメントも無いが、ラゴウの過去が明かされてからさらにアマギにまでお話が移り、そりゃ悪い奴には違いないんだけどどっか憎めないよな、みたいな部分で「勧善懲悪」とまでいかない哀愁の利かせ方も妥当なところ。そして、これらの物語が1クールアニメとしてだいたい収まってるってのが一番のポイントなのかもしれない。なんか、ほんとに「1クールでアニメ化するために作りました」みたいな作品なんだよな。

 世の中にはこういう作品がまだ埋もれてるんでしょうかね。業界としては作り甲斐のある漫画原作がざくざく出てくりゃ助かるんでしょうけど。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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