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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
やぁ、1回しか記載されないと思っていたこのタイトルがまさかもう1回出てくるとはね。絶対に途中で切ると思ってたのに、なんだかんだで最後まで見守ってしまったよ。そして、その結果ポジティブな感情が出てこなかったあたりが面倒極まりないネ! 今期もザクザクN話切りが展開された中、この作品が最後まで切られずに残っていた理由はだいたい2点にまとめられる。1つは、いうてアニメとしてのクオリティはそこそこ保証されていたこと。J.C.STAFFの安定スタッフによる制作なので、映像部分で大きな崩れは無く、画だけを見れば失望感はそこまで無いのだ。昨今のなろうアニメでは画のクオリティの保証は最低限のモチベにはなる。まぁ、終わった今となっては、「クソ作画の方が安らかに眠れたのに」という気持ちしかないわけですが。 そして2点目は、胸糞リベンジストーリーという骨子が1話目でイヤというほどアピールされていたので(そもそもタイトルにそう書いてあるので)、「ドス黒・ざまぁ満載復讐劇」というシナリオラインが何か痛快なものに繋がるんじゃないかという期待もゼロではなかったため。嗜虐趣味がそそられる展開であるならば、例えばかやのんキャラがみっともなくピーピー泣き喚きながら命乞いをする様などが毎回楽しめる可能性があり、オリジナルの収穫を期待した向きはある。そして、こちらの要素については、確かに得られたものはある。かやのんエルフは最終的にみっともない命乞いをしたし、その前にはドヤ顔煽りなどの様々なプレイのフラグを立てまくった部分は「見たかったもの」が出てきたのは事実だ。 ただ、そうした「ご褒美」を得るための代償があまりに大きすぎた。いらん要素が多すぎて見返りを得るための心労が割に合わなかった。ほんとに、私は人生において何度「なろうってどういう層が楽しめるんだよ……」という虚無を感じなければいけないのだろうか。途中の戦闘についても、主人公アゲについても、何1つ「楽しい」に繋がらないんだよ。意味がわからんのだよ。復讐相手があんだけいるんだから1クールでせめて3〜4人くらいはサクサク殺しに行くのかと思ったら結局かやのんと狼の2体で終わっちゃったし、そのかやのん戦にしても、メインバトルの前に全くいらん戦闘が何個も入ってなかなかゴールに辿り着けない。レベル9999とか言ってるくせしてレベル数百の相手に意外といい試合を繰り広げたりして、描きたいものの軸がブレブレだ。せめて、自分で掲げた旗印くらいは最後まで責任を持って守り通してくれよ。 まぁ、どんな文句をたれようとも、「最後まで観てたお前が悪い」と言われたら返す言葉もないのだけど。残念なことがあるとすれば、以前「BLUE REEFLECTION」で興味を持ってちょっと気にしていた玉城仁菜という声優さん、あれ以来、どーでもいいなろうのショタ役でしかメイン役がなくて、どんどんクソアニメ請負人みたいになっちゃってるんだよな……。 PR 終わらぬことが、最終話。ほんとになんの匂わせもなく、フッと消え去るように終わってしまったこのアニメ、それはまるで、静かに去っていった小野への弔意のようである。 うーむ、最終回だったのか。確認したら原作は全16巻ということで、そりゃ1クールじゃ終わるわけもなく。それにしたってどこがちょうどいい区切りなのかもよく分からない状態で、ほんとに来週も放送がありそうな素っ気なさで終わりを迎えてしまった。そして2期は未だ発表されずということで、楽しんでいた身にはずいぶんヤキモキさせられてしまう。でもまぁ、切れ目らしい切れ目が無いならしょうがないか。それこそ第1クールを「小野編」とでも銘打つしかないのかも。 フミちゃんを打倒して難関を突破したかに思われたサンタだったが、目の前にはそんなフミをけしかけた諸悪の根源である大渋が登場。再びジジイVSジジイの頂上決戦が幕を開ける。サンタは(甘矢に多大なトラウマを残した)特訓の甲斐もあってかある程度のレベルアップはしていたが、今作のすごいところは最強のはずのラスボス大渋さんも一切油断することなく、前回の反省からサンタに負けじと修行していたという部分。最強最悪の敵がさらに努力するって時点で漫画的なお約束からだいぶ逸脱している気がするのだが、大渋はそれをやり抜けるからこその大渋。合わせ鏡の間の意味はさっぱり分からないが、おじいちゃんも人に見られて強くなるタイプなのだ。子供達の視線が集まり、大渋にバフ、サンタにデバフ。さらに連戦の疲労も重なり、サンタはギリギリで何かを感じ取ってレベルアップには成功したものの、今回もがっつり実力でねじ伏せられて屈辱の2敗目を喫してしまった。この状態でサンタにトドメを刺しに来ない大渋の胸中も謎ではあるのだが、まぁ、不死身の存在として定義されてしまってる相手に余計な手間をかけてもしょうがないのか。 ジジイ対決はとにかく一旦終わり。しかし、その傍らでは輪をかけて望まざる「大人の」事件が起こっており、急激な成長痛に耐えきれなくなった小野はついに力尽きてしまったという。前回時点で「死に至る成長痛ってなんやねん」と思っていたが、この世界にはガチでそれが存在していたのだ。もう笑えない。なんなら作品始まって以来の最大級のシリアス。その厳しい現実を前に、冬村は再び心を閉ざしてしまった。……包丁を握って髪をざんばらに切り捨てる冬村、一応定義上は私の愛好する「作中でヘアスタイルが変わるヒロイン」にクレジットされることになった(あんま変わってないけど)。一番大切な相手、なんなら「初恋」だったかもしれない小野を失い、これから先も冬村は子供で居続けられるのだろうか。三田は、そんな冬村の悲哀を受け止めることができるのだろうか。 何もかもが「終わらない」此度の決着。まるで不確定な未来を残した「子供」という存在そのものを示唆するような幕引きになってしまったわけだが……私はこの先の未来も、見てみたいんですがね。
「悪食令嬢と狂血公爵」 5→5 ナーロッパに世界を移し、「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品の3本目。こちらは青春というのとはちょっと違うかもしれないが、「両想い以外の何ものでもない」男女がいちゃこらするだけという骨子部分は一緒である。「私の幸せな結婚」っていうタイトルでも特に問題ない作品でもある。 1話目で想定された中身から1ミリもズレずに単に2人して飯食いながらイチャイチャするだけなのでどう足掻いても加点要素は無いのだが、絶対条件である「メインヒロインが可愛い」はまず達成されているので減点要素も無し。甘織れな子(異世界での姿)であるメルフィは、なろうヒロインでありながら「令嬢」感はそこまで強くなく、庶民的な部分を魅力の基盤に置きながら、時に料理人、時に魔術師として節操なく周りの男どもに魅惑を振り撒いており、ここに嫌味が薄ければ合格ラインは越えられる。この「ギリで媚びすぎない魅力の出し方」みたいな部分で中村カンナボイスは良い働きをしてくれていたと思う。 単なるイチャイチャでは途中で飽きが来てしまうだろうし、実際に飽きる要素ゼロだったかと言われたら退屈した部分もある気はするのだが、「悪食」というテーマを維持しつつ、そこでできるシナリオ展開でちゃんと本筋が引っ張れているストーリーテリングは案外悪くない。「魔物を食べるとはどういうことなのか」「世間的にどう見られているのか」「而して悪食令嬢とはなんなのか」の設定が納得いくラインで組まれており、「この2人だからこそ互いの良さをすくいあげられたのだな」という破れ鍋と綴じ蓋の関係性が愉快でもあり、腹立たしくもあり。なろうにありがちな「思いつきの出オチ設定がさっさとどうでもよくなる」タイプじゃないというだけで、ずいぶん印象はよくなるものだ。 そうして描かれる凸凹カップルストーリーが、割と良さげなアニメで綴られているというのも良きポイント。制作の旭プロダクションにはあんまり期待してなかったのだが、今作はなろう的なアホでド派手な戦闘シーンとか、ふざけた戦闘スキルの描写とかが必要ないおかげで、比較的細かい部分まで神経を配ることができたのかもしれない。肝腎要の料理に関するシーンも、ちゃんと「異世界の料理って何?」を考えて設定されており、必ずしも「美味しそう!」だけじゃなくて種々の事情を抱えた「食べるということ」へのこだわりが見えた。大きなインパクトがあるわけじゃないが、異世界料理の形を考える1つのアイディアとして成立していたんじゃなかろうか。 結局、みんなで美味しいものを食べるのは良いことなのですよ。単なるグルメ漫画じゃ物足りない部分を、魔法ファンタジー要素と混ぜ合わせることで新鮮なものとする「ダンジョン飯」メソッド、多分、目先を変えたらもうちょいバリエーションは狙えそうだよ。 「Let’s Play クエストだらけのマイライフ」 4→4 マルチカルチュラリズムを代表するかのような闇鍋作品だったが、終わってみれば「まぁ、こういう話だったんやな……」くらいであんまりインパクトは無かった。筋立てだけみれば別に悪い作品でもないのだろうが、その怪しげな骨子が「小さな違和感」で終わってしまって何か特異な収穫があったかと言われればノーである。 観てない人のために確認しておくと(その工程いるか?)、今作は「北米の漫画原作を日本でアニメ化したもの」だが、どこかに中華系の匂いも感じさせる不思議な風合い。冷静に見ると別に中国要素は一切無かったはずなのだが、それを感じ取ったのは「何かしらの海外風味を出しながらも画面がしょぼい」という状態を「中韓どっちかのアニメ」として処理するしかなかったためだろう(アメリカ原産でこういうショボさのアニメは見たことがないので)。おかげで途中はガチで「中国のアニメはなー」とか思いながら観てる瞬間もあって、その度に「違う、これ国産や」と訳の分からない確認をする必要があった。私はなんでそんなアニメ視聴体制を敷いているのか意味が分からない。 で、そうして頭がだいぶぐちゃぐちゃになった状態で見ていても、「なんか安っぽいアメリカン風味のラブロマンス」でしかなかったもんで評価は上げられなかった。映像部分のしょぼさは我が国のスタジオ(今作はOLMの主導)にあるので原作者には申し訳ないところだが、まぁ、いうて超絶作画でアニメ化するようなタイプでもなし。筋立てに関しては、最近はとにかく「ゲーム制作」というテーマがあまりに被りすぎており、今期だけでも「いもウザ」に「破産富豪」と同じクールでも被ってしまい、「なんでみんなしてゲーム作りたがるんだろう」と食傷気味。主人公・サムの作るゲームはテイストが違うという部分での差別化は狙えるかもしれないが、残念ながら彼女の作ったゲームの特異性は画面からも伝わってこず、上っ面だけでなぞる展開がサムとマーシャルの関係を刺激的なものにはしてくれなかった。どっちかというと、一部描かれていた「ゲーム配信者だってこれだけ日々の苦労の積み重ねがあってようやく実現している職業なんだ」っていう配信者苦労話の方が見てて面白かった気もする。 どうにも「ならでは」の良さを拾いきれなかったのもったいなさは感じるが、この基盤だとこれが限界かなぁ、という感覚もある。ま、いろんなところから原作持ってくること自体は悪くないよね。 「永久のユウグレ」 6→4 「沢城みゆきのボディ(声)に、富田美憂の心(声)を合わせて、最強の存在を、作りたいんですよ〜」 「キャ〜〜〜〜〜!」 個人的に今作を評価できる部分があるとしたらそこでしたけど……それ以外はなぁ……。最初の評点は第0話時点でのものですので、紆余曲折を経ての最後はどうにも……ウーン。 直感的に一番ダメだと思ったのはやっぱり中盤の筋運びですよ。目的もよく分からないロードムービーを全体の半分以上の話数を使ってダラダラやられたところで、「P.A.WORKSのオリジナルアニメ、毎回悩ましすぎるナ……」とあいそをつかしてしまった人も多いんじゃなかろうか。ただ、それならラスト数話の怒涛の展開だけは面白かったかと言われると、そっちはそっちで釈然としないものは残っている。ざっくりした表現をするなら、どうにも問題を上っ面でしか見ていない独善的な部分が多過ぎたような気がしている。 例えば今回一番の被害者は当然ヨイヤミ・アモルコンビなわけだが、ヨイヤミさんはその胸の内にどんなものを抱え込んでいたのかが描ききれていない。一応最後にユウグレに向かって暴れ散らかす理由は説明されているのだが、アウトサイドたちに割かれた尺が短すぎて、それが真に迫った感情として理解されない。その上でユウグレから一方的にぶっ壊され、最終的に人格を失ってしまうという結末はあまりに報われないものだ。そしてその不幸はアモルにより如実に表れており、ラストシーンでいい感じにまとめた風だったが、彼女が抱えるアキラやユウグレに対して抱く感情の根本的な齟齬は何一つ解消されていない。結局はユウグレが「まぁ、私が正妻だから」とマウントを取る状態だし、人間とアンドロイドの間の種族の壁、時間の壁は何一つ変わらないままだ。2人で赦しを与えたところで、アモルは自分がしでかしてしまった過ちを抱えたまま、針のむしろの状態で3人生活を続けさせられるのだろうか。 他にも「全ての元凶であるトワサが結局は何も報われないまま死んでるんだよな」とか、メインシナリオの大きさをまとめ上げるための努力が足りず、いろんなところに「思いつきレベルの設定」の残滓が転がっているような印象。やはりどう足掻いても1クールという尺は短いものなのだから、欲張らずに本作でやりたかったことをもっと絞り込みコンパクトにまとめる方向性の方が結果的にはよかったのではなかろうか。 とはいえ、出来上がったものを見てブーブー言うだけなら簡単ですからね。それだけオリジナルアニメってのは難しいって話でありますよ。試行錯誤して何かしらの問題提起になるような作品を生み出せたのなら、それはそれでP.A.らしい結果ともいえるが……久しぶりにスマッシュヒットを出すP.A.が見たいなぁ……。 「太陽よりも眩しい星」 5→6 2期だとゥ!? ここからさらに何を展開するというのだ!? 付き合ってから先の方が楽しいという古のラブプラス理論か。 というわけで今期居並ぶ「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品群の2つ目。こちらも実に良い青春具合で、おっちゃんはただただ歯噛みしながら見守るだけである。みんなしていい子だし、中心で描かれている恋愛模様も甘酸っぱくて大変良い。ラブコメとして特にツッコむべき部分はない。ただ、別に優劣をつけるようなものでもなかろうが、個人的には「矢野くん」の方が微差で上という位置付けではある。最大の理由は、こっちの方が、もうほんとに疑いようもなく「最初から両思い」だったもんで、視聴者目線では分かりきってる結末への寸止めを延々見せられてる気分で、「いくら何でも2人して器用にすれ違いすぎやろがい!」って部分はどうしたってストレスになってしまうから。吉田さんが好きに気付き、矢野がそれに応えるまでの変化みたいな緩急は今作には存在せず、そのあたりの噛み心地のヴァリエーションの差である。 もちろん、それだけで一概に優劣を決められないのも事実で、本作には本作の良さがある。代表的なところで言うと、今作は中心にいる岩田さんが引っ込み思案な性格なので、周りから焚き付ける「親友」ポジションの存在価値が高まる。つまるところはおせっかい焼きのウザ羊宮ちゃんが元気いっぱいで可愛かったことはプラスと取りたい。もちろんその隣で統制効かせてた香川さんも頑張った。そして今作は一応男女両方に恋の鞘当て要素が微量ながらも用意されているが、男の当て馬・鮎川君、女性側の(一応)比較対象・昴さんと、これまたみんなしてあり得ないくらいの人格者でいらっしゃるもんで、ギスギス要素は最低限でほんとに優しい世界である。何がすごいって、2つのアニメ作品で「一応恋のライバル宣言はしてみるものの、どうにもお人よし過ぎて結局は応援に回っちゃう系男子」が両方ともCV坂泰斗だということ。そういう不幸な星の下に生まれてしまった声なのだろうか。羽柴も鮎川も幸あれ。 他にも「デカ女岩田さん」の諸々が可愛かったのはもちろんプラスだし、今作はほんとにベタな展開しかないのに学校行事だけやたらイカレてたり、普段の常識的な進行を唯一無視していいのがアイキャッチだったりと、最低限飽きがこないような工夫は施されている。こんだけ似たような展開でお預けくらい続けていたのに、最後まで見続けられちゃったのはそうした小ネタの数々で適宜スパイスを加えてもらったおかげだろう。アニメとしてもちゃんと存在意義がある良いものでした。2期も楽しみですね。 追伸:これにて若手声優・藤寺美徳ちゃんが立て続けにヒットを飛ばしたことになる。ほんとにクセになる声でございます。 「おもてぇ出ろや」は魔法の言葉、第12話。この言葉に従って表に出た女の子2人は、その後幸せな結末を迎えるという。ねぇ、花柳香子さん。(今回のミコちゃんは「おもてぇ出ろや」とは言ってない)。 正直に言おう、今回の「約束の更新」、作品内でどれだけの意味があったかよく分かってない。前回時点で「この状態の比名子を止める手段なんてもはや無いだろうに……」と思っていたのに、ほぼ同条件での「再契約申し込み」が通って一旦案件が据え置かれた理由が分かってない。がっつりと膝を突き合わせて談判した比名子と汐莉。何か、2人の関係性に大きな更新がなければ現状は変えようがないだろう、という予測があった。そして汐莉が渋々選んだのは「消去した記憶の返却」。これにて比名子は出会いの記憶を呼び起こされたが、現在の比名子からしたら「だから何?」である。「お前が私を大切に思ってる理由は何となく分かったけど、それと私が今死にたいことは関係ない。お前が私をだまくらかしてたことを許しちゃおけない」と。そこに更新要素は無い。 そこに汐莉は「改めて約束する」という謳い文句で「今度はちゃんとするから! ほんとに!」と「泣きの1回」を申し出てみっともなく関係性の修復を迫った状態。いや、ほんとに汐莉側からしたらそれくらいしかやりようはないんだろう。だって死にたいって言ってる人間の目の前には広大な海が広がっているわけで、仮に今思い切りボディブローをくらわせて気絶させたとしても、起きたらまた海にダイブしたらおしまい。他者の自殺願望を止めるには、心の中の何かを変えるしかない。そして、そんな道具立てを汐莉は持ち合わせていない。だからこその「泣きの1回」。汐莉の行動原理はまぁ理解できる(そこまでして比名子に必死になる理由が完璧には噛み砕けていないが)。 しかし、これを比名子側が呑む理由は分からない。あまりに魚が必死すぎたから抗うのも面倒になったのだろうか。今度の約束だって口約束だから反故にされる可能性はあるし、ここで一旦矛を収めたとて、比名子のこれからの人生に光が差すとも思えない。せめて汐莉が「私が全力でお前の人生楽しませてやるから」みたいなことを言ったなら「今回だけやで」っていうレスもあり得なくはないが、ほんとに改善策も何も無しに、「もう1回」なのだ。比名子の中で何かが変わる理由などありはしない。なんなら汐莉が必死すぎて怖いまである。何ともモヤっとした(文字通りの)延命策である。 というわけで、1クールを追いかけてきたこの物語において、多少視点を変える必要に迫られていると感じた。これまでは「比名子が主人公の物語」だと思っていたのだが、もはや我々視聴者には比名子の心情は追えないものとなってしまった。まぁ、スタート地点が自殺願望というマイナス地点なので追いかけるのは難しかったが、今回の話を経て、もはや比名子は「攻略対象となるブラックボックス」だと思った方が潔いだろうと判断する。改めて、今作の主人公は比名子じゃなくて汐莉の方だ。人間なんてめんどくさいものに心惹かれてしまった、哀れな「ひとでなし」の物語だ。そう考えれば、一途でおせっかいな汐莉の立ち居振る舞いも健気なヒロインに見えてくる……かどうかはまだ微妙だが、彼女の無償の愛情は確かにメインテーマたりうるものなので、今後は「どうやって比名子を突き崩していくか」という視点から見守るとしよう。 それにしたってミコちゃんが蚊帳の外に置かれてるのは可哀想すぎるけどな。
「矢野くんの普通の日々」 5→6 今期やたらと揃っていた「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品群の筆頭候補。最終的に得られる一番の感情が「吉田さんほんと可愛い」なのでとてもめでたい(愛でたい)。 あたしゃあんまりラブコメって求めてない人間だよなー、という自認があったのだが、今期はラブメインの作品がザクザク出てきてたけど結構美味しくいただけてしまっている。もしかしたら、加齢によって「若者の恋愛」自体が1つのエンタメとして受容できるようになったせいかもしれない。今作における吉田さんと矢野の恋愛模様はそうしてお茶の間でゆっくりと味わうのにぴったりな恋愛模様でして、2人してピュアっピュアなもんだから下世話な妄想すらほとんど湧かず、ただホワホワと2人の「初めて」を見守っているだけでいい。学生の恋愛模様を描く作品ってぇとだいたいは波風立てるためにライバルが出てきたり、ヤンキーとかの敵が出てきたりするものだが、今作には悪意を持つ人間はほぼ登場せず、クラスメイトもみんなして「不幸」な矢野のサポートに回ってくれるし、健気に頑張る吉田さんもクラスメイト総出で応援してくれている。 2人の恋を妨げるものはただ1つ、矢野の体質だけであるが、それとてちょっとしたスパイス程度のものであるし、矢野のこれまでの人生のせいで「初めて」が余計なまでに輝いていたのだから、むしろ体質だってナイス恋愛サポーター。唯一、羽柴だけは明確に「恋のライバル」として存在していたはずなのだが、その羽柴が2人に輪をかけて善い奴すぎたためにライバルとして衝突するどころか2人の関係性をサポートしまくっちゃうし、2人の関係性と同時に羽柴の好感度も上がり続けるというマイナスという概念が存在しない世界。まぁ、そりゃ羽柴からしたらモヤモヤはあるのかもしれないけど……こいつは、吉田さんと一緒になれなくても将来絶対にいい彼女見つけて幸せになれる男だよ。 アニメとしてのクオリティも実に安定しており、キャラ絵はきちんと個性を出しつつ最後まで魅力的だったし、ギャグのサクサクテンポも、しっとりした恋愛パートの気のもたせ方も勘どころは心得たものである。冷静に考えればほんとに起伏に乏しい「平和な」お話のはずなのに、毎回退屈せずに「甘ずっぺぇなぁ」とニヤニヤしながら見守れるのはメンタルにとても良いものであった。 掛け値なしで、吉田さんは今期アニメヒロインズのトップテンに入ってもおかしくない人材だったと思うのだが、作品自体が地味なもんで世間的に吉田さんの良さに気づいている人間が少なそうなのは残念。観なよ、うちの清子を……。 「アルマちゃんは家族になりたい」 5→5 ハートフルでしたね。そしてそれだけでだいたい足りてる作品。 最近はほんとに集中力が切れてしまうようになって、ある程度視聴本数を絞り始めているのにそれでも追いつけないくらいに「ほんと適当に眺めてただけの作品」がたくさん出てきてしまっているのが悩み。そしてぶっちゃけ、この作品もどちらかというと「適当」側に入ってしまうのが申し訳ない。でもまぁ、そんな視聴体制でも許してくれるくらいの作品だった、といいように言っておこう。最初に想定された「ゆるふわ殺戮兵器コメディ」の路線からは全く外れることなく、「予想も期待も裏切らない」くらいの着地である。いや、作画に関しては低コスト手抜き感は否めなかったので期待を裏切った部分はあるが、じゃぁゴリゴリの神作画で放送しなきゃいけなかったのかと言われたら多分違うし。日常アニメって、これくらいでなんとなーく成立するもんですよ。 逆に、期待を超えてくれた部分があるとするなら、「アルマがメカだというただ1点だけのお話ではあるが、1クール特にダレることなく最後までのんびり観られた」というのは評価ポイントだろう。もちろん適宜新キャラを追加して話を膨らませる構造ではあるのだが、だからとて野放図に捨てキャラが乱立するわけでもなく、長江里加ボイスがしっかり効いてる良き「ライバル」のマキナを筆頭に、個々のサブキャラもそれなりに立っている。宇宙にモンスターにアイドルライブと、節操なく駆け回るアルマの無敵っぷりも古き良き日本のギャグ漫画の味わいではあるが、要所でちょっと紛れ込ませたネタ回しで今っぽさを見せてみたり。そしてメイン2人のじれったい恋愛(?)模様に「お子様」目線から世話を焼くという基本線が押し付けがましくなくてニヤニヤできるくらいの純度に仕上がっている。うむ、やはり期待は裏切ってないのだよ。 まぁ、こういうタイプの作品をワンランク上のクオリティで作り上げて「良作」にまで仕上げてもらえるとアニメ化の意味も大きくはなると思うのだが……全ての作品にそれを期待するのも酷ってもんでね。こういう「可もあり、不可もあり」みたいなバランスの作品をちょっとずついただくのも、日常生活にアニメを採用する際の1つのスタイルなのかもしれません。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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