最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
分かれ道の、その先へ。最終話! これは、バンドアニメだ。 大方の予想通りに30分まるまる使ってのラストライブ。もう、今から来月が楽しみで楽しみでしょうがない(わたくし、day1のみ現地参戦!)。視聴中も、すでに来月のステージと重ね合わせてしまって涙が止まらなかった。2Dと3Dの重ね合わせが実現するバンドリプロジェクト最大の強み、それはやはりライブである。見事な接続、見事なエンタテインメント。我々はただ、天を仰いで降り注ぐ「享楽」を甘受すれば良い。 先週のさきうい逃避行から「結局諸々どうなったんだよ」という部分をもっと言葉を尽くして説明すると思っていた人もいるかもしれない。まぁ、そういう要素はあっても構わなかったが、繰り返すが本作はバンドアニメだ。しばらく忘れていたかもしれないがバンドアニメなのだ。であれば、そのバンドの姿を見せることで結末を示す。これが一番誠実な答えの開示である。2つのバンド、10人の少女。その全てに祝福を。 せっかくなので本作にのみ許される「キャラ単体での総括」で簡単にまとめていこう。どうせライブ当日まで今回の映像は擦り切れるまで視聴して備えなければいけないので、残りの時間でたっぷりと読み込みはさせてもらうが、とりあえず初見で辿り着いた私なりの「彼女らが辿り着いた現在地」への雑感である。
高松燈:今シリーズではブレることなく我が道を走っていた燈。バンドのセンターとして、堂々たる姿も見せるようになってきた。もちろん円陣なんてうまくは出来ないけれど、迷子でも進み続ける彼女に後退は無い。同じ日に、同じ志で、全く違う場所で同じようにライブを行なっているかつてのメンバーのことを、燈は誇らしく思ってくれているだろうか。
Ave Mujica:再結成に再結成を重ねて辿り着いたひとまずの「スタートライン」。新たに神となった豊川祥子を中心に、世界の荒波にのまれながらも突き進みことを決めた5人の新たな「共犯者」たち。Mujicaとしてのスタイルは「清濁合わせ飲む」ことで成った。豊川の恐ろしさ? そんなものは自分が豊川になってしまえば何も怖くない。それを卑怯と謗る者がいるだろうか。かつてのように、お嬢様のごっこ遊びと嘲る者がいるだろうか。そんな連中は、ただ音楽でねじ伏せればいいのだ。女神の下に集いし4人の騎士は新たな戦場へ向かう。たとえそれが、血に塗れ穢れた道行きであったとしても。 バンドリのバンドは「暴れ者」が混ざっている。世間に喧嘩を売ることを厭わないバンド、Afterglow、RAISE A SUILEN、そして3つ目にAve Mujicaが名乗りをあげた。これからも彼女たちにはさまざまな苦難が待ち構えていることだろう。しかしもう、解散は許されない。死なば諸共に、彼女たちの企みは続いていく。
バンドが、成った。 PR 「この会社に好きな人がいます」 6→6 ネガティブな印象は一切ない。嫌いじゃないし、満足もしている。だからって特別扱いするほどのこともない気はするのだが、まぁ、好感度を素直に点数にしたらこれくらいでいいのかな。 第一印象が良かったのは「ふつーの恋愛をふつーに描くアニメって意外と少ないよな」ってんで特別感を持っていたのだが、まぁ、別にそこは強くアピールするポイントではなかった。地味は地味なので強く興味を引くほどの要素ではないしね。でも、逆にこの設定のラブコメで強く興味を引いちゃうような強引な設定なんて作られたらかえって浮いちゃうだろう。等身大のカップルを描く作品として、むしろこの印象のままで終幕したことは良い判断だと言えるのかもしれない。 映像的なクオリティも並かやや上くらいなので失点は無いが取り立てて大きな加点はない。しいて特別な部分を取り上げるとすれば、アニメには珍しい「ガチ会社員ドラマ」だった部分だろうか。いや、それこそ最近はラブコメ系でサラリーマンを描いた作品も増えてきている気もするのだが、今作は「経理部」×「企画部」という組み合わせのカップルがお互いの部署でやってる通常業務がなんとなく見えてくる気がして、そこに「普通の会社員の日常」が程よく見え隠れするバランスが引きこもりニートアニメオタクにとってはちょっと新鮮だった。いや、世の働きマンたちには飽き飽きするような日常なのかもしれませんがね。なんとなく「地に足ついてる感」があるとこに加えて甘々のラブコメっていう組み合わせなので甘い部分の味が引き立つ感じがありました。立派な社会人って、仕事しながら恋愛にも時間を使ってて大変だよなー、いつアニメ観てるんだろう(観てねぇのよ)。 少しずつ育まれていく恋人関係に、きちんと2人の人間的な成長が付随する。無理ない程度に絡む他のキャラクターたちがもう1本の恋愛ドラマを補助的に展開し、そちらもそちらで色々と感じ入る部分がある。年齢的には御前がやってる係長の「ちょっと歳いっちゃったけど恋愛していいのかしら?」みたいな感情のもどかしさが妙に親近感が湧いてたまらんものがある。酒飲んで管巻く伊藤静でしか得られない成分が間違いなくあるのだ。 結局、私のような人間には「ふつーの恋愛」が一番のファンタジーだったりするのである。「魔法使いになりたい」「異世界を救う勇者になりたい」と同列に「普通のサラリーマンとして同僚と恋愛したい」があるのかもしれません。 「Unnamed Memory Act.2」 ―→5 これもまた随分不思議な作品だった。とりま、最後まで視聴はしていたのだが、相当になおざりな視聴姿勢だったので中身はもはやよく分かってないという前提での感想になることをご留意願いたい。 ぶっちゃけ、集中力を切らしてしまった責任は作品そのものにあるとは思うので減点も考えたのだが、今作にしかないエッセンスは間違いなくあるんだよなぁ、という葛藤もあって維持することにした。おそらく、もうちょっとだけ忍耐力がある視聴者であれば点数は上がっていた可能性もある。ただ、なかなかそのハードルを超えるのが難しい。 まず大前提として、割と無茶苦茶なことをやってる作品だ。今更ラノベ(なろう)でタイムリープやら世界改変やらがごたいそうなもんではないと思うのでそれだけならいいのだが、今作はそうした世界改変が「大前提」としてあるというか、複数の世界改変を立て続けに起こし、複数のパラレルワールドの存在を前提とした上で話が進んでいく。メインヒロインのティナーシャはこれを全部理解した上で跳躍を繰り返しているかのように見えているが、その実世界の有り様を全部把握しているわけではないので、ティナーシャ目線を追いかけるしかない視聴者にとってもどんどん混乱の度合いが大きくなっていく。そして「どのように世界がなりたっているか」「この世界はどこに飛んで、何が起こってる世界なのか」なんてのはいかにアニメ作品とて画面で表現できるものではなく、説明しようとしたらひたすらに台詞で処理していくしかない。その結果、「言われてもピンとこない……」のオンパレードとなり、作品世界のティナーシャと視聴者の理解(体感といってもいいか)はどんどん乖離していくのである。 第1クールの時に「なーんか演出が不可解な作品で、シーンがポンと飛んでしまっているような妙な印象がある」とずっと首を傾げていたのだが、最後まで見るとなんとなくこの理由がわかった気がして、「描かず飛んだ」のではなく、「描く方法がなくて諦めた」箇所だったんじゃなかろうか。小説の文章なら表現できたかもしれない事象が、もはやアニメでは完璧な理解を促すまでの描写ができなくなってしまった。そのため、もはや完全な再現は諦めて「なんとなくついてこいよ」の方向に舵を切った。その結果が、今作のもつ独特の「ブツ切れてる感」というか、「なんかふわふわして捉えどころがない感」につながったんじゃなかろうか。 普通に考えたらそんなことをやらかした作品は評価が下がって然るべきだし、実際下がっちゃいるのだが、ただ、制作側の苦心も理解できちゃうのよね。そりゃいちいち詳細な説明を挟めばなんとか理解をサポートすることができようが、1から全部説明したのではテンポも悪くなるし、多分尺が足りない。何より、ティナーシャは自分が何をしてるかわかっている(つもりな)のでいちいちオスカーに全部説明したりもしないし、スパダリなオスカーさんは1を聞いて何千と知っちゃう才媛なものだから、視聴者など置いてきぼりにして突っ走ることになんの抵抗もない。というか、オスカーが細かい設定に拘泥してまごまごしてたら、それこそ今作で描きたい一番大事な部分を取り逃がしてしまう。何を一番優先すべきかを考えた結果が、このあやふや世界改変ファンタジーだったわけだ。 繰り返し「あやふや」とか「ふわふわ」とか書いているが、多分制作側も最低限の責任で描いているのだから、全部集中して観ていれば話はつながっているのだろう。最序盤から分からないなりに考察を重ねていればもっと刺激の多い作品になったかもしれないので、やはりこれは作品のせいというよりは、受容しきれなかったこちらが側の責任だったと思いたい。そして、そんなダメな状態でも最後まで観続けられたのは、結局ティナーシャ・オスカーのバカップルが見ていて楽しかったからに他ならない。ティナーシャさんは1期時点でだいぶチョロさが露見していたが、それでも偉大なる魔女の威厳は保ちつつ、ほんとにいい女であり続けた。そしてそんな魔女すら手玉に取る最強の王子・オスカー。王道ラブストーリーかくあるべしというご立派なお二人でした。ティナーシャさんのチョロ可愛らしさとえげつないほどの無敵加減の混在っぷり。種﨑シンパなら絶対押さえておかなきゃいけないキャラですよ。 「甘神さんちの縁結び」 4→6 意外だろ? このアニメの評価が上がっていることが。いいか? 俺はチョロいんだ。 最初のうちはほんとに「これだからマガジンのラブコメは」って、「黒岩メダカ」と同じような反応を示してたんですよ。典型的なフォーマットをそのまま当てはめたような分かりやすい姉妹の設定。大したもんじゃなかろうと思っていたし、まぁ、実際大したもんじゃないのかもしれない。 その上で評価が上がった理由を端的にまとめると、「ヒロイン勢が可愛かったから」です。素直に評価するとやっぱりそこなんですよ。ちょいエロラブコメなんだからそこが一番重要なのは当たり前ですしね。「可愛い」といってもいろんな種類があるとは思うけど、まず大前提としてキャラデザですね。制作はドライブなんですが、2クールの長丁場でほぼ作画が崩れることなく、シャープながらもちょっと淡い色合いの特徴的なキャラクターデザインが最後までしっかり維持されていたし、ヒロインが可愛い顔をする「見せ場」の演出も丁寧でした。こんだけ性格が分かれてる3姉妹なので好みは大きく分かれる部分だと思うんですが、今作においては三者三様で満遍なく魅力を感じることができる。「姉妹」とタイトルがついてるくせして実際には姉妹じゃなかったおかげで性格が違いすぎるこの設定にも理屈がついちゃったし、2クールのうちにゆっくりじっくり3人だけを描けばいいので描写の密度が濃かったのも良かった。まぁ、3人以外にも、もちろん白日やおみっちゃんに至るまでみんなして可愛かったですけどね。 シナリオ部分については、神社を舞台としたことで都合よく採用された「神秘」がキーになり、乱暴にくくると「青ブタ」と似たような戦略。あちらは個々のヒロインの精神性に理由を求めるため、よりキャラクターの内面をエグる構造になっていたが、こちらの場合はもちろん1人1人の精神性に言及しつつも、面倒臭い場合は「神様がやったことなので」というざっくりした説明でより手軽に(?)訳のわからん状態を楽しむことができる。しっかりしたヒューマンドラマを楽しみたいなら「青ブタ」に敵うものではないが、漫画原作の強みである「えっちぃ絵」をフル回転させてなんとなく「それっぽい」ファンタジーを味わいたいならちょうどいいバランスなのだ。 ちなみに「三者三様で楽しめる」とは書きましたが、個人的な好みで選ぶとするなら……白日ですかね……。まぁ、そりゃちかぺボイスの激重ヤンデレ感情は俺ホイホイすぎたからな。三姉妹で選ぶとしたら気づいたら朝姫が一番のお気に入りになってたかもしれない。和歌山詩音ボイスのこまっしゃくれメスガキ、あまりに非実在未成年すぎるし、単に七夕エピソードが単体で見た時一番綺麗だったってのもありますね。夜重は最初の怪異(?)だったもんでちょっと構造的に損してる部分はあったかも。 最大の問題として、「これ、結局俺の翼エンド以外に選択肢なくない?」という悩みがあり、原作は未完結らしいのだが、もはや3人と重婚する以外に平和的解決はないし、この3人ならそれでいい気もする。体裁上は「神社(もしくは神)に婿入り」っていう形にしておかないと、五等分問題で荒れそう。連載が終わったら結果だけ教えてください。 「妃教育から逃げたい私」 4→5 意外に思われるかもしれないが、評価は上がっている。なんなら、今期アニメの中なら上位帯に入っていたかもしれない(まぁ、50分以上の候補があるので上位といっても25本あるが)。 「お前なろうアレルギーじゃねぇの?」と言われたらそうだし、「作画しょぼくなかった?」と言われても全くもってその通りのアニメだったのだが……でも、「まぁ、そんなこと気にしなくてもいいやん?」という結論に。なんかね、身の丈にあってるというか、こういうアニメはあって然るべきというか……悪感情を抱く理由がなくなっちゃったんですよね。私がなろう作品を毛嫌いする最大の理由はストーリーテリングの際の思考の放棄、何も考えずにただテンプレだけを繋ぎ合わせた粗雑なモザイクのような完成形に何一つ作品性を見出せないからなのだが、今作については「古き良きジュブナイルを描きたい」という意識がちゃんとみて取れた。別に目新しくもない、斬新でも新鮮でも奇抜でもないし、陳腐ではある。でも、怠惰ではない。ちゃんと描きたいお話があって、身の丈にあった尺と身の丈にあった道具立てで、身の丈にあった物語が完結した。それを退屈と思う人もいるだろうが、この作品自体の存在価値を否定するものではない。例えるなら、桃太郎やシンデレラが今更1クールアニメになったとて「中身知ってるし、新鮮さなんてないし」ってんで視聴しない人も多々あるだろうが、それが桃太郎やシンデレラがつまらないことに直結はしない。おそらく現代においても童話の絵本は売れ続けているだろうし、届くべきところにアジャストした物語が届けばいいのだ。 嫌々ながらもなろう作品に接し続けてきて分かってはいるが、なろうの中にだって色々な作品がある。世間一般でいうなろうのターゲット層に届けるためのチートとザマァの物語が大半を占めているからどうしてもこういう作品には目が行きにくいが、別にチートもザマァもなしに、ちょっとしたお伽話やラブコメを書きたいと思っている人だってちゃんといるのだ。今作においても「サバサバ系のアタクシ」の文脈は根底にある気はするが、それをことさらに振りかざすわけではなく、あくまでもどこかの童話で見たことがあるような「おてんば姫のドタバタ騒動」というコメディの範疇で描いており、なんなら小学生だってすんなり読める内容になっている。今作で惜しかった点があるとするならば、一部のオタクにしか届かない深夜アニメの体裁をとってしまったことであり、これがもし昭和の時代のテレビから金曜18:30に流れていたら、普通に楽しめるご家庭も多かったんじゃなかろうか。 そう考えると、別に作画が省エネなのもマイナス要素にはならない。ほんとに昭和テイストを狙ったんじゃないかと思えるユルいキャラデザは余計な期待も警戒も抱かずに済むし、最初から省エネでやっているおかげか、そこから大きく崩れてみっともない動画が出てくるなんてこともなかったので制作側もきっちり責任は果たしている。最終的にレティが可愛く見えるかどうかは個人の感性によるが、少なくとも1キャラくらいは「ちょっと面白いな」とか「なんか共感できるわー」みたいなキャラには出会えるんじゃなかろうか。ぼかぁ、こういうなろうだったらアニメ化して紹介してもらえるのも悪くないと思っちゃいましたね。 一応蛇足をつけておくと、大きく好感度に貢献してくれたのはもちろんレティ役の白石晴香。やっぱ姫だよなー、どっかハズれた姫だよなー。彼女が強かに脱走しながらも少しずつ初恋を育んで最終的にチョロいくらいのゴールに辿り着く全体図がとてもハッピーでありがたい。ここまで悪人も事件も何も無くて成立するお伽話、疲れた現代人には案外必要なのかもしれませんよ。 3月声優には魔物が居並ぶ。さぁ、ここでこども先生・悠木碧の登場だ。彼女の呼称についてはやや複雑で、通常は「あおちゃん」という呼び方をしていたわけだが、いつぞや早見沙織とのラジオをやっていた時に互いに「みさお/おいちゃん」と呼び合っていたのが好きで、そこからは割と「おいちゃん」呼びを使うようになった。ただ、改めてブログ検索かけると「おいちゃん」はアニメ監督の追崎史敏氏のことを指す場合もあるので混同してしまう恐れがあったな(ねぇよ)。まぁ、そんないろんな接し方があるのがおいちゃんでございます。思えば、遠くに来たもんだ。
それっぽい展開、第11話。前回の流れから回想の現世パートの続きがあるのかと思ったが、そっちは関係なかった。 絵に描いたような(絵に描いてるけど)大団円を迎えたアメン編。ラーニヤも含めて5人になったおかげでキズナカイザーのコクピットがちょうどいい感じになったが、なかなか1つの戦隊を名乗るにはうまくいかない様子。そりゃまぁ、レッド&そのツレ&全然関係ない別カップル&仮面ライダーの5人でまとまる方がおかしい。特にロゥジーは席順に不満があったようだが、ロゥジーの位置は配色が青の時点で右端に固定である。となるとテルティナを右から2番目に持ってくるしかないが……まぁ、そこは別に誰でもいい気が。テルティナが左端のグリーンの位置についていたが、女性3人はそこまで色味にこだわりがなさそうなのでどこに配置されてもおかしくはない。まぁ、そもそも女性3人からなる5人戦隊が存在しないから前例もないしな。キュウレンジャーの個別部隊だったらワンチャンあるくらいかしら(その場合にはグリーンが女性なのは納得ではある)。 席順をおいといたとしても問題は色々とあるが、チグハグなメンバーでも強引にまとめてしまえる便利な言葉が「絆」である。友情だって絆だし、もちろん愛情だって絆だ。アジールを正気に戻すにはラーニヤの「絆」が機能することが大前提。男女の関係を引っ張り出せばそれが一番ダイレクトに伝わるわけだ。そして、男女の関係だったら負けちゃいけない、ってんでハッスルしたのがイドラであった。「惚れた男」とはっきり言っちゃってるし、すっかり絆の力にも慣れっこになったイドラ。彼女の「愛情」も絆に変えて、爆誕するはマジでレンジャーな魔法の力。まだまだキズナカイザーには未知の可能性が秘められているということか。それにしたって、惚れた腫れたと言ってる連中ばっかりでなんか居づらい雰囲気の戦隊である。 イドラの博士ポジかつフィニッシャーポジの大活躍によりアジール事変は制圧。ハッピーエンドかと思われたが、ここで待ち構えていた敵幹部のヴィダンさんが降臨。もうちょい様子を見てくれる参謀タイプかと思ったが、もう1枚、アブダビの参戦もあり一気に勝負を決めにきた。前回のアブダビ侵攻の際もレッドは太刀打ちできていなかったわけで、その幹部クラスが2体同時ってんだからたまったもんじゃない。アメンに至ってはライダーキックが片手で軽くいなされてしまう体たらくだし、頼みのロゥジーも脇にテルティナを置いた状態では万全で戦えない。そして「変身前を叩く」という、戦隊シリーズではアバレキラー以外はやっちゃいけない蛮行によりレッドも撃破されてしまう。 絶体絶命のピンチに繰り出されるは……まだ奥の手あったのかよ。流石に1シーズン分のエピソードを放送し終えている(?)レッドは手持ちの技も豊富である。なんとここで繰り出されたのは黒い絆創膏。現れ出たるは「キズナブラック」である。基本的に戦隊シリーズにおいて「黒」は悪を意味するものではないのだが、最近はこの「黒い」ことを設定に活かしたキャラもいくらか登場するようになっており、一番近いのは闇のトッキュウ1号だろう。レインボーの中に突如現れる「黒」の不穏さはストーリー中でもいい刺激になった。また、直近では天下の奸雄・カグラギが変身したハチオウジャーは、清濁合わせ飲むその心がけを体現しての「黒」であった。さて、キズナブラックはどんな戦士なのか。レッドの言い分からすると、暴走モードみたいなものだと思われるが……ちゃんとこれが登場した「本編」の方が来週語られるんでしょうかね。 なんにせよ、「黒い絆創膏」はあんまり貼りたくないな。
このタイミングでカラネフィーチャー! 第23話。いいっすね、個人的には12ヒロインズの中でカラネは上位に位置しているので、惰性で影が薄くなりそうなこのタイミングでお当番回がもらえたのはありがたい。まぁ、本人にとってありがたいかどうかは知らんけど。 奇しくも直近で「ツンデレの価値とは」みたいなこと書いちゃった後にこのエピソードを観て「大丈夫か? 今作を貶める論調になってないか?」と心配したが、全力でギャグに振り切ってる今作のカラネについてはどれだけテンプレを踏襲しようと誇張しようとなんの問題もない。だってツンデレ因子から発生してるツンデレなんだぜ? そりゃなんでもありだろうよ。普段のカラネだって、別に本人が気にしてるほど感じが悪いってこともないしね。いや、冷静に考えりゃ暴力レベルはリミットブレイクしてるはずなんだが……徹夜で素振り続ける奴がいる世界で多少の暴力を振りかざされたところでそれはじゃれあいの範疇なのよ。 まぁ、クスリ先輩がカラネにぶつかっちゃった時の怯え方はガチでしたけどね……やっぱファミリーの中ではカラネは爆発物扱いなのか……。でも、カラネも理由なく全員に食ってかかるわけじゃないし、普通に考えたらシズカあたりには絶対優しく接しているはずなので、然るべき対象に然るべき態度で接してるだけな気もする。特に花園母子と接するタイミングが多いからその辺が強調されてるんだろうし、クスリ先輩だってやらかしが多いからこそ当然の報いとしてカラネに怒られてるわけでな。今回も含めて、ファミリーのトラブルの半分はクスリ先輩の責任なのではなかろうか。たまたま持ってくる「ツンデレじゃなくなる薬」、色々すごすぎるし、クスリの前科を全部把握しておきながら薬飲んじゃったカラネのやらかしも大きな問題である。まぁ、それくらい自分の性格に悩んでいたってことなので、ちゃんと向き合ってくれる恋太郎はやっぱり偉いのである。 カラネの内面をめぐってのお話は「いい話だね」で終わりなので相変わらず他の面々の絡みをチェックしていくと、先週から参戦したメメはだいたいシズカの後ろに張り付いていた。恥ずかしがり屋のメメが一番抵抗なく一緒にいられるのが穏やかでかつ一言も発さないシズカだってのは納得できる状況だし、ちっちゃなシズカの後ろに必死に隠れようとするメメもなかなか可愛らしい。2人して黒が多いキャラデザなので固まってると画面が沈みがちなのがちょっとした問題か。あと、ナノが安定のポジションを取られてしまったのでちょっと手持ち無沙汰になってる感があるな。 カラネがらみのエピソードということでいつも以上に花園母娘が元気すぎて、それに伴ってメイさんもそこそこの出番が発生。そして最初にみんなでモノを食うくだりあたりで当然のように話がクルミスタートになるのはバランス調整のなせる技。考えてみれば「モノを食う描写」って日常を描いてたら放っておいても頻出するわけで、その度に個性が輝くクルミって案外いいポジションなのかもしれない。イクもドMキャラ1本で普通にやっていけてるし、こうなると案外難しいのはミミミさんだったりする? でもみんなで声を合わせるセリフの時にいちいち「ですわぁ」だけ溢れるだけでもそれなりに存在感あるし……今のところ12人でも埋もれるやつが出てこないのすごいな。 あとはまぁ、ハカリのターンということで……この女はさ、カラネをダシにして恋太郎との絡みを増やすのが狙いだとは言ってるけど、その実カラネと絡むのも狙ってない? 今回は母娘のDNAのつながりが色濃く見えた回だったぞ。花園グループって将来大丈夫なんでしょうか。
だからぁ、封切りからちょっと油断したらすぐに日に2回上映とかになるの勘弁してくれって……。そこそこ客入ってたけどなぁ。劇場アニメも一期一会ですね。 というわけで第2章でございます。折り返し前に書いておくと、第1章「唐傘」と比較するといくらか短くなったこともあってか、すっきりと観やすい作品になりました。いや、この作品を評して「すっきり」って言葉を使うのは絶対に間違ってるんだけども。単に1章で慣れただけという話もある。でもまぁ、余計なことを考えずに観られるだけでも助かりました。
<というわけで一応ネタバレ注意だが、あんまネタとかない>
|
ブログ内検索
リンク
最新記事
(06/15)
(06/14)
(06/13)
(06/11)
(06/10)
(06/09)
(06/08)
(06/08)
(06/07)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|