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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いや死なへんのかい、第56話。流石に前回のあの引きは死んだやろ、と思ってたのに生存。スバルってなんか人間を超越した特殊能力を(死に戻り以外に)獲得してたんだっけ? 常人のタフネスだったら間違いなく死んでると思うんだが……今期はなかなか死に戻りませんな。死なないとアイデンティティを発揮できない主人公ってのも大変だが。

 というわけで今回はスバルが街の各所を回って現状を把握するという状況整理だけのお話。おかげで大罪司教で登場したのは「空気すら読めなくなった霧島」ことレグルスさんだけで、画面に花(狂い咲く方)がなくなってしまってちょっと退屈。その分は一応謎の歌人・リリアナちゃんの活躍で埋め合わせる形だが……感想としては「うわぁ、中の人のお歌お上手ねぇ」くらいなもんでさ。山根綺は出会った作品でボーカルじゃなくてドラムやってたせいであんまりお歌のイメージなかったんだけど、そういやボーカル担当曲もちゃんとあったわ。

 何故か気絶だけで済んでたスバルを助け上げたのはプリシラ。この人も王選候補者の中ではよく分からん立ち位置なのだが、今回の騒動は基本的にみんな連携をとって解決にあたろうとはしてくれているらしい。ただ、お供のものとはぐれてしまったのか、現在は何故かリリアナと行動中。ついでとばかりに街中の問題を解決してくれるのはさすがだし、雑魚相手とはいえイキリ散らかした剣技でスバルを圧倒してくれるのも存在感はある。まぁ、「その魔獣ってカペラが無辜の者たちを変身させた者では……」って思っちゃうと色々アウトなんですけどね。まぁ、プリシラさんはそんなこと知らんしな。

 他の連中もあの庁舎での決戦から一旦離脱はできたようなのだが(お外での戦闘結果はどうなったんでしょうね)、その代償としてクルシュさんはなんかとんでもないことになってしまったとか。カペラ&クルシュについては「世界線のことなる厄介なひびみく」と表現したわけだが、まーた未来さんの中に余計なものが入り込んでしまったらしいよ。いったいどんなふうになってるのか見てみたかったけど、放送コードに引っかかるのか、スバルの心労を危惧されたのか面会謝絶。スバルは「カペラをぶっ殺して変身させられた街の人たちを元に戻す」といっていたが、奴のしでかしたことがKillリセットされるとも限らないわけで……不安と不確定要素しかないヤな総力戦。そのくせスバルに与えられた「竜の血」とやらは治癒力向上効果の方だけフィーチャーされていたりと、なんか主人公補正がちょっとズルい展開である。

 今回カペラは特に声を出さなかったので目的に向けて静かに動いているであろうことが窺えるし、シリウスも多分やることをやって結果待ちだろう。暴食はよく分からん。そんな状況で一番わがまま勝手に動いているのがレグルス。まぁ、およそどんな奴なのかは分かってしまったので今更何をされても驚きはしないが、奴が律儀に便利アイテムを使ってカペラと連絡を取り合ってたのはちょっと意外。そのくらいの連携は取れてたんだな。まぁ、もはや意味はなさそうだけども。あの便利コンパクトはいったいなんなんでしょうね。この世界ならあの程度のマジックアイテムがあってもおかしくはないけどさ。

 石田彰をして「不愉快な声の肉女」と言われる悠木碧ボイス。まぁ、純正の「綺麗な声」じゃないのは間違い無いですもんね。「あの声を聞いたらそりゃ体調も悪くなるかもね」とか納得されてんの草。大罪司教の声はどれもこれもみんな精神に変調をきたすのに充分だよ。

 
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 ヤッター! 胡散臭い京都弁で貞操観念ガバガバのやべぇことを言って石田彰と渡り合えるクソ女っぽいタイプの上田麗奈だ!!!!! なんだこの情報量の積載超過は!!! ほんでこんなとこにもうえしゃま作品が増えてしまったせいで今週のキャスト欄が「家族経営か!!!」みたいになっててワロタ。あまりにも上田すぎる。

 

 というわけで、魅力的な新キャラの追加でただでさえ気になってた作品がさらにヒートアップ。ここまでヤクザもの同士のジリジリした睨み合いと、吉乃・霧島間の救いようの無い掛け合いが楽しかったわけだが、唯一足りなかった「女性同士の絡み」がついにここで補充された。そんな期待の新星は吉乃の親戚にして、「京都ビッチ」という新ジャンルを開拓する意欲的な存在(?)。そりゃな、京都人だからって慎ましい人間ってわけでもないしな。ヤクザもんの血筋でヤベェ病院経営者の血族ということでおそらく吉乃以上に特異な環境で育てられたのだろう。貞操観念・倫理観・そして吉乃への感情などなど、全てが常識から2歩3歩ずれている可能性があり、初対面の霧島を相手に一歩も引かずに渡り合うというマジもんの傑物。主人公の吉乃ですら初見では霧島のペースに呑まれてあんだけ打ちのめされたわけで、事前情報の有無という差はあったかもしれないが、初対面から表情ひとつ変えずにクズVSクズのタイマンを見事にやり遂げた椿さんはモノホンに違いない。

 いろんな造形が実に気になる設計で、見た目は「黒髪ロングのお嬢カットが似合う絶滅危惧種みたいな存在」であり、吉乃に負けず劣らずの美人さんなのはヤクザもんがいい女を手籠にして産ませてる家系だからなのだろうか。口から漏れるのは純正の京都弁、コロコロと笑うその涼やかな声も相まって「ぱっと見には高嶺の花」なエクストリームハイソサイエティ。しかしてその実態は、常に三股四股待ったなしで下ネタ容赦なしのどビッチときてるのだからえげつない。吉乃さんは周りがそんなんばっかの世界だから問答無用で親友関係を築けているが、普通に考えたらドン引きで、まさに「女に嫌われる女」一直線。いや、男からだって怖いわ。

 これが単なるクズだったら吉乃だってそこまで懐くこともなかったのだろうが、その精神性はやはり吉乃の血縁。ただものではない異様な空気もまとっている。今回は霧島の影に隠れて見えにくかったが、実は椿も「吉乃の欲しい言葉を欲しいタイミングで的確に差し出す」という行動がほぼ完璧にできていたわけで、洞察力と行動力が相当なものであることを匂わせてくれている。そして「医療関係者のコネ」という独自の武器を振り翳し、吉乃の無理難題を引き受けて名実ともに吉乃の「血肉を分けた」存在となった。そりゃま、霧島が一目おく……というか警戒を緩めないのも至極当然のことであろう。お互いにクズ要素をしっかりと理解しながらそのスペックの高さも認め合っており、互いに利用できる部分は利用し、「吉乃の幸福」という共通目標を譲らないという盟約で繋がった。おそらく、こんだけのバケモンである椿をたった1日のデートで納得させた霧島の仕事ぶりも大したもんだよ。

 個人的には、「吉乃、実際は腎臓は売ってなかったで」ということが判明したのはちょっと朗報。何しろ今作はどんなシーンがきても「まぁ、この女は腎臓が片っぽないんだよな……」と思いながら見ていたので、なんか変なとこでわだかまりがあったのだ。生きていけるとは言ってもやっぱり将来なんらかの支障はありそうだし、腎臓無い系ヒロインは怖いんだよ。こちとら痛いのめっちゃ苦手やねん。無事に腎臓が回復(?)した吉乃さんだが、「椿さんの手元に大量の血液」という訳のわからない状況は追加されている。鷲巣じゃねーんだからそんなもんほいほい取引してんじゃねぇよ。そんで言い値で買おうとすんな。

 残念ながらお住まいが横浜ってことで椿さんが今後ちょいちょい登場するかは分かりませんが、是非ともその胡散臭い京都弁でもって世間を掻き回してほしいもんである。「椿の手元にある大量の血液」が後々伏線として効いてきたりしたらどうしよう。

 

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 CV小林ゆうのメイドが的確にイカレてるとホッとするよね……第5話。でも宝代さんって黙ってれば単なる忠臣だし、案外セクシーだったりするよね。泣きぼくろとか可愛いし。……ホウダイってどないな苗字やねん(今確認したら全国に300人ほどある実在の苗字らしいです)。

 ギャグ漫画なんだから毎回スパッと話題が変わると思ってたんだが、存外尾を引いている御金賀アリスちゃんのルンルーン騒動。前回の顛末でいたく傷ついたアリスちゃんを慰めるために宝代さんは頑張ってくれているのだが、なんと話の焦点はそっちじゃなくて廃棄された偽ルンルーンの方にいってしまうという。どんな展開だよ。これじゃ悲嘆に暮れて暴れてるアリスちゃんが単なるピエロじゃないか!(単なるピエロなんだよ) そこに必死に奉仕してる宝代さんも健気ではあるのだが……この人らも端々で微妙に倫理観がおかしいもんだからあんまりまっすぐに同情できないという……なんかこう、一般的なギャグ漫画の「金持ちキャラ」の処遇とは微妙に違うんだよな。こんだけの世界観なら完全に人智を超えたロボルンルーンくらい作ってきそうなもんなのに、よりによってそこだけは技術レベルが追いつかず、「人智を超えて生成されてしまったぷにる」という超越存在を変な方向からフィーチャーしてしまうという。以前間戸先生の人生もぶっ壊されてたし、ぷにるという存在は思いの外他人の人生をめちゃくちゃにしてしまうものなのかもしれない。そう考えればコタローが振り回されてるのなんてかわいいもんよ。

 そして、どっかしら悲劇的な展開がありつつも今作がどこまでもギャグであり続けるのは、画面に映るキャラの全てが適切にぶっ壊れてるから。今回はなんでか知らんが周りでガヤを入れるのが主なお仕事のホネちゃんにスポットが当たっており、最初のくだりでぶっ壊れたあと、さらに南波が教室を這いずり回ってる間もずっとそこにいたり、なんけ妙な存在感を醸し出している。相棒の剛やんが今回はずっとツッコミ側に回っており、この2人にも奇妙な力関係があるのかもしれない。また、壊れ方がまっすぐな雲母先輩という面倒な存在もおり、この人はただ1点の「子供クレイジー」要素さえ除けば理想的なメインヒロインのムーブをしているだけに色々と残念。ぷにるは現時点で先輩のことをどうみてるんでしょうね。

 周りに濃い連中ばかりいて埋もれてしまわないかと心配になってしまうぷにるだが、彼女には何にも負けない「カワイイ」という武器があるから大丈夫。毎度の変身バンク、無駄になげぇから早送りしてしまってもいいくらいなのだが、どーしても一緒に「ぷにゃん」って言いたいがために毎回観てしまう謎の魅力がある。毎回2回変身がお約束で、いちいち違ったテイストに変身してくれるのは気が利いてるし、変身の際にどんな小物を使うのかなんてのもちょっとした楽しみにはつながってますね(まぁ、変身後の姿とそこまで関係ないようにも見えるのだが)。そういえば、毎度楽しみに見てるエンディング映像の中のいろんなぷにる、よくよく見るとちゃんと毎週の変身姿が反映されたファッションショーみたいになってて適材適所で映像に映り込んでるのいいですね。今週の「リッチで大人なディーラー」の配置が良き。あと当たり前だけど大人形態になってちょっと声音が変わるんだけどちゃんとぷにるのラインを守ってキャラを作ってくれている中の人のお仕事も良き。今回は薄切りにされて大量のぷにるがワーワー喋ってるシーンも賑やかでしたね。

 あと、すげぇどうでもいいことなんだけどぷにるが南波のことを「遊助」って呼んでて、その南波がぷにるのことを「スライムちゃん」って呼んでるのちょっと気になるけど面白いよね。南波は女の子じゃなくてホビーにしか興味ないんだろうな……。

 
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 ヤッター! なんかよく分からんけど怪しいタイプの上田麗奈だ! 第5話! 今期もさらにうえしゃまアニメが追加。上田麗奈速報としちゃ黙っちゃいられませんわ。

 まぁ、今後どういう絡みになるかは分からんけど、クライたちと敵対する関係性ならどっちにしろ悲惨な末路しかないわけで、不憫なポジションになったりとんでもない陵辱を受けたりすることを期待しつつ見守ってはいきたい。現時点ではまだ謎の本質は解明されておらず、ひとまず陵辱(?)の対象になっているのはティノちゃん1人だけ。前回鳴物入りで登場したリィズはそのあまりのチート性能が御しきれないだろうし、とっとといなくなるのかと思ってたんだけど、冷静に考えたらこいつが離脱する理由も特にないから居座るのか。元々クライがいるとこに常駐してたいタイプの人間だし、何かよっぽどの理由をつけてやらないとそば(ベッドの中)から離れない気がするんだが、こんなチート兵器を常に傍に置いといたら一切物語に緊迫感が出ないが大丈夫か。まぁ、別に緊迫しなくていいタイプのアニメではあるんだけども。

 というわけで、クエストが無いなら自分から作っていくの精神で勝手に悩みの種を増やすのが現状クライがやるべき唯一のお仕事。過去の記憶によればパーティー内のアルケミスト(この世界は魔法と科学の扱いはどうなってるんでしょうね)が生み出したというとんでもないスライムを野放しにしてしまったとか、しなかったとか。まぁ、何もしてないわけはないから絶対やらかしはしてるんだろうけど、そうしてちゃんと最終的に「なんかうまいこといってチートっぽくなる」伏線を用意しておくのはとても大事。というかクライはマジでそれくらいしかやることない。今回はいろんなお偉方との対談などでしっかり(余計な)種まきをしてる状態なので、今回クライがやった色々なやらかしが、最終的に周りからどう認識されて回収されるのかを見るのが今作の素直な楽しみ方である。個人的には一番のやらかしは「あそこで放置したらティノちゃんはマジで死んでるのでは?」って部分なのだが、いくらリィズでも愛弟子を本当に殺したりはしないか(どうだろ、殺しそうだったが)。

 あとは冒頭で出てきた錬金術師ちゃんが帰還してどんなひでぇことをやってくれるのかを待つくらいですかね。クライの回想が先入観だらけの一方的なものでないなら、本当にこのパーティーのメンバーはまともな奴がいないよな。

 
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 丸に泥酔してる千砂都ちゃんも可愛いよ! 第5話。最近責任ある立ち回りばっかり要求されてたからねぇ、久しぶりに趣味に邁進してるちーちゃんの姿を見てホッとしてる。

 さておき……え? 鬼塚姉妹の話って前回のあれで終わった扱いなん? いや、流石にそれはダメじゃね? あのラストの鬼ナッツの謎パフォーマンスで妹ちゃんは全部飲み込んだってことなん? ライブですらなかったじゃん。あんな単発のパフォーマンスで飲み込める程度の気概だったのかよ。前回もそうだったけど、鬼塚姉妹周りのエピソードの雑さはちょっと飲み込めねぇな……せっかく美味しい姉妹の関係性の話で色々と広げられそうな土壌があっただけに至極勿体無い。姉の方はまぁ、これまでの人生も流されるだけの奴だったと考えればこれくらいの顛末でも許されるのかもしれないが、妹ちゃんは新キャラとしてインパクトを残すにはどうにも威力に欠ける。そんで今回のお話でかのんやマルガレーテ相手にもデレちゃってるのがなぁ……なーんか残念ですわね。

 まぁ、やっぱそんだけ尺が足りないってことなんだろうなぁ……そこを1話で丸め込んじゃった理由は、可可のエピソードに2話使うからである。まー、個人的には初期メン5人に時間を使ってもらった方が嬉しいからこの比重で別に構わないんだけど、ユニット全体の将来を考えるとこの采配は何かを犠牲にしてるようには見えるね。

 というわけで、開き直って可可回へと突入する。なんといきなりの海外進出ということで、これまでの先輩方であれば劇場版で解禁される展開を本編にぶっ込んできた。アメリカ・イタリア・沖縄(?)ときてLiellaが向かうは当然可可のふるさとである中国は上海。観光地としての見栄えで言えばアメリカやイタリアに負けてないし、距離も近くて大したことない理由でも頑張ればいけちゃうあたりが程よい。それにしても適当な理由づけではあったが……この子らはえぇとこの嬢ちゃん方ばっかりだから海外旅行にも抵抗ないんだろうなぁ。来いって言われてわずか5日でみんなして渡航できたってことはみんな事前にパスポート持ってたってことだしなぁ。羨ましい限りですわ。私も上海で素敵な丸を拝んでみたいです。

 普通なら劇場版で繰り広げられる内容ということで各メンバーのはしゃぎっぷりも色々と見どころが多く、ちーちゃんは言わずもがな、久しぶりにギャラクシー炸裂させていたすみれ、そして素材の山にウハウハの配信者・鬼ナッツあたりが輝いている。わずかな隙をついて見せつける四季メイカップルも見事な手管だ。そしてすっかり肝の太さを見せつけることに馴染んでしまっている我らが澁谷かのん。ウィーンに行くか行かないかであれだけ散々悩んでいたのも今は昔。上海くらいなら軽々ひとっ飛びだし、慣れない異国の地での行動も一切の迷いはない。そりゃマルガレーテも呆れるはずだ。そういやマルガレーテは冬毱との関係性がグッと改善されて、新規組は2人でしっかり関係性が構築できそうね。そっち方向の矢印が増えてるからこそ冬毱のエピソードは短めでよしって判断だったのかもね。

 そして当然のように訪れる、海外でのステージ機会。もう、ここでやることやっちゃったらスパスタは劇場版制作のチャンスが与えられないんじゃないかと不安になりますね。いや、いつ終わるかもわかんないけどさ。セオリー通りなら劇場版はオーストリアに行くんやろな。

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○「アサティール2 未来の昔ばなし」 4

 突然の新番チェック!!!!! この作品の存在を知っていたので、一応「まだ新番チェックは未完」と言っていたんですね。そんで実はもう少ししたら最後の新番があります。もう、季節の感覚とか無くなってきたな。

 そしてこのニチアサ新番だが、タイトルを見るだけでもいくつか疑問が湧き上がってくる謎多き存在。何よりもまず「2」って何、って話ですよね。1を知らんねん。2ってなんやねん。「もしかして2まで含めて正式タイトルか? 『ザンボット3』とか『エイリアン9』みたいなもんか?」と思って番組情報を知った時点で確認しに行ったのだが、残念ながら間違いなく「続編」を意味する「2」でした。「いや、でも1の存在知らないんだってば」と思ってさらに調べると、「1」は今から4年前にケーブルテレビのJ:COMでのみ放送されたらしい。……知らん知らん。流石に知るわけない。名前すら聞いたことなかったぞ。そんで何故か分からないけどその続編はJ:COM縛りから抜け出して、何故かこのタイミングで地上波放送をスタート。いったい裏でどんな取引が行われていたのかはとにかく謎である。2から見はじめて大丈夫なのかい?

 さらにさらに、今作は間違いなく国産のアニメで、制作は東映なのだが、放映圏は「サウジアラビア」だったというのだから驚き。そこからアメリカ・日本などでも放送が続いたということで、多分国内史上初の「サウジアラビアピンポイントターゲット作品」である。多分いろんなところに配慮された中身になってるんだろうな……知らんけど。中身についても、「なんかそれっぽい昔話を野沢雅子が語る」というもので、舞台は確かに中東。サウジアラビアの首都・リヤドから引っ越してきた一家が何故か婆さんの昔話を聞いている。このベースとなる設定も全く意味が分からず、何故か昔話を聞いてるシーンは「近未来」。未来概念の定番であるエアカーで引越し作業をしている一家が暇つぶしに道徳の教科書にでも載ってそうな婆さんの昔話を黙って聞くという設定は「1」の時点でなんらかのサジェスチョンがあったのかどうか分からんが、「未来の昔ばなし」と銘打って未来人に昔話をさせる意義は1話目だけ見てもよく分からない。サウジの人たちがよっぽどエアカーが大好きだったりするんだろうか。

 肝心の中身となる「昔ばなし」についてはほんとに「日本昔ばなし」と同じくらいのテンションで「それっぽい話」が繰り広げられただけなので、情操教育が終了してしまったおっさんからすると毒にも薬にもならない内容だが、典型的な訓話を中東文化ベースのお話で語れるのはなんか変な感じ。多分向こうの昔話をベースに作られているのだろうが、「慈悲を与えて狼と心通わせる話」なんだけど狼1匹の命を救うために差し出された羊の命については一切言及されてなかったり、ダイレクトに文化の違いが出てる気もする。我々日本人からしたら狼も羊も等しく命だが、もしかしたらあっちの人からすると明確に「家畜」である羊はまた違った命の扱い方になるのかもしれない。

 とまぁ、色々と想像するだけなら自由だが、そうして適当なところに想像の翼を広げていかないことにはあんまり面白いもんではない。まぁ、アンパンマンを卒業したくらいの年齢の子供に見せるのがいいんじゃないかな。中東文化の説明がめんどくさそうだけど。現地の人たちが面白いと思ってくれるかは謎。正直、そんなに受け取る感覚が変わるとは思えんが。あ、でも劇伴の民族音楽っぽいのがすげぇ変な感じなのは良くも悪くもインパクト大。あれこそ現地の人には普通の旋律に聞こえるんだろうか。聞き慣れないコード進行であまりにも不安になるんや。もしかしたらそういうカルチャーギャップを体験させるってのも今の教育には必要なのかもしれませんね。

 

 

 

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 悲報、マキナさん出番無し、第4話。まぁ、引きの感じからしてガチで何かに巻き込まれてる可能性があるので、次回でもっと悲報になってる可能性もあるが。ここでメインヒロインを完全に高橋に奪われちゃったら流石に浮かばれないなー。

 というわけで今週はベルトールと高橋のバディものである。なんかね、世界全体の設計は完全に神河次元なんだけど、衣装の雰囲気あたりからそこはかとなくニューカペナっぽさも感じるデザインよね。そしてニューカペナでは光素という謎の物質が世界の命運を握っていたが、こちらの世界ではエネルギー源として不死の者たちのエネルギーを使っていたという。結局、いつの時代もどこの次元も、最終的にはエネルギー問題に直面するということなのだろう。天使から搾り出していた光素は天使という存在がいなくなった後のニューカペナでは渇望され、密売を含む高値での取引が横行したが、こちらの世界は大手のインフラ会社が一括してエネルギーを管理しており、その裏には不死を搾り取る血生臭いエンジンが稼働していた。実に分かりやすい構図になり、魔王様はこの世界の支配という漠然とした目的を「同族の仇討ち」というより明確な動機へスイッチすると同時に、非人道的な行いを正す大義名分も手に入れた。ますます「魔」王とは?という疑問は加速するが、すでに現代アニメにおいて魔王の定義なんて問題にすらならないので飲み込んでおこう。

 エネルギー問題を抱える2099年世界、これまで「オバロかな? いやはまおうだったか? もしかしたら異世界おじさんかもしれないし、勇者辞めますの世界かもなぁ」と二転三転していたその印象が、さらに謎のモビルスーツの登場でもう一回転。もう何がなんだか分からない作品に。まぁ、この新宿の街だったらパワードスーツまがいのロボがいても別に不思議じゃないレベルなのかもしれないが……露骨な機械戦闘が絡み、さらに作品のイメージはちゃんぽんに。まぁ、機体の様子からして全部飲み込んで「ここは神河次元です」ということにしてしまうのが手っ取り早い気もする。多分制圧力の高いマシンだったんだろうが、残念ながら魔王は実戦での年季が違ったなー。支配者側はいざとなったら核とか落とせんのかなー。

 まぁ、とりあえずこの世界の技術水準と比較してもベルトールの戦闘力はだいぶ上がってきたことが確認できただけでもよしとしよう。ベルトールの武力、そして高橋の技術力があればこの世界をひっくり返すことも不可能ではない気がしてきたが……問題は2人のモチベーションが一致してるかどうかなのよね。今回の一件でだいぶその辺の足並みは揃った気もするが、高橋は元々割といい加減なキャラとして登場してるんだよなぁ。ここからマジなバトル展開になったら、彼女はついてきてくれるんだろうか。そして、確実についてきてくれるマキナさんは戦闘で頼りになるんだろうか。

 
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 ずっとイメージ映像でいいのに(ずといめ)、第5話。まぁ、「※ただしシンクに限る」ですけど。ロリっ子バージョンの方のシンク、やっぱいいよね。中の人たちがありえんくらいに豪華すぎるの、一昔前のアニメあるある。

 というわけでいろんなチームにスポットが当たり、一口に裏切りといってもそこに抱える思いはさまざま。前回の展開で「あと1、2話で終わって1クールで2試合分くらいか?」と思っていたわけだが、今回は裏切り者たちの召集だけでほぼ1話使ってしまったし、この後のシリーズ構成がどうなってるのかはちょっと気になる。流石にこの試合であと6〜7話も使うようには見えないのだが……。

 とりあえず、前回私も「なんやこのクソルール、完全に運営のオナニーやないかい」と思ってたわけだが、普通のプレイヤーだったら同じ感想を持つだろう。シンクのエヴァもその1人だが、余計なまでに武人気質の彼女はこれも天命とひとまずは飲み込み、仲間との別れを円満に片付けて裏切り者チームでも大きな役割を背負わされることになりそう。似たような愁嘆場を演じたのはメメントモリのリーダーだったが、こちらはどこまで覚悟が決まってるのかはまだ未知数。どうやらピトとは過去に面識があるようだが……その他、ビルの屋上に孤立したサイバースーツチームからはよく分からん控えめなやつが回収され、普通に考えたら捨て駒にされそう。こいつとビルの上に残ったその他大勢のどちらが先に死ぬかはみものである。さらに裏切りを裏切ろうと虎視眈々と狙うやつも1名。まぁ、今回のルール展開ならある意味でふつーの判断だろうし、多分周りのチームメイト(仮)もそのくらいの発想はあるはず。うまいこと裏切れるとは思えないけど大丈夫か。

 とまぁ、そんな状態で1枚岩には成りそうもない連中がかき集められての急造チームなのでラスボスとしてはそこまで脅威を感じないのだが、その分フィールド条件で圧倒的なアドが付与されてピトの虐殺劇に加担する。イレギュラーチームなのでボーナスとして他者より高い位置に陣取れるくらいならまだ許容できるが、そこにさらにフィールドトラップのおまけ付きとか、どう考えてもバランスブレイカーな気がするんだけど運営側はちゃんとテストプレイしてからこの条件設定してるんだろうか。ピトみたいなイカレ野郎がエントリーすることを考慮に入れてないんだとしたら、とんだダメ運営だぜ。ま、なんとかなるでしょ。少なくとも「ぼうふり」みたいに運営が適当に割り込んでくる設定よりはマシ。

 
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 ようやく思い至った、第5話。ず〜っとどこかに既視感を抱えてたんだけどあまりにも近すぎて気付いてなかった。この話って、「るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜」じゃん。

 作中2人目の暗殺者のグレイスさんが出てきてくれたおかげでこの構図がはっきり見えた。「今までの人生で血も涙も無い殺しを繰り返してきたが俗世に還りたい主人公」という造形は完全に緋村剣心で、「剣心=ユキ」、「抜刀斎=シュエ」ということになる。もちろんヒトヨシは神谷薫(だとしたらあげもち太郎は弥彦なんだろうか)。過去の罪と現在の幸せを天秤にかけてどちらに振れるかを常に葛藤し続ける感覚がやたらなじみ深いと思っていたが、消えぬ十字傷を残した伝説の人斬りが今作のメイドさんだったわけだ。綺麗に性別反転してる。

 というわけで、巨乳のヒットマン・グレイスさんは鵜堂刃衛ポジションということに設定しておくと、今回のお話はまさに剣心VS刃衛の展開そのまんますぎてちょっと笑ってしまった。剣心を俗世に繋ぎ止める薫を拐かして決闘に挑んだ刃衛と同じく、グレイスもヒトヨシを人質にしてユキとの対決に臨んだ。違う部分があるとしたら、グレイスの目的はまっすぐにユキを殺すことだったが、刃衛はあくまで剣心に抜刀斎に立ち戻って最強を貫いて欲しかったことくらいだろうか。刃衛が「お前は死ぬまで人斬りだよォ」と呪詛を残して死んでいったのに対し、グレイスさんは足を洗ってメイドになったシュエの現在に興味を持ってしまったご様子なのは、剣客活劇漫画とラブコメ漫画という土壌の違いからくるものか。ちなみにヒロインのヒトヨシさんの強みについては、現状ではグレイスさんがなんとなく「ただものではないのか?」と勘ぐってるくらいで、まだ謎が多い。神谷薫さんは刃衛戦の時点で独力で緊縛の法を解除するという頑張りを見せ、剣心にとっての無二の存在であることも知らしめていた。ヒトヨシの場合は彼自身の能力云々は置いといて、家族ぐるみでユキを甘やかすことによって「帰るべき場所」としての存在感を早々に固め、彼女が「暗殺者」に立ち戻ることを予防してくれている。

 最後の1シーンはちょっと気の早い「拙者は流浪人、また流れるでござるよ」になりかけたが、今作は京都に志々雄真実がいないのでそんなことされちゃ困るってんですぐに足止め。まぁ、こっから先は流石に抜刀斎のような凄絶な過去話にはならずにラブコメ方面に収束していくことだろう。それにしても、最強暗殺者集団が8人もいるのは多いよな……和月が「十本刀は多すぎた」っつってんのに……。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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