最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
サブタイ、そこなんだ、第4話。確かにあの人は存在感あったけども……この世界の中心的存在なんでしょうかね? ようやくこの世界の全容が見えてきたんじゃないでしょうか。まぁ、そこに至るまでのすったもんだというか、踏んだり蹴ったりがあったわけだが……最終的にリリハだけがさらわれてカイナが無事だったくだり、割と強引で意味が分からんのだけどな。よく分かんないままリリハすらぶっ殺そうとしていたバルギア人からすれば、そのお付きのものである(っぽい)カイナなんて一番生かしておく理由が無いはずなんだけどね。他の兵士は問答無用でバキバキ殺してたのに、カイナだけはわざわざ船に引き上げてまで生かしておいた意味がマジで分からんのよな。一応、「変な格好だからもしかしたらこの世界の住人じゃないかもしれない」っていう意識は働いたのかしら? とにかくカイナとリリハはあっさりお別れ、分かりやすい「囚われの姫」の構図が完成した。リリハの遺言(?)のおかげでカイナは無事にリリハの母国・アトランドにたどり着くことが出来たが、素性もよく分からぬカイナの扱いなんてお察しレベル。護衛隊長みたいな人はそれなりによくしてくれたんだけど、どうやらリリハさんは家族関係はあまりうまくいっていなかったらしく、お転婆姫は国からしたら問題児扱い。そのままお役御免でポイされそう。そうなると、そんな姫が連れてきた何処の馬の骨とも分からんやつだって、わざわざ丁寧に扱ってやる必要もないわけで。怪しいってんで尋問にかけられなかっただけでもマシってもんだろう。ただ、カイナの見事なまでの空気読まないスキルや、本当に何も知らないクソ田舎者っぽさはいくらか信ぴょう性があるようで、物を知らんのも一長一短ではある。天膜の文化と地上の文化、少なくともカイナが生まれて以降は一切の交流がなかったはずだが、言語とか住居の施設とか、ほぼ問題なく通じ合ってるのは逆に奇跡ではあるんだけどな。 他にも、軌道樹の仕組みや「雪海」の中身についてもうっすらとわかってきたことがある。一番興味があったのは前回も首を捻った雪海という物質そのもの。今回冒頭の「沈む」シーンで一度かなりの深さまで潜ってから浮上してくる様子が伺えたので、どうやら水に比べたらかなり密度が薄い「何か」が満たされているようだ。それが空気以外の「何か」であることは疑いようのない事実であり、少なくとも雪海の中は「息が出来ない」という。そしてその比重は確実に空気よりも重いが、空気との接地面では白濁した泡のような物質が常に発生し続けている。ただ、雪海に入ったカイナたちの様子を見ると「何かが口に入ってくる」といった感じはなく、人体に有害なのかどうかもよく分からない。 あと、カイナの持ち物に謎のボンベがあったのは不思議といえば不思議。雪海に潜ることを前提とした装備が天膜に既に存在してたということになり、それを雪海の人間たちが知らなかった。何故地上で失われた技術をカイナが保持しており、また、わざわざあの難行だった下り道ででかい荷物を抱えてこようと思ったのか。その辺もよく分かってないことなのだが……もう、あんまり説明されない気がするな……設定が分かれば分かるほどに、謎が増えていくんだよな……。
PR 先が読めないのは事実、第4話。この「何が起こるか分からん」感じが、狙っている意外性なのか、それともなろう特有の行き当たりばったりの極みなのか……。 引き続き「気になる」作品ではあるんですよ。幸いにして作画クオリティは悪くなく、特に可愛いキャラといかついキャラの描き分けが魅力的。いや、主人公のクリスは「可愛くていかつい」でどちらのカテゴリにも入るわけだが……それをシーンごとにきちんと切り替えて見せてくれるので画面のメリハリは効いている。バトルシーンになった時にアップで見せる顔がゴリゴリに陰影のついた「クドい」画なのが今作最大の特徴。そうして暑苦しい画面でもってステゴロメインで挑む主人公は、映像としては既存のなろう主人公とは一線を画す存在かもしれない。まぁ、チート能力に胡座をかいて現世人たちを小馬鹿にしながら遊んじゃう精神性はいつも通りのなろうキャラではあるのだが……今期だとどこぞの陰の実力者あたりに近いかもしれません。クリスの場合は、現時点ではまだ社会的な地位を確立しておらず、冒険者風の成り上がりストーリーも諦めていないのが最大の違いかな。 そうして真の実力を好き放題に振るって無双を続ける主人公・クリス。彼女の目的は本当に「俺より強いやつに会いにいく」しかなく、結果さえ伴えばその過程はどうでもいいと考えている。元が英雄王なんだから決して馬鹿ではないはずなのだが、一度重責から解放されたという特別感があるんだろうか、何だか必要以上に治安を悪くしようとしてるダメなやつにも見える。しかもこいつの「戦闘狂」設定、本当にステゴロで殴り合い前提の思考なのが恐ろしい。槍持ってる相手に殴りかかる神経は普通に考えたらイカれてるとしか思えないが。まぁ、そんな些細なハンデを吹き飛ばすのがなろうチートだからなぁ。 そうして「俺より強いやつ」を見つけてしまった場合には、相手と殴り合うための条件を満たすのが第一なので、それが正義か悪かなど考える必要はない。今回のバトル、どう考えても悪役側のセリフを吐いてるのが主人公サイドだったもんな。現時点ではハイランダーってのがいい存在なのか悪い存在なのかもよくわかっていないのだが(まぁ、多分悪いんだろうが)、そのハイランダーの目的に加担するかどうかってんで一悶着。結果的には「良いハイランダーになら加担してもいいでしょ」って結論に至ったはずなのだが、肝心の依頼人がとち狂っちゃったもんだから、一転立場を変えて今度は制圧側へ。しかもそうして目的がころりと変わるのは主人公だけじゃなくて敵サイドもそうなんだよな。まさに今回クリスが「自分でお膳立てしておいてそれをいうのか」と文句を言っていたが、視聴者目線でもまさにその通り。どっちの陣営が何を狙って、どんなトラブルが巻き起こるのかが想像できない。変な作品である。 そうしてドタバタバトルが繰り広げられた結果、人格者だからついていこうという結論を出した王女様がまさかのマスコットポジションへ。今後も旅に同行する形なんでしょうね。凸凹パーティーがますます凸凹だ。さて、どこに向かうお話なんだろう……。
○「最後の召喚師-The Last Summoner-」 5 ようやく辿り着きました、今期新番チェックの果ての果て。厳密にはまだプリキュアが残ってるけど、プリキュアは過去の慣習で別枠とする感覚なので(昔は新番チェックだけなら1月の前半に終わってたので、2月始まりのプリキュアとは分けて考えていた)、とりあえずここで総括。今期執筆した新番チェックはぶっちぎり史上最多の52本。とんでもねぇ数。これに前クールからの継続作品13本、それにショート枠など諸々含めて68本が「観るとすれば」最も多い今期視聴数となったはずだが……流石にこれが無理だってのは、先日「大切なお知らせ」で告知したことである。あのお知らせ記事、普段うちのブログではほとんど使われないウェブ拍手機能でやたら拍手されてたんだが……みんな、何を求めてるんだ? まぁ、とにかくこの中から不要なものを削っていく作業を続けており、この文章を書いている時点では6作品をすでに切ることにして、現状、62本ということになる。ちなみにもう2、3本は切る候補を定めている。「視聴断念作品、なろうがやたら多くない?」という質問に対しては「そらそうや」としか答えられませんわ。 閑話休題、そんな地獄のシーズンのラストを飾った新番組はこちら。タイトルを見て「まだなろうが残っていたのか?」と思った人もいるかもしれません。正直、僕もそうでした。しかしてその実態は、なんとこれが中国アニメ。どうやら中国のweb漫画発の作品ということで、中国のスタジオで中国スタッフが作ったものがすでに昨年中に配信され、この度「日本語吹き替え版」として国内でも放送がスタートしたということ。「万聖街」なんかと同じパターンですね。今期は「Call Star」とこれで2作品が純正中国産ということで、今後もこの枠は増えていくことになるんじゃないでしょうか。少し前まで、どうしても中国産アニメというと敬遠してしまう傾向にはあったのだが、少しずつ日本人でも見やすい作品が増えており、アニメ好きなら押さえておかなきゃいけない潮流なのは間違いないと思いますよ。 中国産というと、やはり「魔道祖師」などの超絶クオリティ作画のアニメが思いつくのだが、幸か不幸か、こちらの作品はそこまでの超絶作画ではない。オープニングなんかは気合が入っていて「おっ、またあのクオリティが来るのか?」と身構えてしまったが、本編はどちらかというとユルい、いや、ショボい方の作画も目につく、メンタルに優しい方の作品だった。もちろん、ショボいと言っても目を覆いたくなるような酷さではなく、日本アニメの基準で言えば中の中から中の下くらいの印象。壮絶だった「実験品家族」ほどの辛さはない。その作画クオリティで展開されるのは、何だか見慣れた「少年少女の能力バトルもの」という、ガンガンアニメとかにありそうな展開。なんかね、題材全体がすごくとっつきやすいんですよ。一応主人公とヒロインが「召喚師」と「召喚霊」という関係性で、「召喚霊」という概念はあまり日本語では聞いたことがないのだが、まぁ、霊を使役して戦うバトルものなんておなじみ過ぎて例を挙げるまでもない。題材になじみがあるので、中国アニメでネックになる「なんか細かい部分で常識が通じない」みたいな問題も少ない。むしろ「あ、こういうところで日本と違うんだ」という細かい差異を見る余裕があるくらいだ。個人的には、主人公がラーメンを作った時に「麺と具を入れた椀に最後にスープを注ぐ」っていう段取りが「あぁ、日本のラーメンじゃないな」って感じて面白かったですね。そういう細かいところから、少しずつ「中国アニメ」への抵抗をなくしていくといいと思います。 ヒロインのドラ役が種﨑敦美。ドラは微妙に可愛くないデフォルメ形態とおっぱいがでかい大人おねーさんモードを使い分けるキャラで、アーニャみたいな声といい具合の低音種﨑の2種が同時に楽しめるのでちょっとお得。今後はどんなキャスティングが出てくるかも見ものではあるんですが……今作には、実はもう1つちょっと面倒な要素があるんですよ。作品自体とは全く関係ないんだけど、これ、1回目の放送がAT-Xで1話と2話の同時放送だったんですが、来週以降も、ずっと2話ずつやるみたいなんですよ。つまり、週に1時間放送するアニメなんです……。どういう放送形態やねん、とは思うんだけど、つまり6週とか7週で終わる可能性がある。まぁ、その分濃密な時間が楽しめる……といいいんだけどね。他のアニメと違う感覚での付き合いになりそうでちょっと負担がでかい。まぁ、嫌ならそれこそ切ればいいんですけどね。今作は切らずに見る気がするなぁ。
頭のイカれた女の子が出てくるだけで好きです、第4話。やっぱ頭のイカれた女の子って素敵なので、頭のイカれた女の子がもっと増えればいいなぁ、と思いました。まる。 というわけで主人公所属のチームについては一通り揃った感じでしょうか。もうね、1つずつ能力が明かされていくにつれて「この作品、絶対先のことまで考えてないだろ」って雰囲気がプンプンするんですよね。いや、1クールアニメとしてどこに落とすかは考えてるのかもしれないけどさぁ、メディアミックスして世界観を広げようとした時に、カード53枚で何かしらの整合性をとったり、大きな世界をまとめ上げたりする気配は全く感じられないんだよ。何しろ最初に登場した能力が「超幸運」とかでしょ? もう、その時点で扱いきれると思えないのよね。 主人公の能力が「銃の具現化」なのはまぁ、いいと言えばいい。主人公があんまり強くなさそうな能力から成り上がっていくのが少年漫画的にはアツいわけで、ここから何らかの要素で能力をパワーアップさせればいいだけの話だ。ただ、その相棒というか、最初の味方がいきなり「不死身」っていう……もう、その時点で何でもありやん。ラスボス級の能力出まくってるやん。今回雑魚として登場した「コピー作り放題」もだいぶやばい能力だった気はするのだが、どの能力についても細かいルールなど説明するつもりはないようで、分身さんは「なんかいっぱい分身作ったら疲れた」みたいな描写を入れることでなし崩し的に敗戦扱いにされちゃったし、不死身は不死身で制限があんのかと思ったら、今回のお話を見る限りではマジで何度殺されてもひたすら再生しそう。まぁ、本人は殺される時の痛みはあるのかもしれないが……奇しくも同時期に放送している「不滅のあなたへ」のフシは死にすぎたせいでもう痛みと再生に慣れちゃってるんだよな……もしかしたらこいつも同じ状態なのかもしれません。 ほんで、そんな不死身能力があったら何でもありだし、チートすぎたら活躍させられないやろ、という当然のイチャモンに対しては、「じゃぁ、好きなだけ切れる無限の的の仕事あげるわ」という斜め上の展開。しかもまさかの惨殺者が味方っていう。すげぇ展開だよな。このチーム、ほんとに統制取れてるんでしょうかね? いや、取れてないからこそこうなってるわけだけども……。まぁ、みんなして楽しそうだからいいか。ちなみに今回登場したサムライソードが「スペードのA」なのはある意味必然で、スペードって剣の具象化のはずだから、そのAが最も「らしい」能力になってるのは狙ってる気がする。となると気になるのは、主人公のネオニューナンブがスペードの2っていう部分。スートによっていくらか傾向に違いはあるんでしょうかね。それとも、やっぱり何も考えてないんでしょうかね。枚数が増えてきたらどっかでまとめサイトとか作ってもらえると助かる。 ほんで、やっぱり「頭のイカれた女」の話をしたいんだけど、今回メインを張ったウェンディちゃんはいいキャラでしたね。眼鏡・真面目・でもドジっ子。そして能力発動で頭がおかしくなる。……もう事実上のハナバタじゃん。そうか、みんなやっぱりハナバタ好きなんだな。そんでウェンディのCVは泣く子も黙る白石晴香っていうね。ほんと、ここ最近の伸び方が尋常じゃないよねぇ。前にもどっかで書いたかもしれんけど水瀬・富田・ゆみり・ともよあたりの歳の近い連中でガチバトルをしてほしい。誰が生き残るだろう(何の勝負する想定なんだ?)。
そういう構造になるのか、第4話。1話目の時点で「なんか不思議な造りのアニメだなぁ」と思っていたが、前回のお話で時代が1つ切り替わり、今回からが「本編」みたいな扱い? 面白いこと考えるわね。気づいてなかったのだが、今作のプランニングに桝田省治が関わってるのねぇ。 1話から3話まで、もちろん斎藤を中心としたパーティの話がメインで進んできたわけだが、その合間には全然知らないパーティの話とか、訳のわからん超絶レベルの冒険者の話なんかも描かれており、今作はそういう「何となく異世界エピソードオムニバス」なコンセプトなのかと思っていたのだが、前回ラストで斎藤がダンジョンの新ルートを発見したことにより、その迷宮目当てにこれまで登場した全てのキャラクターが集まってきた(パワーウィザードも一応来た)。これにて、今まで点と点でしかなかったキャラクターたちが直接つながるようになり、お話に統一感が生まれるようになったわけだ。ダンジョンに出会いを求めるのは間違いではなかったのである。 ただ、おかげで何だか世界観の異なる連中も同じ画面に並び立つようになり、今回のお話でいえば、ガチでライバルを蹴落としていく影縛り忍者がちょっと空気を読まなすぎて怖い。魔王を八つ裂きにするのは一応正義の名目でやった可能性もあったが、無抵抗の斎藤たちにいきなり切りかかってきた時点で完全に悪いやつである。1話目で魔女といちゃこらしてたあのムードはどこに行ってしまったんだ。新人潰しのトンパみてぇなクソ神官もいるし、みんなで協力して迷宮探索、なんてことにはならないようである。やっぱダンジョンに出会いを求めるのは間違ってるかー。 とりあえず、キャラの数が多いのでショートで繋いでいくといちいち目先が変わって新鮮ではある。その分、どうにも浮ついていて腰が座らない感じはあるが、「スナック感覚でサクサク行ける異世界ファンタジー」という第一印象は変わらずなので、これはこれでオリジナル路線を突き進むのが正しいのかもしれない。ホモォと百合ィが同時に楽しめる、そんなジェンダーに配慮した作品です。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」 5→5 ハイ、毎年恒例ではありますが、とにもかくにも1年間お疲れ様でした。最近はプリキュアロスと戦隊ロスのタイミングが微妙にズレたので1個ずつダメージが来るのは助かるような、かえって辛いような。 朝から元気がもらえる、とてもオーソドックスでいいプリキュアだったと思います。個人的に好きだったポイントをいくつか上げていくと、まずキャラデザ。なんかこう、「ご飯のおいしさ」を前面に押し出すためか、例年に比べていくらか「丸い」印象のデザインだったよね。特にそれが顕著だったのがここねのデザインで、通常なら青キュアってクールポジになることが多いので(どこぞのライオンや一輪の花などを除く)もうちょいシャープなイメージがあるのだが、ここねちゃんは確かにクールはクールなんだけど、あまりクール要素が中心ではなく、顔にしろ言動にしろ、どこか丸みを帯びていた。まぁ、モチーフに「△・○・□」が使われてたから、ってのもあるけど。らんらんもコロコロしてて可愛かったし、あまねんもどこかにやわらかさのあるデザイン。もちろんバトルになればハードな展開もあろうが、ほわっとした優しさがデパプリの良さだった気がします。 また、キャラの配置も割と好きな部類で、何といっても敵サイドの扱い。これは先週もちょっと触れたけど、最初に登場したセクレトルーさんが最後まで頑張ってくれたのが良かった。追加メンバーが後から増えたのに、2人(1人と1体?)が割と早い段階でリタイアし、裏切りメンバーばかりになっていたのにゴーダッツ様に献身的だったセクレトルーさんの甲斐甲斐しさがツボ。下手したら作中で一番いい人だったんじゃないか説まである。敵サイドの物語がちゃんと描けているってのは個人的にプリキュアの大きな評価ポイントで、我が心のナンバーワン「GOプリ」の良さもその辺にあったのでね。それもあって、最終回で3人が3人ともがっつり収監されてる描写があったのはびっくりしましたね……歴代的キャラでも明確に「犯罪者」ってレッテル貼られてムショ暮らししてたやつなんていねぇしなぁ。どれくらいの量刑なんだろう……。 あと、男キャラの配置も割と好きだった部類かな。具体的にはブラペのことだけど、そりゃ百合百合してる方が好きは好きだけど、物語の掘り下げ方として恋愛要素はやはり欠かせないわけで、健気な男の子の奮闘が見られるのはそれはそれで良いものである。「実は父さん、クッキングファイターなんだ」というとんでもねぇ出自を知ってなお前向きであり続けたっていうだけで拓海は偉かったよ。 ベースラインは色々と良い部分はありつつも、ちょい不満だった部分も無いではない。一番大きいのは、不可抗力とは言えやはり話数が足りなくなったこと。くだんの東映パニックの影響がどの程度あったのだろう、今作は45話と普段のプリキュアよりも数話少なくなっている(コロナど真ん中のヒープリと同じ話数)。その数話分がどの程度の影響になるか何とも言えないが、個人的に、脇のメンバーにもう1話ずつは振って欲しかったかな。主人公・ゆい、そして光堕ちの葛藤も含めたあまねのストーリーは足りていたと思うのだが、せっかくいいキャラだったここねとらんらんがねぇ。この2人のポテンシャルはこんなもんじゃなかったと思うのよ。各人、もう1話終盤に向けての核心に迫るお話があれば、4人全員が並び立てる良いチームになったと思うのだが……ちょい物足りない。 また、これは随分根本的な話になるが、「食事」という最初のテーマ設定がやや窮屈な縛りになってしまった感もある。何しろ、どのエピソードも全て「食べること」に関係しなければいけないのだ。普段のプリキュアでも、1年のうち何回かは食べ物がらみの話というのは出てくるだろう。いわば「食べ物の話」はストーリーを作る上での1つのツールでしかなくて、それだけで引っ張り続けるのは結構な無茶振り。どうしても話の流れは似たようなものになってしまうし、その縛りのせいで各話ごとに切り取った時の印象はやや平坦になってしまった感がある。まぁ、大昔の戦隊ヒーローなんてもっとずっと平坦でテンプレをコピペしまくるような話作りだったわけで、それに比べたら今の作品はずっと話題のバラエティに富んでいるとは思うけども。 というわけで一長一短ありで一応評価は平均値にしときます。決して嫌いな作品ではなくネガティブイメージは無いので、今後のプリキュア・ユニバースの展開でこの4人が帰ってきたらそれはそれで嬉しく思います。 さて、来週からはまた新たなプリキュアがやってくる。すでに話題騒然(?)、史上初のセンター青キュア。次の青は、どうやって既存のプリキュア像をぶち壊してくれるか、今から楽しみである。
そんなあっさりと、第4話。まぁ、前回の展開のまま鬱々と進められても困ってしまうのだろうが……いろんなところがあっさり解決しちゃったなぁ。 ということで、前回行われたジョナスのクソ畜生ムーブがあまりに最高すぎたのでテンションが上がった作品だったが、いろんなことが穏当に落ち着いた。まず、アンとシャルの関係性。人生に絶望したアンは「もうどうにでもな〜れ」とばかりに全てを放り投げる。その中にはわざわざ高い金払って買ったシャルの羽根も含まれており、事前の約束通り、「仕事が終わったら」護衛の任を解いてシャルの好きなようにさせた。そして当然、このやけっぱちムーブがひねくれ者のシャルに刺さらないわけがない。おもしれー女改めかわいそうな女になってしまったアンに対し、シャルはあらゆる面でパーフェクトなアフターフォローを披露し、事態をどん底から一気にベストの状態まで持ち直してみせた。 まずはお菓子作りのモチベーションの復活。品評会に間に合わないと絶望していたアンだったが、作品作りに関しても旅程に関しても割とガバガバの判断だったようで、サイズさえ縮小すれば余裕で作れたし、馬車も間に合った。もしかしたら単に「起きたらもう一限始まりそうな時間だわ。今から急いで起きてダッシュすれば間に合うんだけど……もうええか」みたいな心境だったのかもしれない。そして、アンが別な作品を持ち込んだことでジョナスの完璧な作戦もあっさり瓦解。王様サイドがちゃんと作品を見る目を持ってる世界で本当に良かったですね。 ちなみに、「作品さえ持っていければ勝負ができた」ということで、前回気になっていた「この世界におけるアンの実力」に関しては、ふつーに何の理由もなく「大会で優勝できるくらいのスペック」であることが判明。なんだよ、元から優等生なのかよ。片田舎の小娘がデビュー戦で優勝争いできちゃう国、実は大したことないのか? それとも、この世界で砂糖菓子職人は別に重要な職業ではないのか……冷静に考えたら後者だよな。たかだかお菓子作りだし、日本で言うたらTVチャンピオンくらいの立ち位置じゃないの? まぁ、だとしても優勝狙えるのは偉いけどさ。 そうしてアンが無双しちゃったもんで、ジョナスの方も必死に喚いて抵抗するが、こうなっちゃったら元々メンタルがゴミの男なので打つ手無し。まぁ、あそこまで徹底してメンタルへし折りに行ったのにまだ食らいついてくるとは思ってなかっただろうしなぁ。策士の割に策に振り切れなかった哀れな小物の末路である。まぁ、ビンタ一発で許してもらえたんだからむしろ相当な温情措置だとは思うがね。 これにて今年の品評会はおしまいだってさ。だとすると、ここから1年間、アンとシャルは何を目標に生活していくんでしょうかね? また先の読めないお話になるが……単なるお菓子屋として働く日常ものになったりするんだろうか? 流石にそれは面白くなさそうやな……。
「穴=機内!!!」 第28話! 何のことやと思う人もいるかもしれませんが、これもジャンプ本誌で連載時に書かれていたアオリの一文です。まぁ、これだけなら単に編集のテンションがあがっちゃったんだろうな、って言うだけでおわりなんだけど、このアオリの何がひどいかって、このちょっと前の徐倫と承太郎の親子の愛情を描いたお話の時のアオリが「愛=理解」だったんですよ。つまり、せっかくのいい話で使った文句のセルフパロディがこんなとこで出てくるっていう……まぁ、もしかしたら編集もパロディのつもりでやってなくて、偶然イコールを使ったフレーズが重なっただけと言う可能性もあるのだが、いくら何でも「愛=」と「穴=」で韻踏んでて「理解」と「機内」も韻踏んでるのは偶然ではあり得ないと思うんだよな。そもそも「穴=機内」ってなんやねん。 という昔の記憶も掘り起こしつつ、いよいよヴェルサスの登場。CVは星野貴紀。いい具合のベテランですね。実は彼は数少ない「私が実際に会ったことがある声優」の1人で、ず〜〜〜〜っと昔、某アニメの販促で近所のアニメイトのイベントにきてたんですよ。別にチケット買って並んだとかじゃなくて、ふつーに店内でファンサしてるの見てた。身長が190を越える尋常じゃねぇ巨漢なのでめっちゃ目立ってました。 中の人トークももうええか。とりあえずそんなヴェルサスだが、そうかぁ、神父に悪態つきはじめるまで30分かからなかったか……この「ちっ、うっせーな」感、よく考えりゃゴロツキばかりの3兄弟だったんだからある意味で当然の反応だったはずなんだけど、ウンガロはマジでなんもせんで消えたし、リキエルはあの通りの性格だったもんだから、ヴェルサスがこの流れになったのが当時はやたらと新鮮だった。一番長く暴れるのがこのヴェルサスだし、この最終盤のキャラの中では割と活躍した方と言えるのだが……それでも印象が悪いの流石だよな。まぁ、ジョジョの悪役なんて超絶イカす奴かゴミクズみたいな敵かの二極になりがちだけどさ。ヴェルサスは能力の意味不明さ、そしてその対応策の輪をかけて意味不明さなどが重なり合って、6部を代表する良いカオスを演出してくれていたと思います。 今回久しぶりに見て思い出したけど、そうなんだよな、アンダーワールドの能力をご丁寧に解説してくれたのってスポーツマックスなんだよな。あそこでスポーツマックスの口を借りてご丁寧に説明する意味も全く無いのだが、流石にそうでもしないと読者がついていけないからしょうがない。ヴェルサス自身に説明させる手もあったかもしれないが、能力の都合上、直接徐倫たちに話しかけるわけにもいかなかったしなぁ。説明のためだけにわざわざ掘り起こされてすぐに退場したスポーツマックスお疲れ様。生前は単なる殺人犯で、死後2回にわたって蘇ってエルメェスにちょっかい出してるの、もう運命じゃん。 既に神父も若干ヴェルサスの性格に気づいて警戒を強めている様子なので2人の分解はすぐに訪れるわけだが、それにしても神父、ヴェルサスにだけ当たり強く無い? リキエルにはあんな親切だったのに。せっかく頑張って働こうって言ってる新人さんにあんなふうにチクチク文句言ってたら、そりゃ機嫌も悪くなるよ。最初の時点であんだけ褒めて「似てるかもしれん」とか言ってたのにさぁ。神父があの流れで貝類が苦手っていう類似点を語ってたってことは、もしかしてDIO様も貝類が苦手だったんでしょうかね? いや、吸血鬼になってからは人しか食ってないと思うが……。それ以前で考えると、確かに生まれ育ちは山間の村だったし、もしかしたらあんまり貝類と縁がなかったかもしれませんね。DIO様に提供された飲食物、今となっては「ヴァニラアイスの血」以外覚えてねぇや(飲食物?)。
適応体の胞子歌い/Adaptive Sporesinger 最近のカードデザイン、「とりあえず柔軟性を持たせとけばなんかしら使えるから文句ないよね」みたいな雑多なデザインが多い気がするのだが、紛れもなく事実なので文句は言いづらい。こちらのクリーチャーはライフで攻めたいなら自軍の後押しができるし、毒で攻めたいなら増殖も選べるという変幻自在の働きぶり。後に残るのが2/2警戒という凡庸なクリーチャーだけなので、やはりこの187効果をいかに使えるかが採否の鍵。実は「ライフ向けと毒向け」とは分けたが、パンプ能力は序盤に出した毒性クリーチャーを強引に突破させるのにも使えるので、実際は毒毒向けっぽかったりする。節操なしに仕事が出来るソーサリーみたいな存在を「緑だから、ほら、クリーチャーですよ」みたいな顔して出してくるの腹立つよな……そんで普通に使えるカードだしな……。 硬化した屑鉄喰らい/Armored Scrapgorger 食べる。選ぶ。食べる。選ぶ。食べる。良いフレーバーテキストである。このセットのマナクリ。2マナでタフネス3と耐久力が高く、タップだけで好きな色マナが出せる、かなりの高性能。ほんと、「ユートピアの木」がレアだったことを考えると、時代はどこまで変わり続けるものかと切なくなってしまう。そしてこちらは追加でパワーアップする可能性も秘めており、さながらかつての名クリーチャー、「熊人間」のごとし。いや、もっと最近の「隠遁した剥製師」を例に出した方が正しいだろうが。試合中盤以降の3/3はそこまで大きな戦力ではないが、まぁ、単なるマナクリよりは殴れるかもしれないマナクリの方がいいだろう。そして、そんな半端なステータスよりもよっぽど重要なのは、こいつが成長する過程で墓地のカードをむしゃむしゃしているということ。そう、こいつはマナクリのふりをした中盤以降の戦力のふりをした墓地掃除人である。最近は特に墓地の需要は増えており、2マナで出せて片手間で墓地対策できるクリーチャーなんてものはまさに利便性の塊。今後の緑デッキでは要注目のクリーチャーだ。ちなみに、タップ状態になるたびに対象を選んで追放し、解決されたら油が増える構造。つまり墓地にカードがなければ油は貯まらないので注意すること。選ぶ。食べる。 伝染病のヴォラック/Contagious Vorrac ヴォラックとは、ミラディン固有のビーストで猪っぽい生き物。過去にも「銅の蹄のヴォラック」などが確認されているが、元々は単に「ビースト」だったのだが、いつの間にやらオラクルが出て「猪・ビースト」に変更されている。こちらのクリーチャーは当然最初から「猪・ビースト」である。そんなヴォラックも見事に油に汚染されており、こんな何気ないところにも増殖の種が潜んでいる。3マナ3/3のナイスバディに、なんと土地を手札に加える能力まで。この時点で「護民官の道探し」あたりの上をいく性能で、コモンとしては文句のつけようもない。さらに、土地はライブラリを見て見つける方式だが、見つからなかったらこれが増殖に変換される。試合中盤以降に引いても「今更土地なんていらんのに」という不満を、増殖に置き換えることで綺麗に解消してくれるのだ。あまりに隙のない設計。ヴォラックってそんなに親切な生き物だったのか? 油に侵されて以降の方が優しくなってるまである。 銅の足長虫/Copper Longlegs 増殖のおまけがついた「梢の蜘蛛」。最近はこの2マナの蜘蛛枠は戦闘性能を高めた「罠紡ぎ」の登板が続いていたが、今回はフライヤーへの対策力を削られた代わりに、世界にマッチした能力をもらった形。飛行持ちの毒性クリーチャーが多数存在している時点で、緑は飛行防御もしっかり準備しなければいけないのは自明。とりあえず止められればいいのだったらこの小さな1/3でも仕事はしてくれるだろう。その上で、どうしても止められないやつが出てきたらブロック後に最後の遺産として増殖を1回。まぁ、2マナとしては悪くない取引じゃなかろうか。あんまりこれだけ並べても勝てるようなクリーチャーではないが、リミテッドではデッキメイクの腕が問われる1枚。案外、こんなん使わずにビートしてる方が早い環境になる可能性もあるわね。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |