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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 プロツアーからの流れで、次セット「機械兵団の進軍」の情報がいくつか公開されました。こちらのセットに関してはプレビュー期間中に追いかけられるかかなり怪しく、加えて「ファイレクシア」に続いてやっぱりお祭り騒ぎのとんでもセットになっているようなので、せっかくなのでファーストインプレッションの時点で記事書いちゃおうと思ったわけですよ。未だかつてない次元を跨いだ世界戦争。そりゃ盛り上がらなきゃ嘘なわけだが、ことごとくPWたちが油まみれになっていった「ファイレクシア」のさらに上を行く、「全次元油まみれ」の大惨事。これ、いったいどういう裏技で収拾をつける気なんでしょうかね。それこそ「ここ5セット分くらいの展開は無かったことにしてください」で巻き戻しでもしない限りはきれーに完全化待ったなしな気がするのだが……それとも、春以降のセットは全てノーン様の下で完全化された世界での新たなMagicが描かれるんでしょうかね? それはそれで見てみたい気もするのだけど、多分世界が許しちゃくれないのでなぁ……。

 

 てなわけで、公式Twitterへのリンクを繋ぎつつ、適当な順番でどうでもいいことを書き綴っていきましょう。もう、カードのプレビューというスタイルすら無視である。

 


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 流石にKKKの直球描写は避けてきたか……第31話。まぁ、外見を描かなかっただけで私立探偵の動機は語っちゃってるんだから実質アウトみたいな気もするが……何がすごいって、別に「今のご時世」とかじゃなく、連載当時の時点で「荒木先生、ここ踏み込んで大丈夫か?」って心配されてた件。表現の自由はそんなことでは負けない。まぁ、荒木先生、他にもよっぽどデンジャラスなとこに色々踏み込んでるしな。

 というわけで、サブタイトル通りに実にヘヴィーなウェザーの話。久しぶりに見て「そういやプッチ神父たちの生い立ちってこんなんやったなぁ」と思い出したわけだが、ナレーションの大川さんが語る通り、誰が悪いって話でもなく、強いて言うなら本当に「巡り合わせが悪い」お話。いや、そりゃ一番悪いのは嬰児のすり替えをやった母親なのだろうが……物語的にがっつり報いは受けちゃってるしなぁ……。あと、あえて一番の悪人を引っ張り上げるとするなら、やっぱりDIOってことになるんだろうな。あいつが余計なスタンドを神父に手渡さなければ、単なる兄弟の悲劇の物語で終わってたわけだからね。たまたま神父と相性が良かったもんだから「力」を渡してしまい、その結果としてウェザーまで覚醒させて世界規模の騒動にまでことを大きくしたのはやっぱりDIOの力である。ただ、DIOにしても「出会いの運命を知りたい」ってんで諸国漫遊してただけだからなぁ……いや、多分出先で散々「食事」はしてるはずなので悪いやつに決まってるんだけど。プッチ神父から見たら単なる「話のわかるお友達」だからなぁ。

 一応こじつけて考えてみると、神父がホワイトスネイクに覚醒したのは、やはり天国への第一歩を踏み出す権利を持っていた人物だから、ということなのだろうか。彼は妹の死という理不尽に直面し、彼女の記憶を抜き取って人生を引き継ぐことを目的に初めてのホワイトスネイクを使った。他人の人生の収集、それ即ち魂の収集に他ならず、DIOが見出した「天国へ行く方法」に一番近いスタンド能力だったと言える(今になって思えばダービー弟も近いといえば近いので、3部でヴァニラアイスに次いでDIOの近くにいたのはもしかしたら関係があったのかもしれない)。神父がDIOと天国談義をしたのはおそらくこれより後のことだろうが、きっとあらゆる理不尽を乗り越えた2人だからこそ、馬があって話も弾んだのだろう。

 対して、ウェザーの方の能力は天国もクソもない暴走カタツムリ。こちらは「世界に対する絶望の怒り」の体現と取ることができるだろうか。そこから「怒り」の記憶だけを抜き取った結果が「天候操作」というのも妙な話だが、スタンドそのものを抜き取らなかったってのも、もしかしたら双子という関係の繋がり故なのかもしれない。

 さて、色々とバックグラウンドはまとまったわけだが……マイマイカブリが出てきた理由は……ほら、出会いは運命だから(便利)。

 

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 羊宮ボイスのヴァンパイアって、そりゃ傾国だろ、第7話。寝起きのレイニが腕上げた時のおっぱいのむにっと感が犯罪臭しかしねぇんだわ。

 無事にレイニ嬢もメンバー入り。いや、なんのグループかもよく分からんけど。突然の同居人にユフィはポカンだし、イリアは露骨にしかめっつら。「これ以上面倒ごと持ち込むんじゃねぇよこのナチュラル女たらしがよォ」という苦労の多いメイドさんの心中はお察しします。本来ならそれ以上に心労がありそうなのはユフィの方なのだが、こちらは元々が人格者だというのもあるし、おそらく「アニスのやることに間違いなどあろうはずがない」という信頼が盤石なためでもあるだろう。過去の因縁はありつつも、あたたかくレイニ嬢を迎え入れることになった。

 世にも珍しい魔石持ちがこれで2人揃ったことになるのだが、ナチュラルボーンな魔石戦士に興味津々なのは異常者コンビ。ティルティさんはアニスからの説明を1聞いただけでおよそ事と次第を察したようで、そこからは基本的に人権など無視して自分の研究の役に立つ要素を画策している。本来ならこのわちゃわちゃした世帯の面倒を見なきゃいけないはずのアニスも、ことが研究となると視界が狭くなり、ひとしきりティルティと盛りあがっちゃう始末。そんな状態を見てユフィの心がクサクサしちゃうことなんて気づけないのである。そして、これに最初に気づいたのは意外にもティルティの方。普段からアニス周りの人間関係は多少なりとも気を配ってるのかもしれないし、自分に向けられた視線だから気づきやすかったってのもあるかもしれませんね。ユフィの心情を単刀直入に「嫉妬」と断定し、ユフィ本人も気づいていなかった彼女の本音を改めて提示してくれる。ユフィはそんな指摘に驚きこそすれ否定などせず、「自分はレイニのように学術的な対象としては見てもらえないし、まだティルティのように専門分野の話で盛り上がれるほどの実力もない。出来るところから始めないと」ってんで一念発起するわけだ。

 ユフィ目線の関係性、ちょうど「もういっぽん!」の南雲とは対比的で面白いですね。南雲は、「幼馴染だったけど変な闖入者(永遠)のせいで関係性が思う通りにいかなかったので改めてパワーでねじ込みに行く」というムーブ。それに対し、ユフィは「自身が新参者であり、ティルティという馴染みとの関係性には敵わないと思いつつも、なんとか自分だけの価値を見出してもらおうと一歩踏み出しに行く」というムーブである。関係性に年月の長さなど必要無いとはいえ、やはり「新しいオンナ」としてアニスに切り込む努力は怠ってはならないね。幸い、第3のオンナであるレイニに関してはアニスもモルモットとしてしか見ていないので(聞こえが悪いな)、そっちと揉める心配はなさそうやね。いっそのことアニス嬢は吸血習慣を通じてイリアさんとねんごろになって欲しい気もする。いや、あのメイドがそんなんで揺らぐとも思えないが。

 そうして奮起したユフィの晴れ舞台となったのが、面倒臭え魔法省からの呼び出し講演会。いきなり講演やれとかアウェーの環境で言われたらたまったもんじゃないが、ユフィは「アニスの対外交渉役」というポジションに自分の存在意義を見出したおかげでこのセッティングは渡りに船。まぁ、元々アニスだって既存の精霊信仰をバカにする意図などなく、自分が提唱する新技術さえ認めてもらえば凡百の民とも折り合いはつけられるわけで、「自分勝手すぎる天才」に「和をもたらす天才」が噛み合えば、少しずつ市民権も得られるようになるだろう。今回出てきた学会のおっさん連中がいかにもなろう的な衆愚の体現でちょっとイラッとしたが、まぁ、これくらいの旧態依然としたバカどもってのは現実世界でもあるものだからね……。ユフィの提唱した改善案でコロリと転がりそうだし、話の早い世界でほんと助かる。

 こうしてレイニまで巻き込んでアニスシンパが増えると……やっぱ気になるのは王子陣営なんだが、今回触れられすらしなかったな……。

 

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 今回のエピソードだけで3話くらい使え、第6話。南雲の決心に幼少期の回想を丁寧に分解して1話、告白、入部、そして体育祭で1話。新生柔道着と南雲の血の滲むような努力で1話。それくらいの解像度で描かないと南雲の真価は発揮できない。

 南雲安奈の決意。それはただひたすらに、痛々しいほどに一途であった。本当に理由はシンプルなんだよ。幼い頃から一緒に過ごしてきた園田未知。彼女とは偶然部活が別々になってしまい、南雲は剣道で一旗上げ、隣の柔道部では未知が毎日コロコロ転がっていた。高校進学を機によわっちい柔道をやめさせて剣道部に入れられないものかと画策もしたが、当然未知はどこ吹く風。そこに氷浦永遠というイレギュラーも加わり、残念なことに未知は再び柔道の魅力に取り憑かれてしまう。もう、ここから3年間は南雲と未知が交わることが無いと確定してしまったのだ。そして、南雲安奈は、そのことに耐えられるほどに想いの小さい女ではなかった。思い立ったら即行動。過去の名声もかなぐり捨てて、ただ想い人のそばにいることを選ぶ。こんな純愛があって良いものか。

 今回は本当に南雲の心情に寄り添った作劇になっており、幼少期の写真一枚一枚に、無限に妄想できるくらいの思い出が詰まっている。2人して暴れ回った幼い頃、きっとご両親も気が気じゃなかっただろう。中学から一緒に柔道を始めた早苗ごときには辿り着けない繋がりがそこにはある。父親に尋ねられ、南雲は改めて自分と未知の関係を振り返る。面倒クセェ奴、いい加減でバカな奴。それでも、隣にいて一番楽しいのは未知だった。だからこそ一緒にいたい。幸いにして南雲家のご両親は娘さんの活動にとても理解のある方々。まぁ、親父さんが警察官ってことは、剣道はもちろんだが柔道だって一通りやってるはずだし、同じ武道での転身というなら、応援もしやすかったかもしれない。娘が中学までに一通りの結果も出しているのだし、新たな道に進むことを応援こそすれ、足を引っ張るなんてことはしない。滝川家のパパさんもそうだったが、親御さんの理解があって助かるアニメである。

 南雲の決心のすげぇところは、きっちり剣道部にけじめをつけての転部になったというところ。突然のお別れを告げられた剣道部員たちはそりゃぁびっくりしただろうが、何よりしんどいのは、その後の部活でふつーに南雲が隣で受け身を取っていることである。なんなら更衣室は同じである。一大決心で飛び出したはずの剣道部と普段から活動は一緒という……並のメンタルなら居た堪れなくてしょうがないシチュエーションも、南雲にとっては些細な問題。まぁ、剣道部の皆さんも理解のあるいい人たちばかりでよかったですよ。みんな南雲の性格をよく知っているからこそ、止めるなんてことはしなかったんだろうなぁ。

 そして「柔道部員」としての南雲安奈が始まる。運動会のリレーのシーンも良かったですよね。1人1人の走りに性格が現れてて、未知も早苗も最後にコケるのはどうかと思うが、そこから託された永遠が道着を脱ぎ捨ててスパートを決める様子も、かつて「道着を着ると勇気が出る」と殻をかぶっていた永遠からの脱却を暗示させる。そして最後には一番フィジカルで勝る南雲に繋ぎ、彼女は剣道部の先輩を追い越し、「剣道のさらに先」へと駆け出していく。最後には練習の成果である受け身も見事に決まり、新たな南雲安奈伝説の幕開けを華々しく祝しているかのようである。ほんと、まるまる1話使えるプロットだって。

 そうして4人になった新生柔道部。しかし、なんと夏の大会はこれでもまだ人数が足りないという。本当に自転車操業でしんどい部活だが……新入部員を今更探しても間に合わないんだろう、ってんで、いよいよ「最後の1人」が登場。今までオープニングとエンディングにはいたはずなんだけど、すみません、ずっと南雲のことしか見てなかったのであまり印象には残ってなかったです。どうやらかつての柔道部に在籍していた先輩のようだが……この4人に割ってはいる先輩、針の筵な気がするのだが……。

 

 

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 樹の国 船の国、第6話。もしくは「水のない国 水のない国」でも可。……こりゃ戦争は避けられねぇわ。

 手に汗握るリリハ救出作戦! のはずなのだが……なんだろ、いちいちコントみたいな流れになっとったな。バルギア兵の察しの悪さはなかなかのものである。まぁ、見張りで手抜かりがあったのは「まさかこんなところで取り返しにくるやつおらんやろ」って油断してたのはしょうがない気はするけど、あんだけ甲板でどったんばったんやってても気付かないものなんだろうか。実際の「船」なら波音があるから船内まで音が聞こえない可能性もあるのだが、雪海を走る船の場合、どういう状況なんでしょうね。流石に音がしないはずはない……かな? 軌道樹を降りてくる時に使った謎のレーザーガンをそのまま救出用武器として使ってる発想は面白かったんだが、あれってどれくらいの破壊力があるんだろう。綺麗に錠前だけ寸断してたってことは、あれは出てくる熱線(?)の長さが決まってるってことなんだよな。もし突き抜けるくらいの高出力だったらリリハまで焼き殺してるはずだもんな。

 そうして相手の隙をついての檻降下&檻破壊。しかし、狭い船のこと、当然脱出先などあるはずもなく、3人は必死に知恵を巡らせて生き残る方法を模索していく。リリハの提案した船を囮に使う作戦も功を奏し、無事に生きながらえるわけだが、多分バルギア兵の捜査がなおざりだったのって、大将がおっかなすぎるせいだよな。完全な恐怖政治を敷いている国のようだが、この短期間で自分の部下を2人も3人も殺してる。そんな状況で他の部下連中がまともな思考力が維持できなくなっていたとしてもしょうがない……。万が一ミスったらてめぇも斬られるって恐怖感があるんだからもっと真剣にできるだろ、という気もするが。こういう逃走劇って、普通なら「こっちに隠れたと思わせて、実はこんな意外な抜け道があったんだぜ!」みたいなネタを入れがちだが、今作はマジで「隠れられそうなとこに隠れてたら、運良く見つからなかった」というだけの話なんだよな。どうもそういうところにギミックが今ひとつ。船外への積荷の持ち出しも随分ザルだったしなぁ。

 やってることは面白いのにどうしても詰めが甘くて乗り切れない印象。いよいよ巨大要塞バルギアに到着し、相変わらずよく分からんビジュアルで迫力は感じられるので、次なる地・バルギア編でもう一つ盛り上がりが作れるかどうか。

 

 

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 劇場アニメ色々観ようキャンペーン。こないだ「かがみの孤城」を観に行った時に「他に何かやってるアニメないかしら」って調べたらこれがもうほとんど上映がなくなりそうなタイミングだったので、どんな作品かもなんも知らんで観に行きました。まぁ、先入観無しでぶつかるのが一番良いですよね。一言感想を先に書いておくと、嫌いじゃない作品でした。パンフの文言に「今年の初泣き作品」みたいな売り文句が書いてあった割に特に泣くところは無いんですけど、まぁ、大きく心揺さぶられずにじんわり満足する、みたい感じかしら。2時間劇場で集中して、「あぁ、アニメ映画観たなぁ」という満足感がそれなりに得られる作品だったと思います。そういう意味では「かがみの孤城」も満足感は充分得られてたので、2作品とも大きな取りこぼしは無いとは思うわ。

 

<一応ネタバレ注意。ネタとか無いけど>

 


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「陰の実力者になりたくて!」 4→5

 とんでもなく中途半端な時期に終わったぞ? なんと2クール20話という変則構成……かつて1クール10話区切りの角川枠ってのがあったけど、もしかしてそれの豪華バージョンだったんだろうか。変な時期に終わられると、区分の上で冬終了にしたらいいのか春終了にしたらいいのか困ってしまうが……まぁ、どっちでもいいか。

 というわけで、よく分からんけどいきなり終わったなろう作品。原作もまだ完結していないようなのでどこかで区切りをつけるしかなかったとはいえ、20話で終わるにしちゃぁ微妙な幕引きであった。まぁ、どこで終わったところでこの印象は拭えなかっただろうし、武闘会終了のタイミングが一番無難だったってことなのだろうか。2期を考えての構成なのかもしれんね。

 さて、1話目が変則構成だったせいで「なんじゃこりゃ」と思って観始めた作品だったが、正直、途中で興味は一旦切れた。主人公のデザインはなるほど際立っていて、「厨二病異世界ギャグ」というあまり見たことのない展開が出てきたことには感心もしたが、そこからのシャドーガーデンを中心としたハーレムドタバタ劇は特に面白いもんでもなく、「雑多にキャラが多いなー」くらいの印象。お話がスタートした時点ですでにハーレムが完成しており、さらにそこからストーリーの進行によって女の子キャラが追加されていくという貪欲すぎるハーレム造形はいっそ潔くすらあるが、おかげで見るべき部分が絞られず、興味が薄れたのも致し方なしといったところだろう。

 ただ、そこから2クール目に突入し、話の中心が武闘会に絞られてきたおかげで逆に見やすくなっていった感がある。なろう作品で武闘会はお約束展開の1つであり、そこで対戦相手をボコボコにしながら「また俺何かやっちゃいました?」というところまでがテンプレだが、本作の主人公は「やっちゃいたい」という欲求に満ち溢れており、いわゆるなろう主人公とは一線を画す存在。結局やってることは超絶チートの瞬殺展開が続くだけなのだが、その際にいかにして弱く見せるかとか、その後の展開をどう運ぶかなんてところにばかり神経を使っており、バトルの実力やらなんやらが本当にどうでもいいのでむしろ気楽である。

 そうして主人公が裏の事情ばかりを考えているおかげでメインはむしろ脇のキャラの方になっていき、主人公の与り知らぬところで巻き起こっている陰謀について、みんなして必死に戦っている様子が見えるのはふつーのファンタジー小説と言える。まぁ、今作はファンタジーというにはいささか文明レベルが進みすぎてる感はあるが……でも、こういう近代以降の文明レベルで剣と魔法も交えたファンタジーを繰り広げるっていう目線も新鮮よね。なんだかんだ言って、きちんと他作品と差別化を図って「ならでは」のドラマを見せようとする気概は感じられる。基本がギャグなのであんまり真面目に受け取ってもしょうがないという諦めが先にあるし、主人公の「目立ちたい気もするけど、陰にもいたい」という一見すると矛盾しかない精神性も、それ自体が不条理ギャグみたいなもんだと思ってしまえば飲み込める。多少の理不尽もまかり通してしまえるので強みと言えば強みだったのかも。

 あとはまぁ、佃煮に出来るくらいわんさかいた女の子たちをちょこちょこつまみ食いする感覚で愛でていればそれでよかったんじゃなかろうか。キャストが現代アニメ声優業界を煮詰めて作ったみたいな壮絶な布陣になってるのもよかったですよ。まぁ、おかげで仕事が分散してあんまり活躍できなかった人もいたけども。エンディングが毎回誰になるのかが楽しみでしたよ。

 

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 だから話の重さァ! 第6話。前回予想外の話の重さに度肝を抜かれたってのに、そこにかえす刀でおんなじくらいの重さの話を叩きつけるというキツい展開。まさかこういうアニメだったとは思わなんだ……。

 まー、引き続き謎の方が気になりすぎるので確実に最後まで見るとは思うんですが、現時点で集まってきてるメンバーの中に「愛してしまったことが理由で最愛の人を殺してしまった忍者」と、「過去に自分の責任で娘を殺してしまったが、神にその記憶を抜かれて幸せになった魔術師」というとんでもねぇ2人が相対している。いや、「幸せになった」は確実に嘘なのだが、一応そう考えておかないとキツくてやってられん。少なくとも過去4話分のおちゃらけアルツハイマーいじりはどこにどうぶつければいいんだという困惑はどうしようもない。今から1話目を見返したら、色んな意味で辛くてしょうがないだろうなぁ。モンプイの酷さとか(そこじゃねぇ)。

 とりあえず、忍者さんチームの方はもうほぼ完全に人の心を無くしてしまった様子。異世界文化的にはどんなモンスターに変化するのが正しいのかよく分からんが、黒い羽の力によって変化したのは「連射可能な回転式多砲塔ビーム兵器」というとんでもねぇ化け物。確実に固定式砲台に変身したわけだが、これ、もしライバルチームを殲滅したらちゃんと解放される予定だったんだろうか。デブ妖精ちゃんの必死の訴えの結果がこの形って、あまりに救われねぇよなぁ。ちなみにビーム砲とはいうものの、単なる熱線ではなくて全てのビームは「質量を持つ光線」という謎の存在である。ロボットアニメとか見ててもたまに思うんだけど、「質量を持つビーム砲」ってなんなんだろうな? 熱と光のエネルギーだけじゃないってことなんだよなぁ……まぁ、この世界の場合はビームも全部「魔法」だろうから質量があってもなくても不思議じゃないんだけども。一応、拡散ビームになっているおかげでそれぞれのパーティもなんとか耐えられてるのかもしれません。あれ、目が一箇所しかなくて一点集中で全てのエネルギーを注がれたら、多分どのパーティーもひとたまりもないよね。

 そして、そんなビーム兵器に対峙できる最高戦力(見込み)はモーロックだったという。彼の過去が想像以上に重たかったもんでまるまる1話使い切ってしまうというとんでもない展開になったが(まぁ、流石にビーム発射シーンの尺稼ぎがクドすぎた感はあるが)、こりゃぁちゃんと切り出してあげないといけないエピソードでしたね。娘さんのことが可哀想とかいうのは置いといて、「過去にモーロックも斎藤エリアをすでに訪れており、異世界につながる手がかりを入手していた」というとんでもない事実が明かされたことが大事。そんな異世界との接点がモーロックによって迷宮の外に持ち出され、その魔法の力によって斎藤がやってきた(かもしれない)というのだ。なるほど、今回の斎藤エリアのアレは「斎藤が帰るための手がかり」でもあったが、「斎藤が来たことのきっかけ」でもあったのか。ただ、そうして次元間を繋いでいたと思われる神的存在がもうこの世界にはいないっぽいのよね……まー、斎藤はあんまり帰るの帰らないのっていう話で揉めるようなやつでもなかろうし、このままこの世界で楽しくやっていけるでしょう。

 ところでモーロックって今いくつなんだろう。記憶の欠落が神の「ご褒美」によるものだと判明したわけで、実は意外と若い可能性も出てきたんだよな。まぁ、あのドワーフに聞けば全部わかるか。

 

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 まだまだジョナス! 第5話。なんかもう、ジョナスが出てくるだけでちょっと面白くなっちゃんだけどあんまりよくない傾向かもしれません。

 前回あたりは独立したエピソードになっており、もうすっかりアン一座は安定した旅の職人(商人?)としてのスタンスを確立しているように見える。何しろシャルの野郎がもうデレというか、騎士気質を隠すつもりもなくなってしまっており、今でも口は悪いままだが、アンに危害を及ぼそうという(思えば1話目くらいですでに終わっていたかもしれない)企みは一切無くなっており、アンの方もシャルはすっかり自分のナイトだと思って安心している。ミスリルだって最初からずっとアンの味方のままなわけで、そこに不安要素が何一つ無い。さらにアンの腕前は王国で認められ、歴戦の職人からも一定の評価を得ている確かなもの。まだまだ旅の後ろ盾がない部分だけが不安かもしれないが、きちんと仕事さえ選べば、食うに困るということもなさそうだ。まだまだ幼く見えるアンだが、もう自分の腕一本で食っていける立派な「商売人」なのである。

 旅の道中もなんだかんだと賑やかにしており、このまま次の品評会までただ修行がてらの仕事をこなすお話になるかと思いきや(いや、思わんやろ)、次の街でのお仕事は、なんとまぁ、随分移動したと思ったのにまさかのジョナスとの再会。もう、これって運命じゃないですかね。あんだけ残虐無道な方法で殺そうとしてきた相手を前にしてもアンはせいぜい憎まれ口を叩く程度だし、ジョナスはジョナスで、あんだけのことをしてたはずなのにいまだに面の皮が厚く、身内連中にはアンの悪評を広める始末。本当にどこまでもクズな奴。ただ、どうやら実力はそこそこあったようで、最初の審査を乗り越えてよりにもよって1つの依頼を2人で受ける形になってしまった。普通に考えたらこんな男の隣で絶対作業したくないと思うのだが……アンはもう、あの時のことは「そりゃジョナスが悪いわ。でもまぁ、生きてたからヨシ」くらいで終わらせちゃってる感があるんだよな。それはそれで凄まじく心が広い措置だし、ジョナスはジョナスで悪びれる様子もなく平然と仕事してる。なんだかんだで幼馴染の腐れ縁って、こんなところでも切れないもんなんだろうか……シャルたちも気が気じゃないだろうなぁ。

 個人的に好きなポイントは、ちゃんと「ミスリルリッドポッド」ってフルネームで呼んであげてるアン。呼びにくすぎて、若干噛み気味。

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