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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 連休中日を利用したたほいや。なんてったって今日は「文化の日」ですからね! これこそ文化的活動の真髄ってなもんですよ!

 ……2ヶ月ぶりかぁ……。まぁ、たほいやに呼ばれる時ってのは「誰かが私生活に嫌気がさした」可能性が高いので、開催されないってことは関係者みんなの生活に不満がないってことなんですよ。多分そうだよ。そういうことにしといてくれよ。

 

 

 


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 こんなひびみくは嫌だ、第55話。「響が未来のおっぱいを足でなぶっているー」。……薄い本なら普通にありそうな展開やな……。

 などという中の人ネタから入ってみましたが、実際に中の人のフルスロットっぷりが堪能できるのが一番のお楽しみポイントですからね。今回スポットが当たったのは色欲の大罪司教、その名はカペラ。大罪司教はみな星の名前を拝借しているが、こちらはぎょしゃ座の一等星の名。そして「聖闘士星矢」ではぎょしゃ座の白銀聖闘士の名前にもなっていたので割と聞き覚えがある名前だったりする。聖闘士のカペラはパッとしない奴だったが、こちらは大罪司教ということでパッとするってレベルじゃねぇ。ハッとするしげんなりするしやけっぱちにもなる。大罪司教、1体1体のインパクトがデカすぎるので毎回のバトルが全部カロリーオーバーなのよね。主に「こんなんどうやって勝ったらええねん」と悩み続けるせいで。

 そしてこのカペラ、前回は「ドラゴンが変身した姿だったのか」と思っていたがそのドラゴンすらあくまで能力の一環でしかなく、その能力は自他を含めたありとあらゆるものを変成させる能力のようだ。まぁ、これまで見てきた大罪司教の能力の規模を考えれば今更驚くほどでもないのかもしれないが、使ってる奴の性質と相性が良すぎる(?)ためにどえらい騒ぎに。中でも一番ヤバいのは、こんだけのことをやりながらも博愛を謳い、司教連中の中では珍しく「相手の命は極力奪わない」というポリシーを標榜しているところ。普通だったら救いとも取れるその性質だが、スバルからしたら「死ぬことで退避できない」という相性の悪さに繋がる。仮にこれでスバルが自死すら選択できないような意思を持たぬ植物や静物へと変成させられていたら詰みゲーになるところだった。流石にあんだけ振り回されたらそのうち死ぬ気はするのだが……次に死に戻ったらどこまで戻されるんでしょうね。庁舎突入後にリセットポイントができてたらどっちにしろ詰む気がするんだが……まぁ、これまでもそういう展開ばっかだったけどさ。

 そしてカペラさんが大暴れしているからって他の司教連中が黙っている道理もない。暴食はまだおとなしい方だが、シリウスさんは容赦無く特攻を仕掛ける。この人の能力が直接戦闘でどの程度有効かはまだ定かじゃないが、この人ら、能力を抜きにしてもふつーに単体の戦闘性能がバカ高いのよねぇ。そして問題児中の問題児であるレグルスは相変わらずの変態問答。どさくさで出てきた「184番」さんのCVが古賀ちゃんでちょっと笑ってしまった。もしかしたら「僕はプリキュアしか妻にするつもりはないからね」みたいな特殊性癖もあるのかもしれない(プリキュアは184人もいない)。まぁ、レグルスは直接戦闘に関わってないだけまだマシな方なのだが……それだけに「最後がこいつやで」というのが分かりやすくて今から戦々恐々。

 最終手段かと思われた都への注水がとっとと始まってしまい、戦場はすでに鉄火場。どこの試合から片付けていくのがいいんでしょうね。ほんでボロ雑巾のようになったスバルさんは次回もまだ生きてるんでしょうかね。

 
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 毎月1日はファーストデイで映画が安いんだぜ! ……ということをすっかり忘れて券売機で無料クーポンを消費してしまったのが私です……おかしい、昨日の晩には「ファーストデイだから映画行くかぁ」って思ってたはずなのに……返して私の節約精神(数百円でごちゃごちゃ言うなや)。

 という不純な動機で観に行った劇場アニメです。少し前から劇場に行くと何度も番宣が流れており、メインキャストがとにかくゴリゴリだってことがわかっていたので、一見すると不安要素となるCGルックではあるが「まぁ、観てもええやろ」ってんで視聴。折り返し前に結果を一言で書いておくなら……「加点要素は無い作品」ってとこだろうか。想像してみてください、「スポ根アニメを劇場で100分やるわよー」って言われて作ったアニメ映画を。開始10分で何が起こる? 半分の50分くらいで何が起こる? ラスト10分の展開はどんな感じ? ……今想像した7割くらいをそのまま再現したのが今作だと思ってください。「おっ」って思えるタイミングがほとんどなく、「えぇ……」って思えるタイミングがちょこちょこ。そんな感じの結果でしたとさ。

 

<というわけで以下ネタバレ注意。まぁ、原作はそれなりに有名作品らしいのでネタバレも何も無いが>

 

 


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 4話目なのに未だに霧島が言ってることがさっぱり分からねぇ、第4話。ここまで振り切れてイカれた主人公ってのもそうそう見かけないぞ。底無しのクレイジーが描けてるってだけですげぇや。

 そりゃま、「おもしれー女とおもしれー男」の話には違いないんだけど、そろそろこの2人の関係をそんな紋切り型の分類で処理できなくなってきている。まぁ、吉乃の方は数十歩譲って「おもしれー女」ではある。霧島にのみ牙を剥いた時の立板に水な大阪弁の啖呵が気持ちいいが、正直「こんな女はやっぱ彼女にはしたくないよな……」とは思う。そのくせ隙を見て「まぁ、幼少期の育ちだけを考えればいいとこのお嬢といえなくもないけどね」と、ちょっとしたハイソサイエティみたいな部分をチラ見せしてきたりしやがる。なかなか小狡いメインヒロインではないか。あんまり「大阪のヤベェ女」感ばっかり強まっちゃうと、それこそ霧島みたいな異常者にしか愛されないヒロインになってしまうのであんまりあさっての方向にぶん投げすぎるのもよくないんだ。吉乃の描写はその辺りが難しいが、今のところは「いい女」の領域をギリではみ出ないレベルで統制が効いている。あと女子高生にしとくのが勿体無いくらいにスタイルが良すぎる。俺の高校時代、流石に同じ学年にこんな女いなかったぞ。

 対して、霧島の方はマジでおもしれーとか言ってられない。吉乃が改めて「何言ってるかさっぱり分からない」と匙を投げた今回の霧島の縁側での言動。途中までは「これが……嫉妬という感情なの?」っていう人の心を失ったロボットみたいな設定なのかと思って見ていて、それくらいなら漫画のキャラとしては理解できる範疇だと思っていたのだが、その後も主義主張はどこに論拠を置いているのかすら見えてこない言説になりだし、出来の悪いAIとの対話みたいになっていった。「飴と鞭のバランスが取れてないのはいいんだ、鞭だって飴みたいなもんだし」まではいい。いや、よくないけどM属性のある人間にとっては厳しくあたられたって脳内でご褒美に転換できるよ、っていう主張はまだ理解できる。しかしそこから「and so」と順接で繋いで「ヤるなら俺の前でやってくれ」はマジで意味がわからなすぎて怖い。霧島の発想は「目の前でNTRれた方が興奮するから」とかいうレベルの思考じゃないんだよね。それ以前の前提として「世の女が俺の目の前でキスやSEXをしない理由がない」というネジがぶっ飛んだ前提があるんだ。加えて「殺すって話は大前提としてあるわけでさ」みたいな話になってくるとさらにイカレ度合いはストップ高。よくもまぁ、こんなねじくれたロジックを生み出せるものだ。

 そのくせ、吉乃がぶっ倒れた後の対応はどこかにスパダリっぽさも発揮する「ふつーにできた彼氏」のそれ(ヤクザのしのぎをこなしながらではあるが)。ここで突然少女漫画的模範解答を叩き出す行動力がある。本当にどこに底があるか分からず、「まだ沈む、まだ霞む、まだ歪む」という体験が4話分続いている状態なのだ。吉乃さん、今ならまだ引き返せる気がするんですが、ほんとにそいつと正面から対峙して大丈夫なんですか?

 かえすがえすも今作のタイトルを噛み締めてしまうが……これ、今生は絶対に切れないってことだもんなぁ……。

 
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 作中での「ホビー」って言葉の使い方がなんか違和感、第4話。文脈からして「玩具」と同義で使われてる気がするのだが、「人間ではなくホビー」とか、「ホビーの最新作」みたいな言い回しって普通に使われるもの? 若い子の間ではそういう認識なのかしら、って思ったけど、別にこの作品は子供向けではないということに気づいて困惑。

 まぁ、どうでもいい話なんですけどね。相変わらず愚にもつかぬギャグを展開してるくせして、なぜか今期アニメの中ではしぶとくTier1を維持し続けている作品。ちなみにTier評価は個人の判断に依る。何が腹立つって、こんだけぐだぐだなギャグをやり散らかして「子供向け」と「オタク向け」のライン上をフラフラしてる作風のくせして、ぷにるを中心とした「可愛い」はしっかりと結実してるのよね。「流石に1話で2回やられるとダレるぞ」と思っていた監督肝入りの変身(?)バンクも今回は1回だけで収まり、変身後のぷにるのバリエーションは確かにThis is Kawaii。なんでかさっぱり分からんけど何故かそこだけはブレない作品なのよね。

 そして元々「ぷにるの中の人に全部持ってかれたぜ!」と思っていた中の人応援作品だったはずなのに、2話目で早々に雲母先輩が存在感を発揮して「決してぷにるにおんぶに抱っこの1強アニメじゃないんだぜ」という事実を知らしめ、さらに今回は「こんな濃い奴が今までどこに隠れてたんだよ」って新キャラをしれっと投入。良識ある漫画だったら転校生扱いとかで強調してきそうな異物感を気にもせず、何の断りもなく「まぁ、今までもこの学校にはいたんですけどね」ってツラで平然と登場したお嬢様キャラ・御金賀アリス。まぁ、金持ちキャラも子供向け漫画の定番だが、今作におけるスネ夫(ホネちゃん)が別に金持ちでもなんでもない単なる変態なので、ここでそのカードを切ってきた。そしてCVが花守ゆみりという堂々たる対抗要素に加え、お付きに小林ゆうボイスのメイドまで連れているというおまけ付き。2話目で台風の目になるかと思われていた真戸先生なんてさっさとツッコミ役の常識役に回ってしまっており、この学校の倫理は果たして大丈夫なのだろうか。

 ほんでこの無駄に贅沢な布陣から展開されるコロコロギャグに何故か変なアクセントもあって、要所では可愛いところを惜しげもなく強調したり、徒に命を与えられてしまった機械生命体の人間性に思いを馳せたり、ちょっとキュンとさせるようなぷにるとコタローの関係性にドギマギしたり、普通のアニメみたいなふりして見せてくる要素がちょっとよく見えてしまうのも憎らしい。なんなんだよこれ。

 
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 ファイちゃん、収録後に喉は大丈夫だったんでしょうか……第4話。まぁ、あんな発声ばっかする役も結構回ってきますけどね……持って生まれた喉のタフネスがないとあれは無理やで。

 というわけで「ちゃんと観てるよ」表明作品の2つ目。ただ、こちらは「面白い……いや、なろうのキツさが……いや、でもギリ面白い……」みたいな悩ましターニングポイントを行き来しているってのが正直なところ。一歩踏み外すとなろう奈落に一気に転落する危うさを孕んでおり、回を重ねることでちょっとずつ作画的ストレスが溜まってきてるのも不安要因だ。まぁ、当面はティノちゃんのケツの作画だけきっちりしとけばいいやの精神かもしれない。

 内容に関しては、新番チェック時に言及した通りに「主人公自体はほんとにクソ弱く、偶然とご都合が重なって最強伝説が一人歩きしているだけ」という設定のおかげで色々と不問にされている部分がある。例えば「仲間連中が全員とにかく最強」というだけなら設定は「パリイ」と一緒なのだが、アイツのヘイトが高いのは「そんな中で育ったせいで自分の強さを全く自覚しておらず、悪気なくチートを振り翳して暴れ回る」という設定になっているため。こちらのクライはほんとにラッキーマン体質なだけでちょっと走っただけでついていけなくなるくらいにフィジカルが弱いことははっきり示されており、強い仲間が勝手に暴れ回っているだけで当人は現状をしっかり理解している。おかげで、変な言い方だが「何が起こってもクライ自身に責任はない」という状況が出来上がり、主人公にヘイトを寄せる意味がなくなってしまっているのだ。「ご都合主義やんけ」と文句を言おうにも「最初からそういう設定だって言ってるやんけ」と返されたらぐぬぬでおしまいである。

 ただ、そうして「チートの根源」をはっきり示しているため、いかにしてその「偶然の虚栄」に繋げるかって部分で(のみ)ストーリーテリングが必要になる。つまり、後出しチートは基本的に禁止で、事前に「こういう強みがあるんですけどね」と言っておかないと他のなろう同様に何でもありになってしまうということ。今回のお話でいえば、例えば「チョコだけならいくらでも入る無限収納バッグ」あたりはやや危険域。ポッと出で今週思いついたようなひみつ道具でいきなり尊敬を集めるのは、「宝具集めが趣味」を口実にどんなチートでも突然主人公に付与できるリスクを孕んでいるので、今後は今週やっていた「残っているリングは5個、武器も残ってない」のように「いかにクライが役に立たない奴か」を事前に提示しておく必要がある。逆にいえば、そこさえ守ればあとは頭のおかしいお友達が何をやろうが自由である。パーティーメンバーってあと何人いたんだっけ。今回のファイちゃん展開と全く同じ設定であと3〜4回くらいはネタ回せるんだろうな。いかにメンバーの頭がおかしいかをちゃんと描写できればそれだけで面白みにつながるわけだしね。

 とりあえず今回で1つ目のクエストが終わりという認識でいいと思うので、「今のところは成立している」という評価にしておきましょう。あとオープニングの演出が他に類を見ない形になってる部分は素直に好き。まぁ、歌ってるアーティストからすると「ちゃんと流せよ」かもしれんけど。

 
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 虎はどっちかというと格好いいよりも可愛い要素の方に注目しがち、第4話。うっかりするとカワイスギがクライシスしそうなお話でしたね。

 展開としては3話目までと大して変わらんし、特段この話数をピックアップする意味はなかったんだけど、新番チェックが一段落し、楽しんでるアニメの中から何の感想を書いたらいいもんかと悩んでるのでとりあえずこのタイミングで「なんかいいよね」という意見を表明するための記事立て。1話目の印象から特に変わらずではあるんですが、嫌いじゃないアニメなんですよ。

 今期もラブコメアニメは色々とあるんだけど、一番お手軽にいろんなフレーバーを楽しめるのが今作ですよね。3組の全自動で構築されたカップルが好き放題にいちゃついていくこの展開、あまりにも都合が良すぎて「それ専用」の3対3が構築されていたというのに、「なるほどねー、これが合コンってやつかー」と納得せざるをえない(んなわけない)。でも、女性チームが勝手に分かれて目当ての男のとこに収まってる図は座りがいいよね。

 そして今作の推しポイントの1つは、コンセプトをブラすことがないから基本的にどのチームも男は受け一辺倒という部分。これまでのラブコメなら男側が悩みそうなことを女性が悩み、女がときめきそうなことで男がキュンとしてしまう。これこそが真の男女平等……ではなかろうが、Mっ気のある人間にとっては割とご褒美ポイントが高い。また、CVがあんまり思い切って「イケメンボイス」のキャストに振り切れてないというのがこっそり評価ポイントになっており、男目線でちゃんと「女の子としてみても可愛いんだよね」という受け皿が用意されているバランスが良い。あんまりイケメン風味が突き抜けちゃうと、それこそ作中の萩のように「俺は男でもイケちゃうタイプなんだろうか?!」と思い悩むことになってしまうので、「可愛い」の余地を残しておいてくれているのは助かるのである。まぁ、ショタ頻度も高いみかこし・おいちゃんはさておき、奈央坊はどういじっても「男性的」には聞こえないけど、それくらい思い切ったキャスティングの方が本作のコンセプトにはあってるんじゃなかろうか。

 ただ、そのせいで萩の抱えてる「俺は男が好きなんじゃないか」っていう懊悩は全く理解できないものになってしまってるんだけどね。いや、どんだけ見た目がイケメンだったとしても声は奈央坊だよ? その子単に可愛い女の子だよ? 蘇芳さんもちゃんとガードを緩めて「可愛い」とこ見せてくれてるんだし、そこでいちいち思い悩む必要はないと思うけどね。悩むならそれこそコミケに行って「俺はBLでも美味しくいただけてしまうのかッ」って悩めばいいのだよ。そこに悠木碧を置くのはちょっと危険だ。

 
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 雨の後にこそみられる成果を讃えるために、その地に「虹ヶ咲」という名がついたのである、第4話。……あれ?

 というわけで予定通りにスポットは鬼塚姉妹へ。色々と複雑な感情が入り乱れているかと思われたが、妹・冬毱の想いは存外シンプルで、「スクールアイドルなんかやったところで失敗するんだから、悲しい思いをする前にやめろ」という姉思い(?)な動機があるだけだったという。この妹さんの思考もどうかとは思うが、それを生み出してしまった鬼ナッツのこれまでの人生行路も正直あんまり賛同できない部分は多い。

 まずもって「たくさんの夢をあきらめてきた」という苦労話が薄い。「夢を諦める」ってその程度のことで声高に叫ぶもんでもないだろうよ。単に子供の時の夢、ほんとに「夢物語」の「夢」であって、ちょっと思いついて妄想していた程度の話を断念したからとて、それで大きく傷つくのはどうかしている。いや、傷つく人もいるのかもしれないが、せめてそれなら「多方面に色目を使って片っ端から自己肯定感を高めることをしてきた」という設定ではなく、もう少しターゲットを絞り込んで「長年頑張ってきたことが外的要因から否定された」みたいな流れがないと説得力に欠ける。同じLiellaのメンバーには「長年の努力が実らなかった」代表の平安名選手や現在進行形で夢をへし折られてるマルガレーテさんもいるわけで、幼少期の戯言を否定された程度でウジウジ言ってる鬼ナッツの思い出はなかなか美談とはならぬ。

 また、Liellaと出会った時にやっていた配信者活動についても扱いが中途半端で、配信者業については姉妹がどのように考えているのかがよく分からない。妹の方は「配信で収入が発生してる姉者は笑顔だった」的なことを言っているが、つまり冬毱は「ついに夢が叶いそうな配信者一本でやれや。余計な活動すんな」と思っているということなのだろうか。普通に考えたら、零細状態の配信業を本格化して軌道に乗せるのも、スクールアイドルとして大成するのと同じくらい大変だと思うのだが。そして鬼ナッツ自身も、「自分に才能がないので夢など信頼できない、信頼できるのは現実、マニーですの」ってんで配信業に手を出したことになるが、そこである程度上手く行ってる時点で「金を稼ぐ才能はあった」ということになり、彼女の夢ノートの最後の1ページに「配信者として登録者100万達成」とでも書き足しておけば、そのうち達成できる見込みもあったかもしれない。そこからさらに軌道修正して無謀なアイドル業に片足を突っ込む動機は一応2期で語られているはずなのだが、ぶっちゃけあんまり覚えてない上に、それを妹さんと共有できてなかったとしたら、多分これまでの鬼ナッツヒストリーの中ではやっぱり歪なルートを辿っているということになるのだろう。

 何故スクールアイドルでなければいけないのか、そして何故、スクールアイドルとしては未だ挫折を味わっていないのか。妹目線では「自分よりあらゆるスペックが劣る姉者程度がアイドルで生き残れるはずがない」というマイナス方向の信頼があるようだが、現時点でLiellaは実績を残しているのだし、別に鬼ナッツが他のメンバーに遅れをとって足を引っ張ってるなんて様子もない。じゃぁ、今のところは成功してるんだから配信業同様に見守ってやればいいじゃん、という結論になるのだが……妹さん、何考えてるんだろう。

 お話の類型としては「まぁ、そういう流れやろな」というのは何となく分かるのだが、もともとふわふわした存在だった鬼ナッツという妙な奴をセンターに据えてしまったせいで、どうにもエピソードの全体像がぼやけてしまっている、そんな印象。この展開で妹さんのキャラをきちんと魅力的なものにしてメンバーに引き入れられるだろうか。なかなかハードルは多そうだ。あと、今回の姉妹茶番を見てマルガレーテさんがどう思ってるのかも気になるところ。ただでさえ余計な邪魔が多いのに、こんなことで自分のアイドル活動の時間を削られるの、彼女からしたら我慢ならないんじゃなかろうか。それとも、すでにかのんの毒が回ってだいぶ角は取れてきている? まだまだ予断を許さない要素が多いわね。

 ちなみに首都圏の交通事情についても全然知らないので一応確認したが、新宿→牛久間って1時間半くらいで行き来できるのね。意外と近いな、茨城。

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 「オバロ」かと思ったけど「はまおう」かと思ったらやっぱり「異世界おじさん」だったはずなのになんか「勇者、辞めます」っぽくなった、第3話。まぁ、どこをつまんでも異世界ファンタジーで既存作品の残滓はありますわな。そもそも「勇者、辞めます」はこんな話ではないな。それこそ「ワンルーム勇者」とか、いっそ「Helck」が近くなってる可能性すら。

 というわけで展開がどこに伸びるかなかなか予測できずに油断できないアニメ。デキる女・高橋のおかげで不器用な魔王様がわずか1話で有能な配信者へ様変わり。流石に秒で登録者100万は盛りすぎな気もするし、真夜中ぱんチの立つ瀬がないが一応「この時代、この世界の総人口が分からないので同じ軸では評価できないかもしれない」という言い訳は成立する。現代社会の基準で100万を目指していたまよパンと違い、この世界はもしかしたら100万程度ならその辺にちょいちょいいるストリーマーの可能性もあるからね。まぁ、とてもそうは思えない状態になってたけど。あと、私個人の考え方としては現代における配信者のスタイルって絶対に数十年も保つものじゃないとは思っているので、仮に2099が現代の延長線上の70年後だったらこんな「商売」は成立しないと思う。まぁ、今作は「延長線上の2099じゃぁない」ので全然問題ないんだけどね。イメージとしては「1回現代社会が異世界との統合でぶっ壊れたもんで、技術や文化の発展が停滞して偶然2024年と同じくらいの状態にある」と考えると納得しやすいかもしれない。ついでに世界統合に合わせて世界の総人口が爆増したと考えると上述の100万登録者も理解しやすくなるしな。ほんと、便利で都合が良すぎる設定である。

 でもそこに不都合が生じていないのだから文句の言いようもない。この世界は魔法に近いエーテルコントロールがあるけど文化水準は現代日本レベルだし、貧しいマキナちゃんは安アパートで必死に音を立てないようにストリーマーの彼氏(?)を見守り、風呂上がりには冷蔵庫の冷えた飲みものを飲んで生を実感するのである(不死のくせに)。そこはビン牛乳とかの方がわかりやすいじゃん、と思ったけど、紙パックの方がより切実さがある気がしてなんか憎めないね。見たところ結構いい身体してたような気がするんですが、相手が魔王様じゃぁなんの意味もないのが可哀想。

 高橋のプロデュースが優秀だったのだろうか、ベルトールの配信業はあまりに順調で、現代基準で換算するなら100万人規模の配信者ならもうマキナちゃんの収入をとっくに抜いて家計を支えてるまである。その割に慎ましい生活を続けているあたりは魔王様の無欲なところで、ほんと、家に置いとく彼氏としてこれ以上の存在もあるまい。2人の日常生活も順風満帆だし、このままヘンテコ日常アニメになって永遠の平穏を生き続けるマキナちゃんを見守るだけでもいい気がするのだが、流石にそれだと視聴者もベルトール様も納得してくれないので、いやでも世界は動き出す。なぜか知らないけど一目でそれとわかる勇者ルックのままの男・グラムの登場である。近未来サイバー日本でマント&ソードの勇者衣装はコスプレ以外の何物でもないのだが、一般市民に不審がられていなかったのはやはり「そういう土壌」が残ってる世界ということなんでしょうかね。銃刀法違反が機能してれば明治の剣客浪漫譚ですら官憲に引っ張られる事案なのに。

 そんなグラムの排斥の歴史はこれまでいろんななろうで見てきた通りの「勇者の末路」。そんな彼が「辞めます」と言わずに未だ1人で足掻きながら生き続けているのは、この男のどうしようもない真面目さを表したものなのだろうか。ベルトールとの「平和」についての議論、ざっくりまとめれば「君主か、民主か」という話に集約される話で、現代社会だってそんな結論は出やしない。500年越しでぶつかってしまう永遠の難題を、男たちはうどんのアテ程度に話して別れていく。この世界に勇者も魔王も求められていないのであれば、それこそ机上の空論でしかないのである。

 しかし、勇者は落ちぶれたが魔王は違う。今や100万の民の信仰(?)を得てパワーを増強。冒頭でベルトールが分析していた「文化と技術の発展により、人々の個が失われて支配するのは集団心理」という実情、まさに現代社会の縮図ともいえるものであり、そこもまさに「2024年の延長世界」として魔王の降り立つ土壌が整っている。この人、やっぱ人の上に立つだけの才覚は間違いなくあるよね。根がここまで真面目じゃなければ、500年前ももっと楽に世界征服できたのかもしれない。まぁ、改めてこの世界を支配したいと思っているかどうかは定かじゃないけど。少なくともマキナさんは「余裕があればもうちょい広い部屋に引っ越したい」くらいは思ってるんじゃないかなぁ。


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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