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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「転生賢者の異世界ライフ」 4

 ねぇ、わざわざ分かりにくいタイトルにして我々を撹乱しようとしてない? 「バカめ! そっちは残像だ!」みたいなことされて、こっそり1、2本タイトルと中身が入れ替わってても気づかない気がするんだが(一応今作はサブタイが付いてますが、なげぇしタイプするのも面倒なので省略)。

 「初回が1時間スペシャルなアニメは名作」という法則も、なろうの前では容易く打ち破られてしまうものである。いや、そもそもその法則が嘘じゃん、って話ではあるのだが、本作の場合は本当に「なんでこれ2本放送したん?」というのがよく分からん。2本目まで見ないと本質が理解できない……わけでもないよなぁ。なろうテンプレなんだから理解も何もねぇしなぁ。作画見ても特に気合入ってる感もなくて、どことなくこだわりは感じさせる風合いにはなっているかもしれないが、「素晴らしい作画」には程遠い。一応面白かったのはその絵柄がはっきり出たエンディング映像だろうか。完全にギャグに振り切ってコロコロと可愛いスライムメインにするならまだ見どころは出るかもしれないが……その方向性だとアレとかソレとかと完全に競合するんだよなぁ……このなろう文化のスライムへの圧倒的信頼感ってどっからくるのよ(それこそその道の開祖だろ)。

 予告された3話の「強すぎるって意味だった」から分かる通りに、結局やることはいつものなろうだし、そのセリフが出てくるのが3話ってのも末恐ろしい時代。基本的にはここから先に期待は無い。最近のなろうの定番、「転生にいちいち説明などしない」「転生するやつだいたい社畜」「ステータスウィンドウとレベルアップシステムに疑問を挟まない」などなど、放っておけば頭の上を通り過ぎていく要素ばかりなのであまり深く考えないのが吉だろう。いや、それにしたって今回のチートの理由、今までみた作品の中でもかなりひどい部類だった気がするが……文字通りのチートコード埋め込んだ状態でゲームスタートしてるだけじゃん。この現場で、一人おっさん枠で頑張ってる高木渉が何を思っているのだろう……。

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○「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」 5

 タイトルなげぇなヲイ。ちゃんと丁寧に読むとだいたいどういう作品か分かるのでいいタイトルだと思いますよ。まぁ、それを言ったらなろう系タイトルの方がわかりやすくはあるが。

 結構大々的にCMを打っていたので気になっていた、なんか変なプロジェクトである。あの「ストライクウィッチーズ」シリーズの新作ながら、なんとあの世界観で戦闘を行わず、激励部隊としての音楽を取り扱うという、猫も杓子もアイドルアイドルなこのアニメ業界に、飽きもせずさらなるアイドルユニットをぶっ込んでいこうという、いくらなんでもガバガバすぎやしないかという企画。でもまぁ、ここまで辿り着いたってことは勝算があるってことなんだろうなぁ……。何をもって勝ちとするかは人それぞれですけどね。

 プロジェクトに利点があるとすれば、それはもちろん「ストライクウィッチーズ」の世界観を丸ごと踏襲できるという部分。すでに一定数のファンがいるわけで、その世界の中に息づくアイドルという設定がうまくハマれば、苦労してドラマを作り上げずとも勝手に旧作が新たなアイドルのバックボーンを補強してくれる。また、それまでアイドルのアの字もなかったサバイバルでミリタリーな世界にポンとアイドルを投げ込むことによるミスマッチも何某かの刺激になるやもしれん。実際私も、久しぶりにストライカーユニットを履いて宙を舞うウィッチの姿を見て懐かしさを覚えたのは事実である(まぁ、前作はそこまで昔でもないんだけども)。

 転じてデメリットがあるとすれば、単にメリットの裏返し、つまりサバイバルでミリタリーな世界でアイドルなんてやっとる場合か! という反感が先んじてうまくハマらないケース。一応簡単に確認してみたが、舞台となっている1944年は宮藤芳佳入隊の年、つまりストパンにおける最も戦争が激化している年代と言える。そんな中で、1話目でみたようなのんびりゆるふわな連中がお気楽に歌謡で遊んでていいのかという齟齬がうまいこと埋められるかどうか。まぁ、ちゃんと隊長が唱える「歌の価値」が認められる展開になればいいのだが……。

 個人的には、今までに無い方向性のアイドルプロジェクトなのである程度は成功してほしいと思っているのだが、気になるのはせっかく突飛な設定のアイドルのくせに、オープニングで歌った曲がすげぇ普通のアニメアイドルっぽい歌とフリだったこと。せっかく「戦時中のヨーロッパ主体のチーム」って設定なのだから、当時の音楽性をもっと活かした独自のスタイルを打ち出した方が際立ちはあったと思うのだが……ふつーにスクールアイドルと同じことやってしまっては、結局はアイドル戦国時代に太刀打ちできない気がするのよなぁ。キャスト陣も基本はこのプロジェクトのために集められた新人みたいだし、ポシャったらかわいそうなのだが……さてさて。

 制作がシャフト、監督が佐伯昭志という座組みというのがちょっと意外な組み合わせかと思ったんだが、なんとこれ、「アサルトリリィ」と同じ組み合わせ。ってことは映像部分でのクオリティは期待しても大丈夫かな? 1話目は確かに可愛くはできてたんだよね。さぁ、頑張れ新たなアイドルたち。

 

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○「Engage Kiss」 6

 今期一発目の、なんかよく分からんオリジナル作品である。一応調べてみたらメディアミックス作品としてソシャゲなんかも連動するってことなので広義の「ソシャゲアニメ」としてもいいのだが、まぁ、1話目の印象は「なんかよく分からん」なのでそのままでいいでしょう。分からんなりにちょっと笑ってしまったので、多少下駄は履かせてるけど加点してみた。

 今作最大のポイントは、主人公をどこまでダメダメに出来るかという部分だろう。1話目で女の子といちゃいちゃする主人公が出てくるアニメ、多くの場合は「何でこんなやつが女の子にモテるんだよ」みたいな部分でイラっとすることが多いのだが(僻みじゃないですよ?)、もう、ハナからそのダメさを突き抜けさせてみたらどうなるか? というテストケースがこちら。なんとまぁ、ヒモとしての生活があまりに骨身に染みており、献身的な今カノ、元カノの2人からあれこれと世話を焼かれているのに見事に恩を仇で返し続け、全ての選択肢で「自分はクズですよー」という自己紹介を繰り返してくれる。ここまでやってくれると、もう「何でこんな奴がくぁwdrftgyふじこlp!」という文句も馬鹿馬鹿しくて突っ込む気がなくなる。というか、ここまで明確に「こいつダメですよ!」と喧伝されると、かえって「まぁ、どこかに彼女らが惚れる格好いいところがあるんでしょ? わかってるんですよ」ってな気になってくるから不思議なもんだ。実際、何か秀でた部分があるのは間違いなかろうし……導入パートでのキャラの描出なんてもんはオーバーに飾り立ててナンボなわけで、「はい、クズ男!」と切り出すなら思い切ってもらった方が気持ちがいい。

 そして周りに配置された女の子もそれなりに可愛い要素は多い。最注目はもちろんヤンデレ小悪魔彼女。こちらもキャラを思い切り振り切っているからこそ笑いにも繋がるし、魅力にもなるのだろう。今後この2人の関係をどう構築していくのかを見るだけでもそれなりに楽しみだ。キャラクターデザインはやや古い気もするのだが、要所ではちゃんと描き込みも増えて、それなりにやる気はありそう。これからメディア展開を広めていくつもりなら、是非幸先の良いアニメにしてほしいもんである。まぁ、基本設定部分は「なんか見たことあるやつ」の一言で片付きそうなのであんまりゲームとかに興味は湧かないのだが……。

 中の人は、クズ男をやらせたら神の領域、最高のダメを演出してくれる斉藤壮馬。こんなに金をたかるシーンが安定するキャストもない。彼女に合鍵渡すことで覚醒するシーン、世界一格好悪い決めシーンで最高でしたね。そしてヤンデレ彼女役には「大正オトメ御伽噺」のユヅ役で素晴らしい新妻を演じた会沢紗弥。このギャップもまたたまりません。ほどよくエロく、ほどよく笑える展開を期待してます。

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「魔法使い黎明期」 4→5

 珍しいパターンなのだが、「多分ダメだろなー」と半端な気持ちで観てたら、途中から割と面白くなって「あれ、もっとちゃんと観ておけばよかったのでは?」と反省した作品。ただ、これを「もっとちゃんと」見るにはどこかに片づけられた「ゼロから始める魔法の書」の過去のデータを引っ張り出してくる必要があるわけで……まぁ、そこまでせんでもええか。

 「前作の評価が低かった」「前作をそもそも覚えてねぇ」などの要素から低めの採点にして「下手したらフェードアウト」くらいの覚悟で見始めた作品だが、なんかね、思ったよりも随分ちゃんとした作品になっていた。いわゆる剣と魔法のファンタジーな世界での魔法をめぐる冒険譚がベースにはあるのだが、そこに転がってる要素があまり見慣れないものが多くて、判で押したように同じような話しか出てこないなろうに辟易していた身にはとても新鮮に映ったのである。特に「ちゃんと考えて作ってんだな」と思ったのは作中での善悪の概念への言及で、この世界における「魔女」が一筋縄ではいかない存在であることを起点に、「じゃぁ何が正しいっていうのさ? 人を殺すことはいいこと? 悪いこと?」みたいな話をコロコロと転がし、青少年たちの成長譚へと絡めていく。主人公のセブ君が本当に真っ白な状態からスタートする素体みたいなキャラであり、そこに感情やら情動やら欲求やら、いろんなものを詰め込んで育てていく様は、何だか育成ゲームでも見ているかのようであった。

 そこに絡んでくるのが、現在の師匠であるロス先生、そして前作主人公にしてもう1人の師匠筋にあたるゼロ。普通の作品だったらどう頑張っても1人で満員になってしまいそうな「ロリババア枠」に2人のキャラが収まり、それぞれ別路線での指導力を発揮して後進育成にあたってくれる。成長するユニットもセブ・ホルト・クドーの3体がおり、それぞれに個性を伸ばす様子にバリエーションがある。暴虐をめぐる倫理的な議論など、単に「魔法のレベルが上がったよー」的なレベルアップだけを見せるのではない、人としての心の成長を見せる部分も抜かりなく、ラノベというか、小説として面白そうであった。あれぇ、もしかして「ゼロ書」の方も面白かったのかもしれんぞ……まぁ、あっちは作画がへちょかったせいで受け入れられなかったってことにしといてください。

 というわけでこっちは作画もそこそこ悪くないんだよ。考えてみりゃ桑原智&手塚プロの布陣って「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の座組みなので、キャラデザをくりくり可愛く描く部分は実績があるんやな。メインヒロインのホルトも可愛かったし、もっとメインヒロインのロス先生も阿漕可愛かったし、もっともっとメインヒロインのゼロさんはゆみり可愛かった。最終的にこのキャラに到着することまで見越して前作時点でゼロが花守キャラになってたとしたら、この采配は素晴らしいな。

 年に何回か訪れる瞬間があるけど、やっぱり「アニメ、適当に観てたらあかんよな……」という申し訳なさが去来した作品でした。こんな私に誰がした。

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○「うたわれるもの 二人の白皇」 5

 何はともあれ、ようやく放送にこぎつけたことには賛辞と感謝を。前作「偽りの仮面」のアニメ放送がなんと2015年。そこから7年もの時を経て、ついにこの3作目へとこぎつけた。事情が事情なのでこのブランクは致し方ないことだったし、それでもゴールに辿り着けたというのは、いち視聴者としてありがたいという他ない。

 7年の歳月はそりゃまぁ残酷で、私のような老人メモリには何一つ記憶が残っちゃいなかった。むしろそれより遥か昔の初代の方ならアニメ・ラジオ・そしてゲームとことごとく関われたので記憶がまだ残ってるくらいなのだが……アニメを通して1回観ただけの「偽りの仮面」は設定も含めて記憶も彼方。今更帰ってこられても追いかけるのは大変だよォ、と嘆いていたのだが、まぁ、何とかついていけそうな第1話。ハクオロさんによる丁寧な導入、そしてじっくりゆっくりの展開のおかげで「もうちょい復習しておこうかな」という気構えもできた(今、ざっくりWiki読んでサポートキャラの来歴くらいは確認してきた)。3幕目の出だしは1時間スペシャルでまとめて放送してくれたおかげでそうした「記憶の回収」のための時間も確保できたし、じっくりゆっくりやろうという姿勢が確認できたおかげでモチベーションもそれなりに上がっている。何がすげぇと言うこともない、教科書通りの導入ではあるのだが、何とかこの物語の顛末を最後まで見守れるように頑張っていこうじゃないか。

 それにしても……トネケンさん頑張ってるなぁ……トネケンとけーじくん、そしてオシュトルとハク。まるで運命だったかのように誂えられたこの配置は、正直言ってトネケンからしたらとんでもないプレッシャーだったろう。稀代の名優・藤原啓治の後釜にこんな形で据えられるなんて、その責任は想像を絶するものだが、きちんと「オシュトルとしての役割」を一度咀嚼した後に「その後を継ぐハク」でいくらか先代ハクを意識した役作りも心がけており、なるほどこれが託されたものなのかと納得する次第。是非とも記憶に残るお仕事にしてほしい。

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「くノ一ツバキの胸の内」 5→5

 えっとね、嫌いじゃ、ないです……むしろ好きです(小声で)。いや、しょうがないじゃん、おっちゃんな、「ネギま!」のファンだったんよ。いろんなところでノスタルジーが刺激されるんよ。正直加点するかどうか悩んだけど、なんか違う気がするから一応自制した。

 「美少女動物園」という言葉があるが、本作はさながら「デコっ子保育園」である。箱庭の中に女の子(デコ)という概念を多数放り込んで、それらの相互作用さ変化を観察するというだけの世界。徹底的に「男」を排したその世界は、無いが故に一際意識される異性の存在のために要所ではきちんと性的なシチュエーションを持ち込みつつ、不必要ならば単なる女の子の楽園として、(必要であれば百合も交えながら)きゃっきゃうふふを描いていく。こんなにも真っ直ぐにただ目的のみを追求して作られた世界もなかなか無いんじゃなかろうか。

 何も知らずに観た第1話では、「これ、全員名前ありのキャラなの!?」と度肝を抜かれ、「ソシャゲアニメでもあるまいに、こんなに一気に押し寄せられらたら覚えられるわけないし、脳が停止してかえって記憶に残らなくなっちゃうぞ」と思ったものだが、「キャラ多すぎ問題」も閾値が存在しているのだろうか、いくら何でも36名(先生入れたら38名)という「1クラスよりも多い人数」は、マジでスタート時点から覚えることを放棄しているため、むしろ負担にならずに視認性が向上した。だって、「どうせ今回の話で出てきた奴らも来週まで覚えてられないしな」と思ったら、いちいち気にならないでしょ。「基本的に1話で1つの班を取り扱います。でも、気に入らなかったらあんまり覚えなくてもいいです」というアラカルト方式で毎週ダラダラと日常が垂れ流されるだけ。なんなら13話使って全部の班をゆっくり自己紹介させて終わっただけの作品とも言える。このヌルい温度感がアニメ視聴に疲れた身にはたいそう心地よく、別に覚えなくていいと言われているのに、視聴中は気になって公式HPでキャラの概要を毎週確認するようになっていたという。オタクは押し付けられても逃げちゃうので、そっとそこに女の子を置いとくだけなら、気になって見にくるのである。野生動物の扱い方と同じや。

 そうしてやんわりと距離を置いて接するだけにとどめ、なんか気になるキャラがいたらそこだけちょっと記憶に残す。そういうスナック感覚の美少女アニメとしてはとても綺麗なデザインでした。CloverWorksによる安定した作画も大きくプラスに働いており、「まぁ、いうてだいたい同じようなデザインやけどな」というデコだったりデコじゃなかったりする女の子に風味程度の個性を与えて魅力を増やしてくれていた。世間的にはどの子が人気なんでしょうね。露出でいえばベニスモモ・モクレン・ヒナギクあたりが筆頭なんでしょうか。私は当然モクレンの声は可愛いと思ってましたが、実は脇のキャラに目を向けるよりも、素直にメインキャラのサザンカ・アサガオペアが可愛かったので良かったと思います(当然リンドウもツバキも悪くないですよ)。

 毎週歌詞とアレンジだけ変えてのエンディング方針とか、「ネギまメソッドがまさか現代に蘇るとはなぁ」と思い出をしみじみと噛み締めながら、ウン年たった今でもちゃんと3-Aのクラス名簿を全員分思い出せた自分にちょっと安心したりもしました。今現在リアルタイムで青春真っ只中のアニメファンの子たちは、せっかくなのでこのあかね組のメンバーをちゃんと全員誦じられるようにしておこうね。今作はキャスト配置がめちゃめちゃ強力で「今売り出し中の若手女性声優一覧」としても楽しむことができるので、ここから明日のスターが羽ばたく可能性もありますよ。私は1回目からやたら印象に残ったサザンカ(根本京里)がおすすめですが、その脇で職人芸を見せる鈴代紗弓がMVPだったかもしれません。私の記憶に残る鈴代キャラ、何故か全員「バカ+巨乳」がセットなんですがね。そういう声なんですかね?

 

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○「てっぺん!!!!!!!!!!!!!!!」 5

 真っ先に断っておくと、おそらくこの評点は最終的に落ちるだろうと思われる。すげぇ勝手な決めつけだが、きっとこれを読んでいるアニメファンの多くは、同じような直感というか、経験則をお持ちのはずだ。それくらいに、「アニメで漫才」は鬼門である。

 まぁ、鬼門とか言うてはみたがそんなに前例はない。直近の「まえせつ!」が想定通りに不発だったことがやたらネガティブな印象になっているだけかもしれないが、基本的にお笑い要素を「アニメの脚本として」やるのは凄まじく難しい。いや、多分実写ドラマでも難しいとは思うのだが、それくらいにお笑い芸人ってのはその場の空気との勝負であって、「演じる」に向かないライブ感第一の存在である。この作品がアニメ化されると聞いた時点で、「あー、ブシロードコンテンツでここまで明確に地雷を踏みに行くのも……」と天を仰いだものだ。いや、中身は全然知らんかったけどね。声優三姉妹(チームY)に関しては、個別に彩沙のファンではあるが、あんまりグループとしての活動はおっかけてない。

 で、そんな状態で覚悟を決めて見始めた1話目だが……まぁ、成立はしてるんじゃないでしょうかね? 1話目は5組のトリオが垂れ流されるだけで本当にドタバタしてる自己紹介エピソードなのであまり内容がうんぬんという心配には直接タッチしない話だったのが逆に良かったのかもしれない。畳み掛けるようにして飛び出す15人のキャラは、そりゃキツいのも何人かいるし、一切頭には入ってこないので紹介としても機能はしてないのだが、「あー、なんか賑やかにやってんねぇ」というのが分かるならそれはそれでOKな気はするのだ。また、個人的に「都道府県もの」というか、「地方ネタ」が割と好きなジャンルなので、個々のグループが都道府県の要素を強めに打ち出しているのも何となく好きな要素。「八十亀ちゃん」が終わったタイミングですぐに若井友希が東海地区を背負って再出発してるのは流石に笑う。

 その他にも、どうやらキャストの選定は「地元民」という制限を徹底しているようで、たとえば我らが茨城大使であるめぐちがフル回転茨城弁キャラで登場しているし、我らがあいなあいばさんも、ようやくキャラとして関西弁でマシンガンを撃つことが可能になった。他にもクラウドファンディングで地元アニメまで作ってしまった邪神ちゃんこと鈴木愛奈など、地元を背負っての配役は見ものではなかろうか。全員知ってるキャストってわけじゃないが、改めて確認しててかすかすの中の人が京都出身だとか、小山百代が道民だということを初めてしりました。「こうなってくると、地元に統一感が無い主人公チームが一番設定にあってないじゃん」と一瞬思ったが、キャラの方もちゃんと「京都から引っ越してきた」「岩手から出てきた」という設定になってるからOKなのね。彩沙と寺川愛美のフェザーズが久しぶりに復活したのだが、なんと愛美の妹役は愛美の妹だそうな。もう、声優業界もやりたい放題やな。

 先の懸念は数知れぬが、個人的には屋台骨となる彩沙のかっとびトークはきっちり空気を掴んでて期待が持てるとは思ってる。どちらかというとキャラを作らなきゃいけない愛美のツッコミの方がちょっと流れに乗れてないようで不安材料か。もう、開き直って中の人と同じにして愛美はボケ側に回らせた方が良かった気がするんですけどね。さて、ブシロードパワーがどこまで通じることやら……。

 

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○「シュート! Goal to the Future」 4

 シュートって、あのシュートなの? いや、「あの」って言ってるけど全く見たことないんで何も知らないんだけども……ワールドカップの年にはサッカー漫画やアニメが増えるらしいんですが、なんか意味あるんでしょうかね。

 「シュート」って、その昔マガジンで連載してた漫画だってのは知ってるのだが、元々わたしゃサッカーに1ミリも興味がないこともあり、読んだことはない。同じ時代に連載してた「Jドリーム」ならちょっと知ってるので、なんだろ、多分絵柄が好みじゃなくて読む気が起こらなかったんでしょうかね。まぁ、こちとら「キャプテン翼」も読んだことなかったわけで、この「サッカーなんか嫌」症候群はどうしようもない。

 そんなわけで思いっきり偏見混じりの評価にしております。実績のある作品なんだからシナリオラインに見どころはあるんやろか、と期待票を投じることもできたのだが、確認したらこれって「シュート」そのままじゃなくてその世界観を使ったオリジナル作品らしいじゃん。だとすると、そもそも原作知らない俺からしたら面白くなりようがないんじゃ? 試合シーンも1話目から既に「なんかショボそう……」という雰囲気が出ているし、ストーリーラインも理不尽が先行してて「これだからサッカープレイヤーは……」と偏見ばかりが加速している。なんで主人公のあいつ、こんな訳のわからん巻き込まれ方してるん? 絡み方がいちいちチンピラなんだが。

 そんなわけであんまり期待はしません。ついでに言うとくと、同時期に放送中の「アオアシ」の方は、サッカーアニメだけど割と楽しいんですよね。一応戦略やら何やらへの言及も納得できるし、映像クオリティも結構高いし。同時期にぶつけたこれが上を行く気はしないよ。

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○「神クズ☆アイドル」 5

 純正の新番組はこれが1本目ということになりますが、またアイドルアニメだよ。もーどこもかしこもアイドルアイドル。いい加減飽きてるっちゅうねん……と思ってると、なんか様子がちょっとだけ違うアイドルアニメ。

 アニメアイドル、1話目で死んでいがち。どこぞのプライド的アイドルの奇跡的心臓移植コンビネーションのおかげで、「アイドルが死んでてその遺志が引き継がれる設定」がベタなものにすら思えるようになってるが、あの辺は本当に偶然であり、こうした「降霊設定」がアイドルにも適用されるってのは初めての展開じゃなかろうか。しかも、「ヒカルの碁」なりなんなり、大望を志す主人公のところに達人の霊が降りてくる事例は多いが、全くやる気がなくて霊に全部任せようという無気力主人公+霊の組み合わせってのもなかなか新鮮。設定時点では興味を引く部分の多いスタートになった。実際、主人公の仁淀のキャラは筋が通っているし、そこに「天真爛漫」を売りとするアイドルが降りてきて業務を代行するというパート分けはWIN&WINなのですんなり導入できている。いくらでもギャグでいじれそうなデザインだし、2人のキャラがここからの交流で際立ち、引き立てられていけば、何か面白いものは出てくるかもしれない。

 ただ、やはり「男性アイドルもの」というのが私の場合には大なり小なりネックになっており、1話目で華々しい「再デビュー」を飾ったシーンも、そこまで際立ったCGダンスになってるわけではないので「……なげぇな」止まり。うーむ、アイドルアニメとしての正道を行くような演出は別にいらないと思うのだが、でもそこを省いちゃうとアイドルである必要性もなくなるのか……映像部分で見栄えが良ければ退屈もしないのだろうが……できればもうちょいどちらかの方向に突き抜けてほしかった。制作スタジオは五組だが、最近はそこまで安定して結果を出せてるって感じでも無いのがやや不安だなぁ……。

 ちなみに中の人に触れておくと、こうして東山奈央のネイキッドなアイドルキャラを見ると、おっちゃんたちは実家に帰ってきたかのようなこの上ない安心感がある。奈央坊ヒストリーの始まりは劇的デビューを果たした中川かのんである。いつでも戻って来られる原点が、ここにある。

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