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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 本日2/4は、なんと3人の声優の誕生日が被っている日でございます。本企画で2人がかぶることはちょこちょこあるんですが、3人被りは今日限りとなる予定なのでそこそこレアですよ。まぁ、確認したら「100人の集団の中で3人の誕生日が被る確率」は60%超えるらしいので別におかしなことではないんですが。2月は他の月より短いくせして、意外と当企画の声優誕生日が密集しています。

 


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「新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド」 5→5

 わんぷりに続いてこちらも1年間の物語に幕。厳密には4月新番なので10ヶ月くらいだけど。妙な時期に終わるもんだな。来週から2ヶ月はセレクション放送だってさ。

 さて、長い作品になったのでひとまず完走できたことでスタッフにはお疲れ様を。1年単位の尺で起承転結を作るストーリー展開はきちんとできていたし、終わってみれば単なるマシンの借り物だけじゃなく、立派に「シンカリオンの物語」になっていたとは思う。まー、肝心のおもちゃがどれくらい売れるもんかは定かじゃないが……日本を駆け回る多種多様な新幹線がいろんなところからいろんな活躍を見せてくれるのが今作の眼目であるというなら、その責務はきちんと果たせていたと思う。いちいち地方に出張していくので細かいながらも「ご当地もの」としての味わいもちょこちょこあったしね。

 ただ、個人的には1期2期の「元祖」シンカリオンの方が好きといえば好きでした。全く違うコンセプトになっているので比較する意味はあんまりないんだけど、やっぱ前作のダイレクトに子供向けの設定の中に混ざり込んだシュートなドラマ展開がよいギャップになってた気がするんだよな。今作は割と序盤からシリアス強めで、よく言えばグッと絞まったシリーズ、悪く言えばあんまり遊びがないというか、ちょっと暗さが付きまとうお話になっていた。

 本作は前作と違って「敵対する組織」がずっと存在しないのよね。いや、元祖だって最終的に「敵対」かと言われたら微妙ではあるんだが、今作の場合は敵だと思っていたものが全部身内だったり勘違いだったりAIの暴走だったり、全部「元を正せば人間が云々」みたいな存在ばかりで異界の脅威とか明確な悪意がないのだ(害意はあったかもしれない)。中でも最大の対立軸に「廃棄データの恨み」があり、途中まではハラハラしながら見ていたものだがビーナの叛逆を契機に、「……で、廃棄データの恨みとは?」と冷静にもなってしまった。いや、別にそこをがっつり設定で囲う必要もないのはわかってるのだが、もうちょい「形あるもの」との対立の方がお話としてはわかりやすかったし、イドとのすったもんだあたりのやるせなさはあんまり朝アニメで摂取したいような鬱成分ではなかった。姉貴のお話、イドのお話、レイジの顛末、そしてビーナとの対峙と、ず〜っと「やるせない悲しさ」が続くお話なのでなぁ。そこいらにもうちょい心温まる要素を加えてもらえると1期の時のあの優しさにも繋がった気がするんだけどね。

 でもまぁ、こうして気分が塞ぎ込んでしまうってことはお話の基盤がかっちりしていた証拠でもある。もしこれを若き鉄オタの種みたいな幼児たちが見ていたとしたら、今後の人生における人間関係を考える参考にしていただきたい。あとメタバースとの付き合い方も。

 

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 色々光ってる、第5話。今作の良さが全部出てる構成、見てていちいちキュンとしたりグッと来たり、感情が大忙しだ。

 Aパートはミケちゃんの苦闘。事前に滑ったいのりの結果が良かったことでプレッシャーもかかっただろうが、ミケの場合は氷上で1人になった時、本当に頼れるものがなくなってしまったというのがトラブった原因なのだろう。いのりのようにコーチとの信頼関係を盤石なものにし、あらゆる失敗を想定して常にシュミレートできていれば本番での躍進もあり得るが、「自分しかいない」「失敗したら後がない」という思いは簡単に破綻してしまう。もちろんコーチのいう通りに修正用の練習だってちゃんとしてたんだろうが、そこで「習ったこと」を思い出せるほどの信頼を構築できていなかった。おかげでトラブルがトラブルを呼んでの明確な失敗。なまじ技術が高くプログラムとしては綺麗に収まっただけに、本人の中でのショックも大きかっただろう。

 そして、「負け」を実感したミケちゃんはというと……なんかしょげた。思い切り凹んで大人を前にも屈してしまった。一瞬「弱っ!」と思ったが、いつだって思い出すのはこの子達がまだまだ小学生だってこと。どれだけ意地を張っていたとしてもそれは子供が駄々をこねるのの延長みたいなもんでね。思い込みから来ていた大人への反骨心は、1度の失敗で容易く揺らぐ。多分、ミケちゃんはこれまでスケートの試合では大きく失敗したってことはなかったんじゃないかな。初めてのミス、初めての敗北。そこでようやく、自分の小ささを知ることができたのだ。そりゃま、必要以上にいのりに懐いちゃうのもしょうがないこって。

 Aパートの見どころはミケちゃんの演技そのものでもあるが、それにつけてもやはり小動物のような愛らしさがそこかしこに現れるデフォルメ演出だろう。いのりちゃんも普段からすぐにへちょ絵になって愛らしさを振りまいてくれるが、より小動物としてのイメージが強いミケがまるっこくなると可愛らしさもひとしお。こんなん見せられてたら、そりゃ大人たちは無条件で応援したくなっちゃうよ。多分、この感情はいのりちゃんにも芽生えているんじゃなかろうか。

 そして圧巻のBパート、別次元の試合で登場したのは以前いのりと知り合った少女・狼嵜(かみさき)光。純然たる天才型のキャラだったらしく、アニメではフル尺で彼女のプログラムを上演。これでもかというくらいにその天才っぷりを見せつけてくれている。そして、アニメとしての今作の見せ場も最大限に発揮してくれている。いやー、CG処理を挟みながらとはいえ、この映像を出されたらそりゃ釘付けにもなりますわよ。「CGのビビッドな要素がフィギュアスケートという競技にマッチしている」と以前触れたことがあったが、加えて、スケートの持つどこか機械的なモーションがCG取り込みでアラを見せにくい要素にもなっている。おそらく何かしらのモーションキャプチャー的な処理が施されているだろうから元になっているのは人間的な「生」の動きではあるはずだが、アニメにするにあたってどこかしらの要素は捨象される。普段の人間の動きであればそこに「何かしらの欠落」をイメージせざるを得ないのだが、氷上のダンスは、そもそも人間の動きが制約された状態なのだ。だからこそ取り込みやすく、見せやすい形状となる。

 もちろんそうなると「実写で見た方がよりストレートなフィギュアになるんだからわざわざ画にする必要ないやんけ」という話になりそうなものだが、そこには「アニメとしての嘘」が効いてくる。本作はただダラダラと演技を垂れ流すだけでなく、目まぐるしく動くカメラワークや、あり得ない視点からの内面への切り込みなど、しっかりと「アニメ的な」部分で迫力を増量している。通常のフィギュアでは絶対にあり得ないアングルから見たど迫力の演技は、普段「フィギュアってなんか細かい動きで差がついててよくわかんねぇよ」と文句たらたらの私のような人間でも興味を持つのに充分である。全人類、アニメになってくれれば俺も興味が持てるのかもしれない。

 さておき、そうして存在感をいやと言うほど見せつけた光に対しても、劣等感に打ちのめされないのがいのりの偉いところ。なんとか自分の思いを伝えようと奔走する中で、死体を2つも製造して修羅場を作ってしまう(死んでません)。期せずしてぶつかる2人のコーチ。それぞれのフィギュア観もぶつかるし、コーチとしての「教育論」だってぶつけ合う。負けちゃいけない。「2人分の人生」なのだから。ここで気圧されずにしっかりと教え子に寄り添えた司の立ち振る舞いは100点満点。今作は本当に主人公が「2人とも」格好いいのよ。ちゃんと一生ついていけそうなコーチに巡り会えたことがいのりちゃんの幸せ。そして一生をかけてでも育てていこうと思える才能に会えたのが司の幸せ。一期一会ですなぁ。

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 さぁ、アニメが地獄の3丁目だというのにライブをやるらしいぞ。しかも今回はこないだのシングルを買った人は抽選でご招待。漏れてしまった人も、なんならCD買ってない人だって無料で配信が観られちゃうという、ちょっと信じられないような慈善事業ライブだ。開始数分で「こんなライブやって金取らないとか、運営は馬鹿なのか!?」と思ったが、違うな。これは撒き餌だ。こんなもんを見せられたら、今後は死に物狂いでライブチケットをもぎ取ろうとする人間が激増するだろう。もう、逃げられないのだ。人の心がない企業、ブシロード。ありがとうございます。

 

<以下、セトリに従い、いつも通りにリアタイツイート垂れ流し方式です。今回はアーカイブもないので、何が起こったのかを確認しようがないけどな。俺もないせいで自分が何を思って書いたのかもよく分からない>

 


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○「キミとアイドルプリキュア♪」 5

 今回の件から俺たちが得るべき教訓はぁ、「ニチアサで流れてくる桃を拾うとろくなことがない」ってことだ。変な縁を繋ぐくらいなら、無視した方が何倍も賢い。少女漫画家まで出てくるのは流石にまずいですよ! どっかに絶対逃亡犯も隠れてる。

 というわけでプリキュアが終わってプリキュアが始まる。日曜に目覚めてもこむぎたちに会えないショックが非常に大きく、「わんぷりを終わらせた存在」としてどうしても憎さが先立つが、別に新プリキュアに責任があるわけではない。せいぜい「わんだふるぷりきゅあ!Max Heart」を始めさせられなかった我々視聴者に責任があるだけなので、なるべくそこんところは切り替えていきたいとは思っている。

 でまぁ、わんぷりがなかなかに攻めた設定だったこともあり、次世代プリキュアはそこそこにオーソドックスなスタートだろうか。もちろん「アイドル」というコンセプトを押し出したことで新奇性はある程度確保されており、バトルシーンのクライマックスで「突然歌うよ!」な演出なんかはフォニックゲインが高まる展開である。それ以外のシーンでも主人公のうたちゃんは「突然歌うよ!」な子であり、アイドル要素をなんとか付与していこうと色々必死だ。昨今の幼女先輩たちは「【推しの子】」が好きだったりするらしいし、とにかく天才的なアイドル様が出てくれば喜んでもらえるんじゃなかろうか。

 キャラデザが割とパキッとしており、今後の東映クオリティだと話数によってかなり作画に差異が出そうだなぁ、というのは気になるところだが、決して悪いものではない。アイドルとしての「ファンサ」でキビキビ動いてくれれば素直に魅力に繋がるだろうし、1話目からちょこちょこコメディ要素多めの展開になっているのも期待できる部分。トロピカる部ほどのクレイジーにはならなくていいが、是非ともファニーでファンシーなプリキュアを目指していただきたい。ここまで妖精本位でいきなり振り回される展開も初めてのことで、今後はキラキランドの無茶なプロデュースに四苦八苦するアイドル稼業が見られるのかもしれない。

 その他、興味深い点をいくつか挙げていくと、なんといってもメインヒロインに松岡美里が抜擢されたという事実。正直、彼女は声質的にセンターキュアに選ばれるなんて思ってもみなかった。どこかハスキーな要素が常に伴うし、まっすぐストレートアイドルにはならないんじゃないかと思っていたが、いうて若さは強さ。まっすぐな演技でどこまで「アイドル」道を駆け上れるかは気になるところだ。まぁ、すでに発表されている脇の2人がだいぶゴツい面子になっているので、センターの若手がちょっとくらい無茶したところでブレるもんでもないだろう。個人的には妖精役に南條愛乃を起用してるんだから、そっちからも「突然歌うよ!」な展開が来るんじゃないかという期待があったりなかったり。フォニックゲインが(略)。

 もう1つ、これは純粋に気になる要素なのだが、タイトルに「キミ」というフレーズが入っているのを、どのように処理していくのかという部分は注目。過去のプリキュアシリーズと同等の構成にするなら、作中に明確な「キミ」が指す対象が現れるとは考えにくく、普通ならこの「キミ」はプリキュアを応援するファン、幼女たちを指すはず。ただ、ストーリーの中で「画面の外にいるお友達」とのつながりを強調することは構造的に難しく、せいぜい劇場作品の時のミラクルライトを振る指示が限界だろう。いや、かつて「ミュークルドリーミー」では毎週必ずテレビの前のみんなにも参加させてたけど……そこまでインタラクション重視の構成になるのかどうか。ならないとしたら、「キミ」という要素にどのように落とし前をつけていくのか。まぁ、別にうやむやになってもなんの問題もないのだが……どこかで何か新しい試みが入ってくることを期待している。

 そのほか、わんぷりとの対比で強調されるのは「パンチキックの復活」だろうか。まぁ、これこそがスタンダードなプリキュアファイティングスタイル。それに伴い、明確な「悪の組織」も復活し、久しぶりに1話目から複数の幹部が出てきてわちゃわちゃやってくれそう。まぁ、だいぶタイムボカン寄りでアホっぽい組織だったが……個人的には幹部の1人に佐藤せつじが混ざってるのがとても楽しみ。ほんと、クセモノっぽさが味わいになる。あと女幹部はパイセンですね。よし、新人アイドルをいびっていこう。

 とりあえず、「今後に期待」で一旦置いときますが、もう、別れの悲しさを味わいたくない気持ちもあるので、なんとなくダラダラ見られるプリキュアで全然問題ないですよ。

 

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 市道真央。声優としての取り扱いなので当然名義は「M・A・O」となります。呼び方は「顔文字ネキ」とかもあるんだけど、まぁ、真っ当な表記の方がわかりやすいですね。

 


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 さぁ、いよいよこういう展開になってきましたね、第4話。これが良いの悪いのという話は抜きにして最初に書いておくと、このブログの来歴からご存知の方もいるかもしれないが、わたしゃ「地獄少女」が大好きでしてね。

 まぁ、30分で1本の話をまとめなきゃいけないので色々と急展開すぎるところはあるし、「そんなことを生き死にの問題にするなよ」というツッコミも入りがちだが、それこそ「地獄少女」も「そんなことで人呪うなよ」みたいな展開はちょくちょくあったので、今回のお話だって許容範囲内だ。というか、「地獄少女」は明確な殺意の物語なので事前のモチベーションはそれなりにしっかり必要になるが、今作はいわば「死んだ後の物語」なので後からどうとでも理由はつけられるから無問題なんだ。

 というわけで、今回登場した2人の女の子・清江となごむのお話はどうでもいいと言えばどうでもいい。部活を真面目にやるのやらないの、責任を取るために腹を切るの切らないの。色々と個人の見解はあるだろうが、最終的には「人の気持ちってのはすれ違いがちだよね」というだけのこと。問題は。そうして生じた軋轢とちょっとした間の悪さを、このホテルがどのように消化するかというお話。前回ホテルへの滞在が決まった殺人鬼探偵の大外。記憶も何もかもが戻っている彼がいつまでこのホテルにいるかも分からないし、何が目的なのかもはっきりしてないが(本人も分かってないのかもしれんが)、とにかく退屈なホテル生活の中で刺激を得て、自己の欲求を満たしたいという気持ちはあるようだ。そこで程よい不和の種がホテルに来てくれたのをいいことに、生来の人心掌握術でその軋轢を肥大させ、最終的には自ら手を下さずに「殺人」を決行した。大外のパーソナリティもいうほど判明してはいないのだが、確か前回の情報だけでもそこそこの知性を備えたサイコパス的な殺人鬼であることは示されており、年端もいかぬ女子高生をいいように操って友人を殺めるところまで持っていった手腕はお見事。まぁ、流石に雑じゃね? という気持ちもあるが、尺の問題もあることですし。一応「すでに自分が死んでいる」っていう事実を突きつけられたなごむちゃんが極限状態だったという理由もあるかもしれない。

 そうして「ホテル内での殺人」を手を汚さずに成し遂げた大外は、「ホテルでの殺人は即地獄行き」というちょっと怪しげな情報の真偽を確認。ついでに「ホテル内で殺されると消える」という情報も追加で獲得した。さりとて、これが判明したとて、大外がこの情報をどのように活用できるかは分かっていない。今回はたまたま2人連れの客だったから「片方を殺す」ことができたが、これまでのようにおひとり様続きだった場合にはホテル従業員でも殺していくほかない。……殺すんかな。やらない保証はないな。

 これにてホテルのルールがまた1つ確認できたわけだが、そこに関してどうにも気になるのは、このホテル全体の「死」への向き合い方である。特にバーの常連客であるアイアイヅラの切子という客。こいつが明らかに大外を殺人教唆へ誘導しており、いわば「殺人教唆教唆」みたいな状態。どう見ても善人には見えない。単なるモラルが無いガヤなのか、それとも大外を超える極悪人なのか。どうにも気になるところだ。

 そして、衝撃の展開で忘れがちだが冒頭のアバンで垂れ流された音子ちゃんの生前の記憶。しれっととんでもねぇことを言っていたし、彼女の客との接し方もどこか達観したような部分が見受けられる。このドラマの結末は絶対に音子や阿鳥の生前の世界につながるはずで、彼女が今回の「死」の現場を目の当たりにしたことが、何か今後の展開に影響を与えたりするのだろうか。

 良い具合に、カオスが高まってきた。なお、今回はお客2人に石川由依・若山詩音というナイスキャスティングがあったのでその辺の芝居の妙味も味わうことができたのがプラス点。若山詩音にギチギチ叫ばせたい。

 
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 しーたむ。この子はいつの間にやらしーたむ。こういう認識の確定がいつ起こるのかは自分でもよくわかりません。確認したら2015年時点でこの呼び方になってるので、割と早めに馴染んではいたんだろうな。

※当記事における「変な声」は全部褒め言葉です。

 


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 しゃべるんかいワレ、第16話。まー、今更この作品の世界観に文句を言うつもりもないが……まさか災厄そのものがしっかり人格を有しているとは。いや、ここまでみんなしてそういうニュアンスで話してはいたけどね。まんまだとは思わんかったわ。

 今回は2期では初めての「新キャラ追加無し」のエピソード。ここまで登場したキャラが結集して噂の災厄である「微塵嵐」に戦いを挑むお話。ただ、未だに「誰がどこで何を狙っているのか」がよく分かってないのでふわふわした印象は否めない。まぁ、このぼんやり全体を包む雰囲気を楽しむってのが今作の真骨頂だとは思うが。1期の時もそうだったけど、大きな勢力分布を把握するのが意外に大変なんだよな。「新公国」はまだなんとなくどういう存在なのかは言葉の響きだけでも理解できたが、2期に入ってから焦点が当たっている「旧王国」ってのがなんなのか、正直よく分かってなかった。今回合間のTipsで「黄都の元になった存在だよ」と書かれていたのを見て、納得できたような、やっぱよく分からんような。とりあえず現時点では「リチアは倒れたが、決して黄都の敵対勢力がないわけじゃないんやで」くらいの理解に留めておくしかないだろう。

 そんな黄都側で現在中心的な人物がクウロ。便利な索敵能力で微塵嵐を取り巻くキャラクターの配置をおおまかに管理。視聴者に伝えてくれる便利な実況役。お供のキュネーとの関係性も未だよく分かってないが、この2人は今後もニコイチだろうし、個別に考える意味はないか。

 そして、逆に「旧王国」と繋がりがあるのが「逆理のヒロト」という緒方恵美ボイスの闇商人で、前回は大量の武器を流して火種を作っている様子が窺えた。旧王国派の兵の配備にもいっちょかみできるとのことで、政治側から今後の勢力図を操るキーパーソンとなるかもしれない。そして、そんなヒロトと偶然接触したのがトロア。彼の目的は明確で、師匠の先代トロアの敵討ちも混みで、光の魔剣とやらを取り返すために憎き簒奪者であるアルスを追っている。彼は黄都軍で動いているので、自動的に黄都と敵対する旧王国はにつながることになるわけだ。今回も丁々発止のバトルシーンを見せてくれたわけだが、やっぱりチートだらけのこの世界の中では割と「フツーの剣士」としての闘い方をしてる気がするので影が薄くならないかはちょっと心配。多分すげぇことやってるんだろうけど。

 トロアが地味に見えてしまうのは、戦っているのがよりによって謎兵器のメステルエクシルだからだろうか。「爆砕の魔剣」とやらを旧王国派のどっかから強奪してウキウキのメスエクくん。その無体なまでの武力強化は、「母」である「軸のキヤズナ」の復讐劇のため。彼女はかつてゴーレム王国を作ろうとしていたのに、微塵嵐で台無しにされた過去があるらしい。メステルエクシルだけで微塵嵐に勝つ算段があるのかどうかはよく分からんが、武力の強化には魔剣も必要だったということなのかしら。そんで、たまたまその行程がトロアとバッティングしちゃったもんで、今回無条件での最強対決に行き着いたと。まぁ、お互い相手がなんなのかよく分からずに戦ってたみたいだし、次週は「敵の敵は味方」理論でタッグを組んで微塵嵐に挑む未来もなくはないが。

 こうして少しずつ勢力図はオープンされているのだが、肝心の「微塵嵐」がなんなのかがよく分かってないのでどうなったら納得いくエンディングになるかも分かっていない。黄都に直撃するのは確定とのことで、話を聞いてると「文明が発展すると自動でそれを初期化しにくるシステム」みたいに見えるのだが……なんかどっかで聞いたことがある設定だな。しかし、キヤズナさんも、旧王国軍のみなさんも何かしら対策法があるっぽい雰囲気で対峙もしているし、人類がいよいよこのシステムと決別するタイミングなのかもしれない。いや、今のところ勝てるビジョンは見えないけども。どうなるかしら。

 
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自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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