|
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
レプリカだって、ロジカルウィッチの夢を見ない、最終話! かくして思春期は終わりへ向かう。その心の動きは、誰にだってあり得るもので。 綺麗に決まったどんでん返し。しかしその流れは約束されていたかのようで。素直からの急な呼び出しに応じるナオ。一瞬「富士宮から京都へ突然の呼び出しって交通費だけでも結構かかるが?」と思ったが、なにしろナオとアキの2人は便利な(?)レプリカ。本体が望めばすぐにでも出し入れ可能なので、この能力を使うと一方通行ではあるが瞬間移動が可能。これを活用すればちょっとした完全犯罪くらいは余裕のとんでもない能力だが、そんなことを考える人間には多分レプリカは作れない。気になるのは望月の野郎がほんとにナオのパンツを片付けたかどうかくらいである。まぁ、彼の性格からして、アキとナオにあんだけの信頼を寄せられたんだし、責任を持って粛々と事後処理を行なったとは思いますが。 京都は嵐山、渡月橋に召喚されるナオ。レプリカのルール通り、本体が着ているレンタル着物の姿で登場し、しばらくは2人きりで双子のように対話を重ねるが、そこに秋也たちが到着したことで異変に気づく。なんと、当たり前だと思っていたレプリカの「認識判定」が無いという。この異常事態に「何かしらの変化が訪れたからレプリカの存在が薄くなっているのか!?」と訝しんだが、事前にレプリカ体験を済ませていた解説員の佐藤によると、これは例えるなら「階層のズレ」のようなものであるとのこと。なんと、レプリカと本体が自分たち以外から同時に認識されることはないのだという。これは正直びっくり。これまでの描写から、レプリカとは厳然たる「存在」だと思い込んでいたのだが……実際に振り返ってみると、そう見えるように巧みにミスリードされていたことが紐解かれていく。 ネタバレになるから詳しくは触れないが、ちょうど少し前にこうした「自己と多重」をテーマにした作品に触れてびっくりした経験があったのだが、まさに今作も似たような衝撃展開。ルールが多少ややこしいので全部が全部飲み込むのは大変だが、とにかく「階層が違う」というのが佐藤の考えた便利な概念で分かりやすい。本人たちはレプリカを唯一無二の「自己の分化」と認識しており、どんな状況でも認識可能。しかし、第三者は本体とレプリカの「同時存在」を認められないため、同時に2人が存在する状況では本体の存在が優先され、レプリカは「消えて」しまうようだ。しかし、そこから本体が離脱してレプリカ単体が活動していると、それは本体の「存在の力」みたいなものに間借りして、実体として認識できるようになるという。確かに言われてみれば、これまでナオもアキも「被り」に注意して活動していたので、「他者から同時に認識されているかもしれない」と思える機会がなく、確認のしようがないルールだったのだな。電話のくだりも不確定ではあるし、リョウ先輩の事例も佐藤が説明した通りで一応は筋が通る。この話により、レプリカは確実に「1つ薄い階層」の存在であることが明らかになってしまった。 そこから芋蔓式に導かれる結論。ナオは「素直に内在する優しさの顕現」であり、素直から見たら「理想像」であるのは当たり前だった。2人の差は「レプリカが縛られていた」のではなく、レプリカという理想を置いて、勝手に本体が落ちていたからこそ生まれた「落差」。素直も、秋也も、そして涼未も、理想の自分を望んでしまったがために、分化が起こってしまったのだ。であれば、「戻る」ことで2人は統合を果たすことになる。否、これは「回帰」というべきなのか。 まぁ、ぶっちゃけ説明しづらい現象も残ってはいるのだが(素直が点数を見せるためにナオにスマホを渡したシーン、秋也目線でスマホの移動がどう見えてたのか、とかね)、こうして導き出された「レプリカの実態」は感覚的に理解できるものだ。結局は思春期。人格の分化はその後の自己形成へと至る必要なステップ。誰しもが一度は何かしらの形で発露してしまう自己言及の悩みが、たまたま妙な形で立ち現れてしまった若者たちのお話だったのだ。 ナオの人生は間違いなく個として存在している。それはナオ自身も認めるところだし、アキからしたら自分と同じくらいに大切なものだ。それが「回帰」して無かったことになどしたくない。しかし、レプリカがその役割をまっとうするのであれば、それはたった1つの自我に行き着くしかない。一見すると残酷なようではあるが、陳腐な言い方をすれば「ナオもまた、素直の中で生き続ける」ことになる。それはきっと、アキと秋也の中でも同じことなのだ。別々の人生を歩むのではない。本体が歩み寄り、改めて、レプリカと共に生きるのだ。 ラストシーンの意味は、受け手が自由に想像できるパートだと思っている。海に向かって、いつぞやのようにナオとアキが睦まじくしている。それはありえた未来の形かもしれない。そして、現在もはや表には出てこなくなった、「本当の心」を描く心象風景かもしれない。2つのレプリカの生きた時間は、決して無駄ではないのだ。 PR 「左ききのエレン」 5→4 残念ながらだいぶ序盤で興味が離れてしまった作品。なんなら3話目くらいでもう視聴体制が適当になっていたかもしれない。そういう意味では申し訳なさはあるのだが……いや、でも一番悪いのはアニメのショボさだよ。それなりに話題作のアニメ化なんじゃないの? と勝手に思ってたんだけど、こんな低予算っぽいアニメ化で良かったんかね。 画のクオリティが低すぎるもんでどうにも集中できなかったが、シナリオ部分に関してもあんまり興味を持つことはできなかった。最初は「芸術を志す若者たちの苦闘の物語なのかなー」と思わされた1話目だったのだが、そこから描かれたのは「芸術に携わる社会人たちの苦闘」。ざっくりまとめると「商業」と「芸術」と「人生」を常に秤にかけ続ける人間たちのひどく個人的な悩みの衝突と集積。何か、世間に訴えたい感情がありそうな作品なんだな、ということは感じ取れるのだが、残念ながらそれが捉えきれない。構成が飛び飛びなもんでドラマの全体像が徒に見えづらくなっているというのもあるし、物語を1つに収束させるには「エレン」というセンターの存在感はやや薄い。メッセージとしても「自分らしさ」を讃えながらも生きづらい世を嘆くよくあるくらいのもので、わざわざイレギュラーな「天才性」を引っ張り出してまでして描きたいドラマだったのかというのはどうにも疑問だ。 いや、でもシナリオラインへの文句は不当かもしれない。あんま真面目に観てない状態でやいのやいの言っても的外れな可能性はあるから。でも、どんな形であれ「美術」を取り扱うアニメで作画品質が伴わないってのはお話にならんと思うけどね。コンテワークも全体的に熱気に乏しくて、作品全体を理知的に見せたかったのか、情熱的に見せたかったのか。多分後者なんだろうけど、それが実るだけの水準ではなかった。 なお、「お前、社会人の苦しみを分かってないから共感できなかっただけじゃね?」というクレームについては受け付けない。超えちゃいけないし、俺にゃぁ超えられないラインだよ。 「マリッジトキシン」 6→6 作画が良いことが評価対象であるなら、今作についても点数を下げることはできないだろう。今期はなんだかんだでダラダラ観られるジャンプ系アニメはそれなりに充実していたのかもしれない。 これにて今期の若山詩音フィーバー作品群は一旦完結。……なんか夏クールも同じくらいの密度でフィーバーし続けてる空気もあるが、今期は「霧尾ファンクラブ」のナミちゃん、ハイパーメイドのリリテアさんと、三者三様のヘンテコキャラたちで振れ幅が大きくて大変結構でした。つまり結論としては「今作のメイちゃんももっと前に出て頑張ってくれてよかったのに」である。 トンチキな設定からスタートした作品だったが、道中でやってる異能バトルは割と想定内の「ジャンプの少年漫画」であった。端々にアホみたいなトンチキ要素は残っているものの、やはりアニメとして魅せるにはどうしたってアクション部分に注目せざるを得ない。そこを強めに押し出すことで作画の良さを活かすこともできるし製品としてはそれで問題ないのだが、当初の予定では設定のトンチキ要素をもうちょい強めに見たかったなぁ、というのはあるかもしれない。「婚活バトルアニメ」なんだけど「婚活」要素って結局バトるためのきっかけでしかないので、そこで他作品との差別化があんまり図られてないんだよな。 でもまぁ、それって勝手な期待というか単なる先入観ではあるか。結局、今作が我々が一番望む形に収束するには下呂×城崎でくっつくしかないのだから。性別なんて瑣末な問題だしな。この世界の無茶設定ならいざという時は性別くらいいじれるだろうしな! いや、冗談じゃ無くて割とマジでそう考えてるんだよ。今作最大の武器って城崎の存在なのは間違いないわけで、バトル展開になると彼女の特殊設定が宝の持ち腐れになってしまうのが惜しいのよ。もっと「詐欺師」部分を活用できるシチュエーションバトルみたいなのに傾倒していくといいのに。いや、その漫画が面白くなるかどうかは分からんが。 何はともあれ当然のように2期はある。今後の展開に期待しましょ。 ○「無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す」 4 さぁ、まだ春クールも終わりきってないのに容赦無く新番は押し寄せてくるぞ。こちらの作品はなんならAT-Xでは6月中にスタートしている。少しも休ませてくれねぇぜ! と思うならザクザク切って休みを増やせばいいと思うの。そんな素敵な未来の可能性(?)を見せてくれる、安心安定のなろう1話目。タイトルにしても既視感しかなく、「魔力最強の聖女Lv99は狂血伯爵に愛されるために隣国に売られる」とかいうタイトルでも問題なさそう。変わり映えしない展開、変わり映えしない画面。なろう系にしては珍しく進みが遅いもんでまだ隣国に売られる描写まで辿り着いてすらいないのでギリギリのところで予約取り消しボタンから指は離したが、来週以降の展開をもってすっきりグッバイできる可能性は非常に高い。 追放聖女系のテンプレからズレることはなく、現時点ではガチの無能だから嫁に出される展開。自己肯定感の低い被害者気質の主人公に特に応援したい要素もなく、視聴モチベはあがらない。「実姉から迫害されてる」は実は案外珍しいパターンかもしれないが、いうてシンデレラでしかないのでおとぎ話の時代までロールバックしているだけとも言える。姉が主人公を迫害してくる理由がどうにも薄っぺらく、「母を愛していたのに産後の肥立ちの悪さで死んでしまったので、元凶となる妹を恨む」は分からんでもないが、そんなヒネた考え方するやつは別に母親が生きてたとしても妹へのあたりは強かったんじゃなかろうか。一応、途中途中の描写からワンチャン「実は妹のことを嫌ってなどおらず、ツンデレであんな酷いこと言ってました」に舵を切ることも不可能ではないが……それやられてもなぁ。 あと、個人的に一番納得いかないのは、こんだけ迫害された意識があり、自己肯定感サゲサゲの主人公のくせに、蓋を開けてみたら「親父さんはふつーに愛してたよ」という状況だったこと。それを娘が認識してないのは親父の努力不足じゃない? もしくは娘の理解力不足。単なる認識不足で自分の境遇を殊更に卑下していたとすれば、ただの勘違い女でしかないのでますます同情の余地はなくなる。家族コミュニケーションが下手すぎるやろ。まぁ、来週以降は多分親父さんなんてほとんど登場せずに隣国でちやほやされることになるだろうし、瑣末な問題なのだろうけど。 映像品質は「やや低」。流石に1話目から破綻はしてなかったが、オープニング演出なども含めてあんまりこれから先に期待はもてなそう。制作を担当する「マジックバス」も「ピカンテサーカス」も聞いたことないスタジオ名。後者はなんと僧侶枠専門みたいな部署だし、前者についても会社の公式HP確認しに行ったら業績リストが4年前で止まっているという……。アニメ制作の現場、本当に大丈夫か。
「とんがり帽子のアトリエ」 7→6 画は本当に素晴らしかったんだ。それは疑いようがない。画はね……。 てなわけで作画点だけで点を大きく下げることができない作品だが、序盤は嬉々として書いていた感想がちょっとずつテンションダウンし始め、内容に懐疑的になり、中盤以降は書かなくなってしまったことからもなんとなく察していただけるだろう。正直に白状すると、どうにもお話がピンとこず……。 まー、大きな大きなサーガの始まりの物語であると考えればそこまで大きな刺激が無くても不思議ではないのだが、なんかね、「来週も観なきゃ!」って思うような興味の惹き方が全くなかったのよね。世界設定自体がぼんやりしてて全容が見えてこないのはそれこそココがまだ何も分かっていないのだからしょうがないんだけど、それにしたって進行が場当たり的すぎて、誰の心情を追いかけたらいいのかもよく分からない。確かココの最初の試験の時点で「この試験は誰がなんの目的でこんなことをやらせてるんだろう。何をするのが正しいのだろう?」が見えてこず、本当に「ココとアガットの関係性を進めるために思いついたくだりなんだろうなぁ」ということしか感じられなかったのよね。その後も「このキャラをこうしてやろう」は分かるのだが、そのための世界設定や展開がいちいちクエスチョンが湧いてしまい、要素間での接続があまり感じられない。 一番見守らなきゃいけないはずの主人公・ココについても「駆け出しだから失敗しちゃうんだ」というキャラ設定にしているはずなんだけど、「意気が先走りすぎて失敗する」事例もあれば「分からないからどうしようもない」場合もある。そもそも周りの連中が不親切すぎてどうしようもない場合とか、誰にどういう感情を向けたらいいのかもびみょーに判断がつかない。主人公がそんな様子なので、サブキャラとなればますます理解しづらくなってしまう。なんか、「描きたいシーン」はあるんだろうけど、そこに向かうための道のりがおざなりで「筋」になっていない感覚なのだ。 うーむ、「絵」が売りの漫画をそのまま「画」で見せるアニメーションにしたってんなら正しい判断なのだろうが……できたらもう一歩先の面白さが見せてほしいんだよなぁ。「画だけでは完成しない」のがアニメーションという媒体の本当に難しいところだ。 変なとこで終わっちゃったし、このカロリー消費で2期を待つのはどれくらいの時間が必要なのだろうね……。 「クジマ歌えば家ほろろ」 6→7 今期2作目の「原作買わなきゃ」作品。今期の対象はどちらも完結冊数が少ないから抵抗なくて助かります。 失礼な言い方になるが、意外だったのは今作が世間的にも割と「良作」としてきちんと認識されていたこと。昨今のアニメ消費事情(意図的に「消費」という言葉を使うが)において、何よりも優先されるのがその場の刺激、もしくは超作画。妙なムーブメントを起こす「バズり」系のフックが必須となる刹那的な時代。そんな中、クジマは確かに初動のインパクトこそ尋常じゃなかったものの、そこから後の展開は確実に「地味」寄りの作品である。空気もぬぼーっとしていて絶対に急いでなるものか、という信念を感じさせるペースでの進行。描かれるお話だって純然たる「ホームドラマ」であり、事件らしい事件なんてほとんど起きやしない。日本のどこかにある、ふつーの家庭のふつーの日常にちょっとしたスパイス(というには味が濃すぎる存在だが)が混ざり込んだおかしさを描く作品だ。これを楽しもうと思ったら、ある程度の心の余裕と長い目でアニメを見守る冷静さが求められる気がする。こういう作品で「私は好きだがね」と通ぶってみたいもんだ、という気持ちがどこかに無いといえば嘘になるのだが、残念ながら(?)今作はそうした「知る人ぞ知る」の枠に収まる作品ではなかったようだ。 そう考えると、やはりクジマの繰り出すギャグ(たまにホラー)は充分なパンチ力を持っていたということなのだろう。初見のあのインパクトは意外にも終盤まで衰えることなく、エキセントリックな言動で周りを振り回す古式ゆかしい「押しかけもの」のフォーマットで一際輝いてみせた。クジマのホロロという喉の鳴る音は間違いなく鳥類のそれなのに、昂った時に捲し立てる怒涛のロシア語のあまりの流暢さと勢い(と殺意)に怖気が走る。こんだけホラーな存在のくせして、デフォルトでは間違いなく「かわいい」キャラでもあり、クジマ(幼少期の姿)なんて間違いなくぬいぐるみが欲しくなっちゃうのである。作者はいったい何をどう考えてこんなキャラクターをポンと生み出し、それをなんの変哲もないご家族に押し付ける判断をしたのだろう。「日常系」のくせして、その裏のコンセプトはだいぶ非日常である。 そうして繰り出されたギャグの刺激ももちろんだし、きちんとホームドラマとしての骨子を大切にし、勢いだけで済まさないだけの手数を費やしてもいる。まとめてしまえば「お兄ちゃんが一浪して大学に受かったよ」というだけの話なのだが、考えてみりゃ家族にとっての「大ニュース」ってそれくらいのもんだよな。人一人の人生が定まる奇跡も、未確認生命体が突如自販機の下から発見される奇跡も、等しく驚き、楽しむべき事象なのかもしれない。 調理法次第ではダラダラと退屈な作品になる可能性もあった今作をしっかりと刺激的で見応えのある画面に仕上げてくれたのは、まず間違いなく監督・木村真一郎の手腕。なんと12話全てのコンテを1人でこなすというその仕事ぶりは、相当に今作に心血を注いでいなければ実現不可能なものだ(まぁ、他作品に比べればいくらかカット数は少ないかもしれないが)。渋いながらも作画面はしっかりと品質を保たれていたし、模範的な「マイナスを作らない」仕事ぶり。こういう丁寧なお仕事が見られれば、まだまだアニメ視聴は楽しめるというものだ。 最後に、やっぱりクジマ役の神月柚莉愛の仕事ぶりが空気感を決定づけた最大要因。……この人、これからどういう役者の道を歩むのだろう……。
「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season」 ー→6 今期、最終回で敵に大量の自動車をぶつけるアニメが2本並んでるのなんなの。しかもどっちもやってるの福山潤だったし……。他にも「えぐーボイスの騎士が頑張るなろう作品」も被ってる。まぁ、シリアス度合いが段違いだったけど。 3シーズンのお付き合いにお疲れ様の意味も込めてのご祝儀点ではあるが、まずもって「なろうアニメがきちんと完結した」ことは重要な評価ポイントだし、出オチだと思っていた自販機設定のアホな勢いはちゃんと最終回まで活きていた。いや、途中は割とダレた時間は長かったんだけども……多分作者としても「最終決戦でこれがやりたい」だけは決まってたんだろうし、アホなくせして画としては無駄に映えるものになっていたのでアニメになった意味もちゃんとある。流石に超絶作画のアクション作品ってわけにはいかなかったけど、中庸レベルでそこそこ安定してたし、こんだけ大量のキャラがひしめき合ってたのに意外と統制は取れてた。 そして、この期に及んで3期目からの新キャラもちょこちょこ登場しており、一番無視できないのはもちろん「畑」であろう。びっくりして確認したら、どうやら同じ作者が今作よりも前に畑が主人公の作品を書いていたとのことで……普通に考えたら自己満足なだけの謎カメオ出演になりそうなものだが、流石に「自販機と畑」はあまりにも取り合わせとして馬鹿馬鹿しすぎて、なんかもうこれで世界観は完成してしまった気もする。自由な発想でやりたい放題やれるからこその異世界ファンタジーなのだから。 他の視点としては、2期で中心になった団長一家とのあれこれに片をつけたのも3期目で、こちらの家族のお話については……まぁ「どないやねん」ではあるが、1期から出ずっぱりだった各キャラにちゃんと決着をつけた。さらに追加キャラのピティーがあまりにもお手本みたいなあけこキャラだったりと、最後まで退屈しないだけのドタバタを見せてくれた。そしてやっぱり、最後に決めるのはメインヒロインのラッミス。彼女の可愛さだけは、シリーズを通してブレることはなかったですからね。ラストバトルはいかついバーニアを背負った機動戦士ラッミスの鉄拳制裁でフィニッシュするあたりも心得ている。「拳で片をつけるなろうヒロイン」も被ってるといえば被ってるコンセプトだったか。 とりあえずこれにて一件落着。さて、これを超えるアホなろうはどんなのが出てくるかな? 「春夏秋冬代行者 春の舞」 6→7 何とは言わないが今期の「作画のクオリティを最大の売りにした作品」が自然とトーンダウンしてしまったため、作画クオリティで次点に位置していた今作が繰り上がりで総合上位へ。やはりWIT STUDIOの地力の強さは目を見張るものがある。 一部、今作のトンチキ具合を冷笑する風潮があると見聞きしたことがある。確かに、私も1話目時点では「四季を題材にした擬人化なんて神代の昔からある陳腐なものだし、斬新なストーリーなど望むべくもない」とストーリーラインに期待が寄せられない感を醸していたのだが、そんな根本的な問題とは別で、「なんやそれ」「どないやねん」と思えるような要素が散見されたのは事実。中でも華歳をめぐるあれこれの意味不明さは流石にギャグの域で、突如ぶっ飛ぶ戦闘兵器・ミサイルなどなどに関しては「そんなもんをテロ組織が手にできる時点でこの国の治安終わり過ぎてるやろ。四季どころじゃないわ」というツッコミが入るのは仕方がない。そんな敵対組織の動向が場当たり的すぎて都合のいい(都合の悪い)ドンパチで強引に悲劇を引き起こしている印象になったら、そりゃ「チープだな」という感想にはなるだろう。 私も最初の数話ではそこをネガティブに捉えていたし、現状でもそこに対する弁明はないのだが、単にそれを上回る量のエモを得てしまったがために「こまけぇことはいいんだよ」の精神で全力肯定する方向に舵を切った。だって、雛菊様は守りたいでしょう。さくらちゃんは応援したいでしょう。タイトルを見てご覧なさい、今作は「代行者」のことをただひたすら見守ればいいんです。中心となるキャラクターの造形がしっかり出来上がっていれば、それでいいんです。 「この百合厨が」と謗られても構わない。作中でのさくらさんの献身は実に清く(もないかもしれないが)正しく美しく、命と誇りをかけた壮大なる騎士譚である。そこに絡む冬の陣営との純然たるラブロマンスも悔しいが理解が及ぶし、絵面だけ見れば犯罪に両足突っ込んじゃってる秋のカップリングだって食欲の秋を象徴するくらいに白飯が進む。まぁ、夏姉妹の扱いだけはどやねんという部分はあったが……オチじゃなくて3話4話で描かれた「姉妹愛」の物語はよかったですからね。総じて、クローズな状態での人間関係の密度については全て「見たいもの」を提供してくれていました。 これだけのねっとりした愛情物語をWIT制作の最上級のキャラデザで魅せられ、それを余計なまでに補強してくれるのが盤石のキャスト陣。今作MVPは間違いなく春組のお二人、貫井柚佳と青山吉能のコンビである。さくらがさくらだったから忌憚なく応援できたし、そんなさくらの気持ちが痛いほど分かるのは最後まで雛菊が雛菊だったおかげ。それを後方腕組みして見守る狼星さんも凍蝶さんも頑張った。あと何気によかったのは長月役の松岡美里。ちょいノイズ混じりの音声がクレイジーサイコ信者にいい具合に刺さっててまだまだ新しい可能性が感じられましたね。 さて、今回やや影が薄かった夏組は、きっと次章で主人公になるから控えてただけなんですよね? 次、やろうね? 「夜桜さんちの大作戦 第2期」 ー→5 相変わらず日曜夕方枠なのであんま真面目に観てないんだけども。こちらも当然のように次の放送が決まっており、公式のクレジットでは10月からが「第2期・2クール目」らしい。……3期って言わないのはなんなんだろうね。 今期はそこそこ似たようなテンションのジャンプ(系)アニメを観ていたような気がするのだが、「Dr. STONE」「キルアオ」「マリッジトキシン」などと比べるとどうしたって映像クオリティは下であり、なんでこれが日曜夕方なんだろうなぁ、という疑問はずっと抱えっぱなし。「深夜じゃなくても放送できる」って意味ではそうかもしれないけど、冷静に考えるとやってることは割とグロ寄りの部分があるんだよな……。 今回は1クールだけなのでお話の中身はそこまで多くないが、全編通してだいぶ内へ内へ収束するようなエピソードで広がりがなかったなぁ、という印象。まぁ、メインテーマが「家族」なのだから外側へ広げる必要はないのだが、太陽の試験編までもが全部家族の話に終始するのは流石に内輪ノリがつよすぎやしないかと。いや、「内輪ノリ」って言葉の使い方間違ってるけど。ほんとに「夜桜」の話を徹底して描く必要があり、今期のクライマックスに向けるためにはあらためて太陽と他の兄弟の関係性を確認する必要があるってのは理解できるんだけどね。これを「まとまりが良い」と見るべきか、「作品規模がみみっちい」と見るべきか。 ま、それもこれも次の第2クールで全部解決する話かもしれませんのでね。現時点で結論を出す意味はあんまり無い。私がただ1つだけ言えるのは、「今期は本渡ヒロイン花盛りでそこだけは全部美味しかったです」ということである。 |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(10/05)
(10/04)
(10/04)
(10/04)
(10/04)
(10/04)
(10/04)
(10/03)
(10/03)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|

