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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「らんま1/2」 6

 俺名物、「超有名作品なのにろくに触れたことない」シリーズ。もう第何弾かもわかんないけど、総じてサンデー作品でそうなりがち。こればっかりは幼少期の環境次第だからどうしようもないよな。

 「うる星やつら」に続いての伝説的高橋留美子作品のアニメ化。いったいどこの誰が得する仕組みがあるのかは謎また謎、よくもまぁこうして掘り起こしてくるもんである。ただ、およそ「リメイク作品」なんてぇと墓標に泥を塗る「墓荒らし」みたいな扱いが多くなってしまう昨今のアニメ業界において、流石のレジェンド、るーみっく作品については「うる星やつら」がシュートな完成度を誇り、業界全てをあげてのリスペクトが窺える。ねぇ、藤田和日郎だって同じような扱いを受ける権利はあったと思うんだけどね? 多分、1話ごとに切りやすいギャグ漫画と、最初から最後まで全巻費やしての壮大なサーガではアニメ化しやすさが段違いなんだろうね。「からくりサーカス」はもうひと頑張り欲しかったところだよなぁ。

 というわけで、私はろくすっぽ触れたことがない「らんま」へとコマを進めよう。ただ、ほんとのほんとに基本設定くらいしか知らなかった「うる星やつら」に比べれば、世代的な理由からまだらんまの方が何かしら触れる機会はあった。ざっくり設定を知っているのはもちろん、キャラの面影もなんとなく認識できるくらいのレベル。今調べたらアニメの放送が89年〜92年という尺らしいのだが……あのな、うちの地元、多分放送してなかったわ……。

 というわけで接点がないので余計なしがらみもなく視聴できるわけですが……普通によくないですかね? David proによる「うる星やつら」もちゃんと現代でリメイクする意義が感じられる画面になってたけど、MAPPA制作のこちらは「うる星」に比べると「リメイク要素」みたいな現代的装飾はやや控えめで、元からあるコミカルさをそのまま画面に押し出そうとしているように見える。元々の素材が「現代アニメ」にしやすい部分もあるんじゃないかね。「3姉妹の家に男が押しかける」設定なんてまさに今やってる「甘神さんちの縁結び」と全く同じわけで、この辺りの時代に生み出された萌えの根底みたいなものが、現代にも地続きで生きていることがわかる。それだけ求められ、認められた設定ということだろうから、草分けの偉大さは言わずもがな。

 アニメの評価軸としてはそうして「映像がちゃんと敬意を感じる」というのが一点目。そしてもう1つの避けて通れない話題は、こちらは「うる星」とは違う判断となった中の人要素。総取っ替えではなく「メインキャストのみ続投」という英断を行ったわけだが、これはこれで正解だったと思わせてくれるだけのものになっている。もちろん私としては全て入れ替えた世界線も気にならないではないが、「うる星」に比べたらまだ年代が近いということもあり、当時若手だったキャストが30年の時を超えた再演。普通に考えりゃ無茶やってるわけだが、「時代を超えて、年齢を超えて役を演じることができる」というのは声優という職業の謳い文句の1つである。まぁ、実際には声にも年齢ってもんはダイレクトに出てしまうので限度はあるが、今作においては「再演」を任されたレジェンドたちに拍手を送るしかない。だって、ちゃんとらんまもあかねも可愛いじゃない? これすげぇよ。とてもじゃないが還暦前後の人間の仕事っぷりではない。多分この人ら全員が「行けます」と言えたからこそ、プロジェクトが成立したんだろう。……キティちゃんとかで高音域の仕事をやり続けていた林原がイケることはなんとなく分かってたけど、日高のり子がきちっとチューンしてるのはほんとにすげぇよ。高山みなみは声質というか、配役的に楽な部分はある。残る1人は……17歳だから関係ない(当時からこの役回りだったんだよなぁ……)。

 というわけで、映像良し、演出正統、中の人ファイト、ということで評価できるアニメだと思います。個人的には高橋留美子作品ってぇと「境界のRINNE」が一番波長が合う作品だったし、あのテンションの「どっか抜いた感じのギャグ」がポンポン出てきて楽しい作品になるといいな。なんで俺は30年越しで「名作」に触れてるやら。触れないよりはいいやろ。

 

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○「ドラゴンボールDAIMA」 5

 ここにも日笠か……ほんとあいつなんなんだろ。

 さぁドラゴンボールだ。作品の話に触れる前に「ドラゴンボールと私」というタイトルで一席ぶたせてもらおう。というかこの記事はだいたいそれで終わりだ。まず、単刀直入に言って私はあまりドラゴンボールに興味がない。「キン肉マン」「聖闘士星矢」には並々ならぬ愛着を見せるが、なぜかそれ以上のヒット作であるドラゴンボールにはさしたる愛着がない。これはもう、たまたまとしか言いようがないのだが、以前は「アニメ観てなかったからちゃう?」とか適当に考えていたが、「キン肉マン」などとの差を考えると、もしかしたら「実家に漫画がなかった」というのが一番大きいかも。結局幼少期の愛着って繰り返し同じコミックを読み返すことで構築されていく気がするので。いかな名作とて、1回しか読まなかったらそりゃ血肉にもなるまい。そういう意味で、実家にあった「キン肉マン」と、「近所の定食屋とか歯医者の待合室にはあったかも」程度のドラゴンボールでは差ができるのは致し方ない。

 もちろん、世代的にはそれなりにフィットしているので全くノータッチというわけではない。ふつーに読んでたし、一応ジャンプ連載の原典部分は最後まで読んでたはずなのだが……これがまー覚えてない。セル編まではギリ分かるが、ブウ編からはもうよく分からん。だから今回の1話目で多少なりともレクチャーしてくれたのは助かったかも。まぁ、もはやそんな過去の話に意味があるかどうかは分からんけども。

 結局、「セル編よりも後の話」については私はもう30年分がほぼ同じ価値なのよね。21世紀に入った後の諸々は全部「知らんドラゴンボール」だし、めんどいのでノータッチを貫いてきた。しかしまぁ、今回の新番チェック時にリストの中に名前が入っているのを見てちょっと考える。鳥山明の追悼企画なのかしら……聞くところによると今作は(何度目かのことらしいが)シナリオに仕切り直しが入って新たなストーリーになるともいうし、すっかり門外漢になった私にももしかしたら優しくしてくれるかもしれない。実際、1話目の導入はそれなりに優しかったし。ほんなら久しぶりに触れてみてもいいかも、というのでとりあえず観てみたわけですわ。

 劇場版の予告とか、あとネットを泳いでたら勝手に流れてくるスクショとか動画とか、そういうもので皮膚呼吸くらいの密度で取り込んでいた情報でなんとなく知ってたけど、最近のドラゴンボールは画面が綺麗ねぇ。私の中ではやっぱ「遅延アニメ」の代表格って印象しかなかったので、はっきり言ってドラゴンボールアニメっていい印象はゼロだったんだけど、そりゃ時代も変わってる。この独特の色彩感覚とかパリッとした線の付け方とか、多分スタジオ内に専門のチームがいるのだろう。それくらい大事にしなきゃいけないコンテンツってことだろうからね。唯一気になるとしたら、今回深夜アニメとして放送されているのでお子さん方に届ける気があるのかどうかってことくらいだが……いっそ「おっさん向け」に特化する作りにもなりうる? それがもし「懐かしのあれこれフィーチャー」みたいな懐古主義だったらノーサンキューだが、新たなシナリオに何かしらこだわりを持ってくれるのだとしたら、これを再会の杯とすることは可能かもしれない。とりあえず、しばらく録画は続けていいかもしれない。しょーちゃん頑張ってくれてるし。


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○「星降る王国のニナ」 5

 これ観ててふと思い出したんですが、「暁のヨナ」ってアニメの続編ないんでしょうかね……あれを録画したディスク、続編を想定してその後ろに何も入れずにずっと待ってて、気づいたら10年経ってるんですが(諦めろ)。

 たまに挟まってくる純正少女漫画作品。最近で印象深い作品だと「贄姫と獣の王」があったし、その他「赤髪の白雪姫」とか、たまにポロッとアニメ化される。そしてこれらの作品に共通するのは、私が普段あんまり触れないジャンルであるせいか、数多あるアニメ作品の中でも割と独自の印象を形成しやすく、意外と評価が高いということ。だからこそ「ヨナ」だって続編待ってたんだからな。

 シンプルなファンタジーラブロマンス。こちらの作品はいわゆる「成り変わり」を軸としたストーリーで、どこぞのプリンセスのプリンシパルのように少女漫画に限らず割と王道設定の1つ。今作は姫様が問答無用でお亡くなりになっているところを強引に「取り替え子」されてしまうというだいぶデンジャラスな展開だが、本人が幸せになれるというなら無問題である。元々「外見のせいでスラムでは虐げられたり、身の危険が迫ったりする」「最も信じていた仲間に裏切られる」といった酷い環境だったわけで、たとえ強引に誘拐された先で命懸けの詐欺の片棒をかつがされたとしても、「まぁ、前の生活だったら下手したら死んでたかもしれないからしゃーないか」ってんでポジティブに捉えることもできなくはない。その前の段階で王族が少女の衣服をひん剥いていることは考えたら負け。この世界にそういう犯罪はないんです(多分)。

 というわけで、いわば「誘拐犯とのラブ」というストックホルム症候群の極致みたいな状況に追いやられてしまったヒロインだったが、「スラム生活から一転王族の暮らしへ」という代価はそれなりに妥当なものだろうから納得しちゃった様子。取り替え作戦が色々ガバガバな気もするけど偉い人が大丈夫だっつってんだから大丈夫なんだろう。いやぁ、こっから先は最悪「本物が生きてました」パターンまで存在するのでスリルありますね。ご丁寧に意地悪なお妃様までいるし、おとぎ話のようにひねらずまっすぐな展開でも別に文句はなさそうだ。

 下支えするアニメスタッフは、監督が「絆のアリル」をやってた人だというどう評価していいかよくわかんない情報があるくらい。一応現在放送中の「シンカリオン」も監督名義か。制作スタジオのシグナルエムディも大崩れしてる印象はないし、少なくとも1話目のキャラデザは悪くない(最初「誰のアトリエだ?」とは思ったけど)。是非とも「少女漫画アニメに大外れなし」の法則を無難に維持してくれることを願っている。

 
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○「精霊幻想記2」 ―

 ほんまごめん、「2」って書いてあるけど「1」のことを1マイクロメートルも思い出せない。ほんとのほんとに、何も。

 私の記憶が役に立たないのでデータを辿っていくことになるが、Wikiによれば1期の放送は2021年。つまりコロナ真っ盛りか。まー、あの時期については何もかも「コロナでゴタゴタしてて覚えてないんですよ」って誤魔化せる可能性もワンチャン。いや、でもコロナ期ってむしろアニメの本数は減ってるから1本1本の重要度は上がってた可能性があるんだけどな。でも、マジであの時期の生活が胡乱すぎて記憶が曖昧な人っていませんか? 私はエンドレス在宅だったもんで、マジで20202021の記憶ってほぼ無いレベルですよ。いや、じゃぁ20172011なら覚えてんのかと言われたらやっぱり覚えてないんだけどさ。結論は「コロナ」じゃなくて「加齢」が悪いという話。

 すまん、あまりに覚えてないもんでアニメと全然関係ない話しか出来てない。Wikiじゃなくて自分で書いた文章ならどうか、と思って当時の感想を探ってみたが、案の定「テンプレなろう、みる価値なし」くらいのことしか書いてなくて意味がない。実際、3年ぶりの2期目をみたところで「まぁ、テンプレなろうだったんやろなぁ」くらいしか印象がない。一応、「現地語と日本語の同時通訳演出」なんてのはちょっと新鮮な気もするんだけど、1期はどうなってたんでしょうね。映像部分も取り立てて悪い部分はなく、今の私の判断基準からしたら「つまらんけどひどくはない」くらいになりそうなもんだけど、当時はどういう感情で見てたんでしょうね。マジで3年前の自分なんて他人だよ。

 トータルでいえば「決してアニメのクオリティは低くないからこれが1からだったら視聴を継続する可能性もあったが、すでに前提となる部分がさっぱり分からないので追いかけようがない」という残酷な結論を出すしかなさそう。もし俺がなろう主人公なら、3年前にタイムリープしてやり直せたかもしれないのに……(わざわざ時間を遡ってなろうアニメ見直す人生、リゼロ以上の地獄では)。

 
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○「村井の恋」 6

 なんか変なん出てきた。なんも知らずにタイトルだけ見たら「花野井くんと恋の病」みたいなのが出てくると思いますやん。どっちかっていうとギャグマンガ日和だった。

 危ないところだった。前クールに「エグミレガシー」で耐性をつけてなかったら「なんやこのクソアニメ」ってんでUターンしてる可能性もあったぜ。アニメってのは作画だけが勝負じゃないということを見せつけてくれる、勢い任せの省エネアニメ。こういうのが刺さると逆に致命傷になる危険性がある。俺は賢いから知ってるんだ。

 まぁ、いくらなんでもこいつが致命傷になることはないと思うんですが、この省エネ展開をぬけぬけと繰り出してくる図太さはさすが。今作は監督が山川吉樹なんですよ。最近まで長年にわたって「死神坊ちゃんと黒メイド」作ってくれてた人ですね。今改めて来歴を確認したら「キルミーベイベー」の監督もこの人だったのね。なるほど納得。その後はふつーにJ.C.で作品作ってたみたいなんだけど、「斉木楠雄」あたりにも関わってるし、多分桜井監督との接続も多かったんだろうな。そこから「ハイスコアガール」を担当して独特のCG作画法を確立。「まちカドまぞく」ではあの物議を醸したエンディング映像を作り上げた。そうして研ぎ澄まされていったアヴァンギャルドな画面センスが今作ではギャグマンガ日和的ローコスト作劇で繰り広げられる。いかにも安っぽく絵を動かす必要性を最小限に抑えたユルすぎる作画なのだが、これが会話劇と合わせるテンポだけで一線級に引き上げられている。これはもう、純粋に絵作りの旨さ……というかネタセンスだね。もちろん相当に人を選ぶ方向性だろうが、私の場合はこの人の作劇が肌に合うことは以前から確認されていることで……より桜井明的センスに近づいた感があり、このままいくとさらに1.3倍くらいのスピードでコンテ詰め込みはじめそう。

 あとはまぁ、声優業界の陽キャ代表にして不朽の稼ぎ頭・日笠陽子の持ちネタ披露会みたいな趣もある。これ、下手したらプレスコなんじゃねぇかと思うくらいにまず声の演技があって、そこに勢いを増す変ながついてる感じ。日笠は若手に道を譲る気など1ミリもなく今期も大量の作品に出演しまくっているが、リア充代表のくせしてやたらと行き遅れキャラとかクソオタクが回ってくるのは持って生まれた人徳なのか。周りの連中もそんな日笠節に巻き込まれるかのようにボルテージが上がっていく。これはこれで1つの完成形よね。

 まー、30分作品にすると流石に長すぎて途中で飽きる気はするのだが……こればかりはスタッフを信頼して見守るしかあるまい。脳が疲れてるときはあんまりお勧めしませんが、だからとて脳をフル回転させて見守るようなもんでもない。やっかいなもんやでホンマ。

 
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 さぁ観ていくぞ。今回のイベントはバンドリ関係で3daysという贅沢な構成で、昨日はすでにモニカのライブが終わったし、明日はポピパがやる。ただ、あっしは予算と時間の関係でこのムジカだけの視聴に留めておく。当然これは自己防衛だ。気になるのは間違い無いんだけどね。3日間配信に張り付きっぱなしというのはきついので。

 

 ムジカライブに関しては、以前から「試聴しながらリアルタイムでひたすらツイートを漏らしていく」という形式で記事とすら言えない記事形式にしている。とても楽なので。実際のライブの様子を見ながらじゃないと絶対意味がわからん内容になるが、もういいや。特に幕間劇に関しては後で振り返るつもりでそのまま転写してる部分がほとんどなので、なんとなくの流れだけでも掴めれば。ムジカ演劇、どこまで現実やバンドリ世界線を投射したものか分からないのでドキドキするのよねー。

 

<というわけで一応折り返し、セトリも兼ねるので一応ネタバレ注意>

 

 


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○「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」 5

 ヒロインの中の人、「どっかで聞いたことある気がするんだけど……」って思いながら観てて、キャストロールで答え合わせした時に「あぁ、ミアの中の人かぁ」ってすごく納得いったけど分からんかったの悔しかった。やっぱ1キャラでしか認識してない人ってなかなか識別が難しい。

 さて、今期もまだなろう枠は尽きない。一応これでリゼロも含めたら9本目か? まだめげない挫けない。ただ、幸いにしてこちらの作品は第一印象が決して悪くなく、むしろ良いまであるありがたい作品。まー、筋立てはどこまで行ってもなろうなので次週以降でストンと急降下する可能性もありありだし、1話目にしても「やっぱタイムリープの理由は教えてくれないか……」みたいなところで引っかかってはいるのだが、なんか他のなろうとは1ランク差があるような気はしている。

 素直によかった点を見ていこう。まずは当然映像部分。制作はJ.C.なので大崩れの心配が無さそうというだけでも評価対象であるが、キャラデザにもそれなりにこだわりが見られるし、独特な影の付け方とか、ダークな物語部分を支えるこだわりは確認できる。監督が「薔薇王の葬列」の人らしく、もしかしたらその辺からノウハウを蓄えてたのかな、なんてことを思ったりもした。そして筋立て。タイトルにまんま書いてある通りの「やり直し令嬢」という設定で「またかよ」と思われるかもしれないが、実はこの設定って直近の「ティアムーン」がかなり近かっただけで、それ以外とはそこそこ差別化ができている。1話サブタイトルには「破滅ルート」なんて言葉は使われていたが、「ティアムーン」同様にこちらも「ギャルゲー転生」とかじゃなくてれっきとしたファンタジー作品。余計なレベルだのステータスだのパラメータだの好感度だのという指標は出てこないし、ヒロインが持つアドバンテージは純粋に「前回1回分の記憶」だけ。そして「破滅フラグ」だのと安易な言葉で処理されがちな「悲惨な運命」についても、「婚約先の王子が実はハイパーシスコンで、そのための偽装結婚を申し出られただけでした」という(あまりにひどい)理由づけがちゃんとなされていて分かりやすい。まー、この国の未来は不安すぎるが、確かにこの状況は死に戻りしたくなっちゃうくらいには悲惨だし、改変したいし、有りえなくもない(?)設定だ。

 そして助けを求めるために登場するスパダリポジションの「竜帝」。こちらも安易な「魔王」とかじゃなく、一応は「実力派の他国の王子」という設定であり、将来的に魔王化する部分については謎として保存して次回以降へのストーリーテリングに使う様子。そんなん当たり前の話ではあるのだが、こうしてちゃんと「伏線→回収」という手続きをとってくれるだけでも印象は格段によくなるものだ。どれだけのなろうがそれすら出来ずに廃棄物のごとく垂れ流されていることか。今作をそうした木っ端なろうと比べるのは失礼な話なのか、実際は木っ端寄りなのをたまたまアニメスタッフが有能だったから面白そうに見せられたのか。それは次回以降までステイチューンである。

 あ、あとしーたむドラゴンが可愛い。ていうかしーたむが可愛い(定型文)

 
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 えっぐいのきた、第52話。久しぶりにリゼロで「うわっ、リゼロだっ」ってなってお腹いっぱいに。

 いや、多分2期でも同レベルのエグさとかきつい展開はあったと思うんだけど、そこはあんまり集中して見てられなかったのよね。今回は流石にまだ放送2回目ってことで目線がいってたおかげでこの惨状を見守ることができた。おかげ新番チェックも終わってないのに「すごいっすね」ってんで記事を立てる羽目に。

 でもまぁ、私が記事を立てる時の最大要因って「中の人マンセー」な場合が多いですからね。今回ももちろんそうです。暴走機関車・安済知佳によるフルパワー大罪司教。こいつぁ見てて楽しい聞いてて楽しい最高のキャラに仕上げてきやがりました。ちかぺが酒飲んで管巻いてる時のテンションがだいたいこれです(名誉毀損で訴えられるわ)。

 登場時点で抜群の存在感を示していた新たなる大罪司教・シリウス。前回スルーしてしまっていたのだが、そうか、自己紹介で「シリウス・ロマネコンティ」と名乗っていたのか。その名は偉大なる先輩司教・ペテルギウスと同じ。そして彼女の言い分からして、どうやら彼女はペテルギウスの奥さん(まだ「自称」の可能性もあるが)。そんなんが飛び出してきて、しかも「ペテルギウスの仇」とばかりにエミリアに全力ヘイトを向けてくるってんだからたまったもんじゃないわね。そりゃま、ペテルギウス打倒の遠因ではあるものの……結局エミリアはどこまでいっても「生きてるだけでヘイト」なのよなぁ。

 シリウスが「憤怒」を司っているというのは前回時点で全く理解できなかった部分で、どちらかというと享楽や放蕩、それに感謝と至福に酔いしれているキャラのように見えていたのだが、これが対エミリアで態度を一変。なるほど「憤怒」である。この二面性も強烈なキャラとなっており、よくよく見ればあられもない姿のとんでもねぇデザインも相まってかなりのキチピー具合が最低に最高のキャラに仕上がった。ほんと、こういうのを描いてる時はめちゃめちゃ活き活きするアニメである。

 今回これだけの仕打ちでさっさと3回目の死に戻り。前回の90分スペシャルで「不穏なこと起こらんなー」と思っていたわけだが、なるほど、初回を90分スペシャルにしたのは前提となる穏当なパートをさっさと流し切って動きがあるシーンまで早めに引っ張ってくるためだったのか。確かに2話も3話も人死にが起こらなかったら俺みたいなライトユーザーは興味が離れかねないからね。2話目でこうなっちまったら、もう目を離すわけにはいかないじゃない。拡大枠の使い方にはこういうのもあるのねぇ。

 それにしても、「ちかぺ相手に苦戦してたら傍から石田彰が生えてくる」って地獄、もうどうしようもないよな。基本的に人類は「傍から急に生えてくる石田彰には対処できない」という弱点がある。宇蟲王とか。

 
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○「妖怪学校の先生はじめました!」 5

 お化けにゃ学校も試験もなんにもないってのは、今は昔の話なんですかね……。まぁ、あの作者は「見えない学校」っつって妖怪を学校に押し込んでましたけどね。

 さておき妖怪もの。個人的に「妖怪もの」は好きなジャンルではあるのだけど、なまじ愛着があるだけに、半端な扱いで「こんなん妖怪ものじゃないやい!」みたいな感想になっちゃうと嫌悪感を示したりもする。面倒くせ。この作品についてはどうかというと……まぁ、愛憎入り混じり、という感じ?

 初回からギャグとしての振り切れ方はそれなりに思い切っているので、すでに「妖怪ものだから云々」みたいなアホなこだわりは意味がないってことは伝わってきた。これは単なるシチュエーションコントがやりたいだけで、妖怪だろうがモンスターだろうが動物だろうがトランスフォーマーだろうがなんだっていいのだ。とにかく「変な奴らが1つのクラスに集まったぜ!」というのが一目で分かればいいだけの話なので、そこは文句なしに目的を達成している。教室のドアを開けた直後の「イヤがしゃどくろまでおるんかい!」という衝撃はそれだけで「妖怪学校」という設定にした意味があろうというものだ。

 そしてそこからのギャグの回し方、アニメのテンポも決して悪くない。何故か今作はサテライト+小野勝巳という、いわばシンフォギア組による作劇になっていて、(まぁそのことは関係ないが)1話分の流れの作り方は手慣れたものだ。あんまり肩肘張らずにだらだらと見るにはちょうどいいだろう。気になる点があるとしたら主人公の教師がガチで単なるクズでしかないという部分で、被害者ヅラしてるけど赴任初日に教師ばっくれは普通に問題行動である。そしてそんなクソメンタルを持つ主人公がよりによってこんなアナザーワールドに飛ばされたのに職場から逃げないのもなんか矛盾した行動に見える。そんだけ制服図鑑が大事だったということなんだろうか。今時ジャンルにこだわりがない制服フェチなんて絶滅危惧種な気がするけどな。

 とりあえず現時点で気になってるのは、クラスにいたモリゾーみたいなのがけうけげんなのかくらぼっこなのかということです。もっとマイナーな妖怪がいれば面白いのに。

 
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