最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「精霊幻想記2」 ― ほんまごめん、「2」って書いてあるけど「1」のことを1マイクロメートルも思い出せない。ほんとのほんとに、何も。 私の記憶が役に立たないのでデータを辿っていくことになるが、Wikiによれば1期の放送は2021年。つまりコロナ真っ盛りか。まー、あの時期については何もかも「コロナでゴタゴタしてて覚えてないんですよ」って誤魔化せる可能性もワンチャン。いや、でもコロナ期ってむしろアニメの本数は減ってるから1本1本の重要度は上がってた可能性があるんだけどな。でも、マジであの時期の生活が胡乱すぎて記憶が曖昧な人っていませんか? 私はエンドレス在宅だったもんで、マジで2020、2021の記憶ってほぼ無いレベルですよ。いや、じゃぁ2017や2011なら覚えてんのかと言われたらやっぱり覚えてないんだけどさ。結論は「コロナ」じゃなくて「加齢」が悪いという話。 すまん、あまりに覚えてないもんでアニメと全然関係ない話しか出来てない。Wikiじゃなくて自分で書いた文章ならどうか、と思って当時の感想を探ってみたが、案の定「テンプレなろう、みる価値なし」くらいのことしか書いてなくて意味がない。実際、3年ぶりの2期目をみたところで「まぁ、テンプレなろうだったんやろなぁ」くらいしか印象がない。一応、「現地語と日本語の同時通訳演出」なんてのはちょっと新鮮な気もするんだけど、1期はどうなってたんでしょうね。映像部分も取り立てて悪い部分はなく、今の私の判断基準からしたら「つまらんけどひどくはない」くらいになりそうなもんだけど、当時はどういう感情で見てたんでしょうね。マジで3年前の自分なんて他人だよ。 トータルでいえば「決してアニメのクオリティは低くないからこれが1からだったら視聴を継続する可能性もあったが、すでに前提となる部分がさっぱり分からないので追いかけようがない」という残酷な結論を出すしかなさそう。もし俺がなろう主人公なら、3年前にタイムリープしてやり直せたかもしれないのに……(わざわざ時間を遡ってなろうアニメ見直す人生、リゼロ以上の地獄では)。 PR ○「村井の恋」 6 なんか変なん出てきた。なんも知らずにタイトルだけ見たら「花野井くんと恋の病」みたいなのが出てくると思いますやん。どっちかっていうとギャグマンガ日和だった。 危ないところだった。前クールに「エグミレガシー」で耐性をつけてなかったら「なんやこのクソアニメ」ってんでUターンしてる可能性もあったぜ。アニメってのは作画だけが勝負じゃないということを見せつけてくれる、勢い任せの省エネアニメ。こういうのが刺さると逆に致命傷になる危険性がある。俺は賢いから知ってるんだ。 まぁ、いくらなんでもこいつが致命傷になることはないと思うんですが、この省エネ展開をぬけぬけと繰り出してくる図太さはさすが。今作は監督が山川吉樹なんですよ。最近まで長年にわたって「死神坊ちゃんと黒メイド」作ってくれてた人ですね。今改めて来歴を確認したら「キルミーベイベー」の監督もこの人だったのね。なるほど納得。その後はふつーにJ.C.で作品作ってたみたいなんだけど、「斉木楠雄」あたりにも関わってるし、多分桜井監督との接続も多かったんだろうな。そこから「ハイスコアガール」を担当して独特のCG作画法を確立。「まちカドまぞく」ではあの物議を醸したエンディング映像を作り上げた。そうして研ぎ澄まされていったアヴァンギャルドな画面センスが今作ではギャグマンガ日和的ローコスト作劇で繰り広げられる。いかにも安っぽく絵を動かす必要性を最小限に抑えたユルすぎる作画なのだが、これが会話劇と合わせるテンポだけで一線級に引き上げられている。これはもう、純粋に絵作りの旨さ……というかネタセンスだね。もちろん相当に人を選ぶ方向性だろうが、私の場合はこの人の作劇が肌に合うことは以前から確認されていることで……より桜井弘明的センスに近づいた感があり、このままいくとさらに1.3倍くらいのスピードでコンテ詰め込みはじめそう。 あとはまぁ、声優業界の陽キャ代表にして不朽の稼ぎ頭・日笠陽子の持ちネタ披露会みたいな趣もある。これ、下手したらプレスコなんじゃねぇかと思うくらいにまず声の演技があって、そこに勢いを増す変な画がついてる感じ。日笠は若手に道を譲る気など1ミリもなく今期も大量の作品に出演しまくっているが、リア充代表のくせしてやたらと行き遅れキャラとかクソオタクが回ってくるのは持って生まれた人徳なのか。周りの連中もそんな日笠節に巻き込まれるかのようにボルテージが上がっていく。これはこれで1つの完成形よね。 まー、30分作品にすると流石に長すぎて途中で飽きる気はするのだが……こればかりはスタッフを信頼して見守るしかあるまい。脳が疲れてるときはあんまりお勧めしませんが、だからとて脳をフル回転させて見守るようなもんでもない。やっかいなもんやでホンマ。 さぁ観ていくぞ。今回のイベントはバンドリ関係で3daysという贅沢な構成で、昨日はすでにモニカのライブが終わったし、明日はポピパがやる。ただ、あっしは予算と時間の関係でこのムジカだけの視聴に留めておく。当然これは自己防衛だ。気になるのは間違い無いんだけどね。3日間配信に張り付きっぱなしというのはきついので。
ムジカライブに関しては、以前から「試聴しながらリアルタイムでひたすらツイートを漏らしていく」という形式で記事とすら言えない記事形式にしている。とても楽なので。実際のライブの様子を見ながらじゃないと絶対意味がわからん内容になるが、もういいや。特に幕間劇に関しては後で振り返るつもりでそのまま転写してる部分がほとんどなので、なんとなくの流れだけでも掴めれば。ムジカ演劇、どこまで現実やバンドリ世界線を投射したものか分からないのでドキドキするのよねー。
<というわけで一応折り返し、セトリも兼ねるので一応ネタバレ注意>
○「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」 5 ヒロインの中の人、「どっかで聞いたことある気がするんだけど……」って思いながら観てて、キャストロールで答え合わせした時に「あぁ、ミアの中の人かぁ」ってすごく納得いったけど分からんかったの悔しかった。やっぱ1キャラでしか認識してない人ってなかなか識別が難しい。 さて、今期もまだなろう枠は尽きない。一応これでリゼロも含めたら9本目か? まだめげない挫けない。ただ、幸いにしてこちらの作品は第一印象が決して悪くなく、むしろ良いまであるありがたい作品。まー、筋立てはどこまで行ってもなろうなので次週以降でストンと急降下する可能性もありありだし、1話目にしても「やっぱタイムリープの理由は教えてくれないか……」みたいなところで引っかかってはいるのだが、なんか他のなろうとは1ランク差があるような気はしている。 素直によかった点を見ていこう。まずは当然映像部分。制作はJ.C.なので大崩れの心配が無さそうというだけでも評価対象であるが、キャラデザにもそれなりにこだわりが見られるし、独特な影の付け方とか、ダークな物語部分を支えるこだわりは確認できる。監督が「薔薇王の葬列」の人らしく、もしかしたらその辺からノウハウを蓄えてたのかな、なんてことを思ったりもした。そして筋立て。タイトルにまんま書いてある通りの「やり直し令嬢」という設定で「またかよ」と思われるかもしれないが、実はこの設定って直近の「ティアムーン」がかなり近かっただけで、それ以外とはそこそこ差別化ができている。1話サブタイトルには「破滅ルート」なんて言葉は使われていたが、「ティアムーン」同様にこちらも「ギャルゲー転生」とかじゃなくてれっきとしたファンタジー作品。余計なレベルだのステータスだのパラメータだの好感度だのという指標は出てこないし、ヒロインが持つアドバンテージは純粋に「前回1回分の記憶」だけ。そして「破滅フラグ」だのと安易な言葉で処理されがちな「悲惨な運命」についても、「婚約先の王子が実はハイパーシスコンで、そのための偽装結婚を申し出られただけでした」という(あまりにひどい)理由づけがちゃんとなされていて分かりやすい。まー、この国の未来は不安すぎるが、確かにこの状況は死に戻りしたくなっちゃうくらいには悲惨だし、改変したいし、有りえなくもない(?)設定だ。 そして助けを求めるために登場するスパダリポジションの「竜帝」。こちらも安易な「魔王」とかじゃなく、一応は「実力派の他国の王子」という設定であり、将来的に魔王化する部分については謎として保存して次回以降へのストーリーテリングに使う様子。そんなん当たり前の話ではあるのだが、こうしてちゃんと「伏線→回収」という手続きをとってくれるだけでも印象は格段によくなるものだ。どれだけのなろうがそれすら出来ずに廃棄物のごとく垂れ流されていることか。今作をそうした木っ端なろうと比べるのは失礼な話なのか、実際は木っ端寄りなのをたまたまアニメスタッフが有能だったから面白そうに見せられたのか。それは次回以降までステイチューンである。 あ、あとしーたむドラゴンが可愛い。ていうかしーたむが可愛い(定型文) えっぐいのきた、第52話。久しぶりにリゼロで「うわっ、リゼロだっ」ってなってお腹いっぱいに。 いや、多分2期でも同レベルのエグさとかきつい展開はあったと思うんだけど、そこはあんまり集中して見てられなかったのよね。今回は流石にまだ放送2回目ってことで目線がいってたおかげでこの惨状を見守ることができた。おかげ新番チェックも終わってないのに「すごいっすね」ってんで記事を立てる羽目に。 でもまぁ、私が記事を立てる時の最大要因って「中の人マンセー」な場合が多いですからね。今回ももちろんそうです。暴走機関車・安済知佳によるフルパワー大罪司教。こいつぁ見てて楽しい聞いてて楽しい最高のキャラに仕上げてきやがりました。ちかぺが酒飲んで管巻いてる時のテンションがだいたいこれです(名誉毀損で訴えられるわ)。 登場時点で抜群の存在感を示していた新たなる大罪司教・シリウス。前回スルーしてしまっていたのだが、そうか、自己紹介で「シリウス・ロマネコンティ」と名乗っていたのか。その名は偉大なる先輩司教・ペテルギウスと同じ。そして彼女の言い分からして、どうやら彼女はペテルギウスの奥さん(まだ「自称」の可能性もあるが)。そんなんが飛び出してきて、しかも「ペテルギウスの仇」とばかりにエミリアに全力ヘイトを向けてくるってんだからたまったもんじゃないわね。そりゃま、ペテルギウス打倒の遠因ではあるものの……結局エミリアはどこまでいっても「生きてるだけでヘイト」なのよなぁ。 シリウスが「憤怒」を司っているというのは前回時点で全く理解できなかった部分で、どちらかというと享楽や放蕩、それに感謝と至福に酔いしれているキャラのように見えていたのだが、これが対エミリアで態度を一変。なるほど「憤怒」である。この二面性も強烈なキャラとなっており、よくよく見ればあられもない姿のとんでもねぇデザインも相まってかなりのキチピー具合が最低に最高のキャラに仕上がった。ほんと、こういうのを描いてる時はめちゃめちゃ活き活きするアニメである。 今回これだけの仕打ちでさっさと3回目の死に戻り。前回の90分スペシャルで「不穏なこと起こらんなー」と思っていたわけだが、なるほど、初回を90分スペシャルにしたのは前提となる穏当なパートをさっさと流し切って動きがあるシーンまで早めに引っ張ってくるためだったのか。確かに2話も3話も人死にが起こらなかったら俺みたいなライトユーザーは興味が離れかねないからね。2話目でこうなっちまったら、もう目を離すわけにはいかないじゃない。拡大枠の使い方にはこういうのもあるのねぇ。 それにしても、「ちかぺ相手に苦戦してたら傍から石田彰が生えてくる」って地獄、もうどうしようもないよな。基本的に人類は「傍から急に生えてくる石田彰には対処できない」という弱点がある。宇蟲王とか。 ○「妖怪学校の先生はじめました!」 5 お化けにゃ学校も試験もなんにもないってのは、今は昔の話なんですかね……。まぁ、あの作者は「見えない学校」っつって妖怪を学校に押し込んでましたけどね。 さておき妖怪もの。個人的に「妖怪もの」は好きなジャンルではあるのだけど、なまじ愛着があるだけに、半端な扱いで「こんなん妖怪ものじゃないやい!」みたいな感想になっちゃうと嫌悪感を示したりもする。面倒くせ。この作品についてはどうかというと……まぁ、愛憎入り混じり、という感じ? 初回からギャグとしての振り切れ方はそれなりに思い切っているので、すでに「妖怪ものだから云々」みたいなアホなこだわりは意味がないってことは伝わってきた。これは単なるシチュエーションコントがやりたいだけで、妖怪だろうがモンスターだろうが動物だろうがトランスフォーマーだろうがなんだっていいのだ。とにかく「変な奴らが1つのクラスに集まったぜ!」というのが一目で分かればいいだけの話なので、そこは文句なしに目的を達成している。教室のドアを開けた直後の「イヤがしゃどくろまでおるんかい!」という衝撃はそれだけで「妖怪学校」という設定にした意味があろうというものだ。 そしてそこからのギャグの回し方、アニメのテンポも決して悪くない。何故か今作はサテライト+小野勝巳という、いわばシンフォギア組による作劇になっていて、(まぁそのことは関係ないが)1話分の流れの作り方は手慣れたものだ。あんまり肩肘張らずにだらだらと見るにはちょうどいいだろう。気になる点があるとしたら主人公の教師がガチで単なるクズでしかないという部分で、被害者ヅラしてるけど赴任初日に教師ばっくれは普通に問題行動である。そしてそんなクソメンタルを持つ主人公がよりによってこんなアナザーワールドに飛ばされたのに職場から逃げないのもなんか矛盾した行動に見える。そんだけ制服図鑑が大事だったということなんだろうか。今時ジャンルにこだわりがない制服フェチなんて絶滅危惧種な気がするけどな。 とりあえず現時点で気になってるのは、クラスにいたモリゾーみたいなのがけうけげんなのかくらぼっこなのかということです。もっとマイナーな妖怪がいれば面白いのに。 中学生どうしの! 初デート!! 第37話!!! 先人たちは良いことをおっしゃいました。我々はただ、モールの壁や柱となって、ひっそりと2人を見守ることしかできないのです。犬飼いろはを。鎧塚みぞれを。 新番チェックが累積して我が家のレコーダーは大変なことになってます。現在日曜日の午前中にこれを書いているわけですが、レコーダーはまだ木曜日あたりです。もしかして今期って新番組多い? ……でもそんなことは気にせずプリキュアは即時視聴。こんなん、気にならないわけがないのよ。 我々視聴者にとって最も心強かった事実。それは、いざ関係性が成立したら悟くんがちゃんと強かったこと。お互い初デートってことで終始ドギマギしっぱなしかと思っていたが(それはそれで初々しくて大変結構だが)、いろはが慣れないシチュエーションに完全にテンパってしまったため、エスコート役の悟くんはある程度冷静になれた。もともとクレバーな子には違いないため、一度深呼吸して落ち着ければ状況判断と細やかな心遣いは本当に紳士のそれ。自然にいろはを誘導し、いつの間にやらデート自体もいい雰囲気に。ここまで外的阻害要因が多かった初デートが無事に成功したのは、ひとえに兎山悟という1人の男のポテンシャル故のことである。 もちろん、いろはさんはいろはさんで頑張った。冒頭の服選びからの「どのリップがいいかしら」のハイパー乙女モード。ちゃんとそういう顔もできるのがいろはさんの魅力ですよね。野生児枠が小麦で埋まっているのでよく一緒くたで扱われる犬コンビも、よく見れば結構差がある。例えばこれが星空みゆきさんや夏海まなつさんだったらガチで普段着でへろっとデートに出かけていた可能性がある。きちんと意識してデート用に自分をチューンできるのは立派な女の子だ。まぁ、かつてプリキュアでここまでガチな中学生デートに至ったカップルがあんまりいないから他の次元と比較するのも野暮ってもんだけども。 そんな素直で良い子な2人のデート。好事魔多しと申しますが、最大の敵は身内に潜んでいる。いろはの判断基準の中で、「こむぎも一緒に行こう」は当たり前のことなので問題はない。悟だって大福さん連れてきてるし、この2人のデートにおいてペット同伴はあまりに当たり前の前提条件。そもそもの馴れ初めからしてペットなのだし、相棒を置いてデートに出てくるような無責任な相手だったら惚れていないかもしれないのだ。なまじこむぎがしゃべれるようになったもんで「せっかくのデートなのに……」みたいなことを思われがちだが、そこは2人とも抵抗はなかったはず。しかし猫屋敷組の計らいもあってひとまずペットの切り離しにも成功。ついに完全独立2人デートが実現したかと思われたが……。 あの羊畜生がよォ……。流石にこれだけ長いこと2人の様子を見守っておきながら、ここにきてお邪魔虫になるのはダメだろうがよ。そもそも2人の仲がこうなっちゃったのもお前の責任なんだからな? そこは男らしく責任とって身をひけよ。いや「身をひく」も意味分からんけどな。お前にとっての悟はなんなんだよ。大福さんはとっくの昔に理解しているこの世の摂理を全く認めようとしないメエメエ。羊のくせに馬に蹴られて死んでしまう気か。最後の最後でリカバーしようと頑張ってはいたが、今回のエピソードだけでいったら余裕でマイナス貯金の方が多いからな。今後は反省して悟にちょっかい出すなよ。 一見すると邪魔羊と似たり寄ったりだと思われがちなのがおせっかいババアの極み、猫屋敷まゆさん。でも彼女は分かった上で色々やってますからね。これまでは「余計なちょっかい」も混ざっていたが、2人の仲が確定して具体的なデートにまで進行した今となっては、空気を読んで(本人たちではなしえないくらいの)最善ルートを選んでくれるおせっかいコーディネーターへとレベルアップ。まぁ、最大の動機は当人の楽しみのためなのが問題ではあるのだが……それでもいろはたちのことを思ってくれているのは事実なのでね。まぁ、流石に冒頭の「デート……ってコト? わァ……」はどうかと思うが、そこからの采配は完璧。 そしてさらに、今回はまゆがずっと抱いていたいろはと悟に対する感謝も前景化され、改めてチームの結束が確認できた。そうなんだよな。ぼっちのまゆを今の位置まで引き上げてくれたのは間違いなくいろはたちだからね。彼女の荒ぶるおせっかい魂の根底には、2人に対する揺るぎない感謝があるのだよ。そのために必死で戦ってくれたまゆさんの成長も感じられたのではなかろうか。貴重な「3人変身バンク」が見られたのも嬉しいサービス。ちなみにユキさんはというと、今回は徹底してまゆのサポート役。水族館でさりげなく位置どりを変えてこむぎの視界を遮るムーブとか、流石の気遣いでした。そういえば今回ユキは猫フォームが1回も出てこなかったけど、もしかしてずっと人型だったのって初じゃない? そんで、こむぎの世話を名目にしつつ実際にはユキまゆデート回だったというのもこっそりポイント高い。「みんなで初デート」というタイトルは嘘じゃないのである。「一緒におでかけすることがデートなら今度こむぎともデートするワン」というこむぎの発言には「それはデートとちょっと違うんじゃ」とツッコミが入っていたが、多分ユキさんだったら「まぁ、私とまゆはデートだけどね」とかいいそう。 こうしてみると、こむぎさんがなんか邪魔者みたいに見られがちだが……そんなことないんですよ。あくまで「中学生の恋心」を扱ったここ数話のお話はこむぎ向きじゃなかったから観客に回ってもらってただけですので。ちょっとおめかしして新しい自己意識を与えられたっぽいこむぎも可愛かったですしね。そしてなんといっても、一気に温度感が変わる次回予告。ふむ、こむぎさんのその辺の話はあんまり気にしたことなかったけど……さぁ、ここからまたお話は「人と動物」へと。今作はどこまで自由なシナリオでもちゃんとあるべきところに戻ってきてくれるっていう信頼感があるなぁ。
○「来世は他人がいい」 5 いや、今生でも他人のままにしとったほうがよかっただろうに……。 なんぞこれ。とんでもねぇところから攻めてきたエグみ作品。ぶっちゃけ、ラスト前までは低めの点数つけようと思ってたんですよ。その要素から列挙していきますね。まずもってキャラデザがクドい。原作はアフタヌーン掲載の漫画らしいのだが、キャラの表情の付け方とかが独特で、純粋に好みのタイプではないのである。あたしゃコロコロ丸っこいアニメ絵の愛好家なので、こういう路線の絵はそれだけで腰が引けちゃうのは許して欲しい。ほんでその絵を動かすアニメのクオリティも決して高いとは思わない。制作はディーンだが、ディーンは抜けるとこはふつーに抜いてやり過ごすことも多いので、今作は多分そんなにコストをかけないで進める方針なんじゃなかろうか。1話目から若干キャラデザが怪しいところがあったのは、このデザインを動かすのが難しいのか、単なるコスト不足だったのか。 そうして絵的な部分に個性はあれど魅力は感じず、という状態で、さらにお話がゴリゴリの任侠主人公。以前から「組長娘」とかで「結局俺はどこまでいってもヤクザものってのが受け入れられないんだよな」という話はしていたが、今作はさらに突き詰めて「いいヤクザ」みたいなお為ごかしすらなく、ひたすらにヴァイオレンスに生きる単なる畜生。我々お部屋から出ない系オタクにとって真逆の存在である暴力ヤクザは最も忌むべき存在であり、たとえフィクションだとしても心の壁は高く高くそびえ立つ。挙句にそんなヤクザものを中心にしてラブストーリー的な何かが展開されることに。どう見ても人間として魅力的な部分などないキャラが出てきてる時点でどうしようもないわけで、そんな奴に女の子が惚れる様子なんかが描かれた日にゃ、もう全人類が信じられなくなりそうである。ネットの風評「結局暴力男が女にモテる現象」を地でいく展開は、もはや途中で視聴を断念しても怒られないレベル。 といった感じで「男性が見ても女性が見ても不快になるんじゃね? いったい誰が見て楽しむアニメなんだこれ……」とげんなりしていたが、ラスト数分で流れが変わる。完全ド畜生と判明した男側に対し、ヒロインの変なスイッチが入っての暴走。できれば腎臓のくだりは単なるはったりだと思いたいところだが、この女はもしかしたらそういうことをマジでやる女なのかもしれない。もう、ことここに至っては「暴力男がモテる」とかじゃねぇ、単にイカれた男とイカれた女が絡み合うだけの世界珍獣図鑑だ。もう、人類の指標は関係ない。 最終的にここに至って1つ非常に納得できたことがある。おそらく初見の視聴者の7割が思っただろうが、「流石に高校生石田彰は今時無理がないか?」という疑問があった。もともと地声が高いから若い役でも別に問題ないのだが、我々の脳裏に染み付いてしまっているイメージから、もうラブストーリーでキュンキュンするような男子高校生を演じるのはなんか違うだろと。そう思っていたのだが……なるほどね、この人間性は、石田彰ボイスでもなければ耐えられない。あまりに人理から逸脱しすぎているため、その造形にはもう、切り札を切るしかなかったのだ。そんな奴が中心にいて、来週以降何が起こるかなんて分かるわけがない。こりゃぁどれだけヤクザものが苦手でも、薄目で見守っていくしかないだろう。 石田彰が暴れ散らかしている作品だが、そんな状態で真っ向からぶつかる大役は、今年やたらと出番が増えた関西の切り札・上田瞳。なんかね、今作は彼女の代表作として後世まで語り継がれるような、そんな気配がするんですよ……。 ○「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」 ― 鳴物入りで新しいアイドルが乗り込んできたから「暗黒偶像(ブラックアイドル)かぁ〜!?」 とか思ってたら、むしろファンアートとかでよく見る人らだった。こいつら追加メンバーだったのか。 ぶっちゃけ、現状は切ろうかどうか悩んでいるところ。曲がりなりにも1期は最後まで観ていたわけだが、それとて終盤は相当なおざりだったし、あんま頭に入ってこないなーってのが正直な感想。原因はいくつかあるが、なんか筋立てもキャラもぽわぽわしてんのよ。こんだけ大量のアイドルがひしめき合ってるのに基本的にみんなお花畑なタイプだし、先んじて劇場で公開することを視野に入れているせいなのか、シリーズアニメとしての30分の尺の使い方がなんか悠長。全体的にテンポがユルく、ゆったり流れる雰囲気を楽しんでもらう、みたいなニュアンスを感じ取ってしまう。すると、そこにフルCGのキャラクターメイクが妙なバッティングを起こしてしまい、あんまり「ゆったりのんびり眺める画面」っぽくないんだよな。アイドルをのんびり見守ってて幸せな瞬間ってふとした仕草とか表情から「アラ可愛い」って思えるタイミングだと思うんだけど、CGモーションは「余剰の動き」みたいなものがよほど意図しないと発生せず、どんな表情をしたとしてもそれが「経過の一環」に見えてしまってあんまり意思を汲み取れない。CGだから全部悪いってわけじゃないけど、多分アイマスが描きたいのは、単にキャラが動いている様子だけじゃなくその先にあるものだと思うので、あんまり素材とテーマがフィットしていない印象なのだ。 ただ、そうして今期もノれないくらいなら大人しく切るか、と悩んでたところに追加ユニットの投入。ややダークな印象を持ちつつ乗り込んできた3人組の楽曲ならびにパフォーマンスは嫌いじゃない。この子らとの絡みが発生して新たな刺激が出てくるなら一応2期に希望を繋ぐことになるわけだが……でもなぁ、既出組に思い入れがない時点でなぁ……。アイマスシリーズとの接点をどこかで持っておきたかったのだが、ちょっと危うくなってきた。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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