最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
よく分かってないんだけど、今回で一旦放送休止? 第58話。3rd seasonは大きく2つに分かれてて「襲撃編」と「反撃編」になるらしいのだが、調べたところ今回までの8話(実質10話分)で一区切り。残りは2月からという変則2クール構成とのこと。そんなよく分からんことするなら最初の90分枠はなんだったんだという気もするのだが、そっちの方が盛り上がるからっていうわがままな編成だったのかもしれない。来週からは再放送とのことです。今回はまとめ感想の対象外としておいて、一旦ここでまとめておきましょう。 といっても、「襲撃編」「反撃編」というタイトル通り、相手の攻撃を一方的に受けて「さぁ巻き返すぞ」のところで終わっちゃったので現状はあんまり触れるべき部分もないのですが。前回のスバルの大演説が今ひとつ響かなかった身としては、とんでもねぇ事態が起こってる割にはそこまで緊急性もなく、スバル陣営ものんびり戦の支度をしてるなぁ、というのが正直な印象。今回ラストであわやエミリアが死んじゃうというギリギリのシーンで間に合ったわけだが、スバルたちがあとちょっとでも作戦会議でだらだらしてたらエミリアの命が無かったことを考えれば、「よく間に合った!」というより「何だらだらしてたんや」ということになるんだよ。その辺の心構えが最終的によく分からんかったな。 改めて、スバルが集めた戦力とその使い方がまとめられる。正直他陣営のお歴々については覚えてない部分もあるので「どんだけの戦力なんだろ?」とよく分かってないのだが、例えばあの憤怒相手にはゆかりん姫とリリアナちゃんがわずかな戦力で乗り込むという。今回のラインハルトの「鑑定スキル」のおかげで対憤怒についてはリリアナちゃんのお歌が特攻を持つ兵器であることは匂わされたが、この思いつきのコンビであのヘンテコ司教を打倒できるんだろうか。あ、ゆかりん姫が出撃するってことは今回は後ろにアルもついてくるってことかな。それならまぁ。 最大戦力であろうと推察されている色欲に対しては、何やら「屍兵」とやらに因縁を持つおじいちゃんと、ミミの敵討ちをしなきゃいけないガーフが選抜される。ガーフはいっぺん完膚なきまでにやられてしまっているので、戦力的に一番心配なのはここ。あのおじいちゃんはそれなりに強いってのはなんとなく覚えてるんだけども、それだけでどうにかなるんだろうか。朗報としてはゆかち姫ことクルシュさんがなんの効果かよく分からんけどスバルとの接触でちょっとだけ回復傾向にあり、もしかしたらここの戦力にはフェリスも加わってくれるかもしれない。そこまでいけばそこそこだろうか。 立ち位置がよく分からない暴食には余った(?)ユリウスとなんかでかい狼の人があてがわれた。ここが一番適当だな。暴食は相手の何かを食べちゃう能力があるようだが、ユリウスはいっぺん接敵してるからその辺は大丈夫か。 そして当然、強欲に対してはスバルが直接赴くことになる。ただ、冷静に立ち返ると「戦力」として一番役にたたねぇのは(ベア子を欠いた)スバルなので、ここには問答無用でチート兵器のラインハルトも投入。なんだかんだで一番死ににくそうなポジションに収まってるスバルずるい。いや、この配置でも死ぬ時は死ぬんだろうけども。こうしてみるといっぱいいたと思っていたスバル軍もそこまで人数が多いわけじゃなく、各戦闘に2人ずつ送ってやっとなのか。そう考えると、確かにハードな試合は多くなりそうだなぁ。2月にまたこのマッチアップを振り返っていきましょうね。
PR 立板に水の吉乃のくっそ汚い大阪弁に惚れ惚れしちゃうね、第7話。今期1番の「放送終わったら原作買っちゃいそう」作品になりつつある今作だけど、やっぱどのキャラも声がついて魅力倍増してる感はあるなー。 なんだか「バディもの」としての魅力も出てきた感があるお話。相変わらず上っ面だけの付き合い方を見せている吉乃と霧島。アニメでは女子どうしの聖域として用いられることが多い水族館だが、この2人はしれっとデートに使ってみる。でも水族館いうても休日の海遊館ですけどね。せいぜい殺人事件の現場に使われそうなくらいで、普通だったらあんまり雰囲気のある場所じゃぁない。でもこの2人にとってありきたりな「そういう雰囲気」なんて必要なくてね。スネに傷どころか身体中見せられない傷だらけの霧島と、腎臓摘出(仮)の傷持つ吉乃。2人のデートは人目を忍んでこっそりと愛を育むなんてもんじゃなし、家族連れで溢れかえる喧騒の中、まるで日常のワンシーンの延長のように、濃密な接触がそっと紛れ込む。今回は吉乃の方からいくらか積極的に霧島のパーソナリティを探ってみたが、基本的にはいつも通りにのれんに腕押し。のらりくらりと適当なセールストークを聞かされるだけで「嘘でもないけどほんとでもない」という虚無を掴まされ続けるだけ。ただ、最後の最後に吉乃の気持ちが漏れ出たところで、一瞬だけ霧島の表情が変わった。長い長い付き合いの中でほとんど見たことがない、何か「本当の」感情が垣間見えるような一瞬の緊張感。しかしそれも無粋なコールで霧散して今回も2人の距離は現状維持。まぁ、吉乃にとってはそっちの方がいいとは思うんですけどね。 そうして繋がってるようで繋がってなくて、離れているようで常にそばにいる妙な2人組。表立ってのデートなんてものはどちらにとっても茶番の一環。霧島がいつも通りに1手2手先まで見据えて大阪の「狩り」を進めようとしているその裏で、実は吉乃の方も翔真と一緒に色々と仕組んでいた様子。もう、2人してどこまでのことを想定しているのかが全く読めないので、正直どっちも何考えてるか分かんないわ。特に吉乃はどのあたりから霧島の動きを嗅ぎつけており、いつから似たような目的で網を張っていたのか。この男にしてこのおもしれー女あり。互いに全然違う方法に歩を進めながらも、自然と絡み合う二重螺旋のような2人の道行きは下手にベタベタされるよりもかえって繋がりを思わせるものになっている。 そうして常軌を逸したレベルでの探り合いや騙し合いを演じる2人の超次元いちゃいちゃに振り回される可哀想な子が、此度のヒロイン汐田菜緒さんだった。確実に鬱系エロ漫画のヒロインのポジションに立たされた彼女。前回私が心配した通りに「芸能デビュー決まってる時点でヤクザもんと寝る」とかいうあり得ない行動に出たのはすでに蜘蛛の糸に絡め取られていたせいだった。彼女にとって最悪なのはよりにもよって2人のクズに同時に絡められてしまったということ。どっちを選んでも破滅が見えるが、まだ利害で自分の価値を判断してくれる霧島の方が可能性があるというのが辛すぎる現状だ。 しかし、そんな菜緒さんにも唯一の希望の光は残っていた。それが時として霧島の思惑すら上回ってしまう浪速のド根性ムスメ、吉乃さんの暴走である。各種ストーキングツールでコントロールしているとたかを括っていた霧島を出し抜き、その霧島の情報すら一歩上を乗り越えて掴んだクソ野郎討伐チャンス。吉乃さんの狙いはいったいなんなのか。そして翔真はわざわざ毎回大坂から京都まで通学しているのか?! その答えは次週!(普段は京都住まいなのかもしれんな) めっきり冷え込んできた昨今、このタイミングでの空気を読まない真夏エピソードもよいですね、第7話。ぷにるはドロドロのスライムだから夏の話の方が映えるんですよね。 前回までのアリス&ルンルーンに関わるエピソードが一段落し、今回は「真夏」をテーマにした小話を重ねる形式で久しぶりに純正ギャグに振り切ったお話。そして……なんか今回はすごく面白かった! これはもうほんとに感覚レベルの話で、今作は毎回ちゃんと一定の面白さは提供してくれてると思うんだけど、今回のエピソードはその中でも群を抜いてテンポ・演出・映像の回し方が光っていた。スタッフはと思って確認したらコンテ演出は「ちな」さんという謎の名義の人がほぼ1人で受け持っていたという。こりゃすげぇや。こういうギャグ作品で良いデザインを提供できるのってほんとにセンスだと思うわよ。 感心してるのに具体的にどう褒めたらいいのか分かんないのが悔しいのだが、ギャグに振り切ってるはずなのにきちんと「日本の夏っぽさ」というか、季節外れの「夏感」が前面に押し出され、単にクソ暑いだけのしんどい描写の中に、ところどころ昔ながらの「夏の風景」の涼やかさみたいなものが混ざってくるバランス感覚が絶妙。ぷにるとコタローの間にあるのかないのか分からないほのかな「特別な感情」なんかも匂わせつつ「結局ないんかい」的な持って行き方で綺麗に落とす。取り留めのない話だったはずなのに、見逃せないカットの連続でぐいぐい引き込まれてしまった。 もうちょい具体的に切り分けていくと、例えば冒頭の(ホネやんが頑張った)海パート。思い切りコントラストをいじってスカッと抜いたような色彩配置が見事で、いやでも「夏らしい暑さ」を感じさせつつ、ユルめのキャラ作画でサクサク回すことで野郎ばかりの寂しさを紛らわせるあっけらかんとしたギャグがマッチする。なお、先週あたりから剛やんは完全にツッコミ(保護者?)ポジションに回ってしまっており、ホネやんのヤバさばかりが加速していってる。いや、地味に南波もやってることはおかしいんだけどさ。 「夏の太陽」をアイキャッチがわりにつなぐ役割に表示し、お留守番退屈ぷにるからおうちでダラダラするぷにるとコタロー。1つ1つの動きのコミカルさも目を引くが、ここではコタローが外に飛び出そうとしたお外のとんでもねぇ暑さの描写の勢いが愉快。シーンによっては遠景からの定点カメラを使って日常感を強める一方で、水族館の演出やクリームソーダの描写をダイナミックに画面の分割で繋げる自由な構図の取り方が常に新鮮な刺激を与えてくれる。まるで新海映画のような印象的な入道雲からのほのかな夏の思い出の描写が涼しげな「避暑地のかわいいぼく」の特性を際立たせてくれる。そういや今回ぷにるはいつも以上にいろんな変身を見せてくれたけどもうすでにバンクはやらなくなっちゃったわね。重ねられると鬱陶しくも思ってたが、無いなら無いでちょっと寂しい。またどっかで見られるといいな。 雲母先輩との初デート(?)エピソードでは、喫茶店でコーヒーサイフォンを駆使した大胆な構図の取り方が面白い。事前に水族館のイメージ演出が入っているおかげで、サイフォンのガラス容器のイメージが「水槽」に重なって3人でのやり取りの密接さや「小ささ」みたいなものが強調されるし、この辺も「夏の涼」の演出に一役買っている。コタローが余計な気取りを外したところで「外枠」がなくなる演出も面白いね。炭酸コーヒーがどんな味わいかはとても気になる。 そして最終日の宿題パート。相変わらず奔放な南波に振り回される原点回帰の良きギャグ回し。状況次第でぷにるがツッコミにまわんなきゃいけないあたりが今作のパワフルさの一端を表している。そして南波とぷにるの絡みはいちいち何かしらの危うさを感じさせるのでドキドキするよね。押されてる時の防戦状態のぷにるもかわいいのよ。細かいところだとカブトムシフォームのぷにるのモーションがけったいなのがちょっとおもろい。 ほんと、30分のエピソードに今作の懐の深さがぎゅっと詰まってる感。是非今度はアリスちゃんもいるところで同じくらいのクオリティを発揮してくれ。 もしかして、今作のオープニングって回を重ねるごとに徐々にその全容が明らかになっていくスタイル? 第7話。 毎回結局飛ばさず見てるけど、今回が一番長かったよね。最初は「全然流れてなくてオープニング担当してる人可哀想だろ」って思ってたんだけど、こうしてちょっとずつ注目を集められるならむしろ恵まれた演出なのかもしれない。 というわけで小出しにされるお預けプレイが今作の見どころ。曲もそうなら主人公もそう、今回はほんとに動かなかったねー。クライ自身がやったことはシトリーへのちょっとしたツッコミくらいで、あとはリィズと対面座位でよろしくやってたくらいである(リィズちゃんは今週もかわいいね)。そしてそんなクライが適当にばら撒いた伏線もなかなか回収されず、現場の冒険者たちには長い長い焦らしが繰り広げられている。ずっと陣頭指揮を取ってるアーチャーの人(スヴェンという)、クライのことを信頼してるからって、いくらなんでも辛抱強すぎるよな。どんな世界でもアーチャークラスの人って我慢強い人が多いんでしょうかね(某キクルくん参照)。 しかし、いくらなんでも無限に戦闘なしで無駄な時間を過ごすわけにもいかないので、ここらで一発ぶちかまそうってんで最初の生物魔導兵器が出撃。理屈はよく分からないがちゃんと空気を読んで「スライムっぽい」性質になった狼戦士が問答無用で配備され、初手から「物理無効・魔法無効」というチート能力で弱小冒険者たちをおびやかす。もしあのままなんの策もなしに突っ込んでたら、ここに集まってた数十人もの冒険者は全滅の可能性もあったんだろうか。アカシャの塔、見える部分だけだと単なるコント集団みたいに思ってたけど、案外技術レベルは高い奴らなのかもしれん。こんなにホイホイチート級のモンスターが醸成されていいんだろうか。 もちろん、相手がチートを使うなら主人公チームもチートで返すだけ。いよいよ出番が回ってきた錬金術師シトリー。リィズの後に見たおかげでずいぶん常識人に見えるし、戦い方だって理知的で何一つ危なっかしさは感じないが、その前のクライと話してるシーンは何かの片鱗がちらほら。この子らって、マジでなんで全員いっぺんにイカれた性質を持っちゃったんでしょうね。誰か1人が発端っとかいうことでもなかろうしなぁ……ほんとに運命のお導きなのか。 シトリーに関して言えば、先にリィズという問題児な姉が生まれているわけで、その姉から身を守るという方向で進化を進めた可能性がある。今回の彼女の振る舞いを見ている感じ、やたらと「自分は戦えないから」という部分を強調しているのが印象的。だってほら、なまじフィジカルで戦える可能性を提示しちゃうと、多分姉から地獄みたいなしごきが入るわけで……今はティノちゃんが担当してるポジションを押し付けられたかもしれないと考えると、そりゃデスクワーク専門に逃げるのも理解できる。まぁ、結局そっち方面で振り切れてイカレちゃったみたいだけどさ。今作においてあんだけひでぇ立ち回りをしているクライがそこまで決定的なヘイトを集めないのって、流石に周りの環境が酷すぎるからってのは理由としてあるかもしれん。シトリーちゃんもかわいいのに。主に声が。
エンディングの冬毱バージョン好きよ、第7話。普段のキャラがとんちきなもんで隠れがちだけど、11人の中でもトップレベルにアイドル適正が高いのって冬毱だからな。お歌もうまけりゃ文句なしだ。 さて、いよいよ「Liellaとトマカノーテの融和」へと話は進んでいく。以前から「1クール全体を通しての話数の配分と構成」ってことをやたら気にしてきたわけだが、やっぱり一番重要な局面はここでしょうね。かのんの気まぐれから発生したこの2大アイドル体制は元々対立が明示化していたため、簡単に統合することはできない。いや、既におまけアニメとかでは11人でLiella扱いなので統合するに決まってるんだけど、そこはなあなあで処理せず、きちんと11人全員が納得した上で1つのグループとして成り立たなければいけない。 もちろん、元祖Liella組の方には大したわだかまりもなく、合流に反対する人間はほとんどいない。そもそも連中は「かのんの絶対性」を信頼してる部分が大きく、2年生はもとより、可可・千砂都の親かのん派は迷いなどないし、恋も余計な揉め事は望まないスタンスだろう。そうなると唯一反対する可能性があるのはすみれくらいのものだが、彼女も8人より11人体制の方が破壊力が高くなることは計算できるはず。最終的にこの8人に統合を拒む理由はない。 となればあとは残る2人の問題。冬毱の問題はこないだの姉妹エピで解消扱いなのかと思っていたが、一応はまだ冬毱の信念が残っているようでちょっと安心した。今更「姉を信用できません」と言い続けてたらちょっとうんざりする部分もあるが、あの姉妹エピのくだりで納得したと言われたらそれはそれで釈然としない。「姉の意向には賛同の可能性もあるが、まだ消化しきれてないです」くらいが妥当な状態だろう。そして最大の「対Liella」派であるマルガレーテ。結局、彼女の敵愾心を満足させるのが融和の最終目標。となれば、やはりLiellaとは一度ぶつかってけじめをつけねばならないのだ。 かのんは表向きはヘラヘラと「別にLiellaが第一とか思ってないよー」とはいいつつも、最終的には「みんな一緒のグループにいた方が楽しいし強いよ!」というゴールは既に決まっているだろうから、事実上マルガレーテを丸め込むつもりでいる。それをおくびにも出さずに「互いに話し合って最善を見つけよう」という方法論からからめ手でマルガレーテの逃げ場を無くしているあたりがだいぶ狡猾。ほんと、一切の迷いなく腹芸で押し引きできるようになってるかのんは2年前からは想像できないくらいに圧倒的リーダーの素質。こいつの場合は悪意や打算でそれをやってるんじゃなく、全部が全部「これが一番いいよね、自分にもみんなにも!」と思ってやっているのでマルガレーテも強く反抗できないのが厄介なところ。もしかしたらかのんのやり方は間違っているのかもしれないのに、それをひっくり返すだけの材料は誰も持ち合わせていないし、たてつこうものなら他多数のシンパから数の暴力で丸め込まれるだけだろう。これこそがアイドルをグループで運営していた強み。いいとか悪いじゃなく、どちらが「うまいか」というだけの話である。もちろん、このかのんの暗躍にはLiella側に1を伝えたら10を理解してくれる千砂都というベストパートナーがいるため。対決イベントの開催について、かのん側がドヤ顔で承諾するのは分かるが、千砂都側も堂々とその提案を受けているのは、「それがかのんちゃんの決めたことでしょ」に微塵も疑念を抱いていないためだ。 もはやマルガレーテの陥落は秒読み段階。唯一不確定の要素があるとしたら、イベントの勝者がLiellaになるのか、それともトマカノーテがここで「勝ち」を手にするのか。トマカノーテ側の勝利であればマルガレーテの宿願が果たされ、勝者側から「取り込む」形での11人体制が実現できそうだが、「Liellaって弱いんじゃん」というケチがつきそうなのが悩み。逆にLiellaが横綱相撲で3人を蹴散らす展開になると、今度はマルガレーテが自分の気持ちを清算できるかどうかが課題となる。さて、どっちに転ぶことやら。 抜刀術VS大太刀の戦い、第6話。やっぱあれですかね、勇者も大陸で倭刀術を学んできたんでしょうかね。ビジュアル的にもそこそこ似てるし(そうか?)。「煉獄級戦艦10隻浮かべて東京湾を火の海にしてやる!」 なんて悪いことを言わない僕らの勇者・グラムさん。ベルトール様とすったもんだはあったけどどこまでいっても正義の人だし、びっくりするくらい話の分かる有能すぎる人物。今回も、話の起点としては「単身ではマルキュスに勝てない、力貸してちょ」という依頼だったはずなのに、いつの間にやら「はいはい、ここで秘書のおねーさん止めてればいいんでしょ。悪いボスをやっつける仕事は魔王様に全部任せますよ」という完全分業制を当然のものとして受け入れている。仕事としては「前座戦」でしかなかったのに、「久しぶりに勇者っぽい仕事したわー」と満足げだし、「俺の仕事はここでおしまい」と線引きしたり。ベルトール目線では事前にマルキュス側の戦力なんてはかれなかったはずなので秘書さんを倒しただけでは露払いできるか分からんと思うのだが、グラムが勝手にそれで満足してるってことなんだろうか。もしくは事前に高橋情報で「不死炉近辺にはあの2人しかいないよー」って教えてもらってたか。今回高橋に出番がなかったのは残念だが、きっと後ろで何かしらの情報戦を繰り広げていたに違いない。 というわけで今回はまるまる「前座戦」ではあるのだが、これがメインでもおかしくないくらいには気合いの入った戦闘。終始グラム側が余裕の表情であんまり焦ってなかったもんだから緊迫感はそこまでなかったのだが、素早い抜刀術のモーションと勇者の攻防一体(フィジカルとマジカルが一体)の技のぶつかり合いはなかなかに盛り上がるシーン。秘書さん(木ノ原さんというらしい)はどうにも口調がとんちきなもんでどこまでいってもシリアスにはなりきれないのだが、彼女なりに必死に戦っていたことは伝わってきたので熱戦は熱戦。彼女がマルキュスに対してどの程度の忠誠心を持って臨んでるのかはよく分からんが、新宿を支えてる企業の社長秘書ってんなら稼ぎは最上級だろうから、それだけでも死力を尽くす理由にはなるかしら。まぁ、最後にはまとめて処分されかけてたけども。マルキュスさんはあんまり抵抗なく純粋な「悪役」として動いてくれるなぁ。 今回疑問が残ったのは、不死炉ってのは本当に「消耗品」の不死を使い潰しているのでいつかは底をつくという問題で、これってマキナちゃんをくべたところで結果は変わらない。彼女の魔力量はなかなかのものみたいなのでしばらくは保つのかもしれないが、それとて対処療法には変わりないため、今後も新宿を維持してマルキュスが「魔王」たりえるためには何らかの代替措置を講じる必要がある。今回の彼の言い分からすると「マキナちゃんを燃やせば時間稼げるし、そのうちに代わりのエネルギーシステム見つけるわ」ということなのだろうが、過去500年見つからんかったものがそんなすぐに開発できるんだろうか。それともマキナちゃんが500年燃え続けるとか? まー、とりあえずサディスティックな趣味に興じたかっただけ、というのでひとまずは納得しておこう。どっちにしろ叶わぬ嗜虐だったのだ。さて、魔王様の「切り札」とはなんでしょうね。グラムはそれを知った上でベルトールをやっつけてるので、完全に攻略したってことでいいんでしょうか。 やっぱやらかしてたんじゃねぇか、第7話。一瞬何がどうなってんのか理解がおっつかなかったんだけど、フカのやつが一瞬で全てを理解してたのは彼女が聡いからなのか、単なる腐れ縁が故か。どっちかってぇとフカの場合は「ピトがやらかしそうだから」というよりは「レンちゃんが不幸体質だから」の方が理解が早かった気がする。 というわけでここでどんでん返しのネタバラシ。一応まとめておくと、レンちゃんたちのチームでの裏切り者はピトが自己申告してただけで本当はレンちゃんの方だったというトリックらしい。裏切り者ルールは本当にあの場で急に発表されたものなわけで、それを聞いて瞬時に「騙ろ」って判断したピトの瞬発力が凄まじい。人狼ゲームならかなりのプレイヤーである(まぁ、その分胡散臭くてちょいちょい吊られそうだが)。ただ、そんなピトの相変わらずのプレイングに対し、「本当の裏切り者」たるレンちゃんが何も言わずに手をこまねいていたのも不思議といえば不思議。まぁ、それこそあの場でピトにそんな動きをされたせいで咄嗟に反応できず、あとは場の雰囲気に流されてしまったってことなんだろうけども。そりゃ、村騙りが出て状況が混乱してるなら黒は潜ってた方が有利ですからね。問題は、レンちゃん視点からピトが狂人なのか、村騙りのリアル狂人なのかが判断できなかったこと。残念なことにピトはピトなので当然リアル狂人の方である。 ちなみに、今回ピトは3人に再会したタイミングで本来なら「3人のうちが誰がほんとの裏切り者か」というのは確定情報としては知らないはずなのだが、多分別れの時点で雰囲気から察してたんだろうね。確かにエムならあの場で「何を言ってるんだピト」って止めてただろうし、フカだったらこの状況をもっと楽しんでぐちゃぐちゃにしてるはず。あの場で1人だけ狼狽してたレンちゃんが真役だったことはピトくらいになれば一目瞭然だったのだろう。その上で全てをコントロールして今回の状況を築き上げてレンちゃんをおちょくってくれたのはさすがだが……なんか体調悪い? 外的要因からこういう真剣勝負が阻害される展開はあんまり好みじゃないのだが……単なる寝不足なんですかね。 ただ、そうして展開は「ちゃんと仕込んでるね」という見事な手筋だったのだが、今回残念ながらアニメの画の方はやや低調。今回なんとコンテは田中宏紀氏で、ダビドとの一騎打ちの殺陣なんかにその片鱗が見えるのだが、コンテ云々じゃなくて全体的な作画リソースが息切れ気味。おかげでせっかく衝撃的な展開になるはずだったいくつかのシーンがだいぶ無駄遣いされてしまっていてとても勿体無い。先週時点ですでに予測されてたビルぶっ壊しシーンもそうだし、レンちゃんマジギレシーンだってもっと盛り上げることができたはず。何より、ピトが真相をぶちまけたシーンがあまりに淡白で……おかげで一瞬理解できなかったってのもあると思う。せっかくの大ネタだったんだからもっとアニメとして盛り上げてくれてもよかったのに。 ま、とりあえずこれにて構図は再びレンちゃんVSピトという予定通りのものへ(まぁ、レンちゃんからしたらエヴァとの対戦の方が「予定」だったのだけど)。友情パワーで巨悪を倒せ(巨悪にはついでにフカもついてきます)。
土曜の夜は写真を撮られる側、日曜朝は写真を撮る側、なーんだ? 第7話。正解は中の人。どちらも公序良俗に反するという意味では似たり寄ったり。 前回に引き続き、殺伐要素は(ほぼ)無しで日常回というか、萌え回というか、エロ回というか。周りの連中がよってたかってユキさんを可愛がるだけの簡単なお仕事だ。今回は特にイレギュラーな要素もなく、ご家庭は平和だし、せいぜいユキさんがちょっと自分の衣装がおかしいことに気づいたくらい。そんで結局なんだかんだ理由をつけてメイド服は変えませんでしたからね。それでええんかい。いいんでしょうね。あんな格調高そうなメイド服の下に着てる下着はどちゃくそエロいんですが、そこは気にしたら負けなんでしょうね。ガーターベルトってのはナイフを固定するためのサポート下着ですからね。 格好がおかしいとショックを受けたユキさんを慰めるために一同が連れ立ってショッピングへ。妹ちゃんは分かるけどグレイスまで冷やかしに来てるって、暗殺者って職業はよっぽど暇なんかね。グレイスってちゃんと普段のお仕事は続けてるのかしら? そしていっぺん殺意がなくなっちゃったはっちゃけ外国人は色々とあけすけでユキさんにとっては厄介な対象。妹ちゃんの熱量との合わせ技でユキのことをやりたい放題。一言でまとめると「読者サービス」の化身ですね。まぁ、あんな絶好の素材を見つけたらいじらん方がもったいないしな。この2人が手を組むのは必然だったということで……。妹ちゃんの「なんか格好いいお姉さん」という雑なフェティシズムはどうにかならんもんか。 その他、ショッピングモールに来たついでにホラー映画を見てユキさんの意外な弱点が判明したりもしたが、「お化けが怖い」じゃなくて「ゾンビが怖い」ってのがちょっと珍しいところかもしれない。ステゴロ最強のユキさんからして、物理攻撃が通用しない(気がする)Japanese traditionalな幽霊とかを怖がるなら何となく分かるが、よりアメリカン寄りで物理攻撃である程度対処できそうなゾンビってあんまり恐怖の対象にならない気がするんだけど。「死体になったことがないから気持ちが分からない」とのことで、死体との日常的な距離が近い方がかえって色々とリアルに想像してしまうのかもしれない。こんなとこで改めて「ユキさんはこれまで散々人を殺してきたことを忘れるなよ」って釘刺された感じになってのはあんま良い気分ではないが。最大の問題はユキ自身が過去の所業を悔いているのかどうかなんだけど……今のところ奪った命を悔いてる描写はないんだよな。「ヒトヨシに言われたから殺しはやめるけど」くらいの感覚なので、後から因果応報で裁かれても文句は言えない立ち位置やぞ。 そしてユキさんへの意趣返しの記念すべき第1号はなぜかあげもち太郎になってしまった。ユキさんは知らないが故にあげもち太郎の持ち物も全部洗濯しようとしたわけだが、それって犬サイドからしたら一番やっちゃダメなことだったようで、ヒトヨシ宅におけるヒエラルキーは誰が一番上なのかがよく分からない構図に。ま、元々「犬が苦手」っていう属性もちだったところに今回はさらにホラーまで追加されちゃったからね。大前提としてユキさんと犬は相性が悪いんだな。まぁ、あのまるっこい生物が犬なのかどうかは議論の余地があるが……。今回「ヌマニメーション」のクレジットコール、犬がやっとったぞ。何でもありやな。 狐崎、こいつぁいいタマだぜ……第41話。演劇部の2人がやたらキャラが立ってたもんで、いっそこの2人を中心としたドタバタラブコメ「この演劇部には問題がある」みたいなスピンオフが出てきやしないかと埒外の期待を持っちゃうレベル。狐崎部長のビジュも性格も全部良き。とてもここからがハイライトっぽい。アニマルタウンのモブの人たち、みんな強いのよね。 タイトルはユキだけど、言うてそこまでユキが中心って話でもなかった。まぁ、普段から猫組はゴリゴリに存在感をアピールしているため、ちょっとスポットが向いたところで通常営業にしか見えないってだけだけど。今日も今日とてユキさんはユキさんだし、まゆはまゆである。というか、今回はほとんどみゃー姉だったけども。まゆさんはさ、中学卒業後に本格的に服飾の道を目指すと思うんだけど、絶対にその過程にコスプレイヤーは通ると思うんだよな……問題は「その着せ替え人形」たるユキがどこまで付き合ってくれるかなんだけど……彼女も彼女で無限に「付き合ってあげる」なんだろうなぁ……。 今回はそんなユキさんの才を見出してステージ上に担ぎ上げた狐崎部長の一人勝ち。今回主だった演劇部員が狐&狸の2人しか見えてないわけだが、部長の狐崎が脚本演出から主演まで全部こなしてしまうハイパー演劇人のようなので、どうしても他の部員の影が薄くなってしまうのだろう。サポーター兼お守り役の狸原君が彼女の気まぐれの負担を一手に引き受けているに違いない。多分、狐崎部長の才能を一番認めて支えてくれているのが彼なのだ。実際、インスピレーションを得てからの部長の仕事は速いなんてもんじゃねぇ。ゼロから脚本を作ったところはまぁ、ベタだったし「過去の日誌」というネタ元があるので理解はできるが、そっから衣装や大道具などを全部こしらえて本番に間に合わせるのは多分部員全体がこうした負担に慣れっこになってしまっているせいなのだろう。お察しします。 さて、そうして演劇ものでユキまゆ路線をほんのり補強しつつ、今回はしっかりと本筋に絡むお話も進展させており、神社の巫女学生というこれまた強烈な個性を持つ烏丸さんの手によってかつての遠吠神社に関する貴重な資料を入手。どう考えてもガオウ様が人間と和解する道しかないことがさっさと提示され、既に最終回までのレールはばっちりだ。ただ、まだガオウ様がかつて人間を信頼していたところからその思想を翻すまでの顛末は明示はされておらず、彼が「裏切ったのは人間だ」と恨み骨髄で「オオカミを滅ぼした人間」を目の敵にする部分については最後にもう1回くらい重たい話を通過しなければいけないだろう。多分「狼を排斥して絶滅させた」は間違いなく事実なのだろうし、そんな排斥思考と現在のアニマルタウンの融和政策の間には何かしらの転機があるはずなので、その辺りがハッピーエンドへの鍵になるはずだ。 そして、そんなことは知らずにしれっと融和の物語を紡いでしまったこむぎ&演劇部の皆さん。狐崎部長がデザインしたウルフルン……違う、ウルフェンのデザインはなるほど確かに秀逸。というか獣フォームと人間フォームを軽々と操りイケてるキャラに仕上げた部長の演技プランがすごいわ。だからザクロさんも自分の惚れっぽさをそんなに恨む必要はないんやで。いや、尻軽すぎるのはダメですけど、基本的にザクロさんって(そしてトラメきゅんも)人懐っこい性格ではあるのよね。ガオウ様が折れてくれれば、この2人も基本的に仲良くできる子らですからね。いっそ和解後のザクロさんも演劇の道に進んだらいいと思うわよ。 そのほかにも相変わらずのトンチキ変身バトルとか、「狼の生態交渉で演劇部に技術協力してる兎山悟先生」とか、「もうニコ様お忍びでいる気ゼロやん」とか色々あるけど、結論としては「もはやユキさんもまゆの扱いに慣れてきたし、この2人は永遠にてぇてぇままで終わるんだろうな」という安心感が得られたので無問題です。そんで来週もゆきパパがメインってことですが、どこまで猫回になるか。まー、どっちかっていうとアニマルタウン総ざらいみたいなお話っぽいので、町の歴史も確認しつつ、コミュニティ全体での友愛を説く下準備かしらね。ガオガオーン候補がよりどりみどりやで。 |
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HN:
Thraxi
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男性
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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