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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 祝! 聖闘士星矢カテゴリ100記事目! 第6話。いや、ものすげぇ私事ですけどね。Ωとコレを合わせて気付けばもう100本かぁ……なんだかんだ言って随分長いお付き合いになってるなぁ。ま、聖闘士星矢シリーズ全部との付き合いを考えればこれでも短いほうですけども。毎週の拍手コメ、ありがとうございます。とても励みになります。

 さておき、今週も遠景になると一気に崩れる作画をちょいちょい気にしながらの展開になりますが、先週「3つのポイントをぶっ壊せば先に進めるよ!」をやったと思ったら、今度は更に「7つぶっ壊せば解決するよ!」という展開。うーむ、この安定感。今回破壊するのは「ユグドラシルの中にある部屋の、更にその中に立っている像」である。大樹の中になんでそんな部屋があるのかはよく分からないが、ちょうど神闘士の数と同じだけの(とても立派な)部屋が用意されおり、それぞれに部屋をまとめるコンセプトも異なっている。ここに立っている馬鹿でかい彫像を破壊すればミッションクリアだ。今回はわざわざライブラの武器とか使わなくても壊せるのかな。外を守る結界の破壊に神聖衣が必要だったのに、今回必要なかったらなんか間抜けだけども。

 さて、それぞれ7つの部屋は当然北欧神話に由来する区分けがなされているわけだが、制作陣はその辺を気にしなかったのか、見事にΩのパラス城におけるルート選択と被っているという。パラス城の場合は四天王の皆さんに分配されていたので4つ。詳細は当時の記事参照であるが、名前だけ確認しておくと「来訪者は神の裁きを受ける」アルフヘイムの道、「時空の狭間へと繋がっている」ニヴルヘイムの道、「踏み込んだ者に究極の試練を与える」ドヴェルグの道、そして「世界の終焉に通じている」ヴァナヘイムの道だ。そして今回リフィアによって紹介された部屋を羅列すると、①「知恵の間・スヴァルトアールヴヘイム」②「巨人の間・ヨートゥンヘイム」③「光の間・アールヴヘイム」④「死者の間・ヘルヘイム」⑤「勇者の間・ヴァナヘイム」⑥「霧の間・ニヴルヘイム」⑦「氷の間・ヤーヘイム」となっている。

 比較して見ると、まずΩではアイガイオンさんが守護していたルート、「アルフヘイム」が「光の間・アールヴヘイム」と同一。この部屋はまだ黄金聖闘士が訪れていないので詳細不明。Wikiの北欧神話まとめによると「妖精の国」と表記されているが、ここは光の妖精(エルフ)の住まう場所と書かれており、レベルも他の国よりやや高いようだ。残った神闘士の誰が配属しているかは分からないが、ちょっと毛色の違う部屋のようなので、例の怪しげ仮面が関わってくる部屋だろうか(そして、今になって思うと何故アイガイオンさんだったんだろう)。

 2つ目、ガリアさんが守護していた「ニヴルヘイム」は⑥「霧の間・ニヴルヘイム」に対応。映像を見る限りではなんかもう、全然「部屋」って感じじゃない空間なのだが、ここもまだ誰が向かうかは不明。Wiki情報によると一応「霧の国」と書かれているが、同時に「冷たい氷の国」ともされている。⑦「氷の国・ヤーヘイム」はWikiには存在していないオリジナルの設定のようなので、そことは区分けするために「霧の間」とはっきり指定したのだろうか。「氷の間」については、当然のようにカミュさんが守護していたので、そちらに合わせて多少神話をいじったのかもしれません。

 3つ目、ハイペリオンさんが守護していた「ドヴェルグ」だけは今回登場していない名称だが、調べてみるとこれは「闇の妖精」の名前であるらしく(「ドワーフ」の元になったとか?)、このドヴェルグが住んでいるのが「①知恵の間・スヴァルトアールヴヘイム」である。そこで待っていたのは、なるほど闇っぽそうだし知恵もありそうなファフナーさん。台詞途中で2回もムウにぶっ飛ばされるシーンは今回最大のギャグシーンとして多いに笑わせてもらいました。ムウも容赦無いけど、せっかくアンドレアスさんからパワーアップしてもらったくせに、やっぱりデスクワーク専門だと辛いのか。しかしこうしてみると、やっぱりΩの時の名付けは設定と全然関係無かったな。ファフナーとハイペリオンって、対極にあるようなキャラやないか。

 そして4つ目、僕らのタイタンさんが守護していた「ヴァナヘイム」は⑤「勇者の間・ヴァナヘイム」と対応している。ここは幸いにも、タイタンさんほどではないが、そこそこ敵組織の中核を担うとおぼしきフロディさんが守護していらっしゃったのでちょっと安心。そして当然のように駆けつけるアイオリア。まぁ、ある意味一番面白味のなさそうな試合ではあるのだけども。

 カミュの為に作られたヤーヘイムを除くと、残り2つが今回の追加分のルートである。1つは②「巨人の間・ヨートゥンヘイム」。名前を聞いて一発で分かる通りにヘラクレスさんが守護しており、当然来訪するお客さんはアルデバラン。今回のマッチメイクは、全員が顔見知りのところに会いに行くという意外性の薄いセッティングになっているわけだが、まー、これはドラマ作りのためにはしょうがないところだろう(フロディのところにシュラとかが行っても全然盛り上がらないだろうし)。なお、カミュの後ろには相変わらずスルトさんが待ち受けていると思われるので、残ったシグムントさんがどこに行くかは気になるところ。空いてる部屋は「光の間」「霧の間」だけだが、過去の因縁を考えると「霧の間」がシグムントさんかなぁ。

 そして、色々と波紋を呼びそうなのが、童虎が突入した最後の一部屋、「死者の間・ヘルヘイム」ということになる。何から作ったのか分からない巨大ミイラがおしゃれな教会風の部屋だが、そこで待ち構えていたのは黒いフードの人物。あいつ、謎の仮面神闘士ウートガルザさんとは違う人物のようなのだが……誰なんでしょうね。「死者の間」という名前からも分かる通り、ここは死者を蘇らせることが出来る部屋らしいので、一番シンプルな答えは「アイオロス、もう一回」というもの。今回、既にアンドレアスと一戦交えていたという衝撃の事実が明らかになったアイオロスだったが、彼が出番を終えるはずもないため、どこかで再登場ということになる。「死んでたやつが更に死んで、何の因果かここで復活」というのは一応ありそうな、なさそうな。蘇った直後で記憶が定かでなく、どさくさに紛れて童虎に襲い掛かってくるとか……なさそうだなぁ。それに、あいつがウートガルザじゃない場合には神闘士が1人余っちゃうんだよね。これまで全然目立ってなかった優男風の「バルドル」っていうやつと、曰くありげなウートガルザで「光の間」を取り合う形になってしまうのか。いや、カミュのいる「氷の間」にシグムントさんも行ってる可能性の方が高いか。「氷の間」でカミュが正気に戻って、カミュ・シュラ連合軍VSスルト・シグムントチーム。これがありそう。

 さて、そうなると残っているシャカ・デスマスク・サガがどこに向かうか、っていう話だが、デスマスクは流石に「死者の間」に行ってもらわないと困るよな。サガとシュラは……まぁ、何してもいいや。どうせ負ける図が想像できないし。サガとか空気読まずに直接アンドレアスのところに殴り込みに行くかもしれん。あと、今回の説明展開でリフィアにオーディンが取り憑いていることは大体確定したわけだが、サガはずっと待機しててVSオーディン戦から本気出すっていう可能性もある。あんだけ走ってるのに遅刻するのはどうかと思うけど。ただ、遅刻っていうならまだ町を出てすらいないデスマスクの方が駆けつけるまでに時間がかかりそう。

 今作は13話予定とのことなので、こっからあんまり複雑なプロットは作れないはずなんだよね。サブタイトルからして次回がシュラVSカミュで、ついでだからそこでスルトもボコるとして、アイオリアVSフロディとか、アルデバランVSヘラクレスとか、あんまり面白くなりそうにない試合はさっさと片付けてしまってもいいかもしれない。あれ、でも余ってる面子がいることを考えると、この中から負けるメンバーも出てくるのか……先が読めないなぁ。

 なお、ムウさんとファフナーのどつき漫才みたいな試合はずっとやっててもかまわないと思っている模様。

 あれ、そういえばせっかくアイオロス復活のめでたい回なのに、彼についてあんまり触れてないな……だって、なんか途中で作画が色々迷走して「どうみても星矢じゃね?」みたいなところがあったし……あと屋良さんが頑張ってるおかげで「お前歳いくつやねん」としか思えないし……。

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 やっぱりグレイトフルキングがシンガンさんとセッションするときのユニット名はキングクリムゾンズになるんですかね、最終話。結局キングの素顔は明らかにならずか……どこぞの宇宙のダンディである可能性が。

 最終話ということで、これまで溜めてきた色々をぶちまけるお話になるのかと思っていたのだが、意外や意外、あんまりそういう展開がなかった。何しろ「最終的に単なる巨大モンスターになったダガーが、よく分からないけど変形したシアンのギター・アローの一撃で葬り去られてしまう」というとんでもない番狂わせが起こってしまったのだ。いや、シナリオの要請を考えれば番狂わせどころか至極まっとうな展開ではあるのだが……なんかこう、もう少し理由付けはなかったもんですかね? 最終的に「もうアイツだけいれば充分なんじゃないかな?」状態になってしまい、冒頭で救助された諸々のメンバーが一切活躍しなかったのである。最終話こそはプラズマジカ4人の演奏でダガーの野望を打ち破ってほしかったところなので、正直残念。もう、音楽関係無いし、今回活躍したのってシアンの他にはシュウ、ダル太夫、キングなわけで、結局持って生まれた音楽のセンスが無い人間は活躍のチャンスなど与えられていないという寂しい結論になってしまう。特に才能の面では一番怪しげなシンガンさんたちの立場がなぁ……。ロム兄さんとシュウの絡み、もう少し最後に見せてくれてもよかったじゃない。シンガンさんたちは中盤でちょっと出番が多すぎたから最後に割を食うのはしょうがないとしても、それなら思わせぶりに最前線に立たせないで、大人しくオーディエンスにしておけば他の面々がもう少し活躍のチャンスも与えられたろうになぁ。クリクリの面々についても、今回だけ見たら単なる弱小パーティーになってしまい、これまで頑張ってきたのに立つ瀬が無い。なんか、色々と勿体ない終わり方。

 そして、ラストは何と現実カムバックエンドである。これも色々と議論の余地のある展開だ。そりゃま、シアン(詩杏)の人生を考えればゲームの中から出られないよりは元の生活に戻れた方がいいのかもしれないが、それってやっぱりプラズマジカのメンバーを捨ててきちゃったってことだからねぇ。ちゃんと成長を見せており、今後の人生に希望が持てる終わり方になってこそいるが、それじゃ、残されたレトリーはどうしたらいいんだ、って話(チュチュは多分さっさと見切りつけてソロ活動始めそう)。あくまで物語の中心には4人の友情が置かれていたのだから、最後にわざわざ現実に帰さずになあなあで終わらせても良かった気がする。帰るなら帰るで、別れのシーンをもう少しみっちりやってもらうとかさ。まー、ミディシティ内ではプラズマジカの面々はのぼるところまでのぼりつめちゃったんで、こっから後の展望が無いってのは問題なんだけども。これ、もし「SHOW BY ROCK!2」が始まった場合には、伝説となった幻のシンガーとしてシアンが神格化されてたりするのかなぁ。

 とりあえず、今週の見せ場は大きく2つ。1つはダル太夫さんのダイナミックする槍の投擲。別にシアンいなくてもダル太夫さんだけでも何とかなってた可能性もあるな。あの人、「強いから強い」っていうだけの問答無用の能力者なんだよな。そして見せ場2つ目、社長のプリケツ。……ますます生物としての構造がよく分からなくなっていくぜ……。

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「ハロー!!きんいろモザイク」 5→5

 常にように終わり、去っていく日常である。夏休み明けのところで次クールののんのんびよりにパスするってのはうまい展開だぜ……と思ったけど、だからのんのんびよりはきらら系作品じゃないんだっての。

 いわゆる「日常系シンパ」の中ではかなり大きな存在感を持つ作品となっているようだが、私の中ではあくまでも「そういうものの1つ」であり、そこまで肩肘張って観るような必須栄養素ではない。ひだまりが終わる時には膝から崩れ落ちるような衝撃を受けるが、忍たちとの日常の閉幕はそこまでのダメージにはならないのである。いや、嫌いじゃないけどね。ずっと観てても退屈しないのは良いことだけどね。

 新番チェックの時にも書いてるけど、個人的には今作の大部分を占めるのは中の人の話題なのですよ。2期に入って各キャラクターの出番が満遍なく散らされてきたが、中でも兄弟が登場した陽子の出番が多かったことは大変によろしい。普段は低音域がメインで突っ込みに回ることが多い内山夕実が、今作では突き抜けたアホテンションで色々と引っかき回してくれるので、それだけでも大変貴重なのです。やっぱりポンコツになったゆーみんの魅力はひとしおである。もちろん、そこにはいつも通りの鬼畜ぽいんてしがいるし、テンションの高いキャラの中にもどこか安心感を与えてくれる奈央坊がいる。たねちゃんの百合キャラにきゅんきゅんしつつ、まなみんの流暢な英語と、溢れ出る愛らしさに頬を緩ませる。先生陣2人も今期は様々な場面でかき回すトリッキーな役回りを果たしたし、存在感のある猪熊ツインズは、キャストも含めて濃密な時間を提供してくれた。

 そして、2期に入ってからは今作独自の危ない方向性も加速。1期の時に「あれ? こいつらひょっとしてマジモンじゃ……」と思っていた部分が確信に変わり、1期は「こいつらキチ○イやで」がオチだったのに、2期に至っては「まぁ、キチ○イなのはいいとして」という前提からスタートするお話になっているのである。忍がコワレの筆頭みたいな印象ではあるのだが、アリスのヤンデレ要素は実は作中最大の闇でもあるし、綾の百合要素は百合っていうかガチレズにまで昇華されている。本来なら一番のかき回し役であるはずのカレンが実は一番まともなヤツっていう可能性すらある。いや、絶対そうだ。この狂気は割と癖になる要素なので、当然3期があるなら喜んで観たいと思いますよ。原作ストックってどれくらいあるのかしらね。

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 思ったよりも仰々しいセットになりそうである。最後の基本セットとして華々しく散るというよく分からない目的意識、そして初心者用セットというお題目がドンドン薄れていく感覚。結局今回も2色の組み合わせ10通りに10のアーキタイプが用意されているというのだから、制作側の本気度合いが違う。一体どんなセットになるというのだろう。ここまでやるなら、もういっそ基本の事なんて完全に忘れて、まっさらな新しいエキスパンションにしてしまってもいいのにね。

 

以下、本セットで初めて登場する2つのキーワード能力である(詳しくは公式ページ参照)。このセットのテーマは「成長、前進」とのことで、どちらも「成長」に関係する能力だ。

 

○「高名(Renown)X」

 高名は以下のルール語として与えられる「このクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、これが高名でないなら(if it isn’t Renowned)、これの上に+1/+1カウンターをX個置く。これは高名になる(Renowned)」。

トリガーこそ違うものの、扱い方は「怪物化」と大体同じ。怪物化はインスタントタイミングのコストの支払いをトリガーにし、こちらはプレイヤーへの戦闘ダメージ(プレインズウォーカーでは駄目)をトリガーとしている。初めて戦闘ダメージを与える、つまり実地に出ることで童貞卒業、めでたく戦士としてデビューするというイメージだろうか。なお、怪物化における「怪物的(monstorous)」と同じで「高名であること(renowned)」はそのカードの特性として記録される。この後何らかの方法で+1/+1カウンターを取り除いても高名であることに変わりはなく、高名であるかどうかを参照するカードも存在している。現時点では白と緑に与えられた能力である。

 

○「魔巧(Spell mastery)

 魔巧は主に呪文カードに与えられる能力であり、以下のルール語として規定される。「あなたの墓地にインスタント・カードやソーサリー・カードが合わせて2枚以上あるなら、そのプレイヤーは魔巧を満たした状態である」。まぁ、ぶっちゃけ簡易版のスレッショルドである。魔巧を持つ呪文が唱えられた場合、解決時に常に墓地を確認し、条件を満たしていれば魔巧トリガーはオン、足りなければオフとなる。各々の物語の主人公であるPWたちが経験を積んで成長していく姿をイメージした能力語だ。

 


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 案の定、エンドカードで色々無かったことに、第11話。知ってたんだ。中の人に絵心がないことは……何とか頑張ってえとたま風にしようとして額にマークつけてるあたりが甲斐甲斐しい。

 ラストへ向けてのホップステップジャンプでいうなら「ステップ」の回。過去に干支神のあいだで一体何が行われ、にゃ〜たん、チュウたんを巡る事の真相に迫っていく。これまで勘違いしていたが、2人の確執の最大要因は別に2000年前の第1回ETM12ではなかったのだね。確かに、あの昔話のように「猫は鼠に騙されたせいでレースに参加出来なかった」という体にはなっているものの、それはにゃ〜たんの望んだ通りのことだったし、その後干支神が決定した後にもにゃ〜たんとチュウたんの間に軋轢はない。そもそもにゃ〜たんもハナから干支神になってなりたくなさそうだった。つまり、2人の問題はそこからしばらく先の時代にあったってことであり、2000年近くもうまくやっていた干支神の関係性が、ここ60年でついに崩れてしまったということなのだろう。

 その内情についても、今回の描写でおおよそ推測できるものになっている。チュウたんは元々、生真面目ながらも干支娘の中では控えめで、目立たない性格。実力こそトップレベルではあるものの、融通が利かないので他人の上に立つ仕事にはあまり向いていない性分だったのかもしれない。自分とは正反対の性質を持ちながらも同様に「実力者」と目されるにゃ〜たんに対しては並々ならぬ執着を持っており、それは憧れであったり、恋慕であったり、はたまた苛立ちであったりしたのだろう。自分に出来ないことを平然とやってのけるにゃ〜たんに憧れを持ちつつも、規則に縛られずに好き勝手な行動をする部分には反感もあり、手のかかる異端分子として、干支神のリーダーとなった後には複雑な感情を持ち続けていた。にゃ〜たんはそのことに気付いていたのかどうか。猫ってのは元来束縛されることを嫌う生き物であり、干支神なんてかたっ苦しい栄職に就くことは自ら辞した。他の12人にメインを任せ、自分は遊撃部隊として、日本という国を守るために奔走していたのではなかろうか。チュウたんからすれば、そんなにゃ〜たんは憧れの的であり、自分に出来ないことをいともたやすく成し遂げてしまう嫉妬の対象であり、永遠に理解の及ばない畏敬の対象にもなった。

 そして、干支神のリーダーとしての仕事を長年勤め上げてきたチュウたんも、少しずつ疲れが見え始める。生真面目過ぎる性格のせいで、なかなか1つにまとまらない干支神をとりまとめることにも必要以上の気苦労があっただろうし、好き勝手やっているにゃ〜たんと比べれば比べるほど、自分の現在の状況が辛くなっていく。そんな憧れが、ある日ついににゃ〜たんに対して爆発してしまったのではないか。「自分の苦労を分かって欲しい」という感情が募りに募って、それはいつしか憎悪へと変わる。何がきっかけかは分からないが、ついに我慢の限界に達したチュウたんはにゃ〜たんのえとたまを傷つけてしまい、にゃ〜たんは記憶を失うことに。しかし、記憶を失いながらも天真爛漫なままのにゃ〜たん。しかも回りの干支神からの信頼は何故か厚いままで、チュウたんが苦労して維持している人望にも事欠かないと来ている。一度は滅した相手に対して、歯車の狂ってしまったチュウたんは未だ憎悪を持ち続けており、長年蓄積したそれは、今や他の10人の力をもってしても浄化することは叶わないものになってしまっていた。この状況を打開出来るのは、ことの当事者たるにゃ〜たんしかいないのである。

 と、ここまでが今回の流れから想定される実情。ディティールは違ってるかもしれないけど、大体あってるんじゃないかしら。まぁ、もっと決定的な事件が隠されてるかもしれないけども。とにかく、チュウたんの持つ感情ってのは簡単に割り切れる単純な「憎悪」ではなく、元々にゃ〜たんに対して持っていた憧れに端を発しているというのが色々と面倒な部分。単なる敵愾心だけならば叩いておしまいにも出来るのだろうが、少なくとも最終回でチュウたんをボコボコにするわけにはいかないのよね。まぁ、残りの干支神の助力もあれば、なんとかにゃ〜たんが浄化してくれるとは思うのだが……それにしても、十二支がいるのに11人がよってたかって1人を抑えられない状態ってんは問題だよなぁ……。

 今回はモーたんの弔いに始まり、チュウたんメインなのでとにかく明るい要素は何一つ無いはずなのだが、こんな回でもちょいちょいネタを仕込んでくるあたりが抜け目ない。シリアスの中に半端なギャグを入れてしまうと浮くことも多いのだが、決してテンポを崩さずに「シリアスになりきらない」ギリギリのところを狙っているのはなかなかうまい。ウリたんのくれたゴマ油は絶対に何かの伏線だろうと思って見てたのに……マジで単なるお土産品なのかよ。油を43℃で飲むって、拷問以外の何ものでもないんじゃないですかね? 柚胡椒を混ぜたヌルい油……想像するだけで嫌だな。

 あと、シャアたんがチュウたんから「師匠」って呼ばれていたのが意外であった。干支娘の間にもけっこう師弟関係があるものなのね。全員生まれた年とかは同じなんだろうか、それとも2000年前の時点で神格に差があったんだろうか。まー、インド起源のシャアたんとか、中国起源(っぽい)ドラたん、シマたんあたりは年季が入ってるのも分かる気がするけど。そうか、そう考えるとにゃ〜たんもエジプト文明の代表と考えれば、実力者なのは納得できるな。エジプト要素が欠片も見あたらないけど。

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「グリザイアの迷宮/グリザイアの楽園」 5→6

 一言でいうと、負けた。これ、1期の段階で首を捻っていた要素は何一つ変わってないはずなんだ。それなのに不平不満に繋がらないということは、いわば「スタッフに丸め込まれてしまった」形になるのである。でもね、丸め込まれるのって、気持ちいいよね。

 こうして終わったところで2クールを振り返ってみると、「果実」の段階での個々のエピソードというのは、この2期目の馬鹿馬鹿しいまでのお話をやるための種蒔きであったといえる。ギャルゲってのは殆どやらないので間違った認識かもしれないが、いわば各ヒロインを攻めてフラグを立て、クリアするまでの過程のルートみたいなもので、その過程でどんな選択肢を選んで好感度を上げたかとか、途中でどんな感情があって雄二に心を寄せるに至るかとか、言ってしまえば「最悪、すっ飛ばしても問題無い部分」であったのだ。結果として、この2期目の開始時に「なんやかやあったけど、とにかく5人全員が雄二にベタ惚れしてて命を捧げられるし、5人同時にヒロイン勢が1人の主人公を狙っているっていう無茶苦茶な共通認識がありながらも特に問題無く連携が取れるし、下手なスポ根ものの部活動よりもよっぽど横の連携が取れているよ」という舞台設定が出来ていれば良かったのである。みちるの二重人格だったり、蒔菜のハイパー狙撃スキルだったり、色々と特殊な条件設定はあるのだが、とりあえず「便利なヤツが雄二の下に集まった!」ということが分かればいいのである。そう、ギャルゲーじゃなくて、RPGとか冒険漫画で仲間を集めている段階の方が近いかもしれない。

 いや、原作ゲームではちゃんと「果実」が一本立ちしてたんだろうから、そこはちゃんとギャルゲーとして機能してなきゃ駄目だと思うんだけど、このアニメは事情が違う。何しろ、最終的には「風見雄二というメインヒロインを愛でる」ことが目的になっているのだから。そう、あくまで今作は「雄二と天音」とか「雄二と由美子」というようなカップリングの妙を楽しむものではない。「風見雄二と愉快な仲間達」の冒険活劇を描く物語だ。ワンピースと似たようなもんだ。それなら、仲間が全員揃ってグランドラインにこぎ出してから盛り上がった方が良いに決まっているのである。そして、実際にグランドライン編は十二分に盛り上がったのだ。

 一姫と天音のトンデモエピソードは「ギャルゲーヒロインをオトすためのイベント過程」と考えるとどやねん、と思うが、これがナミとアーロンが揉めてた事件と並べるなら問題無いし、蒔菜との愛の逃避行だって、ポルナレフが花京院にぶん殴られて友情を確認したシーンと並べればそんなに違和感は無い。こうして積み上げた「変なグリザイアワールド」は、そのままメインヒロイン風見雄二の物語に転用され、「気付いたら軍部育ちのキリングマシーン養成アニメからのダイハード」という訳の分からないシナリオのふくらみ方にも違和感なくついていけるようになっていた。1期で蒔かれた間違いだらけの種が、きちんと2期で結実してお花畑になっちゃったのである。うーむ、この「丸め込まれた」感。気持ちが良いね。もちろん、映像面での気遣いが特に念入りに求められていたことはいうまでもないし、脚本を組み上げるテンポも(流石に早急すぎた感はあるが)繊細な調整が際どいバランスで成り立つ必要もある。脚本自体がかなりのムリゲーだったはずだが、それに輪をかけて大変な構成、製作は本当に見事なお仕事をこなしているのだと思う。天衝監督、やっぱり尋常ではないな。そして、気付けばこれってエイトビットの製作。エイトビットって「ワルキューレロマンツェ」でも良い仕事を残してるんだよな。「異次元エロゲアニメの雄」っていうよく分からない看板が立てられそうである。

 最後に中の人の話だが……今作は櫻井孝宏の安定感が光ったことにくわえ、回りのエロゲ役者たちの息のあった舞台作りが非常に効果的に働いていた。田口宏子とか友永朱音とか、ちょくちょくこういう作品で名前は観るのだけど、なかなか評価するタイミングが無いのだよね。裏と表のお仕事の融合、もっと色んなところでみられるといいんだけどなぁ。なお、清水愛は最終的にまた魚釣りキャラになった模様。何この因果。

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「終わりのセラフ」 6→6

 途中から感想書かなくなってしまったことからも分かる通り、いくらかトーンダウンした感は否めないものの、やっぱりこれはこれで唯一無二の作品になっていたとは思うのです。

 トーンダウンってのは単純にシナリオラインに強力な誘致要因が無くなったことによるもの。考えてみりゃ掲載誌がジャンプなんだからそこまで恐ろしい展開になるわけはないんだよね。鬼呪装備獲得後の吸血鬼との直接対決は、戦闘自体に見るべき点があまり無く、どの試合も基本的に「一方的に強い側が弱者を嬲る」という展開ばかりになってしまっていた上に、そうした「強さ」の尺度が今ひとつはっきりせず、戦うにしても単に剣で斬り合ってザクーってな展開が多かったものだから、あまり積極的な盛り上がりを作れなかったのは素直にマイナス要素であったと思う。そのへんでオリジナリティをみせろと言ってもなかなか難しいとは思うが、全体的に戦闘を展開するテンポが悪く、鬱なシナリオラインとも相まってどこかどんよりした、気の重いバトルシーンが多かったので意気を削がれてしまったのは間違いない。

 しかしまぁ、そうした部分でのマイナスを加味したとしても、やはり今作の映像は秀逸。というか、もう背景美術の一点だけでも観る価値はあるんじゃなかろうか。毎週毎週、よくもあれだけの美術を維持し、そこにキャラクターたちを溶け込ませて描けたものだと思う。メリハリの効いたキャラクターデザインも実は非常に危ういバランスの上で成り立っており、もうちょっとでも「アニメ的な」絵を推し進めてしまうと、あの背景デザインとは遊離してしまうことになったであろう。アニメ的に輪郭のはっきりした絵を造りながらも、どこか粗く削ったような線の揺らぎを残すことで背景に合わせる事に成功したデザインやモーションは、作品の独自性を訴える上で最大の武器になっていたと思う。

 そして、こうしたデザインから繰り出される女の子の可愛らしさね。具体的に言えばシノアちゃんの可愛らしさね。結局、最初から最後まで彼女を愛でるために観ていたというのが正直なところでしてね……あ、吸血鬼姫が出てくるときだけは話が別だけど。人間側代表、柊シノア。吸血鬼代表、クルル・ツェペシ。この2人がいる限り、2期目も問題無くこの世界か可愛らしいままでしょう。10月まで延々4話をリピートし続けるんだ。クルル様に「首を千切ろうか?www」って言われ続けるんだ。

 そんな日常です、僕は元気です、敬具。

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「ハイスクールD×D BorN」 6→5

 実家のような安心感(嘘)。こんな実家、嫌だ。

 初期配点は何のテンションなのかちょっとやり過ぎてたので戻させてもらいましたが、別にご不満はございません。いつも通りに、いつもの中身が展開されただけです。流石にどんな作品でも3期もやれば年季による見せ方ってのは安定してくるもので、こちらもいい加減にどう観ればいいかを心得ているので積極的に呼吸を合わせていくことが出来るわけです。ナイス連携。わざわざ息を合わせなきゃ観られないようなもんなのか、って話だけども。まー、そりゃ手放しで喜んで正座しながら観るような作品ではないわな。

 特に大きく褒めるつもりもないが、今期は2期よりも好きだったかもしれない。2期は「1クールしかないくせに二部構成」というなんだかよく分からない展開で、そこに特徴を見出すほどのものでもなかったので半端になってしまった印象だったのに対し、今期は芯を貫くシナリオラインが良くも悪くも安定しており、非常に観やすい、ベタベタの展開が微笑ましい。「イッセー頑張る」→「敵がもっと強い」→「だからもっと頑張る」というだけの少年漫画展開であり、毎回そこにちょっとだけ違うヒロインが調味料として加味されるだけ。今回は途中のアーシア救出編からクライマックスのリアス部長対決編まで、素直に1クールの中で物語が膨らんでいることが分かりやすく、インフレを繰り返す少年漫画設定で飽きてきそうなものなのに、適度にヒロイン勢の刺激が変わってくるだけで何となく観られてしまう。2期で加わったゼノヴィア、ギャスパーに大きな活躍のシーンがなかったのは残念だが、小猫ちゃん、朱乃さん、そしてアーシアというオリジナルメンバーにそれぞれ見せ場があったのだからこれはしょうがないところか。特に朱乃さんはリアス部長と肩を並べながら丁々発止の関係性でやり合ってる図が活き活きしてて良かった。

 あとはやっぱり開けっぴろげな健全エロ要素が最大の売りなわけでね。どこぞの光だらけ作品と違って、すっぱりさっぱりとさらけ出してくれるのはストレスがないし、ちゃんと作品の個性として活きてくるので良いことですよ。作画は毎回しっかりしてるし、「ちゃんとそこに力入れてくれてるんだなぁ」というのが分かるのはとても良い。そしてそれがギャグ要素の方へと落とし込まれ、単にあけすけなエロばかりにならない心遣いも嬉しいじゃないですか。まぁ、最終話のラストはどうやねんとは思うが……梶君の熱唱に笑ってしまうわ。

 とりあえず、今回のお話で無事にグレモリー軍団は全ての駒をそろえたことになる。せっかくなら全部の駒が揃った後のお話もみたいよねぇ。4期は……ある気がするなぁ。

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6月19日 ドラフト模様(DTK×2 FRF

ピック順 【Mei】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】→【Sea-chicken】→

 

 実はこの環境に入ってから初めての5人戦。「この環境に入って」が割と長いので、最近はけっこうコンスタントに集まれていたのだな、ということが分かる。まだまだ続くこのタルキール世界だが、流石にボチボチ落ち着いてきたのか、1人欠席だと判明した後には「もう別に今日はやらなくてもいいか」みたいな空気にもなっていたのだが、最後に訪れた1人の強い希望により無事に5人戦が開催され、試合後には、件の「やらなくてもいいか」と言っていたおっさんが晴れやかな顔で「やぁ、やっぱり週に1回のドラフトは大事やな。やらなくていいとか言ってた自分を反省するわ」と訳の分からない感想を語っていた。いつになったら飽きるんでしょうね。なお、参加出来なかった1名は、お仕事がとても楽しかったらしいです。ドラフトとカラオケとサブウェイを足したくらい楽しかったそうです。……ヨカッタネー。

 

 


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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