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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 モアを入浴させないとか、どんな判断だ、第6話。水着だけで納得すると思うなよ。納得するけど。もー、やっぱり尻尾のインパクトが強烈なんだよなー。日本国民総ケモ化計画でも進行してるのかしらー。

 前回からの引きなら絶対にしっぽりとシリアスなお話になると、思うじゃん。いや、サブタイトル見た時点で絶対違うんだけど、流石にそこはしっとりすると思うじゃん。でも、そうじゃないんだな。暗い雰囲気になるのは今作じゃ似合わないってんで、なんとアバンは水着で引っ張っておいてから合宿イベントの一環として一番大事なカミングアウトを処理してしまうという。もー、別にシリアスはシリアスで真剣にやってもらってかまわないんやで。わざわざこんな風にサービス回と併用するとか……どんな素晴らしい判断だ。もう、社長の判断がいちいち有能過ぎてこの会社怖いわ。本作で最大のヒロインって実は社長(とその複数の同位体)なんじゃねぇかな。いちいち恐ろしいまでの存在感を放つ連中が出てくるのが癖になる。うえだゆうじファンにはとても良いご褒美なのです。

 もちろん、サービス回だからといって本筋がなおざりになっているわけではない。ちゃんとシアン、レトリーの仲直りのプロセスは描かれているし、このタイミング以外でカミングアウトのチャンスは無いやろ、と思っていたモアもきっちり追従。しっちゃかめっちゃかにはなっていたが、これでめでたくプラズマジカの中にわだかまりは存在しなくなった。あとは心置きなく音楽をやりつつ百合百合すれば良いのである。もちろん、「ひょっとしたら2人ともいなくなるかもしれない」という懸念は特にレトリーの中に影を落とす可能性はあるのだが、「時間に限りがあるかもしれない」という気持ちも、また音楽に打ち込む理由にもなるだろう。元々シアンの大ファンだったレトリーのこと、そのあたりの帳尻は合わせてくれるんじゃなかろうか。何より、「シアンが帰りたくないと思わせれば勝ち」っていう勝算もあるわけだし。モアは……どうなるのかなぁ。

 適当で笑ったのは、ストロベリーハートが説明したダークモンスターと敵側社長の関係。あ、そんな直接的な話でいいんだ……。「他のレーベルのアーティストをダークモンスターで叩いて、音楽業界を独占して金儲けをする気だ」って、どんだけ短絡的なプランなのよ。「色んなアーティストが襲われているのに、何故か最大手プロダクションのアーティアストだけ絶対襲われない」って、確実にアウトの状況じゃないッスか。そもそも、最大手なら現時点でもそれなりに稼いでるわけでしょ? なんでわざわざ危ない橋渡ってまで物騒なことするんだよ。そしてストロベリーハートは一体何者なんだよ。手軽にモンスターを召喚出来るような人間と関係があるしゃべるギター。もう、何がなにやら。そして、これまでも何となく描写されていたことではあるのだが、シアンは掛け値無しに「めっちゃ上手いプレイヤー」らしい。友達作りも出来ずに1人悶々としていた一介の女子高生が、この世界ではトップアーティストになれるのか……なんて世界だ。いや、本当に偶然くすぶってただけなのかもしれないけども。「突然異世界に連れてこられて、才能のおかげで引っ張りだこだよ」って、典型的な俺ツエー設定じゃないですか。でも、可愛い女の子のロックバンドだと鼻につかない。不思議!(そうか?)

 そんな女の子に負けじと存在感をアピールするのが、暑苦しくも愉快なシンガンクリムゾンズ一同。あのサンリオキャラ人気投票でも中間速報1位を獲得したという恐るべきカリスマバンドであるが、アニメでの扱いはいつも以上にシュール。なんかもう、ロムさんが活き活きしてればそれでいい気がしてきたよ。あの人、メンバーの中では一番冷静で賢いふりしてるけど、馬鹿だろ。たまたま他の3人がもっと馬鹿だから気付かれないだけだろ。……最高やないか。故に、ロムさんもっと頑張れ。

 今週はついに監督コンテでは無くなったのだが、変わってコンテを引き受けたのはなんと五十嵐卓哉である。相変わらずの賑々しさはこの作品世界にベストマッチしており、どこまでもポップに、ドタバタした楽しさがよく出ている。こういう話数を延々リピートするだけの人生を歩みたいものだ。

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 メイたんってなんだか知らないけど古賀亮一臭がするよね、第5話。なんでだろ、衣装のせいかな、それとも垂れ目のせいかな。

 もう何がなんやら、しっちゃかめっちゃかの素晴らしい勢い。このごったごたに暴れ回る感じが一番素敵な「えとたま」成分である。今回シャアたん(とチュウたん)だけが場外に避難してほぼ出番無しだったが、それ以外の干支神、つまり11人ものヒロイン勢がフル回転しての大混乱。特にギャグクライマックスとなるシマたん、モーたんのラッシュは迫力満点である。よくぞここまでキャラが立ってるよなぁ。あ、そういえば音泉キングが登場しなかったのって今回が初?

 1体ずつ見ていくと、相変わらずセット販売でさっさと処理される不遇の身がイヌたんとキーたん。どうなんだろ、お当番回は個々に訪れるのだろうか……ちなみに、水着→バスタオル→光と推移したときのツルペタ感も安定。もちろん最右翼はウリたんであるが、この2人もなかなかのものである。未だ謎が多いのはネガティブキングのウマたん。どうやらどこぞの後藤(弱)キャラのように油断するとすぐに謝罪する被害者体質のようであるが、それ故ににゃ〜たんに振り回されてるってことなのかしら。今回も大してスポットは当たらなかったが、この面倒臭い集団生活の中で、決して幸せなポジションには落ち着けないだろうなぁ、というのは見て取れる。脱いだシーンでは彼女もなかなかのナイスバディ。どうやら巫女服で身体の凹凸を隠しているようである。他の干支神もそうなのだろうが、彼女の場合、控え目な性格と大きくギャップがあり立派な尻尾は非常にそそる対比。バスタオルからモリっとはみ出すボリューム満点のリアルポニーテール……メニアック。

 すっかりポジションが落ち着き、いつの間にやらごま油の化身と化したウリたん。「冷静でおいしい解説ポジション」というだけで愛嬌を振りまく役回りかと思ったら、何とまさかの「死にキャラ」という訳の分からないネタまで獲得。それでいいのかウリたん。神様のくせに命が軽すぎる。カレーにごま油はチャレンジしてみたらいいじゃない。あとその本どこで売ってるんだ。そして前回メインを務めたウサたんも今回扱いが軽かったが、何と、前回のエピソードから「プロデューサーキャラ」とかじゃなくてまさかの「性感帯キャラ」というとんでもない部分だけをぶっこ抜かれた模様。延々背景でオフ気味に喘ぎ続けるウサたんが不憫でならぬが、相坂優歌の喘ぎ声がエンドレスと考えると、これはスタッフグッジョブというしかない。「サービス回なんて言われてもこのキャラじゃ大したサービスじゃねぇよ」って言おうと思ったのに、考えてみたら元々渡辺明夫デザインだし、思いの外サービス目的は果たせているのである。

 そう、サービスといえばやっぱり師匠連中であろう。普段はそこまでアピールしない乳を思う存分振り回し、露骨なセックスアピールを繰り返す親父キャラへと変貌したシマたん。トラックスーツに身を包み、一人だけ無駄なバトル描写がアツいドラたん、そして毎度のことながら全力全開のモーたん。良いポジショニングである。「同じ猫族どうしにゃんにゃんしようや」は、ここ以外では使うチャンスが一切ないだろうけど是非使ってみたい名台詞である。虎と猫の交わり、でも衣装は豹柄。カオス過ぎるわ。モーたんは、これだけいい女が揃っている集団の中でも、脱がされると一際異彩を放つ凶悪なプロポーションであり、そんな状況からでも力強く「光剥ぎ」に挑む勇ましさを持ち合わせたもののふ。「同じレイヤーで描き込まれてるから無理ですです」。無念。

 そして今回の主役はメイたん。図らずも渕上舞はまた「メイ」の役なのですね。まー、ぶっちゃけここまでアクの強い干支神の中ではこの手の大人しいキャラは割と埋もれがちになってしまうわけだが、頑なに脱がなかったのは良かったのか悪かったのか。今後は「タケル好き好きキャラ」として少しはアピールしていくことになるんでしょうか。どうでもいい話だけど、メイたんの氷嚢がとても愛らしかったのでアレが欲しいです。どこで売ってるんだろう。あ、別に病人の体内に入っていく機能はいりませんけどね。

 そして、こうして暴れ回る全てのキャラをまとめ上げ、更なる高みへと持ち上げるのが、我らが主人公にゃ〜たんというわけである。今回は「にゃ〜たんの突っ込み連打」が見どころだけど、どんだけやっても一切上手いこと突っ込めてないあたり、完璧に中の人ですわ。いや、中の人みたいに無駄に尺を喰わない分だけ優秀ではあるのだが。それにしても、まさかにゃ〜たんまで脱がされる話になるとはおもわなんだなぁ。そしてここでようやく出番がもらえるピヨたん……彼女の立ち位置も、どうなんでしょうね。

 今回は結局バトルシーンがなかったのでCGモデルを見ることが出来なかったが、正直「別に無くても構わんな」って思えるぐらいに2Dパートが面白いから無問題。結論「いいぞもっとやれ」。

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 鬼さんたち意外と物わかり良かった、第6話。今週盛り上がるべきポイントは「ロリっ子がいっぱい出てきたこと」かな。与一のおねーちゃんはぴかしゃ、君月の妹さんは黒沢ともよちゃん。色々と捗りそうなキャスティングであります。阿修羅丸は山村響だよ。

 たっぷり1話使って鬼呪装備の獲得戦が描かれたわけだが、実際にはそこまで込み入った話をしたわけじゃない。君月に到っては具体的にどんな方法で調伏に成功したのかもよく分からないし、明らかに扱いが悪い。でもまぁ、「鬼があの手この手で攻めてきますよ」って事前に通達されてる人間に対して、トラウマを刺激する方向の精神戦、しかも明らかに夢幻と分かっているような変身回想プレイオンリーで挑んで来る鬼さんサイドの方にも問題がある。最初から嘘と分かってりゃ、それなりに対処は出来るわけでね。後は「心底復讐に燃えているか、鬼が好むような荒々しい精神状態になっているか」という部分がチェックされるようで、元々血の気の多い2人はあんまり問題無かったようだ。まぁ、元々グレンの無茶なふるい分けでSAN値はそれなりに高いことがほのめかされていたわけで、鬼も「なんか籠絡しにくい連中やな」くらいは思ってたのかもしれない。

 結局君月は特に問題無くノルマクリア。優一郎も阿修羅丸を名乗る鬼と同盟を結んで無事に念願の鬼呪装備を獲得である。さて、ここでいまいち分からんのは「鬼」ってのがこの世界ではどの程度の存在なのか、というところだ。入門試験に挑んで来た若僧どもを問答無用で取って喰おうとしないし、どの組み合わせでも普通に1対1の対話が成立しているところを見ると、割と知能は高そう。特に阿修羅丸なんかは優一郎よりもよっぽど賢そうであるし、見た目にもすっきりしていてそれなりにイケメン(?)キャラである。そんな連中がこうもすんなりと同盟、そして主従関係を結んでしまうということは、鬼ってのは案外物わかりがよく、人間に対して友好的な存在なのだろうか。

 他方、与一と接触した弓の鬼はそうでもない。最初は普通に対話していたし、「愛を捨てろ、俺それ嫌いやねん」というところまでは阿修羅丸と同じであるが、それから与一の身体を乗っ取った後の行動があまりお利口ではない。どう見ても分の悪そうな4対1の局面から何の考えも無しに喧嘩を挑んでいるし、単に人間を殺したいだけの野蛮な存在に見えた。わざわざ精神攻撃から与一を籠絡して、失格の判定を下した冷静な裁定者とは随分イメージが違う。なんだろ、外に出てしまうと羽目を外すタイプなのかな。結局あの弓の鬼がどこに行ってしまったのかも定かでないのだが、ちゃんとあれから与一と契約することが出来たんだろうか。あんだけのことやらかした後だと、与一との関係性も微妙になる気もするんだけど。鬼と呼ばれる存在の目的意識が分からないのがもやっとする原因なのかしら。

 そして、今回揺らぎをみせたもう1人のキャラというのが、我らがシノアさんである。今まで「面倒なことが大好きの物騒美少女」だとばかり思ってたのだが、今回は割と優等生的な立ち回りになっていた。そこはグレンと2人で面白がって暴れるところじゃないのか。まぁ、グレンもハナからシナリオを作った上で遊んでいたわけで、ドッキリだって知らなかったサブキャストが慌てていただけなのかもしれないけども。あれくらいのことで動じるのはちょいとがっかりである。もっとわがままに、もっと豪放に生きてほしいです。

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 ええ話やないか、第6話。毎週楽しく観ているんですよ、えぇ。

 もう、こってこての浪花節だ。これ以外にないっていう完璧なお約束。ここまでやってこそのベタ、ここまでやってこそのテンプレ。これでいいんだよ。お話ってのはさ。もちろん、生中な気持ちでやってもらっても単なる「お約束」でしかないわけだが、今回はきちんとそこにいたるまでの段取りが真に迫っていたし、落とすところ、持ち上げるところの落差を見せてくれているので、クライマックスでのヒーロー感がばっちり出ていたし、リリがついに籠絡されるまでのカタルシスも文句無し。散々理不尽に罵倒されていたベルであるが、「ベル様の女の敵! すけこまし!」ってのは紛う事なき事実である。そりゃヘスティアちゃんが心配するのも仕方ない。

 今作は例の紐の話題が本当に一時的に盛り上がり、それだけのアニメのように見られるという逆に不当な流れがあるが、決してそれだけの作品ではない。作画の質は良好であるし、毎回の丁寧な作劇はストレス無く見ることが出来る。制作側だって「ベタな話」であることは百も承知なわけで、そこをあれこれいじって無駄に視点を散らすよりも、その浪花節な展開をしっかりと地に足がついたお話にして、いくらかでも共感を生むことを最大目標としているはず。「結局ダンジョンってなんやねん」とか、「生死が関わってるのにこいつらのダンジョン攻略が気軽過ぎる」とかいう問題は抱えているものの、それらは辛うじてベルのパーソナリティに帰着できる範囲でまとめられているし、「この世界はそうあるものだ」という世界構築もつつがなく行われているのである。

 あとはまぁ、ヒロイン勢(とベル)の見せ方だよね。今回はリリ編のクライマックスということで、リリの、そして内田真礼の真骨頂を見せてもらった。やっぱり真礼は良い仕事するんだよ。泣きの芝居にも力が籠もっているし、「悪い奴」としてのリリをきっちり作りながら、それを憎たらしいだけに終わらせずに、救いがあることが肯定的に受け入れられる「少女」としての枠もちゃんと守り、ベルが救いの手を差し伸べることを正当化する役割を果たしている。良質な作画のサポートもあり、「ファイアボルト!」からの2人の対話はグッとくるものに仕上がっていたのではなかろうか。ヘスティアちゃんがいなくてもきちんと山場は作れるんやで。まぁ、いてくれた方が嬉しいのは事実なんだけども。エルフねーちゃんも女騎士さんもなんだかんだで可愛らしいしね。飲んだくれの神様も好きですよ。中の人も含めて。今期は大活躍だな! っつって!

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5月8日 ドラフト模様(DTK×2 FRF

ピック順 【Mei】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Alessi】→

 

 適当なピックや、適当な試合をすると、ドラフトの神様がお怒りになって勝ち星を取り上げてしまわれるそうです。つまり、日に2回もドラフトをやって、カードもろくに見ないでピックするような輩は神様に嫌われるわけです。もー、絶対アイツが来てダブドラなんてやったせいや。あれで調子が狂うんや。前回は寝た子を起こして帰っていくし、今回はみんなのバイオリズムを狂わせるし……ろくなことないな。次来るときはもっとパックもってこいよ!

 


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 このたび、無事に「モダンマスターズ(Modern Masters)2015」(以下モダマス)のフルスポイラが公開された。結局、レア・神話レアはプレビュー時以上の盛り上がりは無くてがっかりした人も多かったようなんだけども、実はモダマスってのはリミテッドが面白いとかなんとか(経済的な理由からやったことないので知らないんだけど)。

 確かに、過去のセットからの再録カードのみで構成されているとはいえ、それぞれのカードの置かれている立場は当時とは全く異なるもの。そしてモダマスだけの特徴として、「複雑さ」という概念があげられる。公式記事でもそのあたりのことに触れられているが、現在のMagicは、セットの基本理念を固定するための「新世界秩序」を下敷きに動いている。知らない人のために簡単に説明しておくと、「新しいセットを出すとき、あんまり複雑過ぎたり、カードが直感的に動かなかったりすると初心者が参入しにくいから良くないよね」という取り決めのことである。代表的なところではダメージスタックがなくなり、バウンスされたクリーチャーが戦闘ダメージを与えなくなったことなどは、「新世界秩序」以降の改変の一例である。

 こうした「複雑さ」の制限はあらゆるセットに施されており、それ故にどうしてもゲームの制限も生まれる。しかし、この「モダマス」はある程度の熟練度を有したプレイヤーを前提に作られた「高級セット」であり、この「秩序」の縛りが緩い。おかげで様々なメカニズムが同居することを許し、複雑に絡み合ったシナジー、システム構築が可能になっている。今回のセットについても、全て再録メカニズムであるにも関わらず、「なるほど、この組み合わせは面白そうだ」と思わせるだけの可能性に満ちている。此度の機会で、私も何とかこの「モダマス」リミテッドを経験してみたいと思っているので、そのための導入として、今回のリミテッド環境についての概論をまとめて行きたいと思う。既に習熟しているプレイヤーにとっては「何を今更」みたいな記事になると思うけど、まぁ、そこはいつものスポイラと同じやで。

 


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 東映ィ〜! 作画作画ァ! 第3話。まぁ、東映作品でこの手のメタメタ作画はお約束だから別にいいんだけどさ。せっかく配信期間に余裕があるんだから、もう少し作画リソース割いて作ってくれてもいいじゃんよ。

 まぁ、ある意味で今回は「捨て回」だったのかもしれません。むしろ意図的に作画をヘナヘナにした可能性すらある。何しろ、世にも珍しい黄金聖闘士の日常回とも言える内容がふんだんに盛り込まれていたためだ。今回登場した聖闘士はミロ、カミュ、デスマスク、アフロディーテ・シャカ・サガと一気に6人。彼らが「何故か突然生き返っちゃったよ?!」というトンデモな状況で各々どのように生き様を決めるのかが描かれており、たとえ作画がヘナヘナであろうとも、つい笑ってしまう変な魅力があったり、なかったり、あったり。

 個人的には何と言ってもデスマスク・アフロディーテの「扱いが悪い方代表」のお二方のやりとりがとても楽しい。「何か分かんない状態」に放り込まれた時、アテナの聖闘士って奴はやっぱり堅物が多いもので、アイオリアにしろムウにしろミロにしろ、「復活したからには正義をまっとうしなきゃ」ってんで行動を始める。あの童虎にしても、立ち居振る舞いこそ大雑把ではあったが、基本的には正義のため、アテナのために行動という基本理念は動かない。そんな中で、これまでの立ち位置など全く気にしないのが(元)悪役2人組。アフロディーテは元々私生活がイメージ出来ないヘンテコにーちゃんだったが、これまでの役職から解放されて伸び伸びと日常を謳歌している。「私の美しさは隠せないからなー」といつも通りの様子ではあるが、どう見ても正義とかには興味なさそう。「死んだと思ってたけど生き返っちゃったし、自分の美貌を守るためにもこの町でスキンケアでもしながら生活していこうかしら」ってなもんである。まー、今になって考えると、こいつが黄金聖闘士に推挙された流れも想像できないしな……サガから「いいバラ園あるよ、バラ園」とか言われたんだろうか。いや、アフロディーテが黄金に任命されたのがいつなのかもよく分からんけども。

 そして、そんな魚座とノリが合う……わけではないのだが、スタンスを共にするのが我らがデスマスクの兄貴である。確かにあんな薔薇をくわえたカマ野郎と同じグループだとは思われたくないだろうが、職務への興味の無さで言えばアフロディーテ以上。流石、一度黄金聖衣にすら見放された生粋の適当黄金は格が違う。自由の身になったと分かって真っ先にナンパに行ったりギャンブルに行ったり。このおっさんも、黄金になる前はなにやってたんでしょうねぇ。ただ、普段ならば「駄目だろ!」と色んな人から怒られそうな態度ではあるのだが、このたびばかりは、彼の言っていることも一理ある。「何で復活したか分からないし、いつ尽きるかも分からないかりそめの命、自分の為に使って何が悪い」という。クソ真面目の権化であるアイオリアは当然抵抗を示すわけだが、彼とて具体的に何をしたらいいという確証があるわけではない。別な場所での会話ではあのシャカさんも(理由は違えど)「何もせずに座していることが正解じゃね?」と言ってるわけで、デスマスクは図らずも神に最も近い男と同じことをやっていたわけである。十二宮にいた頃ならば「アテナを護る」という目的に違反した者は間違いなく処罰の対象であるが、目的も分からない、存在意義も分からないこんな状況では、デスマスクさんのように「とりあえずやりたいことをやる」でも別によいのではなかろうか。

 こうして、目先の目的が無くなった黄金聖闘士がそれぞれのイデオロギーをぶつけてやんわりとまとまったり、対立したりしている様子は、これまでのシリーズではなかなか描かれなかった情景なのでそれだけで割と面白い。今になって振り返ると、童虎とアルデバランの2人が出会ったのって割とラッキーだったんだな。性格は全然違うように見えるが、あんまり理屈をこねくり回さずに勢いで突っ走る部分は2人とも同じ。あの2人が噛み合って目的意識を確認出来たおかげで上手いこと突っ走ることが出来た。これ、アルデバランが最初にカミュにあってたりしたら、また話が違っていたかもしれない。

 「何が目的か分からない」のなら、生前の自分の目的を優先してもかまわんのだろう? というのがカミュさんの行動方針。この北の大地アスガルドではたまたまお友達が働いていたらしく、昔を懐かしんだカミュさんは、「アテナなんて生きてるかどうかも分からないし、もういいかな……それより友達優先するわ」という、何とも即物的で血の通った判断。でも、これだって面と向かって間違っていると主張できる人間はいない1つの選択である。ま、しばらく付き合った後で「この友達、悪い奴だったわ」って気付くことになるわけで、黄金聖闘士やってる割に見る目無いとは思うけど。アスガルドに友達がいたり、親友が海闘士になってたり、カミュさんのところは師弟で面倒な人間関係に悩まされるわね。そんなカミュさんのごたごたが絡み、何が非道なのかよく分からない「罠」でミロがピンチに。いくらユグドラシルパワーで弱っているとはいえ、単なる設置トラップごときで黄金聖闘士がどうにかなるとも思われないが、ミロさんは千年戦争直前まで行った状態だったので割とピンチ。旧友のビジネスライクな態度にカミュさんもちょっと苛立った様子だし、お仲間の神闘士も「卑劣な真似はすかん」とスルトさんに嫌な顔。北の大地で炎を扱ってる時点で神闘士としても微妙な存在な気がします。こんなことでミロがやられたらあまりにも苦労人気質がかわいそうだ、と思っていたら、何とそこには救いの手。砂煙の中のシルエットに「誰だ? 誰だ? 誰だ?!」と期待が高まるなか、その期待を裏切らずに颯爽と現れたのはなんと『ジェミニのサガ!!』(全員で声を合わせて)。いいねぇ、ちゃんと見せ場を心得てるねぇ。

 さぁ、これで大体の黄金は揃い踏みです。次週はデスマスクの兄貴もちゃんと出撃する流れになるようだし、ますます「今まで見たことがな黄金どうしのすったもんだ」が楽しめそう。「デスマスクの声、こんなんやったっけ」って思って、変な作画も合わさってすげぇ違和感があったんだけど、最終的にはなんかこれでいい気がしてきた。こうしてみると、20年もの時を超えてまだまだ愛され続けているデスマスクさんって、やっぱり少年漫画の歴史に残る名キャラクターなのかもしれません。

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 デュエルスタンバイ! 第5話。まー、結局城之内もイトも死んじゃいないわけですがね。

 話が進んでいるように見せかけて、その実一番大事なところは一切明かされていないのでもやもやしたままの展開が続く。前回までは新キャラが出てきてかき回したり、露骨な伏線が出まくったりして物語を牽引してきたわけだが、今回はそうした要素があまり多くなかった。作中での事件は色々と起こっているハズなのだが……一番印象的だったのは「学生時代の髪の長いイトが可愛い」っていうことだったかもしれん。いじめで切られてから、そのままずっと今のぼさぼさ頭になってしまったのか。だとしたらまさにイジメ許すまじである。

 サブタイトルの通り、今回の中心はイトである。前回のラスト、そして今回のアバンでは惨殺された衝撃的な姿が映し出されてしまったわけだが、まぁ、遊太が時間遡航出来ることは自明なわけで、そこまで気にするようなもんでもない。人類の滅亡は簡単にリセット出来るのにイトの死だけだとタイムスリップするのがやたら大変だった理由はよく分からないのだが、単にチラ之助が乗り気かどうかっていうのが関係しているんだろうか。ラブリーキャラになってもいいはずなのに、どこか胡散臭くて萌えキャラになりきれないチラ之助。最近のイメージは猫っていうかどこぞのインキュベーターの方が近いかもしれん。今期は空飛ぶ猫がたくさん出てくる謎のシーズンになったな。

 とにかく時間を遡ってイトが死ぬ直接的な原因を潰すことになった遊太。その「原因」とは当然あの動画、そしてそこに関係する謎の人物である。遊太は今回「スゴイ霊」にレベルアップし、そこそこ現実世界にも介入できるようになったが、現時点では最大の必殺技でもまだラブラに憑依するのが限界。こんな状態でイトを引き留めることなんか出来るのか、と思ったが、ラブラ憑依からのみかたん説得であっさり解決。みかたんの理解の早さとノリの良さは流石にどうかと思うのだが、彼女もこれまでの人生で色々と苦労を重ねているみたいなので、「組織に狙われてイトの命がヤバい」という話を割とあっさり信じてくれたのかもしれない。「何でラブラが突然そんなことを?」とか疑問に思わないのはみかたんの天然の成せる技ってことで。便利なキャラやな。

 結局、大した下準備も無しにあっさりとイトの引き留め作戦は成功。その流れで彼女の過去話を確認することも出来た。まー、引きこもりになった人間の昔話なんてものはあまり聞いていて気持ちの良いものではないわね。イジメを受けた理由、そしてそこからの転落なんかは非常に分かりやすいテンプレ通りの進行であるが、そこに到っても微妙に古来館の住人との関係を繋いできたイトのプライドなんかはなかなか身につまされるものがある。引きこもりである、という開き直りはありつつも、その傍らで、どうしても「まだ私は落伍者じゃない」という意地が見え隠れする。本当は社会に適合できるし、自分は回りの人間に比べて劣った存在なんかじゃないという矜恃が、彼女の人生を少なからず歪ませている。単なる引きこもりだったらそのまま没交渉で社会からフェードアウトしたのかもしれないが、ほんの出来心でネットに奇妙な殺害動画を流してしまい、それが余計な事件を招いてしまったようだ。それが自分の罪なのか何なのか、状況が全く理解できずに慌てふためくイトがなかなかに可愛らしいのが困りものである。

 そう、今回は割と「イトが可愛い」が前面に押し出されたお話である。窮地の女性を見て「困っている顔も可愛いなあ」と思ってしまうのは申し訳ないことなのだが、基本的に他人行儀で、どこか線を引いている感のあったイトが、みかたん相手に全てをぶちまけて泣きじゃくる様子はどうしても萌え要素が先行する。最近は割と「天真爛漫で無垢な明るさ」を武器としたキャラが多かった寿美奈子が、こうしてグッと抑えながら泣きで見せてくれているというのも新鮮でよい。デビュー直後はパッとしない印象だった美菜子だが、最近はすっかり自分流の演技の道を見つけていい状態になってきたなぁ、としみじみ思わせてくれる良いキャラである。

 閑話休題、そんなイトを守るために、遊太と古来館メンバーがそれぞれに命懸けで動く(1人は幽霊だが)。あの殺害動画にはいつぞや古来館を襲撃した通称「亀男」が関係しており、ヤツは再びイトの命を狙い、何故かメイカを襲撃した。逆さ吊りで簀巻きにされているメイカはなかなかシュールだが、その程度の暴行で救われたのはある意味ラッキー。というか、亀男もなんでわざわざメイカを襲撃したんだろう。同じ建物にイトがいるのは分かってるんだから、最初からそこにいけば良かったと思うのだが……。最終的にメイカも殺そうとしてるわけだしなぁ。とにかく、ムヒがさらわれてしまってはイトも動かざるを得ない。バタバタと各人が勝手に行動するなか、遊太は遊太で「名案」を思いついて実行に移す。その間にも伏線っぽいものがちょこちょこと張られており、個人的に一番気になったのは「最後のシナモンがどこへ行ったのか」である。シナモンを必要としているのは、現時点では遊太1人だけ。それ以外の可能性としては霊能関係者が必要としていた場合が考えられるが、古来館でそうしたシナモンの使い方を求められる霊能者は遊太以外にはいないだろう。問題は「いつの時間の、どんな遊太か」というだけでね。宮沢賢治が露骨にパンチラパワーを発動させていたけど、そろそろ伏線回収が来ますかね。前から言ってた通り、CVの時点で隠す気が無いのであんまりサプライズにはならんのだけども。その他、みかたんが持っていた薬のお話なんかも今後は関わってくる要素になるだろうか。みかたん(と遊太)が育てられたとおぼしき謎の開発組織についてはあんまり新情報も出なかったのだけども、意外だったのはみかたんが自分の出自について特に隠す様子もなくべらべらとイトに話したところかな。別に秘匿義務は無いのだろうが、今まで積極的に話すことがなかったので、彼女にとっては暗い過去なのだと思っていたのだが。単に話す機会が無かっただけなのかな。あと、幼少期に施設で育てられていたはずなのに、どこで津軽弁を覚える機会があったのか、ってのも気になる部分。彼女の人生はどういうルートを辿っているというのか。あとはまぁ、パインがどこで何をしているのか、っていうのが一応気になるところか。結局、あの開発組織とQmay会は関係しているのだろうか。

 むー、まだまだ謎が多いのでなかなか突き詰めた話もできないのであるが……今のところ一番心配なのは、「ちゃんとこれ、まとまるんやろか」という一点に尽きるな。あ、あとラブラの乳が大丈夫なのかどうか。腫れたらまたでかくなってしまうで。

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 野球回があるアニメは名作の法則、第41話。まぁ、嘘なんですけどね。でも「大正野球娘。」は名作。異論は認めない。

 さておき、前回のインパクトのおかげですっかり僕らのヒーローとして時の人となったダービーさんの2戦目です。花京院は開始直後にあっさりと退場させられてしまったために、前回のF-MEGAの盛り上がりはあっさりとリセットされた。いや、そりゃこのままずっとF-MEGAやられてもこまるんだけどさ。作画スタッフも疲れるだろうし。今度は一転、野球ゲームで勝負だよ。カセットの形を見る限りではどう考えてもファミコン。コントローラーのボタン数で百歩譲ってもスーファミレベルの世界(まぁ、連載当時の最新鋭技術であるが)で、あらゆる技術を超越したスーパーゲームの数々に、当時の僕らは心躍らせ……ずに「どないやねん」と思っていたもんですよ。「何のイカサマもない、世界中どこにでもありふれたゲーム機」のはずなのに、タッチペンで顔の描き込みが出来る機能を持っている恐ろしいゲームだ。いや、あの様子からするとゲーム機ではなくてディスプレイの方が超絶マシンなのかしら。まー、多分どっちでもないだろうから、普通に考えると「アトゥム神の能力」なんでしょうね。凄いよね、アトゥム。「相手の魂を掴んで奪い取れる」「相手の魂に直接質問できる」「ゲーム機に顔を描き込める」←NEW! ……なんだこの節操の無いスタンドは。

 いや、でも描き込み機能以外にもこの「Oh! THAT’S A BASEBALL」には数々のミラクルが搭載されている。まず、フルボイスだ。スーファミ当時にフルボイスってのは既に信じられない技術水準。多分、容量の関係でソフト自体も随分でかくなってるし、お値段も1万円越えの贅沢品だろう。更に、グラフィックが超絶クオリティ。特にホームランを打った時のカメラワークなど、臨場感を出すためのディティールは素晴らしく、ひょっとしたら現代のパワプロなんかも凌駕しちゃう可能性がある。あ、でも花火のグラはそこまで大したもんじゃないかった。バランス感覚がおかしい。

 そして、このゲームはどうやらかなり面白い野球ゲームのようなのだ。何しろ、一度もゲームをプレイしたことのない承太郎がジャガーズを一発で選択して攻撃力重視のチームであることを理解していた様子なので、おそらく相当な知名度のはず。もちろん、パワプロのように実在のチームデータがモデルになってるから、っていう理由じゃないぞ。何しろ4割バッターが2人いるチームだからな。さらに、「パッと見じゃ単なるやきうゲームじゃないか」と思われるかもしれないが、どうやらやり込み要素は多いらしい。何しろ、「対戦しようというと兄すら断る」という完全ソロプレイヤーのダービーさんが「最もやり込んでいる」ゲームだと自負しているのである。どういうことなの? ずっとCPU戦やってたの? 「CPU相手だとスタンド能力が使えないから難しいなぁ!」って言いながらひたすらトレーニング積んでたの? プニキ相手に10割目指すマゾゲーマーなの? オウカス相手に挫折せずに戦えたの? ダービーさん、実はものすごい努力家だったのではなかろうか……。

 そして、そんな心躍るゲーム内容ではあるのだが、やってることは単なる2択問題の繰り返し行程なので、ぶっちゃけそこまで盛り上がるもんではない。前回の白熱のレースのような動きもないし、プロの実況主であるジョセフさんがいなかったら視聴者数もあんまり稼げないコンテンツである。おじいちゃん、ほんとうるさい。あんだけ盛り上がって恥も外聞もなくテンションあげてるのに、来週白々しい顔で「ME?」とかいえるんだろうか? あのジジイ、本当の本当にペテン師やな……個人的に、ジョセフだったら中の人杉田バージョンでの実況も面白そうだな、とかも考えた。杉田のゲーム実況だと勝手に中村が寄ってきそう。「ソニックブームソニックブームソニックブームソニックブームソニックブームソニックブームウエサカカワイイソニックブームソニックブーム」。

 というわけで、今週は画面としてはやけに地味だったわけですが……一応、アニメオリジナル要素として「いちいち懇切丁寧に質問してYES-NOでコースを絞りにいく鬱陶しいダービーさん」が見られたので良しとしましょう。原作だとあのデッドボールのシーンがどう考えても理屈に合わなかったが、こんだけしつこくしゃべりまくるダービーならば一応のつじつまは合うようになったし。あと、もう1つオリジナル要素だったのは「弟にボコられるダービー兄の画」かね。なんかもう、本当にかわいそうだからやめたげてよ……。弟の方も、彼女を取られたのは自分がキモゲーマーだったから、っていうのにはやく気付くべき。

 ついに初の3話またぎかと思ったら、一応来週のサブタイトルはヴァニラアイスになっている。さて、ヴァニラアイスのCVは誰になるかなぁ。

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