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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
さぁ、まとめに入っているぞ、第10話。下手したらこのままのドタバタ展開で幕を閉じてしまうのではないかという危惧も正直あったのだが、流石にここはしっかりとどんでん返しを用意してきましたね。おかげで結末がどうなるのかはまったく予想がつかないのだけど。 まとめに入ったということで、基本的にはここまで経験的に構築されてきた「物語の内実」について、外部から保証を与え、確定していく作業が展開されている。答え合わせのための便利なオブザーバーとして、以前真咲の回想にのみ登場していた「神様」こと神山さんが正式に参加。そのこと自体は8話の時点で予想出来ていたことだが、立ち位置は「納鳴村の一部」というある種の敵対関係ではなく、光宗達と同じように納鳴村に挑んだという、「答えを掴んだ先輩」であった。同様に「答えを掴んだ先輩」としてはレイジという存在もいるが、彼が果たす役割は神山とは多少異なっている(後述)。 さて、今回はっきりと定義された村の真実について、ここでまとめてしまおう。まず、これも前回の分析通り、レイジの残した「ナナキ」という言葉は村の「現象」そのものをさす言葉であった。「悲しさや寂しさ、怒りや苦しみ」といった人間の負の感情が具象化されて登場するというのが「ナナキ」の正体であり、今回神山からこのことが告げられたということは、もうこのことに関しては疑いようのない「事実」と認識して良いということだろう。つまり、この作品世界は納鳴村にナナキという超常現象が発生するという1点だけが現実と異なっているのだ(正確には、リオンの霊能力も現実と乖離した部分であるが)。 ナナキに関してはこれまで観てきた通りだが、小さな修正点が1つ、それに大きな追加情報が1つ。まず修正点であるが、ナナキとして具現化する対象は「畏れ」に限られたものではないということ。つまり、これまで「現象」として一括りにしていいものかと懐疑的だった運転手の娘の幻影も、立派にナナキの一部だったということ。また、今回久方ぶりに登場したよっつんもナナキを見ているわけだが、彼のナナキについても(詳細は全く分からないものの)少なくとも畏れるようなものではなかったように見える。「時宗」やグロトーマス、颯人のババァなんかと違ってホラー要素が介在しない純粋な「悲しさ」「寂しさ」を元にしたナナキも存在しているのだろう。その人自身が抱える最も大きな負の感情がナナキとして選ばれるのだと思われる。そう考えると、運転手が純粋に娘のことだけを人生の重荷としていたことは理解出来るが、よっつんはホントにものすごく適当な人生を歩んできたので大きな悲しみや畏れを抱えずに生きてきたってことだろうな。 さらに、今回のストーリー展開をはっきりと決定づけた重要な追加要素として、「ナナキ」は「映し身」ではなく、「本人から切り出されたもの」であるという事実が発覚した。心の中の恐怖を「映す」のではなく、心からそっくり切り取って、それが形を成したものがナナキ。これまでは「打ち勝てば大丈夫」と思われていたのだが、実際は「自分の一部と戦っていた」ことになり、ナナキを打ち倒すということは、自分の身体の一部を打ち消してしまうことに他ならない。神山は、情熱の中心であった「学論への思い」をナナキとして切り出し、それを自分と切り離し、決別することに成功してしまったがために、身体がそのギャップに耐えきれずに一気に老化してしまったという。 ただし、全ての人間がそのような変化を起こすわけではなく、「一部」を切り出し、そのまま離散させることによって出る影響は、「無気力化」というのがより一般的な形であるようだ。この「失われた感情」の代表者として現れたのが、真咲の連れ合いだったレイジだ。彼も神山同様に納鳴村の調査に熱意を燃やす青年だったはずなのだが、長らく村に滞在することで自らのナナキを切り出すことに成功してしまったのだろう。村から出ることも叶わず、真咲との間にも何の感情もなくなってしまった。彼の姿は、「このまま放っておけば現在村にいる大多数は似たような状態になる」という分かりやすいサンプルだ。ナナキを切り離して随分時間が経過した滞在組の面々は、既にかなりヤバい段階まで「切り離し」が進行しているようである。 ちなみに、それ以外にもはっきりと「切り離し」を終えている人間がもう2人確定している。それが真咲と光宗だ。真咲は過去にレイジと来た際に既に「切り離し」を終えていたのだろう。再来時にナナキが発現せず、何も襲ってこないことがそれを裏付けている。しかし、彼女は老化もしていなければ気力を失っている様子もない。どこか不安定な部分はあるが、他の「切り離した」人たちとは様子が違うのだ。また、光宗についても、村の外に脱出出来たことから「切り離し」が終わったことが分かるが、未だ変化は出ていない。この2人に共通しているのは、「切り離され」た後でも、再び村に戻ろうとしたこと。真咲はレイジのため、そして光宗は真咲や颯人のために。この「再帰」というのが、何かこの2人を特別たらしめる理由になっているのかもしれない。なんか格好良い風に解釈すれば、「ナナキを切り離したのではなく、自分の中で消化しきったおかげで乗り越えられた」みたいなことなのかなぁ。まぁ、光宗が時宗を乗り越えられたとも思えないのだが。 さて、こうして状況がはっきりしたことで、今回のツアーの目的までもがはっきりしたのが今回の最大の焦点である。神山は納鳴村の調査に挑み、事実を掴んだにも関わらず学会からつまはじきにされた。レイジは納鳴村の調査に挑むも、そのままナナキを切り出されて再起不能になった。納鳴村の正体を掴むためには、単身で謎に挑んでも有効な手掛かりを得ることは出来ないのだ。それでは、納鳴村の真実を暴き、学問的な功績として立件するにはどうすればいいのか。そう、自分は全てを理解した上でセーフティゾーンから観察し、「ナナキの影響」がはっきりと残ったモルモットを村にぶち込んで観察記録を残せば良いのだ。多数の検体を自分のそばに置き、逐一記録を残しておけば、それは立派に科学的なフィールドワークとして成立する。この「ナナキ実験」を実行に移した第3の研究者、それが、今回の黒幕・こはるんだったわけだ。彼女はバスツアーの形で大量の「トラウマ持ち」を村に連れ込み、大量のナナキの切り出しに成功した。ナナキ自体は他者には見えないが、ナナキを切り出されて変化する人間を観察することは可能である。もちろん、こんな形で無理矢理押し込んだら村から逃げ出す人間もいるだろう。そうなってしまえば、自分の非人道的な計画が明るみに出るのでよろしくない。手駒としてシリアルキラーのジャックを子飼いにし、「逃亡者の取り締まり」にあてていたのはおそらくそのためだ(ケツさんはおまけだ)。彼女にとっての誤算はおそらく、真咲という「出戻り」が存在していたことだろう。これによってナナキについての情報が予想外の方向から入り、光宗という不穏分子を生み出してしまった。しかしまぁ、一度村に入って「切り出し」が行われてしまえば、光宗だって行動不能になる可能性は低くないわけで、まだまだ彼女の計画は破綻したわけではない。今にして思えば、彼女が「村への滞在」にこだわるヴァルカナさんに肩入れしていたのって、すごく分かりやすい裏工作だったんだなぁ。 彼女に対するは、新たに「出戻り」となった光宗、レイジから村の真実を手に入れることに成功したチーム・ナンコ、そして、未だ行方の知れない真咲。残りの話数で、この村はいったいどういう結末を向かえるのだろうか。まだまだ予断を許さない状態だぞ。 PR 「SUPER LOVERS」 5→5 今期一発目のゴール作品はなんとこれ。まさか6月頭に10話で完結するとは思ってなかった。いわゆる角川枠じゃないよなぁ。 それにしても……強烈な……作品だった……。なんか、新しい扉が開いた感がある。慌ててすぐ閉じたけども。これまでも、沢山「そっち向け」アニメは見てきたし、BL関係だって全てをスルーしてきたわけではないと思っていたのだが、やはり、私は本能的にBL作品は適宜回避していたようである。思い返してみれば「別に女性向けでも面白かったよ」って言ってた作品についても、いわゆるギャルゲーものばかりで中心にちゃんと女の子がいる作品がほとんどだったんだ。こうしてガッチガチに野郎VS野郎を描いた作品を最初から最後まで観たのって、今作が初めてだったのかもしれない。まぁ、全然完結してないから「最後まで」ってのは言い過ぎかもしれないけど。 普通なら、多分「臭い物にふた」の精神で「ア、やばい」と思ったら視聴をやめてたんだと思うのよね。しかし、今作はその安全弁が機能せず、「イくところまで」行ってしまった。こういう作品は「そこまで」やるってことを初めて目の当たりにした。一応一般枠での放送作品なので直接的に「現場」は描かれなかったわけだが、そのおかげでますます情感が籠もっている感があってね……滅多打ちですわ。ねェよ、こんなコミュニケーションの方法はねぇよ。「こ、これがBL……」が僕の断末魔ですわ。何事も体験、決して無駄だったとも思わないし、観たことを後悔してもいないが、2期目を見るかどうかは半年後の自分に改めて尋ねてみないとワカラナイデスネ。 こうして最後まで観られてしまったのは、まず、入り口がそこそこソフトだったので油断していたというのが1つ。タイトルにLOVERSという言葉を冠してはいたが、主人公カップルはあくまで「家族愛」とか「ペットを可愛がる感じ」で接しているし、年齢差も大きいのでそこまでエグい話にはならんだろ、と高をくくっていたのだ。しかし、この年齢差や体格差がそっち方面の方々からすれば格好の餌場だったわけだよなぁ。使ってる道具立てだけを見れば真正面からの恋愛ドラマだし、これで零が華奢で愛くるしい女の子だったら割と萌え度数の高いアニメになってたんじゃなかろうか。最近のDEENは本当にこっち系のアニメの映像を綺麗に作ってくるし、イロモノ作品だからといって製作スタッフは映像製作の手を抜いていない。非常に綺麗で「見やすい」画になっている。そんな敷居の低さが、最後の最後まで見てしまう大きな要因になっていたのだろうなぁ。改めてお願いしたいんだけど、これ、ロリな女の子で翻案してもう一回やってくれませんかね……。 とにかく大きな事実が1つ判明した。俺はノンケだ。 まぁ、イヌ科だから……、第8話。もう、あの瞬間に爆笑してしまった感性がよく分からん。なんかね、色んな部分で溜めて溜めて溜めるアニメだから、ほんのちょっとしたネタでもガンッと来るのよね。良い緩急だわ。いや、ユルさしかないけど。 まさかのコンクルシオ継続。単に喫茶店で茶を飲むだけの話が週またぎとか、流石に理解の範疇を超えた構成。さらに、その喫茶店で何があるかってぇと、単に地元の新キャラと触れ合い、お客さんにちょっかいを出すだけで終わるという。相変わらず過ぎる安定感なのだが、マジでAパート終わりでは「え? もうそんなに時間経ったの?!」というあっという間の出来事に心底驚いた。なんか、今作を観ている時の体感時間は日常から隔離されているかのようだ。 そんなAパート、前回出会った幽霊のひなちゃん以外にも、お店の正規定員である女の子、杏子ちゃんが帰宅。この子、どっかで見たことがあると思ったら、なんか雰囲気が「さんかれあ」の萌路によく似てる。まぁ、単に声のイメージなのかもしれないが、ややダウン系で古めかしいセーラー服姿の印象が近いのかも。本作の登場人物は吹っ切れたおかしなヤツは(あんまり)いないが、そんな中でもとても普通な様子の女の子。店内でキャーキャー騒がしい真琴たちにも特に大きな影響も与えず、与えられず、黙々とお仕事をこなすお利口な子だ。ひなちゃんも(ちょっと変だけど)普通の子だし、なるほど隠れ家的喫茶店として重宝しそうなお店。お母さんも良い人そうである。そして、真琴は色々と失礼である。この子は色んな部分で方向音痴だよな。 経営陣との顔合わせをすませ、今度は多種多様な常連さんとの触れ合いタイム。いきなり飛んできたのがテントウムシのカップルっていう時点で突っ込みどころは満載だ。単にアザミの花を出すだけなら、テントウムシさんはわざわざ店内に来なくてもその辺で堪能出来る気がするのだが……この店独自のスペシャルブレンドとかがあるんですかね。テントウムシですらサ店でデートするってのにお前らときたら……。いや、何でもない。そしてそんな常連カップルをバタバタと追いかけ回すけしからん新参客。こら、他のお客さん指さしちゃ駄目だろ。このお店はお客さんも店員さんも心が広いので、真琴や千夏の多少の無礼は大目に見てくれるようだが。特に千夏ちゃんは天然の人たらしみたいなところがあり、次に訪れた「夜の帷」さんにも一切臆することなく、するりと同卓についてしまう肝の太さを見せているため、他のお客さんも許してしまうようである。春の運び屋さんで異形に慣れてしまったせいでグイグイいけるんやな。まぁ、あんな可愛い幼女が屈託無く挨拶してきたらどんだけ不審なおっさんでも笑顔になりますわ。この無垢さがあるにも関わらず、何故かこのアニメはやたら腰回りの描写にこだわりがあるらしく、千夏ちゃんの元気な足とか、真琴が立ち上がるときの腰のモーションがやたらとエロくてケシカランのである……。 そして、最後に訪れたお客さんは、なんと我が家の御キツネ様。今週はチトさんが出なくてケモ成分が不足していたのだが、そんな不満を吹き飛ばす圧倒的なモフパワー。モフるわぁ。あれはモフりまくるわぁ。ご飯食べに来たところを突然見知らぬ客に「触って良い?」と聞かれても動じないキツネさんの心の広さに感謝である。それにしてもモフるわぁ。鳴き声は……そらそうだわ。何の遠慮も無くエンディングに突入するこの構成、ホント好き。 今週も何事も無く終わるかと思われたお話だが、今作随一のトラブルメーカー、お姉ちゃんが簡単には終わらせてくれない。あまりに理不尽なCパート、彼女の悪行は国境を越えてどこまでも。やっぱり魔女ってどう考えても人智を越えた恐ろしい存在なのだが……この適当さだから緊張感はないよなぁ。茜さんの気ままな振る舞いに眉1つ動かさずに付き合ってくれるケニーさんの器の大きさも素敵だな(眉毛薄いけどな)。 冒頭のパックのむしゃむしゃだけで割と満足してしまった感のある、第10話。まぁ、単なるゆーみんファンの感想ですが。今回だけをピックアップしてもパック、ラム、レム(あとスバル)と、今作はキャストのいい仕事が色々と楽しめるのが素敵。 死に戻ったわけではないが、エンディングを確定させるまではもう一歩、ラストミッションが待ち構えていた。結局あの魔獣大暴れの状況からは「青鬼」レムの力によって一時的離脱に成功。さらに村に帰還したレムのおかげで子供たちは一命を取り留め、村の結界の不備も報告されたおかげで魔獣が好き放題暴れて村が壊滅する危機は避けられた。今回のごたごたではっきりしたが、これまで何度も何度もスバルが死に戻り、さらに一度はレムが呪術で殺されてしまったという惨事は、ほぼ1体の魔獣のせいであった。つまり、もしスバルの死に戻りが無かった場合、その他のパラレルワールドでは、結界が破られた村が少しずつ魔獣に侵食され、少なくともスバルと同じ5日目の夜に子供たちはほぼ死に絶えていたのであろうし、結界が破れたままだったらロズワール邸も含めて領地は壊滅的な打撃を被っていただろう(レムが呪い殺されたことがあるという事実は、ロズワール邸の面々でも警戒していなければ対策出来なかったことの表れである)。つまり、こうして村の危機が回避出来たルートというのは今回が初めてのこと。スバルの苦労は決して無駄なものではなく、スバル一人の問題でもなかった。スバルはループを繰り返すことで、またしてもエミリアの命を救っていたのである。 しかし、そうしたハッピーエンドもまだ確定ではないというから面倒臭い。魔獣の呪術ってのは色々と制約が多くて大変な代物なのかと思っていたのだが、「魔獣の従僕が噛み付けば噛み付くほどに累積する」という無体な性質を持っていたようで、結局スバルは死の運命から逃れられていない。さらに、ベア子ですらどうにもならないその呪いの唯一の解決策として、怒り心頭のレムさんは魔獣殲滅作戦のために一人で野山に分け入っていった。まぁ、他の面子とレムでは戦力が違い過ぎるので、いっそこのレムさんの単独行に一縷の望みを託してみるのもありだった気もするが、流石にそれじゃ主人公の名がすたるし、ラムは座してみているだけなんてことは出来ないだろう。結局、どれだけギリギリで救われた命であっても、スバルはまた危機の中へ飛び込んでいくのである。「命は1つしかない、大切だ」なんて白々しい台詞を言っており、どう考えても「お前が言うな」案件なのだが、まぁ、自虐的ながらも「今のループを精一杯生き抜く」という彼なりの宣誓みたいなものだ。他の面々からしたら、それは文字通りの意味でのみ受け入れられる、「最後のあがき」である。 ぶっちゃけ、ラム1人でも大変な森の中にお前が入っていっても役にたたんだろ、と思っていたのだが、スバルには常人では考えもつかない斜め上の作戦があった。なんと、「死に戻りを誰かにばらそうとすると嫉妬の魔女が自らスバルをいさめに来る」という圧倒的なペナルティを逆利用する形での特性発揮。この発想力はすごい。まずもって、死に戻りカミングアウトの時に何が起こっているのかをしっかり把握出来ているあたりがすごい。そりゃま、視聴者目線から見れば「なるほど」程度で済む発想かもしれないが、スバルの立場で考えると、彼が得た情報は「自分からは魔女の匂いが嫌と言うほど漂っている」「死に戻りを誰かに話そうとすると、なんか分からないけど致命的な存在が自分の中をよぎる」という2つの事実だけ。この2つから「死に戻りカミングアウトによって自分の魔女の匂いを増幅できる」という発想に至り、さらに「匂いが強ければ魔獣は問答無用で自分を襲う」という結論に至るまでにももうワンステップ必要だったはず。凄まじい発想の飛躍で、成功(?)したから良かったようなものの、ぶっつけ本番で駄目だったらラムともども路頭に迷っていたかもしれないのだからなかなかのギャンブラーだ。 そして、策が成った後はもう、ラム・レムのエプロンバトルシーンをげっぷが出るまで堪能するだけ。今回のコンテ担当は細田直人。けれん味あふれる動画モーションの見せ方はピカイチの演出家である。レムのアクションはこれまでも様々なシーンで見られたものだが、今回はさらに一段レベルアップした超絶技巧で恐ろしいクオリティを見せつける。何がすごいって、どのモーションも「同じものの使い回し」が無く、状況に応じて全て「見たことがない」所作で暴れ回っているところだ。個人的にメイド服にそんなに思い入れは無いが、今回のバトルから「戦うメイドさん」に目覚めてしまう人間がいてもおかしくないレベル。とにかくレムの鬼気迫る大迫力は、文字通りに「鬼がかって」いたのである。 結局、レムはバーサーク状態がそのまま持続し、スバルが下手に魔女の気配を増幅させてしまったもんだから、もう思考も追いつかずにただひたすら「穢れをぶっ壊すマシン」へと変貌。スバルが大切な姉を抱えていたことすら、ひょっとしたら認識出来なかったのかもしれない。そんなレムに最後の望みを託す、スバルのスローイング・メイドアタック。超シリアスなシーンなはずなのに、あそこだけなんかとぼけた表情になっちゃうのが最高に可愛い。ちなみにラムのパンツは黒だったのか、それとも影になって見えなかっただけなのか…… 戦艦の内部に大量のエアバッグってついてるものなんですかね、第9話。まぁ、確かに安全装置としてそれなりに意味はあるだろうが……あんな身動き採れない状態になったら、沈没時とかにアウトですよ。 前回の比叡戦でめでたく1勝目(?)をあげた晴風。あの尻揉みねーちゃんが何故出てきたのかはさっぱり分からず、「本来ならブルマーの仕事なのだが」という全くもって当たり前の詫びを残して退場したため、すぐさま2戦目を向かえることとなった。行方不明艦が多くて人手不足なのは間違いないのだろうが、こうして前線に「正規の」職員が参戦したにもかかわらずぺーぺーどもが働かされてる現状は本当にどうにかならんもんかね。 2戦目の相手は、ドイツ娘・ミーナの母艦。ようやくミーナが晴風に転がり込んできたことの落とし前を付ける時期がやってきたわけだ。悲壮な出会いから始まった居候生活だったはずなのに、ミーナ本人に一切そうした切実さが無かったので今更ミッションとして立ちはだかってもあんまり深刻さは感じられないのは今作ではしょうがないところ。今回も報告が入る前には「比叡倒せちゃったし、あたしたち強いンじゃね?」みたいなテンションですげぇお気楽に盛り上がってたし。そして実際、比叡級に勝ててしまったという事実がある時点で、それ以下の規模の艦とのバトルと言われても今ひとつ盛り上がりに欠ける。まぁ、実際のダメージは今回の戦闘の方がはるかにでかかったわけだが……比叡戦はあくまで足止めが目的、今回は当初の目的が艦の一部をピンポイントで叩くことだったわけで、ミッションの難度が格段に違うのだな。分かっちゃ言えるけど、見せ方としてこの順番はどうなんだ。 そして相変わらずではあるのだが、今作はそうしたミッションのディティールが全然伝わって来ないし、我々素人からしたら操船、射撃、艦砲回避なんかがどれだけ難しいのかも分からない。前回の比叡ミッションに比べて難しかったのがどうかが、画面から伝わってこないのだ。魚雷発射したのに相手が動かない、ってんでなんか混乱してたけど、元々どういうプランだったんだろう。そして再び登場する小型機動ボート・スキッパー。もう、このアニメに艦は必要無いんじゃないかな。小型艇でビュンビュン飛ばした方が画的にも見映えがするし、実際にボートだけで解決してるミッションの方が多い気も……。そして、当然のようにスキッパーを出すと搭乗したがるわがまま艦長。なんであそこで明乃が出撃する必要があるのかがさっぱり分からんのよな。明乃がスキッパーの操縦に特別秀でている、みたいな説明ってあったっけ? 艦の上からでも突撃部隊に指示が出せるんだから、わざわざ艦長手ずから出撃せんでもいいはずなんだが。そこをなんだか「副長とも信頼関係が出来たおかげで、今回はスムーズに出撃出来たぜ」みたいなドラマを作られてもなぁ。 もう1つドラマ作りで微妙だな、と思ったのは、スキッパー出撃後の「ピンチ」の演出がスキッパー隊と本艦で散ってしまっていて、何が急務で、何を成したいのかがよく分からなかったこと。スキッパー隊は本艦が注意を逸らしている間に接敵、乗船することが目的。その間、本艦はとにかく射撃をかわしながら食らいつくことが目的。でも、後半はひたすら「逃げなきゃ!」みたいな展開になってたよね。「射程外まであと20分」とか「10分」って言ってたけど、もう、完全に逃げることしか考えてなかった。あの時点で確かに乗船部隊は進撃を開始していたが、明乃達のボートはまだ海上にあるんだ。それを放っておいて逃げる一手で良かったんだろうか。時間稼ぎしなきゃ、っていう意味では同じ状態だったはずなのだが……色んなところで優先順位が分かりにくい。 そして、ドイツ艦の艦内の状態はどうなっていたのか。今回、初めて「ウィルスに感染している人間達との白兵戦」という展開になった。非常に分かりやすくて今までのミッションの中では見やすい部類だったはずだが、なんか……人少なくない? あんまり緊迫感がないよな。まぁ、元々女子学生が乗ってるだけの艦なんだからそんなに殺伐ともしてなかったのだろうが……海水をピュピュッと当てるだけで無力化出来てしまう敵なので大した脅威にはならない。っつうか、延々海水銃を使えば良いだけなので、別に薙刀もいらなかったはず。あと、ウィルスの効果は確か「思念の統合・群体化」だったはずなので、艦を制圧するためには「全ての感染者を治癒」する必要があり、ミーナが駆けつけた艦橋にいた艦長にあまり意味はない。感染前であれば指令系統を叩く意味はあっただろうが、既にウィルスの力で皆平等に「子」になっているわけで、艦長は既に特権的立場を剥奪された「一人の感染者」でしかない。つまり、艦長にワクチンを撃ったからってミッションが終わるわけではなく、徹底的に艦内を巡って討伐・治療を続けていくのが正しいミッションの在り方である。実際、砲撃とかを実際に担当している乗組員とかがいたわけで、晴風本隊の安全を考えるなら、艦橋を目指すよりもまずそっちを叩くべきだったよな。 相変わらずよく分からないことが多い作品ではあるが、ラストにあっさりミーナが退場するのもよく分からなかった。結局あの子、何のために出て来たんだろう。これからもう一働きするんだろうけどさ(多分武蔵戦のピンチで駆けつける役)。猫との別れはあれだけ惜しんだのに、同じ釜の飯を食ったドイツ人との別れは随分あっさり。やっぱりこれだけ観ててもウェイトを置きたい要素が分からない作品だなぁ。 「歌:来夢先輩」じゃねぇよ、第10話。音声出力イカれたかと思って確認したわ。なんでよりによって今回のエンディングにアレを使ったのかはよく分かりません。ネタぶっ込むならそれ相応の回で使えばいいのに。 今週は「けいおん」で中野が涙する回。そしてこちらも同じく中野が涙する回。このまま最終回までオール被せで行くことが出来るんでしょうかね。しかし、同じ中野でも後輩ちゃんの性格設定も立ち位置も随分と違うようでして……。一番の違いは、軽音部の先輩方は普段ちゃらんぽらんなのに「演奏すれば不思議と魅力的」と言われている部分だろう。実際にはそんなお為ごかしでは埋め合わせられないくらいにはぐうたらな連中なはずなのだが、基本的に唯は天才肌で描かれているし、軽音部4名は不思議なカリスマ性があるキャラなのである。しかし、残念ながらバイク部員(+凜)にはそれが無い。いや、ひょっとしたら来夢先輩はカリスマとかいう次元を飛び越えた何かがあるのかもしれないが、現時点で後輩を引きつけるような魅力はない。しょうがない、基本的に全員がクズだから。そのあたりが「けいおん」と「けいおんパロ」の違いよな。そして、そんなところに入ってくる後輩も、やっぱり駄目人間なのである。まぁ、現時点では「クズ」のカテゴリに入っていないのでまだ可愛いものだが。 レース用のミニバイクでならしたとはいえ、本物のバイクに乗った経験がないという千雨。前回もそのあたりはお茶を濁していたし、今回はゲーセンにある謎ゲームからしてなんか動きが不安定。部員勧誘を諦めきれないバイク部員達が襲い掛かってきても、極力バイクに試乗することだけは拒否し続ける。でもまぁ、そんな問題は女の子だったら誰しも抱えてる問題だ、ってんであっさり解決。片付いてしまえばどうってことない話なのだが、残念ながらバイク部の連中はそのあたりの「どうってことない話」も簡単に片付けてくれないわけで。現状で際だっているのは凜の面倒くささだろうなぁ。一応ポジションを共有する澪も面倒なキャラではあったが、ここまで「うわぁ、関わりたくねぇな」と思わせる部分は無かった。常識人サイドがいないってのが最大の問題点だよな。そう考えると実はもじゃ子が一番の常識人なのかもしれないが……。父親の話でヘマやって真っ赤な顔して震えてるもじゃ子は可愛かった。 すったもんだの末にとりあえず免許を取ることになった千雨。そのヘルメットはどこの特注品なのかというところから問い詰めたいところだが、今回の内容は全国の教習所からお叱りの電話とか来ないんだろうか、というのが一番の心配ごと。仮にも法に定められた、法を守るための訓練機関なんだから、あんな適当なことやってるってのはギャグでもまずいだろうよ。いや、バイク教習はやったことないから、ひょっとしたら現実でもあんな教習所があるのかもしれないけどさ。あと教官連中が諸々のパロになってるのも何繋がりで引っ張ってきたのかがよく分からないのも謎だ。作者の趣味なのかな。 ま、どれだけ泣き虫だったとしても一度座学の面でブレイクスルーしてしまえば、少なくとも聖よりは運動神経は良いわけで、大して問題無く免許とれるとは思うけど。免許取ったら取ったで、別にバイク部に義理立てする必要もなさそう。一応聖に恩義を感じて入部する流れなのかなぁ。養成ギブスにどんな効果があるのかもわからんのになぁ。 億泰に「おっかさん」って言われるとなんか必要以上に重いな……第10話。まー、つい最近亡くなったはずの兄貴の墓参りすらケロッとした顔で行けるくらいだから、その辺の家庭環境については割とドライなヤツだよな。これからも虹村家は億泰とお父さんの2人でそこそこ幸せに暮らしていきます(ネタバレ)。 いきなりのオープニングカット、つまり普段使っている75秒すら惜しいという制作側の無闇な作り込みの熱意が感じられるお話。いや、そこは冒頭の意味深な包丁研ぎを入れなければオープニングくらい入るやろ、と思うわけだが、やりたかったんならしょうがない。前振りからの持ち上げ、そして落とす。起承転結をはっきりばっちり見せた、あまりにも綺麗な一本である。このまんま「世にも奇妙な物語」とか「週間ストーリーランド」とかで放送されても問題無いレベル。このショートストーリー路線は現在でも岸部露伴先生が短編で引き継いでくれているので、「荒木的短編の世界」はちょいちょい楽しむことが出来るぞ。そういえば露伴先生もトニオとお出かけしてたよな。トニオは良い奴だけど密漁はするんだ。 放送前から随分と話題にもなっていた圧倒的飯テロエピソード。幸か不幸かこのアニメのデザイン性だとそこまで真に迫って「食べ物がうまそう」っていうほどの画にはなっていないのだが、普段のいかにもな色彩感覚とは一線を画し、ちゃんとトマトはトマトの、モッツァレラチーズはモッツァレラの色になっており、そこそこ美味そうである。原作でももちろんこの「美味そうな感じ」は再現されており、むしろ荒木先生が「イタリア料理ンまいよね」というメッセージを世界中に伝えたいが為に描かれたエピソードと言ってしまってもいい。荒木先生のイタリア贔屓は今となっては周知の事実であるが、この頃はまだそこまで表に出ていなかった。実は2部のシーザーのご飯のあたりでも既に片鱗は見えていたはずだが、今ほどジャンプ漫画の作者が表に出てくることもなく(そして元々荒木先生はそこまで表に出てくるような人でもなく)、そうした趣味の一環であるという情報は知れ渡っていなかった。また、連載当時はそこまでイタリア料理というものが日本で市民権を得ていたわけではない時代。調べてみるとあの「ティラミス」ブームが90年代初頭ということなのでいわゆる「イタ飯」ブームはちょうど始まったくらいと考えて良いのだと思うが、少なくとも今ほどモッツァレラなんかが手軽に食べられるような時代ではなかったはずだ。実際、当時まだ私は幼かったこともあるが、モッツァレラなんて食べたこともなく、「なんか分からないけど億泰が食べてた憧れの食べ物」であったのだ。この「よく分からなさ」も、トニオの料理の不可解な魅力を引き上げる一因になっていたのではなかろうか。 そんな荒木先生の趣味爆発のイタ飯紹介だが、「スタンドバトル漫画」としては本当にどうでもいいことに終始しているのが流石。今回のエピソードは、(最後のジョセフ登場シーンを除けば)一切無くても困らないものだ。トニオはこの後4部で一切他のキャラに絡まず、登場するのは確か「町中のスタンド使い大集合」の時だけ(お店の名前だけなら会話の中にちょっと出てきたけど)。その時も「店に来るお客に気をつけマス」程度の適当な台詞を言ってただけなので、正直「いらんキャラ」である。それでも荒木先生は4部を4部たらしめるためにどうしても描きたかったのだろうし、アニメスタッフだってこのエピソードに対する作者の、そして読者の思い入れを分かっているのでカットなんかしない。あとはどれだけきちんと原作通りにエピソードが遂行できるかというだけである。「ウッチャンに対するナンチャン」とか台詞もそのまんまだったしなぁ。今ってあの2人がセットで登場するテレビ番組ってあるの? こうして「浮いた」エピソードなので、改めて観ると(ホントにどうでもいい)突っ込みどころも多い。まぁ、まず男子高校生2人でイタリア料理店(コース価格3500円)に行くっていう展開自体が妙なとこではあるし。原作では億泰が「金はあるんだ」みたいなことを言う台詞があったが、今回は経済状態については特に説明が無かったので「金持ってる高校生ダナー」と思うしかないだろうか。ちょっと後で金欠に悩みまくったあげくに漫画家の家燃やしたりするんだけどな。 「俺不良だゼ」と言っていた億泰は冷静に考えると不良っぽいことってあんまりやってないのだが、確かに食い方はお世辞にも育ちがいいとは言えず、前菜のときには仗助から皿を守るために小脇に抱えたり、色々とテーブルマナーはなっていない。スパゲティをズビズビすするのも本当なあんまり良くないだろう(やり過ぎだし)。トニオさんはその辺を気にしないタイプのようだが、億泰さんは将来のためにもうちょっとその辺は気にした方がいいかもしれない。まぁ、内蔵ぶちまける料理食べてるのにマナーも何もねぇけどさ。そういえば、ひょっとしたら作中で唯一かもしれない、「学ランを脱いだ億泰」が見られるのはすごく貴重。あの学ラン、着脱時にどうなるんだろうと思ってたのだが、アニメになったおかげで「あ、やっぱりそこがボタンになってて外れるんだ」というのが分かったのは貴重な情報ですね。どう考えても指定の制服じゃないので、億泰のオーダーメイドなのは間違いない。そりゃ肩に「億」って書いてあるんだからオーダーメイドに決まってるけど。いや、でも億泰は最近引っ越してきたばかりだから、前に通ってた高校の制服という可能性も微レ存……「億万高校」とかだったのかもしれない(適当)。 そして、最大の謎であるトニオという人間の来歴、そしてパールジャムの能力。世にも珍しい、「他人に食べてもらうためのスタンド」。一応公式には「治癒能力を持つ」部分がスタンド能力らしいのだが、調理済みの状態だとスタンド使いにも見えないということは、スタンドが何らかの効果を体内で発揮し続けるというよりも、マジでエリクサーみたいに万能薬として食材に溶け込んでしまう効果だと考えた方がいいのだろう。スタンドが1体2体潰されても平気であることはバットカンパニーやハーヴェストでも証明されてるし、トニオからしたら髪の毛を1,2本抜いてそれを混ぜ込んでるのと同じような感覚なのかな。我々からはイメージすら出来ないが、スタンド使いの人たちにとって、「他人のスタンドを食わされる」のってどんな気分なんでしょうね。パールジャム自体に味はあるのかなぁ。アニメの彩色だとなかなかどぎついカラーリングだったが、トニオさんが誇りを持っているというトマトのリコピンカラーが体現されてるんでしょうね。 そして、何故か薄暗い調理場、清潔を旨としているのに隣室に犬を置いておくというデンジャラスな措置、味をみるために犬に食わせるという謎采配など、トニオさんは悪人じゃないだろうけどやっぱりちょっとどっかおかしい気がする要素満載なクライマックス。もう、スタッフの悪のりが加速してたっぷりホラー描写が胸焼けする程にこってり風味。原作でも印象深かったコマの1枚絵は線がシンプルになったアニメ画でもかなり再現されてるんだよな。「料理を続けましょうか」のカットなんかもそうだったし。ちなみに、原作では仗助が突っ込んでいた「包丁投げつけることねーだろ」に関してはアニメではスルーだったので、アニメだけを見た人からするとひょっとしたら「トニオやっぱりおかしいだろ」って感じるかもしれないけど、まぁ、実際おかしいからいいんじゃないかな。ところで、あのでっかく「薬用」って書かれた石けんはどこで売ってるんでしょうかね。あと、三角巾は髪の毛が料理に落ちないように付けるものなので、仗助みたいにリーゼントが出っ張ってるとなんの意味も無いですよ。 さて、次週はいよいよレッチリ戦の幕が上がる。老いぼれジョセフはどう考えても運昇さんがそのままやってくれるだろうから、ポッポッポハトポッポなボケ老人の登場を楽しみにまとう。ちなみに今回のトニオのキャストは、アニメのサブキャラといえばどこにでも名前が出てくる名バイプレイヤー川島得愛。まだジョジョシリーズに登場していなかったのが意外なくらいだ。あと、CMではジョジョリオンのキャラが毎月交代でしゃべってくれているのだが、つるぎのCVは井口裕香だった。ゆかちにしては珍しいショタ(??)っ子である。こうして並べてみると、康穂がキタエリ、大弥がみさお、そしてつるぎにゆかち。なんか、杜王町と「化物語」の世界に不思議な繋がりがあるような……。カレラ役に堀江由衣っていうのがすごくありそう(何年後だ)。 ガルパンのドラマCD聞いたら、想像以上にローズヒップさんが宮野さんだった、第9話。今週は宮野さんが出てこないから、その悔しさを一文目に込めてみました。この世界でアクティブなのって宮野さんだけだよな。 いやさ、そんな宮野さんが登場しない残念な話数なのに、今回は(も)かなりの癒し成分が詰め込まれた屈指の良エピソードと言ってしまって良いのではないでしょうか。もう、とにかく妹ちゃんズが可愛いのである。今作の女の子は全員可愛いわけだが、今週はワック店員の西園寺さん、そして太田の妹の早夜ちゃんと、一気の女性の新キャラが2人も追加されて一気に賑々しくなった。当然、そのどちらも可愛い。アイキャッチの動物パーカーとか殺人的である。キャスト面で見ると莉乃役にあおちゃん、早夜役には奈央ぼう、そして西園寺さんはりえしょんという布陣。このあたりの世代も花盛りだなぁ。91年組の妹感は異常。 さておき、まずはAパートから、ワックという名のマクドに行こう。フィクション世界のマクドは大体ワクドナルドになるよな。今回ワックに入る動機となったのは、太田のスイーツ愛から。女の子でもおいそれと入れないくらいの高級マカロン店から、低価格の代表であるワックの新作まで、太田の甘味アンテナの幅広さはなかなかのもの。どう考えてもマクドの新商品なんて大してうまいもんでも無いだろうが、やはり新商品と言われたら1度は食べたくなるものである。ツレの田中は残念ながらファストフード店に入ることには後ろ向き。なるほど、確かに「fast」と名のつく店は田中には向かない。乗りの悪い相方に一度は諦めかけた太田だったが、何故かハッピーセットのルンバ(割と高性能)によって田中に待ったがかかった。すったもんだの末シェイク一つで落ち着いた田中だったが、このシェイクってのもなかなかの曲者でね。あれ、何でたまに親の仇みたいに頑健な時があるんだろうな。提供時に温度管理されてると思うんだけども。田中が飲食物にあれだけカロリーを使うというのも希有な事件である。結果的には案外相性の良かった田中とワック。スイーツが食べられた太田もご満悦だったのだが、何故か1人で戦慄する西園寺さん。お客の細かいところまで気がつく、ファストフード店に置いておくには勿体ないくらいよく出来たバイトさんである。田中も思わず退店時にお礼を言ってしまうレベル。なかなかマクドとかで店員さんにお礼いう機会ってないよなぁ。まして太田みたいに「美味しかったです」とかなかなか言えない。まぁ、実際そこまで美味しくはないからだが……。お客も店員も幸せになれる、良いお店なんじゃないでしょうか。なんだこれ、マクドのステマアニメか(行きたくなるとは言っていない)。 そして、このAパートはあくまで布石。田中がルンバを手に入れることができたBパートからが今回の本番である。満を持して現れた太田妹・早夜ちゃん。なるほど確かに似ていない。似ていたのは田中兄妹を目撃したときの反応くらいだ。まぁ、多分あの通りの性格だけど太田同様によく気がつく優しい子なのだろう。ちょっとあたりの強そうな莉乃ちゃんともうまくやってるみたいだし、初対面の田中と何とかコミュニケーションが取れているのも気遣いさんである。多分、太田家ってのは生まれながらに奉仕の精神を持つ素晴らしい血族なのだ。まごまごしている早夜ちゃんも可愛いが、偶然帰り道で兄(しかも太田無し)に出会えた莉乃ちゃんのテンションもまた格別。表に出さない分、かなり根深いお兄ちゃんラブは非実在妹としては満点の存在感ですね。そんな莉乃ちゃんの秘めたる熱情について、早夜ちゃんが何となく察しているあたりもとても良い。なんかこのアニメ、百合成分というか女の子どうしの友情もとても良いものです。「How ゴリラ」という謎のパラメーターが生み出され、太田は3ゴリってることも報告されたが、まぁ、年頃の妹からみたら兄なんてのは大抵がさつで荒っぽく見えるもので。でも、太田は家の中でも太田だろうし、妹との関係が悪いということもなかったので、純粋に身体のでかさのことを言っていたのかな。早夜ちゃんもそこそこ身長高そうだけど、隣にいるのがちんちくりんの莉乃だったのでいまいち尺が分かりにくかったな。 当然最後に訪れるのは太田と莉乃ちゃんの邂逅。すぐさま不機嫌になる莉乃ちゃんの分かりやすさも良いし、家の外で兄弟と会っちゃったときの何となく流れる不可思議な空気がとてもそれっぽい。早夜ちゃんの方がまごまごしてるのに太田があっけらかんとしているのは、お兄ちゃんにとっての自慢の妹ですよ、っていうことの表れなのかも。外に出しても恥ずかしくない兄弟って、とてもいいですよね。今何となく思った設定だけど、あれだけ引っ込み思案で地味っ子っぽい早夜ちゃんがわざわざ茶(金?)髪にしてるのって、少なからずお兄ちゃんに憧れてる部分があるからなのかも(まぁ、漫画的設定なので、実際に何色のイメージなのかはわからないけど)。 ラストはそれぞれの家庭の団欒で締め。たまたま兄同士、妹同士が友達だったという偶然の田中家・太田家は、そのどちらもが両親不在で兄と妹の食卓というのも偶然。2つのご家庭の夕食の献立が全然違うイメージなのもポイントだ。っつうか、早夜ちゃん、その晩ご飯が手作りって凄いな。お兄ちゃん連中は2人とも幸せ者だよ。太田家は2人ともしっかりしてる感じなので将来が楽しみです。田中家は……莉乃ちゃんがちゃんと介護出来る未来が楽しみです。今週のラストカットは莉乃ちゃんの顔でした。良い週末です。 次回予告、ついに田中の野郎が漢字を間違いやがった。そして、小さなテレビ画面からあふれ出す宮野さんのやかましい声。今週出てこなかった分、来週はフル回転を期待しよう(何故か宮野さんで始まり宮野さんで締め)。 颯人のとこのババアの顔が怖すぎるんですが、第9話。私、最近は(冒頭の注意テロップを無視して)部屋を暗くしてアニメ観ることが多いので、正直マジでトラウマものの怖さでした。時宗とかトーマスみたいにもうちょっとファンシーなノリを残した状態で出てきてくれよ。 混迷極める展開が続く。残念ながらアニメーションとしての作画の質がどんどん下がってきてる感じがあるのでいまいち真に迫って入り込むことが出来ないのだが、映像が追いついてないのは色々と詰め込みまくって演出が処理し切れてないってのもあるんだろう。本当に莫大な人材と予算をつぎ込むことが出来れば、1つ1つの心情面でもう少しキャラに寄せることも出来てるのだろうが……まぁ、ここは開き直って「こういう企画の設計図」としてこの作品を追いかけて行くしかない。話だけ見てればやっぱり気になるのは事実だし。 話は絞り込まれており、今回は美影軍団がほとんど登場せず、クライマックスに向けての中心人物は選別された感がある。まず、当然中心となっているのは光宗と真咲のカップル(仮)に颯人を加えた、いかにもアニメの主人公チーム然とした3人。最初はそこに運転手もセットだったのだが、あっという間に煙のように消え失せてしまった。今回一番違和感があったのはトンネルを巡るあれこれだ。ここまで何度となく登場した「トンネル」だが、あれって納鳴村には複数存在していると考えた方がいいのだろうか。それとも、今回バスが突っ込んだトンネルと最後にナンコたちが入ろうとしたトンネルは全部同じものなのだろうか。確か最初に山歩きチームが化け物パニックになったトンネルって線路が敷かれてたような気がするので、どうやら複数個のトンネルが口を開けているようなのだが。山歩きの時は色んなところを巡り巡って疲弊した状態でトンネルまで辿り付いていたけど、今回ナンコは散歩気分で雑談しながらあっという間にトンネルについていたし、バスで向かったトンネルに至っては、あの場に同行していなかったはずの運転手が独断で向かえことを考えると、「彼が村までバスを引っ張り込む時に認識した」と考えるのが自然な気がする。まぁ、おそらく納鳴村と外界の境界ってのは非常に曖昧な領域になっていると思われるので、複数のトンネルが現出するのも1つの現象と処理してしまってもいいのかもしれない。とりあえず、「中では必ず現象に出会える」ってのは共通認識のようだけど。 実際、バスが激走しているトンネル内で光宗は時宗を、そして颯人はババアを目撃している。それでは運転手はどうかというと、彼は死んだ娘を見ている。以前の考察で「運転手の見ている娘は、『現象』とは異なる事象だ」という判断になったのだが(主にホラー要素が介在していないため)、結局あれも現象の一部なのだろうか。あまりにも他の連中とテイストが違い過ぎるんだけども。とにかく、トンネル内部でのごたごたのために、あっという間にパーティーは解散だ。「窓の外からババアが迫ってくる」という状況で颯人が「このバスから出してくれ」と言い出すのはどう考えても違和感しかないのだが、まぁ、あそこは「運転手と他の3人を引き離すための段取り」として不自然なのはしょうがないのだろう。結局、無事にトンネルを抜けられたのは3人。そしてそこにはレイジのものとおぼしきメッセージも刻まれている。「ナナキを受け入れろ」の「ナナキ」は、素直に考えるならば一連の「現象」のことだろう。ここからは勝手な推測だが、「ナナキ」とは例えば「戦慄く(わななく)」とか「嘶く(いななく)」みたいな語からの派生じゃないかね。まぁ「わ - ななく」と分解するのはおかしいのだが、一応「いななく」の語源を調べると「イ」が馬のことであるとされているので、「ナナク」の部分に「震える」「恐れる」みたいな意味を当てはめるのはあながちでたらめとも言えない。とにかくそんな「トラウマ」のことを「ナナキ」と言ってるんじゃなかろうか。 さておき、こんな伝言が掘ってあるということは、残念ながらトンネルを抜けてもそこはまだ納鳴村の一部だったということ。てっきり「トンネルを抜ければ外」だとばっかり思っていたので、さらに「もう1つの納鳴村」に続いているのは意外だった。村の構造は最初のものとさほど変わらないが、大きな工場跡地があるなど、多少の差は見られるか。レイジのメッセージを素直に受け入れるなら、こちらのフィールドの方がステージ2というとらえ方も出来そう。未だ言ってることが要領を得ない真咲はやはり隠し事があるらしく、ここで露骨に光宗とは別行動に。直前になんだかラブっぽい展開を見せていただけに、「それでもやっぱり裏切るんやな」というあたりはなかなか容赦無い。結果的に2人きりで残ってしまった光宗と颯人はここで関係性に1つのけじめを付けることになり、颯人さんは遅ればせながらのトラウマカミングアウト。まぁ、分かりやすい親子関係のトラブルやな。既に面倒の極みである光宗の事例が出てきているので大したインパクトはないが、中高生の人生の悩みなんて言ったら大体は家族関係よね。村に来てからは終始テンパり気味だった颯人はあまりの状況に判断力が落ちていたのか、まさかの「隷属対象」である光宗の前で全てをカミングアウトしてしまい、無茶な関係性だと分かっていながらも「これからも俺に従順でいろ」とあり得ない申し出。トラウマ絡みで色々溜まっていた光宗には当然のNOを突きつけられ、颯人さんは依って立つところを失ってガタガタに。やっぱ基本的に駄目なやつだよな。 すがりつく颯人を振り払って真咲捜索に繰り出した光宗だったが(それまで忘れてたのもひどいが)、霧深い町中で出会ったのはまさかのヴァルカナさん。彼の「化け物に遭ったけど思ったより勢いが無かったから逃げ切れた」という発言は彼岸島みたいなシュールな趣がある。まぁ、後でナンコさんが言ってたように、各々の中でトラウマの処理が進んでいるという証拠なのだろう。ちなみに、ヴァルカナさんは「ケツさんに支持を出していたヤツを追いかけてここまで来た」と言っていたわけだが、その途中でトンネルを抜けてきたのかどうかが定かじゃない。何せ、トンネルの出口にはバスが停車していたはずで、決して馬鹿ではないヴァルカナさんなら、あのバスを見て近くに光宗たちがいることは予期できたはずなのだ。しかし実際にはかなり面食らった様子だったことから、彼はバスを見ていない可能性が高い。つまり、やっぱりあのトンネルは通っていないのだ。トンネルが複数個あることの証左である。そんなヴァルカナさんは「会議室の机の木目」という何ともニッチな部分からのトラウマ発現だが、まぁ、何に嫌気がさすかなんて人それぞれですからね。幸いにも「思ったより勢いが無くなった」現象を相手に、ヴァルカナさんは何とか勝利。光宗は勝利どころかペンギンの後を追いかけて三途リバーみたいなところを渡っちゃう始末。ホント、みんなして極限状態で散り散りになるの好きだよな。光宗はみまかってしまうのだろうか そして、最後にもう1つの動きを見せたのがナンコさん率いるリオン、マイマイの3人組。「トラウマを解消すれば村を脱出できる」理論を独自に展開するナンコさんは、さらに「推理」でもって各々のトラウマが力を弱めているところまで洞察する。そして、トンネルにみんなで飛び込んで荒療治を行うというプランを立案。マイマイは完全に巻き込まれた形だが、確かに彼女が目撃したという「でっかい光宗もどき」が現象の中では一番ショボそうだし、最悪でも死にはしないだろう、くらいの計算もあったのかも。しかし、トンネルに飛び込む前に再びの石矢。今回の狙撃手はなんとあのジャックだ。おぅ、生きとったんかワレ。いや、生きてるとは思ってたけどさ。ケツさん同様の武器で狙撃してくる様子を見ると、彼らに指示を出しているのは同一の存在である。最初はてっきりジャックがケツさんを脅して狙撃をさせているのだと思っていたのだが、ケツさんはジャックの言うことを素直に聞くとも思えないし、「あの人」みたいな言い方はしないよな。ジャックもケツさんも、山の中で路頭に迷っているところを何者かに保護され、村を出ようとする者、もしくは村以外の何か重要な施設に近づこうとする者を狙撃するように命じられていたのだろう。そしてそれが誰なのかと言われれば、まぁ、最後に登場したレイジが一番可能性は高いわけだ。もしくは真逆で、レイジはそうした「何者かを守らんとする勢力」に対してはレジスタンスとも考えられるが。とりあえず、これでようやく「メンバー以外にも事態に関わる人間」が明示的に登場したことになる。先週登場した神山の存在も考えれば、そろそろ「村の意味」の説明がなされてもいい頃合いなのかな? 本作も既に9話目ということで、そろそろゴールを考える時期に来ている。軽々しく「ゴール」という言葉を使ってみたが、今作におけるゴールが何であるかは案外難しい問題だ。単に村を脱出するだけでは意味が無い。そもそも世を捨ててやってきた連中なわけで、脱出を望まない人間もいるのだろうし。ここではやはり「旅の目的地」が必要なのだ。それは光宗たちにとってもそうだし、我々視聴者が見届ける物語としての「目的」地も必要だ。納鳴村とは何だったのか、そして彼らはそこで何をなし得たのか。それらが紐解かれて初めて、この物語はゴールに辿り着ける。果たして、そこに望まれた姿はあるのか。ドキドキしてくるよなぁ。 |
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