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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 子育てについて真剣に考えるアニメ、第5話。……そのテーマ自体は別に良いのだが、問題はその親も子も全て高校生だという部分である。

 Aパート、「吸血鬼ちゃんと楠木さん」。これまで佐久間さんに次ぐお友達枠2人目として顔は出してたし、ちょこちょこ台詞もあった楠木さんだが、ここでようやくスポットが当たって人となりが細かく紹介された。ちょいとぶっきらぼうな物言いをする人ではあったが、佐久間さんと知り合う前はもっと極端なキャラだった様子。猫を通じて親友と呼べるまでになり、今また新たに、その友達の輪に月菜も加わろうとしている。

 佐久間さんのようにとち狂った設定もなく、かなり常識人な楠木さん。何故そんな彼女に改めてスポットが当たったかといえば、それは「外野から見て現在月菜周りの状況がどうなっているのか」を提示するため。普段から大鳥たちが月菜に接している様子は見ている楠木さん。そろそろ月菜もとっつきやすくなってきたし、元々世話焼きのタチなのだろう、保護者がいなくなっておとぼけ連発の月菜を放っておけなかったようで、ここにきて積極的な関わり合いを持つことに。さらに保護者枠が1人増えるだけかと思ったが、月菜がぐう聖の大鳥・佐久間両名に甘えているだけだと指摘、もう少し規律だった子育てが必要であると主張するに至った。まぁ、教育だの子育てだのいうても、相手は同い年の高校生のはずなんですが……でもあの月菜を見てたらしょうがないね。

 これまで当たり前のように行われてきた吸血行為。最初は「うまく吸えない」ことにコンプレックスを抱いていた月菜だったが、最近は経験を積んで多少は上手くなったと自負を持ち始めた。そこで外野からやってきた楠木さんについても喜び勇んで食いついたわけだが……痛かったらしい。かーなり痛かったらしい。これは楠木さんが特別痛がりというわけでもなかろう。その自覚があったらそもそも血をあげる提案なんてしないだろうし。ということは、ふつーに「月菜の吸血は上手くもなんともなかった」という結論になり、過去数話分の練習はあまり結果を出せていないという悲しいお話に。まぁ、ほんとに甘やかされてただけだしな……ちなみに大鳥が痛くないと思っている理由は「①ほんとに大鳥が痛みに対してありえないくらい鈍感」「②かわいさ余って痛さゼロ倍、月菜の吸血姿がかわいすぎて大鳥(と佐久間さん)は痛みを感じることすら忘れている」の2つが考えられるが、まぁ、後者なんだろうな。だからそこまで月菜のちびっこフォームに心奪われていない楠木さんは吸血が普通に痛かったと。……確かに、吸血鬼ものの作品って「血を吸う」こと自体が1つのオチみたいなもんなので、その行為が痛いかどうかなんてあんまり問題にされないもんな。痛かったらしいです。そう考えるとやっぱ大鳥は偉いよ。これにめげずに頑張れ月菜。そして頑張ってコミュニケーションを深めてください楠木さん。

 Bパート「吸血鬼ちゃんの誕生日」。雨のお話からスタートし、いちゃいちゃと相合傘で下校する2人に嫉妬心すらもはや湧かない。これはもう、母と娘のお話なのだ。折り畳み傘程度じゃ相合傘に限界がある……と悩んでいたところに、「デフォルメ型になって荷物におさまれば万事解決」という今作でしかありえない斜め上の回答を提示する月菜と、なんの躊躇いもなく受け入れる大鳥。やはりこれまで言及してきた通り、この世界において「デフォルメ態になる」は明確に実在する現象であり、そこに疑問を挟む者もいないのだ。おそらく「吸血鬼は太陽を忌避する」「吸血鬼は流れる水が苦手」と同じくらい平然と「吸血鬼はテンション次第でデザインもコロコロ変わる」が一般常識として認められた世界なのだろうよ。

 そして迎える月菜の誕生日。高校生にもなって「クラス全員の誕生日を張り出しておくよ」はだいぶ子供っぽい学校な気もするが、まぁ、別に悪いことじゃないよね(個人情報管理の点で文句をいうペアレンツとかはいるかもれないが)。とても素直に、「お祝いされてめでたしめでたし」であった。クラス全員からの愛されキャラが定着した月菜。もはや血がうまく吸えるとか吸えないとか、どうでもいい気がしてきた。大鳥みたいに多少雑に血を吸っても笑って許してくれるママを増やすのが手っ取り早い解決策な気がする。

 

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 少し間が空いたが、10月ラストのゆーみんに続くのはみかこし。2人続けての「声優の嫁声優」になったのはなんの巡り合わせか。まぁ、個人的にはどっちかというと「苦労の多いツッコミ側声優」という属性のつながりの方が強い気もするけど。

 みかこしは問答無用でみかこし呼びである。ただ、一応ブログ内を確認したら「みかこし」記は2012年の「モーパイ」の最終感想で初出なのだが(それ以前はフルネーム表記)、……どこで切り替わったんだろ? そもそもみかこし呼びって業界的にもいつ定着したんだ? ……こういうちっちゃい要素って記録が残ってないと曖昧になってしまうな……。

 

 


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 もはや単なる輩じゃねぇか、第6話。ジュリアスももはや「荒事専門の用心棒」くらいにしか見てねぇし。まぁ、一番の問題はそれで本人が楽しんじゃってることなんだけども……。

 一応新章突入で、この世界を二分している宗教の内情に切り込んでいくお話。とはいっても作品の構造自体は特に変わることもなく、適当に次の悪役を用意してボンボコボンボコする対象を導入しているだけである。一応こないだのテレネッツァの動向もあるので、ディアナ教とパルミア教の関係性ってのは今後も「悪女」対立に関わってはくるのだろうが……今のところは相手サイドは単なるバカしか出てきてないので、これまでの腐敗貴族狩りとそんなに変わる部分はない。ちなみにアホみたいな番兵がメイスを振り回していたのは、古来より「僧侶は刃物が付いた武器をもってはいけない」という伝統的RPGの制約がかかっているから……かどうかは定かじゃない。殺生を禁じられているから刃物がダメなのに棘付きでチェーンぶんぶんのモーニングスター仕様はどう見ても惨殺兵器でしかないけどな。拳で対抗できる奴が異常なだけで。

 というわけで、奇しくも「嘆きの亡霊」と同じタイミングでスカーレットは「温泉旅行」に出発。一応兄への言い訳は「こないだの戦いで消耗した魔力がなかなか戻らないため」だが、出先でガンガン魔力を消費しているのでもはや大義名分も何もない。ずっと髪の毛に黒い部分が残りっぱなしなので無理できない体調なのかと思ってたけど、今回もフル回転で暴力に邁進してたし、もうビハインドは無くなってるんだろうな。ただ、前回のゴドウィンに続き、今回の宣教師も「物理攻撃無効化」の護符を所持していたのは厄介なところで、どうやらパルミア信者の中で一定の地位にあるものはあの魔具を身につける権利があるようだ。物理オンリーのスカーレットからしたらだいぶメタられてしまっている形だが……まぁ、ダメージで倒すんじゃなくて場外に吹き飛ばすだけならかまわんか。こないだのドラゴン王子は吹っ飛ばされて木に突き刺さっても生きてられたけど、今回のやつは月まで吹っ飛ばされて大丈夫だったんでしょうかね。多分残すべき格言は「豚に拳」だと思う。

 すったもんだの末にたどり着いた街で久しぶりの再会を果たした聖女ディアナとスカーレット(あとついでにジュリアス)。なんと聖女様とやらは代替わり制で威厳も何もあったもんじゃない単なる田舎娘であり、よりによって強火のスカーレット信者という厄介な属性持ちの幼女であった(しかも魔力失効中)。まー、女性目線でスカーレットに憧れるのはなんとなく理解できるし、スカーレット側もまんざらでもなさそうだからこの2人の関係に文句を言うつもりはないんですが、あんまり濃密な百合とかには発展しなさそうだよなぁ。スカーレットは言うてもノンケだろうしなぁ(男より肉にしか興味がないだけで)。まぁ、いつの世も小生意気で可愛い幼女姫は正義を動かす理由になりますので、次回以降も大義名分を振りかざしてBlood-Carnivalを堪能する鮮血姫を見守るしかないでしょう。威名が轟きすぎて名前を知られた途端に雑魚が霧散するの、なろう主人公の中では潔いくらいの堂々たる姿勢である。

 
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 私はネコになりたい、第5話。トランスジェンダーとか、トランスエイジとかは聞いたことがあるが、トランス生物種ってのは流石に初めて聞いた。でもまぁ、ネコになりたい気持ちはよくわかる。

 人狼の試合結果の前に新キャラを確認しておこう。今作はどうやらキャラゲーとしても割と作り込まれているらしく(まぁ、キャラクターコミュニケーションが第一のゲーム性なら当たり前だが)、今回登場した新キャラ2人にもやたら凝った設定が施されていて単なる人狼ゲームの1プレイヤーにしておくのは勿体無いくらいである。

 1人目はCV中村悠一の、首に猫を飼う男、シピ。オープニング映像とかで猫がいることはわかっていたので単なる猫好きなのかと思っていたが、まさかの一心同体。よりによってそこにそういう移植は流石にグロすぎやろがい、とも思うが、本人たちがさほど不自由してないならいいのかしら。ジムで運動してたけどさ、着替えとかどうしてんだろうね。一応「猫になりたいから、少しずつ身体をネコに慣らしている」という意味不明な理屈で今の状態になっているらしいので、もし生き残って宇宙船から出られたら、ちょっとずつネコ化していく人生が待っているのだろう。グノーシアになると主に恫喝役が猫ちゃんに回ってちょっと可愛い。

 2人目はCV佐倉さんなので巨乳の(?)、ほぼ全裸少女、コメット。普段から露出度が高いがさらに今回はゴリゴリのサービス要員として登場1発目から大活躍。身体の刺青がイカツいな、とか思ってたら「共生粘菌」とかいう、どう聞いても「厚生年金」にしか聞こえないフレーズで説明されてさらにびっくり。生い立ちが無駄にハードだが、その割には真っ直ぐ育った元気エロっ子で何よりである。これまでやたら理屈っぽい連中が多かった中で、純粋に狂言回しポジションに入ってくれるのでSQの代打としてはそれなりに重要。主におっぱいが。

 というわけで新キャラ2人を加えた卓。人数も増えてきたので、今後は1話で1卓が限界かな?

 

・第7卓(5話)8人2狼 ユーリ:素村

ジナ釣→ラキオ噛→夕里子釣→シピ投了

初日 ステラと夕里子が占CO 

2日目セツが霊媒CO 占結果 ステラ→シピ● 夕里子→セツ○ 

人狼:夕里子、シピ 占:ステラ 霊媒:セツ 勝敗○

 

 結局、作品としてのチュートリアルは終わったけど人狼ゲームとしてはエンドレスでチュートリアルなんだよな。今回は過去最大の8人卓で開催だが騎士がいないレギュなので村人側はやや不利。初日占い2COから信用勝負という盤面。私は見る専なのであんまり戦略的なところは詳しくないんですが、このレギュでは初日って占いCOは強いのか弱いのか。狼としては対抗出さずに初日確定噛みでグレー枚数変わんないし、CO弱い気がするんだけどな。

 今回は狼側が先んじてCOして真をあぶったが、村人(というかラキオ)の選択はローラーじゃなくて信用勝負。これも議論が分かれそうなところで、普通に考えたら確定で最終日に行けるローラーの方が強いとは思うのだが。霊媒の潜伏が成功してたし、運良く初日狼釣れれば盤面有利に傾けられるしね。でもまぁ、信用勝負ルートもラインの攻防が見えて面白いといえば面白い。今回ユーリが主張した占いの信用差は本当に「人狼1周目」の考え方でしかないし、あの盤面で狼は余裕で黒出しするとは思うのだが、まぁ、そこはまだ初心者卓なので、あのロジックで周りが納得すればそれはそれで。個人的には夕里子も黒出ししてゴリゴリのライン戦が観てみたかった気もするけどね。

 個人的に気になったのは夕里子釣りの後でシピがサレンダーしたことである。この船、サレンダーあるんだ……。ってことはよ、「コールドスリープが1日1人」ってのは船の設備上の理由とかじゃなかったってことで、やろうと思えばクルーは1日に何人釣ってもいいってことなんだよな。今回みたいなローラー盤面だったら、絶対に1日に2人釣れれば強いんだが……まぁ、そこを突っ込むのは野暮ってもんなんだろうな。人狼ゲームにそれっぽい理由つけるの、トテモムズカシイ。

追伸:ラキオさん、ほんと2日目の朝日が拝めない。

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 ためらわないことさ、第6話。若さについての疑問はフシからは出てこないので省略。

 さぁ、ようやく構図がはっきりしてきました。第3期の現世編に入って以降、同窓会みたいなバタバタがずっと続いているのはそれなりに面白かったし、いい具合にメンタル壊れてて間違いなくハヤセの血脈が残ってる感覚があるミズハさんを愛でるだけでもそれなりに楽しくはあったが、やはりどこかふわふわしてて捉えどころがない印象の話が続いていた。そしてようやくここではっきりと「ノッカー」の存在が確認できたことで、この時代においても終わらぬフシの戦いの構図が見えてきたので一安心というわけだ(不安は増すばかりのはずだが)。

 死なない存在であるフシと、永劫の戦いを続けていたノッカー。2期の時点でフシが世界規模で蔓延することで相手を根絶させたと思っていたわけだが、すでにあの時代にノッカーたちの「選択」は始まっていたという。常に「生きる」ことを求められるフシと、世界規模での「生」に縋り付く身勝手なノッカー。その戦いはまさに「生存戦略」であり、ノッカーが選んだのは「極小化」の道だった。フシの「単体として小さすぎると認識しづらい」という特性を突き、取るに足らないレベルにまで規模を小さくして当時の根絶を乗り切ったノッカー。もちろんそこからの復興を狙ってしまえば再びフシとあいまみえることになり、不毛な潰し合いが続く。そこでノッカーたちは人間との共存を選択し、表立った行動を起こさずに埋伏してその根を伸ばし続けた。目覚めたフシすらその存在を感知できず、「新しい世界」は成立したはずだった。

 しかし、ノッカーは胎動している。なぜミズハの母・イズミが「作られた」のか、そして今回登場した少女・みもりが「とってかわられた」のかは定かでない。ミズハが偶然フシのすぐ近くにいたから異常に気づくことができたが、それがなければこの「ノッカーイズミ」はずっとそのままで生活を続けたと考えられ、これこそがノッカーたちの新しい「生存」だったということなのだろうか。しかし運命の悪戯か、フシはノッカーの存在に気づき、ノッカーはフシに「気づかれたこと」に気づいた。次回予告を見る限り、ここから対立構造は深まっていきそうだ。

 しかし、そんなノッカーの有り様をすでに認めて事実上の敗北宣言をしたものもいる。「くろいの」さんである。彼はフシに能力のあらかたを渡してしまったためにもはや隠居状態。フシは次なる「観測者」になるのだろうか。ちなみに、そのまんまだとCV津田健次郎なくろいのが人間態を手に入れるとCVが花守ゆみりになるのはあまりにも説得力があって笑ってしまった。フシチームにはゆみり率いる(率いない)人外が揃い、ノッカー側はとりあえず乗っ取られた少女みもり役にCV大久保瑠美が担ぎ上げられた。そして間には何をしでかすか分からない地雷少女のミズハ(CV楠木ともり)が仁王立ち。引っ掻き回すのはKYキングのユーキ(CV潘めぐみ)である。……煮詰まってるわ……スーパー声優対戦が、幕を開けようとしている。

 
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 ダンダダンには田中真弓ババア、こっちは野沢雅子ババア、第6話。サイエンスSARUがお届けする、悟空とクリリンのめくるめくババアストリーム。

 今週はガチンコバトル回。今シーズンはなかなか「これ!」という新アニメの話題作が絞れない浮ついたシーズンになってしまっているが、そんな中で一番真っ当にアニメとしてのクオリティを維持し続けているのは今作だろう。バトルシーンの切った張ったが素直に盛り上がるものになっているし、それでいてサイエンスSARUらしいふざけた要素というか、ちょっとヘンテコなテイストも忘れず盛り込まれておりきちんと独自の映像になっている。異常な世界観がその下支えをしており、ランドリールームでの死闘は大量の洗濯機が並ぶ背景がどこか現実感を感じさせないものになっており、ナチュラルにシャフトアニメみたいな妙な「非現実感」も維持している。原作のアクの強さを、うまいことスタジオの武器に融和させて画面に反映させている好例と言えるんじゃかなかろうか。

 「ちょっぴり大人」になって戻ってきた小野。彼女の成長っぷりに冬村もたじたじだったが、そんな小野の悲壮な変化にも容赦しないのが大渋学園長。相変わらずその信条は現実世界の常識ではついていけないような突飛なものだが、どうやらこの世界の冬村たちにとってもだいぶ過酷なものではあるらしい。「大切な若さを棒に振った」と小野をなじり、流す涙は「最も汚い排泄物」と唾棄する。歳をとって得られた経験や変化は、彼にとっては全てひとまとめにして全否定の対象でしかない。まぁ、確かに年取って涙もろくなる理由は俺もよくわかんないのだけど……そんなに人生経験積んでなくても涙もろくはなるので、多分トラウマとかじゃなくて単なる精神の衰えだと思うぞ!

 などという主張は冬村たちから出るはずもなく、一方的に追い詰められた女の子を助けに行けるのはやっぱり男の子。無策で飛び出した三田だったが、学園長が文字通りに「目ん玉飛び出る」くらい驚いたのでギリギリ正体バレを回避。「サンタに変身できなかったのは年老いた自分を信じられなかったから」という三田なりの問題は割とあっさり自己解決し、めでたくメンタルの融和に成功した三田が今度はパワーアップパーカーサンタに変身することになった。サンタの力さえ戻ってくれば、特捜隊相手に無双した実績もあるんだからワンサイドゲームに……と思いきや、あらゆるものをなげうってまでして若さにしがみつく学園長の執念はサンタのパワーをも上回り、手術で積み上げた経験、そして人造人間としての純粋なパワーでマウントをとりにくる。「身体はジジイでも心は思春期の少年」というサンタの弱点を突かれるかのように、そのガンギマった覚悟で圧倒する無惨様。いやさ学園長。どういう流れで手術し続けたら「手だけが自分のもの」なんて変な状況になるんでしょうね。

 ちなみに学園長に対抗するため、サンタの援軍に回った子供達が「安心して寝ること」でサンタにパワーを付与しようとした発想が相変わらず突飛で面白い。先週「この世界に睡眠はない」という意味不明な設定でびっくりさせられたわけだが、全ての設定はきちんと「サンタクロース」というメインテーマに返ってくるものなんだね。寝ない子のところにはサンタはこない。子供が寝なきゃサンタは働けない。「子供が寝ない世界」で生まれてしまったサンタは、そんな子供たちの「成長」の概念を塗り替えることで、ちょっとずつその力を取り戻し、子供たちを理想の姿に育て上げていくのだ。

 しかし、そうまでして力を増したサンタでも、まだ学園長には届かない。残念ながら三田は相手を殺したいと思って戦っているわけではないのだ。覚悟の量が違いすぎることもあってか、現時点ではまだサンタの負け。存在意義をぶち壊されそうになったサンタだったが、ギリギリのところで更なる年寄り、理事長が介入することで九死に一生を得る。やっぱこの世界じゃ年取った方が強くなるのかしら……まぁ、その声なら強くてもしょうがないか、という気はするが。

 ヘンテコババアの話を聞いて、もう一歩上に行けるかサンタ。そして、こんだけギリギリの接触で未だサンタの正体に気づいてない学園長、ちょっと察しが悪いんじゃないか。そこはもうボケてるのかもしれませんね。

 
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 魚心あれば狐心、第6話。人外2体がひとまずは和解。打算の極みではあるが、結局は妖怪どもは自分勝手なのである。

 もちろんそんな中でもミコちゃんの献身は理屈抜きのもの。前回の引きで「どうなっちゃうんだ〜!?(まぁ、喰えないだろうが)」という展開だったが今回あっさりと自傷行為からの逆転劇。食欲を抑えるための自ら蓄えてきたレベルを犠牲にするという選択で諸々の問題に一気に解決を見た。「そんなん出来たならさっさとやれば……」とも思ったが、一応は説明している通りに「比名子周りの諸々が気になって、自分の戦闘力を落とすわけにもいかなかった」という理由があるなら納得はできるか。汐莉という外敵が現れて比名子周りに追加のディフェンスが敷かれたことで、奇しくもミコちゃんが武装解除してリラックスできるようになるという皮肉な結果であった。

 ミコちゃんは自分が一歩引いても比名子に危害が加わらないようにする防衛装置として汐莉を「利用」し、汐莉側は比名子のQOLを改善して味と品質を向上させるための触媒としてミコちゃんを利用する。ある意味でWin-Winだが、なんとも歪な同盟関係である。まぁ、ミコちゃんとしては文字通りに「苦肉」の策でしかないからね……なんだか全部が汐莉の都合のいい方に向かっているようでなんとも癪ではあるが。

 和解ついでにミコちゃんからは比名子の過去話という貴重な情報もゲット。曰く、かつての比名子はふつーの子供だったが、あの事故くらいのタイミングをきっかけにしてとっても美味しくなってしまったという。「子供が途中で血肉の質を変える」なんてのは珍しいことらしく、これはまだ汐莉にとってもクエスチョンマークか。当時のミコちゃんのことを考えると、庇護対象だと思ってたものがいきなり強烈な捕食対象に見えてしまったってんだから大変だっただろうが、その状況を10年近くも必死に耐え抜いてきたのだ。やはりお友達ナンバーワンはミコちゃんにこそふさわしいということだろう。事情を聞くだけ聞いて後から「美味しいとこ」取りの汐莉はほんとにずるい。

 まぁ、その分今後の監督責任は汐莉に回されたので、しっかりと管理・生育を行なってもらいましょう。名実ともに「保護者」となったミコちゃんからも背中を押され、毎回海沿いで展開されている今作でさらに念入りな「海回」。残念ながらこんだけ女子高生だけのお話のくせして(メインキャラの)水着ゼロという信じられない塩展開だが、そういう作品じゃないのでしょうがない。海なんていったら、水着やエロじゃなくてあかん存在が引き寄せられるだけでした。汐莉さん、こうなること分かってて誘ってた感あるよな……。

 
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 そりゃ悪手だろ、第5話。……「高圧的な態度で迫れば押せる」まで理解しておきながら、なんでそこに悪女演技かませる必要があったんだ。そこは一気に「いいから黙って言うこと聞け」だけねじ込んどけばよかったんちゃうんかい。

 という疑問を残しながらも、ひとまずはヨミ騒動が一段落。どうやら毎回なんやかんや理由をつけて「死亡フラグ」がやってくるというのが今作のメインボディのようである。以前から気にしている「運命修正力」についてだが、結局どれくらい働いているかはよくわかっていない。一応の仕組みとしては、「最初にコノハが魔力覚醒するイベントをすっ飛ばしてしまったのに他のイベントの難度設定に変更が効かないため、現時点でのコノハに対しては無茶なイベントが目白押しになっている」→「その度にコノハに命の危機が訪れる」→「本来だったらコノハ由来の冒険譚になるところを、コノハが受け身になっちゃったせいでイアナが積極的に関わらないとイベントクリアができない」→「おかげでイアナは絶対に事件に巻き込まれることになり、結果的にソルから疑われる」という流れだと理解しておこう。

 この構造は必ずしも「イアナの死亡フラグ」が確定しているわけではないので、ソルの態度を少しずつ軟化させる方向にちょっとずつ事実を捻じ曲げていけば、そのうちサイクルが解消されるかもしれない。実際に今回のお話ではそうして周りの連中との関係性が変わってきていることが示唆されているので、だいぶ遠大な目標ではあるがゴールがないわけではないのだ(原作未完ならまだゴールしてないのだろうが)。まぁ、だからこそ今回の「悪女設定」はほんと余計なことしたと思うんですけどね。

 イベントがどれくらい継続して発生し、どれくらいの難度のミッションが降りかかるかはすべて「原作黒歴史」次第。そこを覚えていないとイアナとしても対処のしようがないのだが、覚えてないもんはしょうがない。そしてこの「覚えてない」に加えて「設定を超えてキャラが動く」という現象も発生しているためにすでに世界はイアナの手を離れた独自世界として躍動し始めている。今回はそれが分かりやすいように3人の男連中がそれぞれに変なことをして変な感情を植え付けられている。まぁ、「媒体が少女漫画だから」と言ってしまえばそれまでなのだが、実にアホみたいなラブ模様が展開されてるのは笑っていいのか苦虫噛み潰した方がいいのかはよく分からない。最終的な相手役は(いるとすれば、だが)ソルになるだろうからそこだけ注目すりゃいいのかと思っていたが、元々の設定で「相手役」になってるのがギノフォードなのでギノもまた無視できない存在感を発揮しているというのはまだ落ち着かない部分、まぁ、イアナ目線ではコノハの幸せが絶対条件なので、ここからギノとの関係性が深まるっていう選択肢もなさそうだが。ソルだけに焦点を絞っちゃうと、ヨミの立ち位置も難しくなるよなぁ。ほんで今作が逆ハーレムだとしたら、3人じゃぁ終わらない可能性もまだまだあって、次回は多分また新キャラ追加になるんだよなぁ。イアナさんからしたら、望まぬ逆ハーレムで心労が重なるばかりの状況、全然望んだ歴史になってないのが不憫ではあるが……全部ひっくるめて「黒」歴史ってことよなぁ。

 
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 ようやくピンチらしいピンチ、第18話。これで少しは流れが変わるかしら。

 先週感想を書かなかったことからも分かる通り、残念ながら2期に入ってからシナリオ上の面白さがずっと低迷している本作。1期の頃はもうちょい刺激があったと思うのだが、2期に入ってからはダラダラした追走劇と、アーノルドに会うの会わないので同じような展開が2週3週と続いていて流石にダレてしまっていた。

 加えて、今回の話数でかなり顕在化したが、どうにも作画部分の魅力に欠ける。なんかね、1枚絵としてはそこまで悪くなくてちゃんとキャラデザが維持できてるように見えても、ちょっとでも動くとなーんか妙な空気になったり、そもそも動きがなかったり、カット割りにももっさり感が付き纏って、省エネにさらにプラスアルファの懸念材料があるような状態。元々外注作画で支えている作品ではあったのだが、2週前あたりから1つのスタジオとどこだか分からない海外スタッフの名前が作監としてクレジットとして並ぶようになり、映像部分のクオリティがかなり落ち込んでしまっている。さらにコンテも今回は監督含む3人の分業ということで、おそらく2期に入ってからは制作環境がかなり逼迫しているのだと思われる。もうちょい落ち着いてゆっくりやってほしかったのだが……。

 というわけでどうしてもネガティブな感想ばかり出てしまうお話になっているが、冒頭で書いた通り、一応ぐだぐだ展開も一段落し、ここいらで少しは動きがありそう。そしてシリーズとして初めて、ほんとのほんとにクライが単独で孤立してしまう状態になり、スマート姉妹も一応は無力化され、ちゃんとピンチらしいピンチにはなっている(まぁ、相手がポッと出の盗賊団ではあんまり説得力もないのだが)。次回からの展開で多少は刺激が増えることを期待しよう。

 ……せっかく名実ともに「温泉回」だったのに、なんで微妙な作画が回されるんだよ……。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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