最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
つまり……どういうことだってばよ、第10話。サブタイトルからして前回までの仮定がひっくり返るんだろうとは思っていたが、それがまたひっくり返って? で? まぁ、多分あんまり理路整然とした話にはなってないんだろう。最終的にシアンの能力がどのようなものなのかは闇の中。というか、基本的にこの世界の「ヒーローの能力と信頼値」についての仕組みはいまだにその全てがブラックボックスなのである。この世界に生きる人々は信頼値の増減や大小をめぐって一喜一憂を繰り返しているが、果たしてどれくらいその内実に迫った上で対処しているものだろうか。 文字通り大舞台へと躍り出た「ラッキー」シアン。あれよあれよと神輿を担がれた彼女はいまいち自分の置かれてる状況がわかっておらず、晴れ舞台となるライブステージで堂々とルオについての思い出話をしてしまう。まぁ、別にそれくらいで世間が動くとも思えないのだが、何せこの世界の人たちは「信頼」に敏感。それこそ彼氏騒ぎが巻き起こるとこの世の終わりのように騒ぎ立てる愚昧な声優オタクのように。とっかかりが生まれればあとは噂が走る速度はマッハ。彼女が施設を再訪して院長に出会ってしまったことも悪影響を及ぼしたのだろうか、シアンの能力が「反転」し、自らが育った土地に不幸をばら撒くことになる。この時点で「シアンの幸福は他者の不幸を糧に成り立っている」という言説がまことしやかに流布したわけだが、今回の話だけを見るとそれが果たして正しかったのか、単なる妄言だったのかはよく分からない。実際に施設跡地でゾンビ騒動が起こったわけで、何かしらの「悪いもの」はどこかに溜まっていた。それを後付けで「恐怖因子」と名付けるわけだが、これはシアンのパーソナリティには関わらない世間一般の条理なのか、はたまたシアンのラッキーの反動から強烈に打ち出された現象だったのか。そのあたりは来週以降に恐怖因子に触れるタイミングで少しずつ掘り下げられていくのかしら。 とにかく、シアンの幸運は世の人間全ての幸運には直結していない。前回「ラッキーマン問題」についてディティールを検討したが、そもそもの能力が「絶対的幸運」でないならば、あまり能力の成果を語る意味もないのだろう。一部ではうまくいっていた要素も、別な側面を切り出せば不幸になりうる。まぁ、ある意味では人間社会の根本原理と言えるものなのかもしれない。シアンはそれを操作しているのか否か。まだしばらく答えは出ないだろう。 とにかく、なんとかして「不幸」との関係性だけでも切り捨てなければいけないシアン。かつての友と対峙し、窮地では自分に希望を託した2組の親の力が彼女の背中を後押しする。それが信頼値と呼べるものなのかは分からないが、シアンの源流は「幼き日の希望」であるという。これは言い換えれば、赤子だったにも関わらず極限状態にあったもんだからその身に余る想定外の信頼(期待というべきか)を背負ってしまったがために、あの日あの時、あの場所でラッキーシアンが爆誕したということなのだろう。死者の「信頼」が無限に続くとは思えないので、そうして生み出された「ラッキー」の化身は燃料切れならぬ「幸福切れ」を起こさぬよう、院長が聖女として祭り上げてしばらくはその絶対性を維持していたが、くだんの騒動でシアン自身が「ラッキーの担い手」の座を一度おりてしまったことで歯車が狂った。おそらく余計な揺り戻しはシアンの責任ではなく、聖女に過度な期待を寄せすぎた哀れな民草への代償。「いっぺんにまとめて借り受けられるラッキーなんてありませんよ」という、なんだか「笑ゥせぇるすまん」みたいなお話でしたとさ。 ……まぁ、幸せならばOKなんですが……恐怖因子、恐怖因子なぁ……信頼値とは別軸の概念なんだろうか。ますます世界は意味のわからんことに……。
PR こんなに可愛くないヘソ天見たことない、第9話。ムームーの絶妙な「可愛くなさ」は猫好きとしては由々しき問題なのだけど、不思議とそこまで悪感情にはつながらないんだよな。そこまで全部含めての宇宙人なんだろうな。 今回は改めてムームーの目的意識を確認する回であり、比較的シリアス(?)強め。そして何より桜子という少女の健気さと今どき珍しい生真面目さが印象的なお話である。人類は誰しも田舎から出てきて週6のコンビニバイトを強いられる女子大生は応援したくなりますからね(ね)。当人はあんまり接客業に向いてないことは分かってると思うんだけど、おそらく週6で入れて融通が効く上にパッと入れたバイトがコンビニだったんだろうなぁ、とか考えると色々不憫である。まー、最近のコンビニは色々と自動化も進んでるし、もしかしたら以前よりバイトとしては楽になってるのかもしれないけど……仮にどれだけ楽な仕事でも、月7万円の電気代の支払いのための労働はモチベも上がらなかろうて。 というわけで少しでも勤労意欲を養うため、ムームーには心を入れ替えてもらいたい桜子。しかし、桜子は「家電の勉強」についてそれなりに前向きなのに肝心のムームーが全くやる気を見せない。改めて確認しておくと、ムームーが地球に滞在している目的って「地球の技術力から自分たちの再起のきっかけを探りたい」→「そのためには端的な技術の集積物である家電を研究したい」→「だから桜子の家の家電を片っ端から分解して回る」だったはずなのだが、すっかり堕落してしまったムームーは必殺技の分解すらあまり見せなくなり、1年という期限を設けられていたはずなのに自堕落ざんまい。いくら桜子が焦ったところで、当の本人に危機意識がなければのれんに腕押しである。 もういっそムームーにスタンガンを……までちょっと頭をよぎったところで、狙ったかのようにムームーの尻を叩く存在が登場。待望の3匹目の猫、シベリアが参戦だ。前からオープンエンドに姿を見せていたので気になってたのよね。CVがなんと花林ちゃんなんだけど、花林ちゃんとは思えない(失礼)利発そうなキャラ。仕事は「ムームーのサポート」というなんともやりがいのないポジションだが、相棒が警視庁の現役警官というかなり便利なポジション。シベリア自身も責任感のある真っ当な性格みたいだし、普通に考えてムームーなんて放っておいてシベリアたちが技術研究に回ればいいんじゃないかという気もするが、ここまでぐだぐだでもデシマルやシベリアがムームーをせっついてるってことは、ムームー本人に何か研究に必要な素養があるってことなんでしょうかね? 今のところそんな気配はほとんどないのだが……強いていうならそれこそ分解癖くらい? あれが瞬時にできるってことは、ムームーはもともと技官とかだった可能性はあるけども。 監督役のシベリアは以前のセルフレジ騒動でも事後処理に追われており、あの出来事がやっぱりただ事ではなかったと激おこ。そりゃそうだよな。こうやって「まぁ、ギャグだからな……」といっぺん飲み込んだ事象を「ギャグで済むわけないやろ」とほっくり返してくる展開、なんかムカつくけどちょっと納得もしちゃう。この世界はムームーたちの理不尽とギリギリの常識レベルで維持されているのさ。だからその辺にFBIとかがいても許されるに違いない。多分。 シベリアの参入でムームーも多少は義務感にかられる……こともなく、どうやら地球のテレビをことさらに気に入ってしまった様子。若者のテレビ離れが進む昨今、業界は宇宙人向けの低俗な番組をガンガン増やすべきなのかもしれない。しかし、そんな無駄な時間の浪費で青春を食い潰されてはたまらない桜子とは当然衝突。この期に及んでようやく2人の間で真っ当な喧嘩が発生した。今回はどう考えてもムームーが悪いので、最終的に丸くおさまった感が出てたのはなんか釈然としないのだが……まぁ、それもこれも桜子の優しさ故のことだと一旦飲み込んでおきましょう。多分、テレビの原理をどれだけ理解したところで宇宙人たちの技術発展には役に立たないと思うけどね。 追伸:暴漢に襲われるイメージ映像の花月さんが今日も可愛かったです。
これもう事実上のゆるキャン△じゃん(だいぶ前からそうだったやろ)……第9話。ついに爺さんまで登場してしまい、大塚明夫ボイスが流れ出したことで空気感は完全にゆるキャン△に。 今回が「第2夜」ということでまだまだ続く長旅シリーズ。どんだけゆっくりやるんや、と思ったけど、内容としては相当な弾丸ツアーになってしまっているので実際にこの日程で旅行に行ったら果たして楽しめるかどうか。いや、旅行の機微なんて全然分からん奴が何を妄想しても説得力はないのだけども。たまたまなんだけど、出不精キングの私が行った事がある貴重な観光スポットの1つが黒部ダムなんですよ。ただ、あまりに幼い頃に家族旅行で1回行っただけなので記憶はほぼ無い。多分「わー、きれー」くらいは思ったはずなんだが、そもそも山育ちなもんだから「山の中のサムシング」にそこまで鮮烈な感想を抱かなかったんだろうな。歴史的な意義づけとかが理解できる今改めて行ってみたいスポットではあるんだけど(ダムカレーは食べたい)。とはいえ、年がら年中観光客で賑わってそうなメジャースポットはなかなか足が伸びにくい。今回のさつき達御一行はちゃんと満足行くツアーになったのだろうか。 そもそも富山入りする前のキャンプからして色々ハード。Aパートはほぼ華子目線で描かれていたこともあってキャンプ場での諸々はほぼ描かれず、「目を開けて寝る敷島」がハイライトだったりするのだが、これももしかしたらゆるキャンとの差別化のための措置なのかもしれない。テント立ててバーベキュー始まっちゃったら、まじで見分けがつかなくなるもんな。キャンプ要素は一応設定しつつも極力省略して、観光スポット巡りに焦点を合わせないといい加減ヤバいという判断なのだろう。 というわけでとっとと富山県に入ってからの観光地巡り。それとて次があるのであまりのんびりできなそうな雰囲気はあるのだが、果たして黒部ダムの平均滞在時間ってどんなもんなんだろう。でけぇ施設なのは間違いないが、それこそプロジェクトXを見るくらいしかやる事がなかったら……案外あっさり終わっちゃうのかしらね。今期アニメはほんとに色んなところで「旅とは?」という根源的な問題を考えさせられる事が多いわ。 そこからスキージャンプ台の見学へと場を移し、なぜか圧倒的標高を誇るはずの黒部ダムよりもこっちの方が「高さ」「でかさ」の怖さが出るという。でも確かにそうなんだろうなぁ。普段スキージャンプなんてテレビで見てるからみんなしてあっさり飛んでるように見えるけど、あんなもん、普通の判断力だったら絶対に命を無駄にする行為にしか見えないもんな。あたしゃ死ぬまでテレビで見るだけか、下から見上げるだけでいいや……。いや、観光地としては面白そうだけどね。 なんか真っ当な観光スポット紹介番組になりつつあるので、ゆるキャンから距離を取ろうとすると今度はざつ旅になっていくというジレンマ。今作の個性はもはや敷島にかかっていると言っても過言では無い。頑張れ敷島。号泣してる場合じゃないぞ!
なんかこぅ、ガチめの謎解きアドベンチャーゲームとかにしたら刺激が多そうな設定だな、と思いました、第10話。まぁ、FPSで進行するアドベンチャーは常に緊張感があるので個人的には苦手なんですが。 なんで今回のお話で「ゲームっぽいな」と思ったのかはいくつか理由がある気がするのだが、一番の要素はやはりメガネの登場だろうか。「その視界にのみ、過去(オリジナルの視界)が見えるツール」ってすごくゲームのアイテムっぽいじゃないですか。そこから得られた情報と現在との差を見極めて推理を進める、みたいな。もしかしたら過去の映像を見ながら進むアクションステージとかもあるかもしれない。 そして、「ゲーム的」というのがやや引っ掛かりとして出てきてしまうのは、「このメガネのギミックは、どこの誰が意図して置いたものなのだろう」というのが分からないからだと思われる。今回鯨井さんとヨウメイはメガネの情報を基に鯨井Bの足跡を追い、なんとか真実に辿り着こうとしたわけだが、突然過去が見えるメガネなんて、普通に考えたら「誰かがわざわざ開発して鯨井宅に置いといた」道具ではないだろう。鯨井Bのなんらかの信念(怨念?)が宿り、「2代目」たる鯨井さんにその光景を伝達しているものだと思われる(持ち主の鯨井さん以外に景色が見えないあたりにもそのことが裏付けられる)。ということは、このメガネギミックは第二九龍、ジェネテラの制作側の意図とは無関係なものということになる。ジェネテラという存在自体が謎だらけなのでその詳細については現時点であれこれ議論してもしょうがない部分ではあるのだが、ざっくり「過去の再現」を目的としたプロジェクトではあるはずで、そこに「過去の視界が見えるメガネ」は必要ないのだ。そんなものが突然出てきたのは誰にとっても想定外のはずで、「面白いギミック」であるからこそ、どうしたってそこには「世界の外の製作者」、つまりは原作者の意図ばかりが見えてしまい、世界観的な整合性よりも「ゲーム性」みたいなものを優先しているように感じてしまうわけだ。 他にも今回与えられた新情報には「お札の裏のForbidden」もあり、これもわざわざジェネテラ製作者が意図してそこらじゅうのお札1枚1枚に書いているとも思えず、いわば内部にいるキャラクター(?)たちが「普通だったら剥がさないお札を剥がす」というイレギュラーな行動に出た際のエラーメッセージみたいなものだと思われる。つまりこれも「ジェネテラ製作者の想定の外」の現象だ。そして最後にヨウメイが「外の世界」の食べ物を食べたことによる記憶の復旧。これもまた、おそらく第二九龍の意図とは別なところにある現象だと思われるため、一種のバグ技みたいな存在だと思われる。まぁ、ヨウメイのような「干渉できる部外者」の存在そのものがイレギュラーな可能性もあるのだが……。 イレギュラーだからこそ付け入る隙があるというのも分かるのだが、やはり鯨井さんたちがこれらの情報を使って探索を続ける様子は、どうしてもご都合主義的というか、「こうやって解いてほしい」という要請が優先されているようでなんとも座りが悪い。だからこそいっそのこと鯨井さんという「キャラクター」を動かすもう1段上の存在である「プレイヤー」がいた方が感覚的には納得できそうだと思ったんだろう。 さらにグエン、シャオヘイと視点は増えていき、情報がどこから入ってどう蓄積していくのかもだいぶカオスの状態。かなり煮詰まってはいるのだろうが、何をゴールとするのかも定かでないため、10話目ともなるとだんだん緊張感は高まってきた。最後まで工藤は動かないのか、それとも、彼の動きで九龍がぶっ壊れるのか。ハッピーエンドのあるお話なんですかね。
ホテルの宿泊客、列席者にテトラポッド型の宇宙人がいたのってもしかしてaiko繋がりなんだろうか? 第9話。いや、他の宇宙人に繋がりがあるかどうか知らんが。 ここまできても一切の妥協を許さない、徹底して既存の価値観をぶち壊しにくる理不尽ストリーム。その中心に置かれたのはなんとポン子のウエディング! 前回出てきた花江狸がふつーに彼氏だった。お姉ちゃんも「繁殖期」を迎えたそうなので結婚することになんらおかしな部分はないのですが、ポンスティンっていつどこで、どうやって地球に来たタヌキなんでしょうね? まぁ、ポン子たちと同じようにして母星を脱出したタヌキ星人は宇宙全土に散らばってるだろうし、それがたまたま数百年ぶりに地球で接触できたってことなんでしょうね。何はともあれ種の存続ができそうでよかったですね。地球なんて霊長類が絶滅してんのにね。 ちなみにサラッと流しかけたが普通なら流せないはずのヤチヨタンク継続状況。前回はひどく不自由そうにしていたヤチヨさんだったが、しょうがないとなればそのボディに順応してしまうわけで、タンクという足回りの頑強さをうまく活用した腰(?)の入ったパンチは今回2匹のタヌキを悶絶させるにいたった。機械のパワーで、あのマジックハンドが叩きつけられたら下手したら致命傷だよ。ちなみに、前回ヤチヨさんの手の形状を「コロ助ハンド」と書いてしまったが、コロ助はドラえもんと同じペタリハンドだったので、正しくは「ゴンスケハンド」でした。同じ藤子作品だったので勘違いしちゃった。謝罪して訂正します。……そうか、ゴンスケとは「ホテリエ」繋がりなのか……(あいついうほどホテリエか?)。 手の使い方、そして足回り、意外と順応したヤチヨさんはその状態でも通常業務くらいはこなせるようになっており、いつも通りに体の正面で手を重ねる所作をすると輪っかの部分が綺麗に重なってフォルムが美しく見える(?)。あと身長がグッと低くなってしまったので、成長したポン子との身長ギャップが楽しめるのもポイントの1つだろうか。……身長といえば、ポン子はあの通り急成長したのにフグリはフグリのまんまだったな……まだまだ謎が多いタヌキ星人。今回判明したのは「ブンブクは婿養子」くらいである。あ、あと母星での思い出ではばあちゃんとポン子が田舎道を仲良く歩く様子が描かれていたが、あんな牧歌的な風景のくせして、技術水準は地球よりはるかに高いのがタヌキどもの面倒臭いところである。進化の過程で貯め糞がなくならなかったのは残念な話。 そうこうしているうちに、懸念していた通りばあちゃんが他界。ご家族の反応からして大往生だとは思うのだが、それでも悲しいものは悲しいわけで。一度は中止しかけた結婚式だったが……まさかの葬式との合同という形で実現。この辺りの感覚が流石のアポカリ。……どうなんだろ、「冠婚葬祭」の言葉の通り、多くの文化では「婚」も「葬」重要な儀式として取り扱われることが多いだろうが、現実世界に「婚/葬」を同時に開催する文化ってあるんだろうか。人類学的にはあってもおかしくない気はするんだけど、まぁ、我々の感覚からしたら「不謹慎」とか「クレイジー」ってな印象にはなりますよね。見送りながら祝うだけなら百歩譲って理解できるとしても、式中のエンタメ要素として棺桶をフル活用するのは流石にアウトだろうよ。まぁ、「故人がそれを望んでいる」という最強の免罪符が認められるならしょうがないけど……この話のために、ばあさんのキャラをウェイ系に設定してたんでしょうかね。子狸をおんぶして子守唄を歌ってくれるだけならいいおばあちゃんだったんだけどな……。まぁ、まさに「終わりよければ」ですかね。 喜びも悲しみもないまぜに、またホテルとして1つの責任を全うした銀河楼。ヤチヨさんのボディも復元され、もはや宇宙人向けホテルとしてこれからもやっていけそうな雰囲気だが……別にそれがヤチヨさんの最大の望みってわけじゃないからなぁ……残り数話で、ヤチヨさんの身の振り方を決めることはできるのだろうか。
流石にゲスト刺客が勿体なさすぎる、第9話。これまでの連中もたいがいだったが……マジで一言のために呼ぶなよ……今後霊界配信に参加してくれるんでしょうかね。 相変わらずどこに向かってるのかよく分からないお話だが、今回はいつもの演出に輪をかけて謎のクセがあり、画を見ていてな〜んかぞわぞわするような座りの悪いシーンが多い。クセつよはシャフト作品の宿命とはいえ、シンプルな止め絵での間の見せ方ではなく、どこまで狙ってるか分からないぬるっとした動画演出のクセが出てるのがいいやら悪いやら。一番気になったのはさとこがこのはのために服を買いに行き、紙袋を手渡すところの手のさすり方。なんであんなに枚数を費やして執拗に描いたのだろう(その割に別に超絶丁寧作画って印象でもないのが不思議)。 まぁ、どんな画で描かれようとも内容は相変わらずの倫理全無視の不穏すぎるお話なのでブレてるわけじゃないんだけども。今回はAパートの忍者服調達に関しては特に血生臭い話もなく、ちょっとだけさとこ×このはの関係性を深掘りできた部分なのでなんらかの貴重な栄養素は摂取できた(今作に一番求めているものがソレなのかは定かじゃないが)。ドタバタした末に、リーダーに「託された」忍者服を見てこのはが「それでいいのだろうか」とちょっと気にかけるシーンは、一応彼女がさとこのことを考えてくれている証左である。ただ、2人がそのことをどれくらい認識してるかは分からないし、このはの単なる気まぐれと言えなくもないのだけど。ロボ子事変以来、どーしてもこの2人の関係性は気になる要素ではあり続けているので、多少なりともプラス方向への兆しが見えるとそれだけで安心しちゃうわ。 忍者服云々についてはほんとにこのはの「追われてんだから自重しろよ」が全てだと思うのだが、さとこがそんなこと気にしないってのは今更の話。……そのくせ忍者服での外出を恥ずかしがるタイミングもあるのが謎といえば謎だよな。リーダーの大切な(?)忍者服、今度はいつまで保つんでしょうか。多分百合子さんと2人分のあんな汁やあんな液体がたっぷり染み込んでるだろうから、色落ち洗浄を真っ先に選択できたさとこは賢い子だ。こういうところでちょっとずつ性癖が滲み出ちゃう百合子さんは不憫ではあるが、なんだかんだでお似合いカップルなのである。 Bパート、ここにきて今更さとこの能力の詳細を検証するという、なろうアニメの2話目みたいな展開。まぁ、結局この世界最大のイレギュラーってさとこなんだもんな。「有効範囲・制限時間・能力の強さ」などなど、スタンド図鑑みたいな状態で色々と検証しつつ、その度にさとこの危うさがチラチラ漏れ出してくるあたりがにんころクオリティ。これでもし「生きてる生物にも使用可能」だったらマジで色々アウトだった可能性。結局セミファイナルに使えなかったのは直前で使用を止めたからなのか、ガチでさとこが「死んでると思わなかっただけ」なのか。後者だったらだいぶフェイズが変わってくるぞ。あと、忍者服無しの状態だと「能力がゆっくり進行する」というのも初耳だし、グロさが段違いになるってのもエグい設定。この能力ってそういうものなの? なんかさ、最終的には逆ゴールドエクスペリエンスみたいに「この使い方すれば世界最強だった!」みたな話になったりしない? 幽霊や悪魔も効果対象の時点で、すでに存分にチートのはずだし……このはさんもよくこんな時限爆弾みたいな奴を子飼いにできたもんである。 貴重な実験、そしてマリンの貴重な犠牲の末に、「無機物であれば効果範囲は絶大」というヤな事実も判明。発動までに時間がかかるということは、逆に言えばこれを活用した時限トリックなんかも考えらえるわけで、ますます能力バトルの主人公じみてきた。たとえば都庁とかに能力を使用した場合、サイズがクソでかいから数週間とか数ヶ月後に発動して大量殺人が可能になるんだけど、流石にそんなことはしないですよね。 ほんと、この世界の基準がどこにあるかが分からない。「BUKIYA」っていう専門誌はちょっと読んでみたい。 「一通り攻略したあと1面に戻ってきたら実はそこにラスボスがいた」みたいな展開、第9話。結構テンション上がるギミックですよね。ちなみにこの手のギミックで印象深かったのが、多分知ってる人誰もいないと思うけどPS2で発売された「チュウリップ」という謎のアドベンチャーゲーム。主人公の自宅のすぐ近くに「ンダスラ公園」っていうのがあって、そこがラストダンジョンなんですよ。名前みたら分かるわ。 などとどうでもいい思い出話から始めてみたが、20年以上前のゲームのことは覚えてるのに、今作の1話目のことなどすっかり忘れていたので「こんな子いたっけ?」からスタートする始末。しょうがないじゃん、1話目ってかなり印象悪かったから、積極的に記憶から消そうとしてた感まであったし。今振り返ってみて、別に全体的な立て付けがそこまで変わってないくせに現時点で悪印象がそこそこ薄まってるのは謎といえば謎。まぁ、あけすけで露悪的なシナリオラインがヤなクセになっちゃう部分があったってことなんだろうけども。 前回ぐう聖・チョコちゃんの力もあって「最後の1人」(?)であるキョウカが無事に穴の中で浄化。これにて前橋ウィッチーズが完成し、いよいよ本格的な魔女修行! というところで終わったと思ったら……。1週間経ったら大繁盛していた。どこでどうセールスしたらここまで評判になるかも分からんし、長蛇の列を作ってた客がみんなしてこれまでの顧客と同レベルでの「願いごと」を抱えていたのだとしたら何百時間あっても時間が足りない気もするのだが、とにかく商売はうまいこと回せているらしく、気がついたら魔女としてもだいぶ貫禄が出てきたし、マポも23000点と、99999も視野に入る現実的な稼ぎっぷり。ケロッペがなんと言おうと、この5人にはそこそこ才能があったということなのだろうか。 そして、そんなお店が「1面」に戻った要素が2つ。1つは、「みんなして問題が解決したように見せかけて、実はアズってまだ全員に秘密を打ち明けてないよね」問題。……そうだったっけ? その辺の設定もよく覚えてねぇや(どんだけ序盤適当に観てたんだよ)。まぁ、あんだけあっさりCOしたチョコと異なり、アズはいまだに店内ではシェイプアップ魔法を解除しないし、他のメンバーに「真の姿」を見られたくない様子。そのせいでユイナのウザい誘いは全部断ってウェイを否定し続けていたのだ。流石にユイナを含む他のメンバーもその辺の雰囲気は感じ取っているのだが、「まぁ、別に無理やり店の外に引っ張り出す必要もないよな……」ってんで空気を読み、これまでうまいこと誤魔化してきた。しかし、ここにきて背中を押す勇気の一歩。アズも一度は打ち明けるところまで計画はしてみたが、やっぱり最後は日和ってギブアップ。そしてメンバーはそんなダメダメなところまでアズのことを理解しており、「別にいいじゃん」ってんでハッピーエンドへ。まぁ、隠し事ゼロが友達の条件ってこともないしね。これはこれでいいんじゃないかしら。 ということで、1面(正確には2面かな)の「アズの問題」を改めて振り返り、「でも大丈夫」だと思っていたところに……もう1つの振り返り要素として、なんと1話目で最初のお客さんとなった女子高生・栄子が再登場。いや、全然覚えてなかったけど。CVがセリコで「あぁ、いたかもしれない……お前のCVの方がよっぽどアイドル向きやぞ、とか思った記憶が……」くらいの印象。そんな生真面目女子高生が、なんとこの9話の間に魔女としての素質を芽生えさせたとのことで、幻の6人目、追加戦士として見習い修行を開始。順調に仲を深めたかと思いきや……。 最後の最後で綺麗さっぱりどんでん返し。なんじゃそりゃ。素直な感想は「意味分からん」以外出てこないよね。いや、別に栄子の行動が分からんのは構わんのよ。ポッと出のサブキャラだし、人となりなんて全然知らないんだから、内面でよからぬことを考えてる子がいてもおかしくはないだろう。ただ、そんなポッと出の新人が、平然とマポカウンターにアクセスし、膨大な魔力を乱用しちゃえるセキュリティがおかしい。まぁ、言われてみれば今までも「メンバーはちょいちょいマポのつまみ食いしてたで」とケロッペがチクってたこともあったし、鍵なんかかけずに、使おうと思えばみんなして膨大なマポを掠め取ることはできていたのか。あくまでそこは紳士協定があって互いにマポを保管してただけで、突然部外者が介入できるようになったら、そいつが全部持ち逃げするのはない話ではない。全ての責任はセキュリティ意識がガバガバの畜生カエルが全部悪いってことにするしかなかろう。 そして取ってつけたような24時間タイムリミット設定。ほんと、デスゲームの主催者だったら説明不足すぎて真っ先に殺されるレベルのグダグダさ。ほんとに魔女育てる気はあったんだろうか……。 まぁいいや、栄子がここから「善い子」になれる可能性はほぼゼロだと思われるので、あとはどうやってウィッチーズがそんな「悪い魔法使い」を打倒するかという話に。……だいぶ様子が変わってきたぜ。 歌唱自体は中国語じゃなくて英語なんだよな、第9話。いや、別に日本のアニメでもあり得ることだから全然不思議ではないのだけど。この作品の舞台になってる街って、どこの国のどういうイメージなんだろう。「漠然と近未来」みたいなイメージの不思議な世界(ただし言語は中国語)。いや、日本のアニメもおんなじだけどさ。 前回からの章立ては「シアン編」ではなく「ラッキーシアン編」らしい。ヒーローとしての登録名が「ラッキーシアン」なのだ。自他共に認めちゃった「幸運」の能力持ちということになるが、この「幸運」ってのは相変わらず難しい題材。たいてい「幸運の能力を持ってるキャラ」って、本当にただ天運だった場合にその運命を描写するのが凄まじく難しいからだ。過去にもこのブログで何度か触れたことがある気がするが、いわゆるラッキーマン問題というやつで、「ラッキーが武器のやつ」はそもそもついてるならピンチに陥らない。「なんらかの勝負にラッキーで勝つ」は本当のラッキーではなく、真の勝者は「一切の面倒ごとなく、幸せを謳歌する」存在なのだ。ラック値が高いどこぞのカジュマさんがあんだけ生活に苦労しているのはどういうことだよ、って話(隣にラック値最低のダ女神がいるせいだという説明もあるが、ラッキーならばそのようなネガティブ要素がそもそも関わらないだろ、という議論になる)。 シアンについても、例えば「ラッキーだから逃げられる」ということで養護施設を飛び出し、絶対的サポーターだったルオ少年は「俺は不幸ナンバーワンだ!」というのでトラックを呼び寄せていたわけだが、やはりカズマ・アクアと同じ疑問が生じ、「どう考えてもシアンはルオに不幸になって欲しいとは思っていないわけで、真に彼女がラッキーであるならルオが災難に見舞われることもないのでは?」ということに。ただ、今作はその辺りの微妙な問題もお茶を濁す手段が一応与えられており、それが「信頼値の増減」である。スクラッチくじのシーンが示す通り、シアンは「ヒーローとしてラッキーの象徴である」と信頼されているからこそラッキーなのであって、信頼値が低下すると幸運の加護も弱まってしまう。施設から逃げ出したタイミングでは、その信頼値がやや下がり気味だったせいで災難にあったと考えることも……。まぁ、そうなると「ラッキーならそもそも信頼値が下がらないだろう」という議論が出てきて堂々巡りになるのだが。ことの真偽は分からないが、現時点では「シアンのラッキーが及ばない領域が設定されており、信頼値の増減はより上位の運命的支配力を持つ」くらいに考えておくのがいいかもしれない。 などと難しい話を考えてしまうのは、引きの雰囲気(とこれまでの今作の罪状)を考えるに、どーせ今回のお話だってやるせない方向に進んでいくのだろうという予断があるためだ。幼馴染のシアンと切り離され、ちょっと病んじゃった雰囲気すらまとわせていたルオ少年。彼はただシアンが成功したというニュースを喜ばしく思っていたはずなのだが、なんか知らんけど院長がまた余計なことを耳打ちしている。彼だけが知っているということはシアンの出生などに関わる秘密なのだろうか。このタイミングでよりによってルオに吹き込んだ情報ってのがよく分からんが……まぁ、何かしらの火種なのは間違い無いだろう。そしてラストの、ゾンビ映画のワンシーンのような謎映像。実際の映像かイメージかはまだ分かっていないが、まぁ、このままシアンを取り巻く環境がお花畑なハッピーエンドを迎えられるはずもない。そのような状況に、「ただラッキーなだけの女の子」がどのように立ち向かうのだろうか。ナイス・魂電のようにしっかりとヒーローとしての能力が備わっている描写がないだけに、今後トラブルが起きた時に即死したりしないかが心配である。
「キュンキュン」と「ズキューン」が一緒にいるチーム、色々とナニだな、第17話。さて、大きなターニングポイントにきているので、1回まとめておこう。 何がターニングポイントかって? そりゃもちろん、「奏者プリキュア」についてですよ。説明しよう! 奏者プリキュアとは、フォニックゲインを高めたシンフォギア奏者がついでにプリキュアに変身することである! ……ちなみに類似概念には「戦車道プリキュア」もあります。 というわけで、個人的に「プリキュア声優」というのはなんか知らんけど大きな指標の1つになっており、それが我が心のアニメ・シンフォギアと更なるリンクを深めたので記念碑を刻んでおくのである。マスコット枠で起用されてしまった時にはもはやチャンスは薄いと思っていたが、なんとまさかの調(の中の人)による変身。奇しくも、ニチアサではアナザーシンフォギア(?)を放送中であり、なんかもう、いっそシンフォギアアニバーサリーなんじゃないかと思える展開である(個人の感想です)。 しかも南條愛乃が演じるプリルンはネットリテラシー低めのちゃらんぽらん妖精だと思われていたのに、ここ最近はメロロンとの関係性もあって意外にもそのバックボーンが深掘りされていき、今回はその果てに互いの自己犠牲を伴いながら悲願の変身。変身後の姿はまさかのクール系お姉様アイドルという。だーいぶちゃぶ台をひっくり返す形でのキャラ設定だ。キラキランドにおける2人の存在っていったいどんなもんだったんだろう。さらに追加戦士にして「コンビキュア」というのは多分マシェリ・アムール以来の配置であり、さらにさらに、なんとカラーリングが白黒。これまでプリキュアは初代への敬意の表れか(?)黒キュアだけは決して追加されなかったのだが、ここにきてついにそのカードが切られた。2人で完全に関係性が閉じているあたりはゴウライジャーとかゴーオンウィングスみたいなスタンスの可能性もあり、今後のマーブルスクリューに期待が集まる。 そしてコンビキュアということもあり、この2人の関係性がだいぶ重いのも重要なポイント。基本的にはメロロンからプリルンへの愛情の比重が重く、プリルンはアイドルへ、そしてうたへの愛情が過多である。ただ、この歪んだ関係性も今回のメロロンの滅私をプリルンが受け止めたおかげでやや変化が起こっており、今後はプリルン側もしっかりメロロンの愛情を受け止めてくれる可能性はある。純正ガチ百合コンビとなれば、それこそザババの再来となり、なんかもう、ナンジョルノはそういう星の下で歌うことを宿命づけられているとしか思えなかったり。 これにて、シンフォギア奏者は響(グレース)、翼(ブロッサム)、切歌(フィナーレ)、調(ズッキューン)、未来(ヤムヤム)、セレナ(ミラクル)と変身したことになり(あと奏(ダークプリキュア)も一応)、残る奏者はよりにもよってマリアとクリスの2人となった。クリスはあとまわしの魔女の配下として活躍していた都合上、変身は割と絶望的。ちなみにその他の関係者も記録していくと、OTONA組ではフィーネ(スカーレット)、友里さん(フラミンゴ)、友達チームでは創世(セレーネ)、錬金術師からキャロル(パルフェ)、サンジェルマン(ダイヤモンド)、プレラーティ(ラメール)が参戦している(何故かオートスコアラーやノーブルレッドは変身していない)。 閑話休題、そんな前代未聞の追加戦士に湧くプリキュア界隈。思い切ったシナリオラインを組んできたものだが、その展開は色々と気になる要素も多い。今回カッティーさんが完全浄化されたものだと思われるが、彼のスタンスは「アイドルとの距離感に悩むガチファン」という設定で、これもまたアイドルという事象を取り巻く要素の1つであった。残るザックリーとチョッキリーヌさんの2人だけであと半年以上回すような雰囲気には見えていないので、今後チョッキリ団陣営の動きは多分ブンドル団に近い編成になっていくんじゃないかと予想。いや、チョッキリーヌ様の光落ちはないと思うけども。なんかね、最終的に悪い奴らじゃなさそうなんだよね。ダークイーネ様も含めてね(声の影響がデカすぎる)。 昨年のプリキュアが好きすぎたせいで今年度は反応が薄くて申し訳ないが、別に嫌いなわけじゃないんですよ。今後ともプリンセッションと並行してそこそこに応援してます。
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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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