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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」 6→6

 いつの時代からだろうか、「暴力ヒロイン」というのが忌み嫌われる看板になってしまったのは。これも男女同権の世の中の変化なのか。かつて昭和の時代は女性が強く、力を持つこと自体に価値があり、男に対しても気丈に振る舞い、張り合えるヒロインがどこか特別に見えたのかもしれない。それがいつしか「同権」が特別ではなくなり、女性だろうが男性だろうが暴力を振るうことは良くないことと認識されるようになった。そんな時代の要請があったかどうかは知らないが……。

 それなら、ただひたすら「暴力」だけを突き詰めるヒロインはどうだろう? そんな馬鹿馬鹿しくもストイックな、一発勝負で戦い抜く拳闘ヒロインが最後の最後までその拳を下ろさずに戦い続けた結果である。そりゃまぁ、なろう媒体なのでチートは山盛りだ。「結局神の力じゃねぇか」と言われたらほんとそれまでだし、男だろうが女だろうが、チートを笠に着てドヤ顔する主人公は結局暴力だろうが暴力じゃなかろうが忌み嫌われる可能性は大いにある。本作のスカーレットを見て「ヤレヤレ、またくだらないなろう作品の自己満ヒロインじゃないか」と愛想を尽かした人も少なくなかろう。そして、私はその評価も別に間違っちゃいないと思う。

 それでは、なぜ私は今作を最終回まで楽しんで見てしまったのか。端的に答えを導くならば、「私がドMだから」に他ならないのではないか。めんどくさい女に振り回されてみたい、なんなら殴り飛ばされたり踏みつけられたりしてもいいかもしれない。そりゃ現実でそんなことやられたらブチギレる可能性も充分にあるが、フィクションの世界でくらい、強くてドSでゴミを見るような目が美しいご令嬢にボコボコに殴ってほしい夜もあるんですよ。「麗しの銀髪、真紅のドレスを身にまとい、その拳には指貫きグローブ」のデザインが完成した時点で、今作の、スカーレットの勝ちなのだ。

 ほんとに最後までしっかりと「ぶん殴りヒロイン」を貫き通してくれたし、お相手のジュリアスとのラブロマンスも最後の最後まで易きに流れずに面倒臭いままだった。なろう主人公のチートに嫌気がさしているなら、その隣にもっとチートな奴を置いてコロコロと転がしてもらうだけでも随分印象が変わるものだ。暴力ヒロインの圧倒的な「暴」が全てを飲み込まんとするこの世界で、それでも届かない不可侵の領域がある。この1点のスパイスだけで、だいぶ見え方は変わるものである。

 あとはまぁ、とにかくキャラ作画が好みだっていうのが一番でかいかもしれない。スカーレットが美人なんですよ。ほんと、なんなら全部取っ払ってそれだけで評価したと思われてもいいや。クールビューティーなスカーレットさんが、顔面を血まみれにして猟奇的に笑う。その氷の微笑だけで文句はないんです。その口から容姿からは想像もできない物騒な文句がこぼれ出れば役満ですよ。ほんと、いいキャラを作ってくれたもんだ。ほんでCVが瀬戸ちゃんでしょぉ。「瀬戸ちゃんはそんなこと言わない」の極みですよ。多分、どっかで「瀬戸ちゃんにもゴミを見るような目で蔑みながらボコボコに殴ってほしい」という欲求があるのかもしれません。

 今日はもう遅い、帰りな坊主。こっからは大人の世界なんだ。

 
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 ハートウォーミング最終話! こういうのでいいんだよ。こういうのがいいんだよ!

 サプライズに失敗してしまった分を埋め合わせるかのように、気合い入りまくりで前代未聞の規模で繰り広げられる大鳥バースデイの準備。単なるパーティーでは終わらず、会場の手配からイベント内容、招待客の数まで、まるで結婚披露宴のごとき様相。大鳥のバースデイというだけでなんでこんなに人が集まるねん、と思うが、どうやら「大鳥が血を吸わせているおかげで石川さんがどんどんフレンドリーになって、活動範囲が広がった!」というので、「月菜に血をあげてありがとう大鳥ママ」という感謝の念が強いようである。大鳥がいなければ月菜の今もなかったし、逆もまた然りということなのだろう。まぁ、周りの友達連中はいい奴ばかりだから、そんな利害関係がなくてもいいパーティーにはなったと思うけどね。

 色々なサプライズが仕込まれていた誕生日。規模がデカすぎるのでもはやちょっとやそっとじゃ驚かないが、ケーキのサイズが桁違いなのはギャグじゃなくてマジだったんだろうか。どう足掻いてもあの人数じゃ食い切れない量だったが……それこそウェディングケーキとかって外側は本物で中がハリボテの場合もあるらしいが、今回は全部月菜たちの手作りだし、偽物要素ゼロだよな……すごい話だ。

 大鳥と石川家を繋ぐ一番重要なピースとなったのは「絵」だった。今回も文化祭の時の絵が大鳥に送られ、思い出の記録装置としての役割を果たしている。実は、前々回時点で「石川家お抱え絵師」みたいなのが登場していっせいに描き始めたのを見て「なんだぁ、別に大鳥がいなくても石川家には絵で記録を残す文化があったんじゃないかぁ」とちょっとがっかりしていたのだが、今回ママンのお話を聞くと、あの絵描き隊も大鳥の成果を見てから思いついたものとのこと。今回ご両親が語った「大鳥の功績」については忖度無しで本当の感謝だったのだろう。なるほどそれならこの規模の感謝祭も頷ける。

 さらに、出し物の1つとして行われた写真のスライドショーでは1枚たりとも映っていない月菜がその場で等身大ポップの役割を果たし、直接思い出に溶け込むという形でショーを演出。これもまた、吸血鬼なりの思い出の残し方の1つの方策。「影が映り込まないので本当にはめ込みみたい」というコメントも出ており、これまで月菜を悩ませていた吸血鬼の特性も、使い方次第では立派なコミュニケーションツールになるということが示されたのである。地味ではあるが、新たな時代の吸血鬼像の1つ。

 そうした大鳥の功績を陰から見守っていたのが月菜のパパン、龍三郎であった。やっぱ吸血鬼真祖様といえばCVはジョージですね(どこぞの最弱スナァ吸血鬼参照)。前回のイメージとは真逆で、なんとデフォルメフォームでしか登場しないというお茶目さんだった。実に話のわかるパパン。ママンもあの調子なので、将来的に大鳥とは末永いお付き合いとなることだろう。ここまで来て邪魔するような野暮なご両親じゃござんせん。

 というわけで、ファーストバイトも終えた2人はいよいよハネムーン。どこぞのよふかしな吸血鬼さんカップル同様、2人は仲良くお姫様抱っこからの空の旅。空から見ればよふかしさんの夜景も美しかったが、月菜たちの目に映る夕焼けの情景もまた美しく。燃える夕日に血の色を思い出すかもしれないが、2人にとって「血のつながり」は痛みも恐怖も因縁も意味しない、ただただ温かいだけの、ぽかぽかの色なのである。

 Ever After

 
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「デブとラブと過ちと!」 5→4

 いやいやいや、To Be Continued? じゃないが。ちゃんと結論だしてよ。何よそれ。

 まぁ原作未完らしいのでアニメで結論が出ないのはしょうがないといえばしょうがないのだが……こちとらメインの事件に決着がつくと思って見てんねん。せめてそこだけでもなんとかしてくれよ。ここまで試聴してきた意味ないじゃん。

 ……というわけで不満たらたらですが、メインの事件の話を抜きにした「おおらかデブによるハイパーポジティブラブコメ」の部分だけを取り出してみれば、まぁ、やりたいことはやれてる作品なのかな、という気はする。事前の実写ドラマとの連携で放送された特番を見れば「夢子の底抜けハッピーキャラに元気もらいました!」という層がターゲットのようだし、そうした人たちに明日を生きる勇気が与えられるならそれでいいという見切り発車状態のアニメだったのだろう。……でも、やっぱそういう人らは実写で満足してしまってる気もするのだが……なんでアニメ化したんだろうね?

 映像部分に関してもほんとに必要最低限といった印象で、お世辞にも「人気作の満を持してのアニメ化!」という雰囲気には見えなかった。なんだろ、「知名度があるから適当な画面でも話がわかれば文句ないだろ」くらいの目標ラインだったんでしょうかね。ますますアニメ化する意味分かんないよね。一応個人的には「声がつくから」という唯一にして最大の解釈が可能で、相変わらず遠藤綾の怪演……といっていいのかよく分からないまっすぐなキャラ作りは感心しながら観ていた。あとは梨香子役の麻里奈ですかね。麻里奈に「女の情念」みたいな役をやらせると怖くなりすぎるのでとても良い。オススメのこじれキャラは「3月のライオン」の香子さん。

 
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「ワンパンマン(第3期)」 ―→3

 いったい何が起こってしまったのだろうか。腐ってもJ.C.STAFF、今期だって他作品では作画品質で一定の成果を出し続けている老舗の大御所。それがよりにもよって、こうしたシリーズ作品の途中で醜態を晒してしまうとは。

 元々そこまで入れ込んで観ていた作品でもないので間が空いてしまったこの3期で内容はすっかり忘れてるし、どうせ話はマンネリズムの極致みたいなもんだろうから爽快で痛快なアクション作画でもって見せてもらおうと思っていたのに、その部分が瓦解してしまったのでは腰砕けもいいとこである。ほんとに一番大事な部分が欠けてしまった、失望の塊みたいなシーズンになってしまった。

 今作に関しては世間でもちょこちょこ話題になるレベルの作画崩壊を起こしており、ことに海外にはこういうアクションアニメのコアファンも多いことから、海外では悪い意味でのバズりも起こっていると聞く。海外ニキの妙なこだわりはたまに「知らんがな」と思ってしまうこともあるが、今作においては「お怒りごもっとも」と納得せざるを得ない。奇しくも同じ時期に最高品質で叩き込まれた「ヒロアカ」が放送されていたことでその扱いの差が歴然としてしまったのも悲しいところである。同じようなジャンプ系列の作品でもここまで命運が分かれてしまうと流石に可哀想。

 お話的には「雑多なヒーローがひたすら雑多な怪人と個別戦闘を繰り返していく」というパートが主だったので、「作画がちゃんとしてたらめっちゃおもしろ作品になったんかい」と問われたら保証の限りではないのだが、それだけ戦闘シーンが続く展開なのだから、やはり作画クオリティで評価は2段くらい変わったはず。もう、今作についてはそれ以外に言えることないや。

 次は再来年まで持ち越しらしいですが……今回の反響を受けて、制作側も相当考えないとマズいとは思うぞ。

 
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「ケンガンアシュラ Season2 Part2」 ―→5

 とりあえず、長期作品の感想お疲れ様。いや、ほんとはネトフリ配信だから去年の時点で終わってるんですけどね。テレビ放送では全4クール、まぁ、一気に放送してたらプリキュアとかと同じ尺だと考えれば納得できる長さではあるよね。原作が全27巻なので、だいたい2話で1巻分。バランスの良い構成になってたんじゃないでしょうか。

 総括してみても、「お疲れ様」以上の言葉が出てきにくいのは申し訳ないところ。映像の性質が特殊なもんで、あんまりアニメのクオリティ自体を褒めるのは正当じゃない気もするんですよね。CGデザインでうまいことコントロールしていたので日本製CGアニメとしては先駆け的な仕事も成し遂げてくれていたと思うし、合間に挟まる紙芝居パートの演出もうまいこと「そうなる理由」をつけて省エネと高クオリティのバランスが取れていたと思う。最初から長期シリーズになることが分かっている制作体制だっただろうし、無理のない範囲でできることをきちんとこなしていたのは評価すべきだろう。でもまぁ、視聴者側はそんな制作側の台所事情を気にする必要もないわけで……「ド迫力バトルアニメとして、もっともっと上のクオリティを目指す方向性もあったよな」と思えば、このアニメ化で満足できないファンもいるかもしれない。作品規模を考えれば、決して無いものねだりではない気もするし。「もっと上があったかも」という贅沢な要求が出てきてしまうので評価は据え置きとしておく。あとはまぁ、配信開始が6年前ということで、この6年でCGアニメの水準もまた1つ上がった気もするのでね。1つの時代の水準点として、何かしらの足跡を残したことに満足しよう。

 あとはまぁ、キャラが多いので中の人の話題も尽きません。「たっつんのやらかしとか、この作品が始まった後だったんだなぁ」なんてこともしみじみするし、最初はけーじくんもご存命だったこととか。そして直近では、大事な声を当ててくれていた土師孝也氏の逝去もあった。土師さんボイスは本当に唯一無二であり、正直かなりショックだったのでここで改めて弔意を表したい。今作が私にとっては土師さんの遺作となってしまったのである。

 色んな意味で1つの歴史のゴール地点。しかし、作品単体で見ればこの先に「ケンガンオメガ」もある。そっちがアニメ化されるかどうかは分からないが……すでにあっちは「アシュラ」よりも長くなっちゃってるし、キャラの数がとんでもねぇことになってるのでアニメ化はかなり難行になりそうだよな……。ネトフリ、動いてるんでしょうかね。

 
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 全国2423万人のガルパンおじさんたちの「はよ本編完成させろや努ゥ!」という怒号を必死に逸らすための緩衝材。ただ、劇場4作で公開することでかえって火に油を注いでる可能性もあるという問題作が、この年の瀬からスタート。ほぼ月1で更新されて全4作が公開される予定。ちなみに「全4作」とか言うてるけど毎回の中身は「地上波アニメ3回分」なので3話×4回で単なる1クールアニメである。「奪還のロゼ」と同じ発信方法だが、あっちは配信作品の先行上映、こちらは(少なくとも現時点では)別媒体での発信が無いので、迷えるガルパンおじさんたちはしょうがなく本編とは関係ないのに劇場に足を運ぶのである。

 しょうがねぇだろ! 新規で動くドゥーチェの姿が見られるのはここだけなんだよ!!!

 

<普通の映画と違って大して書くことねぇよ!>

 


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 初志貫徹! 最終話! キャラクターの一貫性という観点から言えば文字通りに「貫き」通した作品でしたね。その意気やよし。

 激闘盛り上がる最終決戦。よりによってバトルが一番白熱するマッチメイクが「メインヒロインVSヒーロー」なのがこの作品の業の深いところで……嬉々としてジュリアスを殴りに行くスカーレット、そしてそれに見事に応えてみせるジュリアス。攻防は一進一退だが、真剣勝負というよりも息の合った演舞を見せられているかのよう。そんな歪みまくったイチャイチャ模様に、最初に痺れを切らしたのは誰あろうテレネッツァさんだった。前回の言い分だと「神器にエネルギーチャージできるまで時間稼いどけ」だったんだからそのまま放っておけばよかったのに、どうやら一番デリケートなトラウマに触れてしまったようで、リア充(?)のイチャイチャに介入しちゃう陰キャ女王。おかげで全てはジュリアスの狙い通りとなり、チャームは解除されてジュリアスの加護の力が開放。哀れテレネッツァは単なる泣き虫女に逆戻り。最後にパルミアさんが駆けつけてなんか悪そうな最終フォームになったが、主人公補正がかかってしまったジュリアスには波動砲も通じず、最終的には「時を止めてオラオラ」という別な主人公の必殺技を喰らってアリーヴェデルチ。最終バトルの決着がまさかのバイバイキンという、なんともふざけた結果に終わったのであった。

 まぁ、ぶっちゃけ予想通りではありますよね。前回時点で「絶対ジュリアスは狙ってこの行動してるんだろな……」ってのは伝わってたし、腹黒王子が思った通りの展開なら、ピンチらしいピンチにも陥らずにワンパンで終わりになるのは目に見えている。今回の展開で強いて不満があるとするなら、流石にテレネッツァさんが不憫すぎたというくらいである。おかしいよなぁ、たまたま同時期に「陰キャから悪役に転生したけどうまいことコントロールして生き抜くヒロイン佐藤コノハさん」が存在していたというのに、同じカテゴリの陰キャだったテレネッツァさんには救いゼロでこてんぱん。まぁ、精神性がだいぶ違ったので勧善懲悪と言われればそれまでだが……彼女もパルミアに唆されてたと思えば情状酌量の余地も合ったと思うんだけどね。ぶっ飛ばされて終わったからどこかで生存して再起のルートもあるのかと思ったら、最後にしっかり「テレネッツァは捕縛されました」っていう報告まで入っちゃったし。よくあんな飛ばされ方したやつ見つけてしょっぴけたよな。まぁ、ただ捕縛しただけだったらまだパルミラが息づいてる可能性はワンチャンあるのだが……それはアニメでは預かり知らぬこと。

 とにもかくにも大団円。分かりやすいワンサイドチート能力なろうらしいシンプルなエンディングでしたが、ちゃんと最後の最後までスカ×ジュリ関係が変わらなかったのはいちファンとして安心しました。今後とも、仲良く(血みどろで)喧嘩していけこのバカ夫婦。

 
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 オトメさんの気持ちもちょっとは考えてやれよ、第12話。まぁ、前にも狼CO展開はふつーにありましたし、この世界のグノーシアはルール的に割と脆弱な存在みたいですね……。

 前回あれだけねっちょりたっぷり魅惑のSQちゃん回を繰り広げたにも関わらず、綺麗さっぱり忘れて次の女であるジナ回を展開できるユーリさん。「ギャルゲプレイヤー自覚がある主人公」は話が早くて助かるという利点はありますが、その辺が若干薄情に見えちゃうのが痛し痒しではある。ループ展開なので全てのコミュニケーションが「行きずりの女」とのものになっちゃうのよねぇ。まぁ、ジナさんも(なんならこれまでのSQちゃんやコメットも)「自分を置いてどっかいっちゃう男」相手でも別にいいや、と割り切った関係性になったから別にいいんでしょうけど。それにしたって今回は狼も村も自分の役割果たさなすぎでゲームシステム大崩壊である(当人たちはゲームのつもりじゃないからしょうがないのよな)。

 一応今回の盤面は記録しとくけど、分かりやすく「人狼意味ない」方の話なのであんまり役に立たない。そういや今回は最後の配役発表も無かったわ。

 

・第13卓(12話)10人2狼 ユーリ:素村

夕里子釣→ラキオ噛→オトメ釣→ジナ投了

2日目シピ/オトメ/ジナが占CO 占結果 シピ→オトメ● オトメ/ジナ→シピ● 

人狼:ジナ、オトメ 占:シピ 勝敗○

 

 レギュだけで言えばそこそこオーソドックスな村だったが、2日目に占い3COという負け確盤面を狼が作りにいってしまうという廃村案件。まぁ、一斉出しOKの村とかだったらこういう事故も実際にあり得なくはないか。ちなみに「狼は仲間に黒出し出来ない」は原作ゲーム上のルールっぽいね。まぁ、仮に身内切り出来たとしても今回は縄たりてるから負け確ではあるのだが。ジナCO時のオトメの「なにしとんねん」のリアクションは悲壮感が漂ってましたね。オトメさんは汚染されると歯が剥き出しになって普通に怖い。

 そして今回は「嘘をつくこと、人を騙すことが辛くて辛くてしょうがない」というジナさんのよく分からないパーソナリティを掘り下げることでちょっとしたメロドラマを演出する方向性だったが、番組始まって初めて、メイン視点がユーリから離れた作劇になっている。作品コンセプトを考えると視点がユーリから離れちゃうのはダメな気もするのだが、今回のジナのあれこれを描くためには「ユーリが見ていないところ」を描く必要もあったので致し方なしか。おかげで貴重な「ユーリが目覚める前の船内」や「ユーリ以外の人狼の内通の模様」なども見られたのでサイドストーリーみたいな感覚でいただいておきましょう。

 正直、前回のSQちゃんと違って今回のお話だけでジナについて深掘りできたかと言われたら疑問ではある。生い立ちと「電脳化」というキーワードからもう少し「嘘が嫌い」というあたりが核心に迫れるかと思ったらそんなこともなく、ただなんとなく「いいやつだったな……」で終わってしまった。ご丁寧に以前似たようなシチュエーションで宇宙に引っ張り出しといてグノーシアだったパターンがあったおかげでユーリ目線では「今回のジナ」を対比的に観察できるようになっており、おそらくユーリ目線での情報精査は捗ったのだろうけど。今回のジナの振る舞いが「この世界線の個体の固有行動」だったのか、それとも「ユーリがループを繰り返したために起こった対応の差による変化」だったのかはよく分からないが、そもそもユーリを起こす役がジナになってる時点で、何かしらの運命論的なもので「こういう結末」に導かれたジナだったと考えた方が自然かもしれない。

 その他、個人的な注目ポイントとして人狼ゲーム的に掘り下げてみると、今回ジナを扱う上で取り上げられたテーマは「初日はなんでもいいから発言するべきか、寡黙が良いか」という永遠の命題。界隈にもさまざまな宗派がおり、「初日からでも互いに情報が落ちた方が精査が進むよ」派と「余計なことして役透かすくらいなら全員しゃべるな」派が熾烈な争いを繰り広げているが、グノーシア世界的には「なんとなく身振りから嘘を見破る」という要素が強く入り込むので、多分白はしゃべった方が拾ってもらえそう。ただ、だからといって寡黙釣り安定かというと、そこでジナやレムナンみたいな口下手タイプ、あげくククルシカという「喋らないタイプ」までいるので難しそう。この村は最終的に夕里子釣りになったあたりがちょっとおもろい。投票後の夕里子さん、さぞかし恨み言を漏らしながら凍ってったんだろうなぁ。

 あと笑っちゃいけないけど笑っちゃったのが狼内通でオトメが「ユーリ噛んだらいいんじゃない?」って言ってからの突然のラキオ噛み。「ジナさんがユーリを殺したくなかったんだよ」という表現なのは分かるのでほんとはややエモシーンなはずなのに、「またラキオかよww」ってんで面白かった。ほんと可哀想。

 
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SPY×FAMILY Season3」 ―→5

 ほんとに書くことがないよ。どうせ次も作られるんだし。原作が遅々として進まず終わる気配を出さないサザエさんみたいな作品だから、どうやって決着つけるかも分からんしなぁ。一応作者の中では大きな流れがあってアーニャの出生の秘密から締めに持っていくつもりはあるのだろうが……作者の望みがファンの(そして編集の)望みと一致しているのかどうか……。

 という前も後ろもぼんやりした状態での断片みたいなシーズンになるので、あんま書くことがないのである。強いて今回だけの特徴をピックアップするなら、ロイドの過去編に始まってバスジャック、ウィーラーと重たい話が続くシーズン。まぁ、殺すの殺さないの、騙すの騙さないのの話なので全体を通して軽く終わるシーズンなど無いのだが、今回はバスジャック以外で直接アーニャが絡む話が減ったために、ギャグメイカーが減って全体的にトーンが暗くなるのである。ただ、これはもう作品全体の雰囲気がそうならざるを得ない部分があり、もし4期が作られたら今度はじいさんばあさん恋バナ編に突入するわけで、そうなるとアーニャどころかロイドたちも関係なくなってどんどん戦時の暗い話になっていく。

 結局、作者はそういうのが描きたい人なんだよな、多分……。まぁ、ここまできたらどこかの何かが満足するまで頑張ってもらう他はない。それまで、しっかりとアニメ製作体制が維持されていることを願うばかりだ。

 
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自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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