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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「忍者と極道」 5→5 端的に言うと「意義はなんとなく分かった」。言い換えると「好きな人が好きなのはなんとなく分かった」かな。ただ、個人的にはそんなにハマる芸風の作品ではない。 今作の面白みの大半はワードチョイスにあると思っていて、スタート地点にあった「ヤクザも忍者もプリキュアが大好き」みたいなところから始まって、いちいち王道的なキャラ設定から少しズラしたようなとぼけた味わいで勝負する、いわばキャラクター大喜利みたいなところがある。実際、毎週のようにヘンテコキャラが登場していちいち地口でネタ回しを披露してくれるのでそこをメインで楽しめるなら退屈はしないのだろうが、私の場合はそもそも「絵があんま好みじゃない」のマイナス印象から入ってしまっており、ついでに「ヤクザもの、ヤンキーものがあんま好きじゃない」というデバフまでかかっている状態なので、正直あまり楽しむ姿勢ができていなかった。そうなると、独自のクドさもあまり旨みには繋がらないわけで。残念ながら「あまり好きではない作品」にカウントされる。 ただ、そうした理由があるので多分に好みによるという感覚もあり、それが「ハマる人にはハマる作品なんだろうな」という結論になっている。まぁ、でなきゃアニメ化にまでこぎつけないと思うしね。ただ、私は単なる出オチバトルを日替わりでされるよりも、もっと頭を使ってバトルの妙を楽しむような作品の方が好きなだけである。まぁ、そんな人間がなんで「聖闘士星矢」や「キン肉マン」のファンなのかと言われると黙り込むしかないのだが……まぁ、一種の「刷り込み」ですよ。 基本的にほぼ全てのキャラが使い捨てという状況で、特に暴走族編のあたりは毎回違うキャラが「自己紹介→生い立ち回想→必殺技披露→返り討ち」みたいなことを繰り返しており、応援しようにも気持ちを繋いでくれるキャラがいない。「忍者」目線で見るべきか「極道」目線で見るべきかも定まらず、結局ふわふわした状態で気持ちの入れ込み先が見つからなかった。まぁ、2つの勢力をこうしてほぼ対等に描くっていう手法自体が珍しい気もするので、常に二項対立の「正しさ」みたいなものを考えていくところにも面白みはあるのかもしれないが。 そういう意味では、ある程度キャラを掘り下げられたラストのバトル展開以降はややプラス寄り。ぶっちゃけガムテというキャラが最高に仕上がってたという1点なのだが、あれくらいに組織内での横のつながりが見えたり、それぞれのキャラの生き様が後々に影響を与えたりしてくれれば、もうちょっとこのクドさにも意味は見出せたのかもしれない。そういう意味では、ほんとにここまでは序章でしかなく、シノハとキワミの対立が明確になったこの後から本編スタートなのかもしれません。2期とかあるんかね。 てなわけで、見どころをあげろと言われたらガムテ一択です。すみぺの殊勲賞です。やっぱ目ん玉ひん剥いてイカレてる方がすみぺは輝くよな。 PR 「転生悪女の黒歴史」 6→6 最終回を期に(1話目無料分だけ)Webで原作読みに行ったんだけど……アニメだとキャラデザは相当リライトされてましたね。流石にこんなに絵に描いたような(絵に描いてるけど)桜井節がしっくりくるキャラデザあるわけないもんな。 毎週の感想を書いたり書かなかったりくらいのお付き合いとなった「なろうのようでなろうじゃない、少しなろうな」アニメ。もはや「なろう」というスタイルは掲載媒体を超越して概念として君臨しているので、少女漫画雑誌に連載されてたとしてもなろうはなろうなのだが、ちゃんとそこに「少女漫画」の要素が強く息づいているおかげで単なるなろうでは終わらないだけのこだわりは感じられる作品だった。原作を見に行けばそれは一目瞭然で、改めて考えてみれば、今作のフォーマットは「なろう的」というよりも「典型的少女漫画的」と言った方が正しかったのかもしれない。 古来より、少女漫画には「チートな王子様が出てきて何もできない私を助けてくれる」という夢小説が綴られている。もちろん、現代の女の子は単なる受け身で終わるわけではなく、イアナというメインヒロインが嫌というほどに個性と自我を発揮する媒体としての「黒歴史」が大上段に構えられているおかげで、今作は「なろうだけどなろうじゃない」「少女漫画だけど少女漫画でもない」という絶妙なおもしろラインを維持できたのだろう。いや、こちとら少女漫画の知識が皆無なのでこういう作品は過去にいっぱいあったのかもしれないけど。 そして、単に「少女漫画+なろう」という掛け合わせというだけならそこまで突き抜けた印象は得られなかっただろうが、そこに桜井弘明テイストをダイナミックに混ぜ込んでくれたおかげで、個人的には「観るに値する」水準にまで達したと思っている。まぁ、こればっかりはほんとに好みでしかないんだけどさ。これも「振り返ってみれば」なのだけど、桜井弘明って元々少女漫画的な媒体との相性がすごくいいんだよね。出世作となった「デジキャラット」もそうだし、古くは「会長はメイド様!」もこの人のお仕事。近くは「ミュークルドリーミー」「まちカドまぞく」と、どこかしらファンシーさがある方がこの人のユルギャグは引き立つのである。そこまできちんと相性がわかっての座組みだったのだとしたら、キャラデザの大胆ないじり方も含めて、アニメスタッフはとても頑張ってくれたのだと思う。 あとはまぁ、青山吉能がほんとに頑張ってくれたという部分も是非とも記録しておきたい。ほんと、風穴開けるヒロインになるよなぁ……これ、原作はまだ続いているわけだけど、2期はあるんでしょうかね。 「ワンダンス」 5→5 まず今作の評価軸を明示してしまおう。「興味を持たせようとしてくれたこと」。それが最大の焦点となる。 おそらく今作を論じる上で真っ先に話題にあがるのは、ダンスシーンのCGモーションだろう。せっかくのアニメなのにダンスパートが完全にモーションキャプチャーからくるCG作画。どう足掻いても周りのパートから浮いてしまうし、大して描き込みがあるわけでもないので「合わない」とか「サボりだ」とか、そういう視点から評価が下がりがちになりそうな気がする。実際、私も1話目を視聴した際には「CGが浮いちゃってるのは残念要素だなぁ。せっかくなら作画でやる気を見せてほしかった」みたいなことを書いた。そういうアニメになった方がシンプルに楽しめたのは間違いないだろう。 しかし、視聴中にちゃんと制作スタッフの狙いというか、覚悟みたいなものが理解できたのでその部分は減点として取ろうとは思わなくなった。そのあたりはちょっと言及する必要があるだろう。まず、この作品の最大の目標は「ダンス」、ひいては「ダンスバトル」というものをなんとかしてアニメで表現することだ。アニメのメイン視聴者たるオタク連中はダンスバトルなんて全く縁がない人種だろうし、この媒体で初めてきちんと触れる人間が多いはず。そんな連中に、「アツいダンスバトル」の漫画を伝えるには、まずは「ダンスバトルとは」を理解させてやるしかない。そして、そんな「ダンスとはなんぞ」を伝えるのに、既存のアニメーション作画という媒体はあまり向いていないのだ。 アニメというのは「動かないものを動かす」媒体である。「動けないものを動かせる」媒体である。つまるところ、その動きは嘘っこであり、視聴者はハナから「無い」ものとして見ているのだ。おかげで、アニメキャラがどんな動きをしたところで、そこに「実際のダンスの凄み」を感じさせるのは難しい。どこかで言及したこともある気がするが、たとえば「アイドルグループが大人数で一糸乱れぬダンスモーションを作り出す」なんてのは現実世界では感動的な情景だ。成し遂げるためには凄まじいトレーニングが必要だし、寸分狂わぬモーションの波を見せつけられれば、人は感動もする。しかし、アニメではむしろそっちの方が簡単。1人1人に違う動きをつけて差を出すよりも、全員に同じモーション作画を適用して「揃える」方が処理が楽。つまり、アニメと現実では「難しさ」の質が全く異なるのだ。それは「人体の動き」についても同様で、現実の人がやったら感動的な「ダンス」も、アニメにしてしまったらその凄みが削ぎ落とされる可能性がある。「嘘っこのダンス」を見せたところで、今作の最大目標である「ダンスの凄さを伝える」ことは叶わず、あくまで「良いダンスアニメ」になるだけ。 もちろん「良いダンスアニメ」を目指すという方向性もあっただろうが、上述の通り、今作は違ったのだ。あくまでリアルなダンスバトルの見方を、見せ方を伝えたかったのだ。そのために、必要以上に「人」に寄せる必要があり、露骨なモーションキャプチャーで「背景に存在する現実の人間」を想起させる作劇にした。こうして「実際にその動きをしている人」がいればこそ、細かく解説されるダンスの機微がアニメでも感じられるようになるのだ。通常のアニメでは、おそらくアイソレーションだのなんだのと専門用語を解説されたところで、「都合のいいフィクション」を見せられたらそれで満足してしまっていただろう。「本当の事例」を見せられたからこそ、「ダンスの良し悪し」を考えることができたのだ。 そうして、本作はあえて見栄えの悪そうな茨の道を進んだ。私としては、その精神は評価したいと思っている。ただ、その上で加点にまで至らなかったのは、「本当にこれがベストだったのか」という部分についてはやはり考慮の余地があると思ったためだ。「モーションキャプチャーだからこのクオリティでしょうがないよね」のもう1つ上が、現代日本のアニメーションには存在している気がするのだ。残念ながら今作ではその「次の時代のモーション」にはたどりつけなかった。ちょい厳しい評価かもしれないが、この方向性の先に何か新しいものがある気がするので、期待を込めての据え置きとさせていただく。続編があるなら、ぜひ「次」を見せてほしい。 なお、羊宮ヒロインの御多分に洩れず湾田さんは可愛かったです。作品関連で羊ちゃんにいっぱいダンスしてもらったのも良かったですね。今の若い子らは本当に芸達者だねぇ。 「異世界かるてっと3」 ―→4 わちゃわちゃしてるよなぁ。まぁ、そういう狙いの作品だからなぁ。 いちいち居住まいを正して観るような作品でもないのであんま真面目に評価するつもりもないのだが、全体的に密度が薄くなったなぁ、という印象。3期目になってさらにキャラが増えたことでただでさえとっ散らかった(ことを売りにしている)作品がますますとっ散らかり、拡散ばかりで収束要素がかなり薄くなってしまったこと。すでに2期分を放送し、メイン3作品をいじるにしてもぼちぼちネタが足りなくなって焼き直しが増えてきたこと。この2点から、前作までに比べて評価は下げた方が良さそう。テコ入れで登場した「陰の実力者」チームがあんま有効利用されてなかったことが一番大きいかな。楽しいと思える要素は中の人いじりくらいだったし。やっぱメイン3作品と比べるとどうしても思い入れは薄くなっちゃうからなぁ。 そして「3作品」と並べてはいるが、「幼女戦記」だけどうしても影が薄くなっちゃうよね……とか思ってたら、なんとアニメ2期の制作決定の報せが。約10年のブランクがあるが、放送前に1期の振り返りしておいた方がいいかな……。 「らんま1/2(第2期)」 ―→5 このテキストを書いてる時点で「ミンキーモモ」の新規アニメ制作決定の報が。さらに、「サムライトルーパー」やら「北斗の拳」やら「レイアース」やらも続々作られているらしく、令和という時代が昭和・平成の焼き直しなんじゃないかという寂しい空気が流れている。偉大な先人へのリスペクトは大事だが……フロンティアスピリットを失ってしまっては、日本のアニメ業界は前へ進むことができるのだろうか。 などということを心の片隅に置きつつ、今作は今作で決して悪いものではない。元のアニメへの思い入れがない人間からすれば単なる「新作」として受容するだけなので、リメイクがどうこうとかいう部分は一切問題にならないのである。アニメとしてのクオリティは決して低くないし、ウリとなったベテランキャスト陣も頑張っている。かっぺーちゃんはもとより、高音域を維持するのが大変じゃないかと危惧していた女性声優陣が素晴らしい仕事ぶりを見せてくれており、さすがのレジェンドと舌を巻いた。林原・日高両名は他作品でもたくさん声を聞いていたので「出来るやろな」という予感はあったわけだが、シャンプー役の佐久間レイも変わらず可愛かったのがお見事であった。サンリオヒロインズ、強すぎる。男性陣も山寺宏一/関俊彦あたりの活躍はたまらんものがあり、「このキャスティングで行けるならサムライトルーパーじゃなくて『天空戦記シュラト』もリメイクできるよな……」とか思ったり、思わなかったり。 そうして「現代に甦った前世紀」がちゃんと形を成していたことは良かった部分として受け止めるが、反面、そこまでしてリメイクするほどの新規性を得たかと言われるとそれはそれで疑問が残り、トータルで「うる星やつら」よりもやや点を下げた。これはなんとも逆説的な話なのだが、時代が近い今作の方が「うる星」よりも「古さが残る」というか、元のままで引っ張った部分にマンネリズムを残してしまった感があったため。時代を飛び越えて再生産された「うる星」は製作陣も相当な覚悟でもってリブートしたと思うし、40年分の時代感覚の差が現代では逆に新鮮さにつながった。対して今作の場合、未だ現代コミック文化と地続きの部分が多く感じられ、その分新鮮さに欠けた感覚がある。これってむしろ凄まじいことで、30年前の高橋留美子はすでに「現代的な」ものを完成させていたということになる。だからこそ、「犬夜叉」→「境界のRINNE」と連なるるーみっくワールドを知っていれば「見たことはあるな」という感覚になるのだ。 聞けば、らんまはそれなりに長い漫画なので今回のアニメ化で全てを拾えたわけではない様子。もしかしたら更なる続編もあり得るかもしれないが、あとは世間的なニーズがどれくらいあるかだ。続くようであれば私としては視聴することに抵抗はないが、このあたりのレベルのリメイクがウケるかウケないかは、今後のアニメ業界の潮流に大なり小なり影響は与えそうである。 「機械じかけのマリー」 5→5 まだまだ続く、「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品の4本目。いや、今作はだいぶ波瀾万丈ではあったからそこまで甘々ではないのかもしれないが……共通要素としてどれもこれも「最初からほぼ両思いやんけ!!」みたいなノリがあるので、どうにもヤキモキさせられますね。 今作はそんなラブコメ作品の中でもトップレベルに現実感の乏しい作品。何しろ最初から最後まで「人間をアンドロイドと思わせる」というひとネタだけで引っ張っているのだ。まぁ、当然それだけでお話が引っ張れるわけもないのでアーサーの方も中盤過ぎに「ロボじゃないんかい!」に気づいてしまうわけですが、その後のすったもんだとか、「お互い正直に言えば解決する部分やろがい」と思う部分を多少強引にすれ違わせてお話が進んでしまうため、多少のモヤモヤは残る作品である。でもまぁ、1話目の設定からして「無茶なギャグやで」という意思表明はできてるわけで、そこに真面目にツッコむのも野暮でしかないとは思うけど。 1話目時点で「僕の妻は感情がない」の逆バージョンみたいだ、なんて引き合いに出したが、今期は同時進行で見ていたせいか「転生悪女の黒歴史」のノリの方がむしろ近い気はしたわね。「分かってる」メインヒロインが色々と秘密を隠そうとしてドタバタしながらも小憎らしいラブを育んでいく設定と、ヒロイン周りのトンチキ具合がなんとなく重なっているというだけなんだけど。ほんとに1ネタで引っ張ってる割には案外ドタバタの方向性は広くて、ことにマリー2がちゃっちゃと加入したおかげで現実ラインがグッと引き下がり、「なんでもあり」になったのでギャグの回し方はかなりやりやすくなった印象。メタ発言で「ラスボスが早くも登場」って言うてしまってたしな。霊長類最強クラスってんでマリーが駆り出されてるのに、その存在意義全否定のマリー2がすぐに出てくる構成、ぱっと見には意味分からんのに話として成立してるのちょっと面白い。 映像部分は正直「可もなく不可もなく」レベルではあったが、あんまり線の多い画風でもなし、これくらいのクオリティでだらりと見られるくらいでちょうどいい。「最終的にマリーが可愛くなればそれでいいんだろ?」って部分はしっかり心得ていたみたいだし、それをダイナミックに補強してくれる奈央坊ボイスのおかげでヒーリングミュージックみたいな付き合い方させてもらってたので余計なまでに気楽ではありました。奈央坊&あみっけで歌うエンディングがとてもお気に入り。この2人のデュエットって何気に貴重だったよね。 「終末ツーリング」 5→4 これで「放送終了です」と言える胆力はすごいと思う。ありがたくはないけど。 新番チェックの時点で「よく分かんなかったから保留」という評価を下したのだが、なんとまぁ、その保留が最後まで続いてしまった「死ぬまで保留する」作品となってしまった。いや、ハナから未完の作品だってのは分かってたんだけど、ここまで何も明かされない作品だとは思ってなかった。 まぁ、結局これまた最初に感じた通り、今作は「終末」はあまり重要な要素ではなくて「ツーリング」がやりたい作品なのだろう。「旅行が描きたい」というよりは、ほんとにバイクの方が描きたかった感が強く、バイク関連の話をしている時の解像度だけが明らかに上がってイキイキしていたのはちょっと面白い。単に女の子2人で観光名所を回っても大したヒキにならないため、わざわざ日本列島を「終末」でデコってみたらこうなりました、みたいな制作理念なのかもしれない。 もちろん、終末なんてものはスナック感覚でさっくり作っていいもんじゃないわけで、「終末に至る理由」をちょっとずつ作品に混ぜ込んで不穏さ、物寂しさを掻き立てていくというデザイン自体の意義は理解できる。オタクが好きそうなモチーフだし、実際に私だって「これ、どういうオチになるんだろう」ということが気になったからこそ最後まで視聴してたわけだし。ただ、おかげで「分からんのかい」という結末になってしまったら不満は残るわけでね。2人の主人公のバックグラウンドに理解が及ばなかったら、そりゃ長い長い珍道中にも身が入らないのはしょうがない。「ついていけなくなる」リスクを取った構成になっている上で、1クールの放送ではあまりヘッジできなかったというだけの話である。 ただまぁ、そうして「切り捨てた」部分はあるにせよ、作品全体の統制は効いている。(なんでか分からないけど)荒廃した日本列島の雰囲気は何かしらを感じ取れたし、終末なりの楽しさを感じる少女たちというモチーフ自体が「見たことのないもの」なわけで、文句は言うもののこっちだってどういう描き方が正解なのかは知る術もない。そうしたふわふわした状態での1つの試案として、今作はやりたいことはやり抜いたのではなかろうか。ただ純粋に、私がそこにあまり面白みを感じられなかったというだけの話である。まぁ、バイクに一切興味がないからな……。 「野原ひろし 昼メシの流儀」 4→4 なんか一部界隈で不思議と話題になっていたらしい作品。ただ、残念ながら私にはその理由がよく分からない。 DLE制作に任せた時点でハナから通常のアニメとは戦う土俵が異なり、作画が云々みたいな話はあまり意味がなくなる。そういう意味ではうまいこと逃げた部分もあるし、そこまでコストをかけたくないアニメ制作の一手法としてはうまいことやったとは思っている。古く勃興の時代には完全に1枚絵を動かす紙芝居形式だったDLEも現代はCGモデリングを使うことで(どこか気味悪く)動くようにもなっているし、この作品をアニメ化する上で必要な要素は案外これだけでも足りている。新番チェック時点で言及済みだが、「飯アニメ」の矜持を保つために食品だけは実写を取り込んじゃうっていう割り切り方も上手い判断だっただろう。ただ、いうてそれだけである。 個人的には「お話を味わうだけならこれで充分」というDLE作品であるならちょっと前に放送された「ヒューマンバグ大学」の方が絶対に面白かったと思うのだが、そっちが話題にならずにこちらだけが話題に上がるというのはやはりスタート時点の知名度の差ということになるのだろうか。おそらく「ヒューマンバグ大学」はそもそも触れてすらいない人も多いだろうし、こんな形でも奇妙な「原作力」の差は表れるものである。ただ、別にこの原作だってわざわざアニメにしてみたいものかと言われたら余裕でノーであり、食漫画としても、ギャグ漫画としても決してレベルは高くない。 これで原作の原作である「クレヨンしんちゃん」の面白さに依拠している部分があるとするなら、そちらにノータッチの私には分からない部分に面白さが潜んでいた可能性はあるのだが、雰囲気から察するにそうした要素はかなり少なそう。となると、残るのは大したことない「孤独のグルメ」の焼き直しの焼き直しみたいなグルメ漫画と、ネタ回しがずいぶん昭和くさいギャグ漫画である。作中では変な女の子をメインにしたアンジャッシュコントみたいなパートが目を引いたりもしたが、そういうネタ回しのやり方がさっぱりこなれておらず、残念ながら笑いに繋がる部分はほぼゼロといった状態である。まぁ、だからこそこの画でやり過ごすくらいの扱いなのだろうが……。 まぁ、こちらの方向性も今後のアニメ業界が生き残るための1つのルートではあるのかもしれない。でも、世のオタクが全て低予算アニメで満足するようにはならないだろうからなぁ。 「SANDA」 6→7 またうっかり、最終話の感想で満足して総評を忘れるところだった。まぁ、毎週感想は書いていたので追記する要素はあまりないのだけど。 話題作にやや乏しく、ちょっとのめり込める作品が少なかった秋クール、そんな中でも輝く筆頭候補がこの作品となった。原作ありの作品は原作を読んだか読んでないかでずいぶん印象が変わってしまうので、今作においても原作ファン目線でどのように受け止められているかは定かでないが、初見の身からすると非常に刺激的で満足度の高い映像化だったと思う。ちなみに、映像品質に不満がなくても原作が既読の場合にちょっと視聴時の真剣さが薄れて評価が下がってしまう場合があるのは悩ましい問題だ(今期だと「シンデレラグレイ」や「SPY×FAMILY」あたりが原作既読だったのでちょいと視聴姿勢が雑になってしまっている)。 「BEASTARS」で知ってその魅力に引き込まれた板垣巴留の世界。今作でも独自のセンスは大爆発しており、「サンタクロース」というなんとも幼稚くさいメインテーマを設定しているにもかかわらず、そこから出てくる世界設定やストーリー展開がなんとも刺激に満ち溢れている。「サンタを主人公にしたバトルもの」と言われて、例えば「ソリなんかを武器に使うんじゃない?」とか、「赤い服を着たら変身するなんてのはどうだろう?」くらいなら平凡な頭でも浮かびそうではあるが、そこから「子供の願いを叶える存在ってことは、子供が敵だったら大苦戦するよね」とか、「子供との恋愛関係を主軸に考えてみようか」までいくとだいぶ危険な領域に入っていくし、「こうして子供を描くの主目的になるなら、いっそ子供と大人の違いを考えて、それこそが核となるディストピアを描いてみよう」までいくとだいぶイカレてやがる。次々に飛び出す不穏な設定は、刺激的でありながら、なぜか腑に落ちて「考えさせられる」設定になっている。このクリエイティビティはとんでもないものだ。 そうしてひねくり出されたトンデモ設定だけでもお話は面白くなりそうだが、「BEASTARS」の頃から存分に発揮されていた原作者の文学的なセンスがこれをさらに加速させる。いや、「文学的」とか言ってもあたしゃそれを評価する道具立てなんて持ち合わせてないので「なんか好き」ってだけなのだが……これ、ここで書くことかどうかはわからないのだが、私は何故か昔から「女性の描くストーリー」がやたら刺さる傾向にある。アニメに傾倒した後で考えてみても、シナリオ構成で高く評価している人物といえば岡田麿里、山田尚子、そして原作者ならなんと言っても武田綾乃。ワードセンスの素晴らしさであれば「やが君」の仲谷鳰にも痺れたものである。これが偶然なのか、単にそういう記憶だけを都合よくピックアップしてるだけなのかは定かじゃないが、この人の「寓話」の描き方は本当に機知に富んでいて愉快だと感じている。これはとても幸せなことだ。 そして、そんな愉快な物語を鮮やかに彩るのはサイエンスSARUによるアニメーションである。ひと昔前までは湯浅政明氏の悪ふざけの本拠地みたいなイメージだったスタジオだが、「平家物語」「ダンダダン」など、着実に実績を重ね、今や「個性的」では終わらないだけの実力と実績を伴った気鋭のスタジオへと進化している。今作においてもどこかユルさを含んだ以前からの「らしさ」を残しつつ、原作の狙いを忠実に拾い上げた見事な「ダーク童話」の世界を生み出している。やべぇ奴らしかいないこの世界、不思議と憎めない印象になり、適宜絶妙なポイントで笑い、泣けるのはアニメの力が大きいだろう。本当に、恵まれたマッチングであった。こうしてみると、板垣巴留はオレンジに続いてこのスタジオに任せているわけで、なんとも豪運な星の下に生まれた人物であることよ。……お父さんの方のアニメは……まぁ……ね(1つの作品が長すぎんねん)。 さて、2期はあるんでしょうか。無いと困るぞ。あたしゃ原作読んだ方がいいんか? 我慢した方がいいんか!? |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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