最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「あひるの空」 5→4 とりあえず1年間の長丁場お疲れ様でした。夕方枠で放送できる健全バスケ漫画……というにはだいぶ教育に悪そうだったけども、そこはマガジンのヤンキー文化なのでしょうがない。まぁ、考えてみりゃスラムダンクだってヤンキーバスケだしな。 1年間でそれなりに真っ当にドラマを展開してくれたのだから一定の評価は出来るとは思うのだが、「夕方アニメ」「長期シリーズ」というのが作画の質の低下の免罪符にはなりはしない。コロナの影響もダイレクトに受けたのだろう、各所で見せる「スポーツアニメなのになぁ」みたいな残念作画は、バスケに目覚める少年少女があんまり増えないんじゃないかなぁレベルでとどまってしまったため、「ファンの喜ぶアニメ」にはなっていなかった。ただでさえ「どうやって動きを見せるか」という部分に大きなウェイトが置かれるスポーツアニメで、1年間の通し営業は無謀だったのだろう。「黒子のバスケ」にしろ「ハイキュー」にしろ、高品質を保つために適宜分割にしてるわけで、このアニメだけがその制限を飛び越えて成立させられるわけなかったのである。 でもまぁ、やっぱり「夕方アニメ」は免罪符かなぁ、という気もする(手のひらマッハスピン)。多分、この枠であんまり真面目に見続けてるファンもいないだろうしなぁ……ヤンキー更生物語としての筋立てさえ追えればそれでいいや、という私程度のニーズだったらそれなりに応えてたからね。まぁ、だいたいアリーナプレイしながら横目で見てる程度だったからあんまり突っ込んだ理解は無いんだけども。そう考えると、このアニメを真面目に見てた層って、どこにいるんだろうな。やっぱり少年少女でいいのかな。今時の少年少女、夕方の決まった時間にテレビの前でアニメ見る文化あるんかな。
PR 「魔王学院の不適合者」 4→4 結局なんなんだよこの世界。何度も何度も2000年っていう時間の流れに言及してるんだけど、この人類が(魔族も)2000年もの間全く進歩することなく停滞し続ける世界ってなんなんだろう。まぁ、数字の置き方とかすげぇ適当なんだろうな。 映像部分のクオリティは悪くない。SILVER LINKは最近は一定の評価を得られるスタジオになっているが、このご時世に作ったなろう作品にしてはかなりリソースが割かれていたと思うし、アクションパートの作劇なんかも平均値以上は取れていたんじゃなかろうか。まぁ、元になるデザインにオリジナリティが無いので、「ちゃんとした絵」で描かれても他のなろう系と区別する要素があんまり無いんだけども。そう、結局他の作品と区別するだけのパワーは無いんだよな。なんか、なろう系の白色矮星みたいなイマジナリーオブジェクトがあって、その重力圏から抜け出すためにはそれなりのエネルギーが必要、っていう第二宇宙速度みたいな状態がある気がする。 最初にヒロイン姉妹のところのおねーちゃんが「おもねる→やっぱり違った!」っていう展開の時にちょっとだけ「おっ、これは見たことない展開」って思ったんだけど、まぁ、それも本当にわずかな時間だけの話で、結局はチーレム設定に転げ落ちていくだけ。というか、今作の場合は取り巻きの女の子たちが明確に「後援者」としての地位を示しているので、まさにチーレムがチーレムになっているので匂いがキツい。なかなか主人公キャラにファンクラブがある作品ってないだろ。いや、まぁ、地上最強の生物に女の子がくっついてくるのはものの道理としては納得できるんだけどさぁ。やっぱり気持ち悪いんだよな……。行き過ぎて振り切ったチート設定はためらいがなくて見やすい部分もあったのでいっそプラス要素と捉えてもよいのだが、なんだかギャグとして笑うのは違う感じの見せ方だったしなぁ……大真面目にやってるとしたら……やっぱりついていこうとは思わないなぁ。 個人的に見るべき点があるとしたら、今期2つのヒロイン枠を獲得した夏吉ゆうこの今後の活躍であろう。おなつは歌唱もなかなか良いので、今後伸びてほしい若手の1人ですね。 「THE GOD OF HIGH SCHOOL」 5→5 世界は邪悪なツダケンを倒すことで回っていく……今期だけで一体どれほどのツダケンが倒されたのだろう、って思ったけど、悪役として倒されたのはそこまで多くなかった。「天晴爛漫」と「妖怪学園Y」が一応その枠。「無限の住人」も倒されたといえば倒されてる(何回も)。あ、「食戟のソーマ」でも一応倒されてる。「炎炎」では……倒されてはいない。 さておき、なんとも不思議な手触りを持つ作品だった。面白かったかと聞かれたら私はあんまり楽しんではいないのだが、「韓国アニメ」という新しいデザインが「興味深い」というのが一番正しい表現か。製作は一応MAPPAが担当しているはずなのだが、スタジオが国産でもおそらく韓国スタッフの影響がかなり色濃く出ているのだと思う。今まで見たことがないような要素が散りばめられていて、それを違和感と捉えてちょっとムズムズする部分もあったし、新しさと捉えて感心する部分もあった。 新鮮な要素で一番端的なのはシナリオラインそのものだ。肉体言語で語り合う硬派な格闘モノとしてスタートしたかと思ったら、ちょっとずつ変な要素が混ざり始め、「え? スタンドバトルが始まるの?」と思ってると、あれよあれよと神話バトルにまで格が上がっていく。「神話」ってのも日本のものとは違うので(何故か中華風だったけど)絶対に日本では作れないだろうと思うデザインになっていたし、ここまで思い切ってジャンル跨ぎしながらとんでもバトルに飛ぶ展開は、今の日本で臆面もなく描けるクリエイターは少ないんじゃなかろうか。良くも悪くも、日本のアニメーション文化というのが「熟してる」と思う部分である。このどこか荒削りな部分はありつつも、「こんなことやっちゃうんだ」と驚かされる要素は、もしかしたら韓流ドラマが日本で流行った一時期の要素がアニメにも取り入れられたような現象なのかもしれない。いや、韓流ドラマ見たことないからすげぇ適当なこと言ってるけど。 そうしてなんだか収拾がつかないヘンテコドラマになってはいるが、別にそれが支離滅裂だとは思わないし、つまらないとも思わない。破天荒なバトルを好き放題やってやろうというクリエイティビティは素直に評価できる部分だと思う。そして、そんなダイナミックな(そして無茶な)展開を下支えするのがこれまた特徴的なアクション作劇だ。こちらも、多分コンテ時点で日本人以外の手が入っている部分が多いのだろう。迫力のある打撃シーンでは見たことのない構図やモーションもたくさん使われており、「こういう要素が伸びてくれば、ジャパニメーションとは完全に別物になった韓国アニメが醸成されるのかなぁ」と思ったり思わなかったり。まだ完成形が見えないのでなんとも言い難いが、今後もこういう座組みで目新しいプロジェクトが生み出されたら楽しいだろうな。 しかし、最後の最後まで「鼻」だけは慣れんかったなぁ……これも絶対に日本のアニメじゃやらない描き方よね。まー、日本の萌えアニメも肩やら膝やらが無駄にテッカテカなのは気になる部分だし、こういう「文化」なのだと思えば尊重すべき部分でもあるんだろう。あと、最初から言ってる部分だけど、本当にキャラの名前が覚えられない……これまたどうしようもないところだが……多分海外のアニメファンって、日本のアニメを見るときに同じハードルをちゃんと飛び越えてきてるんだろうね。偉いなぁ。 「バキ 大擂台賽編」 5→5 久しぶりにそのストーリーを見返して、やっぱりギャグ漫画としては秀逸なコンテンツだよなぁ、と改めて感じさせられた。どれだけページをめくってもネットでスクショされる系の名(迷)シーンに溢れている。これでジョジョと同列と言っていいのかはよく分からないが、多分ジョジョの場合は私のように「いや、ネタ要素とかじゃなくて、普通に面白いやろ」というファンが一定数いるだろうが、おそらくバキの場合、ほとんどのファンが「まぁ、バキだから……」って思ってそう。 擂台賽は私が原作を追えていたかなりギリギリのところ。一応ピクルだって武蔵だって読んでたはずなのだが、その辺になるとマジでわけが分からなくなっておさらば状態だった。最後にギリギリ楽しめていたゾーンであるこの擂台賽、まぁ、アニメはシーズンの半分くらいしか中国にいなかったのでタイトル詐欺な気もするのだが、とにかくその「アライJr編」は、「こんなシーンあったな!」っていうインパクトの連続なのでやっぱり楽しいのは間違いない。そして、改めて見終わっての感想は「いやぁ、やっぱりヒデぇストーリーだな」と。こんなもん、週刊連載で見せられる方は地獄ですよね(毎週割と楽しかったです)。 映像部分に関しては、この微妙に物足りないようなCGの使い方にも慣れてしまったので気にならなくなったが、ネトフリマネーってのはもうちょっと有効な使い方をしてほしいなぁ、とは思う。いや、このテイストだからこそバキギャグが成立してるのかもしれないけどさ。CMでも「復活ゥ!」使ってしつこくアピールしてくるのずるいわ。烈さん、本当に理想のリアクションキャラなんだよなぁ。 いっそのこと低予算アニメの方にどんどん傾けて、「ギャグマンガ日和」とかと同じラインに並べてしまう方が正しい生き方なのかもしれません。それはそれでファンに怒られるだろうけどさ。
「とある科学の超電磁砲T」 6→7 2クールアニメだったけど、冬に始まって秋に終わるスケジュールになってしまった。まぁ、こうしてむしろ長いこと楽しめたのはありがたいと、ポジティブに考えた方がいいのかもね。 やっぱり好きな作品である。好きな作品だからって長く続けばいいかというとそうでもなくて、ぶっちゃけ2期の後半はマジであんまり覚えてなかったから刺さらない内容もあるにはあったはずなんだが、今期はきちんと原作通りの話をたっぷりとやってくれる展開なので筋立てに綻びは生じない。また、大覇星祭→ドッペルゲンガー編という2本が素直に面白いエピソードなのよ。個人的には大覇星祭はほんとに好きで、特に婚后さんたち脇役チームが活躍してくれるくだりが大好きだったし、クライマックスでの食蜂さんの必死の戦いも胸が熱くなる。きちんと「ド派手な能力バトル」の体裁を維持しながらも、「ド派手な能力」を使わないキャラでも同じくらいに活躍できる脚本が取り揃えられてるのがえらいのよね。長期シリーズっていうとどうしてもキャラが増えて、それを活躍させようとすると散漫な印象になりがちなのだが、不思議と今作はそうした「薄まった」印象がない。御坂さんは御坂さん、黒子は黒子。そしてフレンダに警策さんにスカベンジャーの面々まで、脇役は脇役なりのフル回転でそれぞれの魅力を見せてくれる。もちろん、佐天さんは言わずもがなだ。 そうして活躍するのが全部女の子ってのが今作のずるいところではあるのだが、多分このシナリオなら野郎がどんぱちやっててもそれなりに楽しいとは思う。でもまぁ、やっぱり可愛い子がいっぱい出てくる方が素直に嬉しい。コロナの影響で多少作画の部分が不安になることも無いわけではなかったが、最終的には充分満足いくクオリティで、古参・J.C.STAFFの面目躍如だ。そして、脚本構成で常に一貫して見せるべき点を維持し続けた采配がお見事。3期に入って多少製作スタッフは入れ替わっているはずなのだが、そこは監督を中心にしっかりとコンテ・演出をコントロールし、アニメ化に大きな意味を持たせてくれた。「原作ありの作品をどうアニメかするか」っていうのはアニメ作品の永遠のテーマだと思うのだが、個人的にはこの長井さんくらいのバランスで追加要素を盛り込むスタンスが1つの正解なんじゃないかと思いますね。原作はそれだけでも満足いく作品だし、このアニメを観たからって原作の価値は一切下がらないが、それに加えて、アニメにはアニメならではの良さがプラスされている。これだけ長きにわたって、本当にありがたい話である。 さて、ここまでやってくれたのだから、当然その次も……と期待したくなるのがファン心理である。ただ、残念ながらこの続きとなると原作があんまり残ってない……。いやいや、2期と3期の間には7年もの我慢の時間があったのだ。きっと4期だっていつかは……。ほら、こうなると最初からババア声だって言われ続けてた黒子がどんどん有利になっていくぞ。御坂さんの中の人、子供が中学生になっても女子中学生の役をやり続けて欲しいです。今作のキャスト陣に幸多からんことを。特に、佐天さんに幸あれ。
「ド級編隊エグゼロス」 5→4 可もなく不可もない作品だったとは思うのだが、トータルの印象ではやや不可寄り。タイトルやコンセプトの狙い方に比して、アニメがすげぇ無難な出来になってしまったのはなんともモヤる。 エロバカに関しての話は「ピーターグリル」でやっちゃったので大体同じなのだが、こちらはショート枠でもないのでやっぱり毎週ちゃんと観たくなるようなインパクトが欲しかった。今作の場合、特に映像部分でのダレ方が気になってしまい、エロいとかバカだとか以前に単に「アニメとしてあんまり観たくない」という状態になってしまっているのが残念無念。他の作品との差別化要素が「ヒーローもの」っていう部分だったのだから、バトルや変身ギミックあたりで魅力を発信できれば多少は見る目も変わったのかもしれないが……。 一応フォローしておくと、一番の楽しみは的キャラ・キセイ蟲のキャスティング部分である。確実に狙っていると思われるその設定は、私くらいの世代のファンにはドストライクなベテラン女性声優陣。1話で御前が出てきた時には「まぁ、エロいキャラっていうと定番だからな」と思った程度だが、そこから毎週クドいくらいに同じような世代のキャストをブッ込んできていた。そうしてゲストキャラをなんとなく眺めるくらいがメインの楽しみになっちゃってましたな。あとはまぁ、メインヒロインの雲母のキャラも悪くはなかったか。エロアニメってぇと開けっぴろげがお約束だが、一応形の上では最大限の恥じらいを見せてくれていたので、そこも救いといえば救い。まー、これもやっぱりお仕着せではあったけどなぁ。 この辺りで一回「エロバカネタアニメ」はお休みにしません?
「宇崎ちゃんは遊びたい」 5→5 俺は一人カラオケをディスる奴を許すつもりはない。それがネタだとしてもだ。カラオケは、1人で行っても楽しいもんだ。店員さんは別に受付でなんとも思っていない。そうだね? OK、それじゃ話を進めよう。あ、一人焼肉だってなんぼのもんじゃいです。個人的に妙なハードルがあるのは「一人でラーメン屋以外の飲食店」。これ、むしろ飲み屋に入るおっさんとかなら楽々クリアできるハードルなんだろうけどな。 なんの話だっけ? あ、そうだ宇崎ちゃんだ。今作の不満点をあげるとするなら、宇崎ちゃんは別にウザくないというところである。なんや、単に普通の可愛い後輩じゃん。問題があるとするならむしろ「先輩は不能っス」みたいな部分であり、あんなSUGOI DEKAIが目の前でフラフラしてるのになんで何もしようとしないのだろう。どう見ても懐いている後輩があれだけアプローチしてるんだから、さっさとギアあげてけよ。そのあたりが一番納得いかんところである。ウザく見えるのも見えないのも受け手の心がけ次第。宇崎ちゃんは、ウザくないのだ。 まぁ、そうしてなかなかくっつかない距離感を保ち続けているのは外野のニーズに従ったものなので文句を言ってもしょうがないのだけども。この関係性がニュートラルで自然なものであると納得してしまえば、あとはまぁ、やっぱり宇崎ちゃん可愛いよね、っていう部分は素直にプラスで良い。そして今作の面白い部分は、外野に「二人を煽りながら観測を続けるサポーター」という現実じゃありえないようなシステムを搭載してるところ。これ、割とありがちに見えるけど、実は結構良い設定だと思った。それこそ都合が良すぎるキャラではあるのだが、視聴者レベルでのツッコミとか冷やかしを適宜いれていく舞台装置って、手っ取り早く「欲しいエッセンス」だけを抜き取る分にはインスタントでわかりやすいのよね。結局、twitterみたいなweb媒体から伸び出したこの手の「イチャイチャ見守り系作品」は、こんな感じで良いのでしょう。 あと、謎の鳥取コラボとかも意味は分からんけど面白かったよ。これまたてっとり早くネタが稼げるので、どうしても同じような展開になりがちな日常系ギャグのアクセントにはちょうどいい。鬼太郎に続いての鳥取アニメ、なんか鳥取は恵まれてる……のかなぁ。鳥取回の妖怪演出、やたら気合入っててすげぇ楽しかったのよね。あれ、最終的に「妖怪アニメすきー」っていう結論になりそうな気もするが……まぁいいや、2期もやるらしいけど、この関係性、2クール目も引っ張るほどの伸びしろあるんだろうか……。あ、ママンメインで話進めりゃいいのか。 「ピーター・グリルと賢者の時間」 5→4 まぁ、ショート枠だし……。 なんだろ、こんな作品を放送するにも、タイミングってあるよなぁ、と感じてしまう作品。これが1年前に放送されていれば「ハイハイ、バカみたいなエロギャグね。まぁ、乳首が見えてればそれでいいんじゃない?」くらいの当たり障りの無い(?)感想で終わっていたと思うのだが、如何せん「異種族レビュアーズ」という事例が先んじてしまい、「バカみたいなエロギャグでも突き抜ければ立派に独自性は出るもんだな……」ということに気づいてしまったため、改めて「もうちょっと吹っ切れればよかったのに……」という感想が付加されてしまった。 いや、この作品で何を吹っ切ればいいのかはよく分からないし、現時点でもそれなりに吹っ切れてる部分はあったと思うのだが、ゲスアニメになるならもう一歩踏み込める余地があったんじゃないかという気はするんだよね。そもそもピーターグリルはオーガ娘たちの言う通りにさっさと子種をばら撒けば問題は解決してたんじゃないかって思ってしまうし(その思考自体が問題ではなかろうか)。 まー、やっぱり最大の問題は「エロアニメなのにエロさが一切ない」っていうところなんじゃないかしら。多分そこを真に迫って描いちゃうとギャグでは済まなくなるっていう境界線があるんだろうね。そして、境界線の向こう側を見たいなら最初からエロアニメを見ればいいからね。何回も書いてる気がするけど、私はあんまりエロアニメには興味ないんだわ。ギャグアニメとしておもろい方が嬉しいです。 ちなみに、奇形乳のキャラが多めなのでむしろ作中ではエルフっ娘の方が好きです。絶対にいらない情報だな、これ。 「ハクション大魔王2020」 5→5 嫌いじゃないのヨ。なんでだろね、この土曜のタツノコ枠は大体こういう評価になりがち。ヤッターマンは飛び道具風味が強かったけど、こっちは思った以上に狙いが定まった、良作……とまではいかずとも「無難に見せる枠」くらいに収まったんじゃなかろうか。 結局もともとの「ハクション大魔王」がどんなアニメだったのかは分からんのだが、今作の「ちっちゃい子供達のお仕事探しサポート」というテーマ設定は単発エピソードが連なるこういう作品には割とマッチしていた気がする。同じようなテーマでは「HUGっとプリキュア」があったわけだが、こちらの方がよりダイレクトなお仕事体験レポートアニメになっていて、「ヤッターマン」の時ほどではないにしろ、ちゃんと見終わった後にちょっと賢くなったような気になれる。子供達がこの作品を見て新しい仕事に興味を持つかどうかは微妙だが、もともと興味のあったお仕事のエピソードなら、存外はまり込んで見られるんじゃないだろうか。かくいうおじさんもアニメ回は流石に笑っちゃいましたね。いや、別に私がアニメ業界に就職したいわけではないが……ああいうアニメ演出を思いっきりメタった作品づくりも、今となってはすごく当たり前に受け入れられるようになったもんだなぁ。ここから「SHIROBAKO」へステップアップするお子さんが出てきてもいいじゃない(果たしてそれはステップアップなのだろうか?)。 ラストを飾る要素がちょっとした恋愛要素だったり、実は縦筋の物語も悪くないデザインで、最初に目を引いたカンちゃんの悟りきった世代観が、アクビたちとの交流を通じて「夢を持つ子供」に成長する様子もどこか真に迫っている。鉄オタ友達のマリオがあれよあれよと恋愛の当て馬になっていく展開はちょっと笑ってしまった。「達観した現代っ子」「極度の鉄オタ」とマイナス要素しかないクソガキのはずなのに、最後にちゃんと主人公になってるんだよね。 数年経って改めて見直したい作品かと言われたら絶対そんなことはないのだが、このコロナで暗澹たる時代、多少なりとも子供達に希望が与えられたのなら、お仕事としては充分なんじゃなかろうか。 あとはまぁ、最後に当然中の人の話なんだけど、結局最後まで聞いてても「これ、島袋美由利なんだよなぁ」というのが魂レベルで理解に至らなかった。ほんと、変幻自在でベースを掴ませない役者である。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(02/12)
(02/11)
(02/11)
(02/10)
(02/10)
(02/09)
(02/09)
(02/08)
(02/08)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|