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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 【悲報】肉球認証、別にいらなかった、第23話。何で今回わざわざ「すうちゃんがいない」っていうシチュエーションを作り出したのだろう。次回の文化祭に向けて、ことこ先輩が忙しかったっていう伏線なんだろうか。

 サブキャラのはなちゃんに初めてスポットが当たるお話。サブキャラでも容赦なくいじり倒すのが本作の姿勢であるが、今回は割とまっすぐにわかりやすい話になってたかな。まぁ、ブラックスキーマ状態になった時のイカレ方がシャレにならないっていうのはいつも通りなのだけど。ゆに様は健気に働き続けるナイスガイだとは思うのだが、もしゆめちゃんたちがいない世界だったら結構な極悪人になっていた可能性があるな。

 「夢」をテーマにした作品では今更みたいなサブタイトルではあるが、今回は夜に見る方の夢ではなく将来目標の方の夢。これまで散々「絵描きオタクキャラ」として描かれていたはなちゃんの、真の実力が明らかになった。お話作るのが苦手とは言っていたけど、そりゃ中学1年生だったらしょうがないよね……まだ自由帳に自分の考えたボスキャラとか描いてるような歳じゃん。まとまりのあるストーリーが作れるならそれだけでも立派なもんよ。そして何よりも立派なのは、100回の挑戦でもくじけず戦い続けるというその不屈の精神性。中学1年生の秋時点で100回もの失敗を味わってるってことは、もっとずっと前から挑戦し続けてるってことでしょ。ますます偉いわ。色々と才能にあふれた連中が周りにたくさんいるのでプレッシャーはかかるだろうが、はなちゃんにはこれからも挫けず頑張って欲しいものである。ただしまいら、てめーの空気読まないムーブだけはダメだ。100≒1は斬新すぎる新説だ。

 そのほか、今回食い込んできた要素としては「れい君が自由すぎるな」っていう部分。まぁ、みゅーたちも学校で散々顔だして話してたけど、ゆめちゃんたちがほぼ隣にいる状態でも平気で出てきて喋るれい君は流石に自由すぎるな。実はどっかでバレてるってオチが待ってるんじゃないかと戦々恐々である。そして、多分これまた大して使われないサブキャラだと思われる美術部の2人がやたらと濃い。幼女先輩たちは、この美術部を見て世界の名画の数々を勉強しようね。

 一応、ブラックスキーマ叩き込みの時に「まとめて2体にヒットする」っていうのも初めての現象だろうか。今回は同じ夢にはなちゃんと黒猫が同時に入っていたわけだが、あれってナイナイナイトにゅいした時にはなちゃんの夢に黒猫が巻き込まれた形なのか、それとも黒猫もボス猫に負け続けることでブラックスキーマが溜まっていたので2人(1人と1匹)同時に発動したものが共同開催されていたのか、どっちなのだろう。もし前者だとしたら、誰か巨大なブラックスキーマ持ちが現れた場合に、その悪夢に周りの人間を取り込むというムーブが可能になるのだが……いやまぁ、ゆに様は絶対そこまで考えてないだろうけど。

 野放図なゆに様に活を入れるためか、いよいよ悪夢の女王様がパートナーをつけることを検討? 一応メインストーリーもちゃんと進んでるんだな。あんだけ無駄なことたくさんやってるのにな。CM前のプリンのくだり、ほんとになんだったんだろう……。

 

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 サブタイトルのセンスおかしくね? 第22話。一応確認したら「フジヤマ☆パラダイス」という楽曲があるのでそのパロディなのだろうが、その曲が80年代の歌謡曲なのよね……幼女向けアニメにつけるタイトルじゃないやろ。しかも聞きに行ったら雰囲気も怪しげな曲だったし……。

 さておき、今回は中心がナニ、というタイプのお話ではないので「つなぎ」の1話と言えるのかもしれないが、メインで語るべきネタがないということで野放図なとっちらかり方に拍車がかかるし、何気ない態度でがっつり伏線入れてそうなのが恐ろしい。どうやら今回の展開を考えるに、悪夢の女王様が本拠地にしてるのって杉山先輩のところみたいだね……ずっと副会長が怪しいって思ってたのだが、よりダイレクトにゆめちゃんに影響を与えるところに関わっているようだ。まぁ、まだ確定の描写が無いので一応保留ではあるが、①杉山先輩の夢だけユメシンクロできない→何者かによって先輩の夢がブロックされている。 ②ゆに達が杉山先輩の家に入っていった→別に調べてたわけではなくて単に帰宅。 といった感じでほぼ確定事項になりそうである。問題は杉山先輩本人がそうした事象をどれくらい知っているかなのだが……まぁ、今回の対応を見る限りでは何も知らずに単に現世での依り代として場所を借り受けられてる感じかなぁ。悪夢の女王様の目的がなんだか分からないので、そこに人間がどの程度絡んでいるかも判断のしようが無いのよね。ただまぁ、お空の上の女王様が直接ゆめちゃんたちに会って対話をしていることを考えるなら、悪夢の女王様だってそうして人間と話をしている可能性は充分あると思うんだけども。

 しかし、そう考えるとすでに「杉山先輩の夢には入れない」っていう伏線が張られてたことに全然気づいてなかったのはちょっと悔しいな。いや、別に真剣に考えるようなことでもないだろうけども。悪夢の女王様、悪いやつなのかどうかもまだ分からないし、この世界に「敵対する」っていう概念があるかどうかも怪しい。むしろ部下にかなり具体的に行動目標を伝えてくれるので、それなりに指導者としては良い人なんじゃないか説もある。悪夢の女王様がわざわざフリップまで用意して説明してくれる親切なオペーレーターであるのに対して、お空の上の女王様は割と適当だからな。特にれい君関係は説明が少なすぎてどうしようもない。ゆめちゃんたち、ドリーミーメイト関係の情報のほとんどは直接女王様に聞くんじゃなくて、間接的にゆに様から状況提供受けてるやん。

 次週も脇の話っぽいのだが、お友達3人衆の一人に明確にスポットがあたるのは初めてかな? ちなみに個人的な推しキャラは朝陽のママンです。中学1年生の息子とはまだまだ良い関係性っぽくて安心する家族ですよね。朝陽くんの反抗期はもうちょい先かな。

 

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 ぺこが屁で空を飛んでるとこで自分でも心配になるくらい爆笑してしまった……第21話……。いや、でもあれ卑怯じゃん。もうわけわからなすぎるじゃん。画面端をちょっとだけ横切るのやめろや。

 製作者もキャラクターもみんなしてマグロだから止まったら死んじゃう系アニメ。「まぐろ」「てっかまき」の記述はそういう伏線やで。いや、でも冗談めかして「伏線」って言葉使ってたら、マジでさくさくクッキー君3号が伏線扱いになってて笑った。ことこ先輩の手にかかればどんなものでも手がかりだし伏線になりそうだけども。ねぇ、さくさくクッキー君の2号と1号はどうしたんですか? 先輩、基本的に手を動かすタイプの研究者なので、多分とりあえず作ったけど失敗したロボットもたくさんあるんだろうな。さくさくじゃなかったんだろうな。

 前回れい君がやってきたのだから、そこから朝陽を絡めた物語が進んでいくのかと思わせておいて、そっち方面はほとんどなんもなし。一応れい君の余計なサポートのおかげで朝陽が振り回される羽目にはなっているけど……この程度ではゆめちゃんはびくともしないですね。しれっと双子に朝陽を紹介するときに「私のお友達」っていう表現を使ってて、朝陽の方も当然それをなんの抵抗もなく受け入れている。そりゃま、今の2人を表す言葉はそれ以外ないからね……朝陽君も、もう少し大きくなったら「友達なんて呼ばれたくない」って思う日が来るんでしょうかね……。

 気になるのはれい君の挙動。最後に悪夢の女王様が気にしてたけど、やっぱりれい君は「なにがしかの王族の出身」ということになるのだろうか。これまでのネコ族の動きを見ると、地上に降りてきたあとは自然と仲間を探すムーブを見せたが、れい君は既にみゅーたちの所在がわかっているだろうに、積極的にコンタクトをとる様子はなく、むしろ隠れているようにも見える。現時点ではまだ偶然なのかもしれないが、5匹のネコが邂逅した時、何かが起こるのだろうか。

 いや、正直起こってほしいんスよね。今の4匹、本当にツッコミ不在で何が起こっても止まらないし……一応すうちゃんがツッコミサイドのはずなのだが、しょせんそこはネコ側である。4人で集まってもみゅーやぺこの暴走は止まりはしない。その結果がユメシンクロ世界でのあのザマである。女の子がさ、夢の世界に入ってさ、ファンシーな衣装で夢を届けるアニメでさ、なんで他人の夢の中での話題が尻子玉なんだよ。意味わからねぇよ。

 一応今回はときわちゃんファミリーの掘り下げの意味もあったのかもしれないけど、双子のキャラがそこまで押しの強いもんじゃなかったので印象には残りづらいかな。普通、こういう「下の兄弟が多い」っていう設定だと下の兄弟が悪ガキばかりでトラブルを起こす展開が多い気がするのだが、寛太と健太はワイルドな環境で育った割には案外素直で良い子たちであった。場合にもよるが、社会不適合度合いでいったらときわちゃんの方が上だったりするかもしれない。いや、いい子だよ。いい子なんだけどね。

 さて、ここから話はどういう転がり方になるんだろうか。まずはれい君の正体を暴くところからかなぁ。いや、この世界に正体とか秘密とかどんでん返しとかいう概念があるのかどうかは知らんが……。

 

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 ゆに様ですら永遠の夏休みが終わったというのに俺ときたら……第20話。永遠に求められない夏休みも辛いもんだにゅい。ほんとゆに様は正しいことしか言わないにゅい。明日から、明日から頑張るにゅい……。

 正直、以前ねねが増えた時点で「こんなもん、画面の映像情報の量だけでもパンクするんじゃねぇの?」と心配になったものだが、まだまだこんなもんじゃおわらねぇ。まだネコが増えるんだ。れいくんは初の男の子(っぽい)キャラ。そしてCVがダルイゼン。こないだシンドイーネさんが出撃してきてたし、確実にこの街はビョーゲンズに侵食されている。これでグアイワルが来れば完璧だな、って思ったけど、番組のカラー的にグアイワルは来ない気がする。むしろバテテモーダはワンチャンあるか。いや、知らんけど。とにかくまた1体キャラが増えて世界観が渋滞起こしてんのは間違いない。

 でも大丈夫だ、この世は無情、数多のキャラクターは刹那的な消費の激流に流されていく。せっかく当て馬として登場した森村さんだったが、朝陽が不自由な二択で苦し紛れの返答を頑張った結果、わずか2週で撃沈。んなアホな。もうちょい頑張ってくれ。いや、今回のことはどう考えたって友達の子(ミカ)が悪いんだけど……なんやあのアホ毛指は。あいつがおらんかったら森村さんはなかなか告白まで踏み込めなかっただろうけど、ロングスパンでの関係構築には成功したかも知れんのに。まー、森村さんも思いっきり切り替えてたみたいだし、後の事考えたらこれがベストの形なんだけどねー。さすが幼女向けアニメ、ドロドロ三角関係で長い事引っ張ったりはしないのだ。これを見た幼女たちは、将来的にもダラダラと引っ張らずに切り替えて男を探すようになれるな!(如何かと思う)

 こうして、当て馬で適度にお互いのことが意識できるようになったゆめと朝陽だったが、そこに余計なまでの後押しをする刺客として差し向けられたのが新キャラのれい君だ。いや、なんの目的で地上に降りたかはさっぱり分からんけど。そもそもお空の上のドリーミーキングダムに王家があるのかどうかも分からんけど。でも、女王様は間違いなくいるんだよな。女王様とれい君は関係者なのだろうか。絶対違うよなぁ。人間型の王家とネコ型の王家が並立してる政治体制なのかもしれんな。正直、そんなこと考える意味は一切ないのだろうけど、今作に関しては妙なところにあとあとの伏線貼られてるんじゃねぇかって余計なことを気にしてしまう。最悪、今回れい君が朝陽に言った「君も選ばれし王子だ」が伏線だったらどうしようってちょっと心配してる。そうなると、朝陽のママさんも女王ってことになるのだがCVだけで考えれば女王でもおかしくないんですよ(どっちかっていうと魔女だが)。もうダメだ、ただでさえ処理案件が多いのに余計なことしか考えられねぇ。

 伏線といえば、個人的には勝手に「伏線であってほしいなぁ」と思うのはときわちゃんの「恋愛してみたいなぁ」発言ですね。彼女は想像以上の脳筋だったので多分そういうことは現時点で一切考えてないと思うが、43話くらいで「ときわちゃんの初恋」っていうエピソードが挟まったらドキドキしません? 出会いの場はスポーツジムとかでいいんじゃないでしょうかね。他にも意味深に登場を匂わせることこ先輩の新メカとか、なんで今作は気になる要素がダラダラと垂れ流されているのでしょう。マジで勘弁してくれ。

 ちなみに一番勘弁して欲しかったのはラストの夢占いでした。先生、私未だに、学生時代の「やべぇ、宿題終わってねぇ」とか「テストの対策してねぇ」みたいな夢を見ることがあるんですけど……さっさと仕事を終わらせるみゃ。…………どの仕事でしょうか……。

 

 

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 毎日が夏休みでラグジュアリィな生活を送ってきた僕も他の人が本気出したら本気出すハギ、第19話。そうか、多分これって夏休み中に放送予定のエピソードだったってことだな。そこんとこいじらずに放送してるのはむしろ潔いが、世の小学生たちから夏休みが奪われるなんてことは想像もできなかっただろうな……。

 そんなどうでもいいことを考えて逃避するくらいに、今回のお話は情報量が多い。いつもとはちょっと違う意味での情報量が多い。いや、いつも通りのマシンガンは別に変わらんのだが、それ以外のギミックがてんこ盛り過ぎて、「もう、これ30分全部が伏線とネタだと考えていいのね!?」みたいな逆ギレ起こしそうな勢いである。まずもって、ラストの展開を想定してなかったよ……まだネコ降ってくるんか……。とりあえず、朝陽もメイト持ちになっちゃったら、こんなに替えの効かない秘密の共有もないわけで、恋愛沙汰なんて考えるのも阿呆らしいくらいのアドバンテージだよな。

 でもまぁ、そんな打算的な考え方は、中学生の男女だったらしない。ゆめちゃんのもやもやが今回はかなりはっきりした姿を表しましたね。まぁ、今まではっきり出さなかった方がおかしいくらいのものだったのだが、ダイレクトに当て馬を用意されてしまっては、さすがのゆめちゃんも立ち上がらざるを得ないだろう。……いや、まだ立ち上がってないんだけども。この子は本当に……健気な朝陽くんが苦労するよなぁ。朝陽は朝陽で真面目だしいいやつなので、他の女の子を邪険にもできないって悩みもあるだろうし。中学1年生のくせにほんとに生意気なガキである。いや、でも頑張れ。お前の頑張り次第でゆめちゃんの幸せ度合いが相当変わってくるんだから。

 今回はそうした中学生の色恋模様が中心で、どこか胃がシクシクするような切なさを感じながらのお話だったのだが、もちろんそれ以外の要素もフルスロットル。何がひどいって、「流石にこの作品は大丈夫だ」と今までたかをくくっていたのだが、週末はどうしても処理するアニメの量が多くて後手に回っていたら、ついに今作のネタバレを食らってしまったことだ。しかもそのネタバレってのが「ついにシャミ子が友情出演」という……。いや、シャミ子じゃないけど。シャミ子だった……どう見てもシャミ子だった……まぁ、桜井ワールドは基本的にボーダレスなのでね。「デジキャラット」的な秋葉原住民なんてそこらじゅうにいるし。下手したら気づいてないだけで「斉木楠男」のキャラなんかもどっかに出ていたりするかもしれんな。それにしても、「調査艇:小原好美」ってなんだよ……返して! 多魔市に返して!

 その他にも、スザンヌ先生が眼鏡外すと優しくなるとかいう設定、一切説明されてなかったよな? とか、先週のババアがまだ岬に行くかどうか言及してるところとか、挙句に、ついに変身バンクがキャンセルされたりとか、縦横無尽の傍若無人。どこにもブレーキなどついていない。個人的には、合間でまいら&ことこ先輩のショットが入って「おぉ、今回はこの2人が登場しないから、初めて意味のあるショットになった!」って思ったら普通に後から出てきたところがツボ。「買い物してた」って、部屋のデコレーションの材料買ってただけやんけ。二人を待ちながら踊ってるすう&ぺこコンビが可愛いのがずるい。

 他にも多分もっとツッコミどころいっぱいあったんだよ……もう、感想書くタイミングだと覚えてねぇんだよ……人間の情報処理能力には限界があるということを、スタッフにはもっと意識してほしい。その上で、限界を超える。

 

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 合宿編つづくんかいワレ! 第18話。もー、普段と違う舞台でますます歯止めが効かなくなるというのに……いや、でもさ、テニス部&チア部しかこないから結局まいら&ことこ先輩が不在なわけじゃん。贔屓目に見積もってもカオス度合いは削がれて、

 

だと思ったのに、全くそんなことはなくてな……。新キャラ追加でシンドイーネさんが出張してきてるのがびっくりだよ。モフルンもいたけど。

 もう、ツッコミ入れるのも限界なのでほとんど全ての要素が右から左に流れ去ってしまうのだが、つくづく思うのは、演出って呼吸なんだな、ということ。今作の場合、とにかく不条理を積み重ねて独特の異次元を生み出していくわけなんだけど、そんな不条理のラッシュに拍車をかけているのは、ネタ回しの中身そのものよりもリズム感というか、「呼吸」なのだと思う。

 桜井ワールド的早回しで我々の脳がぐちゃぐちゃになるのはもちろんなんだけど、緩急のつけ方までもが本当に不条理で、急ブレーキをかけられると慣性でそのまま吹っ飛んでしまうのだ。以前も「絶対にこのカット入れる必要ないやろ!」みたいな無駄カットを贅沢に挟むことの不条理を訴えたが、今回そうした緩急が痛感できたのは、ババアがそこらじゅうに出没して「岬に行ってはいけないよ」を連呼するホラーシーン。ここで初めてババアが登場するのが男子テニス部なのだが、朝陽が渾身の力を込めてショットを叩きつけるカットが、それまでのマシンガンと打って変わってスローモーションで描かれるのである。普通のテニスアニメ(スポ根アニメ)ならこれは試合を決定づけるシーンで使われるべき演出であろうが、今回の場合、単に先輩と練習してる一打なので別に意味はない。そんな無意味なショットに思い切り含みを持たせて引っ張り、さらに、先輩の驚愕の視線があさっての方向に向かっていることがわかるカットに切り替わる。そしてその視線の先にズームアウトすると、審判台の上のババアに行き着くのである。この一連のカット割り、本当に意味がねぇんだ。しかし、ここまでぽんぽんと刻んできたギャグに突然ブレーキをかけて、そこにホラーテイストを混ぜ込んだババアの存在感を植え付けるためには(無駄と言えるくらいに)効果的。さらにここから女子テニス部でもババアは同じように現れて同じセリフを繰り返し、ただでさえ冒頭で「今回のサブタイトル、おかしくない?」という違和感が頭に残っていたところを刺激する(ほんで、ババアが返したボールは当然キャッチしない)。そうして、問答無用でホラーっぽさを引き上げていくのである。不協和音というのはわかりやすい「不安」の現れだが、こうしてリズムを強引に揺さぶり、呼吸を合わせてこないことによる「不安」の演出ってのは、ただ漠然とやろうと思ってできるものではないだろう。

 まぁ、ここまで必死に演出論みたいなことを言っておきながら、結局やることはいつも通りの夢シンクロなわけだが……。ときわちゃんがどんどん余計な要素を開花させて「こいつも結局やばいやつやんけ……」という蓄積を確実にこなしている。これ、真っ向からことこ先輩にぶつけたら先輩の純粋理論が勝つのか、ときわちゃんの野生&フィジカルが勝つのかが気になるところだ。まぁ、少なくともゆめちゃんが太刀打ちできないのは間違いないだろう。プチトマトの相手させられた翌週にお化けとの対面……つくづく充実した夏休みである。

 今回のお化け騒動は、本当に単なる「そういう事態」が岬に根付いていただけなのだろうか。それとも、こうした不思議のタネはブラックスキーマありきで発生しているのだろうか。ゆに様が完全に被害者側だったので今回の一件に悪意の入る余地はなさそうだが、前回のプチトマトマン具現化がなんらかの「異界との接続」であるなら、こうして「実態化した幽霊」とのコミュニケーションが発生したことだって、何か関係がある可能性は残る。夢シンクロのたびにきちんと個々の事象の経験値をストックしといた方がいい気がするのだが……みゅーもゆめちゃんもそういう予防策を張るタイプの主人公じゃないからなぁ……。

 

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 オンラインイベントって何するんやろ……第17話。めっちゃ気になるけど、おっさん一人で登録していいものなのかさっぱり分からないので当然スルーしました。「みゅーちゃんと遊ぼう」とか書かれてるんだけど、もしかしてzoomを通じてみゅーちゃん(の中の人)とコミュニケーションが取れたりする企画だったんだろうか。だとしたらヤベェ(ヤベェ)。

 さておき、普段から頭がおかしいアニメなので、ストレートに頭のおかしいネタを正面からやればかえって普通に見える……わけがない。やっぱり単なる頭のおかしい話であった。今回のコンテは大地丙太郎だよ。ほんと、この人らは……。しかし、こうして幼児向け(?)アニメで食べ物の好き嫌いを扱う場合ってどういう対応が正解なのだろう。今回やたら思い出されたのは「鳥人戦隊ジェットマン」の「トマト畑の大魔王」なんだが、こうしてストレートに「嫌いなんだ!」っていうのを訴えた上で、その嫌いな部分をクローズアップしてしまうと、アニメを見ているお子さんたちに悪影響が出るとかでクレームが来ないもんだろうか。いや、そんなんで目くじら立てる保護者もどうかと思うが、今の時代だったらあってもおかしくない気がする……。そしてまぁ、ゆめちゃんはトマトが嫌いな理由を懇切丁寧に説明してくれるし、クリーチャーのごときデロデロ具合とか、それこそ「トマトが好きな人でも嫌いになっちゃう!」みたいなトラウマ描写が混じってたのが怖いよ。良い子のみんな、好き嫌いしちゃダメだぞ。

 今回もとにかくなんでもありのツッコミ不在。個人的には「ゆめちゃんはなんで部屋のカーテン全開で寝てんだろ」っていうのが一番不思議ではあるのだが、まぁ、きっといっぺんお母さんが起こしに来てカーテン開けてったんだろうね(ベッド脇の小窓のカーテンまで開いてるのは無理がないか?)。他にも「両親が出かけたあとの朝食のテーブルに大量のプチトマト」はちょっとしたホラーの領域だし、たまたまことこ先輩が運用しているメカがプチトマト栽培ロボだった意味も分からない。栽培ロボって聞いて「畑仕事をオートメーション化してるロボットか?」と思ったら、ロボの中で栽培してんのかよ……ことこ先輩、天才なのかバカなのかわからねぇ。パクチー栽培ロボにも応用できるらしいが、腹のなかでパクチーが群生してるロボットも軽めのホラーだろうよ。さっさとマグロの養殖に移行してください。

 そして、そんな好き勝手なカオスの中でも、今後に関わってきそうな「曲げ」がいくつも見られるのが今回のシナリオの不穏さを助長している。具体的には「ゆめちゃんが夢シンクロで自分の夢に入ったらみゅーのドッペルンゲンガーがいる」っていう構造自体が色々謎だし、そこから夢の中の存在が具現化してしまうという(ゆに様もよくわかってない)事態が発生したことが、今後の世界に大きな影響を及ぼす可能性がある。どうも悪い方の女王はそうして夢世界が現実を侵食することを狙っているみたいだし、ゆに様はそのあたりをよく分からないままに加担しちゃってるのが……。ツギハギは好き嫌いなくいろんなものを食べられて偉いなぁ。

 そしてベタベタすぎる、関西人まいらの納豆嫌い。ちなみに確認したら、中の人(京都人)は納豆平気な様子。なんで関西の人間は納豆食わんのやろね。「富豪刑事」に続いての納豆ネタ、今期はまとめると納豆アニメシーズンということになるな(ならない)。

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 「セミーンミン」が一切ツッコミなしで逃げられた! 第16話! まぁ今回そんなんばっかだけど!!! 当然のごとく、久しぶりの監督コンテ回。やはり、練度が1段も2段も違う……。

 総ボケかつ総ツッコミ不在。このテンションだからこそのミュークルドリーミーである。「ゆめちゃんがブラックスキーマを患うかもしれない」という、いわば主人公が闇落ちする危険のあるドキドキストーリーにも関わらず、終わってみればゆに様の宿願は一切果たされず、戦隊モノではタブーとされている「変身無し」の回になった。夢に入らずに何のドリーミーか! と思うわけだが、それすなわち、バンクがねぇのでハイパー密度になってるってことで、視聴者には一切の思考停止を許さない。いや、思考を許さない。特にねこ4匹(+ゆに様隊)がメインになるところは一切のツッコミを許さずにただひたすらセリフのみが淡々と狂気を積み重ねていくので破壊力が高く、一番安心して聞いてられるのが一番ベタなぺこのパートになってしまうという皮肉。みゅーはナチュラルにサイコだし、すうはことこ成分が混ざってマッドだ。ねねは実害こそ少ないものの、いまだにさとわちゃんのポテンシャルをはかりかねている部分があり、我々としては、この作品が終わるまでにさとわスリーの謎が解明されることを祈るしかない。

 さらに杉山先輩ファンクラブの全貌が明らかになり、なかなか危険そうな会長が正式参戦。フルバにおけるプリユキみたいな存在だとは思うのだが、凶暴性が低い代わりに何をするにも制限がなく、野放図な狂気がほとばしる集団である。新入生の勧誘に盗撮写真を送ってくる集団ってナチュラルにやばいよな。そんな組織との橋渡しを自然にできちゃうことこ先輩もやばいけども。

 それにしても、今週もことこ先輩のナチュラルな超次元性が実によく出ていた。あなたに解けない謎は、多分無いですよ。今までラーニングしていなかった「恋愛感情」というものについても完璧に(座学として)理解しており、今のゆめちゃんがどんな状況なのか、完全に上から目線でコントロールできている。こいつ、杉山先輩が塾に行ってるという事実だけは把握してるんだけど、自分が塾に行くっていう話題は一切出さないんだよね。多分、塾とかに行かずに杉山先輩よりもずっと良い進学校に行っちゃうのがことこ先輩だから……いや、下手したら海外留学とか、高校に行かないっていう選択肢もありそうだけども……。こんなことこ先輩なのに、自宅コーデがなかなか可愛らしいのが腹立たしい。女子中学生で白衣をナチュラルにコーデに組み込める人間なんて、雪城ほのかくらいしか知らんわ。

 そして次回予告もまた頭がおかしいし……いいぞ、完全にエンジンがかかってきたぞ(一度でもブレーキ踏んだことあるか?)。

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 昼ドラか、第15話。いや、昼ドラでいいんだけど……昼ドラに……してくれよ……。

 ほんと、世の中の中学生ってのはどいつもこいつもこんなに色気づいているものなのだろうか。まー、女の子がちっちゃい頃から恋愛がらみでわーきゃー言ってる図は確かに私も中学時分から見ていた気もするが、はてさて野郎の方はどうだったかなぁ……確かに中学校でもそこそこカップルの噂はあったんだよなぁ……もう、おっちゃんには何もわからん。ただ、この世界の住人たちはそうした一般的な尺度では絶対測れないだろうことはわかっている。

 かなり思い切って朝陽とゆめの関係性に切り込んできた。当て馬としての杉山先輩がおり、朝陽の方の気持ちはいやでも表面化していたわけだが、今回はさらに、朝陽の方にも新たな駒をぶつけることによって、双方向での引力を発生させようという試みである。なかなかえげつない図で、板挟みにあった朝陽くんはこの歳にして色々と気苦労が多い。それにしても、この学校って杉山先輩の彼女(仮)が市ノ瀬加那で、朝陽にモーションかけてきた子が石見舞菜香なんですよ。なんだろ、丁寧な破壊力が高い学校ですね。

 我らが主人公チームはそんな攻勢にどう太刀打ちするかというと、それぞれにイメージカラーを設定してプリキュアっぽいポジショニングを確立しつつある。主人公が赤(ピンク)で鉄板、ことこ先輩がブルーなのは疑いようがなく、髪色的に赤かな、と思っていたときわちゃんが緑を選択。そして意外なことにまいらは白である。ちなみに至極どうでもよい話だが、まいらちゃんの中の人はミルキィホームズの白いのでデビューしている。うん、本当にどうでもいい話だ。まいらちゃんは単なるネタキャラに落ち着いたかと思ったが、何やらお母さんがらみでもうひとネタ用意しているようだね。

 そうなんだよなぁ、今回はやたらと3年生チームが「引退」を匂わせており、いやでもこの世界で時間が流れていることを感じさせてくる。今作が全何話になるのかは定かじゃないが、女児向けアニメの定番である「2年目」「3年目」に持ち越しにくい設定なのは考えものである。ことこ先輩が卒業しちゃうと、どうしたってメンバーに影響でるしなぁ……ことこ先輩が留年する可能性が……ないなぁ。中学生はなぁ。いっそサザエさん時空で開き直ってくれてもよかったのだが、それだとゆめと朝陽みたいな関係性も成長せずにストップしちゃうのが悩ましい。まー、1年作品と見るべきなのかなぁ。いや、まだ15話なのに引退の話が出てるってことは半年で終わる可能性もあるのかなぁ。うーむ。

 ただ、まだまだネタを残しているぞ、と思わせてくれるゆに様という素敵存在も忘れちゃいけない。今回もすげぇ適当な活躍っぷりだったが、少しずつ「企業はブラックだが働き方改革をやっている」という謎設定が浸透しつつあり、彼らの生活環境も少しずつヴェールが剥がされている……気がする。今回ゆに様の家が映る前のシーンに出てたのが百合先輩だったんだけど、やっぱりブラック連中と副会長に繋がりがある説を強く推していきたいですね。百合先輩のイメージカラーがなんとなく黒いし(単に黒髪ってだけだが)。あと、今回のゆに様のツギハギへの対応がとても好き。花火大会というだけで「リア充のイベントだろぉ」と乗り気じゃないゆに様はどうかと思うが、ツギハギが無邪気に「見たい」というと「じゃぁ行こうか」と言ってくれる、とても良い上司である。毎回書いてるけど、本当にこの3人には幸せになってほしいのである。

 

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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