最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
象は忘れない、第32話。象って当たり前の話だけど強キャラが多いよね。知将チームの彼とか……地上最大級のサイズを今回抑え込めたのだから、今後プリキュア4人で固まれば大抵のアニマルは制圧可能ということになるな(単体ならな)。 あれだけ町に動物が溢れかえっているアニマルタウン。日々の暮らしで人々は嫌でも動物と触れ合うことになるってのに、大熊牧場に加えてガチの動物園まであるという、供給過多すぎる街づくりである。「まぁ、流石に象やキリンは街中で野放しにするわけにいかんし、そういう施設もあるか……」と思ってたら施設内では割と野放しという。流石に象とは区切りが設けられていたが、リスザルはまだしもカンガルーが施設内走り回ってるのは安全上大丈夫なのだろうか。まぁ、アニマルタウンならなんとかなるかぁ……。よりによってこの町で「動物たちは人間に抑圧されてる!」とか暴れなきゃいけないザクロさんたちは大変だ。 初めての動物園に浮き足立つ面々(と年パス持ち男子)。こむぎはいつも通りにわくわくもんですが、まゆちゃんも存外楽しそう。そしてまゆが楽しそうなら文句はないユキ。こむぎとユキは本能的にでけぇ動物が怖かったりとかはないんでしょうかね。まぁ、犬はアホだし猫って自分よりでかい生き物に平気で襲いかかったりするから多分問題ないんでしょうね。ユキはどっちかというと本能よりも理性でその辺を判断してる感はあるけど。でも蛇だけは怖くてそこだけはまゆと同行できなかったのが悔しかろうな。そして、一瞬だけ孤立したユキに対して話しかけてきたのはニコ様。ユキニコという今までになかった組み合わせの対話は、流石にわんぷりのブレイン、どこか大人びてちょっと不穏な雰囲気も漂わせたものになっている。ニコからは単にまゆとユキの馴れ初めを尋ねられただけなのだが、今更そんなことを聞くあたり、ニコはまだこの世界における「人間と動物の関係性」を探究しているということなのだろうか。別に後ろ暗いところがあるとも思わないのだが、そうして1つ1つサンプルを収集し、この世界における「動物たちの最大幸福」を見定めようとしているきらいがある。対してユキからの問いはダイレクトで、「なんでこっちにいるんだ」というもの。表情からして、まだユキは完全にニコを信頼しているわけではなさそうだが……まぁ、だからって警戒してもしょうがないんだけどね。 施設内には見どころがたくさんあり、兎のこととなると急に早口になる系男子、そして何故か遊びに来ているスカイランド人などが楽しめる。あいつら、ほんとにただ遊びに来ただけだったな。変身しないどころか絡みすら全くなかった。あ、えるたそは一応「変身」はしてたけども(ツバサもか)。「いったいいつの時系列なんだよ」とか思ったけど、考えてみりゃあのオチだったからいつの時系列でもいいんだよな。多分あげはさんが少年を呼び出して小旅行でも企画したんじゃなかろうか。だからとて王女様をほいほい連れ出していいものかどうかはよく分からんけど。ソラまし元気で何よりですよ。なお、「単なる劇場版の販促要素だろ」みたいな無粋なことはノーセンキュー。観に行きたいなぁ。 そして今回のガオガオーン化はいろはの推しアニマルだった象のサクラ。前回に引き続き、任意の動物をガオガオーンにできるようになってしまったせいで、関係性の深い動物が次々犠牲になってるのは痛ましいですね。ただ、その分コントロールも容易になっており、今回はガルガル化解除前からすでにサクラさんは意思を取り戻してた感すらある。やはり狼ごときに象を完全に使役することは叶わなかったのかもしれません。ザクロさん、このままのムーブを繰り返していると徐々に雑魚臭が強まってくるから気をつけてくれよ! 次回:ユキさん満面の笑み。 PR シマウマにキリン、ゾウに……スカイランド人? 第31話。そうか、動物園にいるのか……まぁ、ましろさん目線ではソラさんも推しアニマルといえばそうなのかもしれない。 毎度次回予告にメモリーを持っていかれがちな作品ですが、恥も外聞もなくガッツリ猫回なので俺得です。しかも今回のユキさん、もはやまゆとイチャイチャするとかじゃないんですよ。イチャイチャできるのは大前提なので終始後方彼氏ヅラだし、ラストカットは何と悟は写ってんのにユキが写ってないという、今までの猫組からしたらありえない構図で終わっている。これができてしまうのはむしろユキさんの絶対的な自信の表れであり、知覧さんとの関係性を優先してまゆのやりたいことを全部させてあげるという圧倒的保護者視点での措置。これが不動のつながりなのである。窓の外から2人の様子を伺ってる時のユキ、マジで絵に描いたような「後方彼氏スタンス」で笑ってしまった。その挙動ができるのは現代アニメ回だとお前と山田リョウくらいのもんだよ。 ついでにネットリテラシーについても学べたり学べなかったりするのがニチアサ女児アニメの正しい姿であり、今回はSNSから炎上するなんて展開はなかったし、同じキュアスタでもどこぞのちゅるりんブログの時とかよりも「ネットの影響力」みたいなものへの言及は少なかったが、今回のことで我々がえられる教訓は1つだ。「アンチこそ転じれば熱心なファンになる(逆もまた然り)」。まぁ、猫動画あげてりゃ数字稼げるのは間違いない事実だからな。かくいう私も猫動画垂れ流しだしな。そこで他の凡百の猫アカウントと差をつけるのはユキさんのカリスマだぜ! 冒頭ですみれママのスマホに入ってた写真の最後の1枚のユキさん、もうどうしていいか分からないくらい可愛いですからね。そりゃ看板猫の面目躍如よ。ここまで被写体と撮影者のモチベが一致して作り上げてるコンテンツが弱いわけがない。推しがバエて仕方ないんだが? バエと言えば、今回改めて感じた今作の妙味、好きポイントは、ビジュアル的な印象とギャップというか、細かい表情を作る時の方法論みたいな部分。以前からみなさん感じてたと思うんですが、ユキちゃんてさ、猫キャラのくせに分類で言うたらタレ目じゃないですか。同じ猫キャラでもおめめバチコンなゆかりさんとはちょっと違うデザインなんですよ。そんで気弱キャラのまゆの方がどっちかというとつり目。だから変身バンクなんかで時たま見せてくれる凛々しい表情がグッと引き立つわけですよ。そして、今回も百面相を披露してくれたザクロさんが、実はイメージと違ってややタレ目なんですよ。表情のおかげで目尻が上がってることは多いんですが、基本デザインは実は狼なのにややタヌキ顔でめっちゃ可愛い。そんな彼女がコロコロと表情を変えながらキーキー騒いでるのがとても良いバランス。同じタレ目のニャミーと絡む構図が不思議と相性が良く、間にリリアンが挟まればそりゃもう大変なことに。つくづくいいデザインに恵まれている。 あ、本筋追う話してなかった……まぁ、まゆちゃんの過去の傷については「そんなことで揉めるなよ」と言うだけの話だったのでいざ話し合えば解決は秒で終わる程度のものだったのだけど、こんなんでも拗らせてたあたりがまゆのまゆたる所以なので致し方ない。SNSのいいところは疎遠だったら昔の知人の音信が知れるところだ、というのも事実ではありますな。この度ペットのチンチラがガオガオーン化してしまうという初の地産地消の事例となってしまい、おかげで史上初のお家へお帰らないパターンが発生。ニコ様が何となく回復するという雑な処理で片付けてもらえた。今後はいちいちニコガーデンに送り返すのも時間がもったいないという判断なのかもしれないし、もうニコアニマルたちは万事解決して問題がなくなってます、という話なのかもしれない。ニコ様はその辺ちゃんと管理できてるんでしょうかね。 そういえば先週お披露目された4人変身バンク、猫組先導バージョンがあることがわかったのも嬉しかったですね。今後は話の流れに合わせて適宜目元にきらめきを与えてくれれば嬉しいです。バンクに関しては「すりー、つー、ワン」も好きだからこれはどっちでもOK。こうしてバンクのまとまりがよくなってくると、やはり「追加戦士とか存在しないのでは?」という気がしてきますね。え? キュアスカイが参戦? それは流石に……。 せっかくのいい話、重要な話だったのに次回予告で全部ぶっとんだ……第30話……。生まれてしまう……承認欲求モンスターがッッッ!! というわけで今週まではTVer視聴です(まぁ、関西でも放送日は明日なんだけど)。中盤のクライマックス、リアタイしてなんぼじゃい。今回は強化フォームお披露目回ということで(セールス的にも)重要なお話でしたが、色々と膝を打つ展開も、胸を打つ展開もあっていうことなしでしたね。まぁ、「にゃん」が「わん」に統合されてしまったのは若干口惜しくはあるが……そこはタイトルにもなってる主人公サイドに花を持たせてあげましょう。脇に控えても無視できない存在感のサブポジション、それこそがユキの本領だろうし、まゆはセンターに立ちたくないだろうしな。 さて、当然メインシナリオがどう展開されていくのかというのが一番の焦点になってくるだろう。前回時点でガオウ一味が登場し、そのあまりの存在意義の重さに「これ、どう足掻いてもハッピーな結論なんて見つけられないやつなのでは」と不安にもなったが、そこはそれ。わんだふるなこの世界なりの解決法を模索していくことになる。分かりやすくいろはが曇ってしまう展開を、あっさりと掬い上げたのは当然こむぎである。こういう深刻な問題を抱えてしまう展開ってのは主人公サイドはどうしても理想を振り翳しがちで、どれだけ詭弁を弄したところで「青臭い理想論」という評判がつきまとう。解決し得ない問題に対し、正面から論破しようとしたところで感情をぶつけるしかなければ、それは結局感情論のフィールドに上がらざるを得ず、平行線を辿る結果となる。 しかし、こむぎの生き様は理想論ですらない。だってバカ犬だから。「青臭い理想論」ならぬ「犬臭い本能論」である。現状、狼がどうなってるかもよく分からん。人と獣の過去の歴史なんてさっぱり知らん。でも、こむぎはいろはと自分の歴史を知っている。辛かった自分がいろはに救われたという「事実」だけを知っている。であれば、その事実を他者の関係に演繹して何が悪いのか。もちろん、本来ならそんな理屈は通らない。うちはうち、よそはよそであり、こむぎがどう思おうとガオウは知ったこっちゃない。しかし、考えてみればこの「知ったこっちゃない」だってお互い様なのだ。こむぎはわんだふるな未来を実現する方法を知っているという。ガオウは自分たちの歴史からそれを否定しようとする。結局お互いの身勝手を振り回し続けるだけならば、あとは殴り合えばいいだけである。犬と狼が、やりたいようにやればいいだけである。なんとシンプルな答えなんだろう。 そしてこの世界は、現実とは大きく異なる点が1つある。それは、狼が絶滅したとはいいつつも、目の前にはガオウたちという「分かり合える」対象がいるということ。現実ならばいくら狼に謝ったとて人間側の自己満足でしかないが、アニマルタウンには間違いなくガオウが「いる」のだ。であれば、いろはの願う「分かりあうこと」がまだ選択肢として残っている。ガオウ側からしたら言語道断だろうが、いろはにとってはこれ以上ない僥倖。敵がいてくれること、そのこと自体が救いになるという、この世界でしか成し得ない解決策である。もう、あとはこの路線で突っ走ってくれれば余計な迷いはなくていいね。 ほんでまた敵サイドもこうした融和の物語のための準備を着々と進めてくれている。後半3クール目から登場したくせして、もうずっとお馴染みだったかのようにわちゃわちゃ芸を披露してくれる敵組織、ありがたみしかない。トラメきゅんもザクロさんもたった2話で「ほんとはいい子たちなんだろうなぁ」ってのが分かるキャラになってるのすごいよね。ザクロさんはガオウ様との「結婚」まで視野に入れてましたが、2人で結婚・繁殖すれば絶滅を免れるので、もうそのことだけを考えて愛に生きてくれればいいんですがね……。 対する勢力に「ニコ様」というこれまた面倒な存在もいる。彼女がアニマルタウンに鏡石をおいた張本人であり、その鏡石すらも人間の負の歴史の語り部だったと言われたらそりゃ凹むし、プリキュアの力も返納した上でニコ様が戦うって言われたら人間サイドに反対する余地もないのだが、現状、すでにニコ×ガオウという関係性が「対立」以外の何物でもないため、いろは達はニコ様の介入による解決は望まないだろう。かつての歴史のように2つの勢力がぶつかり合うのではなく、融和による解決を望む。それこそが、いろは達が戦い続ける理由なのだから。そのことがちゃんと分かってニコ様を止めてくれたメエメエは立派な理解者ですね。まぁ、今まで散々タダ働きさせてたプリキュアに対し、「もっと彼女達を働かせましょう」って言ってるっていう事実だけ見ると単なる鬼畜ではあるのだが。 さぁ、構図ははっきりした。あとは個々人のモチベーションの問題だ。こむぎが一番シンプルにわんだふるを目指している。そしてそんなこむぎに力をもらったいろははもう迷わないだろう。今回の最大の見どころはやっぱりこの2人の絡みだったんじゃないでしょうか。ベッドで戯れる飼い主とペット、そう思えば微笑ましいシーンなんですが、冷静に見るとめちゃめちゃ攻めた画になってるんですよ。こりゃぁこむいろ派も大満足だぁ。 そして我らがにゃん組は今回サブに徹してはいたが、それでも隠しきれぬ存在感がお見事。まゆちゃん、困った時はシーツ被って丸まっちゃうんですね。さすが猫組。そしてそんなまゆに常に寄り添って力を与えるのはユキの役割だったし、2人の背中を押す最大の立役者が相変わらずのすみれさんだったという……猫屋敷家、強すぎるんよ。そしてそんなユキがついに「団結」を謳い、初の合同変身シーン、合同必殺技へと繋がるきっかけを作る。もう、ユキの成長譚だけでどれだけお話を盛ってくれるのよ。やりすぎですのよ。 そうして立派にステージを1段上がったプリキュアを支える影の立役者はもちろん兎山悟その人(と大福さん)である。「僕にもっと力があれば」と苦悩する男の子。頑張れ悟。君の努力の全てを、いろははちゃんと見てくれているぞ。大福さん、その貫禄はどこからくるんですかね。引き続き兎組の動向は注視する必要がありますが、今週の展開を見てると、マジで追加戦士はもういらない気がする。この4人と参謀役の兎組という構成で最後まで走り抜けても構わんよ。一瞬ニコ様の人間態のシルエットだけ見えたけど、あれはプリキュアではなさそうだもんね。 ほんでこのテンションからの来週の話な……。ザクロさん、いい具合に介入してください。グーを出して確実に猫組にちょっかい出しに来てください、お願いします。 3クール目からの本格始動、第29話。こんだけ遅くから対立構図が描かれ始めるプリキュアは当然史上初。スマプリだったらすでに1回大ボス倒してるレベル。 「あれ? 関西民ってこの時期は甲子園のせいでニチアサ見られない迫害されし者なんじゃないの?」と思ったあなた、余計なお世話です。わんぷりに関しては、1週遅れなんて差別は我慢できないので、こちとら先週から(なんなら先々週から)TVer視聴です。時代の進歩によって、関西人は甲子園すら乗り越えられるようになりました。そして、今週の内容は流石に1週間お預けくらうわけにはいかないからな!! さぁ新展開。もちろん想定されていたお約束展開には違いないのだが、強いて一番の予想外をあげるとしたら振り切れてるニコ様のキャラクター性だろうか。思い返せばこれまでも卵状態ですでに奔放な振る舞いはあったが、当主としての威厳はありつつも、割とファンキーな性格の人(ユニ)だったようだ。まぁ、メエメエをはじめとしたニコガーデンの住人たちからは全幅の信頼を置かれているようなので悪い奴ではないのだろうが……メエメエの胃痛の理由がもう一個増えた気がしてちょっとかわいそう。まぁ、今後はそんなにギャグに振り切れるタイミングもなかろうけどな。 そしてそんなニコ様の対抗勢力として正式参戦を表明した滅ぼされし狼の王、ガオウ。ラスボス確定ポジションだが、見た目だけだとなんか敵軍の一幹部クラスっぽい出で立ち。それこそスマプリだったらアカオーニさんたちと仲良くしてるレベル。彼については事前に登場してたから初登場というわけではないが、改めてその存在意義が説明され、この度幹部クラスの新キャラを2名追加。てっきり前回の予告時点で「絶滅動物軍団」みたいなものが結成されていろんな絶滅種が出てくるのかと思ってたんだが、全員狼で共通だった。まぁ、いろんな絶滅危惧種のことをいちいち心配してたらそれこそ「東京ミュウミュウ」とかぶってしまうし、1種類だけでもいろはの表情があんだけ曇ってしまったというのに、地球上の人類の負の歴史を全部叩き込まれたらやってられないだろう。なんとか今後の後半クールをフル活用して狼との融和を図っていく必要がありそうだ。 そして、この転換はわんぷりという作品そのものの評価も左右する非常に大きなターニングポイントになっている。何しろわんぷりはプリキュア史上最も「戦わない」プリキュアである。過去に肉弾戦を極力排したプリアラみたいな作品こそあったが、ただ敵を浄化することに徹し、必殺技も浄化技以外は全員がシールド持ちという、防御・説得・和解に特化した異色の存在。これまでは「動物愛護」という観点からそれで問題なく成立していたわけだが、ここから先はそんな甘っちょろいことを言ってられないかもしれない。 しかし、ニャミーだけなら遠慮なく敵に爪も立てられようが、残りの3人については暴力に訴えた時点でアイデンティティが揺るがせになってしまう。一応まゆは「ユキが傷つけられないために」、こむぎも「いろはが悲しまないために」という戦いの理由は見つけられる可能性はあるが、その名に使命を宿してしまったフレンディ/いろはについては、腕力で相手をねじ伏せることができないのだ。となればここからは浄化技の強化という方向に向かうしかないのだが……どこまで博愛を貫いたところで、ガオウサイドの「絶滅させられた」という負の歴史を払拭することなどできない。この重たいテーマから逃げずに、プリキュアの正義を貫いて物語を成立させられるのかどうか。今後のスタッフの手腕が試される。 そして我々視聴者が気になるもう1つの要素は、なんと言っても「結局追加戦士ってあるの?」という部分。今回ニコ様の覚醒を見て、1つの可能性として「ニコ様が変身」というのが浮かび上がってきた。まぁ、それをやっちゃうと去年のマジェスティとほぼ同パターンということになってしまうので多分無いとは思うのだが……ニコ様が直接戦闘に参加する大義名分が出来ちゃったんだよなぁ。流石に無いかなぁ。このまま「追加戦士無し」「ニコ様参戦」などの展開になってしまうと、ここまでひたすらに期待を蓄積させていた兎派の人たちが暴動を起こしかねないんだよな。大福さん、今回ほとんど画面に出てこなかったけど、今後出番あるんでしょうかね。奴なら絶滅だとか正義だとか悪だとか、そんな細かいことを全部ぶっ飛ばして真理を解いてくれそうな勝手な期待があるのだが。 そして当然触れておかねばならぬのは、中の人の話。正直第一声を聞いて全然気づけなかったのが自分としてはショックだったのがニコ様:植田佳奈という配役。いやぁ、そうきますか……こういうマスコット系は珍しいから全然想定してなかったわ。とりあえずこれでメインキャストに植田と上田が揃ったので、どうせだったらどっかから「うえだ」も連れてこよう(何を言ってるんだろう)。 そして敵幹部、ガオウ役が大塚剛央なのは以前判明していたことだが、幹部役はなんと中原麻衣・松井恵理子という俺得すぎるキャスティング! カッターのショタ! 新鮮! 「狼っていうかウマっぽい」とか思わない! そしてまだまだ仕事が増える中原麻衣! 考えてもみてよ、この時代に1つのアニメで植田佳奈・中原麻衣・斎藤千和が揃ったんだぜ? 私の中で「黄金世代」と呼んでいた80年度組。まさかこんなタイミングで居並ぶ日が拝めようとは……。みんな、みっくすJUICEって知ってるかい!?(誰かが吐血する音) いい作品になってください。ほんとお願いします。
どうも、アニメデトックス中おじさんです、第27話。どんな環境下でもTVerの利用で手軽に観られるのがプリキュアのいいところですよね。おかげでこの1週間は前回以上にデトックス状態だったんですが、ここだけほぼリアタイ視聴。 しかしまぁ……アニメを抜いてた状態にアバンのユキまゆをいきなり摂取するのはショックが大きすぎて身体に悪い……最近ちょっと心配になってきているんですが、なんかこぅ、全体的な方向性としてネコ派に配慮してくれすぎている気がするんですが、イヌ派の反感を買ったりしませんかね? いや、僕的にはありがたいばかりなんですけど、毎週毎週しっかりとニーズに応えすぎるくらいにたっぷりのユキまゆを提供してくれるもんだから、ありがたすぎて逆に心配になってきた。いや、誰も文句を言わないならこれでいいんですけどね。まぁ、ユキまゆがたっぷりだからとてコムいろも不足してるわけじゃないから問題ないのか。 というわけで今回も中心に居座っているのは我らがユキさんなわけです。まさかの「ネコは蛇が苦手」ネタでまるまる1話。ユキさんの情けない姿や甲斐甲斐しい姿がたっぷり拝めて言うことなしですが……実際のところ、猫VS蛇ってどういうマッチメイクなんでしょうね。流石に私も猫を飼ってる時分に蛇と接敵させたことがないので、特段苦手なのかどうかはよく分からんかった。よく流れてくる猫きゅうり動画なんかを見てると確かに本能的に警戒してる様子はありそうな気もするのだが、冷静に考えりゃ蛇に限らず普段見たことのないオブジェクトを見たら警戒するのは当たり前だしなぁ。猫一般の傾向と捉えるかどうかはまた別問題な気がします。少なくとも今回のお話で言えるのは、「ユキさんは蛇が苦手」ということだけです。 というわけで冒頭から散々な目に遭わされたユキ。その埋め合わせのようにしてまゆからはベッタベタに甘えた愛の言葉を散々囁いてもらったし、まさかの石化能力のおかげで戦闘中もべったりでしたからね。普通「苦手なものとの対決エピソード」って苦手を克服するために扱われるものなんだけど、ユキは今後も蛇は苦手なままだろうから、何がやりたかったかって言えば「普段から高慢ちきなユキに苦手なものをぶつけて慌てふためく様子を楽しむ」ってそれだけなんですよ。……性格の悪い脚本ですね。いいぞもっとやれ。 そのほか、ユキにスポットが当たり続けていたおかげで「ユキ×悟」というこれまであまり掘られてこなかった関係性もいくらか観測できて、まゆさんは悟の様子をいちいちチェックしてるわけですが、色恋になど1ミリも興味がないユキからしたらそういう視点で悟を見る必要もなく、「こいつはこいつで変な人間だよな〜」くらいの興味だろうか。ユキさんの周りの人間、まゆにしろいろはにしろ(そしてすみれさんにしろ)極まった連中が多いので、悟もそんな変な連中の1人でしかないんだよな。そして、ユキ回とは言いつつも今回ツチノコを倒したのは実質悟の手柄であり、いわばユキにとって悟は恩人でもある。まぁ、だからって今後この2人の関係性が変わることもないんでしょうけどね。 初の「非実在ニコガーデン生物」を処理し、今後のガルガルはユニコーンだろうがリバイアサンだろうがなんでもOKという既成事実ができた。ぼちぼち、敵性勢力も本気出していい頃なんじゃないでしょうか。いまだに影すら見えないのが恐ろしいよな。なお、「もしかしたらアニマルタウンの町長が黒幕とかいう展開がワンチャンでもないかしら?」って一瞬期待したが、CV的に絶対なかった(流石に敵組織2週目はないやろ)。
猫組をオチに使うな、第26話。いや、使え、もっとポンコツユキ様をすこれ。 というわけで、近年の異常な暑さはもはやプリキュアワールドにおける敵組織以上の脅威ですよ、ということを伝えるための警鐘アニメ。こんなに綺麗に現実世界とリンクして共感できるエピソードが飛び出してくるってのも、1ヵ年計画で作られるプリキュアならではの良さ(?)ですよね。もう、脚本の制作段階で「今年の夏も地獄みたいなアツさでしょうなぁ」ということは予測できてるわけで、それならペットの飼い方講座としての意味も持っている今作で「ペットを飼う上での夏の注意点」をテーマに持ってくるのは当然の流れ。マジで今の世の中、外を散歩しなきゃいけないペットにとっては地獄だろうなぁ……。アスファルトの温度とかどれくらいになってるんだろ。肉球の火傷じゃ済まないだろうな……飼い主の皆さん、ちょっとしんどくても朝夕の良き時間を見計らって散歩に行きましょうね。もはや涼しい時間帯などないとも言われてますが。 こむぎは散歩が必須なので今回のエピソードで苦労するのは当たり前なのだが(人間形態で動き回ればよくね?っていうツッコミは無しで)、普通に考えたらおうちで丸くなってるだけでいい猫組は今回のお話に絡まない。そこでユキさんが何故外出したのかというと、「まゆが買い物を忘れたから」であった。いや、もうそこは1人で買い物くらい行かせろよ……ユキさん、なまじできることが増えちゃったもんだから、ほんのちょっとのことでもまゆを放っておけなくて過保護がますます加速している。こんな天気で猫が外に出られるわけないし、せっかくお家で涼んでりゃいい身分なのに……まゆもまゆで、いっちゃん暑いタイミングで買い物に出かけなくてもいいのにな。この子らは適切なタイミングで適切に不器用である。まぁ、ユキ様は当然のように日傘必須なんですけどね。そこは1人だけ日傘でまゆはカバーしねぇのかよ、っていう。猫は日焼けするんだろうか……。 そうして脳内妄想までフル回転させるほどにボロボロになった4人(2人と2匹)を救出するのは、いつものように悟の仕事。悟、もはやこの日本の暑さは打ち水などしたところで文字通り焼け石に水だと思うが、それでも律儀に外で活動してるあたりが悟。そんでこいつの家もクソでけぇなヲイ。アニマルタウンの住宅事情はどうなってんねん。きっと悟もえぇとこのボンボンなんやろなぁ。さらに学識も備えて料理などの気遣いも完璧。いろはもこんないい物件を逃すんじゃねぇぞ(とまゆ様がおっしゃっておる)。ここ最近は大福さんの一挙手一投足に注目が集まりますが、まだ特に変わった動きは見せないな……こんだけ頑なにしゃべらないってことは、マジのマジで思わせぶりに誘っておいて最後まで何もないパターンもワンチャンあるのでは? メエメエが平気で街中を歩いちゃうくらいにアニマルタウンが狂気の暑さにやられる中、登場するのはラクダのガルガル。しかし今回はもはやガルガルじゃなくて「暑さ」というステージトラップの方が強敵。もはや描写が「炎系の能力を使いこなす敵」とのバトルシーンなのだが、あくまで「炎天下で戦ってるだけ」なんですよね。一昔前だったら「夏休みだ! プールだ!」みたいに浮かれるだけだったシーズンなのに、もはや子供向けアニメで「人もペットも気をつけようね!」というワーニングを飛ばさなきゃいけなくなっているこの地球。ニコ様、助けてください。冷蔵庫で涼んでる場合じゃないです。 さ、私たちも刺繍糸を買いに行くわよ……。 犬だ! 猫だ! 兎山悟だ! 第25話! プリキュア恒例(とは言えない)水着回、全力でトロピカっていくゥ! 次回予告のテンションが面白すぎたもんで、そのままのノリでちょっと暴走気味。今回もおはユキまゆ。こんだけ話数を重ねたのに未だにツンデレギミックで引っ張れるユキさんの才能さすがですよね。名前呼びで喜ばれるくだりってツンデレではお約束だと思うんですが、仲間に加入してから何週経ってると思ってんだよ。そんだけブレないユキさん、孤高のクールビューティー。 しかし今回は舞台が海ということで、猫のユキさんからしたら天敵みたいなシチュエーション。何しろ水だし、臭いし、得体が知れないし、暑すぎてヤバいし。まぁ、性格によっては猫でも大丈夫だったり、逆に犬でも警戒したりするんでしょうが、我らがアホ犬、こむぎさんが海など恐れるはずもなく。そして何より犬飼いろはさんがあまりに海に順応しすぎてる。デフォでサーフィンを残りこなせるプリキュアメンバーとかそうそうおらんやろ。夏海まなつさんですらサーフィンできるかどうかはわからんぞ(まぁ、多分できるやろ)。そんな元気印のいろはに合わせて、犬形態・ヒト形態と変幻自在のこむぎさん(水着どうなってんねん)。当然スイムフォームは犬かきなのだが、意外と運動音痴で沈むあたりは謎。まー、こむぎのフォルムはあんまり泳ぐのには向いてないかもしれんからな……。 そして当然、海なんてもんには近づかない方がいいってのがユキさんのスタンス。ゴージャスでセレブリティを感じさせる素敵な水着を着て、サンオイルぬりっこ(?)という定番イベントもそつなくこなしてみせるユキさんだったが、流石に水の中は嫌。まゆに対しても「ほんと気をつけなさいよ」と過保護を発揮するが、当のまゆさんはすっかり犬組の空気に慣れ親しんでしまっているし、ユキに色々と新しい世界を体験してほしいというのもあるだろう。ちょっと強引に海に招き入れ、新たに泳げる猫を教育する予定である。ま、先は長そうだが……水が絡んだ時のユキさん、ヒト形態の状態で猫がぼんぼん出てきちゃうのほんと好き。格好いいところも、みっともないところも含めて全部猫。 そうして犬猫が交流を深める場にはなぜかちゃんといるよ、兎も。……悟がおると、まゆさんの世話焼きババア感が加速してやばいですね。マジでそういう話題が好きな子なんだな……まぁそら悟さんの色恋ははたから見てて楽しいのは認めるけども。メガネキャストオフ悟、多分結構なイケメン。そしていろはを見るときにいちいち頬を赤らめる仕草など、今作におけるメインヒロインは間違いなくお前だ。いや、大福さんがどう思ってるかは知らんけど。 そんなチームに襲いくるのは空気を読む能力は相変わらず高いガルガルさん。今回のテーマは「ユキの背中に最後のひと押し」で、リリアンのキャッチコピー「結んで紡いでつながる」を体現するような展開から、ついにワンとニャンが手を取り合った。いや、今までも充分共闘はしてたんですけどね。これにてついにワンチームになれたなぁ、という感慨。ただ、こむぎは永遠にあの調子なので、受け入れてしまったユキさんの方に今後も負担はかかり続けるんでしょうね。それでも永遠にまゆのことだけを考え続けるユキさんであって欲しいです。 さて、来週はいったい何の話になるやら……暑いと猫は液体と化し、ドロドロになります。こむぎは腹だして寝てるところ散々見てるけど、未だユキさんはお利口に丸まって寝てる姿しか見せていない。だらしなく伸びるユキさん概念が早く見たいです。お願いします運営さん。何でもしますから。 大福……さん? 第23話。いやその前に、すみれさん?! ねぇ?! 新番チェック期で忙しいというのに、気になる話を展開されてしまったもんで矢も盾もたまらず記事立て。やっぱ毎週チェックがマストか。今週も気になる要素がてんこ盛り。というわけでまずはすみれさん! あんたやっぱ大物だな! 中の人的に分かってたことだけど、アニマルタウンで最もタフな可能性すらあるな。そんですみれさんの前であっさり変身しちゃうことを選択できたユキもすげぇな! いくらなんでもこむぎみたいに「勢い余ってうっかりお母さんの前でしゃべっちゃったニャン」なわけはないので、おそらく長年一緒に暮らしてきた家族として、「この人はもう変身の事実を話しちゃった方が手っ取り早いし、受け入れてくれるだろう」って判断したってことよね。いくらまゆしか見てないユキさんとて、流石に一緒に生活してるお母さんのことを全く見てないってこともないだろうし。5回に1回くらいはすみれさんから餌もらってる可能性もあるし。そういう無言の通じ合いみたいなものが猫屋敷家のミラクルを可能にしてしまった。 そんでさ、やっぱ猫飼ってる家の人間であれば、「まぁ、うちの子は人語くらい解してるだろうなぁ」みたいな前提ありません? いやマジな話ですよ。まぁ犬もそうかもしれないけど、多分普段から家族として接してるご家庭なら、いざ自分ちの子が人型に変身したとしても「まぁ、そんなこともあるかぁ」くらいで受け入れられる気がする。しかもユキさんほどの美少女ともなれば眼福もんですからね。すみれさん、今後は「姉妹」揃ってよろしくお願いします。いっそすみれさんが猫に変身するのもありです(Neko Mimi Mode)。 というわけで浴衣コーデをバッチリ決めた猫組だったが、この度めでたく(?)まゆさんには「世話焼きババア体質」といういらん属性も開花。お祭りという定番シチュでドギマギ中の悟に対し、ようやくその胸の内に気づいちゃったまゆさんは興味津々。そりゃまぁ、思春期の女子ですからね。そういう話に興味はあると思います。悟さんは悟さんで、プリキュア男子史上最もスタンスが安定しているという評判通り、「友達のままでいいけどあわよくば……」みたいな立ち回りは実に心得ているものである。まゆさん的には物足りないかもしれないが、2人が距離を縮めるまで、あと20話分くらいはゆっくり付き合っていただきたい。ちなみに、悟サイドからはまゆに対して「そういう猫屋敷さんは恋愛沙汰とか興味ないんですか!?」と逆ギレするという方法もあったと思うが、どーせまゆにそんなこと言っても一番身近に最愛の恋猫ができてしまっている状態では無意味だろう。身近に一番の(過)保護者がいる状況、まゆさんは将来的に人間との恋愛に至ることがあるのでしょうか。 そして過保護者という意味では視聴者全員の注目が集まるのが大福さんである。そりゃね、以前から「追加戦士枠は大福さんなのかァ〜」とか言われてて、私だって可能性はゼロではないとは思ってましたけど、正直冗談の域だと思ってたんですよね。本心から言うと「もうユキまゆに時間全部使えばいいから別に追加戦士いらんし」だったのだけど、出てくるなら出てくるでもちろん気になりますよ。 今週は急に大福さんにスポットが寄るようになり、急に追加戦士説の信憑性が上がってきた。なにしろ今回は鏡石に大きくフィーチャーしたお話であり、作中で「鏡石が光っている」ように見える場面も。これはもう、匂わせってレベルじゃないかもしれない。気になるのは大福さんがオスなのかメスなのかっていうところなんですが、これまでに言及されてたことありましたっけ? こむぎの通訳ではやたらと男っぽい話し方だった気もするが、単に僕っ子の可能性もありますし。何より、今回の描写はどうしても「いろはとくっつきたがっている悟に嫉妬してる大福さん」に見えちゃうのよね。いや、もしかしたら保護者目線で「何をうじうじしてんだ悟、男ならさっさとアタックしろよ」と思ってる可能性もあるんですが。とにかく沈黙の保護者・大福さんの今後の挙動からも目が離せない。 そしてキラリンアニマルのコンプリートということで、後半クールへの突入とともにいよいよこの世界の対立構図が見え隠れし始めた。この度新たに存在が明らかになったオオカミ神社。そこは祀られているもののことを考えると、どうやら「絶滅動物の象徴」である様子。今までハッピー&フレンドリーが信条だった今作において、「人間と動物の対立」「悲劇の歴史」が初めて語られ、こむぎたちが立ち向かわなければならない負の存在が見えてきた。どうしたって覆すことができない「絶滅」という問題は現在も地球上ではリアルに進行している問題であり、博愛を謳うプリキュアは、どこまでそうした問題に向き合うことができるのだろう。……これって完全に東京ミュウミュウなのでは? 今回のガルガルはスワン。そしてそんなガルガルが1羽で大きく声をあげる様を見て、こむぎは必死に「そんなこと言わないで」と訴えていた。ご存知の通り、「白鳥の歌」は末期に世に残すものを意味する。こむぎたちの願いは、そんな悲しい歌を聞かない世界である。ドラマ的にも盛り上がってきますよ。 追伸:猫組、エンディング出演おめでとうございます。ちゃんと歌詞にも「にゃんだふる」が入ってて言うことなしです。 今週まではこれで許して! 第21話! っていうか今週こそがこのタイトルじゃんね。「ニャンダフル」は「猫こそ至高」「猫こそが世界」「猫に抗うな」という意味があるらしいよ(悟くん談)。 公式に別立てでチーム名を名乗るってのはプリキュア史上初だよね? ゴウライジャーパターンを採用してまで確たる存在感を見せつけるにゃんチーム。しかしそこにはちゃんと融和の物語もあるのです。犬猿の仲とはいうけど犬猫の仲とは言いませんからね。同時多頭飼いしてるお宅もたくさんあるだろうし、犬猫の仲良し動画とか最高の癒しです。 先に書いとくけど今回は作画省エネ回でもある。常に全力でいてくれよとは思うが、東映的にもここまで濃密なユキまゆ回が続きすぎて流石に1年間走りきる体力を考えるとどうしたって緩急は必要。むしろ今回みたいなネタ回での作画としては正しかったのかもしれん。いや、ユキさんはいつだって本気だからネタ扱いしたら怒られるだろうけども。 というわけで、先週の次回予告時点から正座待機待ったなしのユキちゃん転校エピソード。事前の告知映像などでそのキレキレっぷりは知らされていたが、ユキさんの傍若無人、唯我独尊なスクールライフは期待通りで期待以上。アバンの着席シーンで全部持っていくあたり、ほんとにこの子は最強ガーディアンですよ。何がズルいって、天才美少女がトンチキな行動してるのに、「まぁ、猫だし」というその1点だけで全てが許されてしまうというこの設定。ほんとに考えついた人は天才だよ。私がここまでユキまゆを推すのは百合だからじゃないんです。「猫だから」なんです。いや、百合猫だからなのかもしれないけど。別にユキさんは百合がどうこうとか一切考えず、これまで通りにまゆと接してるだけじゃないですから。うん、やっぱりこの関係は「猫」でいいや。 犬から華麗な転身を遂げたこむぎが人間形態になってからしばらくは(今もだけど)トラブル起こしまくりだったのに対し、ユキが人間との認識の差で問題を起こしたのは最初の着席シーンのみ。その後はクールな判断力で持って「人間はこうするのでしょう」とばかりに正解を連発。犬と猫の知性の差を見せつける(単にこむぎがこむぎなだけという話もある)。いや、でもいくらお利口さんな猫だからとて、これまでずっとおうちで留守番してただけのユキが漢詩をたしなめるのは流石にどうかと思いますけどね。っつうか中学2年生って下手したら俺だって漢詩とかよう分からんかったと思うぞ。多分鏡石の力で動物たちが人間化する際には、「その動物の元の知性を人間スケールに直した時の賢さ」に調整されるということなのだろうが……こむぎとの格差社会に涙が止まらないよ。 でも、そんなおバカなこむぎだからこそ可愛いというのも間違いなく真理だし、おバカでも強いのがプリキュア。今回は濃厚なユキまゆ回を期待して視聴を始めたわけだが、個人的に一番楽しかったのはもしかしたらこむぎのシーンだったかも。特に最初のガルガルのアタックで全員沈みかけた時のこむぎの立ち振る舞いね。「眠くなると逆にテンションが高くなるバカ犬」あるあるでさ、飼い主が寝たいっつってんのに強引に構ってほしくて暴れる犬、ほんと解像度が高い。こむぎの馬鹿可愛さが久しぶりにスマッシュ。 そうして目覚めた後ににゃんチームの正式な合体名乗りが繰り出され、プリキュア初の合同チーム宣言が行われた。その後のバトル展開も犬と猫では分業しながら戦っている様子も描かれており、頭脳労働の猫、肉体労働(?)の犬。まさかのブンブンジャーコラボ(??)というサプライズを見せてくれたが、どっちかというと「タイヤ人間じゃなくてタイヤ犬?!」という驚きよりも「なんか、タイヤこむぎがポプテピピックみてぇだな」という感想が。まぁ、アホ可愛いから結果オーライ。いいよ、どうせ元から設定がぶっ飛んでるんだから、いろんなところでネジ外してこ。 そんなアホみたいなバトル展開とは一線を画すシリアスな内容もちゃんと掘り下げられており、ユキが毒親みたいにひたすらまゆに対して過保護だった理由が新たに語られた。まゆちゃんのコンセントレーションがすごすぎたというエッジの効いたエピソードではあるが、そこできちんといろはが「フレンディ」の特性を発揮し、見事にユキの頑なな心に雪解けを迎えさせた。ユキちゃんがデレてしまうとアホ側にどんどん引っ張られそうでちょっと心配ではあるが、すでに今週時点で割とアホ可愛いところもあったので、犬組と交わることによって生まれる新たな猫組の魅力に期待しよう。 来週はようやくユキまゆの流れが一旦落ち着きそうなので、プリキュア感想強化月間は一旦おしまいかな。すでに巷では「もう追加戦士はないのか? あるとしたら大福さんチームになるのか?!」みたいな議論がなされておりますが、悟の甲斐甲斐しさを見るに、個人的には悟にももうちょい報われてほしいという気持ちはあります。まぁ、大福の変身が見たいかどうかは別にして。今週の「教室でまゆと2人で残ってサポートしてくれる悟」のポジション、好きなんだよなぁ。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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