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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 こんなに可愛くないヘソ天見たことない、第9話。ムームーの絶妙な「可愛くなさ」は猫好きとしては由々しき問題なのだけど、不思議とそこまで悪感情にはつながらないんだよな。そこまで全部含めての宇宙人なんだろうな。

 今回は改めてムームーの目的意識を確認する回であり、比較的シリアス(?)強め。そして何より桜子という少女の健気さと今どき珍しい生真面目さが印象的なお話である。人類は誰しも田舎から出てきて週6のコンビニバイトを強いられる女子大生は応援したくなりますからね(ね)。当人はあんまり接客業に向いてないことは分かってると思うんだけど、おそらく週6で入れて融通が効く上にパッと入れたバイトがコンビニだったんだろうなぁ、とか考えると色々不憫である。まー、最近のコンビニは色々と自動化も進んでるし、もしかしたら以前よりバイトとしては楽になってるのかもしれないけど……仮にどれだけ楽な仕事でも、月7万円の電気代の支払いのための労働はモチベも上がらなかろうて。

 というわけで少しでも勤労意欲を養うため、ムームーには心を入れ替えてもらいたい桜子。しかし、桜子は「家電の勉強」についてそれなりに前向きなのに肝心のムームーが全くやる気を見せない。改めて確認しておくと、ムームーが地球に滞在している目的って「地球の技術力から自分たちの再起のきっかけを探りたい」→「そのためには端的な技術の集積物である家電を研究したい」→「だから桜子の家の家電を片っ端から分解して回る」だったはずなのだが、すっかり堕落してしまったムームーは必殺技の分解すらあまり見せなくなり、1年という期限を設けられていたはずなのに自堕落ざんまい。いくら桜子が焦ったところで、当の本人に危機意識がなければのれんに腕押しである。

 もういっそムームーにスタンガンを……までちょっと頭をよぎったところで、狙ったかのようにムームーの尻を叩く存在が登場。待望の3匹目の猫、シベリアが参戦だ。前からオープンエンドに姿を見せていたので気になってたのよね。CVがなんと花林ちゃんなんだけど、花林ちゃんとは思えない(失礼)利発そうなキャラ。仕事は「ムームーのサポート」というなんともやりがいのないポジションだが、相棒が警視庁の現役警官というかなり便利なポジション。シベリア自身も責任感のある真っ当な性格みたいだし、普通に考えてムームーなんて放っておいてシベリアたちが技術研究に回ればいいんじゃないかという気もするが、ここまでぐだぐだでもデシマルやシベリアがムームーをせっついてるってことは、ムームー本人に何か研究に必要な素養があるってことなんでしょうかね? 今のところそんな気配はほとんどないのだが……強いていうならそれこそ分解癖くらい? あれが瞬時にできるってことは、ムームーはもともと技官とかだった可能性はあるけども。

 監督役のシベリアは以前のセルフレジ騒動でも事後処理に追われており、あの出来事がやっぱりただ事ではなかったと激おこ。そりゃそうだよな。こうやって「まぁ、ギャグだからな……」といっぺん飲み込んだ事象を「ギャグで済むわけないやろ」とほっくり返してくる展開、なんかムカつくけどちょっと納得もしちゃう。この世界はムームーたちの理不尽とギリギリの常識レベルで維持されているのさ。だからその辺にFBIとかがいても許されるに違いない。多分。

 シベリアの参入でムームーも多少は義務感にかられる……こともなく、どうやら地球のテレビをことさらに気に入ってしまった様子。若者のテレビ離れが進む昨今、業界は宇宙人向けの低俗な番組をガンガン増やすべきなのかもしれない。しかし、そんな無駄な時間の浪費で青春を食い潰されてはたまらない桜子とは当然衝突。この期に及んでようやく2人の間で真っ当な喧嘩が発生した。今回はどう考えてもムームーが悪いので、最終的に丸くおさまった感が出てたのはなんか釈然としないのだが……まぁ、それもこれも桜子の優しさ故のことだと一旦飲み込んでおきましょう。多分、テレビの原理をどれだけ理解したところで宇宙人たちの技術発展には役に立たないと思うけどね。

追伸:暴漢に襲われるイメージ映像の花月さんが今日も可愛かったです。

 

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 デシマルはサウスポー、第8話。この2匹、最初の頃にバチバチで争ってたのはなんだったんだってくらいに仲良くなってるよな……。

 Aパート、花月さんと洗濯機。花月がとにかくただ可愛らしいので(特に声が)、それを見ているだけでも満足できちゃうお話。なんでこんな可憐で素敵な人がよりにもよって天空橋みたいなイカレポンチに惚れてしまうのか……しかも本人たちは全然理解してないけど一応は両思いの形なんだよな。電気工事の果てに爆発しろ。

 天空橋の一番厄介なところは、ありがちなアニメの「マッドサイエンティスト」のキャラみたいに「恋愛も人の情も一切興味がなく、そのせいで奇行に走っている」というデザインに見えてるのに、実際には人並みの情欲もしっかり併せ持っているところ。花月さんの着衣をQunkaQunkaしてしまうモチベーション、本人は「皮脂汚れの匂いを云々」とか適当なこと言って誤魔化してるけど、その実あれは単に嗅ぎたいだけなのよね。充分に変態でアウトなことしてて、その裏の感情を見せないだけに余計にタチが悪いという……なんなんだこいつ。

 そんな天空橋のお手製の洗濯機を参考に、今回はその仕組みを学ぶ。まぁ、基本はひたすらに回転させるだけの機構なのでそこまで複雑な内部構造の解説が必要ではないが、天空橋のいっていた「脱水の行程で結局分解した汚れがまた吸着しちゃう」云々は聞いてるだけならなるほどと思ってしまった。実際のところはどうなんでしょうかね? 我が家はドラム式なんて小洒落たものじゃなくて昔ながらの縦型で洗濯してるので、気になるといえば気になる話である。まー、このアニメだけ見ても答えは出ないだろうし、花月さんの想い人についても闇の中ですが。

 Bパート、タコパ、たこ焼き機、コンセント。なんとまぁ、コンセントの修理までできてしまうのか。うちもねぇ、随分前からコンセントが1個ぶっ壊れてるのよ。普段使えないところにある謎のコンセントだから放っておいてるんだけど、今回解説してた通りに延長コードの使いすぎもよくないかもだし、自分で直せるもんなら直してみたいですけどね(残念ながら免許は持っていない)。

 アキヒロとの関係を深めるためになけなしの勇気を振り絞ってパーティーにこぎつけた桜子。彼女の偉いところは、そこにさらに鮫洲さんまで呼んじゃうところ。いや、でもアキヒロと近づきたいって思ってるなら鮫洲さん呼ぶのは逆効果なんだけどね。その辺の機微については桜子自身があんまり分かってないんだろうか。十全に理解した鮫洲さんはいつも以上に前のめりの姿勢で桜子に勝負を挑んでいたが、彼女、ベースはとても器用で要領のいい子だと思うのだが、何故か肝心なところで突然不器用になってしまう。これはこれで可愛らしいといえるか? この世界で桜子たちの三角関係(未満)について一番理解が深まっているのが猫2匹なのがなんとも虚しい。そしてその猫2匹も今のところ人間の情愛なんかよりも津工場の方がよっぽど興味があるという。

 そうか、割と近場に家電の重要な施設があったのか……いや、行かないけどね。

 
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 「薄暗い部屋で基礎体温を測り合う仲」って不思議と抒情的な感覚がある、第7話。なんか、ここまで不可思議アニマルエイリアン家電アニメとして不条理な楽しさを提供してくれた作品が、いきなりやたらセクシャルな話を2本立てでぶっ込んできましたな。

 Aパート、六郷とプレステ(作中ではエゴステ)。少しずつ「家電」のレベルが上がっていた今作だが、なんと難度が跳ね上がっていきなりの精密機械。流石にプレステの中身についてなんて考えたことなかったけど、あくまで天空橋がいじってるのはハード面の話なので、そこまで難しくはないミッションだったんだろうか。だとしても絶対にプレステを分解しようなどとは思わないが……。今回は後輩の名誉のため、天空橋も困難なタスクにチャレンジしたものと思われる。ちなみに石川県にはそもそも困難なプレステ4がないらしい(なんてぇ風評被害だよ)。ちなみにちなみに、おっちゃんが最後に所持していたゲームハードもPS2だったりする。それ以降は家庭用ゲームから足を洗ったのでおうちでのゲームはソシャゲ止まりである。

 サークルの苦労人・六郷くん。これまで天空橋の助手として影の薄いポジションだったが、今回ようやくメインのエピソードが回ってきた。まぁ、あんまり誇らしくはないエピソードだったが……「ソフトが出てこなくてパニクる」は再生機器あるあるですね。まぁ、私の場合はビデオデッキでしたけど……。レンタル品だったらAVかどうかは置いといても相当焦るだろうよ。しれっと「そういう」話ができちゃうあたりが大学生を扱った作品らしいなぁ、と思うと同時に、何気ないフリをして桜子にえげつないセクハラしてるという意味では天空橋以上にギルティなお話でもあった。桜子さんはああいうお話には耐性なさそうなんですが、ムームーに対して地球人の繁殖についてどれくらい説明してるんでしょうかね。

 そしてBパートはなんと薄暗い場所大好きギャルの鮫洲が主人公のお話。前回時点で私が「あのギャル何のために出続けてるのかよく分からない」とか書いちゃったもんだから発奮したのだろうか、なんとまぁ、急激に株を上げる素晴らしい活躍。オタクはみんな「ギャルっぽい格好してるけどその実面倒見が良くて家庭的な女の子」が大好きですからね(大主語)。「ギャルっぽい格好してるけどその実面倒見が良くて家庭的な女の子」と書いてふりがなは「イマイリサ」と読みます。

 改めて「鮫洲」という名前を絶対忘れないくらいのアピールを見せてくれたナイスギャルの鮫洲。普段から装着しているスマートウォッチには生理周期の管理アプリも内臓されているとのことだが、腕に「危険日」っていうアラートを表示しながらうろついてるギャル、流石にエロ漫画の中でも見たことがない。そして男友達(?)のアキヒロとの付き合い方についても一足飛びで「危険日か否か」で判断してるあたり、「ギャルっぽいけど実は身持ちが硬い」とかいうキャラじゃなくて「やることはやるけどそれとは別に悪い子じゃない」だけという部分は逆にポイント高い。やたらと体温計の構造に詳しかったりするのは、単なる真面目な探究心の表れなのか、はたまた機械音痴のアキヒロのサポートのために頑張って勉強したのか。いや、流石に体温計の勉強はしないだろうから、事前に持ってた知識っぽいけども。

 そんな鮫洲さんと桜子の関係性が一気に縮まったのは、もはや宇宙人であることを隠す気すらなくなったムームーとデシマルの蛮行がきっかけ。なるほど、コンビニがセルフレジだと猫でも買い物できるのか……いやいやいやいや、やべぇだろ。こないだ電車猫であんだけバズってた世界なんだから、コンビニで買い物猫はもはや仰天ニュース案件だろ。デシマルが「別に問題ない」って言い切ってた根拠はなんだったんだよ。まぁ、それくらいに「桜子の不調」ってのが2人にとっての緊急事態だったのかもしれないが……冷静に考えるとムームーたちがコンビニに体温計を買いに来てたってことは、桜子の家には元々体温計は無かったってことなんだよな。……鮫洲さんとの自己管理意識の差も、色々と情報量の多いキャラづけである。

 飼い猫たちの無茶振りの成果もあり、ようやく雪解けのきっかけを掴むことができた鮫洲と桜子。間にアキヒロが挟まっている限りは完全なる和解は遠いのかもしれないが、どっちもいい子どうしだったら今後はもっと積極的に交流して絡みを増やしてほしいもんですね。一番手っ取り早いのは鮫洲さんのところにも猫型宇宙人を送り込むことだな……。

 
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 次回予告が最低の締め方だった……第6話。まぁ、私には生涯を通して縁のない話なんですが、大変な人は大変らしいですからね……本編がちょっといい話風だったのになんてこったい。

 今回も色々とためになる話が聞けるアニメでしたが(?)、地球の科学知識をめぐって、ムームーたち猫星人の概念がどんどんわからなくなっていくのが困りもの。こいつらほんと、頭がいいんだか悪いんだが……いや、「頭がいい宇宙人の中でトップクラスにバカなやつの集まり」ってのは分かってるだけど、その「頭のいい頭の悪さ」が変なとこでポロポロ出てくるから悩ましい。ムームー単体で見ても、家電をことごとくバラバラにするだけの分析力を持ち合わせてはいるのに、状況を面倒な方に曲解して事実関係はなかなか認識できないという。いい加減に桜子の部屋(と桜子自身)についての理解なんてコンプリートしてそうなものだが、未だに室内に設置されたブービートラップで殺されかけたと思っているのである。いや、実際に殺されかけてるんだけども……うん? でもムームーのあれって着ぐるみなんだよな? だとしたら熱い米を大量に浴びたからって致命傷にはならない気も……いや、外界の情報を遮断しないためにダイレクトにあらゆる情報を伝える仕様なのかもしれんな。その後火傷の治療のために全身をシンクの水に浸けていたわけだが、むしろ水は大丈夫なんでしょうかね。消化器の作りなんかも完璧に猫らしいし、ほんとにこいつらは猫なのか猫じゃないのかはっきりしてほしい。

 そんなわけでAパートは炊飯器。これまでいうても特に「初めて知ったわ〜」なんて知識は出てきてなかったけど、今回の「IH式とマイコン式」については僕は初めて得た知識でした。確かに言われてみれば「マイコン式」っていう方式は聞いたことがあるな。今まで使ったことなかったからあんまり気にしてなかったけども、内釜の種類でだいたい見分けられるとのこと、今度炊飯器を買い替える時にはちょっと気を付けてみようかしら。いや、でも普通に買ったら今の時代はどう頑張ってもIHだろうなぁ。そして、人類の叡智(そして日本人の叡智)を詰め込んだ加熱装置で死にかけたムームーは、それに加えて「知識をいっぺんに摂取しすぎると毛玉を吐く」という謎の特性も公開。今までそんなことなかったじゃん。あんな簡単な電車とかの説明でいちいち体調崩してたら、1年で充分な情報を手にいれるのなんて夢のまた夢やぞ。もう、マジで代わりに桜子に頑張ってもらうしかないじゃん。

 そんな桜子さんは、今回「炊飯器なんか使えなくったって!」というので土鍋炊きのご飯を披露し、「田舎の娘っ子が大切にしているおばあちゃんの知恵袋」というなんかいい属性を展開。美味しいご飯が作れる女の子はそれだけで惚れちゃいそうになるね。ちなみにどうでもいい話だが、今回の展開を見て初めて「そういや、『赤子泣いても蓋取るな』っていう文句が意味を持って成立するのって、赤子が『蓋とって〜〜!!』って泣いてる時だけだよな……」というどうでもいい気づきがあった。どんな気づきだ。

 Bパートは電車、そして今回は全体を通してデシマルとアキヒロの関係性も掘り下げられるお話だった。デシマルさんは「インフラ担当」とのことで、ムームーとはまた別の切り口から地球を色々と曲解している模様。あらゆるところが調子っぱずれな間違いだらけなんだけど、「強制労働施設に送られていくのか……」だけはあながち間違いでもないのがちょっと悲しい。

 アキヒロの歓待(?)はなかなか受け入れられないプライドの高いデシマル。彼なりの正義感で職務をまっとうしていたが、そんな彼の律儀さが現れたのが「家から出る時にちゃんとスペアキーで施錠し直す」あたりだろうか。あれさ、アキヒロは駅でデシマルを回収して帰宅した時に「あれ、部屋の鍵は閉まってるのに……」って不審に思わなかったんだろうか。デシマルの行動、ちょっとしたホラーやぞ。

 そういえば今期は電車で移動する猫が2匹も登場する、謎の「長距離移動猫クール」になってますね。まぁ、残念ながら山梨の猫はほったらかしだけど、流石に東京の電車では猫は捕縛されてしまう模様。電車で捕まった野良猫は……普通に考えたら保健所行きなんだろうなぁ……。

 誤解は誤解のままながら、ちょっとだけ距離が近づいたデシマルとアキヒロ。その代償としてどんどん距離が離れていくアキヒロとギャル。あの子、何のために登場し続けてるのかよく分かんないね。単にアキヒロと桜子が上手く行ってる感じを外からサポートするためだけの要員なのかしら。別に桜子はそんなこと望んでるわけではないのだが……まぁ、自分と同じ宇宙人ブリーダーは今のところアキヒロしか見つかってないので、お互いに情報共有目的で繋がった方が利点は多いかもしれないけども。でもデシマルはアキヒロに正体明かす気は当面なさそうだしなぁ。

 今回デシマルのモノローグではオープニングなんかに映る細身の猫星人の姿もあった。今後はもうちょい、別な宇宙人も登場しそうですね。……そのうちケロン人くらいの人数になりそう(中の人ネタ)。

 
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 「方言女子が言うならそうなんだろうな」←分かる、第5話。そうなのです、方言女子には、宇宙人ですら説明できない、不思議な力が込められていると思います。ことに私の憧れの地でもある北陸(素敵な声優を多数輩出していることから)の方言ともなると良さもひとしおですね。個人的にはアニメの中で好きな方言キャラといえば、たとえば朝日六花さんとかがいます。あと祐天寺若麦さんも好きです。

 前回はサブタイトルが天空橋だったが、今回はちゃんとムームーが戻ってきた。今更気づいたんだけど、番組冒頭に表示されるワーニングがムームーからのメッセージになってて「この作品はフィクションだムー」って書かれてるの、宇宙人が必死にフィクションであることを取り繕って真実を隠蔽してる感があっていいですね。ただ、実際には今回もそこまでムームーの活躍シーンはないのだけども。

 Aパート、サブタイ通りにエアコンのお話。どうにも桜子の通っている大学の文化部連中は必要以上に濃い奴らが揃っているらしく、天空橋が外出していても部室棟はほんとに賑やか。今回エアコン修理の依頼に来たやつ、一切自分の素性を名乗ってなかったのだが、衣装と言動からして落研の部員ってことでいいんでしょうかね。なんでそいつらが「子供向けのカードゲーム大会」の主催として動いてるのかは全くわからないですけどね。単に趣味なのかしら。エアコンの修理なんて、家電の中でもそれなりに難しそうな課題で「プラグの断線修理」→「ハンドミキサーのモーター改造」から一気にレベルが跳ね上がる。致命的な故障だったらそれこそ業者に頼まないとアウトな案件だったはずだが、幸いにしてそこまで大したトラブルではなかった。「室外機をないがしろにしたせいで故障っぽくなった」は、実際にあり得そうなレベルのトラブルだったし、これを桜子が1人で解決してみせたのは彼女の成長が如実に分かる良い展開である。まぁ、周りの文化部連中が頼りなさすぎだろ、とは思うが。

 そしてそんな中でもダントツの頼りなさを誇るのが、なんとも珍妙な存在であるアキヒロ。そりゃまぁ、男の子だからってみんなして機械に強いわけでもないし、現代っ子だからって最低限の技術力を身につけてるってこともないのだろうが……それにしたって、世捨て人みたいな機械音痴っぷりだった。「アナログなカメラの使い方が分からない」は接点が無ければしょうがないけど、「単三と単四を知らない」は割とやべぇし、「その上で単四のボックスに単三をねじ込もうとする」はだいぶイカレたムーブ。桜子さんも親近感を覚える前にちょっとなんとかしてあげたほうがいい。まぁ、相手役が底抜けの機械音痴だからこそ、桜子さんがゆっくり成長する姿も見栄えがするということなのだろうが。とりあえず、今回の一件で文化部棟全体で桜子の知名度が上がっただろうから、結果オーライということにしておこうか。ちなみに、今作の良きところの1つに「背景美術の丁寧さ」が挙げられるのだが、ことに部室周りの殺伐とした風景は異次元のごとき描写になっているのでこれまた楽しいぞ。

 Bパート、突如脳天に穴を穿たれた天空橋。普通に考えたら即死案件だが、ムームーたちの技術力が高かったからか、単に天空橋のタフネスがイカれてるだけなのか、大ごとには至らずにすんだらしい(だいぶ大ごとだろ)。ついに動き始めたムームーの「同胞」の動きは気になるところだが、現段階では分からないことが多すぎるので気にしてもしょうがない。

 それよりもレントゲン。これまた「なんかよく分からずに使っている」機能の1つではあるな。そりゃまぁ、X線がなんたるかってことは初歩の化学で学んでこそいるが、冷静に考えるとラジオとテレビとWi-Fiとレントゲンと電子レンジが全て同じ電磁波を運用するための機械で、同じ現象を異なる使い方に回しているだけ、というのもにわかには信じられない話かもしれない。こういう「言われてみれば」を掘り下げてくれるところが今作の面白いところでもあるし、そんな「ほんとだけどなんか嘘っぽすぎる」原理を説明されてテンパるムームーを見るのも面白い。私はね、実際に携帯電話が普及した初期には「携帯電話の電波は人体に悪影響を与えるかもしれない」という言説を完全には否定しきれず、しばらく携帯電話を持ってなかった人間ですからね(今でもスマホを胸ポケットとかの心臓近くにしまうのはちょっと怖い)。彼が電磁波滅すべしと躍起になった気持ちは分かるのですよ。

 最終的には電子レンジの便利さには勝てない、という安心のオチではあるんですが、あの勢いで分解されて、流石に天空橋でも修理できない気がするし、できたとしても桜子は実費を取られるわけで……そろそろ家計がジエンドなのでは?

 
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 今期は「天空橋」というよく分からん苗字のキャラが登場するアニメが同時に2本放送されている、第4話。毎クールこんだけの数のアニメが放送されて(視聴して)いれば、たまにこういうよく分からない奇跡も発生する。

 そして今作における天空橋はトラブルの代名詞、その変人具合はかなりのもので、ただでさえムームーに振り回されている桜子が、彼の関わるサークル活動でより一層しんどい体験目白押し。まぁ、変人であるが故にムームーの正体に気づきにくいのは良し悪しだが……今からでも遅くないからサークル抜けた方がいいんじゃないでしょうかね。

 残念ながら桜子の性格からして一度加入してしまった団体から外れようなんて行動力は発揮できない。そこにさらにムームーが勝手にやらかしてる電力問題も重なり、手っ取り早く生活の糧を手にいれるため、少しずつ人類再生研に飲み込まれてしまう桜子。前回はプラグの配線修理程度だったが、そこから少しずつレベルアップし、今回はハンドミキサーのモーター接続だ。電気エネルギーを運動エネルギーへと置換する基盤装置であるモーターはいわば家電の基本のキ。ちゃんとそこから指導してくれるあたり、変人に見える天空橋も実は指導者しては悪くない人材なのかもしれない。まぁ、そのモーターをどう使うかっていう部分には議論の余地はあるが。ハンドミキサーってそこまで大量のニーズがあるもんなんでしょうか。

 そして、そんな大量のモーター工具を見ていたおかげでムームーも探究欲が刺激され、引っ張り出したのは謎のエネルギー充填機構。ピラミッドパワーは永遠の泉だと、キン肉マンでも紹介されていましたので(しかもミスターカーメンとラーメンマンの2人によって)、宇宙を貫く万物の真理はきっとムームーの星でも発見されていたのでしょう。確かキン肉マンでは「その中心に置いておいた果物はずっと腐らなかったり、カミソリを置いたら切れ味が戻ったりした」と書かれていた気がするが、ムームー製のピラミッドはワイヤレス充電が可能な様子。まぁ、残念ながら技術レベルが違いすぎて地球の家電ではそのエネルギーに耐えられなかったけど。こうしてムームーの星の技術は少しずつ失われていくのだろうなぁ。

 Bパート、なんと天空橋の恋愛模様。お相手は大学のミスコン優勝者という「ほほえみ小町」・花月園子さん(CV藤井ゆきよ)。なるほど確かに美人さんで、キャラデザも作中では際立って可愛い。あと声も可愛い。どうやら天空橋もいっぱしの男の子だったようで、その花月さんにダイレクトに恋してる様子。しかしそれをまともな方法で表現することができず、結果がマッドでクレイジーなストーカーまがいの技術提供。微笑ましく見られるレベルだったらよかったのだが、今回の一件は簡単に人が死にかねない暴挙なので、ラブコメとして笑って済まされることではない。でも、なんか花月さん側からのウケは悪くないんですよね。彼女も元々天空橋のことを少し気にしてた様子があるし、これで案外脈アリなのはほんと腹立ちますね。初対面の時に(緊張してたんだろうが)ダイレクト下ネタから食い込んでくるおっさん、普通に考えたら逮捕案件である。この先、2人の関係性はどのように転がっていくのでしょうか。

 ラブコメとしても色々と刺激が多い中、一応家電の説明や難しい理屈の解説アニメとしても頑張ってはいる。でもまぁ、電子レンジからの延長で、やっぱ電磁波云々はわかりにくいですよね。今回の兵器(?)、あれって一歩間違ったら人が死ぬやつって認識で間違ってないよね? ドミネーターじゃん。

 
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 そういや今期は2本同時に「さよなら人類」フィーチャーのアニメが放送されてますね、第3話。と、こないだの「九龍ジェネリックロマンス」の感想で書き忘れたのでここに書いておきます。人類が木星に、猫型宇宙人は地球に、ついでにタヌキ星人も地球に。

 「猫型宇宙人」とは書いたが、今回の騒動で別にムームーたちが元から地球の猫に似た姿だったわけではないことが明かされたのでちょっと話が違う。どこぞのタヌキ星人は完全に地球のタヌキの性質を保持していたが、ムームーたちは単に初動捜査で「地球は猫が支配している星だ」と誤認したがために、万物の霊長たる猫を模した格好で降り立っただけらしい。言われてみりゃ、背中にファスナーついてるしいくらでも外見を「着替える」ことはできそうである。ただ、その割に四足歩行には慣れてる様子だったし、ちゅーるは美味しくいただけるようなので、猫のガワを被らなくてもやっぱり近い存在である気はしますが。さすがにそんなとこまで細かくコピーしてるとも思えないし。あのファスナーを下ろした時、中からどんなグロテスクな姿が出てくるのかはとても気になるところだが、多分気にしないほうがいいやつである。

 前回「科学知識アニメ改め家電アニメ」と表現したのだが、今回はサブタイ通りに「自動ドア」からスタートしたのでやっぱり家電アニメではないのかもしれない。Bパートのコンセントの再接続工程なんかは家電というか「初級の電気工作」っぽいのでおうちの中のスケールでは収まっているのだが、今後も自動ドアのように家に中にとどまらない「仕組みの解説」が繰り広げられるなら、やっぱり科学知識アニメである。ちなみに余談だが、おっちゃんは小さい頃に自動ドアの仕組みを学習漫画とかで「人間が入り口前に来た時に足元の重量を計測してドアが開くよ」と学んだものだが、今の時代、重量感知型の自動ドアってもはや存在してないんでしょうかね。

 自動ドアを巡ってムームーとバトルを繰り広げたのは同郷のライバル(?)デシマル。ムームーは語尾がムーだけどデシマルはマルだ。これも異星人の特徴なのだろうか。人間に対して否定的な視点に立ちながらもなぜか鶴見に対しては警戒心が薄く、飼い猫扱いさちゃってるという謎の立ち位置。まぁ、ムームーたちは人間の力を借りないとこの星では生きてくだけでも大変そうだからな。いや、割と自立的に動いてたとは思いますが。猫型どうしでのバトルだったくせに多様な関節技でせめぎ合うのなんなの。

 Bパート、早朝5時過ぎから住宅街をアナウンスしながら回る迷惑極まりないサークルのお話。こちらの部長である天空橋(すごい名前だな)はだ〜いぶ変人らしいが、少なくとも家電周りの知識は確かなようなのでその辺は信頼して大丈夫だろう。いっそムームーはこいつについてしまったほうが問題解決の糸口は掴めそうなのだが……やっぱ抵抗はあるんでしょうかね。まぁ、地球人レベルの知識では桜子だろうがオタクだろうが五十歩百歩ということかもしれません。

 天空橋たちの指導の下、ついに桜子が初めての電気工作。無事にコンセントをつなげることができた。まぁ、これくらいは流石にね。でも日常生活の中では銅線のビニール剥く機会すらほとんどないからなぁ。これでも桜子にとっては大事な一歩なんでしょう。そしてムームーにとっても。最新鋭の宇宙船の故障原因が「断線」という……。どちらの星も電気を基盤エネルギーとして使用しているってのは都合のいい重なりなのか、それともこの宇宙において効率的にエネルギーを引き出そうとしたら電気の形を通るのが一般的なのか。そして宇宙船のコンセント(プラグ)は偶然地球と同じものだったのか。謎は多いが、これらは多分解決されないんでしょうね。

 
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1年で死ぬ呪いにかかった魔女

1年以内に大いなる災いが起こる魔女

1年以内に技術復興させなきゃいけない宇宙人←NEW!

第2話。今期のアニメは1年以内に確実に何かが起きるぜ……まぁ、今作はどう見ても1クールだろうが……。

 1話目時点で今作を「ギャグ&青春&科学知識アニメ」と認識したわけだが、どうやら「科学知識」はより絞り込まれた「家電」というテーマにまとめられそうである。まぁ、次回予告が「自動ドア」だったので家電と言えるかどうかは微妙なところだが……電子レンジの例からてっきり「色んな理解が及ばない科学」への言及が行われるのかと思ったら、今回はシンプル極まりない「掃除機」だった。ムームーも言う通りに「単に風を起こすだけの機械」にはとてもじゃないがコロニー再建の手がかりがあるなどとは思えないが、それでもムームーが興味を持っているならしょうがない。考えてみりゃ、観察対象は桜子の行動範囲内に絞られるわけで、そんなに先進的な技術が転がってるわけもないんだよな。多分、ほんとのほんとに技術復興が目的なら真っ先に分解する価値があるのはスマホだろうしな。

 というわけで、もともと家電に大して興味がなかったはずの桜子もムームーからのヤな脅しのせいで強制的に家電に詳しくならなきゃいけなくなった。彼女が何学部のどんな学生さんかは知らんが、言動からしてあんまり理系学科ではなさそう。ムームーはどう考えても寄生する先を間違ってしまった気がするのだが……いや、でも桜子が自発的にそれっぽい研究会に所属するって言ってるんだから行動を共にする価値はあるのか? ……なんかね、「ムームーはそこまで考えてないと思うよ」の一言ですんじゃいそうなので、あんまり今作に関して深く考える意味もなさそうなんだよな。

 まぁ、とにかく世界は広がった。桜子以外にもなんか可愛い女の子の影も見え隠れしているし、大学での活動が活発になれば色んな方向から刺激が増えるだろう。その間、ムームーが正体をバラさずにどこまで暴れられるかは知らんが。考えてみりゃ、目的を最優先するなら「正体の隠匿」はそこまで必須項目ではないのだが……ムームーの技術の中に都合の悪い記憶を消したり、相手をパーにしちゃうビームとかはないものだろうか。あったらあったで凶悪すぎるけど。

 今週の収穫:ムームーも首の後ろの皮を掴むことで無力化可能。

 
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 京都をめちゃくちゃにするの勘弁してください、最終話! まぁ、何も終わってないですけどね! 同じく「京都へ……」で終わった「るろ剣」は2期が決まってるわけですが、こちらの2期は……今のところ無さそうですね……。

 というわけでアニメは完全なるおれたたエンド。あまりにも見事にいいとこで終わってしまったので、まず間違いなく私は原作を買わなければいけないことだろう。今期はこうして原作欲しくなる作品が多いなぁ。そういう意味では半端に終わっちゃってるけどアニメとしてはすげぇ正しい姿勢だな。

 というわけで「決戦の準備だけして決戦しない」というとんでもないアニメになったわけだが、なんとなんと、まだ準備すら終わっていない。京都で待ち構える神様を対策するためには卒業生を7体集めた程度では全くの戦力不足であり、これをフル活用するためにどう考えてもラスボスが使うとしか思えないような極悪すぎる呪いプランを立てちゃう最強小学生。言ってる意味はさっぱり分からないし、多分螢多朗も視聴者同様にピンときてないだろうけど、「夜宵ちゃんが言ってるんだから多分やれるんだろうな……」くらいの理解で諦めるしかないのである。いや、流石に今回は夜宵ちゃんの提案だとしてもエグすぎる気はするんだけど……神様って京都に定住してるっていう認識でいいのかしら? 居を移されたら元も子もないぜ。まぁ、愛依が入院してる間はそこに固定されてるってことなんでしょうね。

 京都にヤベェ心霊スポットがいっぱいあるってのは何となく一般常識みたいになってるからいいんだけど、そこにさらに卒業生を配置して地獄みたいな街にしちゃおう計画はほんとに夜宵ちゃんの管理下に置けるかどうかは甚だ不安。そこで詠子がまずはディフェンスのためのサポートギミックを開発して夜宵ちゃんに助手として認められたし、螢多朗も螢多朗で新たなシステムを開発して戦力を増強。まぁ、これまで何度も「卒業生を再封印して〜」で死にかけてるんだから、そこのリスクヘッジを考えるのは当然のこと。むしろ夜宵ちゃんがこれまでそこは力業で押さえ込んでたことがびっくりですわ。こうして少しずつ作戦がブラッシュアップされているのを見ると、やっぱりチームが力を合わせることには意味があるよね。

 そうして夜宵ちゃんたちが着々と準備を進める中、もう1つの勢力であるなり代わり連中も何かしらの準備を進めている。彼ら(空亡)は神様に敗北を喫しているので基本的には神様騒動にはノータッチのようだが、ドロシーだけは何やら不穏な空気を出しているようで……ここでもダイレクトに三つ巴になったらややこしいな。夜宵ちゃんたちの京都魔法陣設置にもかなり手間はかかるだろうし、その間になり代わりの介入があってプランが崩れるとマジで京都がヤバい可能性も。知らんうちに花魁に吸い尽くされる人生は勘弁やで。

 さぁ、気になる続きはコミックスで!(買いに行くかぁ)

 

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