最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「殉国禁獄鬼軍曹」って、アリプロの曲名みたいだよね、第15話。「亡国覚醒カタルシス」とリズムが一緒やねん。 新番チェックにかまけてなかなかこちらの単発感想は書けていなかったのだが、サボっている間に2クール目に突入。変わったことといえばオープニングではサビ部分の映像がちょい変更、そしてエンディングは曲も映像も変更され、だいぶ卒業生にフィーチャーした内容になっている。まぁ、今週のバトルを見ればそりゃそうなるよな、って感じだけど。いちいち戦い方が少年漫画のそれじゃねぇのよ。 先週までで「詠子がめちゃピンチ。そんで救出に行くんだから螢多朗がそれに合わせてもっとピンチ」という状態に。旧旧Fトンネルの霊、危険度Sランクなのは分かるんだけど、戦闘スタイルは純正パワー型だからこれまでのような「霊との精神を削り合うバトル!」みたいな展開になっておらず、あげくビジュアルもなんだか愛依ちゃんとこに出た脊髄幽霊に似てるもんだから「あんまり新鮮味がねぇなぁ。流石に霊体バトル展開も考えるのがめんどくさくなって、あとはドラゴンボール的雑なインフレバトルにでも突入するのかしら」と思っていたのだが、夜宵ちゃんはそんな甘い女じゃなかった。 毎度のことながら「どうやって捕まえて、どうやってそんな詳細な能力のルールまで確認できたんだよ」というツッコミ待ちの卒業生。前回活躍した(?)大僧正の「広範囲無差別ザラキ」もやばかったが、今回の鬼軍曹は「広範囲無差別衰弱死(死なせはしない)」という畜生っぷり。全部広範囲で無差別やんけ。まぁ、それこそが卒業生の真骨頂なのだろうけど。せっかく松岡くんが近距離パワータイプの剛腕で捩じ伏せようとしたのに、圧倒的バックグラウンドの悲劇に支えられたミキシンに完敗。卒業生ポケモンバトル、発動したら全自動で勝てるのは楽だが、その後の対応を1つでも間違えれば死ぬし、なんなら今回の鬼軍曹の呪い、偶然周辺に無関係な人がいたら巻き込んで衰弱させてたんだろうからタチが悪い(周辺の野生動物とかは大丈夫だったんだろうか)。 加えて、相手の殲滅を終えたあとも夜宵ちゃんはやっぱり夜宵ちゃんで、ロックマンなら相手からICチップを奪えば「YOU GOT ROLLING CUTTER」で終わりなのだが、極悪霊をそのまま持ち帰る都合上、いちいち関係性を教え込んだり、倫理的なケジメをつけさせるためにえぐいことやりまくるのが凄まじい。夜宵ちゃんの夜宵ちゃん的行動は、こちらが慣れたと思ってても想定の斜め上をいくのよね。ぬいぐるみのデザインがいちいち可愛いのもエグさに拍車をかけており、エンディング映像なんかのおかげで「このぬいぐるみがこいつかー」みたいな認識がどんどんつながっちゃうのが面白い。まだ登場してない卒業生が何をやらかしてくれるかが楽しみね。 次の展開は、悪霊と一時的にでも友情を育んじゃった詠子の苦悩から。詠子、螢多朗絡みの倫理観は色々ぶっ壊れちゃってるけど、根っこは善良な市民のはずなのよなぁ。
PR へぇ……これが大人気トレーディング悪霊バトルゲーム・ダークギャザリングのデュエルの様子かぁ…………第12話。まさに地獄絵図である。無茶苦茶すぎるやろ。 というわけで、多分今回のお話が1クール目の節目になるっぽいんですが、それにしてもまぁ、こんな心霊バトルが過去に存在したであろうか。強大な力を持つH城址の霊を相手に、夜宵ちゃんもギリギリの選択を迫られる。ほんとにラッキーが重なって一命を取り留め、同様にギリギリで生還した螢多朗がもたらした情報を基に、どのように打倒するかを検討することに。まぁ、今回持ってきた「卒業生」はあの大僧正だけだったみたいだし、相手を見てからのデッキ選択なんてできないわけだが……広域無差別殲滅兵器である大僧正なら「分霊」と呼ばれる相手の形式にも太刀打ちできると踏んだ夜宵ちゃんは禁断の兵器の封印を解放。案の定、ロックマンシリーズの特殊武器サークルのように綺麗にH城址の霊には大僧正のデス経文が突き刺さり、ついに強敵を打倒することに成功した。成功したけど……。 どっちかっつうとその後の大僧正を抑え込むくだりの方が命懸け。「卒業生」とか言ってたけど、基本的には自由意志に任せて殺戮を依頼した形だったから全然統率とれてないやんけ。ここぞとばかりに暴れ回る凶悪霊。そしてそれを抑え込むために依代になりかけていた螢多朗を霊的(物理)に抑え込み、ゲボ吐きそうになりながらも残り0.01秒で踏みとどまった。強敵(という名の自軍兵器)を抑え込むためにパートナーの喉奥に指突っ込んでゲボ吐かせようとする幼女ヒロイン。情報が渋滞しすぎてて何を言ってるかさっぱり分からないな。今後もあの大僧正を兵器として使うことはあるんでしょうかね。その際にはもうちょいきちんと対処した状態で使って欲しいものだが……まだ当人にも意志がありそうだし、変な使い方してへそ曲げられるのも困るよなぁ……。 そういう意味では、今回新たにデッキに加わったH城址の霊の方がよっぽど話も通じるし、力になってくれそうなのはありがたい話。それこそロックマンのたとえなら、次のバトルで早速有効利用する可能性もありますね。あんだけいい子っぽい霊も依代理論で恐怖を与えて支配下におくルートを通るとしたら……螢多朗、夜宵ちゃんについて行くのちょっと考えた方がいいぞ。
すげぇ、ふつーのホラーみたい、第11話。現代アニメでこんだけ尺を使って雰囲気だけ伝えようとする展開はレアかもしれん。 というわけで前回からスタートしました「全国制覇」編の第1幕。いや、この調子でどんだけ続くのかは知らんけども。とにかく「神殺し」の決意と共に夜宵と螢多朗が名実ともに「パートナー」となって強力な怪異をねじ伏せようと決まったわけだが……あんだけいい雰囲気の2人乗り状態から「ほな、とっとと動こうか」ってんで真っ直ぐ怪異スポットに行っちゃう夜宵ちゃんマジ夜宵ちゃん。東京はちょっとチャリを走らせただけでも全国クラスの怪異スポットまみれで素晴らしいですね(そんなとこに住みたくないぞ)。 というわけでやってきた謎の城跡。色々といわくはあるようだが、現時点で理解しておく必要があるのは「とにかくパワーは強く、夜宵基準でSクラス」「特性としては時空間を飛び越えて永遠に捉え続けることすら可能な呪力」「でも、今のところ人に害意を持っているわけではなく、あくまでもエリア内での悪さを罰する程度」といったところだろうか。これまでの悪霊と違って、わざわざ接触を求めなければ殺意まで発展しないというのが新しいところ。普通に考えりゃ、そんな怪異は放っておいてもいいはずなのだが、今回は目的が目的なので夜宵ちゃんはもはや臨戦体勢。強力な怪異を捉えられれば、将棋の持ち駒のように次のバトルで使えるようになるとあっては、相手が善かろうが悪かろうが関係なく収集していくという夜宵ちゃんの信条がはっきり示された形。なるほど改めて今作のタイトルを確認する必要がある。「ギャザリング」が目的。いわばどこぞのギャザリングに象徴されるように、TCGのごとく強い手札を集めて最強のデッキを作るのが夜宵ちゃんの目指すゴールなのだ。相手の都合なんか知ったこっちゃねぇや。 そうして「略奪者」に回った夜宵ちゃんと、未だ腹を決めかねている螢多朗。相手陣営は力も強ければ狡猾さも兼ね備えており、一番手っ取り早い始末手段としてまずは2人を引き離す作戦。そしてそこからは螢多朗視点での「なんか分からないけど迫り来る怪異」の恐怖をたっぷりと。これまでのように物理中心のバトルは一切なく、トラディショナル・ジャパニーズホラーな見せ方で螢多朗の恐怖心を煽る。最終的には夜宵ちゃんの亡骸との対面という一番ショックな結末を迎えるわけだが……まぁ、次回予告でも死んでないことは明かされているしね。そう簡単に死ぬような幼女じゃないんよ。 とはいえ、早見沙織ボイスの怪異は確かに強そう。なんとなく思いつきで来ちゃった感があるこの場所に、夜宵ちゃんはどの程度決戦兵器を持参しているんだろうか。……何でも持ってる便利幼女だからなぁ……。
話がとんでもない方向に向かい始めた、第10話。さすがと思わざるを得ないが、まさかのホラー漫画での「全国制覇」。なんかこう、うまいことジャンプ漫画してるような、そうでもないような……。 今週はやたらと総集編とか放送休止みたいなタイミングが被ってしまったので感想を書きたいアニメがあんまり無くて大変でした。今作みたいに「よく分からんけどツッコミどころが多いな!」っていうアニメは本当に助かりますね。いや、現時点で何も進展はしてないから触れにくいっちゃぁ触れにくいのだが……。いよいよ夜宵ちゃんの言動にも緊迫感が出てきたし、毎回きちんと1回は「心霊現象が起こって一歩間違えたら命の危機!」っていうシチュエーションを挟んでくれるので単話形式でもそれなりに緊張感があるのだ。今回はとばっちりで死にそうだったのが詠子なのが可哀想ポイントだったが……なんだろ、詠子って命の瀬戸際に立たされててもあんまり不安がないんだよな。最序盤の怪しげな雰囲気を引きずってるせいで「まぁ、どうせ詠子は死なない側だし」って思ってるせいかもしれない(そりゃまぁ、このタイミングでいきなり3人しかいないメインキャラの1人は死なないだろうが)。 意外というか、勝手に勘違いしていたのは、「あれ、VS神様戦、一気にいく展開じゃないんだ」という部分。これまで1話1霊でサクサク成敗してきてたので「そういう形式のお話」だと思い込んでいたが、どうやら今回の神様については曲がりなりにも神格を与えられた身、これまでの凶暴なだけの悪霊とは規模が違うようで、おそらくこのバトルの決着がアニメのラストとかになるんじゃなかろうか(本作は2クールあるとの噂)。夜宵ちゃんのいう「尋常な勝負をしてくれる」神様だったおかげで明確に敵対関係になったにも関わらず命を取られなかったのは幸い。せっかく神様から頂いた時間を無駄にしちゃならん、というので夜宵ちゃんが提唱したのは「全国心霊スポット巡り&全国制覇」という絶対1クールアニメでやれない展開。各地を回って猛者に会いに行くなんて、間違いなくジャンプ漫画の流れではあるのだが……夜宵ちゃんの言動はどうしても突飛に見えてしまうので、なかなかシンプルなバトル漫画と同列では語れないよなぁ。未だに夜宵ちゃんが持ってる武器もよく分からんし。今回「卒業生」とやらが爆誕したわけだが、あわや詠子をぶっ殺しかけたこの凶悪な霊も。夜宵ちゃんが持っていた謎の鎖でふんじばられたらそれはそれで行動不能になっていた。……あれ? その程度の霊力なのか? いくらなんでも部屋を丸ごとぶっ潰した神様に勝てるとは思えないが……。まぁ、ここから先が修行パート(?)だと考えれば、一応ね。 それにしても……一番心配なのは愛依の部屋なんだよな……知らぬが仏とはいうけれど、あんな地獄のような「霊除け」トラップを仕掛けてる隣の部屋とかで寝たり起きたりするわけでしょ? 逆に呪われそうだけど……。 相変わらずのストロングスタイル、第9話。このアニメ、どこが面白いってあんまり説明ができないし、実際面白いかどうかも未だよく分かってないのだが、どうしてもこのミスマッチ感というか、全力で何かがズレてる感じが気になってしょうがないのよね。 前回時点で「愛依にまつわる神の力が強すぎて際限なく霊を呼び寄せてしまうんですわ」というのが問題として取り上げられ、実際に螢多朗がヤバげなやつに出会ったところで終わっていたわけだが、てっきりもっとヤバいやつがガンガン集まってくるのかと思ったら、戦うのはそのヤバさ上位級の脳幹幽霊1体だけだった。まぁ、強い霊どうしはバッティングすると同時に攻めてきたりはしないのかもしれないが。とにかく、ふわっとした「大量の悪霊」との対戦ではなく、あくまでも形ある(?)明確な凶悪霊1体とのマッチメイクが組まれた。 そしてこの霊の攻め手が、これまたストロング。なんと「生きてる人間に直接干渉し、脳幹をぶっこぬいて殺す」というスプラッタ極まりないやり口。霊のくせしてなんでそんなはっきりとした目的意識があるんだろう。いや、霊だからこその執着の強さとは言えるが……食い合わせが悪いと感じる理由は、(これまで何度も触れてきたが)基本的にジャパニーズホラーってのは「雰囲気の怖さ」なんですよ。俺が怪談で怖いと思う要素ってのは例えば今回だったら「無視してれば見逃してくれるかと思ったけどトイレまで着いてきちゃった」とか、「ドアの向こうにいるかと思ったけど鏡に映ってる」とか。そしてエレベーターってのも日本の怪談話では定番の舞台であり、「下の階に降りてるのにずっと着いてくる」なんてビジョンも明確に「不気味さ」を演出した構図だった。そうして「はっきり分からないけど怖い」で思い切り雰囲気を煽っておいて、攻める際には「じゃぁ、頭に手を突っ込んで脳幹ぶち抜きますね」というやたらと具体的な手法をとってくるのである。「地下がないはずのビルでエレベーターの下に地下空間を現出させる」の時点でとんでもねぇ現象を引き起こしているのだが、霊側からすると別にそんなことする必要はない。能力とエレベーターを紐づけている意味も分からんのだが、脳幹ぶち抜きがやりたいなら地下だろうが1階だろうがどうでもいいわけで、途中から真宵ちゃんがセッティングした「追い出されるか、引き摺り込むか」という条件つきデスマッチも、霊の側からしたら知ったこっちゃないルールだったはずなのだ。 それでも、この霊は実際に真宵ちゃんの設定したリングに上がり、見事に対策されて完敗している。文字通り足をすくわれての敗北だったが、実際の「除霊」の段になると途端にジャンプ漫画っぽくなるのが今作の掟。そこは絶対に譲らないってのがミスマッチの最大の理由なのだろう。そんで、この食い合わせの悪さというか、場面転換の急さが、別に悪いものだとも思えていないのが不思議なところ。真宵ちゃんが小さな身体をフル回転させて戦うバトルシーンが毎週無闇にスタイリッシュで見ていて楽しいってのもあるんだが、「霊がよく分かんない戦法で攻めてきました。じゃぁ、それを正面から受け止めて力でねじ伏せてやりましょう」という夜宵イズムが、やっぱり楽しいのである。今のところ最強候補だった脳幹幽霊くんの末路の悲惨さもまた夜宵イズム。こんな小学生、ほんとに嫌。 そして、ついに夜宵ちゃんの子供部屋でも太刀打ちできない(ように見えた)神様との直接対決だが……「この部屋の奴らは四天王の中でも最弱……」みたいなこと言い始めた。それ言っていいのは敵の幹部だけなんよ。曲がりなりにもメインヒロインが言っちゃダメなやつなのだが……夜宵ちゃんだしなぁ……。
目の中に星形の刻印がある「アイ」という少女の物語、第8話。……その子は神に愛されているらしいんですよ。きっと誰もが目を奪われることでしょう。 などいう2週連続の擦りはどうでもいいとして……いや、でもこのジャンプ系列の2作品が立て続けに放送されてるのは不思議な運命は感じるけどね。そして普通に考えたら別に何一つつながりなんてないけどね。こっちの作品はだんだんキャラデザも「昔のジャンプ漫画」っぽくなってきてるし……デザインがわかりやすいのは嫌いじゃないが、どうにも1話ごとにキャラデザの要点がコロコロ変わってる気がするのはなんとも。まぁ、作監の味だと好意的に解釈しておこう。 8話目にしてようやくメイン3キャラに並びそうなくらいの新キャラを投入。夜宵の「髑髏型の瞳」に対抗する「瞳に星を宿す少女」の星は、別に一番星でもなんでもなく、安倍晴明も掲げていた神道へと連なる五芒星。そしてそれはサブタイトルにある通りに神の恩寵であり……呪いでもあると。なんかね、設定とギミックが大渋滞を起こしてて飲み込むの大変なのよ。毎回いちいち「ふつーのホラー作品にひねりを加えておくか」みたいなこだわりが感じられるシナリオラインになっているのだが、今回はそのひねりが「ひねられた!」と思う前にまたねじれたりして、大忙しですわ。「愛依は過去にお兄さんを失っており、悪い感じがしない霊はきっとお兄さんに違いない」→「夜宵の見立てではついている霊は二つ。お兄さんっぽくない方を取り除いてしまいましょう」→「取り除いた結果愛依が危ない! ヤバい霊はお兄さんの方だった?!」→「兄は四十九日を迎えて強制的に昇天しました。残された方の霊が実は一番やべー強さでした」。これを30分のアニメでやるのはちょっと無茶ですわよ。 加えて、「神の霊力が強すぎて漏れてるもんだから、それに釣られて浮遊霊とか悪い霊が集まってきちゃう」とかいう設定もしれっと説明。もう夜宵ちゃんのせいで何が起こってもいちいち驚かなくなってしまったが、この「霊を引き寄せる」とかいう設定が螢多朗以外にもどんどん適用されていく図は冷静に考えればかなり異様。今回の例で言えばさらに「神が守ってくれてるんちゃうんかい」という未解決の問題もついて回る。神の寵愛を受け、4年後に花嫁(という名の生贄?)になるために神がついているのだとしたら、その辺の雑魚霊なんて引き寄せずにぶっ飛ばせる設定にしとけよ。ギリギリ全容が見えてる夜宵ちゃんはまだいいけど、何も分からんで夢のお告げに振り回されてる螢多朗はほんと大変そう。詠子は……楽しそう。 というわけでアニメとしては初の2話またぎの騒動、今後愛依ちゃんはどういうポジションで3人と関わっていくことになるのかしら。
作中の何よりも合間に挟まってる東京海上日動のCMが一番怖かった、第7話。何が怖いって、「被害を受けた皆様になんちゃら〜〜」っていうCMなのに、それが何に対しての宣言なのか一切語られてないのよ。ちょっと調べたらどうやらビッグモーター絡みの話……らしいのだが、事情を知らずに観たらマジでホラーだった。勘弁して。 とかいう話から始めてみたが、今作におけるホラーはあんまりドロドロしておらず、基本的に近距離パワータイプのホラーしか出てこない。毎度ご丁寧に螢多朗が襲われるから、ってのもあるかもしれないが、基本的に精神攻撃とかじゃなくて物理で殴ってくる敵しかいないので、正直ホラーとしての怖さはあんまりない(ので助かる)。まぁ、一番大事なのはジャンプ漫画としての「ギャザリング」側のお話だろうし、やりたいことはできてる展開だとは思うけどね。今回の霊は本当に直球勝負で、一応ダミー作戦で一行の目を欺くなど小手先の芸は使ってるんだけど、基本的に今作における夜宵ちゃんはチート級のアイテムをどっさり抱えた卑怯な存在なので、よほど桁違いの武力でも持ってこない限りは霊の思惑なんぞ乗り越えて力で捩じ伏せてしまう。せめて霊の方にももうちょい反撃の機会を与えて欲しいところだが……これ以上やると螢多朗が壊れちゃうからなぁ。 まぁ、チート級と言っても霊対策のプロフェッショナルである夜宵ちゃんと、優秀すぎる万能ルアーである螢多朗という2つの才能が合わさったことによる相乗効果だと思えばチートすぎるということもないのかもしれない。夜宵ちゃんからしたら螢多朗がいよいよ霊退治に本腰を入れてくれたのは嬉しい展開。そうなるようにひたすら誘導してたからってのもあるけど、チキン代表の螢多朗が必死で霊退治に前向きになってくれたのはやっぱりありがたいことだろう。そう考えると真の連携プレイは夜宵ちゃんと詠子の方だったかもな……詠子さん、正式に「カノジョ」になったはずなのだが、相変わらずのムーブでこれから先が思いやられる。彼女の中で「こんな無茶苦茶したら螢多朗から嫌われるかも」っていう不安は無いんかな。無いだろうな。 とりあえずこれにて螢多朗・夜宵・詠子の三者関係は完全に固まった。ということで、次回から新キャラ投入のようだが……もう、露骨に瞳に星じゃん。どうみても金輪際現れない完璧で究極のアイドルじゃん……こんなデザインが2期連続で現れるってのもすげぇ偶然だな。「星の刻印」はジョースターの血統っていう可能性もあるが……はてさて、この強固な三者関係の中に飛び込んでくるキャラはいったいどんな立ち位置になるのか……。
この中盤にして主人公がヒロインに告白して両思い確定しちゃうアニメ、第6話。普通に考えたらよっぽど攻めた設定だと思うよね。ラブコメだったらこの後やることなくなるし。まぁ、今作の場合は最後の詠子の顔があるから何一つ安寧につながらないわけだが……。 というわけで、とりあえずメイン3人のスタンスが確定したよ、というお話。まぁ、ここまでだらだら迷ってたのは螢多朗だけだったわけだが、そりゃ命懸けの状態でなかなか夜宵側に吹っ切れるのは難しいわけで。そして今回の勇気ある決断にしても、結局全ては詠子の罠(?)、彼は全てを自分の意思で決定して「主人公」たり得たと思っているかもしれないが、どこまでいっても螢多朗は籠の鳥である。まぁ、この不憫ポジションこそが、彼が今作の主人公たりえる最大の要因なのかもしれないが。 ってことで人間関係の方がよっぽど恐ろしいという結論になってしまうため、今作における怪異ってのは割と扱いが適当。そもそも何が起こっても幼女に蹂躙されるっていう前提があるのでなおざりになるのはしょうがないのだが、第1話からここまで、全ての例にもれなく「魔除け」が全部効いてるのが雑設定でむしろ笑える要素と言えるかもしれない。困ったら塩、困ったら御神酒。それだけで怪異なんて全部ねじ伏せられるのだから、日本神道万々歳である。それにしたってでかいビニールいっぱいに塩詰めてくる時点で神聖さもありがたみもさっぱり感じねぇけどな……もう「盛り塩業者」みたいになってるやんけ。 そうして無敵ウェポンを多数所持している夜宵ちゃんなので、いつも通りに「除霊」とか「オカルト」っていうよりも「レイド」とか「デイリーミッション」とか言った方が近いような状況。霊が相手だってのに今回はまさかの団体戦となり、集合霊を1体ずつ薙ぎ払い、将棋の駒のように「取った分を打つ」という堂々たる外道ムーブで本来なら脅威であるはずの数の不利をちゃきちゃき盛り返していく。なんか、回を増すごとにどんどん霊の方が可哀想に見えてくる……いや、人命を奪おうとしてるんだから自業自得ではあるんだけど、今回の顛末は全部詠子が仕組んだものってことは、多分詠子はあそこが霊のスポットだって分かった上でキャンプ場に選んだよね? だとすると、夜宵ちゃんは「詠子を餌に螢多朗を狙っていたんだ」って言ってたけど、詠子から見たら「螢多朗という餌でのこのこ釣られにきた霊ども」になるわけで……さて、今作で一番怖いのは誰なんでしょうね?
大学なんて物騒なとこ行くもんじゃねぇな、第5話。先週で講義もダメ、今週でサークルもダメ。もう行く理由ないじゃん。 というわけで、オカルトそのものも恐ろしかったですが、それ以外の部分にやたらと恐怖が募るお話。まずは何といっても純正メンヘラの詠子の頑張り。本当に頼りになるし、愛情も本物の素敵な幼馴染なのだが、唯一にして最大の難点はストーカーになるほどのメンヘラであるという点。そりゃぁ夜宵ちゃんだって「ヒくわー」しちゃうのもしょうがない。危険人物に危険なツールを持たせてしまえば最悪の結果になるのは当然のことで、詠子が最上級の技術者だったもんで、ストーキングの練度がやたらに高くなってしまっている。通常のストーキングに映像や音声ならまだしも、心拍数のデータって必要あるかとは思うのだが……でもまぁ、相手が螢多朗だからってのはあるかもしれないよな……いつ死んじゃうかも分からんやつだし(まぁ、死にそうになったとしても心拍数のデータ取ってる程度じゃ何の役にも立たないが)。とにかく螢多朗にはプライバシーという言葉はない。一応、自宅ではかけないであろう度無しの伊達メガネにカメラをセットしたあたりがせめてもの情けだろうか。あれがもし本当に常に身につけているアクセサリーとかだったら、螢多朗の自宅のプライバシーまで全部垂れ流しだった可能性もあるからね。それこそピーしてる様子やピーしてる様子なんかも全部詠子が手に入れてしまったら……そりゃもうアウトよ。いや、現時点でも余裕でアウトなんだけども。まぁ、人ならざるものを相手にする立場上、人間界の多少の法律無視くらいは許してくれよな! しかし、メガネのカメラは螢多朗も気づいてない状態でもし第三者に見つかったら最悪なんだよな。そしたら螢多朗が盗撮魔としてしょっ引かれるわけで……詠子さん、ちゃんと螢多朗のことも考えてあげてね。 そうして詠子が暗躍しているとは露知らず、螢多朗は学園生活を賭けたのサークル活動へと勝負をかけるわけだが……新歓飲み会のあの雰囲気……あれこそがこの世で一番恐ろしいものだよな……オカルトもストーカーも非現実なら目もつぶれる。しかし、あの「初めて会った人たちとの飲み会」というシチュエーションは人生において何度も訪れる地獄である。私のようなコミュ障が一番耐えられない状況で、過去の記憶もフラッシュバックして最悪の視聴感。ゲボ出ちゃうわ。この歳になって、いまだに「初対面の人とのフリートークって何したらいいんだよ」っていう答えは全く見つかっていません。オープンクエスチョンで場を繋ぐとかさ、そんなん大して時間稼げなくない? そもそも「お前に特に興味はない」っていうのがモロバレになるくらい態度に出そうだし……螢多朗、無理せず引きこもってもええんやで。お前さんは旅行サークルなんか入ったら最悪の事態しか想像できないやろがい。 というわけで、結果的には最悪のサークルでした。今回は「憑依」という形での怪奇現象で、今までの怪異と比べると思い切りアグレッシブで、すげぇ俗っぽい取り憑き方だった。おかげで夜宵ちゃんもシステムメタで対抗するわけにもいかず、マジモンの物理で霊に対抗。ほんと、なんでこんなナリでやたらとフィジカル強いんだよ。幼女が酒瓶で大の大人をぶっ飛ばすアニメ、なんだそれ面白い。挙句最終的には人間が1人死んでるんだが、作品の意図として「死んだやつは極悪人だったから、別に見放してもいいんですよ」ってことなのか……平気で人1人ぶっ殺して何とも思わない夜宵ちゃんはやっぱ怖いな(詠子は別に怖くない)。 螢多朗はもうこのサークルとは関わらないことになるんだろうが、今回の事件で警察は絶対螢多朗のとこに事情を聞きにくると思うんですが。霊的なものが絡んだ事件はもう無罪でええのか?
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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