忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6]

 「カコフォニィ/Cacophony」は「不快な音」の意だそうです、第5話。Wikiによれば「不協和音をイメージしがちだが、正確には不純な音ではなく不快な音を指す」とある。ちなみにMagicでの定訳は「騒音」である。果たして、アカペラ部の騒音は誰かな?

 Aパート、相変わらず話の転がし方がうますぎる展開。ついに部員6人が揃ってアカペラ部本格始動! というタイミングで真っ先に訪れたのは、部活ものの定番である「試験で赤点取ったら試合出さないぞ」展開。アカペラ部は「試合に出られない」じゃなくて「補習するから練習に参加できない」だけなので大したダメージはない気がするが、常に完璧を目指すムスブからしたら死活問題だ。そして普通だったらムスブみたいな意識高い系の部員が必死になってアホな主人公やおちゃらけキャラが試験を通れるように勉強をさせる展開になるはずなのだが……。

 お前なんかい。なんと、アカペラ部1年の成績は上からウタ→クマちゃん→ウルル→ムスブという序列。ウタは「極度のネガティブ」という性格が良い方に(?)働いており、どんだけ試験勉強しても安心できないためにひたすら石橋を叩いて渡り、なんと学年トップ10に入る秀才。机にかじりついているウタの様子は作中では一切描かれていないが、容易に想像はできるだろう。続くクマちゃんも30番台となかなかの位置をキープ。クマちゃんもネガティブ気質から丁寧な勉強を心がけていそうだが、結局この2人の場合は「友達がいなくて勉強くらいしかやることがなかった」というのがほんとのところかもしれない。ぼっちだとノート見せてもらうとかいうコミュニケーションも無くなるし、全て自力で処理せねばならんのである。

 そしてその下はだいぶ下がって平均点ギリギリレベルをうろつくウルルがいる。彼女はまぁ、見た目通りにそこまで勉強が好きなタイプでもなかろうが、ある程度見栄とか外聞とかも気になるところはあるだろうし、もしかしたら奔放な活動の裏には親との「ちゃんとやることやったら遊んでもええで」みたいな約束があるのかもしれない。決して最悪の状態にならないギリギリの勉強時間を確保し、そのほかの活動時間を作っているのだろう。

 そしてそんな算段をつける器用さを持たないのがムスブだったわけだ。「私は音楽に全てを捧げる」とどこぞの青薔薇バンドのボーカルさんみたいなことを言っており、これがまぁ、似たようなポンコツぶりを発揮する。ただ、ムスブの場合は周りに助けてくれる人もいなかった上に、他人に頭を下げて教えてもらうなんてこともしない。勉強できないことを恥ずかしいとも思わないため、これまでは全く顧みることをしなかったわけだが、ここにきて急転直下、ピンチに陥ってしまったわけだ。

 ムスブが最初に取った行動が「アカペラ部の中で自分と同じ境遇の人間を探す」だったあたりがなかなかに下衆な部分で、多分ウルルとのやり合い以降の動きも、「誰か助けてくれる人を探す」とかじゃなくて「きっと自分より下もいるはず」と思っての必死の調査だったはず。彼女が叫ぶ「ウタクマぁ!」という怒号の迫力に爆笑してしまった。もちろん、202/220より下にたまたま知り合いが入っている確率は低く、見事ムスブは「ワーストバカ」の称号を獲得。それでもなおスタンスを変えずに、みんなでバカ救出作戦を組むことになったのであった。…………2年生組ってどうったんでしょうね。まぁ、流石にアイリはあの立ち振る舞いでアホはないかぁ。大穴でレイレイ先輩がバカの可能性はゼロではなかったのだが、描写されなかったってことは見た目通りに無難な成績でクリアしたのだろう。

 数学Ⅰが32点というとてもじゃないが褒められない点数でギリギリ赤点を回避したムスブ。めでたく夏休みの発表会に向けて6人での練習が可能になったわけだが……素人3人を加えたバンドはそりゃもう問題山積み。まぁ、素人がちょっとずつ練習してるだけなので当たり前の状態だとは思うのだが、ムスブはやや焦りが見える。そしてもっと心配だったのは「地味で気の長い練習にウルルが飽きちゃう」という状態で、今回も多少その片鱗が見えていたようには思うのだが、新たに結成されたリズム隊コンビはバランスが案外よく、ウタよりかはまだ話が通じやすいクマちゃんがうまい具合にウルルをサポート。モチベを維持したままで夏休みの練習を迎えられた。

 しかし、だからとて問題がオールクリアかと言われたら当然そんなことはなく、ウルルはまだ仮留めくらいの状態、そして一番の爆心地はムスブ。部長先輩によって1人だけ不透明な課題を与えられたムスブ。どうやら彼女の最大の課題は他者との調和にあるようだが、謎の向上心と焦りを抱えたムスブは「自分は完璧にやっている」という認識をそうそう変えることもできず、何か大きな壁にぶち当たっている感がある。正確にいうと彼女の中にあるのは「自分は完璧にやらねばいけない」なのだろうが……その辺は、レイレイ先輩が何やら知ってるっぽい。そして、ムスブ側もレイレイ先輩の何かを知っている……。「実力があるのにそれに見合ったことをしない」という言葉、果たしてレイレイを牽制しているのか否か。その辺も気になりますね。

 そして意外や意外、部長からムスブに出された課題に先に気づいたのはウルルっぽくて……ここでウルルから指摘されたりしたら、負けん気の強いムスブが素直に受け入れられるとも思えないのだが……さて、人間関係はどうなってしまうのか。そして間に挟まれてオロオロしているだけの主人公の運命は? 吐いてる場合じゃないぞ!

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

 温故知新、第6話。どこからでも、どんなものからでも知識ってものは吸収できるようで、今回だけ見たら、ほんとに瑠璃ちゃんもいっぱしの研究者になってますね。

 一応はサファイア探索最終章。川砂の調査を地道に進めていた瑠璃はついにポイントを絞り込み、(今回もなぜか伊万里も引き連れて)現地で最後の挑戦。「川」という限られたラインだけを見ていたこれまでと違って、いよいよそのオリジンを辿るとなると山全体に調査範囲が広がるのでほんとに大変そう。アニメ的にはギリギリ見えやすい描写にはなっているが、多分実際の山歩きを想像したら、絶対こんなに歩きやすい道じゃないだろうし、植生にもよるけど多分視界はもっとずっと悪そう。こんなところに進んで乗り込んでいく鉱物コレクター、やっぱり酔狂な趣味ではあるよな。

 とはいえ、念願のサファイアを目前にしているというので瑠璃ちゃんの意気は高い。相変わらず的確なアドバイスで行動指針を示してくれる凪の指導もあり、広大な山地からなんとか調査対象を絞り込み、それっぽい研究を続けていく瑠璃。専門家2人も頭を抱える状況においても、「川砂を調べてみるのはどうか」とこれまでの自分の経験からブレイクスルーする案を出せたのもお見事である。やっぱりちゃんと「考える頭」を持ってる子だよね。

 しかし、そんな成長著しい瑠璃ちゃんでも失敗はあるもので。どうにも手応えの無い調査に一抹の不安を覚えた瑠璃は、これまで散々2人に言われてきた「地道な調査」の重要性を痛感することになる。研究者にとって大切なものの1つに「調査」とそれにまつわる「記録」があり、データの1つでも信憑性が無くなれば基礎研究は信用が地に落ちる。人の手によるものなので間違いが無いなどと断言はできないが、その不安を払拭するためのたった1つの方法は「人事を尽くす」こと以外にないのである。

 過去のノートを振り返り、自分の落ち度を見つけてしまった瑠璃。雰囲気を考えれば「どうせこんなミスは大した問題じゃない」と飲み込んでしまうことも出来ただろうが、そこを真っ正直に告白できたことがまず偉い。そして、そのことを正しく評価できた凪たち指導者側も。実際、今回はたまたまクリティカルだったが「10ヶ所調査する予定だったが9ヶ所で終わってしまった」ことが問題になる確率なんて相当低いはずなのだ。しかし、そうして「まぁ、大丈夫やろ」というので抱えてしまった結果というのは、実際の数値としての信憑性よりも、心理的な不安の方が大きくのしかかる。「もしかしたら」があったら、その先に実績を積み上げることはできないのだ。おそらく瑠璃もことの重要性を肌に感じたからこそ告白できたのだろう。きちんと自分の手と、目と、足を使った調査を続けてこなければ、その判断だってできなかったかもしれないのだ。

 トライアルにエラーはつきもの。見事にそのエラーを修正してみせた瑠璃を待っていたのはご褒美としてのサファイア鉱床であった。……あんなに露骨に転がってるもんなんですかねぇ。こうしてみると、日本国内でもまだまだ手付かずの山谷なんて多そうだし、意外と可能性は残されているのかもしれない。もちろん、ゴールに辿り着けたのは凪の的確な判断と指示があればこそだが、それは何も凪が特殊な才能を持っていたからではない。彼女曰く「ずっと見てきたから」。彼女が見ていたものは「石の向こう側」とのことだが、この度、瑠璃もサファイアというキーストーンを見つけても、「その先」へと足を踏み出した。

 ここからが、本当の学問だ。

 
Amazonアフィリンク

拍手


 私の一存で今回からこの作品のタイトルを「ぬきたし」にします、第6話。ギャグいしメロいしエロいし、大変なことですよ。

 だいぶ様子がおかしく面倒な奴だった琴紗月。度がすぎる真唯への対抗心かられな子を巻き込んだ暴走は加速しており、コミュ障を発揮するれな子との見事なまでの対人不全が事態をどんどんとんでもない方向へと転がしていく。どうにもこの作品に登場するJKは自意識が無駄に強いというか、自分の長所も短所もあまりに強烈に認識しすぎてるきらいがあって……れな子の自己肯定感の低さもなかなかのものだし、逆に真唯の自信の過剰っぷりも目を見張るものだが、それらに負けない、紗月の自意識が今回のトラブルの根底にある。まぁ、こんだけ自虐的な思考を持つ人間だったら、天衣無縫の真唯をやっかんで暴走してしまうのも分かるような気がするが。

 2000円の晩飯代を親から預けられて夕食代わりに(しかもわざわざ電車移動して)ドーナツを買いに行くデンジャラスな甘織姉妹。経済観念もややデンジャラスだし、何より晩御飯にドーナツはカロリー的にも色々デンジャー。誰にも止められない女子力の暴走といったところだろうか。そしてそんな妹の暴虐によって慣れないドーナツ屋なんかに入っちゃうもんだからトラブルは拡大する。意外すぎる可愛い制服でバイトしてた紗月。普通のラブコメや青春アニメだったら「バイトが禁止の学校なのにバイトしてたの。内緒にしてね」みたなところから「ふたりだけのヒミツ」につながるものだが、今作ではどうやらバイトは禁止でもなんでもない。だったら紗月も堂々とバイトに励めばいいようなものだが、それを「こんな姿を見られてしまった」と必要以上にネガティブに、脅迫的に受け取ってしまうのが紗月である。彼女にとっては、どうやら「可愛い制服を着てたこと」とかよりも「自分が勤労学生であり、生活のためにバイトしてたこと」を知られたことの方がダメージがデカかった様子。

 さらに自己肯定感の低さは他者の捉え方にも影響するのか、一度バレてしまったヒミツ(?)は絶対に拡散してしまうってんでれな子のことなど1ミリも信用していない。別に過去に酷い目にあったとかでもなさそうなのだが……れな子はそんな紗月の余計なまでのネガ思考を埋め合わせるため、やらんでいいフォローに奔走しなきゃいけないのでめちゃ大変。もう、ほんとに放っておけばよかったようなものだが、「恋人契約」の最中の出来事なもんであれもこれも関係あるといえば関係あるように見えちゃうのがどうにも都合が悪かった。なんとか自分なりの哲学に照らし合わせて紗月を肯定しようとするも、住んでる世界があまりに違いすぎて空回りしているうちに、あれよあれよとご自宅訪問、親御さんとの面通し、そしてお風呂イベントから同衾(同じ布団ではないが)、そしてキスまでの流れるようなクズプレイへ。何がすごいって、どのフェイズにおいても別にどっちも望んでないのにどんどんシチュエーションがエロくなって極まってしまった部分。ラッキースケベという言葉はあるが、れな子さんの場合はアンラッキードスケベである。ドスケベ条例も積極的に守っていくがごときこの姿勢、世の草食系主人公たちには見習ってもらいたい。いや、れな子さんだってそんなことしたくないんだろうけども。

 別に気にしなくても良さそうな家庭の事情にいちいち負い目をぶちまける紗月。こいつの面倒なところは、確かに「あの子の家って貧乏なんだって〜」みたいなことを笑う輩が現れるかもしれないという懸念は理解できなくもないのだが、「誰も信用できない」とか言ってるくせに、冷静に考えればその「誰も」の中に王塚真唯は含まれていないというところだ。そう、「幼い頃に真唯は泊まりに来ていた」のだから、今回れな子が見てしまったような「紗月の日常」はだいたい真唯も知っているはず。その真唯がそうした諸々を1つたりとも漏らしていないのだから、少なくとも紗月の中で真唯だけは「信用に足る人物」である。それなのに紗月はそんな真唯を出し抜くためにれな子を散々出汁に使うという。もう、彼女の中でも真唯という女がどんな存在なのかよく分からなくなってるのかもしれない。

 あとはまぁ、ナチュラルなお風呂場プレイの様子とかを見ていると、頭はいいのにどっかバカなんだろうとは思うのだが……このグループの人間、多分だいたいは「どっかバカ」なんだろうな。今回やたらと思わせぶりに話題に出てきたくせに何一つ新しいことがわからなかった香穂が今後どのようなトラブルを生み出してくれるかが今から楽しみである。

 金持ちの真唯はでかい屋上プールでのキスシーン、そして貧乏な紗月は集合住宅の狭いバスタブの中でのプレイからの流れるようなキス。やっぱどこまで行ってもギャグのはずなのに、いちいち余計なまでに煽情的なんだよなぁ。もう、開き直ってれな子さんも「孕めオラァ」をキーワードに暴れ回った方がいいんじゃないですかね。妹さんもそれで納得してくれるよ(????)。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 俺は死ぬまで種さんの掌の上で転がされ続ける人生なのだろうと悟った、第6話。なんかもう、すごいや(後述)。

 Aパート、ミヤマヤ姉妹編の決着。まぁ、至極真っ当にモグラが説得して、おねーちゃんがそれに応えてくれたというだけの結末だったのだが……まぁ、いい話だったんじゃないでしょうか。なんかね、私が今作のことがやけに好きなのって、この作者さんが描くお話の匙加減がとても性に合うからなんですね。今回の話だってさ、「恨みがあるからって悪霊になってまで復讐しちゃったらあんたも地獄に行くよ。恨みの対象は存分に痛めつけたんだし、もういいじゃん」という、いわゆる「復讐は何も生み出さない」的な説教であり、世間的にはその是非がしばしば議論されるような内容なのだが、今作の顛末はあんまり説教くさくないんだ。そもそもの説教の主であるモグラがそこまで徳の高くない人間だからってのが一番の理由だけど、どこか生臭いというか、生々しいというか。「あんまり難しく考えなくていいけど、そんな生き方(死に方)してたら息苦しくない?」みたいなところから話が始まっているため、「まぁ、そう言われればそうかも」くらいの飲み込み方ができる。徳は高くないけど一応モグラも歳を重ねた「先達」には違いなく、そこそこ老害、そこそこ先輩。ここまで語られてきた「人ならざるものとの付き合い方」についてもそうだし、いちいち「ベストじゃないけどベターに生きよう」みたいな姿勢がちょうど良い。ミヤマヤ姉妹は己の人生をまっとうせんと必死ではあったが、こんなユルい説教でも届く時は届くもんだ。

 また、そうした「メイン説教」が「姉妹」の話だとするなら、その裏で語られた「兄弟」の話の配分も心憎い。「陰キャとチャラ男」という凸凹な真木兄弟ではあるが、ちょっと踏み込んでのぞいてみれば、弟くんからの兄へのちょっとした憧憬みたいなものも見え隠れするし、2人の思い出の中にはなんとかつてのモグラの姿まで。「兄弟」「姉妹」という血のつながりが同じ2つの関係性を見て、家族の在り方を振り返ってみるちょうどいい機会だったのではなかろうか。なお、マギー君が単なるマスコットじゃなくてちょっと役にたつ存在であることが判明したのが最大の収穫。

 そしてミヤマヤ編はAパートで終わって、Bパートからは次のお話に入ったのですが、お話が今度は猫附の家へと移ってくる。ここで冒頭の話題ですよ。父・息子とすでに登場済みだった猫附家の最後の刺客はママンで、この人もまぁキャラが濃い。異様なテンションと極まったビジュアルが踏み出す珍妙な愛嬌は今作ならではのクセになる魅力に溢れており、その声もなかなかにコケティッシュ。「かわいい声で素敵だけど……これ誰だろ」と思ってスタッフロールを待っていたら、そこに刻まれていた名前がなんと種﨑敦美であるという。……マジで? 全然気づかなかったんだが? つい最近「nine」で種さんを種さんだと気づけなかったのが悔しくてさ、「俺の耳もまだまだ種さんクラスになると追いつけてない。もっと精進せねば」と思ってたところに追い打ちをかけられて結構ショック。種﨑ワールドに限界はないのか。ほんで仕事減らしてるんちゃうんかい。……まぁ、収録時期がもっと前なんだろうから、休業の影響はもうちょっと後に出るのだとは思うが……今期はほんとにあらゆる場所で種﨑タイフーンに巻き込まれてエラいことになっとる。

 閑話休題、そんな魅惑的なママンが登場してより一層個性爆発の猫附家。そこに詩魚ちゃんというさらなる核弾頭が加わってテンションは天井知らず。詩魚ちゃんのアホキャラは回を増すごとに突き抜けていくな。かわいいからいいけど(今回はヤエちゃんの登場シーンが少なかったのに全然不満がない)。多分梗史郎もなんだかんだで詩魚ちゃんのことを悪くは思ってないだろうし、あんだけラブラブなご両親を見て育ってきていることを考えると……なんかいい関係になりそうよね。

 そんなハートウォーミングなご一家だが、抱えている問題は相変わらず奇天烈で。父と息子は物怪付きの血を継ぐ者たち(短命)だが、ママンはそれと全然関係ないところで妙な才能を発揮しているとか。一応旦那はそれを人知の及ぶ範囲で説明を試みていたが、それこそモグラのいうように「解釈次第」ではあるだろう。とりあえず「化け猫」とは違う次元でのヘンテコなお話。いわゆるコールドリーディングのスキルの超延長線上という話で、これを悪意を持たずに天然で使えるとどうなっちゃうのかというサンプルである。「占い」といえばオカルトに片足を突っ込むが、「人間観察」ならそれは趣味の範疇。その辺りの「超常との境界線上」の話を、今度はどのように料理してくれるんでしょう。

 

Amazonアフィリンク

拍手

 深夜アニメでやれ、第18話。よりにもよってこんな話が夕方枠に移行してから出てくるとは……もしも幼気なキッズたちが観てたらトラウマになってる可能性もあるぞ。

 先々週爆誕したジュレという存在。今後爆心地になるんやろなぁ、と思ってたら先週はじぇんじぇん関係ない話になって「せっかくテコ入れしたと思ったのに日常展開すぎるやろ」と思ってたところに、一気に揺り戻して今回のお話。1回ブランクを置いたのはあんまりジュレの話に寄り過ぎると作品がワンパターンに見えてしまうことを懸念してのものか、それとも、ジュレが学園を支配するまでに至る時間経過をちょっとでも演出したかったのか。あとはまぁ、なんとなくか(多分なんとなく)。

 気づけばジュレは順調に学園内で版図を拡大しており、それまでぷにるの「カワイイ」を推していた生徒たちからも「転げ」たものたちが発生している。さすがなのはその陣頭指揮をとっていたのが畜生のホネちゃんであり、ゲスい性根でゲスい商売までしているところは全くブレていない。そしてそんなホネちゃんにくってかかるぷにるに対し、衝撃の応対は「なんでもするって言ったなら脱げ」である。キッズもホビーもどっかいった。そんな年齢制限を超えてしまいそうなピンチに駆けつけたのがぐう聖として名高い(?)剛やんであり、彼のおかげで(?)なんとかアニメが夕方枠のままで守られた。

 しかし、そんなジュレとの「かわいい」戦争について、やっぱりどこかズレて理解してしまっているのがぷにる。かわいいマイスターのはずの彼女だが、あくまでもその「かわいい」はぷにるの判断で繰り広げられているもの。そりゃまぁ、素敵なミュールも「かわいい」かもしれないが、「そうじゃないんだよなー」という女生徒たちのツッコミもぷにるには理解できない。まさにこれが「ホビーの限界」なのかと、残酷な現実が突き刺さる。

 続けて、コタローサイドの状況も描かれ、相変わらず2人の関係性はどこかちぐはぐで揉め事のオンパレード。基本的にはコタロー側がぷにるをウザがって敬遠していることが原因ではあるのだが、直前に提示されたぷにるの「ズレ」にも責任はある、というのが今回の描写ではっきりしたことである。ぷにるはそのマインドがなかなか成長せず、常に人間の思考とは異なる部分が残ってしまっているのだ。

 そんな「ズレ」を勝機と捉えていたのがジュレ。自分の方がAIの処理能力のおかげで人間に対する理解が深いと自負するジュレは、さらに自らの「かわいい」を活用して仲間を増やしている。そして最終目的であるコタローを落としにかかるわけだが……これがまぁ乗ってこない。コタローがおこちゃまだってのももちろん理由としてはありそうだが、常にコタローには「ぷにるへの罪悪感」みたいなものも付き纏っている。雲母先輩が相手ならそんなことは気にしないが、同系統のスライム生物と天秤にかけた時、流石にぷにるを蔑ろにはできないのだ。「自分にとってのぷにるとは何なのか」、コタローは1期からずっとこの結論の出ない問題を考え続けているのである。

 そうして「ズレ」を抱え、その事実を突きつけられたぷにるのところにジュレが訪れ、致命的な欠点であると指摘、自分が上位存在であることを認めろと迫るが、ぷにるはどこ吹く風。出自に類似点があるとはいえ、結局は異なる目的で生まれてきた2人。生きる意味が違うことを理解しなければその対話はずっと平行線。そして、ぷにるの煽り耐性の高さ(KYっぷりともいう)のせいでジュレの挑発も怒号も全て空振りに。理屈の通じないスライム相手に、ついにジュレがキレるのであった。

 ……Bパートはずっと演出がサスペンスすぎて怖いのよ。「シリアス」→「ぷにるがハズす」→「でもシリアス」→「ぷにるがかわす」→「もういっそホラー」という二転三転するたたみかけは「これ、なんのアニメだ?」と頭を抱える程度には鮮烈であった。うーむ、2期に入ってからは色々と哲学的な悩みも増えてきたな……このアニメ、どこに行こうとしてるんだ?

 
Amazonアフィリンク

拍手

 カワイスギがクライシス、第6話。登場キャラクター全員が可愛い界隈、大変ビジュがいい。

 今回ものんびりまったりながら、たぬきだけでは飽きたらず、我らが万能神・猫によるさらなるテコ入れ。こんな可愛いことされてしまっては太刀打ちできない。というか、今期マジで猫にスポットが当たるアニメが多すぎてうれしい悲鳴だ。しかもそんな猫の導入のために追加されたキャラクターは、これまで基本的に声のみの登場だった藤さんの弟とその奥様。弟は双子ということでビジュが藤さんと瓜二つで(弟も「藤さん」だろうが)、作画のおかげで野郎のくせにビジュがいい。そして奥さんも然り。加えてなんといっても「CVが花守ゆみり」である。ゆみりボイスの人妻が妊婦というシチュエーション自体がなんかもう、創世記じみている。そして当然「ゆみりボイス+黒猫」ということでどこぞの宇宙的(コズミック)ギャグアニメが思い出されるわけだ。可愛いの乗算は無限へと発散していくのである。

 難しいのは、「君」というイレギュラーな存在が間に入ってしまったため、この世界における「普通のペット」をどう扱ったらいいのかがいまいちよく分からんところ。人語を解してフリップを操るタヌキがいるのだから猫にそれができてもなんの不思議もないはずなのだが、当然この世界におけるイレギュラーはタヌキ1匹だけ。普通の猫にいくらカンペで指示を出したところで従ってくれるはずもない(まぁ、猫だし)。それでもこの世界ではそんな当たり前のことを確認する必要があり、「猫は字が読めないからフリップを出しても意味ないよ」ということをわざわざ(視聴者にも)教えてくれているわけだ。……藤さんの中でその常識が揺るがないのは逆にすごいんだけどな……。

 というわけで、タヌキ目線でも「よく分からない新人」であるはずのにゃんこであるが、今作は作劇が丁寧なもんで猫の愛らしい挙動がよく描けている。高いところから降りる際のワンステップとか、単に床に丸まる時のちょっとした挙動とか、「あ、猫だわ」と思える描写が入念なのでそこがまた猫好きにはたまらない。きっとそんな様子にタヌキだって惚れているのだろう。思いの外グイグイコミュニケーションをとりにいき、わずか1日足らずで御猫様と仲良くなれるという快挙。「借りてきた猫」なんて猫界でもとっつきにくい方のキャラのはずなのに、すぐに打ち解けられたのはタヌキサイドの頑張りのおかげでしょうかね。まぁ、元々心の広い猫だった可能性はあるけど。ちなみに当たり前のようにやっているけど、猫のCV(?)ももちろん麦穂あんな。まぁ、全部任せておけばいいのよ。

 猫との共同生活はあっという間に終わってしまったが、Bパートでは逆にその猫に会いに、というか弟夫婦に会いに藤さんの方から出向いたお話。目的は「ジャックオーランタンを作る」というものだったが、理由はなんでも良くて、多分初めての妊娠で色々と不安定になりそうな義妹のことを気遣って藤さんが様子を見に行ったのだろう。実際、マタニティブルーというほどでもないけど少しは考えることもありそうな義妹のワコさん。でもまぁ、弟くんもそこそこいい旦那ができてるみたいだし、家族のサポートもちゃんとしてそう。そして何より、おうちには猫がいるのだ。きっと元気な子供を産んでくれるに違いない。「新しい生活・新しい人生」というので藤さんは何気なくたぬきの方を見る。猫と並んで寝こける平和すぎるタヌキだったが、彼も一応、藤さんに「新しい生活」を届けてくれたわけだからね。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 「私たちは元来、金髪の若者に慣れるのに時間がかかる生き物なんだよ」、第4話。けだし名言。全くもってその通りである。最初は敵対生物だと認識しますからね。

 毒をもって毒を制す。ネガティブをもってネガティブを制した今回のお話。ウタの言動は第1話であれだけとち狂ったネガを発揮したコミュ障とは別人じゃない? と思っちゃう人もいるかもしれないが、このウタの変化や感じ方の発露こそが今作の一番の面白みといえる。彼女が今回熊井さん(以下クマちゃん)に対してあそこまでアグレッシブにグイグイいけたのには、いくつかの理由があるんじゃなかろうか。

 1つは当人も言っていた通り、「自分なりのネガティブ道を突き詰めていたと思っていたのに、その考えが甘いと思い知らされたから」。これまで周りに自分よりネガティブな人間がいなかったため、ウタとしては生まれて初めて「慰める」側に回ることになったが、自分が過去に「なんでこんな仕打ちを受けなきゃいけないんだ」と思っていた体験を、クマちゃんにも強いてしまった。自分はネガティブのことを一番よく分かってるから間違わないという、妙な自負もあったのかもしれない。それが実戦では活きなかったというのが少なからずショックで、どうしても「リベンジ」したい気持ちはあったんじゃなかろうか。他の分野でならどれだけ負けても平身低頭で頭の上を飛び去っていくだけだが、こと自分のメインステージであるネガティブの舞台においては、他者に遅れをとってしまったのが許せなかったのだ。

 2つ目の理由は、単純な「同病相憐む」の精神というか、似たどうしのシンパシーもあったはず。多少なりとも学園生活に前向きになったとはいえ、ウタの周りにはまだまだ理解の及ばぬ異界生物みたいな連中しかいない。それこそ金髪陽キャなんてどれだけ歩み寄られたってシールドの外に置いときたいだろうし、「怖い人」は怖いのである。そんな中で偶然出会った「控えめなネガティブキャラ」はウタの人生にとって貴重。これまで引っ込み思案が災いしてネガティブどうしが接触することはなかったが、偶然にも出会ってしまったのだからこれこそ天の配剤。ネガティブどうしだからこそできるカフェ訪問だってあるはず。これまでで一番馴染みやすいトークを繰り広げていたのも、向き合っている人物の内面にある程度理解が及ぶからだ。もちろん「ネガティブの流派」が異なるので完全にシンクロするわけではないが、周りの陽キャ連中よりなんぼか分かりやすいなら、これこそ純粋な「お友達」としてクマちゃんを求めたことは理解できる。

 それでも、過去のウタだったら恐怖が先立ってグイグイ行けなかった可能性もあるが……やっぱり大きな理由の3つ目、彼女もなんだかんだ言いながら、アカペラ部に入ってちょっとは成長できているということだ。クマちゃんは「部活の話をしているウタが本当に楽しそう」と評していたが、実際にウタの口から出る部活の話は「楽しい」が一番伝わってくるものだった(2番目に「怖い」はあるかもしれないが)。自分の中に1つでも「良いところ」を見出すことができたウタは、部長の褒め言葉が本当か嘘かもまだよく分かっていないが、少なくともそれを聞いても案外「悪くない」とは思えているはず。わざわざ初対面に毛が生えた程度の「友達候補」を部活に引っ張ってくるくらいには、彼女にとってこの変化は大きなものだったのだろう。自分が変われたのだから、似た者どうしのクマちゃんも何かを感じるきっかけになるかもしれない、それを「予感」という言葉で伝えたかったのだ。

 嘘みたいな低音女子、クマちゃんにこのウタの気持ちは伝わった。さぁ、ばけもんみたいな低音が活かせるベースとはどんな役職なのか。「イカレたメンバーを紹介するぜ!」ができるようになったな。金髪は……そうか、染めると個性がなくなるか……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 着実に瑠璃がフィールドワーカーとして成長している、第5話。まぁ、趣味も学業も(?)ほっといてあんだけ研究室に入り浸ってたら、多少なりとも研究者肌にはなってくるもんだろうか。

 今回もひたすら3人だけで進行するお話。今作は頑なにキャラクターが増えずに固定キャラの掛け合いだけで進行するところが非常にストイックで、伊万里が入ってくるまではほぼ2人だけ、伊万里加入後もそのウェイトが若干分散した程度で、引き続き密度は濃い。そういやあんだけインドアにこだわっていた伊万里だったが、今回は割とすんなり外に連れ出されてたな。まぁ、序盤は海への休暇がてらの探索だったから嫌がらなかっただけかもしれないけど。

 というわけでAパートは瑪瑙探索。現代においてはそこまで「宝石」という印象は強くないが、作中で紐解かれた通りに古来より日本では「玉」の代表格と見られていた鉱物とのこと。とはいえ、今回瑠璃たちがそこそこのサイズのものを拾えていたことからも分かる通り、現在は市場価格はそんなに高くないのかな? 瑠璃が以前から砂金やらサファイアやらにご執心だったのは単純に「綺麗だから」というのもあったし「高価だから」という理由もあった気がするのだが、「瑪瑙? それって高いの?」みたいな話も無しにすんなり海への探索の話に乗ったあたり、彼女の中での価値観もちょっとずつ変化しているのかもしれない。まぁ、おそらくアニメで描かれていない部分でも相当な時間を顕微鏡に費やしているだろうし……もはや時給で考えるなんて虚しいことはやらなくなって当然かもしれませんな。それでもなお、「綺麗な石を拾いたい」というモチベーションが下がってないのはさすがだと思います。

 詳しくない私は全然知らなかったのだが、瑪瑙も実はケイ素が元になった鉱物だそうで、見た目に全然違うのに水晶と元を同じにしているというのは単なるトリビアとしても興味深い。その性質上色彩もさまざまで、なるほど、探し回っているだけでもちょっと楽しくなる気持ちは分かる。瑠璃の感想として「普段は顕微鏡とにらめっこしてるせいで、こんな大きな石でいいなら楽勝だぜ」ってのが出てくるあたり、もはや苦行にも慣れたものだ。日が暮れるまで探索してそこそこの実入りも得られたようで、これで満足げな瑠璃を見ている凪さんも、およそ瑠璃の扱いを理解しているものと思われる。

 しかし、今回大切だったのは探索そのものよりも、その後夕陽を見ながら3人で交わした雑談の方。伊万里から指摘があった通り、「分からないなんて、もやもやする」という瑠璃の文句は学究的な思考の端的な表れだ。瑠璃からしたら「何気ない疑問や不満」なのだろうが、そう思えるということはきちんと普段から何かを「考えて」行動しているということ。瑠璃は普段から何くれとなく凪に質問を飛ばすことが多いが、その質問の傾向はとても良いものが多い。Bパートでも「蛇紋岩の中に何故砂白金があるの?」と尋ねるなど、本質的なところをしっかりと確認しようという姿勢が目立つ。この辺りは持って生まれたものなのか、それとも研究室生活で培われたものなのかは定かでないが、伊万里の言う通りに、少しずつ「こっち側」に歩を進めている証拠なのかもしれない。

 また、同じ問答で凪が答えた「石は、私にとっては手段なのだ」という発言も示唆に富む。「手段」と対比されるのは当然「目的」であり、(現時点では)「石が目的」の瑠璃とはやろうとしていることが違うよ、ということを端的に示してくれている。この凪のブレない研究姿勢、専門家ともなれば当たり前のものなのだが、素人目にはまだまだ不思議に映る部分。瑠璃もこの辺りの感覚を次第に掴んでいけるだろうか。

 Bパートは砂白金。川でのパンニングは瑠璃のサファイア探しの一環だったのだろうか、いろんな川をさらっていけば、当然まだ見ぬ鉱物に出会うこともある。そういえば今までさっぱり気にしてなかったのだが、始めに砂白金を見せられた凪の「人工物の可能性もあるね」という一言で「そういやその可能性もふつーにあるんだよな」ということに思い至った。そうだよな、その辺の川なんだから、人工物・加工物が砂状になってる可能性も大いにあるんだよな。その可能性も考慮しなきゃいけないとなると、地質調査ってのはさらに面倒なノイズが増える一方だな。まぁ、専門家はそれも込み込みで分析できるのだろうけど。

 しかし、今回凪たちが採った分析手法はそうした懸念も含めて実に入念。短絡的な瑠璃が「砂白金か、否か、一発で分析しろや」と圧をかける中、凪はどこ吹く風でさまざまな分析手法を繰り返し行なっていく。比重による分析なんてのも素人目には初めて見る試験方法だったので、「そりゃそういうやり方もあるよな」と納得しつつも面白かったですね。そうして1つ1つ可能性を潰していって、意外なプラチナの可能性に行き当たる3人。ここまでくればちょっとは市場価値も上がりそう。さらなる希少金属ともなると瑠璃ちゃんもだいぶ目が$。ロジウムとかって、どの程度天然で発掘できるものなんでしょうね。

 当然、珍しいものが出てきたら実地に出撃して調査を繰り返す。今回はなぜか伊万里もついてきて3人での見分だ。雄大な岩壁の作画クオリティは相変わらずだが、そんな中で一際輝く瑠璃の溌剌とした様子。やっぱりこの子はフィールドでこそ輝くんでしょうね。

 さぁ、お宝発見なるか。

 
Amazonアフィリンク

拍手


 ??「私も綺麗な顔してますから」、第5話。黒髪クールでエキセントリックな思考を持つクラスメイト女子は大抵こういうことを言うもんです。

 真唯との勝負は一旦水入りとなったれな子。これで卒業までの3年間を平穏に過ごせるかといったらもちろんそんなことはなく、第2部として「四天王最強の1人」みたいな厄介すぎる敵・琴紗月が襲いかかってくる。もう、文字通り襲いかかってきてる。王塚真唯というクレイジーの陰に隠れていたが、その幼馴染の考え方も存分にクレイジーだし、純粋な激情からの行動に見えない分だけ、さらにややこしい可能性すらある。真唯の場合は「度を超えたお嬢様なもんで世間一般の感覚とことごとく合わない」という事実に幾らかの免罪符があったが、紗月の場合はそれが通用しないので「ただ純粋にクレイジー」なのである。よくもまぁ、形の上とはいえ小学校からずっと真唯の友人を続けられていたものである。

 しかし、その「友人関係」についてもなかなか正しい落とし所が見つからないのが今作のややこしいところ。表面上はこの紗月の奇行の動機は「真唯にやり込められたのが気に食わない」という復讐心、敵対心ということになっているが、一番の問題は「本当に真唯のことが嫌いだったらここまで執着するものか」という話で。この作品の構造を考えれば自ずと「実は紗月さんも……」みたいな関係性は透けて見えるというか、割と露骨に示されている。

 超人・王塚真唯に対して紗月が抱えているのはどんな感情なのか。もちろんライバル心があるのは事実だろう。長年2番に甘んじるという現状が本当に悔しいと、それが純粋に原動力にもなっている。それが、敵対心と友人関係を同時に持ち続けられた最大の理由なのは間違いないのだろう。しかし、本当にそれは単なる対抗心なのか。そうではなさそうな証拠が2つある。1つは上述の通り、「それだけだったら現状でここまでムキになるのがおかしい」という紗月の言動そのものの問題。「れな子を彼女にしてしまえば真唯に対する最大級の嫌がらせになるだろう」というのはまぁ、間違っちゃいないとは思うのだが、そもそも「れな子を口説き落として彼女にする」でもなく、契約と脅迫で上っ面だけ繕ってれな子を隷従している時点で、彼女の心はただ「真唯に気にしてほしい」の1点だけ。それってもはや、みたいな話。

 そしてもう1つの重要なポイントとして、なんか変な要素ではあるが「真唯が『紗月は私のことが好きなんでしょう』と発言したこと」がある。あの天下の王塚真唯が、長年連れ立っている友人(?)の深層心理を見誤ることがあるだろうか。もちろん真唯が人の心などわからぬただのモンスターなら勘違いでしまいなのだが、これまで何度も、真唯はれな子の心を読んだような言動を繰り返しており、ことに「恋人どうしの機微」については敏感に反応する。完璧超人の彼女がわざわざ「紗月は自分のことが好きに違いない」と断言しているのは、ただ単に、それが事実だからなのではなかろうか。さぁ、なかなか例がない七面倒くさい三角関係のスタートだ。

 
Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2026/01 02
S M T W T F S
12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/09 朝美]
[01/05 NONAME]
[01/05 とみしの]
[01/05 NONAME]
[01/01 NONAME]
バーコード