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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ループ世界の恋愛ゲーム展開……第9話。ユーリは時間さえかければ全てのヒロインのルートを合法的に攻略できる最強主人公ではあるな……まぁ、どのルートもエンディングが強制終了しかないのは残念だが。 起こされた先はついに訪れたグノーシアの世界。ゲーム開始10卓目に至って、ついに狼を引いてしまったユーリだが、人数の少ない卓でこんだけ人外が回ってこなかったというのもなかなかの引きである。いや、誰も均等に配布されるとは言ってないけども。とにかく人狼側の立ち回りや設定が色々と明かされ、その中でも重要なのは(分かっちゃいたが)「初日内通あり」ということですかね。普通に考えたら会議前に密談してるとこなんて見つかったら1発アウトの要素のはずなんだけど、コメットさんってば遠慮なしにがっつり2人内通。あの様子だと沙明との内通は済ませていたっぽいので一応「3人で集まるのは流石に」くらいの分別はあったってことなのかしらね。 加えて「夜時間に狼がどうやって襲撃しているか」の様子も初公開。今回はターゲットがオトメだったので特殊な演出になった可能性もゼロではないが、どうやら「襲う」というのは別に喉笛に噛みついて殺したりするわけではなく、なんか分からんグノーシアマジックでこの世から消しちゃえるらしい。これまで「狼2匹とか3匹いて自由に動けるなら人数分噛めるやろ」と思っていたが、今回の演出を見る限り、なんかこぅ、「生存しているグノーシアが全員で力を合わせて1人の対象の存在抹消が可能」みたいな設定っぽい。それはそれで意味が分からんが、とにかく一晩に襲えるのはみんなが納得の上で1人ということで確定した。あとは欲を言えば守護天使能力が発動した時にどういう処理になるのかもみてみたかったが……このアニメの間にGJシーンに出会えるタイミングは無いかもしれないな。 ってなわけで初の狼目線での卓だったが、今回は人狼ゲーム的にもそれなりに成立している、それっぽい試合になった。
・第10卓(9話)10人3狼 ユーリ:狼 ジナ釣→オトメ噛→沙明釣→しげみち噛→SQ釣(→ラキオ噛) 初日 占CO〈コメット・SQ〉 2日目 霊CO<沙明・セツ> 霊結果 沙明● セツ○ 占結果 コメット→セツ○ SQ→セツ○ 人狼:ユーリ、沙明、コメット 占:SQ 霊媒:セツ 騎士:しげみち 勝敗○
こうしてみると、連ガありとはいえ10人3狼で初日白なしというのはかなり村人不利なレギュ。狼は対抗出しとけば決め打ちで勝つと問答無用だし、負けてもグレー位置の逃げ切りは充分にあり得るのでやりやすい。そして偶数ゲームでGJがかなり痛い盤面なので基本的には信用勝負路線に行く形になるだろう。 今回は「嘘が苦手」と自覚しているコメットが占騙りで決まったが、まぁ、人狼が苦手な人はLW任されるより騙りの方がやりやすいという話もあるので、LWにユーリを置いとく作戦は悪くない。沙明は事故って死んだ形にはなっているが、2日目にジナ●を出した理由はよく分からんね。あそこ両白でも良かったけど(結果一緒だったが)。 ゲーム展開としては「テンパったコメットがうっかりセツに白を被せてしまい、大失敗で沙明を失ったかと思ったがこれが強烈なライン切りとして働いて信用勝負を押し切って勝ち」という結末に(そういや3日目の占い結果ってどうだったんだろう)。確かにこのライン切りは面白い作戦で、観ている私も絶望するコメットを見て「いや、こんな強固なライン切り無いんだからむしろ盤面有利だぞ」と思いながら見ており、ユーリがそこに気づいて活用してくれたのは「ちゃんと人狼してんなぁ」という気持ちだった。まぁ、当然レギュになれてくればこの身内切りも追われるようにはなるのだろうが……偶発的な事故を要素として組み込んで逆利用できるのは狼側の特権なので、それを活用できたユーリは今回MVPで問題ないだろう。ちなみにこのレギュで初日の霊媒潜伏が強いとは思えないので単にセツが戦犯だったという可能性もゼロではないが(結果真占いの結果吸っちゃってるしなぁ)。 てなことで、コメットとのしっぽりしたピロートーク(ピロートークではない)でグノーシア側の事情もきっちり情報収集できたユーリはゴールにまた一歩近づいた。ただ、今回は「コメットから聞けた話」よりもむしろ「自分がグノーシアになって感じたあれこれ」の方が情報量としては大きかったんじゃなかろうか。今回の一件で、「グノーシアになっても元の人格が根本からひっくり返るわけじゃないし、すげぇ自然に、勝利目標が切り替わるだけ」ということがわかったのも大きな収穫で、以前のシピみたいな「大人しく退場する人狼」がいることもなんとなく納得できる状況である。まぁ、今回のユーリは単にコメットとイチャイチャするために頑張っただけではあるのだが……こういう時に「ループしちゃうからね」という免罪符は便利だし、ついでにセツが「ループごとの役職を全うしなさい」と言ってくれたことも強烈な後押しになっている。まぁ、そうしないと新しい世界が切り開けなくて情報収集が停滞しちゃうからね。 ちなみに今回はユーリ1人の手腕でラキオ・夕里子・セツといった強敵連中をまとめて説き伏せたという意味でも大きな勝利ではあるのだが、ラキオはまだしも、ここまでの様子を見てると「あれ、夕里子って別に強くないのでは……」という気もしてきた。「コメットが弱い」はどうやらほんとっぽかったので、他の連中の強さのパラメーターもちょっとずつ精査していきたいなぁ。
PR とうとう出たね……第10話。まぁ、そこにおるわな。そうなるわな。 前回で鬼畜幼女みもりちゃんが退場してしまったせいでもしかしたら視聴モチベが下がるかと思われた今作だったが、全く問題なく、ストーリーは核心へと突き進む。まぁ、そりゃそうだよな、長い長い歴史の中で考えりゃみもりノッカーなんて末端も末端だしな。この世界に潜むノッカーの謎、その中心に鎮座していたのはミズハ、いや、ここはやはり「ハヤセ」というべきなのだろうか。今作最大のブラックホールにして壮大な愛のサーガの最終幕を繰り広げるのは、たどり着いた血の終端、ミズハさんをおいて他にない。 とはいえ、守護団ノッカーの復活劇の真相はなかなかに酷い。「いや、確かに殺されたんですけどね。なんか頑張って帰ってきちゃいました」って、あんだけ必死に根絶を目指したフシからすると間違いなく「どないやねん」案件ですよ。そりゃぁ血眼になってもっかい絶滅させようと奮闘するのもしょうがない。しかし、ノッカー側にも言い分はあるとのことで。「あの時はごめんなさい、僕らが間違ってました。フシの信念に背かないよう、ちゃんと共存共栄の道を目指しましょう」と彼らは歩み寄る。ただ、フシが普通の人間を完全に理解できないように、ノッカーはノッカーで多少の倫理観のズレは仕方ない。おかげで世を儚んだみもりちゃんや、「自殺願望があった」らしいフウナという同級生も犠牲になってもらうしかなかった。それこそが理想の世界だと、ノッカーは「フシたちから学んだ」と主張している。何が恐ろしいって、その発端となったのがマーチだと言っているところだ。フシに最初の「生き方」を教えた「ママ」。そのマーチの純粋な生き様が、今のノッカーの理念を育んだと言われたら、フシだってそれを無碍にすることが出来なくなってしまう。 「お互いうまくやっていきましょうや」というノッカー側の主張は、現時点で完全にはねつけることができないものである。もちろん感情面での反論はあるだろうし、フシは前提条件として「共存はあり得ない」からスタートしているのだから和平は期待できないだろうが、だからと言ってノッカー側が間違っているという論拠もまた見つからない。「人の身体を勝手に使うな」という主張に対しては、フシは「お前が言うな」と言われておしまいで、よりにもよってこないだのトナリとの悶着でフシは自分がそのあたりの観念を甘くみていたことを痛感させられている。今現在ノッカーがイズミやみもりの身体を使ってやっていたことが、果たしてフシの生き方とどう違うというのか。 それでもフシがノッカーを拒絶してしまうのは、もはや刷り込まれた絶対的拒否感からに他ならない。「ハヤセの血」はやはり恐ろしい。いつの時代も、最後の最後にフシを追い詰めるのはこれなのだ。さらに手練手管に長けた現代の守護団ノッカーは、ミズハという少女の想いをそのままの武器にしてフシに迫る。あの時のハヤセと同じように、そこにあるのはただ純然たる愛であり、フシはそれを切り捨てることができない。必死に自分の正しさを探すも、ボン以外には救いを求めることすら叶わない。ミズハの存在がすでに無視できない大きさにまで膨らんでしまっているため、せっかく歩み寄ってくれたトナリにすら、共有できるものがなくなってしまったのだ。全てを取り込み、合一化を果たしたはずのフシがどんどん孤独になり、ただ「1つ」の存在だったはずのノッカーはいつぞやのように版図を拡大している。此度の戦争、ついにフシは過去に類を見ない「包囲網」の中にいるのだ。 今回はとにかく作画が素晴らしく、1枚画で魅せるミズハの表情が最高に退廃的。あまりにも美少女な化け物にビシバシ追い詰められていくこのシチュエーション、ほんとにほんとに最高です。やっぱNHKアニメは素晴らしい(それでいいのか)。 大人になんてなるもんじゃない、第10話。大人になったら苦しいことばっかりだってさ。まぁ、あながち嘘でもないが……楽しく生きてる大人もいっぱいいるから安心していいよ。 運命の「未成人式」が幕を開けたが、今回のお話でその案内役となったのはまさかの柳生田。彼が15歳だった時の苦い思い出からスタートして、この節目となるイベントの悲喜交々を伝えてくれる。基本的には「子供を甘やかそう」というイベントなのだから子供にとってはいいことづくめのはずなのだが、そう簡単には終わらないのがこの世界の難しさ。子供と大人の移り変わりを示す「薄明」の中、さまざまな局面が動いていく。そしてどんな結末でも選ぶのは子供の仕事。大人はただ、それを黙って見ているしかないのだ。 まず大きく動いたのは我らがニコちゃん。いつも通りのテンションだがお祭り仕様の浴衣姿とアップにまとめたツインテがなんとも可愛らしい。そして立ち居振る舞いもいちいち可愛らしい。この世界ではモブの子は男も女も同様に「モブ顔」で処理されるのでニコちゃんがそれらに比べて特別可愛いのかどうかはよく分からないが、この様子だときっとさぞかし可愛い子に違いない。 以前から三田に対しては積極的な姿勢を見せていたニコちゃん。未成人式での言い伝えを信じてかどうかは分からないが、この節目となるイベントで三田と何か記念になるようなものを残したかったらしく、以前から身構えていたであろう、ファーストキス計画を強引に実行。あまりにテンパった彼女の態度を見るに、相当な勇気をもって行った行動であることは明らか。女の子にこれだけの頑張りをさせたのだから、もちろん三田は男としてそれを返す必要があるのだが……残念ながら三田にとって「子供とのキス」はそれどころじゃない問題を孕んでいた。何しろ子供と恋愛関係になったら死ぬと宣言されていたのだ、ニコのキスはまさに「死の接吻」になりかねないものだった。 それでも、三田は生きていた。これが途中経過なのか、それともサンタの言い伝えが単なるでまかせだったのかは分からない。しかし、死ななかったからにはその行為の是非をもっと確かめねばなるまい。人生に初めて訪れたその感覚を、掘り下げなければなるまい。狂ったように「2度目」に至る三田。ニコちゃんもまんざらではなかったが流石に度がすぎた。なかなかうまくいかないこのチグハグっぷりも、実に子供らしいカップルではある。 しかし、微笑ましい姿も今はここまで、三田のために動いていた柳生田がフミちゃんに接触し、開始の合図は告げられた。銃声に駆けつけてみれば、フミちゃんは10組の生徒を引き連れて総力戦の構え。これまでのサンタだったら絶対絶命の状況だったが……理事長との特訓で手に入れた「黒サンタ」は、今までよりも汎用性が高く(大人も守れて)、子供相手の対応力も上がっていた。子供達にいい夢を届けるのもサンタの仕事。次々に10組を無力化していく黒サンタを前に、フミちゃんは捨て身のサウザンド・ウォーズの構えに入るのである。まぁ、それ自体はサンタにとっても分の悪い話ではないのだが……お祭りの最中で野次馬が増えるのは多分あんまり良くない。がっつり「三田!」って読んじゃった甘矢の発言は大丈夫だったんでしょうかね。サンタはフミちゃんを無力化させるという方策を選べなかったようだが、2人の中で何かしらの折り合いをつけることが可能なのだろうか。 そして最後の局面、冬村さんとの関係性に結論を出したい小野さんも、薄明の中で必死の訴えを行いたい……のだが、残念ながらすでに「大人」になってしまった小野さんにはそれも叶わない。今回、小野さんはいっぱい喋っているように見えて実はほとんど言葉を発していない。あくまで彼女のメッセージは全てモノローグの範疇。実際に口からは出ていないのだ。言いたいことを飲み込んで、相手の気持ちを優先して。これこそが大人の姿勢。今回のお話でモノローグを垂れ流していたのはもっぱら小野さんと柳生田だけであり、わがままを通さず飲み込んで耐える大人の辛さが嫌でも伝わってくる。その結果、奔放な子供である冬村は、また小野の下から去ってしまう。小野さんの立場はあまりに不憫であるが、それこそが大人の苦しみであると、学園長も訳知り顔で小野を諭すのである。 どうだろう、大人は辛い、大人は苦しい。大人になんてなるもんじゃない。そんな結論だけで、この世界は終わっていいんでしょうかね。
キャストロールの「フナムシ」がなんか可哀想、第10話。一応記録しておくと、フナムシ役は桑原由気と古木のぞみでした。 炸裂する「ひとでなし」のエゴ。ようやく明かされた汐莉の過去話。これがなんとも「人外的価値観」に満ちたお話でして……今作はゴリゴリの百合をやろうとしているだろうに、人外のものたちの価値観の設定とか、頑なに守ろうとしてる部分がやたらソリッドなのが怖いよな……。この国はその辺に不老不死レベルの化け物がちょいちょい存在しているらしい。 1つずつ確認していくと、前回までの予測とズレてる部分があるとすれば「比名子一家の事故」と「汐莉の血」に因果関係はなかったということ。てっきり「事故に遭って死にそうになってる比名子を見つけて、汐莉が苦肉の策で自分の血を飲ませた」だと思ってたのだが、実際は「事前に血を飲んでたもんで、比名子だけが家族の中で死ななかった」らしい。ってことで特に命の危機でもなんでもない状況で比名子が人魚の血を飲むセッティングが必要だったわけだが……正解は「なんか、惚れちゃったから」である。ほんと、この人外はやることなすこと一方的すぎる。そりゃミコちゃんだっておかんむりですわよ。 動物由来でそれなりに出自が明らかになっているミコちゃんと違い、汐莉の発生については本人も分かっていない。こないだ海に行った時に「なんか分からんけど恐ろしいもの」はいっぱい渦巻いていたので、海から怪異が生まれる過程ってのはあまり生物学的なものとは結びつかずにポンと不意に出てくるものなのかもしれない。海に関わるなんらかの人間の情念が結実したのか、はたまた地形的な偶然か、とにかく汐莉はいつの間にか海の上にいた。他の有象無象のあやかしと違い、その段階から明確な自我と理性を伴っており、どこぞの岩礁で生活をし始めたということは、なんらかの「生きるモチベ」がその時点で存在していたのだろうか。まぁ、口減しの子供は遠慮なく喰っていたとのことなので、人間の美味さは知っていたのかもしれないが。 そうしてちょっとずつ人間界を「外」から観察して知識を増やしていった汐莉だったが、ダイレクトに接触するわけにもいかないので価値観も倫理観も、そして生死観も擦り合わせるのは難しい。偶然一緒に生活した人の子に気まぐれで肉を与えてみたら、それがもう恨み骨髄でして。まーねぇ、なんの断りもなくいきなりの不老不死は、そりゃ重すぎるもんな。私だってノーサンキューだわ。そして、うっかり肉を与えちゃった女の子は思いの外アグレッシブな性格だったようで。「私が死ねない分お前が死ね」とばかりに汐莉のストーキングを開始、戦後には余った手投げ弾を大量に抱え込み、煉獄級戦艦でも沈めたろうとばかりに万歳アタック。さしもの汐莉さんも無事では済まず、しばし活動停止のペナルティをくらってしまった。 そして流れ着いたのが運命の入江。幼い比名子は当然今のように影を落としまくる陰鬱な空気などまとっておらず、実に素直で快活な幼女であったらしい。食うも食わないもあんまり興味がなかった汐莉さんだが、ポッキーやポテチのハイカロリーを得てみるみる回復。自らの手で比名子をどうにかできるだけの下地はできてしまった。その結果が「このロリ可愛い」である。いわば単なるロリコンであるが、まぁ、彼女なりの「内側に入れてもらえた」という実感は言葉で説明できる類のものでもなかろう。不気味なご面相の自分にも怖気付かずに分け隔てなく接してくれた比名子に、初めての何かを感じた気がした汐莉さん。爆弾少女の教訓を活かせばよかったのに、性懲りも無くまた血を与えてしまった。今度は恨まれないように記憶消去のオプションまで施して。考えようによっては以前よりもやってることの悪どさは増している。でもしょうがない。初めて人間に興味を持ったことの表明が、こんな形でしかできなかったのだろう。人外ができる「歩み寄り」の一歩目は、相当歪んだものになってしまった。 そうしてたどり着いた現在、不幸な事故のせいで比名子は見る影もない姿になり、ミコちゃんの庇護の下でギリギリ生存している状態。たった1度の人間とのコミュニケーションの願いすらまともに果たせていないことが分かり凹んだ汐莉さんは、改めて願いを成就するために、愛媛の地に降り立ったということである。 以上のお話、まー、ひとでなしなりに頑張ってるけどそれでもひどいよね、という内容なのだが、こんな小っ恥ずかしい失敗談をミコちゃんに包み隠さず語ってみせたあたり、なんやかんやで汐莉さんも反省とか後悔とかはあるのだろう。信頼できる人外仲間に託す形にもなるが、なんとか比名子に希望を失わせないように望みを繋ぐ。そして当然、懸命なミコちゃんのジャッジは「いいからちゃんと話し合え」である。最初から、そうしてれば色々と解決したかもしれないんだから。 さて、汐莉はちゃんと同じ目線に並んで比名子と対話することができるのだろうか、そして、そんな汐莉を比名子は受け入れてくれるんだろうか。汐莉のゴールは「比名子が生きてくれる」でフィックスである。当然ミコちゃんもそれは同じ。だとすれば、あとは比名子がこの世界に絶望しなくなれば三方丸くおさまるわけだが……もうちょい導入がまともだったら、いくらか簡単に生きる理由を与えられたかもしれないけどなー。
拾ったペットに「おたから」と名づけるマインド、だいたいジェイスと同じ、第9話。ちなみにMagic的な文脈でいうとさらに「タカラ」という別なキャラが存在するのでちょっとややこしい。 今回はわんこ回。このわんこ、オープニングにはずっと登場していたわけだが、私は正直オープニング歌詞の「ポメラニアン」のためだけに存在するイマジナリーわんこだと思っていたのだが、アニメ9話目にしてようやく本編で登場してその実存性を証明した。こいつが実存であったということは、最終的にねこのてちゃんが双見宅で他のみんなと一緒に作業するようになる未来も実現するのだろうか。 漫画家の宿命である体重増加と不健康。腰をいわさなきゃいっぱしの漫画家じゃない、みたいな風潮の中、ご多分に漏れず双見もあまり健康状態がよろしくないということで、引きこもり生活から脱却してアウトドアへ。日光の下でのびのびと運動すれば、はーさんだって心なしか清々しい様子である。面倒見のいいはーさんがサポートしてくれて本当に助かる。そして散歩開始初日でいきなり「お宝」を引き当ててしまう双見の運命力。初対面でズキュンと来て飼いたいと思っちゃう行動力、そしてそれら全てを飲み込み赦しを与えるはーさんのおかん力。手のかかる子供達でほんとごめんなさい。ただね、飼うことを許可して喜ぶ双見を見てる時のはーさんの赤面した顔がね、今回よりによって堤クレバックに使用されてましてね……ほんと、はーさんが恋する乙女みたいな顔してる時の儚さといったらないねこりゃ。 というわけで新たな家族が増え、多分予防接種やら何やらもまだの状態で、珍しくお客さんが押し寄せる双見宅。佐藤さんと塔子さんは分かるが、佐藤の同僚の浅倉まで来てたのはどういうことだったんだろう。「犬が来たよ」でみんな喜びいさんで飛び出してきちゃったのだろうか(まぁ、その気持ちも分かるが)。おかげで「スピンオフ漫画を描く人を探してた編集」と「連載打ち切られてやさぐれてる漫画家」が電撃邂逅。……まぁ、ここで初めて認識されてるってことは、滝沢センセのアシ軍団の中でも梨田はかなり印象が薄かったってことなんだろうけども。他誌で切られてしまったと聞いて、これを好機とばかりに声をかけてもらえて無事に梨田の命脈が繋がることになった。よかったな飲んだくれ。でも、なぜかは分からんけどそれきっかけで別に双見宅から出ていく気配がないあたりが梨田。 そんなダメ人間はさておいて、有能な編集のサポートもあってエンジンがかかる双見。やっぱ双見の「才能あふれる漫画家っぷり」が見られるシーンは格好いいわよね。「バクマン」にしろ何にしろ、やっぱり才能を持つクリエイターがその才気を迸らせてるシーンって格好いいや。双見は純粋に漫画を描くのが好きだってのも分かってるし、彼女が伸び伸びと仕事している様子はとても眩しく映るのである。その結果2ページ超過しちゃうなんて安いもんでね。漫画家なんて、締め切りに追われてる身でできるだけ作業量を減らしたいと常々思っているだろうに、制御できずに突っ走っちゃうあたりがどうにも双見。まぁ、はーさんもそんな様子を憧れの目で見てくれてますし、ファンの要望には応えなきゃね。 梨田へのファンレターもあっていい具合に周囲に幸せが広がっていく中で、双見に舞い込んだ新しい仕事はインタビューの受け答え。ここでようやく本人が悩んでる通りの対人不全っぷりがちょっと垣間見えたが、それでもインタビュー企画をおじゃんにするようなもんじゃないし、双見の暴れっぷりなんて可愛いもんである。しれっと佐藤さんの小狡いところが見えたりもしたが、この関係性だと全て「双見の才能を信じているから」みたいな殺し文句1つで終わっちゃうのがまた憎らしい。まぁ、双見も多少強引に引っ張ってもらわないと結果を残せない性格だろうし、ベストの判断をしてもらったとは思いますよ。願わくは、将来的にはーさんにもそんな親身になって考えてくれる編集がついてデビューできますように。……まぁ、本人が双見のアシから抜けたくないと思ってる感はあるんですけどね。 なんか、梨田の問題が解決しちゃったらこの世界にはもはや面倒ごとは無くなったっぽいですね。まだ話数が残ってる気がするのだが、ここからどういう雰囲気でやっていくのだろう。我々は「笑顔のたえない」アニメであれば文句はないですけどね。 なんと真っ直ぐな青春絵巻、第8話。もう、こんなんされたら文句言えねぇや。 夏休み前だってのに海イベント。前回ががっつり水着回だってのに今回も海だぜ。ただ、今作は別にエロで売るような作品ではなく、そりゃ佐久間さんのおっぱいは相当ボカンだが、だからってそれをことさらに見せびらかすようなもんでもない。月菜の着てる水着だってなかなかのセクシーキュートのはずなのだが、すぐにメタモルフォーゼしてしまうため、デフォルメ形状だと「ん? T.M.Revolutionの例のやつかな?」くらいなもんである。……冷静に考えると形状変化に対応できる月菜の衣類っていちいちどうなってんだ? まぁ、彼女の変身についてはこの世界では「あるもの」なのだという納得は何度も何度も自分を騙しながらやってきたことなのでもういいだろう。今回だって「浮き輪に入ってれば大丈夫だと思ったがサイズダウンしたからダメ」とかいう謎シーンもあったし、かなりダイレクトにサイズは変更される。その際には身長だけでなく体重も変化することはこれまでの事例を見ても明白で、改めて「超常」以外の何ものでもないのだ。ただ、今回改めて月菜の性質として「写真に写らない」に加えて「流れる水が苦手」や「塩が苦手」(そんなんあったか?)などが確認されて彼女が「人外」であることを強調されて初めて思い至ったのだが、彼女のメタモルフォーゼって、もしかして吸血鬼の「蝙蝠になる能力」の一環なのかもしれない。いや、厳密に彼女がそういう能力を持ってるかどうかは知らんけど、かつての吸血鬼たちが自在に姿形を変えてコウモリに変身できたのなら、そりゃ月菜が身長や体重を好き放題変化させる程度は朝飯前だろう、という話。なんか、ようやく自分の中で合点がいった気がする。 というわけで、憂いなく青春オンザビーチを堪能できるというものです。改めて、2形態ある月菜の旨みが色々と確認できて、彼女は通常形態なら真っ当な「ラブコメ」が楽しめるし、デフォルメ形態では育児やペットの飼育に近い「マスコットキャラの萌えアニメ」が楽しめる。この2つの領域を自由自在に行き来できるのが、月菜の最大の強みなのだろう。そしてクラスメイトたちもきちんとそれに順応できているのである(まぁ、楠木はいささかおかん要素が強すぎる気もするが)。「写真に写らない」は残念だけど、友達連中がそれを気にしてる様子もないし、今の環境は本当に月菜にとって満たされたものであるのだ。 そして、そんな充分な満足感をさらに引き上げる男、大鳥。前回私も「写真に写らないなら他のメディアでどうにか記録するしかないな」などと書いていたわけだが、月菜のことを気にかけている大鳥がそれに気づかないはずもなく。コツコツ準備を重ねて、見事に実現した月菜の「写真」。今週だけでもいろんな「初めて」を体験した月菜、そんな彼女に最大級の「初めて」を。……鏡にも写らないとしたら、彼女は自分の姿を客観的に見たことすらなかったかもしれないのだよね。もう、こんなもん一生もののお付き合いじゃん。 幸多かれ。 マジで何が何やらwww第8話。ただこれだけははっきり書いておきたいんだが、もう人狼がどうこうは置いといて、ふつーにおもろいわこのアニメ。 というわけで、マジで何がなんだか分からない展開だったわけですが……まずレギュの説明が無いってのが絶望的クソゲーですよね。今回は「15人村で4狼です」までは確定。さらに新役職の「留守番」はいわゆる共有者にあたり、最後の結果表を見ると配役は通常の占・霊・騎士の3役がいる。私は見る専の中でも基本的にア式以上はよく分からないので15人村はどうなるか想像がつかないが、「狂人無しだから人外が4枚で、それに共有者がいるんでしょ? 流石に村有利じゃね?」と思ったが、どうやら「そういうレギュじゃない」という結論だったらしい。おかげで今回はいつものように結果をまとめることすらできないのだが……一応データを追加する意味で「4日目に強制終了した村」という扱いにしておくか。
・第9卓(8話)15人4狼 ユーリ:村人 コメット釣→ステラ噛→しげみち釣→ジョナス噛 →沙明釣(回避?)→夕里子噛→2人残して全員釣 占CO〈しげみち・シピ〉 霊CO<ラキオ・ジナ> 占:しげみち 霊:ラキオ 騎士:ステラ 共有:ククルシカ&レムナン 人狼:コメット・シピ・オトメ・ジナ 勝敗?
……一応分かってるデータだけ羅列するとこうなる。これはこれで面白そうなゲームだったんだよな。オトメ狼だったやんけ。さらに初日釣られたクソ雑魚コメットが狼という人狼不利な盤面から初日に騎士の噛み抜きに成功していたり。おそらく2日目に占い2COが入ってしげみちが議論負けでつられた展開。霊媒のCOはいつのタイミングか不明。ただ、これ以上はゲームを考察できない理由がいくつかあって、1つには占い2人の2日目の結果が分からないこと。まぁ、話の雰囲気からして適当なところに白を刺したのだと思われる。そこは大きな問題ではない。狼が共有を抜いてないのも、役狙いの噛みだろうから納得はできるだろう(実際に抜けてるし)。2日目に占い釣りから行ってしまった割には3日目にグレー釣ってシピ決め打ちみたいな流れもありそうだったが、そこはラキオがしげみちの白を出してライン戦に持ち込み、ラキオから無難なローラー進行が出たところまでは普通の人狼である。 ただ、そこからがだいぶ様子のおかしなところで、まず、3日目に最多票を取った沙明がまさかの「釣り逃れ」。もしやと思って原作のルールを確認したら、なんとまぁ、釣りを回避できるスキルがあるそうな。沙明はそれに長けた人物だったのだろう。強制釣りキャンセル能力はふつーにゲームブレイカーで縄計算がだいぶムズくなるよな……。 そしてさらにゲームは壊れていき、確白のククルシカから「共有者がいるなら残りの全員を釣ってしまえばいいのでは?」というみもふたもない提案。いや、だからさ、1日に複数人釣れるんだったらゲーム性まったく変わるんだって。確かに実地では「あり得る」方策かもしれないが、ゲーム的にはやっちゃダメだろ。まぁ、当事者たちにそんなことを言っても通じないんだろう。そして、どうやら今回は更なるイレギュラーのための提案でもあるらしく……。 ということで、放送時間19分という半端なタイミングで試合に決着がつき、打ち分け発表の後にエンディングテーマへ……からのぶっ壊れ。あれ? ククルシカさん? …………まー意味は分かんないよね。これ、多分いわゆる「狐」ポジの役職ですよね。これも公式のルールを確認したら、まさに「バグ」という名前の妖狐役職は存在しているとのこと。つまり、今回のゲームは15人4人外ではなくて狐入りの5人外レギュだったということ。それならだいぶ話は変わってくるな…………いや、狐が共有吸っちゃうのはダメだろ。そんなレギュあるんか? まぁ、ゲームシステム次第では共有と狐が重なるルールの採用もありえるが……とりあえずWiki情報だけだとルール上あり得るかどうかはわかりませんでした。 てなことで、やっかいなバグだったククルシカの存在を契機に、前回影が薄かったレムナンの過去話が聞けたりもしたが、個人的にはぶっ壊れハイパワーククルシカの暴虐を見ているだけで楽しかったので満足である。いつの間にかゲームがアモアスになっとる。可憐な深窓の令嬢だと思ってたキャラが突然鉄パイプ振り回して世界を破壊し尽くす図、最高にロックで癖(ヘキ)である。ごちそうさまでした。 そしてそんな意味不明な状況でループしてしまったユーリだったが……ついに来ました、ユーリグノーシア展開。よりによって内通してる相方が使えねぇコメットである。最悪だ。わざわざユーリ狼パターンに入ったことを示すようにヘンテコエンディングに変化し、オープニングだとあんまりちゃんと見られなかった「各人がグノーシア化した時の顔芸」がたっぷり拝める素敵イラストが展開されている。……女性陣はおしなべてイカレ顔なのがたまらんが、特にステラのアヘ顔はやばい……是非とも薄い本よろしくお願いします。公式さでもいいですよ。え? ゲームプレイしろって? 確かに……。 グッバイ鬼畜幼女、第9話。今作を楽しむ最大のモチベである偽みもりちゃんが逝ってしまった……まぁ、でもそれ以外の筋立ても気にはなってるから来週以降も楽しく観ますよ。 というわけで、対ノッカー戦Round1、みもり戦はひとまずの決着。勝負は「大義」のぶつけ合いで、「みもりのクソみてぇな人生を無理やり生きさせてどうすんだよ。代わりに身体使ってるんだから感謝しろや」というノッカーの主張に、残念ながらフシは押され気味。いや、この世でフシだけは理屈抜きで叩き伏せてもいい立場にいるとは思うんだけど、事前に観測者の奴が「ノッカーに負けたなぁ、もうどうしようもなくなっちゃったし、しょうがないんじゃね?」と事実上の降伏宣言を出しちゃったもんで、それを見たフシも「もしかして俺らって間違ってたのか?」と尻込みしていた状態。 しかし、そんな迷えるフシに光を与えたのは亀甲縛りの露出狂、ひろとし兄ちゃんであった。基本的にはダメ人間、小学校でしょっ引かれずにすんだのがラッキーレベルの社不のひろとしだったが、ロリコン拗らせて手に入れた妹愛だけは純然たる本物だった。自らの命をなげうって突撃を繰り返す様は、流石に単なる性癖では説明がつかない「真の愛」である。生前のみもりの境遇を全て理解した上で、「それでも生きて欲しい」と、「生きていれば絶対幸せにする」と、そう宣言した「兄」を見て、みもりの心が揺らぐ。最終的には、半ば命を賭した脅迫みたいな状態になり、みもりはどこぞの考古学者もびっくりの「いぎだい!!」の宣言。これにてノッカー側の「占有」理由は無くなり、フシたちは排除の大義を得たのであった。 この「対ノッカーの大義名分の取り合い」戦争において、実は一番盤面が見えていたのはボンであった。霊との対話などもあってこの世界の状況が見えていたのだろうし、フシという人間(?)の性格もわかっている。きちんと「次に繋げる」ことができるタイミングを見計らって戦闘に介入し、みもりを守りつつ、ノッカーの牙城を崩すことに成功している。フシがさっぱりこの時代に適応できてないのとはエラい違いである。ちなみに「時代感」という視点で言えば、この時代のあれこれについてはノッカー側もかなり理解が深い。フシと違ってここ数百年を「生きて」観測し続けていたのだろう、現代社会の有り様についての解像度はかなり高いように見える。「今は心の時代だよォ〜」とか、単にフシへの煽りとして言っただけの言葉だろうが、少なからず本質をついた発言でもあるのだ。「分かってる」からこそ、大義名分もそれなりに成立しているように見えるし、その分だけ淘汰しづらい。今回のみもりノッカーは他の個体に比べてかなり破滅的な思考を持っていたからなんとか排除に漕ぎつけたものの、ここから先の「舌戦」は苦戦を強いられそう。 というわけで暴れ回るみもりノッカーに(一応の)トドメを刺したのはまた別の個体だった。こうして見ると、やはりノッカーはかなりこの時代に深く根ざしているようで、みもりノッカーもみもりに寄生したのが4年前だと言っていたのでかなり時間をかけて観察を続けていることが分かるし、新登場の謎ノッカーとみもりノッカーの間では普通にコミュニケーションが成立していながら、どこか「別個体」であることも強調されている。つまり、この世界には「複数のノッカーがそれぞれの視点で」生きながらえているのである。次回予告ではどう見てもやべぇ表情のミズハさんも映っていましたが……さぁ、どう転がっていく? それにしても……やっぱ今回でみもりちゃんとはお別れだよねぇ……。大久保瑠美のベストキャラクターランキングの上位に食い込みそうな最高の悪逆非道ロリ、本当に幸せな存在でした。腹黒るみるみをもっとちょうだい。
女子中学生が恥ずかしげにお互いの全裸を見せ合うアニメ、第9話。……それだけ聴いたら凄まじい最強アニメに聞こえるのだが……なんでだろう、胸をキリキリと締め付けられるような気持ちになるのは。 誰も彼もが面倒を抱えるこの世界。下手したら一番抱えてないのは三田なんじゃねぇかって気がするくらいに、三田の行動は色々と突飛である。サンタと三田は思考は同じはずなんだけど、やっぱり見た目の印象からか、三田モードの方がむちゃくちゃやらかしてる気はするよね。無茶こそが子供の特権、そしてそれを受け入れるべく、サンタはいろんな方向に暴走し、結果的にそれが子供っぽい無茶に繋がってしまうという。別に大人の肩を持つわけじゃないが、確かにこの世界におけるサンタってのは厄介なもんである。 Aパート、「フミちゃんにも悲しき過去が!」なお話。まぁ、あんなところにぶっ込まれてる身なのだから重たい過去があって当然ではあるが、蓋を開けてみればよりにもよって「親殺し」である。さらにその殺意が純粋な憎しみや嫌悪感とも違うというのがどうにも悩ましく、「若さ」を、「子供」を求め過ぎてしまった母親が少しずつぶっ壊れてしまったという認め難い現実を吹き飛ばすため、フミちゃんは大人を殺害した。そう簡単に整理がつく問題ではないが、本人の中ではどこか美談めいているというか、「母にとって自分のそれは救いであった」という考えも持っているのがどうにも悩ましく、そこに一抹の真実がありそうな世界なのが本当にやるせない。視聴者目線では「しわしわの手」という大人の象徴たる存在を未だ抱えながらしぶとく生きている大渋学園長という存在を先に見てしまっているため、フミちゃんのお母さんのギリギリ精神が理解できるような、そうでもないような。やはり学園長レベルのぶっとびクレイジーでなければ「老い」を乗り越えるのは難しいということか。さらに、多分お母さんが殊更に「若さ」を意識してしまったのが目の前の娘の存在のせいであるというのも救われない部分で……フミちゃんに悪い部分はないはずだが(いや、人殺してはいるが)、どうやったら救われたのか、それが見当もつかないのがこの世界の恐ろしいところである。 フミちゃんの昔話を聞き、思わず変身してしまう三田。子供からの切実な訴えは、やはりサンタの身体にはよろしくない。結局正体が割れてしまい、未成人式はどう転んでも逃げきれない修羅場になりそうである。こうしてみると柳生田とかフミちゃんとか、学園長の手駒には割とあっさり正体バレしちゃうんだよな。これでまだ学園長に報告がいってないことが奇跡だわ。 フミとの直接対決が避けられない状況になり、なんとか状況を打開しようと三田が選んだのはジャンプ漫画の如き「特訓」。そして駆り出されるのは本来なら敵側であるはずの柳生田、そして親友の甘矢。今回のお話、どう考えても甘矢が一番の被害者であろう。本人も訴えている通り、何が悲しくて「親友を銃で撃ちまくる」なんて仕事をやらされにゃならんのか。そこはほんとに三田がKYなだけである。あの特訓が役に立ったのかどうかも分からんし。今回理事長の特訓(?)のおかげで、伝説の存在であるブラックサンタは覚醒した。ただ、このモードは三田の求めているものではないらしく、今のところ利用する予定はなさそう。レッドからブラックへのモードチェンジ、戦隊レッドでも何度か経験してるパターンだが、だいたいは何かしらの代償を伴うものだし、三田からしたら「子供のための純粋存在」という理想像をつき崩されるような状態。そりゃ使いたくないのは分かる。ただ、純粋に武力のステータスがアップするというなら、最強最悪のフミちゃんの迎撃の際には必須のスキルとなるのかもしれない。最悪、10組の人間を殺したりしちゃったら……それこそブラックの極みだよなぁ。 三田・甘矢間でヤな特訓が続いている中、もう片方のカップリング(?)である冬村・小野にも進展が。端的にいえば、小野が冬村に対して「分からせ」にきている。自分がどういう状態になってしまったのか、大人と子供で、何が決定的に違うのか。ずっと小野と一緒でありたいと願う冬村からしたら何一つ認められるものではないが、すでに見た目からして変わってしまっていることは嫌でも認識させられる。小野の必死の訴えを、冬村はどのように受け入れるのが一番いいのか。それこそ「大人のように」物分かりよく飲み込めば、ちょっとでも小野に近づけるかもしれないが……冬村は絶対にそんなことはしないだろうなぁ。 子供でいるのも、楽じゃないのだなぁ。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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