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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 動物園のシーンの「水槽の中の象」がなんかやたら不気味だった、第9話。最初見た時に「なんかこわっ、作画ミスじゃねぇのこれ?」って思ったけど、検索したら富士サファリパークとか、水中の象が見られる施設はあるらしい。……ただ、あんなにがっつり潜ってるもんか? なんか、悪夢みたいな情景だったぞ。

 などという些事は置いときたいが、本筋の方がジリジリと進まないのでどういじっていいっものやら。いや、進んでないってのも嘘なんだが……先週の怒涛の新情報ラッシュに比べると、今回は答え合わせみたいな要素が多くてな。

 まずはAパート、あやめさんの残した言葉が気になってどうしても確認したい比名子さん。汐莉の方はしばらく比名子を避けていたが、ミコちゃんのアドバイスもあり頑張って捕まえる決心をする。その過程で比名子は自分の傷口をミコちゃんに見せようとしたところがだいぶギルティ度の高い行為である。ミコちゃんは全力拒否でなんとか逃げ切ったが、ついこないだお前の血をめぐってとんでもねぇことが起こってたってのを、比名子は全然認識してない。そのせいでミコちゃんがどれだけ苦しんだかも。友達甲斐の無いやつめ。まぁ、結局どこまでいっても妖怪の苦しみを人間側が分かち合うことはできないってことなのだろうけど。ミコちゃん、ギャグのノリであのピンチを乗り越えたのはほんとエラいよ……。

 そして比名子が積極的に接触しようとしていることが分かり、もはや逃げきれないと判断した汐莉は隠し立てすることもなく、あやめの言っていたことが全部真実であるとあっさりゲロってしまった。その辺は先週時点でだいたい予想してしまったので簡単にまとめるにとどめるが、曰く「10年前のあの事故の時に血を飲ませた」→「おかげで当時はうまそうに見えてたはずの比名子が、現時点ではクソ不味そうにしか見えてない」→「ただ、比名子に死なれると困るので適当な嘘を言って生きる希望を与えた」とのこと。これらの因果の中でまだ詳細がわかっていないのは「何故、汐莉は比名子が死ぬことを止めたかったのか」の部分だけ。どうやらそこが今作の核心ではあるようだが、いつも通りにはぐらかし名人の汐莉さんはその辺ものらりくらりとかわしてしまった。おかげで比名子に残ったのは「騙された」という被害者意識のみである。これまで微かな「死に甲斐」を与えられていたから多少なりとも前向きに生きられていたというずいぶん倒錯的な状況にあったわけだが、そこから「生き延びる理由」が消えてしまったためにまた元のメンタリティに逆戻りというわけだ。「お前が殺してくれるっていうから生きてたのに」という、ほんとに冗談みたいな話である。そりゃまぁ、捨て台詞で「ひとでなし」と言いたくなるのも分かる。

 「うっかり死ぬなよー」と締めて比名子を解放した汐莉。当然次の相手は色々と聞きたいことが積み重なったミコちゃんであったが……なんか知らんが動物園デート。ここでこの2人がデートなんかしちゃったら三角関係がややこしいことに……はならないんだけど。すごいよね、どうあがいてもミコ×シオっていう矢印は伸びないもんね。どこかでそういう同人描いてる人がいないとも限らないが、現状ではあり得ない「狐と魚」のカップリング。あ、もしかして魚類と哺乳類の間とって鳥類(ペンギン)の話してたのかも……。

 わざわざZOOまでやってきて、汐莉が伝えたかったのは「人間って、どの辺が特別なんだろね」というモノノケ同士の認識のすり合わせ。確かに、捕食対象としてみることができるなら、牛や豚と人間を区別するもしないも個人の自由に委ねられるわけで。ミコちゃんはそこで長年の積み重ねから「人間側」に立つことができたが、汐莉はそれができていないと漏らしている。どこまで本気なのか、どこまで思い悩んでいるのかは分からないし、そこに何故比名子が絡んでくるのかも分からなくなってしまったが、このタイミングでミコちゃんに頼っているあたり、汐莉もだいぶ切羽詰まった状態なのかもしれない。

 比名子は何がどうなったら救われるんでしょうね……。

 

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 嗜虐趣味方面で突き詰めていけば佐藤コノハ先生も大成したかもしれないのに、第8話。基本的にベタばかりを並べ立てるような構造の「黒歴史」だが、なんか夫人周りのエロティシズムみたいなものにはこだわりを感じるので、そこら辺に絞り込んでいく作風が吉だと思いますね。

 というわけでまだ収束しないブラッディローズ編。冒頭のギャグの詰め込みっぷりはかなりの密度だったが、今回は桜井監督とベテラン・藤原良二氏のダブルコンテ。多分前半は監督が多めにやってると思う。必死に部屋を抜け出したイアナは速攻でシャノウに見つかってしまうが、なんやかやと問答があった末に一応の信頼は取り付けることができた。どう考えてもやってることは不審者だし、何なら適当な嘘を重ねたもんでギノにまで疑われかねない立ち位置になってしまったのだが……そこは「作者」特権、起こってることは全て把握しているので(今回一気に思い出したな)、訴えにもどこか切実さは伴っている。作者の権利が「知っていること」であるなら、その知っているシナリオのライン通りにハッピーエンドを迎えるのは作者の「義務」でもある。何とかメノアたちを救わんと、ここぞと無理をするイアナさんである。

 一応は推理の果てにたどり着いた忌まわしき地下室。どう考えても「噴水が動いて隠し通路が現れる」機構は手間がかかりすぎてるしどういう仕組みなのか分からんのだが、まぁ、この世界なら魔法なりなんなりがあるのかもしれないからね……スイッチ1つで動かせるようにしていたのはむしろ夫人の怠慢といえるかもしれん。とにかく酒池肉林を実現するために凄まじい設備が隠されていたことが判明。当然のようにメノアも、そしてシャノウの妹も生存が確認された。……夫人は、あそこで大量の女性を「飼ってる」状態だったわけだが、全部1人で切り盛りしてたんだろうか。「美しい女の子」たちを美しい状態で保管するのにはあまりに向かなすぎる施設だった気がするのだが……コレクションしてれば満足っていうタイプの人なのかな……一部の女の子はそんな夫人に心まで籠絡されて肉人形になってましたけどね。そこのディティールは作者が作り込んだものなのかしら!?

 必死に暴れるイアナたちが反撃の契機としたのが、今回のサブタイトルにある要素、まさかの「素人が書いたオリジナル衣装、仕組みが分からない説」を危機の攻略に活用するとは。……いや、意味わかんないけどね。世界設定ってそういうディティールにまで活きてるもんなのかよ。「外から脱げるように見えない」はまだ分かるけど、じゃぁシャノウ自身はどうやって脱いだり着たりしてるんだよ。マジで着脱のたびに魔法使ってんの? この世界の被服についての概念はどうなってんねん。まぁ、実際に夫人が困ってたってことは、イアナの推察で当たってるってことなんだろうけど……、「設定がよく分かってない部分が謎機構になる」ってのが黒歴史のルールだとするなら、かつて佐藤コノハが筆を割いていないこの世界のあらゆる要素がブラックボックスということになるんだが、そこまで深刻なことなのかしら? 相変わらずよく分からない世界観である。

 まぁ、とにかくそんな落とし穴も活用しつつ、ギリギリで命脈を保つ2人。最終的にはシャノウさんの献身も虚しくピンチにはなってしまったが……ぼちぼちソルたちも気づいてるころだろう。となると気になるのはコノハが地下室に降りてくるかどうか。流石に「自分も拉致られてた可能性があった」ってことを知らされたらショックではあるだろうなぁ。

 

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 「私はのろけを聞かされてるんですか?」→Yes or No、第8話。いや、そんなもんYESに決まってるやろが。何で散々のろけた後の赤面佐藤さんってあんなに可愛いんでしょうね。

 相変わらずペースが落ちずにファニーでクールでハートウォーミングな作品。今回はなんと1話の間に3人もの新キャラが登場し、そのどれもがガツンと濃いキャラと素敵な印象を残していってくれる。結局、全ては輪の中心にいる双見(あと佐藤さんもかな)の人徳なんやろなぁ。

 打ち合わせ先の編集部で出会った新キャラその1は編集長の立浪さん(CV17歳)。もう、その声のトーンからしてただものではないことが伝わってくるとても助かるキャスティングで、あの佐藤さんの上司ということもあってかなりのやり手で人格者。まぁ、双見に緊急の仕事を押し付ける時の手練手管なんかは熟練の「仕事人」のやり口には見えるが、おそらく彼女が漫画を愛しているのは本当だろうし、何よりも作家のことを考えて動いてくれているのは事実だろう。そうした人柄が端々で滲み出てくるストーリーテリングが巧妙。そしてその中できちんと「双見は認められてるよ」「認められるだけの結果を残してるんだよ」っていう事実を伝えて主人公のモチベと立場を押し上げてくれているのも良い。この世界、双見が頑張らないと回りませんからね。ただ、1つだけ残念な注意点があって、しばらくは「メディア化の企画が大きく動いたけど実写キャストがやらかしたせいで問題百出」というネタは……できれば勘弁してほしかったな……余計な騒動で心が擦り切れてるスーパー戦隊ファンは多いのでね……まぁ、作品の規模がデカくなると常にリスクは付きまとうってことよなぁ……。双見はそういう事故に遭わないことを祈ってるよ。

 佐藤さんの熱烈ノロケ話を胸に刻んで、次は双見が単行本2巻のカバーデザインの相談をする話。登場する新キャラはデザイナーの月縄さん(CVあけこ)。こちらもぱっと見でそれとわかるような強烈な個性を持つキャラだが、デザイナーという仕事についてはバリバリのプロだし、仕事に真摯な人物には違いない(この業界、真摯であることと締切を守れないことは両立するのである)。双見の創作姿勢にも理解を示してくれていたし、その才を端々から滲み出させることによって双見に新たな刺激も与えてくれた。こうして多少分野を跨ぐ形でも波長の「合う」クリエイターと交流するってのはいいイマジネーションの種になるんだろうね。あとはこの2人が繋がったことで締切関係の余計な知識がつかないことを(佐藤さん目線では)祈るばかりである。まー、月縄さんも双見が「こういうやつ」だってことは今回の打ち合わせで100%理解しただろうし、その双見を佐藤さんが大事にしていることも嫌というほど伝わったはず。余計な絡み方はせずにビジネス上の付き合いだけでもまっとうしてくれるだろう。

 そして塔子さんを呼んで自宅で打ち合わせをしている時に訪れたのが、今回ラスト、3人目の新キャラである早池峰(ハヤチネ)さん(CVすみぺ)。こちらは双見のかつてのアシ仲間で、現在は連載を抱える「同業者」(であり、一応ライバルでもあるのか)。ただ、ほぼ同じポジションのはずの梨田とは応対が180°違っており、お互いに純粋なリスペクトを持って接している非常に良き関係。見た目にははーさんが第一印象で叫んだ「淑女」というのが一番しっくりくる表現で、穏やかな見た目と中の人を反映したおっぱいが地味な中にも何かしらの主張を感じさせる。

 この早池峰さんパートではツッコミ役のはーさんがフルスロットルでいい仕事をしてくれました。はーさんはほんと真面目でね。双見周りの「なんかおかしいこと」にはいちいち反応してくれる。塔子さんがその辺めんどくさくてサボっちゃうから、今回みたいな面子だと全部はーさんに降りかかってくるのよ。ほんと大変そうでしたわ。まぁ、別に早池峰もはーさんに迷惑かけてるわけじゃないのだが。

 彼女が抱える意外性は「お淑やかに見えるけど実はエロ漫画家」というひねりだが、まぁ、声を聞いた時点で「別にこいつがエロ漫画先生でも構わんな」という印象になってしまうのは声オタの悪いところである。しょっちゅう汁を吹き出してる人だしなぁ。でもまぁ、「エロ漫画家」という設定は何も彼女をギャグキャラにするためのものではなく、そこに分け隔てなく接して純粋な創造力から評価してくれる双見という人物の素直さ、真面目さを反映するためのものである。多分早池峰さんがアシをやってた滝沢先生もそういうとこを気にしない人っぽかったし、この界隈ではあんまり問題にもならんのだろうけどね。はーさんがちょっとピュアピュアすぎただけで。

 実際に「泣けるエロ漫画」ってあるのよね。個人的には趣旨がブレるのであまり得意ではないのだが……はーさんが号泣するほどの作品だったら、何かパワーがあるのかもしれない。今後ははーさんが乳首のトーンを真剣に貼る姿が見られることを楽しみに待っていよう。(最終的に未成年のねこのてさんに仕事させてたらどうしよう)

 ほんと、双見の周りはドキドキ愉快な人たちばっかり集まって、恵まれてるよなぁ……梨田がいないと特にそう感じるわ(あれ?)。

 
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 「しまっても出ちゃうじゃん」はけだし名言、第7話。そうか、しょうがないよな、出ちゃうものはな……佐久間さん、今後の人生であまり多く敵を作らないようにな……。

 放送時期的に季節感ガン無視で夏休み前の浮かれたひととき。期末試験のために学生たちには重苦しい空気が漂うが、そんな時でもクラスに月菜ちゃんがいれば無問題さ。どうやら彼女の燃費は「学校のお勉強で頭を使う」ことについてはすこぶる悪いようで、ちょっとテスト勉強するだけで無尽蔵にお腹が空く。それこそここまで献身的に血液を提供してきた大鳥が干からびてしまうくらいには。月菜だって別に大鳥を殺したいわけじゃないのでその辺は流石に遠慮しますよね……考えてみりゃ「吸血鬼に血を吸われて失血死」って有り得ないくらい悲惨な死に方だな。大鳥のピンチを見て月菜の脳内に出てきた天使も悪魔も結局「吸っちゃいなよ」しか言ってなかったの草。

 何とかテストを乗り越え、以前大鳥とデート(?)したショッピングモールが今度は文字通り「姦しい」女の子たちのショッピングの舞台に。デートコースをなぞってうどんまで食べかけたが、今回はツッコミ役の楠木さんがいるから大丈夫。いや、あんま大丈夫じゃなかったけど。自分のわがままボディの凶悪さに気付いているのだろうか、その辺にだいぶ無頓着で暴れ回る佐久間さんと、必死に可愛い「娘」を保護しようと無限に世話を焼き続ける楠木ママの夫婦漫才みたいな展開。水着を着せてみれば、そりゃ佐久間さんほどじゃないだろうけど月菜だって充分なナイスバディでマスコットとは縁遠い存在なんですけどね……それでも守護(まも)らずにはいられない、それが石川さんパワー。まぁ、どれだけ普段気取ってても、「ショッピングで浮かれて迷子になった」は紛れもない事実だしな……突発的にIQが5歳児並みになる現象はなんなんだろうな。

 大鳥のサポートもあって一旦はショッピングが終了。この後、月菜が大鳥に送った鬼LINEの中にちゃんとクルーザー買った報告も入ってたのだが、大鳥は適当にその辺スルーしやがったな。まぁ、あんだけ大量に送られたらしょうがないのだろうけど。大鳥ママンも興味津々な「海デート」。月菜がこれまでの人生でできなかったイベントだってんでテンション上がりまくりなので、周りからどのように見られるかまで考えが回っていなかった大鳥。改めて、最大級に刺激的なアバンチュールイベントにドギマギし始めるが……まぁ、こと月菜相手にはその辺は全部徒労である。単なる子守りになってしまうかと思われたが……なんとあれよあれよとクラスのほぼ全員が月菜ツアーに同行する流れに。これはもう、単なる水着イベとか海イベではなく修学旅行クラスの一大イベントだぜ。これ、来週はクラス女子全員の水着が拝めるって理解でいいんですよね?

 
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 「一握砂子」は流石に笑った、第8話。

 盛岡出張のエピソードで現地の岩手県女性のCVでちゃんと桑島法子を採用しており、彼女の口から岩手のPRをしていたことがたいそう評価できると思いました。

 あ、私からは以上です。私が伝えなきゃいけない全てです。

 「何でこのアニメは切ってねぇんだよ」と問われたら、「観ても別にストレスにならないから」ですね。「ちゃんと観なくてもいい」って分かってるアニメって、逆に気楽に接することもできるんですよ。面白いかどうかは別にしてね。そして観てたらこういう出会いもあるわけでね。

 めでたしめでたし。

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 まさかのギャグ(?)回!? 第7話! いや、でも今作の目的を考えるなら今回みたいなフォーマットの方が正しい姿な気もするな……。

 ついに人狼ゲームらしいことが(正面からは)行われない初の回となったが、ユーリたちの目的である「人類の智を集める」ためにはとても正しい姿のエピソード。こうして卓を囲まずにナチュラルなコミュニケーションからグノーシアを見つけられるならそれに越したことはない。というか、普段からこうしておけばわざわざ物々しい会議なんかせんでもいい気がする。

 今回は一気に3人もの新キャラが加入し、これでようやく公式ページで紹介されているキャラクターが出揃った。ユーリも含めて15人。ここからランダムに参加者を選出することによって卓にバリエーションを与えるデザインということだろうか。ざっくり確認していくと、前回ラストに登場したインパクト抜群のイルカ少女がオトメ。「CV花澤香菜ってなんか魚っぽいイメージでもあるんか?」とどこぞの子ザメのことを思い出しながら考えたりもするが(イルカは哺乳類だ、などというツッコミは受け付けません)、まぁ、あらゆる企みを度外視した「徹底したピュアキャラ」というスタンスは人狼ゲームにおいてはなかなか特殊な武器。これ、回を重ねたら当然オトメがグノーシアのパターンも発生するわけで、そういう時に彼女がどんな顔を見せてくれるのかは気になるところだ。

 続いて、今回登場した3キャラの中では一番印象が薄いレムナン。前回登場したククルシカに続いて「言語によるコミュニケーションが苦手」なおよそ人狼向きじゃないキャラクターだが、謎のテーブルゲームを見た時のオタクの早口なんかを見てると、状況がハマれば何かしらの才能を発揮するタイプなのかもしれない。そして最後の1人は今回の台風の目、斜に構えた態度がいけすかない沙明(シャーミン)。人狼ゲームにおいて「卓につかない」という最強戦術を取ってしまったために一瞬この世界を破壊しかけたが、最終的には帳尻を合わせてなかなかインパクトのある登場回となった。今後の卓で弁の立つ面々(ラキオや夕里子)とぶつかった時にどういう顔を見せるのかは気になるところである。

 あんまり意味は無いが一応いつも通りに今回の卓のデータはまとめておく。

 

・第9卓(7話)9人2狼 ユーリ:素村 (役職無しレギュ)

ジョナス釣→ジナ噛→沙明釣

人狼:ジョナス、沙明  勝敗○

 

 …………見れば見るほどどないやねんなレギュだったな……まぁ、冗談回というか「人狼以外の目的の回」だと思えば一応形式上はちゃんと2釣り入れてるだけでも立派か。そう考えると噛まれたジナさんだけちょっと不憫だな……。

 今回はそれぞれのキャラの掘り下げの方に完全に視点が向いており、特にしげみちが積極的に動いたおかげでステラの立ち位置が確認できたのが最大の収穫。曰く「宇宙船の管理AIが対話のために用意した人間体」とのことで、この世界では「擬知体」と呼ばれる存在らしい。一応レムナンが「周りが擬知体ばかりの環境で育った」と言っているのでこの世界ではごくありふれた技術らしい。今後レムナンのその辺の設定がどっかで回収されたりするのかしら。船のAIとの関係性が全部わかったわけじゃないので「ステラがグノーシア汚染されてる状態ってAI的にはどうなの?」とかいう疑問も無いでは無いが、そのために「ステラという独立した人格は担保されている」ということを今回わざわざ確認してくれたと思っておこう。ご丁寧に「イルカだって汚染されるかもよ」と事前に設定しておいて、ユーリとセツから「グノーシア汚染されるんだからあんただって人間だよ」というよく分からない激励が飛んだのはちょっと面白い筋立て。普通に考えたらネガティブな要素にしかならない「汚染」をこうして多少なりともポジティブな手がかりとして使うってのはいいアイディアだ(タイムリーパーがいないと成立しない理論だけど)。

 そうそう、セツと言えば彼女が「私は『ハン』だ」って言ってたのが最初は意味が分からんかったのだけど、その後のユーリとの対話から察するに「性別による機能性を排除した存在」みたいなこの世界の新たな性の形だと思われる。彼女の口ぶりからして生まれながらにそうあるわけではなく、自ら志願して性を捨てる形になってるのかしら。どう見ても元は女性だとは思うのだが、せっかくの美人さんがちょっと勿体無い。まぁ、この船の中で性別のあるなしなんて瑣末な問題ですけどね。ほんと、変なところで設定の作り込みが入念な作品である。まぁ、そこを楽しむのが一番大事なのだからやるべきことをやってるとも言えるのだけど。

 今回は脇の要素が色々と面白かったのである意味では一番「面白い」回ではありました。人狼ゲームにおいて1日目の沙明の「投票放棄」が許されるんかい、という話とかは気になるところだが、グノーシア側も単なる冷徹な殺戮マシンではなく、今回のジョナスみたいに妙に人間味あふれるやらかしもある、なんてのは今後が楽しみな要素じゃなかろうか(沙明の事実上のCOはどういうモチベだったのかよく分からんかったけど)。

 そのほかにも「しげみちのプリケツが性的すぎる」とか、「ジョナスがボドゲやってるとどうにもデュエルスタンバってるようにしか聞こえない」とかも楽しい要素でしたね。ただ、今回個人的に最大の収穫だったのは「卓にラキオがいないとなんか寂しい」ということに気づけたことでした。初日にラキオ釣れない卓なんて……。

 
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 厄介事が厄介すぎる、第8話。フシの周りには何一ついい方向に回ってる事案がない。まぁ、フシ自体の対応にも色々問題があるせいなのだが……。

 くろいの曰く「平和な」この世界。しかしフシの目から見たら何一つ平和なことなどなくて。色々と生きにくい世の中、むしろなんでボンあたりはこの世界にがっつり対応できてるのかと感心しちゃうけど、元々そういう意味での世渡りは上手な人なんだろうな。当時はかなり大変な立場だったけど、苦労を乗り越えて才を開花させた結果だ。ちなみに現世で一番生きにくそうなのはグーグーだと思われるが(見た目的にね)、彼は彼でけろっとしてるあたりがなんかすごい。

 というわけでフシを悩ませる最大の厄介事はやはりみもりの存在。「好戦的なノッカー」と表現されたみもり。確かに、言われてみれば例えばイズミなんかはノッカー化しているはずなのに別に荒事を起こす雰囲気はなく、完全にミズハたち家族に溶け込んでいるが、みもりはもしフシたちに見つからなかったとしてもそのうちひろとしに対して本性を見せていただろう。さらにフシの視点から見るとみもりは「痛みを感じていた」という。かつてのノッカーとは確実に変質している「現代ノッカー」は、どうやら寄生先によっても何かしらの変化があるし、そもそも「個体」と認識されるような差異までもが発生している様子。1つの群体としてフシと生き残り競争を繰り広げた過去のノッカーとはもはや全く違う存在になったのかもしれない。

 そんなノッカーへの違和感をなんとか探りたくてフシが頼るのは「サトル」になってしまった観測者だが、こちらの存在もだいぶ厄介。何を尋ねても、問い詰めても暖簾に腕押し。孤児院らしきところで育てられているサトルには保護者役のスミカというとんでもないおっぱいがそばについており、彼女との対話を続けるうちにどんどんフシが悪いやつみたいになっていく。そりゃ観測者の正体を知っていればフシが不満に思っていることも分からないわけではないが、それを現代の「サトル」にぶつけたところで空回りにしかならない。「必要な要素は全部お前に渡しちゃったから」と引退宣言するサトルに対して、「お前が始めた物語だろうが」とフシは不満たらたら。でも「終わった」と判断されちゃったらもう何を訴えたところで改善は見られない。人に溶け込んでしまい、1つの命を固定した観測者。彼の生きる目的とは、何だったのだろうか。

 自身の能力は卓越しているのに頼れるものがなくなってくるというフシの苦しみ。かろうじてボン経由でイズミさんから得られた「あのノッカーも殺そうと思えば殺せる」という情報は有益といえば有益だが、逆に考えると、やはりそうして「殺せる」ノッカーというのもなんとも異質な話で。「殺せるんだ……」と喜びを噛み締めるフシははたから見たらどこか異様にも映る。まるで、どちらが善でどちらが悪なのか、反転しているみたいに。「全にして個」を維持し続けてしまっているフシとは、世界にとってどんな存在になっているのだろう。

 フシを求めてくれている人だってもちろんいる。その筆頭がユーキなのがだいぶヤなところだが、次点に控えているミズハさんが3番目の厄介事。まぁ、今回のデートはそこそこうまく行ったと思うし、ミズハのおかげでフシは新たな楽しみと目的(死んでしまった人たちの遺志を継ぐこと)を見出すことができたが、せっかく「いいことできた!」と思っていた高揚感も、トナリによって一蹴されてしまう。フシがコピーした紛い物の命で自己満足を得るな、と。まぁ、難しい問題だよね。トナリ自身の命ですら、この世界では完全に「正しいもの」ではないわけで……結局「命」ってものがどこに宿っているのかという話。

 何一つ問題は解決せず、厄介は積み重なる。そしてフシの下を訪ねてきたのは、亀甲縛り変質者のひろとし。お兄ちゃん……だいぶ切羽詰まってるよな……なんとか鬼畜ロリだけでも排除しないと……。

 

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 アニメの中のボドゲ、カタンは見かけるようになってきたけど、カルカソンヌは珍しいよな、第8話。まぁ、カルカソンヌに1タイル置いた瞬間に「勝ちー」ってなるタイミングは無いと思うので細かいルールは違うゲームかもしれないが。

 10組騒動は冬村の武力介入によって一旦水入り。そりゃね、連絡事項を伝える時はドアの爆破くらいは普通ですからね。遠慮なく爆発物を扱える系女子中学生の冬村さん、ほんとに頼りになる。でもまぁ、10組の連中もそれなりに肝の太い連中のようで、普通なら冬村の蛮行を見たら萎縮してしまいそうなものだが、そこまで気圧された感じもない。特に首領格であるフミはサンタとの絡みに興奮状態で、とんでもねぇ介入者の存在はそこまで気にしていないようだった。ほんとに若者の倫理観がやべぇ世界である。

 そうして逃げ出したサンタが再認識したのは「子供のお願いってマジでヤバい」という偶像サンタの致命的な弱点。そして、そんな苦手意識を訴えかける最大の要因が自身の「心臓」であると理解している様子。そういやこのアニメ、放送前の番宣でもずっと心臓の映像が映ってたんだよな。物理的な疾患として子供の願いは心臓を蝕むのでしょうか、それとも単なる「極度の興奮状態」なんでしょうか。まぁ、その差はあまり無いか。とにかく、なんとかして自分の心臓と折り合いをつけて付き合っていかなきゃいけないことが分かった三田。普通なら「もう少し子供と距離を置くか、意識しないようにしないと……」という判断になるはずなのだが、そこはよく分からないガッツも持ち合わせる三田のこと。「子供の願いにも耐えられるくらいに心臓を鍛えないと」という斜め上の発想からトレーニングを開始。

 しかし、そのトレーニングの相手がニコってぇのがなんとも罪作りなことで……今まですげぇなおざりな態度だったニコだが、どうやらその胸中には三田への気持ちは厳然と存在していた。クソしか言わないくせして案外乙女なキャラだったようだ。そして、未成熟な女児が憧れる恋愛幻想の第一歩はキスであるという。こういう情操教育はこの学園でどの程度育まれてるんでしょうね。ただ、残念ながら三田の方はキスなんてごめんこうむるわけでして……。

 慌てて三田にアポをとりにきた柳生田曰く、「サンタが中学生と恋したら死ぬ。キスなんてしたらそりゃもう即死よ」とのこと。なるほどこれが「Kiss×死す」か。どこまで本当かは定かじゃないが、少なくともサンタ自身の体感からあながち間違いでもなさそうな感じは伝わってくる。そしてサンタの結論は「自分の命と引き換えなら、子供の願いを叶えて禁忌を破る罪悪感も少しは減るか」ってんで自殺行為のキスを敢行しようとするが、色々と邪魔が入って結局未遂に。一番ドキドキさせられたのが出歯亀・柳生田だったのは因果応報か。今回はキスをねだってくるくせして適度なところで線引きして恥ずかしがってくれるニコちゃんがひたすら可愛かったですね。三田、この子と一緒になれないのはちょっと不幸だな。

 そして学園内には子供と大人の狭間で苦しむもう1組のカップル、冬村×小野もまだ残っている。すっかり大人になってしまった小野を見てドギマギする男子中学生マインドの冬村。彼女からしたら大人になることで冬村が自分から離れてしまうことが一番辛い展開であり、なんとか彼女を子供のままに止めようという考えもあるはずだが、もちろんそんな方法も思いつかず。「いかないで」とわがままも言いたいが、残念ながら相手は「大人」になってしまっているもので。お互いの気持ちは通じ合っているはずなのに、現状が理想の実現を妨げてくる。ここのカップルの落としどころも、あまり救いがあるようには見えないがどうなるんだろう。

 理事長によって保護されている小野とサンタ。そしてその存在を危うくする学園長。彼が放つ二の矢は案の定フミちゃんであった。目の前の大人なら依頼人だろうが学園長だろうが遠慮なくブッパする鋼の心臓のフミちゃん。自分の命を危険に晒しつつも全幅の信頼を置いている学園長に対し、彼女は依頼をこなすモチベってあるんだろうか。なんだかんだで罪に問われないとはいえ、10組で飼い殺しにされてる状況に恩義があるとも思えないのだが……単に「大人(サンタ)殺していいよォ」って言われて喜んでるだけなのかな。次回は「未成人式」とやらで衝突必至。いや、別にサンタが出てこなけりゃいいだけの話だが、そうもいかなくなるんだろうなぁ。

 そういや今回、英語の先生役でなぜか原作者がカメオ出演。親父さんってアニメ出演したことあったっけ?

 
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 それなりの立ち位置のサブキャラの「悲しき過去……」をエンディングバックで処理しちゃうアニメ、第8話。まぁ、そこまで本筋に関わらないし尺と優先度を考えたらしょうがないのかもしれないが……ちょっとだけあやめさんが不憫。

 なんか色んなことが色んな展開を見せたお話。前回「あれ? この人は人外じゃないんか? 妖怪だったら汐莉がほっとかんよな?」と思ってたけどふつーに気づかれてなかっただけで妖怪だったあやめさん。過去話は台詞無しだったのである程度想像で補うしかないが、江戸時代とかそれ以前に生まれたただの人間だったあやめさんは、「結婚した夫の連れ子」との関係性がうまくいかずに死に別れた過去を持つ。ただ、それと妖怪化に直接の関係があるかどうかは明示されておらず、何かしらの理由で「斧で後頭部をぱっかーんされた」傷がもとで、そこから口が形成されて二口女になってしまったという。確認したところ、二口女は元々の発祥でも「斧で謝って後頭部を叩き割られた」ことから生まれ、さらに「先妻の子を愛することができず、餓死させてしまった女」の妖怪とされている。この作品は妖怪のオリジンについては実はかなり正確な引用をしているということだ。

 そんなあやめさんは人間のふりをして社会に紛れ込んでいたが、この度「おいしそうな血の匂い」の比名子が目の前に出てきたせいで「据え膳」を無視できずに頂こうとしたところを、すんでのところで汐莉に見つかって誅滅。哀れこの街からは消え去ることになったという。しかし大ピンチに駆けつけたヒーローのはずの汐莉はその後は露骨に比名子に対してよそよそしくなり、ただでさえ「友達にもなれないものか」と悩んでいた比名子からすると寂しい状態に。「自分と汐莉の関係って何?」ということをひたすら自問しなければいけなくなってしまった。

 そして、気まぐれな二口女のつまみ食いによって漏れ出てしまった過去の因縁。あやめの言ってたことが全部本当だとするなら、「比名子は過去に人魚の血を摂取したことがある」「それは間違いなく汐莉の血である」までが確定。その上で「比名子はかつて死んでもおかしくない事故から奇跡的に1人だけ生還した」「その後、やけに傷の治りが早い」などの情報も複合すると、どんだけ鈍い視聴者でも「事故の時に汐莉が血を与えたってことかァ」という結論には辿り着くだろう。まぁ、これがレッドヘリングだったらやべぇが流石にそんな必要はないと思うので、現時点では「事故の日に汐莉は自分の血を与えて比名子だけ救った」が確定事項となる。

 するとさらに、あやめが残した「自分の血が混じった人間なんてまずくて食べられたもんじゃない」という情報が効いてくる。そう、汐莉がいう「私を喰べたい」はブラフだったということになり、汐莉→比名子の矢印のモチベが無くなる。つまり、汐莉は自分の食欲を満たすためではなく、なんらかの別な理由で比名子をバケモノたちから守っているということになる。普通に考えたらこれは友愛や親愛、情愛からくる行動だと思われるのだが、ただ単なる保護欲だった場合、すぐ近くにミコちゃんという同じような仕事をこなそうとしている先約がいるわけで、そこに強引に割って入ってきた理由としては少し弱い。何かしら、「比名子でなければならなかった理由」が、現時点か、もしくは事故当時の時点で必要になるだろう。さて、汐莉さんはどんな真実を隠しているというのだろう。

 ついでに今回もう1つ気になった話に触れておくと、あやめさんの存在がこの世界でどうなっているのかが正直よく分からない。汐莉にぶっちぎられて抹殺され、その後の合宿所のおばちゃんの反応(とミコちゃんの台詞)から「妖怪は死んでしまったらその存在ごとこの世から消滅する」みたいな超常すぎるルールが存在することになり、「以前ミコちゃんが比名子に近づいた時も認識改変能力があるとか勘違いしてたけど……あながち勘違いでもねぇじゃん」と思った。ただ、実際にはその後あやめさんが別に死んでなかったことが明らかになったため、おばちゃんたちの記憶からあやめさんのことがすっぽり抜け落ちたのは、「あやめさんがそうしたから」としか思えない状況になってしまった。……どういうことなんだろうね。「いっぺん死にそうになったから」くらいの理解で留めておいた方がいいんだろうか。どうにも能力や存在との辻褄が合わない気がするのだが……あんま真面目に考えちゃダメなとこなのかしらね。

 
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Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
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