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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 物語は人生に必要か? 第6話。いちいち答えづらい問いを投げかけてくる作品である。考えたこともなかったことをホイと投げ込まれると、人は戸惑ってしまう。そして、そんなたくさんの瞬間を切り取った作品が、このアニメな気がしている。

 高代槙生という女。その1人の人間をいろんな側面から彫り込んでいく、そんな回だった気がする。これまではだいたい1話の中で視点が切り替わって「それぞれの言い分」が出てくるものだが、今回はほとんど槙生中心視点で固定されたエピソードである(ちょっとだけえみりちゃん目線も出てきたけど)。今作は視点の切り替えや場面・時点の切り替えに非常に観念的なテクニックが多用されており、1つの画面に別な空間・別な時間が同居する描写がたびたび登場する。おかげで視点の切り替えも何の違和感もなくしれっと行われるのだが、今回みたいな固定視点での話は珍しかったかもしれない。それだけ、今回は槙生にフォーカスした話だったということ。

 槙生と実里。

 遺品整理もあらかた終わった実家。そんな中で槙生が見つけたのは、実里が実の娘の朝のために書いていた日記帳。また槙生が知らなかった姉の側面が転がり落ちてきた。姉のことが「嫌い」だった槙生。しかしそれは自分からの本当に一面的なものの見方であり、ここまでのお話でも「母から見た実里」「娘から見た実里」といろんな姉の姿に悩むことも多かった、また新しい姉の顔が垣間見えたことで、合わせて自分のこれまでの態度までもが、何か意味を持ってしまうんじゃないかと思い悩むのである。

 槙生と朝。

 今一番ホットで、槙生の頭痛の種でもある朝。気づけば季節は流れて早くも夏休み。前回のパソコン騒動も一旦落ち着いたのだろうか、ちゃんと部活に通えているらしい朝は学校生活もそこそこ充実しており、(毎朝のお弁当も何とかクリアしているようなので)最低限、2人きりの共同生活は成立している。しかし、夏休みに朝がずっと家にいるという事実は槙生からしたらあまり好ましいものじゃない。普通「ずっと一緒にいる」ことが苦痛だなんて漏らしてしまうと、それは「人としてよろしくない」とか言われる。こと保護者の立場にある槙生のこと。「朝が1日中家にいるのはイヤ」とか言い出したら、それこそ虐待だの何だのと言われてしまいそうな世の中である。しかし、その感情に嘘はつけない。別に朝が嫌いだとかいうわけじゃない。そこにいるのが朝じゃなかろうと、槙生からしたら「誰かと一緒にいるのが苦痛」は持って生まれた性分なのだ。こればかりはどうしようもない。それなのに、朝は「普通のことじゃないの?」と日常のあれこれにダメ出しをしてくる。それはまるで、かつての姉の姿を見ているようで。「普通」は人それぞれなのに、この世界はそれを押し付けてくる。

 槙生とえみり。

 朝との距離感に悩みは絶えないが、その外側から踏み込んでくるえみりもなかなかに豪胆だ。まぁ、最初に来客にお茶の選択権を与えるあたりで「この人、なんか変だから普通じゃない絡み方してもいいかも」くらいのことは思われたのかも。あれも不思議な話で、確かに「来客にお茶の選択肢を複数出して選んでもらう」光景はあんまり見かけるものじゃない。誰かの家に遊びに行けば、そこで出された茶を黙って飲むものである。しかし、どうせ飲むなら好きなお茶の方がいい。だったら来客が複数の選択肢から選ぶシステムの方が理にかなっているではないか。槙生のポンコツ対人センサーはそのように反応するのだろう。結局、それが「なんか変な大人」認定されることになり、えみりからしたら槙生単体がちょっとした違国。それでも、朝の保護者として一定の信頼はおける人物なわけで、その結果があの雑がらみである。大人の恋バナに興味津々のえみりちゃん、最終的に槙生から「匿う」物語を提供してもらいました。

 槙生と塔野。

 物語を生み出す人と、物語がいらない人。確かになぁ、考えたことがなかった。人生に物語は必要なのかどうか。私はこんだけアニメに溺れている人間なのだから、間違いなく「必要な人」だとは思うのだが、何故必要なのかと言われたらその答えはスッと出てくるもんじゃないし、「必要ない」と考える人も理解はできる。こんなところでも、人間は1人1人違うものかと呆れるばかりだが……そんな「想定外」を埋められるからこそ、自分以外の人生を享受する意味ってあるんじゃないかな。塔野さんには、多分分かってもらえないけど。

 槙生と笠町。

 というわけで最後に辿り着いたのは、槙生ちゃんの中では醍醐と並ぶ良き理解者であり元カレの笠町であった。欲求不満を抱えた年頃(?)の女と、自分の都合で振ってしまった元カレの連れ合い中華料理。槙生の人となりを理解して受け入れてくれる笠町を相手に、生きにくい槙生の内面はポロポロとこぼれ出てくる。人付き合いが苦手すぎて、ここから先に進んだら相手に迷惑をかけてしまうというブレーキ、あまりに共感できて本当にしんどいが、槙生ちゃんは今回、ビールの勢いでそこにちょいとアクセルを踏んでしまった。女にとって都合のいい男でいいよ、と笠町はいうが、それって世間的には「男にとって都合のいい女」にも見える訳で……付き合いの距離感なんて人それぞれ。お互いが一番いいつながり方を見つけるのが、大人の人間関係なのかもしれませんね。まぁ、それでえみりちゃんたち女子高生が納得してくれるかは分からないけど。

 
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 これサブタイトル間違ってますよ、第5話。だってみんな色々考えてますもん。山田だって、ちゃんと考えたからあの行動なんじゃないのかい。

 間断なく撃ち込まれ続ける容赦なき甘酸っぱ劇場。今回のAパートは一度鈴木・谷まわりから離れて、隣のクラスの西さんを中心としたお話になった。そしてその相手はまさかの山田。「まさかの」とは言ってみたが、オープニング映像で山田が誰かといい感じになっている映像は表示されているため(そして今作のオープニングは出来が良いので毎回飛ばせずみているため)、何となくそうなることは分かっていた。しかしその導入がまだ初々しくも甘酸っぱくてとても味がするのが良い。律儀なことにここの関係性も「正反対な君と僕」なんですよね。

 西ちゃんは人見知りを自認しており、より酷な言い方をすれば若干のコミュ障寄り。おかげで中学時代から人間関係はそこまで広くないし、多分山田(たち)をヤンキー認定したのだって、単に「髪染めてるから」とかそんなもんだろう。だいぶ人付き合いが狭い。いや、高校に鈴木と同じ髪色のクラスメイトがいたら間違いなく自分と同じ世界の人間とは思わねぇけど(ピンク髪が実際のものなのか、それともアニメ的な記号なのかはよく分からん)。

 そんな西さんの趣味は「周りの馬鹿話を聞いて楽しむ」だったわけだが、そんな「楽しみ」が偶然にも山田の変な性癖にヒットしてしまい、関係性が一気に進むことになった。いや、「変な性癖」とは言ってみたものの、山田の感覚も何となく分かるんだよな。およそ自分と関係なさそうな人間、住む世界が違うと思ってた異性がひょんなことから同じ板の上に立ってくれていると気づける瞬間にきゅんとくるという。これってオタクくんからしたら「オタク話に付き合ってくれるギャル」になるわけですよ。そういうギャップ的なものから急激な近しさを感じる感覚、分かる気がする。

 そしてそんな山田がちょっと思い悩んでいるのを茶化すクラスメイトの面々。ここで面白いのは、山田の恋(未満)バナの相手にしれっと平が混ざり込んでいる点。これが3話前だったら平は教室の別なエリアにいて心の中で口汚いツッコミを叫んでるだけだったのだろうが、いつの間にやらグループと仲良くなって話を聞く立場になった。何ならリアクションの薄い谷よりよっぽど仲良く見えたりする。こうしてちょっとずつ異文化が繋がって、コミュニティが広がっていく感覚、前回の鈴木の喜びじゃないが、今作の共通する「友情物語」な気がしますね。

 余談だが、今回主役になった西さん、可愛いですよね。ほんで声が良かった。キャストの人は知らない名前で「大森こころ」という声優で、名前入りのレギュラーもまだ数本という新人さんっぽい。最近流行りの超ソフトボイス傾向で、羊ちゃんとか藤寺美徳ちゃんに近い性質。良きお仕事(ちなみに相方の本田ちゃんのCVはともりるである)。

 Bパート、ここで鈴木・谷に話が戻り、夏休みの大きな第一歩、「お宅訪問」イベントである。谷の方が全く意識もせずに誘っちゃうあたりがまだまだ谷だが、そんな男の性質は充分に理解しつつhshsしてる鈴木が相変わらず可愛い。これで鈴木の方からの一方通行の矢印だと流石に関係性としてどうかとは思うのだが、きちんと谷の自室のシーンで鈴木が無意識にカウンターを見舞っており、お互いに意識して、意識されての関係が培われているのが分かるのがいじらしい。まぁ、あの猫はあんま可愛くないとは思うが……ちゃんと猫にも挨拶しないとな。家族だからな。

 とりあえず今回は谷のばあちゃん、そして鈴木のママンにまで関係性を伝えたところでエンド。まー、高校一年生の初恋なんてのんびりやりゃいいとは思うが(家族だってそこまで長続きすることを期待してないかもしれないしな)、今後はどのようにお互いのコミュニティを「擦り合わせて」いくんでしょうか。谷を紹介された時の鈴木のママンのリアクションが早くみたい。こないだどこぞの透明人間を紹介されたママンのリアクションが良かったのでね。

 
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 勇ましいなぁ……第16話。真正面からスポ根を貫き通す構成、とても清々しい。

 前回は4人同時展開などもあって一気に選手を処理してみせたわけだが、今回は一転、焦点を絞り込み事実上たった1人の演技のみで1話を費やした。そのターゲットは鴗鳥の「一番弟子」である八木ちゃん。当然、この子もSeason2が始まるまではさっぱり出てこなかった「ポッと出の新キャラ」である(だよね?)。しかし、そこに手っ取り早くドラマを盛り込むための手管が如才ない。まず監督が鴗鳥であるという設定で一気にいのりちゃんたちとの距離が近づき、おっさんたちの愉快なギャグシーンも交えながらいきなりいのりちゃんの「ライバル」として(文字通り)真正面に立ちはだかった。トイレでの精神統一ルーティンなど、ちゃんと子供っぽい部分を出しながら、その裏での血の滲むような努力、そしてその努力を生み出すモチベーションの描写などを加え、ほんの数分で一気に「倒すべきライバル」として成立させるシナリオラインはやはり上手い。「一番努力した人が勝てるわけではない」とは八木ちゃん本人の言葉であるが、例の名文句よろしく、それでも「勝った者は皆努力している」の分かりやすい例である。

 また、そんな八木ちゃんのモチベーションを支えるのはほとんどが鴗鳥コーチであるが、そんなコーチの下で繋がりを持ってしまった光の存在もでかい。狼嵜光というあまりに大きすぎる才能に目を焼かれてしまった1人であり、どう足掻いても太刀打ちできない相手を前に、色々と打ちひしがれてしまった過去もある。それでも八木ちゃんは決して諦めることなく、必死に自分にできる範囲で食らいついたのだ。いわば光が生み出した「影」のような存在といえるかもしれない。

 いのりも光という存在には大きな影響を受けているが、受け止める側の性格の違いもあるのだろう、彼女にとっての光は文字通りの「ひかり」でしかなく、憧れ、たどり着こうとする純粋な目標、勝手に定めた遠い遠いライバルでもある。陽の対象として光を仰ぎ見るいのりと、陰の対象として光に追い縋る八木ちゃん。この対比がいかにも今大会の「天王山」らしさを演出してくれている。

 そして、その八木ちゃんの実際の演技シーンがまた見事。前回時点で今作の競技シーンのクオリティの高さは見せつけていたわけが、違いが分かりにくそうな「フィギュアの演技シーン」にうまいことフィクションも盛り込みつつ、個々の選手の違いを見せてくれている。まぁ、そうは言っても素人の私にゃうまく表現する言葉が見つからないのだが……今回の八木ちゃんの演技は一言で言うならどこか「泥臭い」。必死に縋り付くような演技であり、どれだけみっともなくても、ただ光に追いつきたいという「あがき」にすら見えるような演技プランだ。実際はフィギュアとして高く評価されているのだから決して無様なわけもないし、洗練された所作になっているはずなのだが、なんか分からない要素から「泥臭さ」が感じられ、その執念の強さが滲み出ている。この辺の演出プランの差がどういう要素からきているのか、アニメに詳しい人かフィギュアに詳しい人に解説してほしいもんである。現実にも受付のじいちゃんがいればいいのに。

 そうそう、今回もう1点気づいたこととして、今作のスケーティングシーンに見応えがある理由の1つに「ブレードの見せ方」がある気がした。スケートなんだから絶対に履いてるスケート靴。その刃の部分の見せ方が上手い気がする。例えば光の反射でその鋭利さを見せる演出もそうだし、今作で演技するのは皆幼女であることも関係して、その靴の「重み」みたいなものがどこかに感じられる気がするのだ(多分、大人の演技と比較したら絶対幼女の方がスケート靴の比重は重いはずだ)。今回の八木ちゃんの演技の「泥臭さ」と「鋭さ」。そんなものが堪能できた画面でした。

 そうしてお膳立てを整え、最高最強の舞台についにいのりちゃんがまかり出でる。司が散々悩んで檄を飛ばした後のいのりちゃんの勇ましいことと言ったら。こんなにも幼女が「格好いい」アニメも他にないですって。

 
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 ドゥーチェ! ドゥーチェ! 第5話。……正確には「ドゥーチェ」は「総帥」なので今作には一切関係ありません。陛下人望篤い。

 相変わらず良き絶望具合。まー、普通の軍記物と違って今作の場合は作戦立案の時点でハナから「無理無茶するから死んでこい」と言われているわけで、「もしかしたら失敗するかも!?」じゃなくて「なんか間違って成功しないかしら?!」くらいの期待値からスタートするのがなかなかエグい。こういう無理ゲーベースのバトルアニメってそこまで多くはないのだが、イメージとしては初期の「進撃」が近いでしょうかね。人類は思い知らされ過ぎ。

 まぁ、死ぬのがお仕事とは言ってもその中心にザイロさんがいるのだからなんとかして生存ルートを模索しなければならない。今回の作戦でキーマンとなるのは新入りのツァーヴ……なんだろうか? 正直、能力的に見ても単なるいち白兵でしかないし、破壊力でいえばこないだの戦闘のタツヤの方が高かった気もする。そりゃま、遠距離射撃も得意だし戦力としてはそれなりに優秀なのだろうが、今回の作戦の中核って感じではないんだよな。そんなツァーヴの導入をしっかり丁寧にやってくれており、2週続けて登場の関俊彦が相変わらずの絶望感で勇者系に処してくれている。

 そして今後の焦点となるのは、やはりこの関俊彦側が何を考えているのかという部分。前回のベネティムの回想でほぼ答えを言ってたようなもんだが、どうやら上層部は必ずしも人間第一ではないようで、その中枢に「魔王崇拝者」とかいう物騒な連中も紛れ込んでいる様子。そのことに触れちゃったベネティムは哀れ勇者刑だし、今回の作戦が露骨に「死ぬこと」を目標にしているのも、どっかの誰かが「殺そうと」しているせいだなんて話も。結局どこまで行っても「人間の敵は人間」という昔ながらのお約束である。

 ただねぇ、そうなってくるとこの作品は根幹から揺らぐんだよね。ザイロをはじめとした勇者軍団はその身に制約を課されており、どう足掻いても上に逆らうことができない設定。その上層部がハナから人類を滅しようとしているのであれば、もはや勇者にできることなどなにもない。巨悪というにも分の悪すぎる対立である。でもまぁ、いうてそこまで決定的なものではないのかしら。考えてみりゃ「進撃」だって中枢というか味方サイドだと思ってたところに「巨人側」が混ざってたわけで、それくらいのちょうどいいバランス感で絶望を調整しつつ、「8割死ぬ」をひっくり返して勝利に持っていくのが醍醐味ってもんだ。まぁ、そんな真綿で首を絞めるようなことをして誰が楽しんでるんだ、って話ではあるが……。

 とりあえずテオリッタちゃんが今日も可愛かったので視聴者は楽しんでますよ。ついに現れた女神2号機もそれなりに可愛かったですが、この世界の女神ってみんなしてあのモチベーションで動いてるんか……。

 
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 心のどっかがずっとキシキシ言い続けている、第5話。ほんとどうしよう、すべてのシーンで何かが揺さぶられるよう。これ、解体しようとするとどこをとっても自分語りというか、自分の人生に還ってくるみたいでちょっと怖い……。

 どーしても書きたいので最初に一番頭の悪い感想を落としておくと、本作の中核にいる実里・槙生の姉妹、キャストが私の中の「女王」と「怪物」なんですよ。毎回そのお仕事ぶりにくらくらしているんですが、今回は特にこの姉妹にスポットが当たったことで凄まじさが際立っていた。中でも分かりやすいのが「現代(生前)」→「中高生時代」→「幼年期」って記憶がどんどん時代を跨ぐ時の描写で、2人の掛け合いの調子や声のトーンが本当に時代を飛び越えるんですよ。それ以外にも槙生ちゃんのほんとに言葉では説明できないような厄介な人間性を一呼吸で持ってくる沢城みゆき、そしてすべての元凶である実里の「母」「姉」「人」としての側面をまるっと飲み込む大原さやかの役作り。こういうお仕事を聞いている時が、僕の一番幸せな時間です。

 閑話休題、今回は(今回も)そんな実里をハブにして若き朝の人生と悩み多き槙生の人生が並行し、ねじれ、つながっていく。最初に悩みを抱えたのは朝。彼女は高校に進学し、部活だのさらなる進学先だの、新たに「選ぶ」ことを迫られる時期。そこで何度もフラッシュバックする母の言葉は「あなたの選びたいことを選びなさい」というもの。世の素晴らしき母親は子供の自主を尊重し、無限の未来を謳ってくれる。何をやってもいい、何を選んでも応援する。そう言ってくれた母は間違いなく存在した。しかし、同時に朝の脳裏をよぎるのは、自分の人生の「選択」にことごとく介入していた母の面影。好きで選んだ合唱部も、思い返せば「絶対ここがいい、間違いない」と母の太鼓判が決定打になっていた。その他些細な諸々に、母の影響は色濃く残る。そしてそんな母は「何を選んでも応援する」はずだったのに、勝手にどこかへ行ってしまったのだ。これから先の朝の人生を、何も支えてくれないところへ。「嘘つき」とはあまりに無体な誹り方ではあるが、朝の心情からしたら致し方なし。

 それでも、いつか選ぶ時は訪れる。何気ない学校の日常風景にも朝はそれを感じとっている。新たな学校、新たな友達。ずっと一緒と誓い合った親友のえみりすら、クラスが離れれば別なコミュニティで別な人生を歩んでいる。今まで通りではいかないことは、これからもっと増えていくのだ。この朝の「変わらなければいけない」という感覚が本当に辛い。いや、普通の人には当たり前の光景なのかもしれないが、常々泣き言を言っている通り、私はとにかく「何かが変わってしまうこと」への恐れが人一倍大きいのだ。「高校生の未来」なんてその最たるものでして、朝がそんな「無限の未来」への不安をどこかでチリチリと感じとっていく様子が、とてつもなく恐ろしい。自由とは、それ自体が幸せではないのである。

 転じて、槙生の話に移ろう。槙生の実母(朝の祖母)・高代京子から朝に連絡が入り、久しぶりに実家に帰った槙生。そこでの母との関係性はなんとも絶妙なもので、実里と違って喧嘩別れしたわけではないが、互いにいい歳の大人どうし、単なる「母娘」では終わらない絶妙な距離感。おそらく京子はまだ実里という愛娘を失った傷が癒えていない。それを知っているから、槙生も久しぶりに里帰りし、最低限のコミュニケーションを図った部分もあるのだろう。完全なる家族愛などというものはすでに過去になってしまっているのだろうが、そこに縁がないわけではない。

 槙生の中ではある程度片がついているであろうその関係性を、朝は「姪」として、「孫」としてじっと観察している。目の前の2人のつながりも「母と娘」であり、朝が自分と実里の関係を見直す鏡の役割も果たしている。そして、どれだけ槙生が拒否しようと色濃く流れる血のつながりというものは存在するわけで、京子が分けて考えていた長女と次女の間にもやはり「姉妹」のつながりがある。朝は祖母が槙生に向ける目線から、改めて「母とは」を考える。もしここに実里が存在していたら、京子は実里にどんな視線を向けていたのか。

 「色々と口出しする母」を久しぶりに見てか、槙生は頑なに朝に対して束縛しないスタンスを表明し続ける。髪色も好きにすればいい、部活だってどこに入るも自由だ。しかし、今回ただ1つだけ、槙生が朝に対して下した命令があった。それは「母を好きなままでいなさい」だった。別々な道を歩いている姪に、自分の道を塞いでいた障害物を押し付けるつもりはないのだ。

 槙生のこのスタンスは本当に立派で、実に理知的ではあるが、残念ながらそれが最上のコミュニケーションではないというのがまた難しいところで。最後に飛び込んできた後見監督人の塔野さん。彼のご心配は本当にもっともで、槙生たちの関係性は一触即発……と思われたが……まだまだ2人の間には時間が必要なようですね。朝のどうしようもなくて起こした行動、これもまぁ、話を聞けば気持ちはよく分かっちゃうんだよなぁ……今作の何が辛いって、大人の方の辛さも分かるし、朝の子供っぽい悩みも全部分かっちゃう気がするところ。みんな、ほんとに不器用に人生を自分の生きている。

 しょうがない、他人なのだもの。話せば分かるなんてのはお題目。分からないままで、どこまで他人の人生を尊重できるようになるか。朝は、まず自分の人生を見定めるところから始めなきゃいけないんでしょうね。

 
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 いうほどビビンバの口になるタイミングってあるか? 第4話。……まぁ、ちょっとコチュジャンが食べたみたいな……。あとついでに「高校生が学校帰りにフラッとビビンバ食える店そうそうあるか?」って思ったけど、今回はアイキャッチでビビン丼食ってたのでそれは納得。松屋行け松屋。

 引き続きあまずっぺーがエンドレス。ほんとに些細なことに幸せが感じられる純正イチャイチャ模様は何故か無限に摂取できる味わい。Aパートは期末テストの話から始まり、各々の成績がなんとなく垣間見えるお話。このお話でグッときたのは、鈴木目線で谷が周りの友達と交流しているのが「なんか嬉しい」という部分でしょうか。2つの別々のエリアの境界が曖昧になっていく感覚とのことで、分からんでもないこの不思議な気持ち。ぶっちゃけこれも人と状況によるとは思うんだよね。たとえばよくある例として「家族と一緒にいるところを友達に見られたくない」みたいな感覚ってあるじゃない。やっぱ「家族との空間」と「友達との空間」には線引きが欲しい。でも、これが「恋人の谷との空間」と「周りの馬鹿話する友達との空間」が融合するのは面白い。これって結局、鈴木目線だと「谷が自分の友達と仲良くなっている」ことが認められてる感覚に繋がるからだと思うのよね。自分がいいと思ったものを周りの友達も受け入れてくれている、そんな感覚が今は気持ちいいんだろう。これがもし、良さが伝わりすぎた場合に「周りの女に谷を取られそう」までいく可能性もあるのだけど……この作品ではそういう方向性の心配は無用だな。

 そしてサブタイトルに絡めて「夏の夜」のスタートは近所のコンビニから(近所っていう割に帰り道がめちゃめちゃ長かったが、あれってわざわざ谷と一緒に歩くために遠回りしてませんかね?)。「近所にコンビニがオープンする」と妙にテンションが上がる。これも分かる。別に用もないのに様子見に行ったりする。その結果開店直後のファミマで「いらっしゃいませー」の洪水を浴びたりするのだ。まぁ、今回は店員が平しかいなかったけど……(新装開店の店で新人バイト1人にワンオペさすなよ)。そこで披露されるのはさらに新たなる鈴木のフォーム、おうちダラダラバージョンである。前回も髪型が変わった鈴木だったが、今回はこのダラダラフォームに加えて浴衣時のお団子1つバージョンと、ほんとにいろんなヘアスタイルを披露してくれており、「作中で髪型変わるヒロイン」がツボの私としては本当に喜ばしい限り。本人は好きな人に見せたくない姿でも、また新たな魅力の発信になっております。

 夜のコンビニに、偶然ではあるがまるで虫のように引き寄せられるクラスメイトの面々。最初に出てくるのが山田なのはなんとなく分かる。こいつ、いうて鈴木との距離は最初からかなり近いし、谷がいなかったら一番話しやすい男友達ポジションだったのは間違いないんだろうな。まぁ、恋人にしたいとは思わないのだろうけど。そしてそこにスクーターを駆る渡辺が合流。今まで「隣の友達A」みたいな印象だったけど、この子も結構独特な感性の持ち主よな……。そして当然のオチとして登場する谷。そっかぁ、塾通い大変ですねぇ。ここで鈴木の恥ずかしがる気持ちなぞ一切気にせず絡みにいくあたりは思いっきり谷なのだが、そりゃま、谷の気持ちのほうが私にはよく分かる。「別にどういう格好しててもよくない」と。そう言われて一瞬嬉しそうだった鈴木だが、冷静になって「着飾った方を好きだと思って欲しい」という本音もぶつける。……その辺りが男には難しいんだよ……そりゃ自分のために着飾ってくれるのは嬉しいけどさ、それで着飾ることを強要したくないって気持ちになっちゃうんだよなぁ。この辺りの議論は、終わることのない恋人どうしの争点でございます。

 そして青春イベント最大値・夏祭り。夏祭りデートなんてアニメの中では腐るほど見てきたが、ここまで堂々とイチャイチャしながら「付き合ってる」カップルのデートを見せつけられ、その上でニヤニヤ度が高いという状況も稀有。鈴木はほんとに素直に好きをぶつけてくれるのが可愛いし、それを過度に持ち上げず、かといって蔑ろにもしない谷のキャッチっぷりがいいバランス。人によってはリアクションの薄さに物足りなさを覚える可能性もあるが、鈴木は今の谷の温度感がちょうどいいらしい。これくらいの温度なら、確かに1年後も続いていそうではあるよなぁ。

 目標は、とりあえず季節を一回りだ。

 
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 すごいや、ちゃんと面白い、第15話。やっぱよく作られてるアニメですわ。

 正直言うと、前回の展開からちょっと不安があったんですよ。第2期がいきなり大きな大会からスタート。でも別に1期でそんなにたくさんのライバルキャラが出てきたわけでもないし、いわば今回のマッチって「たくさんのモブっ子たちとの対決」なわけじゃないですか。原作だとどうかは知らんけど、少なくともアニメ視聴者からしたらエントリーしてる子たちの大半は初見だし、いうて全員「かわいいロリ」という属性が共通しているため、個々の違いを発揮させるのは容易ではない。

 そんな状況で主人公のいのりちゃん以外の滑走シーンをどのように処理するかは気になってたんですよね。流石に1人1人全部フルでやってたら飽きるなんてレベルじゃないし、説得力を増すために「実はこの子にもこんな苦労が……」みたいなエピソードをいちいち挟んでたらテンポが死んでしまう。かといってサクッとお手軽に済ませたりカットしたりすれば、それはそれで「いのりちゃんの大切な試合のライバルたち」という属性が消えてしまい、大きな大会と言っているのにいのりちゃんが何と戦っているかが伝わりにくい。描きすぎても問題があるが、かといって描かないわけにもいかない。そんな板挟みの状態で、お話をどのように構成していくのか。

 その答えが今回のお話だ。もちろん何がベストなのかなんて決めつけられないが、少なくともアニメで初見の私からしたら本当に最善のバランスで構成できてるな、という印象。まず、アニメ再開ということでなんと1人目の女の子(申川ちゃん)は臆面もなく「チュートリアル」に使用。たまたま大会を観にきていた加護ファミリーがスケート知識ゼロであることを利用し、彼ら目線での疑問を解説者(受付のじいさん!)に全部説明してもらうという、ガワの大義名分が成立した。おかげで私のように「いくらフィギュアのルールを聞いてもよく分かってない」勢にはこれ以上ないくらいに丁寧な復習&学習になった。ジャンプのルールなんかは最低限覚えてはいたが、それに絡む各選手の戦略性などの解説はとても丁寧で助かった。普通にアニメとして流していたらなかなかこうした説明はお話に盛り込みにくいはずだが、今回はそれが最も自然な形で画面に落とし込めている。

 そして圧巻はその次の「4人同時展開」という画面構成。なるほど、1人1人やったらダレそうなところを、「参加選手共通の野心と目標」という1つのテーマでまとめてきた。そりゃま、1人1人の女の子たちが何を考えてきたのか、そこまで具体的な描写にはなっていないのだが、いのりちゃんも感じていた通り、「ここまで上がってくるような子たちは皆それぞれに血の滲むような努力をしてきた」という事実だけは間違いなく伝わっている。いのりちゃんは努力の子に違いないが、別に他の選手たちが努力をしていないわけじゃない。みんな必死にこの日を迎え、全力で演技に挑んだのだと、それが十全に伝わってくる構成だった。もう、4人が飛び終わったあたりでちょっと泣いちゃったもん。

 そして(間に可哀想なクラゲチャンを挟んで)この日の1つ目のキーとなるロバさん(全員動物縛りの命名なのも露骨だけど分かりやすくていいよね)の登場。彼女は明確な個性として「博打うち」が設定されており、フィギュアの戦略性とそこに至るまで1人1人の努力の積み重ねが最もよく見える選手であった。個性的なダンスのキレのおかげで前に出てきた四人組との差別化も図られており、全く退屈せずに画面に見入ってしまう。そしてそんな彼女の失敗、巻き返し、大勝負からの万感こもった最高の笑顔。後のシーンの申川さんとの交流まで、徹底して選手に対する、そしてフィギュアという競技に対するリスペクトを忘れない。もちろん、各選手の陰には彼女たちを支えてきたコーチの存在があることもしっかりフォローされており、いやでもこの先に待ついのり&司の活躍に期待が高まるというものだ。

 やー、ほんと刺激的。全部の画面が綺麗なのが素晴らしいなぁ。

 

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 閣下、ご無事でなにより、第4話。いや、どうなんだろ。勇者は死にそうになっても強制復活させられるって話だから、また脳の一部とか欠損状態なのかもしれんが……まぁ、閣下はそれで問題ないか。

 ありがたいことに少しずつ世界観が掘り下げられて具体的な理解が可能になってきた。今回はサブタイにもある通りに「待機」なのでインターミッションみたいなお話ではあるが、おかげで戦闘以外の要素で埋め尽くされ、色んなところに想像の余地があった。

 この機会にキャラのちゃんとした名前を確認しながら進めていくが、とりあえずこないだの坑道での作戦に従事した勇者は全員ザイロと一緒に今回の防衛拠点であるミューリッド要塞に移動。閣下ことノルガユ・センリッジ侯もお元気だし、一言も喋ってないけどバーサーカーのタツヤもちゃんと帯同している。女神の話題が出た時に「あいつは異世界から連れてこられたなんて話もある」と言われていたが、なるほど道理でCVが松岡禎丞なわけだ(?)。

 女神テオリッタ様はもはやザイロから引き離すことは軍も諦めてしまったようで、ふつーに一緒に行動し、今回はお祭りを一緒に楽しむゆとりまであった。ちなみに屋台が出ているお祭り状態のことを作中では酒保(大酒保)と呼んでいたが、浅学にして初めて聞く言葉だったので確認したところ、「酒保とは軍隊の駐屯地(兵営)・施設・艦船内等に設けられ、主に軍人軍属たる下士官兵や同相当官を対象に主に日用品・嗜好品を安価で提供していた売店」とのこと(出典:Wikipedia)。なるほど、軍隊が前線で戦ってる際の物資供給市みたいなもので、それの「大きい」バージョンが今回のお祭り騒ぎってことね。飲み食いギャンブルがあるのは納得だが、そんな中にちょいとオシャレなアイスのキッチンカーがあるのはちょっとワロタ。

 今作のセールスポイントの1つは間違いなくテオリッタ様のロリ無邪気な魅力に違いなく、今回は騎士団長のおねえさんパトーシェさんと3人連れ立ってぶらつくことで擬似親子プレイを楽しむことができる。パトーシェさん、1話の登場以降ず〜っとピリピリしてておっかない人だったのだが、その原因が軍の女神対応の心なさからきていて、最近テオリッタさんが楽しそうにしているのを見てちょっとずつ慰められていたことが判明。意図せずとはいえそうして女神を「救って」くれたザイロには感謝しているとのことで、ツンデレのツンがちょい下げ目の状態。まぁ、そうはいってもカタブツには違いないので、まだまだ雪解けには程遠そうではあるが。

 「女神」とは先の魔王との戦いでなんか知らんけど色々出てきた「人ならざる兵器」であるという。それぞれに能力持ちだがどんな能力を持っているかはランダム要素が強く、テオリッタのような前線特化型から後方支援の特質系まで多種多様。未だ世界に十数体と希少度は高いものの、そんな中でも「剣の女神」であるテオリッタの能力はC級だと見られており、有効利用のために解剖して女神量産の礎にされそうな状態。そこをどさくさとはいえザイロに助けられた形なので、テオリッタ自身は知らんっぽいけど懐いているのも納得は納得。今後は彼女の幸せのためにパトーシェさんがもっと協力的になってくれるとよいのだが。

 その他、1話目でそのテオリッタさんをパクってきたコソ泥勇者のドッタも今回合流。ヘタレ系に見えるくせして言ってることややってることが無茶苦茶なのは流石の勇者。そして今回スポットが当たったのは、大詐欺師出身の口先勇者、ベネティムである。なんとまぁ、詐欺罪じゃなくて事実陳列罪での服役という何とも哀れな身の上でして……相手の審問官が関俊彦の時点で色々詰みでしたね。回想シーンでは「通常の処罰に加えて、お前は特殊な縛りを与えるよ」とか言われていたので、言動に何かしらのデバフがかかっている様子。彼の虚実織り交ぜた弁論が、今回のミッションのキーとなるか。

 そして最後に登場したのはCV福島潤の時点でカタギじゃなさそうな雰囲気はぷんぷんしているニューフェイス・ツァーヴ。こちらは余計なこと考えなくていいシンプルな武闘派っぽいが……の能力詳細などはまだ不明。ザイロの反応からして当然のことながら問題児は問題児らしい。でも、「戻ってくるのか」って聞いてたってことはそれなりに頼りにできそう。まぁ、閣下にしろタツヤにしろ、戦場に置いといて使えればなんでもいいもんな。

 今回のお話のまとめ:「勇者刑に処す」っていうタイトルそのものが決め台詞としてバチっと決まってると、それだけで格好良く見えるよね。

 

 

○葬送のフリーレン 第31話 「好きな場所」

 お風呂上がりの垂れ耳フリーレン様可愛くないですか? 第話。あ、それが言いたかっただけです。話は以上です。

 ってことで、前シーズンから積極的に単発のエピソードを切り出してなんか書くことは無かった作品なんですが、久しぶりに観てて何とも味わい深いなぁと思ってしまったのでこの機会に1回記事立てしてみた。これを前回のエピソードじゃなくて今回やるあたり、私のこの作品への接し方が何となく分かりそうですね。

 ぶっちゃけ、感想があるとしてもAパートの秘湯探しについては特に無くて(陸生キングギドラ、3本同時クリア以外無効は生物として有能すぎるだろ)、触れたいのはBパートのワクワクデート回(序章)だけである。このくだりになんか色々と感じ入ってしまったのは、ここ最近の「若者のいちゃいちゃ青春模様を見守るだけ」作品の評価の高さに何か関係があるんだろうか。あるのかもしれない。

 ただ、今作の場合は「ただ見守るだけ」と言っても、完全両想いとは言い難い絶妙な距離感の2人なもんで独特の風味を伴う。世間的には……というか薄い本界隈では飽きるほどイチャイチャしているフェルンとシュタルクだが、原作ではご覧の通りのプラトニックっぷり。というかシュタルクの精神年齢が低すぎて未だ恋愛要素に辿り着くことすらできない(その点をネタにした薄い本もいっぱいあるけどな!)。そこが「ただ見守るだけ」作品群ともまた違うところで、「恋に恋するお年頃」の2人に「そもそも恋ってなんでしょうか」なエルフババアのちぐはぐな組み合わせの妙味が楽しめるのはこの作品だけである。ファンタジー業界に波紋を投げかけたことで知られるこの作品だが、何よりも一番のファンタジーは2人のピュアピュア関係なのだから。

 いつも通り、攻め込んだのはフェルンの方。ここまで露骨にアピールしてるくせして、シュタルクがピンときてないだけならまだしも、フェルン側も自分の中の感情にまだ明確な形を作ってないのがめんどくせぇ。おかげでシュタルクが珍しくカウンターを入れたところで、処理できなくてフリーズしちゃうあたりがマジフェルン。めんどくせえ女だ。そんな状況で何していいか分からずに結局「おばあちゃん」の方とデートしてしまうあたりがシュタルクのほんとにアレなところでして……フリーレンも親切心でやってやってるのに、こいつも変なところで子供だからコントみたいに噛み合わないんだよな。シュタルクもさ、三日三晩かんしゃく起こし続けるような人間にアドバイス求めちゃダメだろ。かんしゃくフリーレンも可愛いんだけどさ。あれ、ヒンメルたちが何をどうやったらあの状態のフリーレンを引き出せたんだろう。今後のパーティーの目標は、フェルンとシュタルクが力を合わせて再びフリーレンをかんしゃく状態にさせることかもしれない。もう、師匠の威厳もへったくれもないな(既に無いが)。

 
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 非実在クリーニング店員+非実在女子高生、第4話。いや、アニメなんて全部非実在なんだけども……今時の女子高生って、まだスカート短いもんなの?

 今作は第1話で非常に印象が良く、別に2話3話とその印象が大きくひっくり返るようなこともなかったのだが、ほんとにのんびりだらりのお話なもんで、あんまり感想を書くとっかかりがなかった。今回はさらなる新キャラの追加と明確な話の展開もあり、ちょっと触れてみた次第。改めて確認してみると色々と発見はあり、例えばこないだ登場した「ナイロ」ちゃんなんて絶妙に変な名前だと思っていたが、この度「クリル」が出てきたことで「あぁ、洗濯物の素材由来なのか」ということが分かったり。いや、その他はピンとこなかったのだが、某所で調べたらキュー青年は「キュプラ」、「モルダ」は「モダール」由来だそうで。言われても全然ピンとこない。

 そう、この事実からも分かる通り、私という人間はクリーニング、というか洋服の素材なんてものから最も縁遠い人生を送っているタイプの人間。そりゃ日々の洗濯は必要に迫られてやっているが、素材がどーのこーのなんて考えずにいつだって洗剤ボンの洗濯機ドンである。そもそも洗濯に気をつけなきゃいけないような衣類なんて着ないし買わないのである。それでも、わざわざクリーニング屋を舞台にしたアニメが展開されるのだから、どうせならそこに絡んだ何かを観たいと思うのは当然の欲求。ナイロちゃん相手に染み抜きのレクチャーなんかはしてくれたけど、あれは子供向けでざっくりしすぎててあんまり入ってこなかった。今回ようやく、雑な女子高生クリルの登場により、彼女に洗濯の大変さを伝えるべく、色々と細かい情報を提供してくれた。いや、洗濯表示とかその辺の情報は初歩の初歩すぎるんだろうが……私くらいの人間はクリルと大差ない反応で「ろくに見たことすらなかったわー」なんですよね。

 そういうちょっとした豆知識みたいな情報が入ってくると俄然「クリーニングアニメ」っぽくはなってくる。でもまぁ、その前に立ちはだかるのが「非実在女子高生」の非実在っぷりでして。流石にあのスカート丈と電車内でのあの傍若無人の振る舞いは……いや、田舎の高校生ならギリあるのか? いくらなんでもファブ地獄は迷惑行為すぎないか? まぁ、そのファブリーズについても金目さんから直接でダメ出しもらってたけどね。そうなんだよな、あれは常々思ってたんだよ。「除菌消臭できるスプレー」って、それだけで洗濯したことにはならなくね? って。ちゃんとその辺の説明してもらえて納得したわ。

 そうして邂逅したクリルとの絡みで、さらなる非実在要素として「男女双子」が導入。いや、男女双子は世界に実在するわけだが……我々からしたらやっぱファンタジーよ。しかもそこに「色々頓着しなすぎる雑な姉」という要素まで重なり、「弟に服を脱がせる」で非実在ゲージがマックスに。エロ漫画の導入やんけ。いや、この作品は端々にエロ漫画の導入がいっぱい散らかってるんですけど……まぁ、そういうアニメだよな、って改めて認識しておくのは大事ですよ。ちょっとロリっこにフィーチャーされてて油断してたわ。

 さぁ、ようやく「クリーニング屋らしい」ミッションにぶち当たった金目さん。でも大漁旗の時と同じで、やることはすこぶる地味なのでアニメの画的に全く映える気がしない。来週はどうなるんでしょうね。

 
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