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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 共感は出来ずとも、理解は出来る、第4話。共感は自然発生、理解は意識を向けての活動。大変だからこそ、通じ合う意味がある。

 ちょっとずつ馴染んできた感がある朝と槙生。それでも互いにこれまで全く違う人生を歩んできたことに変わりはなく、少しずつすり合わせを続けなければいけない。旧友たちとの飲み会で現状を吐露する槙生は、自分の言葉でもまだ朝との関係性をまとめきれていない様子だった。あの理屈バカの槙生が飲み込めていないこの環境。そりゃまぁ、複雑なわけで。肩書きだけならいくらも名乗れるだろうが、まだ2人の関係に明確な名前は付いていない。

 醍醐に続き、槙生宅を訪れた次なる「大人」は笠町だった。朝ちゃんは大人にちょっと憧れる女の子センサーが働いたのか、ダイレクトに「付き合ってんの?」と聞いてみるが、笠町からしたらそれも色々と複雑なようで。「初対面」も焦がしちゃうくらいにテンパって、2人の距離は一気に縮まった。「今はもう付き合ってない。今日と明日ではまた違う」との返答に首を傾げる朝。大人どうしの関係性は謎だらけだ、とでも思っただろうか。多分、笠町目線でも、槙生から見ても、自分たちと朝で精神的な差などそんなになかろうに。笠町の方が、槙生という人間の人となりをちょっとだけ知ってるというだけのお話。

 晴れて入学式。無事にえみりちゃんとの関係を修復した朝からしたら改めてスタートを切る記念すべき日だが、そこに槙生を伴う理由はない。「親が死んじゃった」は今のところは「目立つ武器」くらいにしか考えてないし、槙生が保護者としてついてくる必要なんて全く無いと思っている。だって、2人の間の関係性はまだ名前のないものだから。えみりちゃんの親御さんはそこに異を唱えて「ちゃんとした環境にいるのか?」と心配するそぶりを見せたが、卒業式の日のようにそれで朝がスネて「違国」を発現させたりはしなかった。ここは多分、本当に「槙生ちゃんはしょせん他人なんだからわざわざ呼びつける意味なんてないじゃん」くらいにしか考えてなかったのだろう。

 しかし、2人の関係性を今一度問い直す必要が出てきた。きっかけは朝が新しいクラスメイトとの会話で「滑った」こと。自己紹介にちょうどよかろうと思って引っ張り出したエピソードトークだったのに、周りはちょい引いて失敗の気配。「この話は通じないか」が違国として現れてしまうのは、流石に朝の判断ミスだとは思うんですけどね。朝ちゃん、槙生のことを散々「変な人」扱いはしてるけど、自分もだいぶズレた人間だってことは気づいてるんでしょうかね。

 「失敗しちゃったなぁ」というトークを槙生に伝えた朝だったが、そこから返ってきたレスは想定よりもずっとそっけないもの。「何で想定とズレたんだ?」と悩んだ朝は、自分が未だに母親の面影に囚われていたことを気付かされる。目の前にいる槙生に、母と同じレスポンスを想起してしまったのだ。でもしょうがない、朝にとっての「大人」の代表は、亡き母だったのだから。その上で「姉妹」である槙生も似たリアクションを示すかと思ったら全くの肩透かし。そして槙生なりに展開される持論。また「別な人」だ。朝はこの「違い」の理由が知りたくて一歩踏み込むが、残念ながら槙生はこのラインだけははっきりと拒絶する。親戚だからとて、同居人だからとて踏み込むべきではないと、新たなコミュニケーションのあり方を諭す。槙生がここであまり強く出なかったのは、一応これでも「朝にとっては母なのだから」という自制はあったはずだ。しかしそれでもやはり、朝に与える影響は大きかったようだ。

 結局、槙生も大人としてまだまだ成熟していない部分はあるってことなのですよ。それが如実にわかるのが親友・えみりちゃんへの接し方で、ただでさえ「家に人がいる」という状況がキツかったという槙生からすれば、さらに友達まで呼ばれちゃ、だいぶメンタルをやられてしまう。当たり障りのない会話は難しい。朝への気遣い以上に、それより遠い人と接するのは難しい。コーヒーフィルタからポタポタと垂れた黒い染みは槙生の荒んだ心象風景。必死に布巾で拭って誤魔化そうとしたが、槙生自身が、抱えてしまった感情の不甲斐なさを一番痛感しているはずだ。

 夜も更けて、ひとりぼっちのリビングでは色々極まっちゃって泣く朝の声が漏れている。悲しくなってから悲しめばいいと言ってしまった手前、槙生もこれを放っておくわけにはいかない。朝に「不幸なく」生きてほしいというのは本心からの願いだ。たとえこれ以上面倒が増えようとも、出来るところまでは付き合わなければいけない。果たして、実の母の死を受け入れてもらうのが幸せなのか、「忘れさせてやる」ことが幸せなのか。槙生にだってそんなことは分からない。ただ、自分に出来ることは、「聞いてやる」ことくらいなのだ。あの人の娘との共感は難しい。そして、分からないからこそ聞くしかない。聞いて「理解」できれば、そこには通じる言葉があるかもしれないのだから。

 
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 リアルゴールドが飲みたくなるアニメ、第3話。こういうのも飯テロっていうんだろうか? ……汁テロ?

 相変わらずにやにやが止まらないアニメでして、これを見ながらしみじみと思うのは、まさに鈴代ヒロインが花盛りだということ。新番チェックでも触れちゃったけど、各作品スタートからしばらく経って、メインヒロインの波状攻撃がほんと強烈でして。改めて並べておくと、「真夜中ハートチューン」のVTuberはあんま刺さってないから置いとくとして、一番クレバーなのが「エリスの聖杯」のスカーレットさんで、そこに優しさとエロさをふんだんに混ぜ込んだ金目さん、そして今作の鈴木を間に挟んで、逆の位相にはリルイちゃんがいるという。並居るヒロイン勢の中で一番バランスよくいろんな味が楽しめるのが鈴木さんなのだ。

 という妄言を垂れ流しつつAパート、ここで一気に新キャラ2人を追加(前にもクラスのシーンにはいたのかもしれないが)。1人目は鈴木側の友人・東さん。クズ男にしか惚れられないという壊滅的な嗜好の持ち主で、世界には鑑別所のことを「かんべ」と略する業界もあるということを教えてくれた。ややダウナー系で、いい具合にツッコミやら破滅型のボケやらを振り撒いてくれそうなクラスメイト。ちなみにCVは島袋美由利である。

 そしてもう1人が今回の中心、どうにもひねた性格の持ち主、平。最初は凄まじい偏見を持って鈴木と谷の関係性をくさしていたもんだから今作で初の「単にヤな奴」かと思ったが(いや、実際ヤな奴ではあるんだが)、その後の鈴木&谷カップルのピュアっピュアな関係性を見せつけられ、「余計なしがらみに囚われていたのはむしろ自分の方だった」と出口の無い内省へ。そこで最終的に他責にせず自分の思考を反省できるなら、多分そこまで悪い奴ではない。作品的には「ある程度否定的にメインカップルに評価を下し、結果的にさらなるバフをかけてやる」という面白い役回りであった。まぁ、クラスにいたらあんま友達にはなりたくないが、多分、俺の場合は俺が平をジャッジするなんてチャンスはなく、俺が周りから平みたく見られてたのであろう。

 Bパートは鈴木の口癖である「かわいい」を発端として、谷が「コミュニケーションとは」「これまでとの自身の変化とは」を問うお話。寝坊しちゃった日のお話なもんで、最後まで鈴木がおだんごを作らずに違う髪型で過ごしているレアな回である(そういうとこ固定せずに見せてくれる気遣いがいいよね)。谷はこれまであまり積極的に人との関わりを持たなかったため、言語によるコミュニケーションに若干のアスペ味がある様子。「言外のコミュニケーションって難しくない?」ということに高校生になってようやく気づくというのはだ〜いぶ情操教育が足りてなかった感があるが、何事も学ぶに遅いはない。鈴木が強引にこじ開けた谷の新しい世界、それを人は「社会性」と呼ぶ。

 また、これで鈴木が単なるギャルだったりすると「ギャルが新しい世界を教えてくれた」というすげぇベタで非現実の極みみたいな妄想で終わってしまうのだが、鈴木さんは決して「ギャルキャラ」ではない、「微ギャル」という面白い配置になっている。谷とのコミュニケーションでもしっかりと「空気読み」の性格を発揮しており、谷の直接的な物言いに色々と考えてしまってちょっとした(ほんとよくあるレベルの)すれ違いが生まれる。ここで鈴木が一方的に教えるでもなし、谷が諭すでもなし、ちゃんと2人して「あれ、今のコミュニケーションはちょっと間違ったかもしれないぞ」ってんでお互いを尊重し合いながら考えてくれる流れがとても尊いものである。なるほど、「お付き合い」ってこういうことなのだ……(非社会的な人間並の感想)。

 最後までちゃんと鈴木が可愛い安心設計。今作で不満があるとするなら、家ネコが言うほど可愛くないことくらいである。なんでCVが加藤渉なんだよ。

 
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 無限にバトルシーンしかないアニメ、第3話。初回が1時間だったので実質4話分やってるはずなのに、未だにこの世界がどういう構造になってるのかはよく分かってないという。

 いや、説明はしてくれてるんだけどね。偶然「勇者という呼称が単なるならず者を指すのに使われている」という作品が今期は2作重なってしまってるのも混乱を招く理由になっているだろうか(そんな悩みを抱えてる奴はほとんどおらんやろ)。一応「勇者のクズ」は「アウトロー」くらいの認識だが(人はあっさり殺すが)、こちらの世界では明確に「罪人」であり「極悪人」。そして、勇者になるような連中はそれぞれに理由があるもんやなぁ、と納得できるようなヤなキャラの濃さがあるのがこちらの作品だ。主人公のザイロはある意味で冤罪から汚名を着せられている状態なのでそこまで「悪人」要素はなく単なるぶっきらぼうな奴なだけだが、前回からパーティを組んでる2人の勇者は明らかな「異常者」であり、この世界で勇者の評判が悪いのも宜なるかな、という感じではある。

 しかし、そうして曲者揃いの勇者たちが、国に命じられて嫌々ながらも必死にモンスター討伐に奮戦する無理ゲー模様こそが本作の売り。そうでもなけりゃこんな無茶苦茶な構成で4話も作れないだろう。ほんと、作り込みを強いられているアニメスタッフさんたちには頭が下がりますわ。スタジオKAIはここに全力を注いじゃっているのか、「ぬ〜べ〜」の作画がほんとに適当になってるんが気になるが……。

 とりあえず、ひたすら主人公が剣を投げ続けるアニメを見ながら必死に世界の設定を追いかけにゃならん。勇者の設定については「クレイジーばっかりだからそりゃ忌み嫌われるのもしょうがないよ」でひとまず納得しておく。さて分からぬのは「女神」である。最初にテオリッタに刷り込みを行った時点で「まぁ、そのうちこの世界における女神のありようも説明されるか……」と思ったが、ザイロが過去に「殺し」ちゃった女神の話がちょろっと出たくらいで、結局「女神ってなぁに?」というのがよく分からない。テオリッタは無条件でザイロに触れてしまった理由はあるんだろうか? マジで単なるインプリンティングだったら罪作りだな。そしてこの世界の女神は国が管理しているっぽいのだが、今回もザイロがわざわざ置いてきて一時的に決別したのに、途中で「抜け出してきた」と言ってあっさり合流。前回だいぶ揉めたくだりはなんだったやら。国側、というか女騎士団長様も「女神は絶対ザイロのとこに連れてっちゃダメ」というほどしっかり管理してたわけでもないし、どの程度の距離感で見てるのかまだよく分からんのよな。

 まぁ、その辺りはまだまだ掘り下げる前、ということにしておこう。とりあえず今回は王様がかっこよかったのでそれでよしとする。単なる狂人でも突き詰めれば英雄にもなれるんだよなぁ。

 
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 過去完了だと大過去になっちゃうけど、第3話。でもまぁ、槙生がその辺を知らずに語ってるとも思えないし、ほんとに彼女にとって実の姉・実里のことは「大過去」なのかもしれない。ちなみに私はなんぼ勉強しなおしても現在完了進行形のニュアンスがよく分からない。

 前半と後半で話のスロットが違う構成だったが、どこかに通底しているものがある。まずは「故人との接し方」。サブタイトルにある「捨てる」は槙生にとっての姉の思い出。あまり良くなかった関係の中、姉妹のつながりはほぼ絶たれていたが、今回の遺品整理にあたって久しぶりに「物言わぬ」姉との対面。朝にとっては「進行形」の母の面影だが、本当にそこにべたりと張りついた痕跡のように見えてしまう槙生。それでも2人の別々の人生は長かったわけで、そこかしこに見たことのない姉の姿も見えてくる。そして、そんな「知らない姉」の姿の集大成が置き土産とも言える朝の存在。一番めんどくさくて、絶対に「捨てる」ことが叶わないお荷物を抱え込んで、槙生はひどく面倒にも感じている。思い出に縋る方ではないはずの槙生が、新たな記憶を「進行」させている。

 過去を「今」に定着させるための写真。そんなものでも現在の姿は残せるものか、朝は槙生に見送られて卒業式へ向かう。しかし、しばらく離れていた中学校では家庭の事情が全て知れ渡っており、なんとまぁ、慣れ親しんだはずの学校は朝にとって「違国」へと変貌していた。親友のエミリちゃんは本当に心から反省していたはずだが、急な事情を飲み込みきれない朝。そこに畳み掛けるように話のわからぬ大人連中から勝手な「違国の言葉」を押しつけられ、朝は事故以来久しぶりのパニックに陥る。

 最後の1日くらい、見知った仲間たちと変わらぬ卒業式を迎えたかったというささやかな願いが打ち砕かれ、激情をぶちまける朝。はたから見れば「何をそんなくだらないことで」と思うかもしれないが、朝はここ数日、散々変わってしまった世界にもみくちゃにされてきた。見知らぬ大人たちの世界、心無い親戚は皆「違国」と成り果て、得意の「話を聞かない技」でスルーしてみても心の傷はマイナスから転じることはない。そんな状況で、ようやく元の生活に戻れるきっかけとなったかもしれない学校での日常が失われた。それはきっと、朝にとってはとてつもなく大きな喪失だったのだ。そして、そんな状況でも自分たちの振る舞いを正当化しようとする教師たち。もはやそんな連中の言葉は耳に入ってこない。ついでにえみりちゃんまでもが「違国」に見えちゃったのはとても悲しいことだが、その後のパニック症状を見るに、本当に朝は打ちのめされてしまったのだ。「日常」はそれほどに大切だったのだ。

 傷心の朝と落ち合う槙生。様子のおかしな朝を見て率直に「めんどくさい」と漏らすのは大人としては色々と問題があるが、これもまぁ、「アウトロー」たる所以か。自身の口から「君を気遣わなければいけない」と言いながらそんな言葉が口をつくあたり、槙生の「気遣い」も色々と変わっている。それでも、いっぱしの大人は足湯を提供するくらいはできるのだ。目線を合わせ、リビングでぶつかりあう大人と子供。その議題は「親友との接し方」だ。別に大人は偉くもないし賢くもない。ただちょっとだけ経験が多いだけ。槙生の狭い交友関係から積極的なアドバイスは難しかったが、ちょうど先日醍醐奈々という強烈な「親友」を見せていたのは都合が良かった。「あれこそが、価値ある親友だったのかもしれない」と紹介すれば、意固地だった朝だってちょっとは聞く耳を持ってくれる。それくらいに、奈々の「異国情緒」は強烈だったのだから。

 「親友こそが財産」なんて、使い古された文句を今更説教に使うつもりなんてない。ただ槙生は、「それがあったから救われたのだ」と思った。その感情は20年以上の関係性を作り上げ、包(パオ)団だって結成できるのだ。幸い、朝だって愚かな子供ではない。足湯で温まった心で今一度考え直せば、えみりちゃんに悪気がなかったことなんて分かりきっている。

 朝はいまだに母親の死を受け止めきってはいない。母親は「進行形」だし、その情緒の処理は後からでもいいと槙生は言ってくれている。であれば、「現在」の友達との関係性を終わらせるかどうかに、心を向けても構わないのだろう。否応なく断ち切られてしまう関係があることを知った朝。そんな彼女が、未来の可能性を切るなんて、あるはずがないのだから。

 
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 高校生どうしの初デートなんて、そりゃ1日で18億点くらい叩き出せますもんね、第2話。全くけしからんアニメだ。世の若者よ、遍く謳歌せよ。

 なんかさ、前クールあたりから「若者の甘々ラブコメ」がやたら刺さってる自分がいるわけですよ。矢野くんしかり吸血鬼ちゃんしかり、今作もひたすらにニヤニヤしながら見続けちゃってる自分がほんとに気持ち悪くて困ってるんですが、これって単にこれらの作品の品質が良いからアニメファンとして楽しめているだけなのか、加齢によってもはや他人事としての若者の恋愛模様が完全にエンタメとして受容できるようになってしまったためなのか、どちらなのだろう。前者であって欲しいのだが、私自身の変化が原因だとしたら「歳はとりたくないのだけど……」と複雑な気分。もはや恋愛は「見て楽しむもの」になってしまっているのだ……。

 などという鬱々とした感想を今作に抱くのは間違っているので、とにかくうらやまけしから素晴らしいということだけお伝えしておこう。困ったことに鈴木さんずっと可愛いんだ。そんで谷もちゃんといいやつだしな。前クールの作品から引き続きで全作品に共通してるのは、「ご当人どうしはもちろんのこと、周りを囲むクラスメイトも含めて全員善い奴」って部分なのよね。ストレスなく見られちゃうのは危ないドラッグなみの依存度になるかもしれんなぁ。

 その上で、今作が前クールの作品と異なっている部分をあえて探すとしたら、今作には「超常」が何一つ絡まない純正の恋愛漫画であること。矢野剛と吉田清子の間には「矢野の不幸体質」という超常現象があった。大鳥辰太と石川月菜の間には言わずと知れた「種族の差」という大きなファンタジーが存在した。それらを含めて楽しめるフィクションが前クールの作品だったわけだが、今作は現実とのギャップは何一つない。ただのちょっと元気な女子高生・鈴木と、不器用だけど一生懸命な男子高校生・谷の混じりっけ無しの初恋のぶつかり合い。そこには恋に恋する要素もあるが、基本的には互いの人柄に惹かれただけの「人と人との関係性」しかない。それで谷に惚れちゃったんだから鈴木さんからしたら逃げ場はないし、そんな鈴木さんに憧れちゃったんだから谷も正面からぶつかるしかない。不慣れな2人の初心な恋愛模様が、こんなにむず痒いエンタメになってしまうなんて。ほんとに申し訳ない気持ちになるわ。

 強いて不満点を挙げるとするなら、タイトルにある「正反対」要素があんまり効いてないかな、ということだろうか。今回の初デートでも互いに好きあっちゃってるもんで摩擦はほとんどなく、キャラの違いが滲み出たのって、映画の感想を言い合ってる時くらい。ほんとにただ「お似合い初々カップル」なもんで、互いの性格によるギャップみたいなものはまだそんなに強く押し出されていないのだ。まぁ、今後多少なりとも鈴木さんが慣れてきて、谷と正面から向き合えるようになってからでしょうかね。

 ま、どんな感想を持とうとも「若者の恋愛にあれこれコメントしようとしてるおっさんキモくない?」という自省ばかりが働いて鬱々とするんですけどね。日曜夕方のハッピーアニメで鬱々とする人類、救われる手段が無さすぎる。

 
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 ジメ原のきのこがイメージじゃなくて実存してるのちょっと怖い、第3話。具現化系の能力者としてそこそこの性能だ。

 さて、およそ新番チェックも終わりが見えてきたところでここまでの作品を改めてチェックしていきたいところ。N話切り制度を採用しているため、現時点でもそこそこの数の作品が2話目でOUTになっている状況で、逆に追いかける価値が高いと感じる作品はしっかり認識していきたい。

 そんな1本目がこちらの作品で、いい具合に1話目のテンションが持続していてありがたいところ。まぁ、基本的には主人公・うたげさんのテンション芸が勝負なので、いわゆる「イタいドルオタ」のクドいキャラが合わない場合はあんまり楽しめない作品になってしまう可能性が高いが……幸い、私の場合はCV早見沙織の恩恵もあってだいぶ肌に馴染んでいる。今回サブタイトルにもなっている通りにうたげさんは度を超えた「やべェファン」であり、単なる痛さを超えて非実在性のクレイジーを孕んでいるおかげで「イタい」を通り越してギャグにまで昇華されているのだ。一応純愛といえば純愛なのだけど、やっぱそれも限度はあるよね。ただ、現代のオタクといえば「推し活」の1つや2つや3つや4つはやってるわけで、私としても「推しが幸せになるならそれ以外の全てはぶっちゃけ些事」という彼女のスタンスには共感も多い。うたげさんはある意味で理想化されたオタク像といえる存在なのだ。

 前回、第2話目時点ではまだ「1話目で立ち上げたネタの補強」くらいの立ち回りだったが、3話目にはアイドルグループ・フェイスから2人目のキャラが追加され大きなテコ入れになった。まぁ、多聞が二重人格だった時点で「残りのメンバーもめんどくさいやつが揃ってるんだろうな」というのはなんとなく想像できた部分で、分かりやすく多聞の逆を取るようなスタンスのオウリもすっと飲み込めるデザインである。多聞のハイパーネガティブに関して、うたげさんがあまりにも偏ったファンだから飲み込めている部分があり、視聴者から見てもオウリと同じようにイラっとするやろ、という感覚があるおかげで「イタいファンVSイライラしてるメンバー」という対立構図も平等に見ることができる。まぁ、その果てにたどり着いたのが「おもしれー女争奪戦」なあたりは流石の少女漫画だが……まぁ、その辺のトンチキな行動も含めて、男性アイドルグループの内部抗争でも楽しめるようならほんとに良きアニメになることでしょう。

 しかし、このグループの内実がこれまで全然外部に漏れてないのは奇跡としかいいようがないな……。

 
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 とりとめのない! 第2話。 まだ見方が定まってないし新番期も終わってないから軽めに記録しておきたい。

 やっぱ「観る小説」みたいな印象の作品だなぁ。1語1語、1音1音の選び方が面白い。そして「違国日記」という不思議なタイトルについて、この度めでたく主人公の朝の口から「違国の言葉みたいだ」という感想が飛び出し、「なんかよく分からない言語コミュニケーション」について言及したものであることも判明。この「成立してない対話劇」こそが今作の肝と言えるのかもしれない。

 もちろん、一番大切なのは朝と槙生という中心にいる2人の間で言葉が「通じる」ことである。ただ、まだ出会って間もない2人には分からない生活様式があり、これまで培ってきた社会があり、譲れない人格もある。そこから紡がれる互いの言葉や振る舞いにいちいち小さな「?」を浮かべながら、探り探りで見つけ出す共通の「言葉」。その様子が原初的なコミュニケーションの快楽につながってくる。この世界にはたくさんの「言葉」の使い手がおり、前回時点で強烈な存在感を放っていたのは、決して槙生と「通じる」ことがなかった朝の母親・実里の存在だった。今回も断片的ではあるが実里の影は登場しており、その「圧」は不協和を呼んでいる。ただ、今のところ槙生の周りでキシキシと嫌な音を立てているのはそこくらいなもの。

 今回新たに2人のキャラクターが登場した。後半出てきた「元彼」の笠町は比較的話の分かる人間なのでどちらかというと槙生の社不っぷりに振り回されていた側だったようだが、もう1人の友人・醍醐奈々はずいぶん強烈だった。彼女が繰り出すいくつものコミュニケーションが朝にはなかなか通じず、なんなら友人であるはずの槙生だって「この会話成立してんのか?」と首を傾げたりもする。「違国の言葉」は通じずに頭の上を通り過ぎていくかのようだが、ここで大きなポイントは、「違国の言葉は別に通じなくても構わない」という話。いや、そりゃ通じたら嬉しいんだけど、意味の分からない言葉を聞いても、「まぁ、知らない国だからなー」と思えばそれは当たり前で、何も悲しんだり落ち込んだりする必要もない。結局、人と人とのコミュニケーションなんて、それくらいがちょうどいいのかもしれない。

 朝にとってはしばらく「違国」だった奈々だったが、包(パオ)団を結成し、共同作業を繰り返す中で、少しずつコミュニケーションが積み重なっていく。「変な大人」だと思っていた見知らぬ社会の扉をちょっとずつ開けて覗き見する朝。それは別に成長でも何でもないのだろうが、少なくともちょっとだけ「外」の景色だ。奈々にとっては槙生だって「分からないもの」のはずだけど、言葉の説明は全部槙生に任せたりするくらいに、2人の間には信頼関係がある。どうやら槙生は友人の数こそ少ないようだが、それだけにつながっている友人との密度は濃いものなのだろう。朝にとって、これらの世界との線は、どう映っているのだろうか。

 個人的には、ほんとに醍醐奈々というキャラの立ち方が愉快で、何が最高って、CVが松井恵理子なんですよ。ほら、以前も触れた通りのカッターの「善性」のフル回転。さらにこの醍醐奈々、笑い方に恐ろしい個性があり、腹から絞り出されるようなヘンテコな笑い方が実に印象的。「笑い」とカッターの相性の良さが一際目立つ、実に良い「お友達」でした。

 笠町役のベーさんは言わずもがなで、このアニメ、キャストの選び方が全部ガチ。信頼しかない。あと、牛尾さんが奏でる劇伴もやたら印象的。今回はシフォンケーキ食べてるあたりの後ろでなってる変な音がすごくインパクトがあった。どこかの国の民族楽器なのかな。こういうところにも音響のセンスって出るもんで、やっぱり任せた甲斐がありますな。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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