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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「いちいち別キャスト呼ぶのも面倒なので沢城さん兼ね役お願いしまーす」みたいなやりとりが容易に想像出来る特別編2本目。今回は大家さんに出番がなかったから別にいいんだけど、いくら何でも便利すぎる気がするぞ、沢城みゆき。 前回はひだまり荘がメインで色々とギミック満載のお話だったが、今回はメインの舞台が学校で、比較的ぶれないスタンダードなお話。コミックス4巻以降のエピソードを消化していくとどんどん3期の内容が想像出来なくなっていくのだけれど、大丈夫なんだろうか。 冒頭、この作品では珍しいサービスシーン(?)にいきなり目を引かれる。ゆのの見た夢はアニメオリジナルの演出で、「雨の日」を演出する以外あまり意味はない気がするのだが、何故か一糸まとわぬ姿のゆのが微妙にセクシャル。この作品の場合はどこをどう転んでもエロで売るようなことにはならないのだが、普段なかなか見ない画なだけに、なんだか緊張してしまうような危うさがある。考えすぎだとは思うのだが、背中から水中に沈んでいく演出は現在放送中の「夏のあらし 春夏冬中」のオープニングアニメーションとまったく同じ構図になっているのだが、セルフパロディなのか、それともたまたまなのか。まぁ、あんまり関係あるようには見えないけど、今週放送の「夏のあらし」ではリアル版ひだまり荘も登場するなど、相変わらずシャフトは自社作品に対して容赦がないので、色々と邪推しながら見るのも楽しい。 Aパートの話は、前回出番が少なかった鬱憤を晴らすかのように吉野屋先生が大活躍する。ようやくスポットが当たった益子先生の不憫さは同情するが、それでも珍しく先生らしい振る舞いをしている吉野屋先生の勇姿を思えば我慢してもらうしかないだろうか。コミックでは表現しきれなかった美術準備室の無駄な華やかさや、うまくいかないゆのの裁縫と段違いの吉野屋先生の華麗な手さばきは流石の一言。「悪い先生でないのは分かっているんです……」。校長の苦労も忍ばれますが。 Bパートはゆのっちの捜し物のお話。本筋とは関係ないところで何故か今回も夏目がラッキーハプニングを満喫していたのだが、3期では夏目の出番がもっと増えたりするのだろうか。ラストシーンでゆのがスケッチブックに描いていた夢のイラストはものすごい精密な描写で感心させられたのだが、思えばゆのがどの程度のスキルを持っているのかってよく分からないんだよね。確か学校の課題ではあまり成績が良くなかった気がするけど……目標を持っているならば是非頑張ってほしいもの。でも、GAのキサラギと違って、ゆのっちはそこまで努力しているような描写はあんまり無いんだけどね……ひだまり荘には宮子、GAにはキョージュやノダ。天才型とつきあう努力型主人公の苦労は絶えないようである。 何事もない普通のエピソードながら、これをもって、「×365」は完全に閉幕。次にお目見えするのはおそらく乃莉となずなが現れる春の話になるのだろう。またみられる日を楽しみに待っております。 PR
番組改編期にちょっとだけ帰ってきた「ひだまり」。こうしてコンスタントに続編が作られ続けていることが、この作品の安定した人気を裏付けている。そして、特別編と言いながら、いつもと何ら変わらないエピソードが放送されるのも、この作品ならではである。だって、視聴者が見たいのはそこだものね。一応オープニングは「?でわっしょい」の2番が流れ、間違い探しのようにちょこちょこと画面に変化が現れている。ヒロさんの代わりに校長が出てきたのは歌詞の「おんなのこ〜」のところが「おとこのこ〜」になってたからだな。宮子が食べてたのは……ピザ? 速すぎて見えなかったわ。
1回目のエピソードは、原作の自転車の話がメイン。これにひだまり高校の受験が絡み、きれいに来年放送の「☆☆☆(ほしみっつ)」への連絡が出来ているわけだ。なずなと乃莉がほんのちょっとだけ登場したり、きちんとアニメオリジナルの「203号室の謎」で埋まっていた部屋を空けるのも忘れない。大家さんはいつもスクーターで移動してるわけだけど、徒歩で帰宅出来たってことは案外近くに住んでるみたいね。 今回、自転車エピソードについてはほぼ原作通りなのでほとんどいうこともないのだが(川面に浮かんだ緑色の生き物は置いとくとして)、Bパートではほぼオリジナル展開で登場キャラクターを総ざらい。大家さんは前述の通りにひだまり荘からの機材の持ち出し、吉野屋先生は試験監督、校長先生はねぎらい役、そして夏目は何故か降って湧いたご褒美エピソード。コミック4巻の「あれ」を読んでいる人間としては、夏目のツンデレっぷりは非常に微笑ましく見える。Aパートで紗英が2人乗りについて必死にしゃべっていたのがさりげない伏線になっていたりするのも気が利いている。 そして、意外や意外、原作どころかアニメですらほとんどスポットが当たったことのない藤堂さんがひだまり荘を来訪。本誌を読んでない人には「お前誰やねん」クラスの人物なのだが、なんだか不思議と味が出てて良かったね。藤堂さんに語って聞かせたひだまり荘エピソードはちょっとした総集編の趣で、テレビで流れていた「自転車少年シンヤ君」の情報も含め、アニメオリジナルの要素がきちんとまだ「生きている」ことが分かる内容。非常にニッチなニーズだとは思うが、きちんと「ひだまりファン」に向けたことが分かる丁寧な仕上がり。来週ももう1本あるので、そちらも楽しみにしていたいです。 カナの部屋にあった個性的過ぎる目覚まし時計が気になって仕方なかった最終話。最後の最後は、基本を大切にするかのように全編愉快な素敵テイスト。そうだ、これを望んでいたんだ。 最後になって、今まで添え物程度だった で、当然ながら今回も気にしなきゃいけないと思っていたのは、前回まで引っ張ってきた「なんだかネガティブなカナ」問題。ただ、今回はそんな悩みなど欠片も見せる気配が無く、終始あっけらかんとした様子。どうやら前回のマリモ姉さんとの会談で、彼女の中では1つの問題が解決してしまったようです。視聴者から見るとそんなにあっさりしたものには見えなかったんだけど……いいのかなぁ。一応、「続いていく日常」に「はじめての」という象徴的なフレーズを絡めてカナの「成長」を暗示しているような脚本になっていたので、統一的な説明にはなってるとは思うんだけど。みんなからこっそりカンパしてもらって給料が増えたり、まだカナには遠慮が見える気がするんだよね。まぁ、こればかりは個人的な性質だから仕方ないと割り切るしかないのかな? 代わりに、美華と2人でいるときのカナは本当に自由で、自分を飾らずにいるのがよく分かる。どこかで話題になっていた「アニメでは見られないブラックなカナ」も今回初披露だったし、どうやら彼女にとって一番気が休まるのは、親友の美華の前のようだ。ま、これはこれで一つの解決かな。さ、無事に見終わったし、石見ロボに会うために原作でも買ってくるか。 私の心のずっと奥の方を刺激し続けていた憎いあん畜生の名前が「石見ロボ」だったことが一番の事件な12話。作者自画像だったんかい! 勝手にワイプロボなんて名前で呼んでてごめん! ってことは、ひだまり荘の屋根の上にすんでいる緑色のあいつとか、「まほらば」のオープニングで踊り狂っていたあいつとか、そういうのと同じ類の物の怪だったわけですね! なるほどなぁ。エコポイント集めてるのかぁ。俄然、原作コミックが欲しくなってきました。あのロボットが描いてる漫画だったら面白いにちがいねぇ。 とまぁ、ワイプとアイキャッチなんて本編に一切関係ないところに衝撃を受けるくらいなので、本編の方は何とも微妙な視聴感。前回までの「何となくローテンションなお話」は今回も引きずっており、フリマ会場で過去話で盛り上がったり、和気藹々と語らう風新の面子を見て疎外感を覚えるカナ。この子はなんでこんなにネガティブ思考なのだろうか。確かに祖母を亡くして間もないのだから精神的に弱くなっていても仕方ない部分はあるが、あんなにお気楽な風新のメンバーを見て、まだ疎外感を覚えるというのはどうにも納得いかない。それとも、世にあふれている他の長屋もののキャラクターが無神経すぎるだけなのだろうか……でも、いまさら「自分は風新の一員になれていない」なんて言ったら、他のメンバーが怒りそうだけどなぁ。 そしてそんなカナの沈んだ気持ちを吹き飛ばしてくれるのは、名も告げずに野菜を売るだけ売っていったマリモ姉さん。色々と問題のある人だという前情報はあったわけだが、実際には問題があるとかいうレベルじゃない。せっかく運んできた野菜を全て投げ売り、道でたまたまぶつかった幼女をさも当然のように扱き使うという破天荒さ。カナは最終的にその自由な人柄にあこがれすら抱いていたようだが、普通の人間ならば初対面の時点であまり関わりたくないと思うだろう。カナが度の過ぎたお人好しであることが、奇跡的に今回の出会いにつながったわけだ。 そして、「ヤシの実の歌」を「楽しい旅」と喩える彼女の奇妙な感性のおかげで、カナはようやく何かを吹っ切ることが出来たらしい。シナリオラインは支離滅裂なのでそのあたりの心情は追いにくいが、この期に及んで風新面子や美華ではなく、面識の無かった第三者に意識改革の役割を任せるあたりが、このアニメの不思議なところである。普通のドラマ作りなら、これまで培った友情や家族愛によってカナの悩みが解消するように持って行くと思うのだが……このままカナが吹っ切れてしまったら、風新の面々は彼女が悩んでいたことにすら気付かずに終わってしまう。それでいいのだろうか? そして、カナは「私はまだ旅の途中」と開き直ったわけだが、それってつまり「風新の営業所は自分が落ち着くべきところではない」ってことなんだろうか。それだと色々問題があるよなぁ。 何とも釈然としないドラマの続くこの作品も、次回が最終回。一体どんな「オチ」を用意してくれるのだろうか。そして、ワイプロボ改め石見ロボは、最後にどんな金言を聞かせてくれるのだろうか。「コノ ダイコンヤクシャ メ」 最終回だというのに、いつもより際立って「続いていく日常」を喚起させる第12話。この日常が、GAだ。 今回はAパートが「ナミコさんの欠席」でBパートが「闇鍋パーティー」。闇鍋エピソードは原作では唯一2週にわたって描かれた珍しいエピソードなので、出来れば1話たっぷり使ってやってほしかったのだが、それをぎゅぎゅっと半分にまとめちゃうあたりが、この作品の罪作りなところ。ナミコさんの欠席エピソードだって、本当はもう少し情緒のある、少し切ない話だったと思うのだが。 実際、これまで何度も愚痴ってきた「詰め込みすぎの脚本」は、今回セーブするどころかいつもに増して際立っている。キャストの演技は本当に苦しそうなくらいの早口になっているし、加えて画面の前と後ろで違うことをやって同時にしゃべったりもするので、原作を知らない視聴者は完全置き去りモード。見ているうちにだんだん「デジキャラット」のことを思い出し始めるくらいなので、やはりこれが桜井節ということなのだろう。うーむ、忙しい。なんだかナミコさんが休んでいたのはほんの数分程度の間だけだったぞ。 とはいえ、この2本を最終回に持ってきたのにはそれなりの理由があり、GAの特徴である賑やかさ、色彩の面白さ、そして美術絡みの悪ふざけなどの要素が非常に伝わりやすいのが、作中でも最も長い闇鍋エピソードなのだ。Aパートの欠席ネタは、そんな度の過ぎた賑やかさと、メンバーが1人欠けたことでどこか雰囲気の違う彼女たちの様子がきれいに対比するようにセッティングされている。ノダたちの言葉を借りるなら、ナミコさんのありがたみがよく分かる配置ということだ。 こうした構成の工夫の甲斐あって、ラストエピソードとなった闇鍋会は非常に気持ちの良いテンポで進む。ただでさえ短い尺なのに「面白い顔だなー」なんて原作中の小さな台詞も全て詰め込み、極限まで盛り上がる晩餐の様子が高密度で描かれる。まくし立てる台詞のラッシュも、全て最後の力尽きた静けさの存在がいや増すために。「悪のりは計画的に」というノダの名台詞と、丁寧に全てを平らげて手を合わせるキョージュの対比が映える。 そして、ラストは一応オリジナルで締めており、今回出番の無かった美術部軍団には闇鍋絡みで意味深な引きを、そして1年生には続いていく日常を意識させるラストカットを。美術部連中の闇鍋については、原作中であーさんが思い出話としてちょっとだけ口にしており、是非とも今後見てみたいパートである。トモカネ(兄)が本気を出したら命に関わりそうな具材も平気で引っ張り出しそうだし。あぁ、そういえばAパートでもオリジナル要素としてトモカネ兄妹の絡みが(片方は意識がない状態で)臭わせてあり、何とも奇妙な感じがした。原作だと本当に一切絡まないからなー。 そして1クールのシリーズを締めくくるラストは、本当になんでもないただの会話。結局この作品が何を一番描きたかったのか、非常に示唆的なシーン選択であろう。個人的にはキョージュが「みんながいいなら」と判断をゆだねている台詞が非常に印象的で、原作を読んでも分かるが、孤高に見えるキョージュが、実は一番友情と和を尊ぶ乙女心の持ち主だったりするのだ。さりげない台詞選びがなかなか素敵でした。 エンディングは今回初披露の曲と、素猫。ちまっこいキャラクターが寄り集まって1つの絵を描き上げることで幕を下ろすというのも、また非常に示唆的なシーン。ところで、キョージュが持ってたはさみみたいなものは一体何だったんだろう。 一体この作品はどこへ行きたいのか、だんだん分からなくなっていく第11話。残された希望は、今回も訳の分からないことを口走っているワイプロボだけですよ。「オエカキロボットニ ナリタイ」「ヨウヤク クリア デキソウ」……分からない。きっと深い意味があるに違いない。 今回は季節柄涼しくなる時期なので、それに合わせて風邪っぴきのお話。突如訳の分からないことを口走って唐突に倒れるユーキ。そしてハイテンションの末に同じようにぶっ倒れるユメ。「立て続けにメンバーが風邪でダウンして……」っていう展開は色んな作品にあるけど、倒れた2人が同じ布団で寝るのはなかなか無いよな。常々この作品に濃厚なエロ要素などいらないとは言っているのだが……もう、確実にコトを済ませちゃってるあたりが怖い。そして、広橋ボイスで、しかもウィスパーで「じゃ、汗かく?」なんて言われたら、流石に頭がフットーしそうにもなる。だんだん、ユーキじゃなくてユメが諸悪の根源のような気もしてくる。 そしてついに代理がダウン。ぐったりした代理の後ろ姿から宇宙人説まで思考がトバせるカナは流石だが、そんなおちゃらけた空気もこのあたりが最後。あとはカナが必死に代理に気を遣うも、その思いがどうも他のメンバーとかみ合わない。カナは自己主張をほとんどしないので黙ったままだったが、代理に何も言わずに配達に散っていく面々に、何かわだかまりを感じていたのは確かだ。そしてカナが倒れ、代理が隣で添い寝してくれるという一見大団円にみえるオチも、カナは「私は守られてばかり」と肩を落とすことでハッピーエンドにならない。前回も「私は1人です」と随分ネガティブな発言をしていたカナだが、何か決定的なところで他のメンバーとの間の一線が越えられないようだ。確かに家族でもないし、年齢もまちまちだし、理屈抜きで友情や愛情を成立させられる面子ではないのだが、視聴者としては未だにわだかまりが残っている関係性には、ストーリー上のリアル以上に何かもやもやしたものが残ってしまう。 奇しくも似たようなことをやっていたのが、ちょっと前に放送していた「けいおん」だった。あちらも豊崎キャラが風邪を引いたり、喉を潰したり、萌え4コマ原作なのに友情にちょっとひびが入ってみたりと、今作との共通点が多い。微妙な律の態度に視聴者が何かもやもやしたのも同じだろう。しかし、「けいおん」の場合には律と澪は結局理屈抜きで仲を修復させており、「友達である」ことは前提条件だった。しかし、この作品の場合は、どうやら家族のような連帯感はまだ出来上がっていないということらしい。ラストまでにカナのうじうじした感情は消えてくれるのだろうか。 どうも、初っぱなのイメージのおかげで単なる萌えギャグを期待している身としては、こういうストーリー展開は重い。制作陣はどういうゴールを用意して、このアニメをまとめてくれるんだろうか。 「灰色の魔女」っていうとどうしても勝っても負けても駄目だって言う永遠の存在を思い出しちゃう第11話。すごく懐かしいが、今の若い子はご存じなのだろうか。 今回のエピソードはAパートが「紙芝居作り」でBパートが「画材屋」。完全に別なシナリオなのだが、Aパートに美術部面子がきちゃったもんだから、もう誰が主人公グループなのかよく分からない状態になっている。やっぱりアニメになると美術部連中は映えるんだよなぁ。今回のエピソードではあーさんがそれほどはっちゃけなかったので大人しい印象だが、ぶちさんとの「似合うわね」「任せといて」の掛け合いなど、相変わらず熟年夫婦(当人達に言わせれば愛人だけど)のような空気が楽しい。他にも、いかにも美術漫画らしい紙芝居の中にみられる独特の風合いなんかはメリハリが効いていて眺めているだけでも何となく楽しい。ところで、キサラギは美術部で「トモカネ」って呼ばれてる人物が気にならないんだろうか。 後半Bパートは画材屋をネタにした小ネタの詰め合わせといった体。例によって画面では分かりにくいネタ(ノダのノートとか)があったりして残念な部分はあるのだが、ごちゃごちゃした画材屋の店内のビジュアルが独特で、こちらも画面の賑々しさが目に楽しい。小道具類でわくわくするのは人類に共通する特性のようで、個人的には印鑑の並びが一番気になりましたね。「能登」やなんかはまだ分かるが、普通の印鑑の並びで「名塚」「生天目」ってレアな名字が並んでるとは思えないんだが……何の遊びなんだか。キャスト的には「内藤」とかいれてやれよ。ナバ関係ないじゃん。 そして、エンディングアニメははついに中学時代に突入。絵を描きまくるキサラギ、スケッチに勤しむナミコさん、ファッション関係のデザインに興味があるらしいノダなんかはいかにもGAに進学してきそうだが、外で遊んだりゲームしたりのトモカネは、何をどう間違って芸術の道に進んでしまったのだろう。兄貴の影響なのか……でも、あの兄妹の関係性からすると兄の進学先は避けそうな気もするんだが。そしてキョージュは山と積んだ本を読破する毎日。日常生活が着物なのは最近判明した事実だったので知っていたが、どうやら登下校時の服装はセーラーだった模様。これは是非、原作本編で一度拝みたいものです。 塩クッキーの花言葉が「永久の別れ」であるということを初めて知らされた第10話。カナは変な子だけど電波を受信するタイプだとは思ってなかったんだけど……もうなにがなにやら。どうも心配事となると歯止めのきかないタイプのよう。 ユメの里帰りという幕開けの今回。構成としてはカナの夢想するユメとユーキの破局というシナリオが最後にあっさり早とちりだと判明するパターンで、まぁ、良くある展開。ただ、冒頭に誰1人としてユメの里帰りに驚かずにいることで、視聴者側はカナの夢想が完全に思い込みであることはすぐに分かる。普通の構成なら最後の最後まで「勘違いでした、チャンチャン」というオチの出現はなるべく隠すものだろうが、この作品の場合、むしろ勘違いして妙なところでテンパってしまうカナが見どころなので、早い時点で「本当は何一つ心配しなくていい出来事なんだけど」という空気は伝わるようになっている。 個人的には、その後は「何でユーキが泣いてるのかなぁ」ということのオチを予測しながら見ていただけで、こういう見方って結構珍しいかもしれない。他のメンバーの「辛そうねぇ」とか「自業自得じゃない」などの台詞から次第に可能性が狭まっていき、何らかの病気、けがなんだろうという予測はついたのだが、正解は歯痛でした。まぁ、そりゃユメといっつも一緒にいるんだから、ちょっとでも油断したらそうなるわなぁ。本人は至って元気なのが不思議なくらいだよ。 今回は終始テンパり状態のカナを見ているだけでも割と面白い回。前述の塩クッキーの花言葉なんて最たるものだし、朝食の席での浅知恵とも呼べないようなその場しのぎで窮地に追いやられるカナもいかにもアホの子らしい。ずっとキンキン叫んでた中の人は大変そうだった。ただ、今回は作画に妙な癖みたいなものがあって、デフォルメから素に戻るときや振り返りの中割りとか、何かひっかかる画面がちょいちょいあったのは気になった。あと、カナが(><)←こういう顔になると、どうしてもゆのっちにみえる。デフォルメっていうより、へちょ絵。 最後の余った時間は美華との友情エピソード。良い話ではあるのだが、オデンジュースは流石に気持ち悪い。絶対、途中で「うわ、まずっ」ってなって残すタイプのトラップだと思う。2本もあったけど。そして最後のモノローグでカナは現状に満足していることを思うわけだが、「おばあちゃん、私は1人です」っていうのは、なんかものすごく寂しい響きだった。普通、こういうときは「1人じゃないです」っていうもんじゃないんだろうか。その辺割とクールな子なのかなぁ。 殿先生があまりに男らしすぎて、いまいち宇佐見先生と外間先生の関係がすっきりしてるように見えない第10話。男らしいっつうか、少年探偵っぽい。 今回はサブタイトルこそ物騒ではあるものの、原作から「献血」エピソードとその他諸々をぎゅっとまとめた、かなり散逸的な内容。それでも「夢」や「幸せ」といったテーマを下敷きにしているおかげか、何となくつながっているようにみえるのはなかなかの構成力。まぁ、どうひいき目に見てもとっちらかっているのは事実なんですけど。おかげで感想とか書くべきポイントがあまり見あたらない。今回出番が少なかった美術部コンビの熟年夫婦みたいな関係性が好きなんだけどなぁ。 そうそう、あえて目を引いた点をピックアップするなら、やはりわずかながらも加えられたオリジナル要素。例えば冒頭の「描いてあそぼ」ではトモカネのいかにもありそうな趣味が聞けたし、バックで流れる「描いてあそぼ」のテーマがいかにもそれらしくて気になる(確か1話目から流れてたな)。これらの音源は全て歌唱集(サントラ)に収録されるのかな? オープニングとエンディングが全部同じ盤に入っているのはある意味親切ではあるけれども。 あとはオリジナル要素は何故かちょっとだけ付け加えられたノダの鉛筆ネタくらいだけど、気になったのはちょいちょい出てくる賑やかなワイプ。ハニワ、素猫、ハケ、早苗ちゃん、画用紙など、色々と「らしい」形で画面の切り替えが行われる。「とっちらかった」印象が強いだけに、こういう細かいところでのサービスはありがたい。雰囲気作りという点でついでに書くと、DVDのCMも結構センスがいいと思うんだ。 ……あんまり本編について書くことが無い。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |

