最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
あけましておめでとうございます。
アニメ特番で年越しイベント。これは現代日本人には非常にマッチした素晴らしい企画である。そしてそれがかの「化物語」シリーズの新作エピソードというのだからなおさらだ。「ココロコネクト」の特番でみたされ、立て続けに新作アニメが楽しめる。「年末年始はアニメが無いから辛い」なんて言っていたのも今は昔だ。ビバ日本。 こんなテンションで幕を開けてみたが、実際は、私の中で「物語」シリーズの羽川の立ち位置って、そんなに重要じゃないんですよ。何故かというと、やっぱりファーストシーズンでの「つばさキャット」が配信エピソードだったせいだと思う。地上波エピソードはちゃんと録画した上で何回か観ることが出来たんだが、「つばさキャット」だけは一回こっきりの視聴だったのであんまり印象に残ってない。配信時期も途切れ途切れだったからまとまりのあるエピソードとしてもあんまり記憶してないし。おかげで羽川さんの印象というと、「化物語」の作中によく出てくるサブキャラどまりで、他のヒロイン勢に比べるとちょっと弱い部分があった。そんなわけで、今回の特別編「猫物語」がわざわざ放送されるのもどうなんだろうな、と思っていた部分があったのですよ。 しかし、こうしてみると、なるほど、羽川さんである。久しぶりにシャフト風味強めの新作が観られるというだけでも割と満足だが、普通は散漫になってなんだかだまくらかされているような気がしてくる西尾維新のお話の中でも、今回のエピソードは割とまっすぐ冒険して、ラブしていたような気がする。こうしてみると阿良々木さんは割と素直な少年漫画主人公気質なんだよな。変態であるところも含めて。そんな彼の初恋(?)エピソードがたっぷり2時間(CMの入り方がかなりえげつなかったけど)。これは良いものである。羽川さんも、ブラック羽川さんも情感たっぷりで非常に魅力的な作画で描かれていたし、日本古来の叡智が必死に一年分の煩悩を洗い流そうとしている時間帯に、次々と新たな煩悩を産みだし続ける生産性の高さに感服した。 今作の監督は「偽物語」の時と同じ板村さん。「偽」の場合は本当に話の中身が大したことのないものだったので「水増し紙芝居」みたいな印象が強かったのだが、今回のお話はメインプロットの時間配分が丁度良い案配だったおかげで、力の入った画作りが隅から隅まで楽しめる。もちろん「シャフト演出」なので省エネに見える部分もあるし、ふざけているとしか思えない部分も多いのだが、そうした部分も含めてのお楽しみだしね。「化物語」1期の尾石演出ほど徹底したディープさも無いし、分かりやすいお話をくみ取りながら、それなりのシャフト分を補充するには最適なバランスであった。作画リソースでは時折不満もでるシャフト勢であるが、今作はかなりの人員が割かれており、文句の出ようもない完成度だ。まぁ、尾石さん率いる「傷物語」が一体どうなってしまっているのか、というのは気になるところではあるが……。 お話の中身については、羽川翼というキャラクターの掘りさげがメインであり、その目的ではほぼ完璧な筋書き。西尾維新は捻くれた作家なのは間違いないが、話作りの方策は実は素直なところがある。「化物語」ヒロイン勢に科された「捻り」は、最終的にエピソードの中で築き上げた各ヒロインについて、もっとも強く表れた特徴を裏返し、「見えない部分」をそのキャラの中心に持ってくることでどんでん返しを起こすことで統一されている。「ひたぎクラブ」では鉄の女だと思われた戦場ヶ原さんの「弱さ」が描かれ、「まよいマイマイ」では天真爛漫少女と思われた八九時の「悲しみ」をメインに据えた。「するがモンキー」では竹を割ったような性格の神原の「暗さ」が際だち、「なでこスネイク」では純朴少女千石の「陰湿さ」が描かれた。こうして並べればすぐに分かるが、当然、「正しくて正しすぎる生徒会長」である羽川翼の物語は、「悪辣な暴虐」であるべきだったわけだ。「なんでも知っている」羽川は、怪異に取り付かれた後にも全てを知り、全てを活かしながらも悪辣であった。普段の生徒会長羽川翼の人間性と、裏返ったブラック羽川の悪辣さ、淫蕩さのギャップはキャラ立てとしては最高のもの。途中で「にゃん語」が混乱して人格が入り交じる様子なんかもたまらないし、「委員長羽川」として阿良々木をぶった切るシーンなんかもごつい。そしてなんと言っても、尻がエロい。 いやぁ、色々エロかったですね。冒頭での月火ちゃんとのアホな会話も愉快だったし、その後の火憐ちゃんの阿漕過ぎるサービスシーンもヘヴィー級。ファイヤーシスターズ、なんか偽物語の時よりもスタイルが良くなってないか?今回は2時間枠なのにキャラが6人しか出てこないという非常に限られた関係性の物語だったのだが、ガハラさんも撫子も出てこない中で、3人のヒロインがよく頑張ってくれていた。こんだけの環境を乗り越えてきた阿良々木さんのガードを突破して惚れさせたガハラさんって、ひょっとしてものすごい人なのか。半裸の羽川さんをあれだけなめ回すように見ていた阿良々木さんが、ガハラさんの前だと童貞臭を隠さなかったのはどういう魅力によるものだったのか。いや、むしろ羽川さんとの関係性を考えると、やっぱり阿良々木さんは欲情するわけにいかないのかな。難儀な男や。 さて、無事にワンエピソードが締められ、知らされたのは次なるシリーズ開幕の報。まぁ、来るんだろうな、とは思っていたが、年が変わる節目のタイミングでの発表ってのもなかなか気が利いてていいんじゃないでしょうか。劇的だった「化物語」に比べると密度の関係で今ひとつ盛り上がり切らなかった「偽物語」だったが、次なるシリーズでは再びヒロインが全員立ち上がることになる。一体どのような放送形態で、一体どのような物語が紡がれることになるのか。次の機会を楽しみに待ちたい。 最後に1つ、神谷兄ぃ、本当にお疲れ。 PR
珍しく割と素直な締め、第11話。これで最終回、なのかしら? ダラダラと続いてきた本作ではあるけど、こうしてサラッと綺麗に締められると、これはこれで良かったんじゃないかという気分にさせられるもんだ。
シンプルな話になったのは、題材として「家族愛」というものがクローズアップされたためではなかろうか。「うさぎドロップ」などでもいつも思うことなのだが、「家族愛」というのはよほどのことがない限りは人類普遍のテーマとして扱いやすいものであり、共感しやすい「大きな」テーマである。それをどのように捻るかと言われても、結局「大きな」結論にしか着地出来ないわけで、無難に終わらせることに何の文句も無いってもんだ。阿良々木さんにほとばしる(義理の)妹への愛情は、実にまっすぐで微笑ましいものだった。尋常じゃねぇ関係性の3人兄弟ではあるのだが、最後に残るものが「家族愛」なら、最後に振り返ってみればどこにでもいそうな、ごく普通のいい家族じゃないか。 今回の最大の見どころはなんと言ってもグロと言われてもおかしくないレベルの阿良々木さんと影縫のバトル。阿良々木さんの血みどろぐちゃぐちゃバトルは「するがモンキー」のときにも凄絶だったセッティングであるが、今回はあのときよりも格段に作画状態が良いこともあり、不必要とすら思えるダメージ描写が、どうしようもない実力差と、かけがえの無い阿良々木さんの家族愛を伝えてくれる。影縫があんなお為ごかしの説得で目的を諦めて退場するのは本来ならば「どないやねん」という話なのだが、それ以前のバトルシーンで克明に阿良々木さんの覚悟が描かれたおかげで、「これはこれでいいや」というレベルにまでは落とし込まれているのだ。 火憐ちゃんとのバトルシーンの場合には明るいシーンで奇抜なアングルや冗談めかしたカット割りで個性を発揮させる方向性だったが、今回はいかにもシャフトらしい、少ない動きの中でも1つ1つのオブジェクトに意味を与えること、それに少ないカットの中で描く部分にだけ重点的に動画枚数を裂くことで、徹底して傷ついていく阿良々木さんの様子が描かれるのが興味深い。作中で「黒齣」「赤齣」が明示的に意味を持ったのって、今作ではこれが初めてなんじゃなかろうか。ひさしぶりに「化物語」風の構成が楽しめたエピソードである。コンテを担当したのはあの「まどマギ」10話を務めた笹木信作氏という方。シャフトは少し気を抜くとこっそり上手い人を繰り出してくるから油断出来ない。 ラストパートで「白金ディスコ」がインストでかかったのも個人的に嬉しかった部分。ここんところあの曲はヘビロテのお気に入りだったので、締めの一本としては最高の使い方だった。月火ちゃんがキスされてギャーギャー騒ぐシーンも、中の人のインパクトがそのまま出ているお気に入りの場面。もっと月火ちゃんと火憐ちゃんの活躍は見ていたいもんだなぁ。
ドーナツ食いてぇ、第10話。だからこんな夜中に美味そうに甘いものの話とかするんじゃねぇよ。食いたいと思っても近所のミスド閉まってるよ。あと多分今100円セール中じゃねぇよ。ちなみに僕が一番数寄なのはエンゼルショコラです。エンゼルクリームも好きです。単なる生クリーム好きじゃねぇか。
さておき、この作品には珍しくはっきりとお話が動くターニングポイント的なエピソードとなった。せっかく毎週流れるオープニングに恍惚としていたのに、まさかの月火ちゃんデリートである。こいつぁ大変だ。いや、死んでないみたいだけどさ。 Aパートはここまでの2話で火憐ちゃんに出番を持って行かれた鬱憤を晴らすかのように月火ちゃんが阿良々木さんと「兄妹の会話」を交わす。彼女なりにファイヤーシスターズとしてのお仕事に対する思いを語り、年相応に(?)正義の味方ごっこにもけりをつけよう、なんてどうでもいいお話。元々火憐ちゃんに合わせて「正義そのものだよ、お兄ちゃん」とか言ってた割には、思いの外軽い。いや、確かにこれまでの月火ちゃんの性格を見て「別にそこまで正義の味方ごっこにこだわるようには見えないんだけどなぁ」と思っていたので、今回の本音トークは割と納得出来る部類だったんだけどさ。どちらかというと驚きだったのはファイヤーシスターズが2人とも彼氏持ちだったことかもしれない。 妹を裸に向いて恥辱を与えるといういつも通りの阿良々木さんプレイを経て、続いて忍と一緒にミスドへゴー。きらきらと少女のように目を輝かせる忍は非常に可愛らしいのと同時に「安い女やな」という気がするが、可愛いは正義だから万事OK。しかし、萌えキャラレベルで言ったらそんな無垢な様子の忍より、あんなご面相でも平気で一人ミスドをたしなむ貝木さんの方が上な気もする。登場シーンは笑ってしまった。あのテイストをぴくりとも動かさずにドーナツをエンジョイ出来る貝木さん格好いい。「二度と顔も見たくない」とか言ってる割にドーナツ食べたくて町中に残っちゃったんだと思うと好感度大幅アップ。基本的にこの作品って阿良々木さんたちの方のモチベーションも大して共感出来ないものが多いので、案外貝木が一番まともな人間として見やすいのかもしれません。でも、これで最後の出番かなー。 違う、今回の敵は貝木じゃないんだ。「この世界って陰陽師とか怪異関係の仕事してる人間多すぎね?」と思っちゃう京都弁おねーさん影縫と、その従僕らしい斧乃木。このコンビが、本作では珍しい「まっとうな武力というか、バトル力で正面から挑んできた」敵キャラである。「クラスで言ったら忍野とも肩を並べられそう」、「忍が虚勢を張っても大して動じない」などから考えるに、今までの怪異とは桁違いの敵キャラ。シリーズの幕引きにふさわしい強敵。でも……なんか西尾維新にしては普通やな。ここからもう一ひねりあるのかしら。ま、実際に「バトル的な力」っつってもいまいち分からん部分ではあるのだが、今回はその顔見せとして、斧乃木の方は突然の大破壊スペルを、影縫の方は突然のことで暴走状態になった阿良々木さんをいともたやすく抑える膂力を見せることで表している。突然月火ちゃんを殺された阿良々木さんが猛るカットは、その衝撃も込みでなかなかの迫力に仕上がっていた。残されたのが上半身裸のあられもない姿、というのもなかなかポイント高い。「そういう方向で『偽物』なのか」というのも、阿漕ながらも面白いポイントだろうか。 何にせよ、今までこの作品ではあまり見られなかった展開なので、今までのあれやこれやを忘れて素直に盛り上がれる展開に期待したいもんである。
まったく小学生は最高な第9話。あれ? 今回のお話で大事なのってそこだっけ? まぁいいや、どうせ別に大切なポイントなんて無いんだろうしな。
前回は歯磨きするだけの30分というなら、今回は肩車して小学生にセクハラする30分。そう考えると内容はちょっと増えたかな。心底どうでもいい内容だけどな。本当に怒ってもいいような内容だと思うよ、この作品。いやぁ、俺は怒らないけどさ。 サブタイトルは完全無視で一切月火ちゃんは出てこないというのに、今回は阿良々木さんが唾つけてるヒロイン陣ががっつり登場。まずは火憐ちゃんとの絡みだが、その兼ね合いで相変わらずの痴女っぷりを発揮する神原さんが登場。出来ることなら神原が火憐ちゃんの処女を奪うシーンは克明に観察したいところではあるのだが、どうやらそういう話にはならないようだ。残念。そして、放送時間の半分は妹に肩車されているという謎の兄を描くシーン。新キャラ登場の大事な1シーンであるはずが、そっちの記憶があんまり残らないっていうのは駄目な気がする。作中でヒロインが髪を切るなんて大イベントがまさかのきっかけで解決されてしまうのもどうかと思う。もう、同じくらいの温度で阿良々木さんの大切なものもちょん切ってしまった方が今後のお話がすっきりしたかもしれないな。 そう、新キャラですよ。1人目の新キャラはうりょ子扮するきつめの関西弁。相変わらず西尾維新臭さが充満する酷いキャラではあるが、今作は本当に映像が綺麗なので、渡辺画らしい良さが出てるなかなか綺麗なデザイン。まとっている空気感がどこか貝木と被ってる気がするんだけど、実際は多分違うんでしょうね。うりょ子のドスのきかせ方が活きるキャラになると良いなぁ。でも、現状では羽川さんにすら食われ気味だなぁ。阿良々木さんはいくら何でも羽川さんと電話するとき楽しそう過ぎる。電話している間は片方の声が一切聞こえない状態になってるのは1期の時の演出の引き継ぎかね。 火憐ちゃんの処理が終わると、続いて我らが八九時が登場。このシリーズになってから既に3回目になる偶然の出会いだが、八九時は本当に当てもなく町をさまよっているだけなんだろうかね。そんなんだから阿良々木さんみたいな変態の被害に遭うんだよ。そして、変態被害を与えるためとはいえ、恐ろしい台詞量の独白を一気に片付ける阿良々木さん(の中の人)のスタミナが恐ろしい。要約すると「小学生がいるなら揉んだり臭いをかいだりするしかない」というだけなのだが、果たして原稿用紙何枚分くらいの台詞量だったんだろう。これだから神谷兄ぃに任せるしかない仕事なんだよな。あとはまぁ、八九時の愛らしさをめいっぱい堪能するだけの簡単なお仕事ですよ。 違う、だから新キャラなんだって。でもなぁ、こっちのはやみんキャラは本当に痛々しいまでに駄目なキャラだしなぁ。どういう気持ちで見守ればいいのかもよくわからねぇよ。もう、考えたら負けのレベルだよ。いや、やってることのレベルは他のキャラと大差ないっちゃぁそうかもしれないんだけどさ。この新キャラ2人が今後シナリオで絡んでくるわけでしょ? 正直、面倒くさい……頑張れファイヤーシスターズ! オープニング聞けるだけで幸せさ!
エローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!! 第8話。駄目だこのアニメ、駄目だこのスタッフ、駄目だこの国! もう、今シリーズはこれがやりたかっただけなんだろ! そうなんだろ! そうなんだろ? 操縦不可能なんだろ? 野放しだろ?
というわけで、ある意味最も濃密でありながら、ある意味最も中身のないとんでもない回になりました。せっかく前回でエピソードが一段落してサブタイトルが変わったというのに、せっかく阿良々木さんが「最後のエピソードである」なんて意味深なモノローグを入れてくれたというのに、肝心の月火ちゃんはほとんど登場せず、エンドレスで火憐ちゃんの方ばかりがピックアップされるという仕打ち。しかもやってることといえば破廉恥行為と破廉恥発言ばかり。なんだこのアニメ。もうBPOが出撃しても仕方ないと思うぞ! しかし、この作品が始まってからというもの、オウムのように「中身が無い」「シナリオが薄い」と繰り返している。実際に中身の薄さはどれだけ演出で彩ろうともごまかせない部分だろうし、「尺稼ぎ」と言われても仕方ない部分は多いだろう。そして、今回はその「薄さ」でいうなら最たるものである。しかし、ここまで志がはっきりすると、もう文句も言えなくなってしまう。世にアニメと呼ばれるもの多々あれど、有言実行で5分以上も延々歯磨きを続けるアニメがかつて存在していただろうか。妹と乳繰りあうだけで30分終わってしまうアニメが、かつてあっただろうか。そしてこのアニメは、「日常系」ではないのだ。「刺激的な歯磨き」をお届けしなければならないのだ。お届けしちゃったのだ。「これがやりたかったんだ」と言われたら、どれだけシナリオが進まなくとも、文句のいいようがないではないか。世界初の「歯磨きアニメ」として、前人未踏の地を開拓した今回のエピソードは、誰がなんと言おうと、忘れることのない1話になるだろう。 演出についてはいつもの通りと言ってしまえばそれまでだが、信じられないくらいに官能的にえがかれた歯磨きシーンがやはり白眉。これはもう、阿良々木さんじゃなくても悶々とせずにいられない。下手なエロアニメよりよっぽどエロい。これってひょっとして革命的な発見なんじゃなかろうか。人体で最もエロい部位は、乳首なんかじゃなくて「歯」だったという。チャレンジしすぎだろう。いや、口内描写メインのエロ漫画なんかは割とあったりするんだけどさ。懇切丁寧に「エロさ」の説明をされてしまうと、これはこれでこっぱずかしい。そして、解説している阿良々木さんも恥ずかしかろうが、やっぱり火憐ちゃんの方が恥ずかしいに決まっている。というか、中の人の恥ずかしさがミラクルスマッシュである。「あえぎ声のような」じゃねぇよ、あえぎ声だよ。キタエリの迷い無きあえぎ声だよ。口開きっぱなしだから若干トロ顔風だよ。すみません、どなたかこの回のアフレコ現場を撮影した映像とか持ってないでしょうか。200万までなら出します(持ってないけど)。 いかん、冷静になれ。今回から主役は火憐ちゃんではなくて月火ちゃんの方だ。オープニングだって新作に切り替わり、冒頭の「はぁどっこい!」で全部持って行かれた。ゆかち、最近少しずつ歌唱スキルも鍛えているし、今回の歌はなかなか雰囲気もマッチしていて素敵だ。本当にこのシリーズのオープニング楽曲にはハズレが無いなあ。まぁ、今回の話を見てもまだ月火ちゃんのキャラクターが掴みきれてなかったりするんだけど……まだ話数は残ってるんだし、そのうち見えてくる部分もあるんでしょう。今回見せてくれた軽快なディズニー走りも楽しかったけどね。
ビジョンに映ってたのはモモレンジャーとオーレッド、第7話。いや、正確には「何となくそれっぽい戦隊ヒーロー」だったと思うんだけど、モモレンジャーだけやたらまんまで、顔に☆の時点でオーレッドしかいないっていう。まぁ、すごくすごくどうでもいいことですね。
かれんビー完結編。Aパートは、再び対峙した兄妹の身体と身体のぶつかり合い。互いに負けるはずがないと叫ぶ兄と妹が、無駄過ぎるアクション動画でスペクタクルアクションを繰り広げるという。いや、確かにすごそうに見えるんだけど、実際はいわゆる「超作画」でも何でもない、シャフトらしい「抜いた」動画である(それでも普段を考えるとかなりがんばってる出来だけど)。火憐ちゃんのすさまじい攻撃の数々も「動き」としての意味はほとんど無く、あくまで毎度毎度のイメージ映像と同じ程度の意味しかない。わざわざ忍登場シーンだけ「イメージ映像」なんて断り書きがついているのは、非常にレベルの高い自虐ネタである。 強いて意味を見いだすならば、2人の会話に何度も飛び出した「強さ」という尺度において、火憐がどのようなものをもっているか、ということを表示する作用があったととらえるべきなのかもしれない。カポエラじみたアクションからのフランケンシュタイナーやら、おまえの通っている道場はいったい何なんだ、という突っ込み待ちの丁々発止のやりとりは、こけおどしとしても充分機能してはいたけどね。そして、最も大事な要素としては、これだけの大激戦を繰り広げたにも関わらず、阿良々木さんは一切火憐ちゃんに手を出していないのである。彼が「語り」以外で積極的に働きかけたアクションは、最後に火憐ちゃんを抱きしめた部分だけである。お兄ちゃんも大変だ。 Bパートは、いよいよ相対した貝木と、ガハラさん・阿良々木さん連合の対決。このお話のクライマックスパートと言ってもおかしくない場面なのだが、一切盛り上がることなく、淡々と会話を進めるだけで全てが片付いてしまうという恐ろしい展開。およそアニメとして、エンターテインメントとして成立していない終劇である。「巨悪」として描かれてきた貝木が単に町を去る、というだけでは何の解決にもならないし、ガハラさんや火憐ちゃんの過去を考えた時にそれでいいんかい、という不満もボコボコ出てくるであろう。 そして、この作品の阿漕なところは、「それでいいだろ」という主張を、非常に直接的な形で作中の人物たちに「いいわけ」させてしまい、何となく成立したことになっちゃう部分だ。ガハラさんの「だまされるやつが悪い」という「史上最も悪い」発言に始まり、「火憐ちゃんも自業自得」や「過去は過去、それ以上ではない」といった発言から、「未来の解決がうやむやでも、このエピソードの満たすべき条件はすべてクリアした」と言い切ってしまっているのだ。ずるいし、ひどいと思うが、この作品の場合、「それでいい」のである。そこに文句をつけてしまうと、作品すべてが本当に無駄しかなくなる。これを認めるか、作品自体を無かったことにするか。無体なオールオアナッシングを迫られては、「じゃぁ、しょうがない」と言うほかないじゃない。 一応、西尾維新らしいくどくて冗長な言い回しなどに潜ませて、それなりに構成に工夫は凝らされており、たとえば最後に交わされたガハラさんと貝木の問答が、結局一切お互いに「交渉」の要素を含まない一方通行のかぶせあいであるところや、序盤の火憐ちゃんと阿良々木さんの言い合いが、かつての貝木と火憐ちゃんの争いの写し鏡になっている点なんかは、やっぱりそつがない。最後の最後をガハラさんの最大級のデレで締めてすべてを吹き飛ばすあたりもずるっこい。あんなこと言われちゃ、それまでのだらだら展開なんか吹き飛んでしまうやないか。やっぱガハラさんメインヒロインだなー。
やっぱり八九時だなぁ、第6話。阿良々木さんが一番何も考えずにしゃべれるソウルメイトはやっぱり八九時なのだ。圧倒的に大人な発言が出来る幼女なのに幼女の良さを失っていないというのが、八九時のスペシャル。
というわけで、今回はメインになったのがアバンで八九時、その後はガハラさんなので、個人的にお気に入り2人の活躍が見られたのが満足。でもまぁ、話は相変わらずほとんど進んでいない。このままこのシリーズはずっとこの密度で進むんだろうなぁ。いや、それでも画面をずっと見ていて退屈しないんだからすごいとは思うのだが、やっぱり1期の展開力を思い返すと、多少物足りない感じはしますよ。今回だって、八九時と会ってる時間は何があったかと言われれば、特に何もなかったしね。 一応進んだことといえば、ガハラさんとの関係性だろうか。鉛筆が大量に乱舞するガハラさんのぼろアパートでの二人の睦言にはなかなかどきどきするが、「アマガミ」を見ている時のように「リア充爆発しやがれ」と思わずにすむのは、ガハラさんの人徳故か。今回も色々な顔が見られて眼福もの。羽川さんの話題になると今までになかった顔をしてくれるのが面白いし、今回は阿良々木さんのまっすぐな告白に珍しく面食らってましたしね。結局、話が進まないとこういう要素を全力で楽しむしかないんだよなぁ。 ラストは火憐が逃亡したところで引き。慌てふためく月日ちゃんがなかなか色っぽい。そして忍もかわいらしい。でも、全員面倒くさい。なんなんだろね、この世界。
そのチケットは意味がなくないだろ、第5話。いいじゃないか軽蔑されたって。永久に有効なんだぞ。なんの迷いがある。
さておき、ようやくサブタイトルの通りのキャラクターに焦点が絞られてきました。今回はアバンが月火、Aパートが火憐対貝木で、Bパートが阿良々木さんと羽川、阿良々木さんと火憐の対話という構成になっている。まず、現時点では単なる傍観者である月火ちゃんだが、画面内での役割は単なる「可愛い妹」である。強いて言うならプラチナ可愛い。阿良々木さんは本当に恵まれた兄だなぁ、とそればかりが頭をよぎる。 そして、そんな月火たちの会話を統合して得られた、火憐と貝木の対決シーン。これが今回のストーリー上の山場と言えるわけだが、いかにも西尾維新らしい、パッと見には統制された対話になっており、火憐の振りかざす「正義」の論理と、貝木の打ち出す「金」の論理が真逆に対応しているような分かりやすさがアピールされている。ただ、この会話をよく聞いていると、得意の詭弁で対比されているように見えているが、実際は火憐の主張は貝木の持つポリシーに何ら影響を与えるものではなく、文字通りに「大人と子供」の関係にしかなっていない(というか、どちらも大したことは言ってない)。その証拠に、後のシーンで火憐は「世の中はお金がすべてではない、お金がほとんどだ」と言っており、貝木に対峙するには主張が弱いのである。まぁ、このストーリー自体がファイヤーシスターズたちの弱さ、そしてそれを見守る阿良々木さんの兄弟愛を描くことにあるんだとしたら、火憐の「弱さ」は当然のものだとも言えるんだけどね。 そんな弱い妹たちと対比されるのは、ひょっとしたら貝木なんてぽっと出のキャラではなく、完璧な女である羽川さんなのかもしれない。結局彼女の強さばかりが引き立つエピソードだしなぁ。今回彼女が阿良々木さんと2人で歩く帰り道はどこかしら1期の彼女の心象風景をイメージさせるようなものになっていて、なんだか懐かしいと思ったらコンテが森義博氏だった。「なるほど、森さんか」と思ったら、意外にも森さんって化物語の仕事してなかった。まぁ、シャフトの看板みたいな人だからよしとする。 ラストは今作でも屈指のサービスである、妹の身体を拭く兄、というマニアックなシーン。これが平気で出来るあたり、阿良々木兄妹の関係性ってなんだかすごい。そして、武道を通してしっかりと締まった火憐ちゃんの身体もなかなかすごい。キタエリの切ない喘ぎ声もたまらないものがある。なるほど、これが「おちんこ」のたどり着いた果てか。よいものを見せていただいた。実際はあんなただれた兄妹関係とはほど遠いシーンなんだけどね。阿良々木さんが何のてらいもなく「妹の苦痛を自分が引き受けられるならそれに越したことはない」っていう台詞を吐けるのが格好いい。こんだけかわいらしい妹がいるからこそ出来る無償の愛かなぁ。
変な風呂の家、第4話。いや、阿良々木さんの自室も、リビングも、全部変だけどさ。
一応サブタイトル通りの怪異との遭遇イベントは進行しているみたいだけど、火憐と「蜂」の関係が今のところ唐突なので、なんだかとってつけたような印象が否めない。おかげで、そんなメインシナリオはそっちのけで時間の半分を全裸の幼女と風呂場で戯れるのに費やしているという。ただでさえ画面がヘンテコな作品だというのに、更に規制絡みの制限まで入ったら、ますます訳の分からない画面になってしまうではないか。 前半パートは、残された最後の1ヒロインだった羽川さんとの絡み。相変わらず超然とした羽川さん相手に阿良々木さんも防戦一方。そりゃガハラさんも手が出ないのは仕方ないか、と思えるラスボスっぽい振る舞いである(まぁ、ラスボスは撫子らしいが)。ただ、髪を切ったことによって羽川さんがガハラさんや神原などの他のヒロインと外見上のイメージが被るようになったので、なんかピンと来ない部分はあるんだよね。いや、しゃべってる内容は相変わらずひどいことてんこ盛りだから迫力は充分なんだけどさ。 そして、そんな羽川さんとの話を受けて、「一旦時間をおくため」に風呂に入った阿良々木さんだったが、風呂の外よりも更にしんどいお話になるという。1期からずっと画面の隅にその存在が確認出来た忍野忍だが、今回堰を切ったような喋り始めたのは驚きである。しかも、1期の時はたしか平野綾がCVだったはずなのに(しゃべった記憶がほとんどないんだけど)、何故かその声が坂本真綾に変わっているという。結局ほとんどしゃべってなかったからってキャスト変更があったのならなんだかなぁ、という感じである。どうせしゃべるなら平野声で悪態をつく忍が聞いてみたかったのだが、まぁ、真綾がこんだけ高い声でキンキンとしゃべる役っていうのは久し振りなので、これはこれで悪くない。なにより、ずっと全裸というひどいシチュエーションのおかげで些末な問題はどうでもいい気もする。阿良々木さん、八九時にはあんだけ性的なアプローチをしかけるのに、忍相手だと一切そういうそぶりをみせないのね。やっぱり過去のいざこざが関わってるからそういう対象として見られないのかしら(実は原作を読んでないから忍がどういう存在なのか詳しくしらんのだ)。 今回も延々風呂場でしゃべっているだけの画面で、ずっと薄暗いままで大変だったが、シャワーの水流や水滴、浴槽の水面などの効果を利用して色々とトリッキーな演出をみせてくれている。そして、何故か忍と2人並んで湯船に浸かっているワンカットだけ、「劇場版か!」と突っ込みたくなるくらいにぬるぬると動き続ける部分があったのだが、しゃべってることはどうでもいいし、動きの内容も、2人が思い思いに顔を拭っているだけという、本当に動画の無駄遣い以外の何ものでもないカットだった。なんの悪ふざけなんだよ。いや、どうせ全編が悪ふざけみたいな作品ではあるんだけどさ。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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