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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ぼちぼちこの作品が見えてきたかな、第6話。第1話目でなにやら怪しげなことをやられたもんだから、すわ何かが起こると期待して見ていたものだが、どうも、最近は流れ作業での進行が続いているような気がする。今回はメンバーの中でもキーパーソンとなりうるだろうせいらのメイン回、色々と主義主張を振りかざして盛り上がるエピソードになると思ったのだが、うーむ。

 基本的に、この作品は外に開かれた世界の描写がほとんど無い。2話目以降は学園内だけでほとんど話が進んでおり、毎回登場する「今回のダエモニア」は必ず「なんか適当な悲劇」をインスタントに作り出してその任に当たらせている。今回は特にそれが分かりやすく、せいらのインスタントな友達が、インスタントなピンチを乗り越えるためにインスタントな悲劇を生み出してしまった。せいらが肩入れするにはまだまだ心情のストックが足りないように見えたし、そもそも犠牲になった方の子が何であそこまで頑張って友達のために尽くしていたのかもよく分からない(理由付けはされているのだが、それが事実として伝わってこない)。シナリオは着実に進み、無事にあかりとせいらが友情タッグを組めたわけだが、そこまでに起こりえた様々なドラマが、残念な形で消化されてしまった。

 中の人の影響も大いにあるのだろうが、どうしてもこの脚本で比べてしまうのは「まどマギ」である。もちろん、「魔女化した友人を救う」という大義名分で戦い抜いて散っていった杏子と、そこまで杏子を追い詰めながらも、涙無しでは見られないだけの友情も形成したさやかの2人の魔法少女のエピソードだ。今回のせいらの悩みも、ざっくりまとめてしまえばまどマギ9話の杏子の心情と同じものだ。あちらはたっぷり1話でドラマが作られていたが、こちらは残念ながら、出会いと動機と悲劇と克服と成長が全部まとめて30分。そりゃ、描ける内容にも限度ってものがあるだろう。ちょっと比べものにはならない。

 もちろん、全く目的が異なるまどマギとこのお話を比較するのはお門違いであろう。より近いものを探すなら、1話完結で敵を打開していく変身少女もの、つまりセーラームーンやプリキュアの方が近い。そう考えれば、インスタントな友情物語だって良く見る光景である。ただ、良く見る光景なだけに、わざわざこの作品でやってもらわなくてもいいものであるのも事実。せっかくそれなりにオリジナリティを持った設定を色々と用意したのに、「朝の子ども向けアニメの雑多な焼き直し」になってしまうのは非常に勿体ないのである。まぁ、ここまでの展開は全てお約束を片付けるだけの消化試合だと仮定すれば、ひょっとしたらここから何かエキセントリックなものが飛び出すのかもしれないが……現時点では、最初に持った期待感はどんどんしぼんでいるのが正直なところ。冬菜ちゃん、何とかこの状況を打開してもらえませんかねぇ。でもなぁ、既に冬菜も有象無象の「涙ながらにダエモニアの犠牲になった身内の方々」の1部に紛れちゃってる感があるしなぁ。あれだけの憎悪のパワーがあったのに、「手術で友達を助けたいだけの女の子」や「気付けば闇金に手を出してボロボロ破産状態の経営者」と並んで処理されているのは釈然としない……。ちょっと全員のサイコパス係数を計ってみようよ。多分、冬菜ちゃんは免罪体質だから平気だよ(中の人的に)。

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 生臭ぇアニメだな、第5話。だいぶテンプレも固まってきたようだが、今作のテンプレに加えて、色んなドラマのテンプレがそのままプロットとして埋め込まれているだけなので、話を追いかけるのはすげぇ簡単。この生臭さ、分かりやすさを味と受け取るかどうかだが……。

 あかりのキャラ設定は前回まででぼちぼち固まったので、あとは回りのメンバーの紹介エピソードということになる。今回のメインは、父娘ともども「間違った関西人イメージ」のテンプレで固められた白金ぎんかちゃんである。関西少女の鉄板と言えばなんと言っても妹尾あいこちゃんが真っ先に浮かぶわけだが、何故大阪娘は父との2人暮らしイメージが強いのだろうか。関西のおばはんだとどうしてもギャグに寄りすぎるせいか? 当然のように貧乏な過去を持っているが、たこ焼き器の開発販売を経てドンキの社長にまで成り上がり、その利益でもってエレメンタルタロットの養成校の支援をするという、非常に便利な設定のおとんである。普通この手の浪花の商人キャラは徹底した現実主義、拝金主義者として描かれる場合が多いが、このおとんの場合は血筋のおかげかちゃんとファンタジー世界にも理解があり、いざというときのためにポケットに「節制」の護符を忍ばせておくという念の入れよう。何とも不思議な世界観を体現している。それ以外の側面は「理想の経営者」像そのまんまだと思えば大体間違ってないな。しかしドンキで売ってた商品で火傷する客って、一体何をどういじったんですかねぇ。

 今回も実に下世話な方向性から攻めてくるダエモニアの草の根作戦。相変わらずやたらあかりたちの周辺に関係する部分しか攻めてこないのは、それが狙いなのかたまたまなのかよく分からないが、やってることは非常にシンプル。前回の嫉妬話もそうだが、基本的にダエモニアは「邪魔ならぶっ殺せばいいじゃん」という明快な答えしか提示してくれない。裏で糸を引いてるジェイス子ちゃん(命名おれ)の方針がそうなのだろうか。「ちやほやされてる同輩が憎い」→「じゃあ殺そう!」「そんな女に手込めにされてる男が憎い」→「それも殺そう!」「借金でヤクザもんに臓器売られる」→「全部殺そう!」……まぁ、シンプルでいいよね。謎の目的意識ばかりが研ぎ澄まされたジコチューを操るよりは直接的に人間界を渾沌に陥れられるだろうから、悪の組織としては正しい方向性なのかもしれない。最終的に憑依先の人間の自我も奪って取り殺しちゃうし、あげく事後には記憶すら消えるようなので後腐れもないし。エラく都合の良い設定だけどな……おかげで、今回はぎんかちゃんの思い出との葛藤が描かれなきゃいけないはずなのに、あまりにもあっさり処理しすぎですけどね。ぎんかちゃんの性格から、なるべくはっきり割り切ってみせた気丈な態度を示すエンディングなんだろうが、無闇にドライに見えてしまったのはちょっと難点。一応、あかりの「声を聞く」能力について安易に答えを出さなかったのは今後を考えると正しい方向性だとは思うけど。今のところ、あの能力で救われた人間はいないな。

 そういえば、本田のおっちゃんと一緒に飲みに行ってた同業者の2人は結局あれから殺されてしまったのだろうか。あいつら何の関係もないし、おっちゃんもダエモニアも殺す必要は何一つ無かったはずなんだが……実は進撃なみに死人の多いアニメ。槙島さんでももうちょっと自重するわ。次は何人死ぬでしょうね。まぁ、死んだはずの冬菜さんは生前よりもポジティブな登場シーンが多いですけども。冬菜を単なる思い出にしてはいけない(戒め)。

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 敵側の少年の衣装がジェイスにしか見えない、第4話。そりゃ精神を操る魔法が得意なはずである。触手っぽい武器を使うのもなんか納得、あいつ、ウナギっぽい魚とか使役してるからな。

 ダイモニアに取り付かれた一般人が現れて、それをぶっ叩くうちに仲間内の意思疎通が行われていくというお話の構成になっている。こうしてみるとまるで仮面ライダーのお悩み解決展開のようである。ただ、違うのはキタエリによって容赦無く取り付かれた人間もろともぶっ殺されるというところ。まぁ、現時点では取り憑かれた人間についての意見が真っ二つに分かれているからそうなってるだけだけどね。今後は仲間内で過去話なども展開させながら意思疎通していく展開になるだろうから、被害者の扱いも変わっていくことだろう。でないとあかりが救われないからな。毎回毎回従姉妹の死に顔動画ばっかり再生されてたら、そらおかしくもなるわ。冬菜ちゃんは本当に「あかりの後悔の念」の象徴でしかないのだろうか。復活無いかなぁ、出来れば悪側で。

 今回のお悩みは、エラいストレートな形での「世の中間違ってる」思想を持つ女子高生。CV早見沙織での悪堕ちというなかなか貴重なシチュエーションで、うなったりよがったりするはやみんの声が聞けるのは実によろしい。まぁ、キャラデザがアレなので大して萌えポイントは加算されないのが難だが、悪堕ちの展開が非常に分かりやすかったし、あの絵でも充分キチッちゃってる感じは出ているので、序盤のミッションとしてはすんなり解決出来るものである。

 今回ダエモニアの誕生の秘密も解説され、それによると敵側も含めて全てがタロットモチーフでまとめられているらしい。一応、ゲストキャラにもタロットはあてがわれているようで、具現化した時にもそのモチーフが踏襲されてるのかな? いや、よくわからんかったけども。どっちかっていうと、具現化させてしまった人間の欲望がそのまま様々なガジェットとなって全体像を構成するというコンセプト自体はまどマギの魔女化と同じに見える。まぁ、イヌカレー空間よりはよっぽどシンプルで分かりやすいけども、その分面白味には欠けるだろうか。ただ、魔女と違ってダエモニアは(何故か)はっきりと会話出来るので、堕ちてしまった人間との対話というシナリオが書きやすく、よりシンプルな人情ドラマが構成しやすい。今後はその辺もダークなシナリオを交えながら書いてくことになるんでしょうかね。今となっては割と陳腐な中身ではあるので、何とかこの作品オリジナルの見せ方を出してほしいところである。

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 最近、おかん役が井上喜久子・久川綾の寡占状態になってる気がする第2話。2人の同年代もたくさんいるんだからもう少し散らしてもいい気がするんだが……積極的に役を取りに来るのがこの2人なのだろうか。キャスティングする側がめんどくさくなっているのだろうか。謎である。いや、文句は無いんだけども。

 さておき2話目。1話の衝撃展開に比べると予定調和な部分が多く、正直言うと肩透かしをくらった部分が多い。中でも一番しょぼんだったのは「単なる記憶改竄だったのか……」という部分で、この分だとあの巨乳眼鏡あやねる娘は単なる過去のトラウマでしかなく、今後あの嫌らしい顔を見ることが出来ないということになってしまう。毎回バンクで繰り返し死に顔が拝めるのでそれはそれで面白いのだが、あの子の腹黒っぷりは最後の最後まであかりちゃんを苦しめる最大の害悪として活躍して欲しかったところ。ま、理由を付ければなんでも有りの世界なので、敵側の狙いで復活させたりするのはありだと思うのだが、現状では敵勢力はあまりまとまった組織ではないんだよね。やってることはイマジンと同じで、ぽっと出て各個撃破される程度のものである。あんまり頭の良い戦略とかはなさそう。今後最低もう一捻りはすると思うが、このまんまだと単なる火力バトルになってしまいそうで不安だ。ジュエルシード集めの陰にはテスタロッサさんを置いてくれないとお話にならないと思うのだけどなぁ。

 まぁ、まだ2話ですからね。ここからひょっとしたら学園ドタバタコメディになるかもしれないわけで(無い)、あれこれ憶測で文句を言うのも野暮ってものでしょう。今回あかりが入学したタロットな学園は上層部がなかなか素敵な面子なので、学園が一丸となって敵にあたるシナリオを期待したい。各々がタロットカードモチーフの能力持ちっていう設定は、シンプルなおかげで分かりやすくはあるし、見せ方次第ではコンビネーションとかも作りやすそう。次に登場する「愚者」のカードが一体どんな能力なのかとか、想像もつかないし。遠藤綾ボイスのおねーさんは「世界」らしいのだが、時を止めずに何をする能力なんだろうね。ちなみに、タロットモチーフと言われると「太陽とか雑魚じゃん」と思ってしまうのも、名前が「白金ぎんが」だからこいつが星のカードなんだとか誤解しちゃうのも、全部ジョジョが悪い。星のカード、隣に座ってるやないか。まぁ、なんで白金ぎんがでテンパランスなのかはよく分からないけどさ。

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 福山=中二病、最終話。これは実に綺麗な最終回。このアニメに望んでるものっていったら、やっぱりこのテンションだよね。

 シリーズ中盤以降は少しずつ変則構成も増えていったのだが、今回は初心に返って非常に真っ当な2部構成。15分で短めにぽんぽんと出てくる方が笑いのテンションが維持しやすいので助かります。そしてAパートは、初心に返る意識を強めにするためか、洋のキューティクルへのこだわりが前面に出るお話になっている。しかし、髪の毛からダイヤが作れるなんて知らなかったわ。試しに調べてみたら、割とちゃんと商売としても成り立っている上、ダイヤとしての質もいわゆる天然物に比べて大きく劣ることもないとか。割と面白いところに眼をつけたじゃないですか。流石ノアちゃんやで。まぁ、単に「狼に嫌がらせしたいから、何かヤツが大事にしている髪の毛を使って悪だくみをするであろー」っていうことだったんだろうけど。

 しかし、残念ながら毛に関する諸々は、洋のプライベートの中でも触れてはいけない逆鱗だった。泣き狂った洋は復讐の鬼と化し、なんと最終回に至って初めて、荻さんとヤギという夢の共闘態勢が繰り広げられることに。おかげでヴァレンティーノファミリーにもたっぷりとスポットがあたり、毎度のことながら変態度の高いロレンツォの性癖や、あれだけ恰好いいはずなのに最終的にギャグキャラ以外のなにものでもないガブリエラの活躍などが楽しめることに。……ヴァレンティーノのマントって、「全裸」と「それ以外」を分ける大切なファクターだったんだな。確かに、マントを脱いだらただのヤギだしな(まぁ、着ててもただのヤギだけど……)。荻さんと洋のいちゃいちゃも確認出来て、めでたしめでたしである。

 そしてBパート。のっけから聞き慣れた厨二テンションの福山ボイスで吹くが、もう、本当に期待を裏切らない。キャラとしては「スケットダンス」のダンテとまるきり同じ方向じゃねーか、という気もするが、まぁ、中二病キャラの設定なんてこんなもんだ。本当にルルーシュ式高笑いは聞いてて満足感がありますね。最終回だ最終回だと洋が散々愚痴っているメタっぷりも相変わらずひどいが、最終エピソードなのにどこの誰とも分からない「ぽっと出の新キャラ」が全部持っていくという人を食ったシナリオも予定調和である。ちゃんとヴァレンティーノファミリーが求人広告出して丁寧な人材雇用をしていることも分かって一安心ですよね。……ガブリエラとかノアもああやって面接で採用したんだろうか。まぁ、やっぱり雇うにあたって新人の前科は大事ですからねー。ちゃんと求職雑誌に広告が掲載されてたってことは、あの可愛らしいビラとかも全部首領が作ったんだろうか。なにそれ可愛い。

 しかし、「ヤギならいいや」という軽い気持ちで自宅警備員崩れが面接なんかに応募しちゃうと、今の日本の就職事情の厳しさが突然牙を剥く。いや、あの出で立ちで面接に行って門前払いされなかっただけでも有難いと思うが、せっかくヤギ(取締役)が良いこと言ってるのに、となりの袋で台無しである。圧迫面接かー、こわいなー。そりゃルルーシュだって勇太だって引きこもりたくもなるわなー。CV小杉さんだもんなー。めげるよなー。で、オチに向かうシーンでは最終回らしく突然洋の自己紹介が入り、結局シーズン中に何回使ったんだ、っていうレベルの秘孔刺激からの追いかけっこ構図で幕。ちゃんとキャラクター総出演でそれっぽいエンディングになってるのはいいけど、流石に塀の向こうの秋吉とかは登場出来なかったな。とりあえず荻さん一家が出てきてくれたのでそれだけでいいか。

 なんだかさっぱりあっさりの最終回だったが、この作品はこれくらいが一番いいや。2期に期待を寄せて、とりあえずは満足です。

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 やっぱりヤギは人格者、第11話。首領がメインの回はやっぱり良い話が多いよね。ただ、オチが切なかったのはちょっとなぁ……どれだけ首領が良い人でも、狼に対する積年の恨みだけは覆しようがないんだなぁ。でも、最終的には美談かな。秋吉の気遣いは首領の今後の野望にどんな影響をあたえることになるのか。

 何の前触れもなく起こった首領の逮捕劇。これまで10話もの間警察と不毛な戦いを繰り広げてきたヴァレンティーノが一切詳細を明かさぬままに逮捕。もう、この時点で流石である。そして、裁判などの過程を経ずに一気に収監へ至り、洋たちが直談判をしにいくも、「あれはヤギだ」という「日常」もびっくりの一言で問題解決。稲葉さんたら繰り返し脱皮するくらいにショックだったみたいだけど、やっぱり首領は色んな人と仲良しだね。

 収監された謎の動物刑務所でもあっという間に人望(ヤギ望)を得る首領。たまたま相部屋になったのが聡明さんの元のよりしろだった秋吉というのは運命の悪戯か。しかし、元々温厚な秋吉と、人格者ヴァレンティーノはあっという間にお友達、そして2人とも模範囚である。秋吉にミシン手伝って貰ってる首領がマジ可愛い。……なんで首領って悪いこと続けてるんだろうなぁ。あのカリスマなら起業して真っ当な人生(ヤギ生)を送っても充分成功したと思うのだが。ただ、ちょっとウッカリ寝ぼけて本を食べちゃうあたりがお茶目だけどね! まぁ、本を食べちゃったおかげでますます首領の人柄(ヤギ柄)の良さが出たので結果オーライといえる。

 そして、随分待たされた後でようやく訪れた救助の手。首領がしびれを切らしてイライラと文句を言っていたが、ロレンツォたちが救助に遅れたのは仕方ない部分もあるだろう。何せ荻さんたちすらろくに知らないような謎の動物収容刑務所である。野羅の面々も秋吉の収監を知らなかったことから、聡明さんですら気付いていなかった施設ということになる。多少時間がかかったとしても、ちゃんと調べ上げて救助に来てくれたファミリーの面々はやはり有能である。高々度からの落下にもびくともしないロレンツォに、実質1人で救助活動を全て片付けたガブリエラと、相変わらず個体スペックは無闇に高いメンバーたち。野羅の2人は何しに来たのかもよく分からないような状態だったが、上手くいけば秋吉救出まで行けたかもしれないのだから随分ラッキーなシチュエーション。しかし、結果はあの通りの悲劇である。やっぱりちょっと首領が可哀想ではあったなぁ。ちゃんと話せばわかり合える2人のはずなんだけどね。ギャグアニメのくせにそういうところでちょっと切なくなってしまう食い合わせのおかしさも含めてのこの作品だな。

 それにしても、首領が愛用してたロレンツォ枕……アレ、持ち込みだよね。許可されたのか。そして、首領もやっぱりロレンツォのことは好きなのか。謎が多いのであろー。そしてガブリエラ恰好いいのであろー。あろー、あろー、あろー。そこかぁ!

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 まだであろ〜か? まだであろ〜か? 第10話。わぁいヤギ尽くし。先週まで辛うじてあったシリアス要素とかホントになかったことに。でも、最後に聡明さんが出てきたところだけちょっと毛色違ったけどね。どさくさに紛れてロレンツォが素顔ばらしそうになったりと色々デンジャラス。やっぱりあそこはキャラクター全員にとってタブーなのだね。

 Aパートはまさにヤギ祭り。あんなヤギもこんなヤギもとにかくヤギだ。でも、一番可愛いヤギはやっぱり首領だよな。どうなんだろう、作中だとヤギの顔ってなんだか怖いものみたいな描写もあるけど、実際ヤギって怖いか? 確かに角まであるとかなりの迫力ではあると思うが、目つきが怖いとかいうことはあんまり感じないよねぇ。あの三日月があかんのだろうか。別にパンダだって似たような怖さがあるじゃないの。まぁ、とにかくヤギがいっぱいだ。おかげでそのついでに荻さんとこの家族も久しぶりに全員集合。ラブラブ過ぎる夫婦に愛らしい娘も加えて、超人一家がたまのオフを幸せそうに満喫している。ついこないだまでシリアス路線で殺されかけていたとは思えない荻さんの余裕。きっと奥さんが可愛いから何もかも平気に処理出来ているに違いない。まだ娘さんも小さいけど、そろそろ2人目ですかね(ニヤニヤ)。ちなみに、一家にはついでにステラもセットで、更にロリっ子たちの愛らしさが5割増し。ステラと梓ちゃんで本当に幸せ一家である。もう、そういう作品でいいやぁ。

 Bパートは、相変わらず迂遠な方法で荻さんの命を捕りに来るヴァレンティーノの甲斐甲斐しいプランのお話。未だに富士の樹海は危ないっていうお話ってまことしやかに言われてるよな。ま、実際にコンパス無しの手ぶらで森の中に飛び込んだら危ないのは間違いなかろうが、まさか魂魄まで使わないと脱出出来ないとはおもわなんだ。いや、荻さんはあれだけ殺しても死なないんだから、樹海の遭難くらい大したこと無いだろ。むしろ連れてこられた洋のメンタル面の方が心配だわ。こんなに虐げられて弱々しい主人公もなかなかおらんぞ。ただ、個人的には樹海に入ってからの云々よりも、アジトで和気藹々と戯れているヴァレンティーノ一味の様子の方が楽しい。容赦無く突っ込みに回ってるはずのガブリエラがいつの間にか仲良くぼけてる時の雰囲気が凄くアットホーム。良い犯罪者集団だなぁ。首領は本当に人望(ヤギ望?)が篤くて、きっといい上司なんだろうなぁ。ガブリエラ役のときのぴかしゃは一際低いところから声が出るので、聞いてて何か楽しい。

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 おかしい、シリアスじゃない、第9話。前回の「前編」はシリアスだったから、てっきりこのお話だけはそのままシリアスで通すのかと思ってたのに……開始数分で洋のケツっていう時点で駄目だった。

 結局、洋と聡明さんはタイトルの通りに決裂しましたよ、っていう話だったわけだが、聡明さんが荻さんの命を取ろうとしてるはずなのにどこまでもユルい雰囲気で話が進んでしまったおかげで、結局最終的に何が言いたい話だったのか分かりにくいのが勿体なかった。一応聡明さんは過去の刑事としての思い出を洋と荻さんの関係性に見いだしてノスタルジーに浸っていたはずなのだが、そうした「本当に真面目な要素」がどこか茶化したような空気でないがしろになってしまい、いい話なのか、それとも単なるおちゃらけなのか分かりにくく、どうにも半端である。前回と同じくらいの温度でやってくれた方がまとまったと思うんだけどねぇ。大事なエピソードだったことは分かるのだが、正直今ひとつである。

 Bパートも、そういう意味では振り切れてない部分がちょっと勿体無い。ノアと夏輝という今作でも屈指の(というか唯一の)普通の女の子2人のラブコメ展開なんだから、もっと賑やかにしたり、いっそきゅんきゅんするようなラブな話にしたり、色々と盛り上がる方向性はあったはずだが、こちらも聡明さんが色々ややこしい絡み方をしたおかげでとりあえず軟着陸、みたいな感じである。いや、ギャグ成分多めだったからこちらの方はそこまで嫌いじゃないんだけども。多分、何か引っかかると思ったのは、未だに優太君が他人に対してどういう感情を持っているのかが理解出来ないところなんだよな。今回はノアと弥太郎のデートに対して、割と正面から嫉妬で邪魔しようとしてたんだけど、結局優太君はノアと良い関係ってことなんだろうか。優太君のナンバーワンは洋で間違いないと思うのだが、ノアを取られるのもそれはそれで嫌なんだろうか。まぁ、一応弥太郎は敵側組織の人間だし、取られて快く思わない理屈は分かるのだが、ノアが幸せならそれをサポートしてあげるくらいの優しさは欲しいよなぁ。

 ただ、そんな中でも純愛属性の夏輝がやたら可愛かったので、今回のハイライトはそのへんでしょうね。弥太郎を取られるのはやっぱり嫌なんだね。影から応援しようとしてるのに色々と葛藤してる夏輝ちゃんが一番愛おしい。ノアも可愛らしいんだけど、今回だけで行ったら遥のよく分からない気遣いっぷりの方が目を引いたかな。あと無駄に家族間の暖かみが強いヴァレンティーノファミリーの団欒とかね。本当にガブリエラが単なるおっさんみたいな応援してて笑った。ただ、正直もっと首領に出番を与えて下さいよ。やっぱりヤギがいないとこのアニメは始まらないんだよ。次回はヤギ多めみたいなんで、期待して待っている。

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 ついに訪れてしまったシリアス展開、第8話。でも、構成が何かおかしいよな。なんで2部構成のBパートによりによって「前編」を持ってきたんだろう。何か意味があるのか、それとも「一週まるまるシリアスだとキツいだろ」っていう配慮なんだろうか。確かにギャグもなく、首領も出てこない話はキツいには違いないが、かといってAパートBパートの落差が有りすぎる今回みたいな展開もそれはそれでキツイっていう。

 今回のお話をまとめるなら、Aパートは「荻さんが殺されかけるギャグ話」で、Bパートは「荻さんが殺されかけるシリアス話」ということになる。色々とネタだらけのこの世界だが、やっぱり一番ネタ度合いが高くてあり得ないのが荻さん(一家)である。そこに絡めて、最初は冗談めかしていつものように優太君が命を取りに行き、Bパートでの聡明さんの淡々とした殺害計画とのギャップが鮮明になる作りである。いや、鮮明にされても困るのだけれども。Aパートの方はいつも通りだし、最近ずっとショートショートが続いていたので、ある程度まとまったテンション高めのノリは安心して楽しめる作り。首領も含めたデフォルメキャラの可愛らしさがいつにも増して引き立っていたし、ネタまわしも健在。「特にス!」のあたりが無闇に面白かった。やっぱり優太君とノアが手を組んだ時のマッドな感じはブラックで素敵です。それをものともしない荻さんも尋常じゃないけど。まぁ、これってギャグだから見られているわけで、冷静に考えると優太君って本当に反吐が出るくらいの下衆キャラだから、ちょっとでも方向性を誤るとめちゃくちゃ嫌な奴になる気もする。その辺のバランスはギリギリのところ。

 そして、そんなギリギリのバランスを踏み越え、平気で荻さんを殺し、更に同僚に深傷を負わせるという実害をもたらしてしまったのが、Bパートの聡明さんである。暗い過去を抱えていることは分かっていたわけだが、今回はそれがほとんどギャグ無しで語られてしまい、そのために重苦しさばかりが付きまとう。聡明さんは終始あっけらかんとした様子で、まるで手料理でも仕込むかのようにして着々と荻さんの抹殺計画を進めているわけだが、そのあたりも逆にクレイジーなイメージが強くなってしまい、どす黒さが嫌な方向に増している。もちろん、曲がらない理念というのそれだけ意志の強さを体現しているとも言えるわけだが、現状、荻さんには何一つ落ち度が無く、彼が殺されるのは完全なとばっちりでしかないため、どうも聡明さんの主義主張には共感しにくい。警察組織の内部腐敗というのもこれまではちょいちょい垣間見えていた要素ではあるのだが、あくまでギャグの一環として絡んでいただけなので、それを目の仇にしている聡明さんの立場がしっくり来ないのだ。わざわざ前後編を2週に分けたあたり、後半の重たい展開に救いがあるものと期待したいが、このまま聡明さんが「悪人」として定着してしまうと、ちょっと残念なことになるかもしれない。

 ま、一応これまでぐちゃぐちゃしていた人間関係の中心になる犬軍団の立ち位置がはっきりしたのだから、ストーリーものの展開としては1つ大きな前進であるのは確か。一応ここはちゃんと洋と聡明さんの関係に決着を付けておいて、また元のようにアホな日常に戻って欲しいもんである。荻さんも弱点がはっきり分かったんだし、今後は聡明さん対策で強化しておこう。彼なら毒物や精神支配くらいなら吹き飛ばせそうな気もするけどな。

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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