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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 今回もショート集かぁ、とがっかりぎみだったけど少なくとも先週よりテンション上がった、第7話。この期に及んでまだキャラが増えるのは恐ろしい。

 最初の学園パロなんかは、個人的にはあんまり必要無いネタである。元からぶっ壊れぎみの人間関係がネタなのだから、その舞台設定と関係性がちょっと変わったところで、基本的なネタまわしは変わらない。普段絶対起こらないようなことが起こってこそパロディっていうのは面白いのだから、最初からコントもどきのこの作品で舞台転換はそこまで必要なネタじゃないだろう。悪いわけじゃないが、本質的なところではあまり目新しさは無い。

 2本目と4本目は「キューティクルLIFE」というサブタイトルがついており、こちらは聡明さんと因幡兄弟、そして弥太郎などの思い出を描く。基本的なコンセプトは聡明さんの人柄の描写なので、ギャグ要素はあんまり無い。ネタ無しで普通の話をされると、やっぱりちょっと物足りなく感じてしまうため、純粋にギャグアニメとしてこの作品が好きなんだな、というのがよく分かる。ただ、幼い日の弥太郎はちょっと可愛かったのでそこは収穫。やっぱりチビキャラのデザインや立ち振る舞いが可愛い作品だよな、と思ったら、今回コンテが追崎さんだったのね。良い仕事。

 そして、一番気になるのは3本目、5本目。あぁ、やっぱりヤギなんだな。ヤギが出てくるのが一番楽しいんだ。3本目はバーを舞台にして実に普通の視点から「ヤギかよ!」と(今更ながら)突っ込むだけのお話なのだが、ヴァレンティーノがいちいち恰好いいから困ってしまう。お札食うのが大好きだけどちゃんと酒は嗜むんだなあ。結局ロレンツォはどうやってお酒を飲んだのでしょう。謎のまま終わりました。

 そしてメインとなるラストエピソードは、まさかのシリアス(??)である。もう、最初の首領の登場シーンからしてどうしようかと思う出来。そこから、何一つ表立ってはギャグを挟まずにとても良い話が展開していくわけだが、まぁ、ヤギがいる時点で既におかしいわけで、真面目にやろうとすればするほど壊れていく現実。首領の白刃取りのあたりでその流れにも限界が来てしまい、最終的には圭がオチを叫んで収束させるという。冒頭からのちょっとシリアスめの流れは、視聴前にこの作品に対して漠然と持っていたイメージそのものだったりするのだが、やっぱり首領がいるだけで作品はどうとでもなってしまうのである。でもまぁ、キャストとかデザインとか、本気でシリアスやろうと思えば何の問題も無く真面目に出来る材料は揃っているわけで、そういう方向性のお話もちょっと見てみたいかな、と思わせるだけのものがあった。特に普段からそこまでキャラが崩れないガブリエラが本気のアサシンになると、普通に恰好いいんですよ。ありゃぁ有能ですわ。ヴァレンティーノの器のでかさも確認出来たし、ヤギファンにはたまらない一本ですよ。まぁ、このままのテンションでやられたら流石にキツいのかもしれんが……。

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 新キャラは女の子希望、第6話。今回も例によって新キャラが登場したわけだが、残念ながら女の子じゃなくて子安(でも主に杉田)だった。ただでさえあっち向けのサービスが多いんだから、少しは画面を華やかにしておくれよぅ。優太君のせいで勘違いしやすいが、探偵事務所のシーンって女の子は夏輝ちゃんしかいないじゃないか。

 一応ストーリーを掘りさげる設定とみていいんだろうか。遥が所属していたアウトロー集団(?)野羅のボスである聡明さんの正体が明らかになった。最初はちっちゃくてウールウールした可愛い羊かと思われたのだが、その中に潜んでいたのはなんと子安ボイスの狼の亡霊。圧倒的な力の持ち主であり、ついでに設定上は洋や遥の父親にあたるという。普通のお話ならば非常に大事な存在であるはずなのだが、残念ながらこの作品ではそんなキャラも特別扱いはしない。なんとなーく探偵事務所を訪れ、なんとなーくいじられた後でなんとなーく退場した。まぁ、こんなもんですわな。結局メインでしゃべっているのが杉田なので、基本的にネタキャラの臭いしかしないし、多分それであってるんだろう。一応、それらしい含みを持たせて今後にも続いて行くお話にはなっており、いつものように1話完結で投げっぱなしになっていないあたり、一応メインキャラの矜恃は保っているのだろうか。まぁ、正直言ってそこまで興味があるわけじゃないので、今後出てこなくても特に気にはならないです。個人的には、荻さんの娘さん梓ちゃんの再登場の方がよっぽど望ましい。

 で、今回はそんな聡明さん登場エピソードのみがメインで、残りのBパートは荻さんの誕生日話、それに謎の狼とヤギのおとぎ話で埋めている。ショートギャグが基本だから別にこれで問題ないのだが、普段に比べると人間関係を絡めたドロドロと下世話なギャグがあんまり見られないので、ネタとしてはちょっと物足りない回であった。荻さんの誕生日の話とか、割とどうでもいい中身だしなぁ。別に緒方が嫌いなわけじゃないが、あの2人だけではいじるべき点があまりない。後半のおとぎ話パートも同様で、あんまり明確な笑いどころは見つけられなかった。ま、可愛いからこれはこれでいいとも思うんだけど、いつも通りのネタを期待してるとちょっとな。

 今回なんか物足りないと思ったが、多分ヴァレンティーノが登場してないのが最大の原因なんじゃなかろうか。結局、わたしゃあのヤギを見てるのが楽しいんです。ロレンツォもガブリエラも出てこないと、残念ながらすっきりしないのです。次週も外伝エピソードメインみたいだけど、もう少し濃いネタを希望したい。別に原作が無いわけでもなかろうになぁ。

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 毎週楽しいよ、第5話。「今期一番のアニメは何か」と問われて悩んでいたのだが、ひょっとしたらコレかもしれないな。特に悩まずに見られる上にテンポが良いのでわりと30分があっという間。こういう丸いギャグが好きなんですよ。今期だと「みなみけ」も別な良さがあるけども。この作品の場合は基本がホモ臭いのでキャラ萌え度外視で見てるはずなのに楽しいというのがなかなか珍しい。

 野郎ばっかりだといささか大変なので、今回は更に女の子の新キャラ投入。ヴァレンティーノの配下、マッドサイエンティストのノアちゃんが登場した。まぁ、女の子が増えたところでやってることはいつも通りなんだから何かが変わるわけじゃないが、更に変態性癖、変態的愛情を持つキャラクターが増えたことで、ただでさえ訳の分からなかった愛憎劇がより混沌とする。一応優太君との友情が成立したらしく、その後のメアド交換後の様子などを見ていると、ひょっとしたら今作で初めての「異性間での愛情」が発生している可能性が出てきた。ここまでそれが一件も無かったということが驚異的なわけだが、残念ながらノア・優太間の関係もあくまで「荻さんの死」という点において繋がっているのみなので、あまり健全とは言い難い。当然優太君の最優先事項はあくまで洋なわけだし。もう、敵も味方も関係無いけどさー。

 Aパートはノアの登場話数というだけのはずだったのだが、ヴァレンティーノ配下がどういう関係性なのかがちょっと見えて、きちんと見舞いに出向いてくれるドンの優しさなんかも垣間見ることが出来る。その割りにはいつも通りに扱いが悪いのは致し方ない部分だけども。ガブリエラに続いてノアさんもあんまりドンを大切に扱ってくれてないのがね。ヤギの部下なのにヤギに改造手術を施すのはどうかと思いますよ。そしてBパートではそんなヴァレンティーノ一味の和気藹々とした雰囲気がゆっくりと楽しめる一本。主に焦点が当たっていたのが遥の配下である夏輝と弥太郎だったのは意外だが、めちゃくちゃな連中が多い中で割と常識人よりのこの2人が中心だったおかげで、周りのドタバタが余計に映える。ガブリエラさんはナイスバディなのにあの扱いなのが可哀想。そしてロレンツォの大いに空気を読んだ立ち振る舞いなど、本当に見ていて飽きない連中である。他人の流血で赤く染まった風呂でも、これだけ楽しめれば本望でしょう。そういえば、このBパートって珍しく荻さんが1回も登場しないエピソードだったんだよね。流石にこんだけキャラの数が多くなるとどこか欠けても一切問題ないな。

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 スフィンクスは本当にキモいんだよ、第4話。猫大好きな私もあれは初めて見た瞬間かなりひいた。でも、今画像検索したら割と可愛いと思えるのもいるな。我が家は実家の猫が毎日ノルマがあるのかと思うくらいに抜け毛を量産する体質なので(短毛種なのに)、案外毛のない猫も悪くないかもしれないと思えてきたのである。ま、体色次第かな。

 なんの話だ、とにかく新キャラの遥が登場。しかし、新キャラとは言ってもまいどまいどの空気は一切変わらず、ネタまわしはいつも通りの安定感。この世界の人間関係(動物関係?)は「偏愛」と「憎悪」しか存在してないのかと思えるくらいの倒錯した状態は、どこを引っかき回してもネタにしかならないのが恐ろしい。ちゃんと笑いに転化出来ているホモォ成分ってなかなか貴重。

 今回はコンテに追崎さんが参加しており、相変わらず画の質の高さと丸っこいキャラクターのコロコロした立ち回りが楽しい演出となっている。やっぱりヴァレンティーノの挙動は愛嬌があっていいよな。一応悪役(?)が複数登場したから影が薄くなるのかとも思ったのだが、いまんところあんまりその辺の比重も変わってないから安心。考えてみりゃ毎回新キャラは導入されているんだよな。それでもヴァレンティーノと因幡、それに荻さんあたりを中心にしたドタバタは変化してないんだから変わりようが無いのか。

 一応今回見るべき点としては、新キャラ遥の愛らしさが1つある。因幡の因縁のライバルキャラとして設定され、登場時はこれ以上ないシリアスを見せたので「おいおい、この期に及んでシリアスなキャラとか導入するのかよ」と不安になったが、そんな心配は一切無かった。ヴァレンティーノよりは悪いことを企んでくれているみたいなのだが、それでも落ち着く安定の虚弱っぷりは何とも不可思議な持ち味である。キャストの斎賀みつきも「かっこいい」「可愛い」「面白い」のバランスが取れていて非常に良いキャスティング。コレといい「DT」といい、最近は何かギャグで崩れたサイガーばっかり見てる気がするな。そして、今回こっそり面白かったのが、Bパートで洗脳された後の圭だったりする。普段はボケもそこそこのツッコミ役のはずが、かっ飛んでしまうとやはりこの作品のキャラである。過剰なまでの画面オフりながらの嬌声が実に愉快である。ほんとにキャストで安定してる作品だなぁ。

 あと、次回予告が謎過ぎる。なにゆーてるのかもよく分からんレベルだが、あまりに笑い声がナチュラル過ぎてやけに面白い。唯一の問題は、一切予告になってないっていう部分だけである。エンディングが楽しいので、エンディングから次回予告までの流れで最後まで楽しめるのは良いことだと思います。

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 乱れ飛ぶ第3話。なんだか毎話毎話新キャラが出続けている気がする。結局誰が主人公なのかもよく分からないぐらいにごっちゃごちゃやぞ。まぁ、その方が面白いから一向にかまわんのだが。

 Aパートはバレンタインに絡めたチョコレート話で、もう色々歪んだ愛憎が飛び交っておる。基本的にはどこを拾っても修羅場しかないのだが、そこに性別という概念が一切入ってこないのはどういうことなんでしょうかね? 考えてみりゃ純粋な女性キャラってガブリエラしかいないのか。なんでこんなに色んな関係性が生まれているのか……なるほど、確かにBLものと言われるのは理解出来る。理解出来るが……いや、これBLっていうくくりじゃなくてもいいだろ。強いて言うなら……「動物愛護」? 主人公が犬、そして割と犬らしい可愛らしさが出る時があるんだから、もうそういう愛し方でいいんじゃないかな。視聴してても特にBLものに持つような嫌悪感は沸いてこないんだよな。こんな贅沢なキャスト陣を集めて、一体何をやらせているやら。

 そしてBパートにはロリっ子ステラちゃんが初登場。犬っ子可愛いじゃないですか。怒った後の状態ですらやっぱり可愛い。このアニメはなんだか不思議な擬音が書き文字としてコロコロ出てくるのが良い味になってますね。キャラが等身を維持することが出来ず、あっというまに丸っこくなるのも見ていて楽しい。ノリと勢いしかないんだけど、それだけでも笑えたり可愛かったり。なんで野郎ばっかり出てくるアニメでこんなに「可愛い」っていう単語が出てくるのかは謎です。

 ちなみに、ステラの中の人、深田愛衣っていう名前は初めて見た。どうやらバオバブの若手みたいであるが、割と可愛い。いや、ステラが可愛かっただけなのかもしれないけど。こんだけ毎回新キャラばっかり出てくるアニメだとどうなるか分からんけど、ステラは今後も活躍の機会があるんでしょうかね。

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続編決定の報に一命を取り留めた最終話。そりゃそうだよな! 終わるわけないよな! なんでラジオの方が本編より長いんだよ、って話だよな! 実は「1クール作品である」っていうことすら最近知った状態だったので、「はぁ? なんで1クール? そんなんで終わるわけないやん、どゆことやねん!」と叫び回っていたところにこの報せだった。危ない危ない。

 とはいえ、分割2クール(もしくはそれ以上? 劇場作品とかやめてね!)とはいっても一応今回が最終回。一体どのような幕引きを迎えるのかと思ったら、想像以上に直接的に、色々と片を付けたきた。「K」の文字が示す1つ目の意味である「King」。7人存在する王権者のうち4人が集まる乱戦模様となった学園島だが、最終的にはそのうちの3人が打ち倒され、ただ1人宗像だけがその手を血に染めて帰還することになった。周防がここで力尽きるのは仕方ないことだった。ダモクレスは既にボロボロだったし、彼の捨て鉢な行動は自分の余命を理解した上でのものにしか見えなかった。ここで彼が生き延びて吠舞羅を指揮するという未来はなかっただろう。しかし、残る2人については意外である。無色の王はその能力故にどうやったって滅することなど出来ないと思っていたのだが、外殻となったシロが強引に押さえ込んだ状態で相打ちを狙ったために、逃げることが出来ずにあっけなく仇として付け狙っていた周防に誅戮された。「王さえも影響をあたえる力」だったが、その王に結局押さえ込まれてしまったのは、持って生まれた信義の差だったのだろうか。まぁ、最終的に不死不滅の白銀を道連れにしたわけで、強力だったのは間違いないのだろうか。

 そして一番意外だったのはシロの扱いだ。死なないことが武器であったはずの白銀は、同等の力を持つ無色の王を滅するため、自らの身体を差し出すことになった。あのラストでは最終的に彼が死んでしまったのかどうかは分からずじまいだが、現時点ではとりあえず「死んだ」ものとして扱うべきだろう。能力はどうなったのかとか、他の王と同様に「白銀」は継承されるのかとか、色々と疑問はあるものの、基本的に王権の始祖ともいえるヴァイスマンの持つ「白銀」はイレギュラー中のイレギュラーと言える。他の色の王はその身に力を宿すことが義務づけられてはいないが、ヴァイスマン(と黄金の王)に限っては、この世界に「王」が生まれた時からの唯一無二の王である。そして、そんなヴァイスマンは、自分が産みだしたこの世の理に自責と後悔を覚えていた。無色の王が産みだしてしまった今回の惨劇を見て、自らの命をもって償いとする意志を固めたのかもしれない。

 結果的に、諸悪の根源である「無色」は消え、その代償としてヴァイスマンも死んだ。また、既に耐久力が限界を迎えていた周防尊も、この度の戦乱で命を落とし、赤のクランは事実上解体され、吠舞羅のクランズマンも赤の能力を天に返した。現時点ではセプター4が治安維持を通して実権を握っている状態であり、残る2つのクランについては相変わらず不明のまま。この状態から、次なる2期目に突入するということになるのだろう。可哀想なのはシロを失ったクロとネコのこと。ラストシーンで見せたネコの忠義は涙を誘うし、2人続けて仕えるべき王を失ったクロもなかなか不憫である。次なる王を探し求めるのか、それともシロの面影を追うのか、この2人が次に何を始めるのかは分からないが、2期目でもキーマンとなるのは間違いないだろう。それにしても、結局クロやネコってのが何者だったのかは今ひとつ分からずじまいだったなぁ。

 よく分からないままにかき回され続けたこの作品も、ひとまずここで小休止、次に向けての充電は短めに、早めに続きを見せて貰わないと消化不良でキツいので、GORAスタッフのみなさん、ちゃっちゃとお願いします。最終話で無闇に鎌本が大活躍してたのは評価する。回想シーンのイケメンバージョンとか、ホントに誰なのか分からんレベルだな。そして、やっぱり最大の見どころは菊理ちゃんの1人百面相のコーナーですよ。最終的に今作の主人公は菊理ちゃんだったってことでいいんじゃないかな。声優、佐藤聡美、好きなものはヤンデレ。良い仕事だ。

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慌てふためく淡島ちゃんが無闇に可愛かったよ、第12話。やっぱりこの世界は王以外は基本的にザコの扱いになってしまうんだよなぁ。あれだけりりしかった淡島さんなのに、白銀の王を前にしてしまうと単なるおっぱいとおしりのおねーさんになってしまった。もちろん、ベストの立ち位置ですが。

 前回もやもやしていた謎は、開始数分であっという間に片がついた。元々存在していたヴァイスマンを、新たに生まれた無色の王(社の元の身体)が乗っ取りに出かけたのだね。三輪一言様の遺言によれば次代の無色の王は「悪」である。一言様の死と同時に「発生」した無色の王は、新たに手に入れた固有能力「憑依」により、この世界の王の象徴である、ヴァイスマンの不変不可侵の能力を手に入れようと企んだ。そして、「王さえも影響をあたえる無色の力」と「王によっても動かされない白銀の力」がぶつかり、現在のややこしい状況が生まれてしまったと。ただ、十束殺害のタイムテーブルに関しては未だによく分かってないんだけどね。十束を殺したのは、移動前の無色の王である。それはビデオに残されたメッセージからも明らかだ。そして、そこから無色の王はヴァイスマンの控える飛行船へと駆け上がり、そこで対峙して入れ替わりが起こる。十束殺害の後、入れ替わった社が学園島に墜落してくるまでの時間は約40分程度。無色の王は、この間にどうやって飛行船まで飛んでいったというのだろうか。王になった時点で、滑空能力くらいは身につくものなのかな(実際、宗像もほぼ空飛べるようなもんだしな)。

 現白銀の王(以下シロと表記)がようやく事態を飲み込むことが出来たので、ここからは事態の収拾へと移っていく。暴れる無色の王を止めなければいけないのは当然だが、それに加えてはっちゃけちゃってる周防さんを止めるという業務も残っている。一計を案じたシロたちは、戦力を分散させる方向に。まず、能力を取り戻して一般人程度ならば牛耳ることが出来るシロが接触したのは淡島さん。宗像が周防といちゃいちゃし始めたせいで気が気じゃない淡島さんを拉致り、そのまま草薙のいる教室に特攻。無理矢理赤と青のクランを集めてしまった。赤と青って、仲が悪そうに見えるくせに意外と親しい間柄の連中が多いのよね。周防と宗像はいちゃいちゃしてるし、なんやかんやで猿と八田も仲良しだしな。

 そして、都合の良いことに各クランのナンバー2どうしも顔見知りである。淡島さんはどう思ってるかしらないが、草薙さんからしたら淡島さんはお店の迷惑極まりない常連さん。彼女のためにわざわざバーの冷蔵庫につぶあんを用意しておくくらいには親しい。この2人ならば一カ所に集めても喧嘩する心配はないし、それも見越した上で、シロはこの2人を相談役に設定したのだろうか。タイミング良く旧知の仲である「黄金の王」から久しぶりの挨拶もあり、能力も披露したので両クランからそれなりに信頼は得られたようだ。シロの目標はひとまず学園島の生徒たちの避難である。「無色の王以外にも面倒ごとはある」という言い方は意味深だが、ひとまず一番おっかないのは壊れかけの周防のダモクレス。クレーター作るレベルの大惨事が起こるとしたら今から避難して間に合うとも思えないのだが、とにかく後顧の憂いは立たねばならぬ。無色の王の邪魔も入りつつ、ネコに頑張ってもらってお仕事は進んでいく。同時に、独立部隊となったクロは各所で暴動鎮圧に当たる。好き放題暴れていた両クランの仲裁に入り、とりあえず猿・八田の鬱陶しいコンビを押さえ込むことで統制を図った。成果はボチボチといったところか。こうしてみるとやっぱりクロって強いんだよな。あ、鎌本さんも強いですよ。ウェイトを利用した豪快な能力解放は、実は八田のスケボーアクションなんかよりもよっぽど迫力があったりする。この人が夏にやせるとか信じられん。

 外堀も埋めて準備万端、いよいよ次回は最終回だ。ここまで来ると周防と宗像については放っておくしかないが、最終的に王権者が周防VS宗像VSシロVS菊理ちゃん(!)という構図になっているのが素晴らしい。菊理ちゃんは今回終始悪い顔しかしてなくて、歪みまくった顔芸が楽しくてしょうがなかった。どうも無色の王の意志が1つだけじゃなくて2,3個入り乱れているようなのだが、一体何重人格になっているんだろうか。1人でコロコロと演じ分ける佐藤聡美劇場が堪能出来るだけでも、リピートする価値がありますよ。もう、このまま最後までしゅが美ボイスでラスボスバトルを続けて欲しいものである。いっそ憎き浪川をしゅが美が打ち倒すエンドまである。傍若無人な先輩を許すな!

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憑依菊理ちゃん可愛かったな! 第11話。可愛い女の子が顔を歪めて汚い言葉を吐くというシチュエーションだけでもカタい。声が可愛ければなおさらである。次回予告にもひどい顔した菊理ちゃんが再登場しているので、次回も期待大だな。

 そんな菊理ちゃんも巻き込まれてしまった王どうしのすったもんだは、この期に及んでなんだか分からない方向へ。青VS赤は非常に分かりやすいのでこちらは問題無い。本来ならば「学園を占拠した吠舞羅」と「それを包囲したセプター4」という構図は、人質を確保した状態だったので膠着するはずだったのだが、学園島内部で暗躍する怪しげ思念体(狐面)の爆破工作により、セプター4が無理矢理動かされた形に。宗像は周防のことが気になって張り付いていないといけないため、淡島さん指揮の下、久しぶりの全軍抜刀からいよいよ開戦である。猿比古の抜刀は相変わらず間を持たせすぎて気持ち悪いな。あれ、同僚から評判悪そう。「せっかくみんなリズム合わせてんだから空気読めよ」みたいな。

 当然、これに呼応する吠舞羅メンバーも、ようやく「No blood No bone No ash」という例のキャッチフレーズを聴くことができ、こちらもやる気満々。基本的にどちらも集団もトップ以外はモブだらけなのでそんなに迫力のあるバトルになるわけじゃないのだが、淡島VS八田とか、そういうマッチメークはそれなりのものだ。これで草薙も前線に出てくれば多少形になったと思うんだけどね。今までの繋がりからいったら八田VS猿比古、草薙VS淡島っていうのが一番素直な組み合わせだろうし。

 で、配下が頑張っているうちに、例の狐面の策略で宗像が刺されたりもしたわけだが、関係無いところでついに社たちご一行を発見したのが周防さんである。先日直接狐面と対決した経験を持つ周防さん。彼は元々十束殺しの犯人を追ってここまで無茶苦茶やっていたわけだが、その因縁の相手にようやく巡り会えたのである。ただ、ここで微妙なのは、彼が「ようやく見つけた」といったのは、十束殺しの犯人として顔が出回っていた社の方だったのだろうか、ということ。ことここに及んで、流石の周防も馬鹿じゃなかろうから、これまでのごたごたが1つの悪意によってなされたものであることは理解しているのだろう。となると、彼が「ようやく見つけた」と言ったのは、この時点で既に菊理に憑依していたと思われる狐面の方だったんじゃないか、という気もする。

 そう、結局、あの怪しげな霊魂が全ての発端であり、原因だったわけだ。すったもんだの末、社は今回覚醒してダモクレスを現出させた。そして、それだけに留まらずに記憶を蘇らせ、自分が「白銀の王、ヴァイスマンである」と名乗ったのだ。これまで散々記憶をいじられてきた人間のいうことなのでここで素直に信じるのもどうかと思うが、今回の演出で嘘ってことは流石にないだろう。となると、シロ=白銀の王はどうやら確定であるらしい。しかし、そうなるとこれまで「白銀」だと思われていたのは一体誰だったのか、ということになるが、これは狐面が憑依した時点の社が名乗っていることから、「無色の王」であったと考えるのが自然だろう。飛行船の上のヴァイスマンが一体どんな状態にあったのかは定かでないが、社も飛行船から落ちてきたことを考えれば、事件直前、あの飛行船には「ヴァイスマンの可能性がある者」が2人おり、そのうち1人が転落して社となり、もう1人は狐面を取り込んだ状態で飛行船に残った。だとすると、狐面が経由したルートとしては、「社に取り付いて十束を殺害」→「飛行船に登って社から分離してヴァイスマン(仮)に憑依」という順番が正しいのだろう。そして、あの霊魂そのものが「無色の王」であると。

 無色の王の目的意識は明らかで、とにかく王たちの統制をかき回すことにある。十束殺しは当然周防を焚き付けるためのものであり、それを本来の「白銀の王」である社を使って行うことで王どうしの衝突を誘発した。それは、今回吠舞羅の下っ端に乗り移って宗像を刺したことからも確認出来る。本当ならば、「白銀の王」を飛行船から突き落として成り代わることで白銀の座+無色の王という立場をぶんどろうとしたのかもしれないが、その目論見は宗像が飛行船に特攻した時点で失敗し、仕方なく新しい身体と新しい居場所を求めて動き始めたのではなかろうか。ま、そうなると元ヴァイスマンが一体何者なのか、っていうのがよくわからんのだが。ヴァイスマン能力も身体から身体へと移動する思念体みたいなものなのかなぁ。

 なんかよく分からなくなってきたが、とりあえず周防さんと宗像さんが仲良くしてたので、そこだけ見て良しとしておきましょう。あと、淡島さんがバトルしてるとどうしても「その胸の部分はどう考えても邪魔だよね」っていうことにしか目がいかなくて困る。あれがなければ彼女はもっと強かったんだろうにな。

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こんな寒い季節には、一家に一台赤の王、第10話。便利だな周防さん、ちょっと気合い入れるだけで足下首筋ぬっくぬく。そりゃぁアンナだってお気に入り。

 予想通りの展開ではあるのだが、予想以上に話が進まなかった、という感じのエピソード。吠舞羅が学園島に進軍し、それを後手番のセプター4が追う展開。前回焦点となっていた白銀の王は今回姿を見せないどころか話題にも上っていません。まぁ、一応事実として死亡扱いになってるから当たり前といえば当たり前なんだけども。結局、「赤と青は仲が悪いよね」というイゼットギルドのことを完全に無視した展開で、二人の王が袂を分かったところで今回はおしまいである。ま、1話目以来なかなか顔を合わせる機会の無かった2人だし、こうして最後の面会の終わらせておいて、あとは怒濤の展開になだれ込むんだろう。そう思いたい。

 もちろん、チェックすべきポイントも少なくない。一番大きな新出情報は、周防の「王としての存在」が非常に危ういものである、という事実であろうか。これまで何度となく出てきた「ダモクレスの剣」という言葉。ラジオのせいで杉田とツダケンさんがマジ顔でこの語を言ってもどうしても下ネタにしか聞こえてこないのが難点だが、どうやらこの剣こそが、王を王たらしめる要因となっているようだ。既に周防の「剣」は損傷著しく、何かの拍子でぶっ壊れるとエラい事になるらしい。なんちゃらクレーターの惨劇とか言っていたが、王が無茶をすると世界がひどいことになるのは既に実証済みなのか。とにかく、王が無茶をして王でいられなくなると、本人達以外のところにも被害が及んでしまうと、そういうことらしい。そらぁ宗像だって止めたいと思いますよ。なんであんなにスキンシップがお盛んなのかは分からないけどさ。近い近い、顔近い。

 また、赤の王の存在も同様であるが、この世界の「王権」というものがどうやら思っていた以上に移ろいやすいものだ、ということも今回のエピソードで見えてきた。言われてみれば、確かに周防はちょっと昔まで単なるチンピラだった描写はあったんだ。十束と出会ったタイミングでは、彼はまだ赤の王ではなかった。それが、何のきっかけなのかいつの間にか王になっていた。つまり、王権は生得的なものではなく、後天的に(しかも突発的に)与えられるものであるらしい。そこには血統も関係しておらず、「無色の王」も三輪一言の死後に突如社に与えられた可能性があるわけだ。しかも無色の王はジョーカー扱いで能力も不明。うーむ、いかにも主人公らしいチート設定である。回りに集まっているネコもクロもかなりチートっぽい能力だが、今までの流れからすると、社の能力は「チート能力を集める能力」だったりするんだろうか。何それずるい。

 とりあえず、これまで分からないなりに頑張って視聴を続けてきた甲斐もあって、少しずつ1つ1つのワードの意味が解説されるようになってきたのはありがたい。「王権」の存在が分かったし、ダモクレスなんて言葉も、まだ分からないことだらけだが何となく雰囲気はつかめてきた。こうやって少しずつ不安にならない程度の秘密を維持しながら情報を小出しにしていくバランスについては、この作品はなかなか上手いな、という気がする。シナリオ構成も意外に隙が無く、たとえば今回のエピソードも、実は「吠舞羅の連中が学園島に乗り込んで情報収集をする」というくだりは、過去に八田と鎌本が1回やっているはずなのだ。それにも関わらず、あまり「同じことを何度もやっていてしつこい」という印象になっておらず、ちゃんとお話は未来に向けて進んでいる感じがするから不思議なものだ。そのためにわざわざ「吠舞羅全員出撃」とか「草薙メイン視点で回す」とか、いちいち変化を付けているわけだけどもね。これまで根無し草だった社たちも、とりあえず「菊理たちを助ける」という目的が出来たので行動原理が見やすくなったし。なにより、菊理ちゃんの出番が増えればそれだけで嬉しい。

 そういえば、八田と猿比古の関係についても、今回1つ掘りさげられていた。猿比古については……予想通りのキチピーというか、分かりやすい嫌な奴というか。まぁ、彼のいうことも分からなくはないんだけど、ああいう事情で「裏切り」に及んだなら、八田が猿比古を忌み嫌うのは分かるけど、猿比古の方が八田にちょっかい出すのは何か違和感があるよね。やっぱり根本的に合わない2人なんだろうなぁ。また、猿比古の上司である淡島さんも、今回「宗像に平謝り」というなかなか珍しいシーンを見せてくれた。そんなに頭を下げられても、主に胸元にしか注意が向きません。それにしてもセプター4の制服、デザインはエロいのに肝心なとこでガードが堅いよな。あのサイズであんだけ動いたんだから、少しくらい揺れてもいいはずなのに。ガードが堅ければ堅いほど、最終的に薄い本が厚くなったりするんだぜ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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