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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 新しいゴルフクラブを送ることを「ロールアウトする」とか言うな……第19話。いや、確認したら単に「新製品を世に送り出す」と言う意味なので間違ってはいないのだが、普通は使わんやろ。「アムロとセイラさんが作ったMS(めちゃ・すごいクラブ)がロールアウトした」という状況。まぁ、シャイニングもウィングもガンダムの名前ですけどね!(流石にそれはこじつけだろ)

 というわけで、あっさりプロをなぎ倒しちゃったイヴの方は一旦おいといての葵のお話。一応イヴも「念願かなってようやく愛しの我が家に帰還できた」っていうすげぇ大事なニュースがあった気がするのだが、イヴのテンションがいつも通りなもんだからしれっとその辺の出来事は片付いてしまった。イチナさんは立ち位置に迷わず一家に溶け込めて良いですね。まぁ、外見のイメージだけだとリリィとめっちゃ被ってる気もするが……ガンプラ好きとゴルフ好きの違い。

 葵の方はどんな調子かというと、やっぱり日本に戻ってきたせいであんまり動きが無くて面白みにかけるお話である。一応「新武器の投入とレベルアップ」という重要なイベントが描かれていたはずなのだが、最終局面で無償提供されるパワーアップアイテムにはあんまり感慨深さが無いし、アムロが突然ぶっ倒れるのも今更の話な上に「で、結局どういう症状なん?」というのがよく分かってないのでどうにもピンとこない。これ、葵も体調不良でぶっ倒れた経験があるってことは、遺伝性の疾患なんじゃあるまいな?

 まぁ、そうして「実の父(仮)」が倒れてしまったせいで劇的にスペックが落ち込む葵。こないだのママさんとの問答で納得したのかと思ってたが、もちろんそんなことはなかった。雨音さんも気づいてるくらいだし、母親が隠し事をしてることくらい娘なら何となく分かってしまったということだろう。「多分あっちが血のつながった人なんだろなー」と思ってたら突然目の前でぶっ倒れたんだからたまったもんじゃない。葵はいかに図太いと言ってもイヴほどの桁外れの勝負強さがあるわけではなく、身内の難局を受けてスペックガタ落ち。せっかくのおニュークラブも持ち腐れである。ほんで病床から立ち上がったと知っただけでその辺の不調が全部回復してのフルスペックへ。やっぱ葵のメンタリティが一番よく分からんな。まぁ、勝てるだろうからそれはそれでいいじゃない?

 やっぱりプロゴルフがメインになると敵キャラのアクが弱くて魅力に欠けるなぁ……。なんか最後にどでかいライバルキャラとか出てくるのかしら? それとも、この辺からはもうイヴと葵のライバル関係だけで引っ張るのかしら?

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 おかえりゴルフコース自動生成装置! 第18話。やっぱこのアニメの主役はお前だよ……初っ端のダムから放水するくだりの意味はよく分からんよな!

 というわけでカトリーヌさんが頑張ってくれたおかげで久しぶりに裏ゴルフ界と戦うことができました。しかし残念ながら、艱難辛苦を乗り越えたイヴの前には「アメリカ裏ゴルフ界ナンバーワン」と呼ばれたプレイヤーですら荷が重かったようで、「なんでお前それでナンバーワンになれたんや」というよく分からんマゾヒスティックメンタリズムをとっととぶっ壊しての完勝。多分、もう今後2度とゴルフコース自動生成装置の出番は回ってこないだろう。大変残念である。

 日本からイチナも呼び出して準備万端なイヴ。イチナさんは多少イヴに振り回された経歴があるとはいえ、基本的には穏当な日本の女子高生である。それがいきなり遥か異国の地に呼び出され、いきなりチャカを突きつけられるとんでもない裏社会に飛び込んでしまう(あと、突然地下に連れ込まれて頭のおかしな機械を見せられる)。普通の日本人ならテンパって使い物にならなくなるところだが、イヴさんが見出した唯一無二の相棒はそんなことじゃぁへこたれない。すぐに状況を飲み込み、すぐにゴルフ脳にスイッチ。見事にキャディーの仕事を務め上げるのである。どうにもこの世界の住人は鋼のメンタルが多すぎるが、まぁ、スポーツに携わる人間はそうでなくちゃやってられないか。

 カトリーヌさんをボコったことにより、イヴはめでたくプロへの道を歩むことができるようになった。おじいちゃんも照れ隠ししながら万全の支援をしてくれるだろうし、イヴのプロ転向もそう先のことではなさそうだ。そして、そんなプロへのルートを考えた時に一番不安なのは、「日本編もつまらんかったし。裏ゴルフ要素がなくなっちゃうとまたつまらない試合が待ち受けているのでは……」という先行きの話である。どうやら来週は一旦日本の葵目線の話が挟まりそうだから大丈夫かもしれんが……プロのお行儀のいい試合は描きようがない気がするけどなぁ……せめて今回の相手が見せたダーティープレイくらいのちょっとした工夫は見せて欲しいものだ……ところで「すべり粉」ってなんぞ?

 個人的な今回の推しポイントは、回想シーンでちょろっと出てきただけなのに、対戦相手に対して散々な罵詈雑言を吐いて心をへし折るだけで終わったシャアです。なんでそんな責めるんだよ。かわいそうだろ。

 

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 こないだからサブタイなんやねん、第17話。「1期目もこんなんやっけ?」と思って確認したら、最初は普通だったのに10話目あたりからちょっとずつ長くなってるな。「日本編独特のやつ?」って一瞬思ったけど、もう日本編でもなんでもねぇし、路線変更なのかしら?

 まぁ、なろうタイトルばりにサブタイで全部説明してくれちゃってるので、後から見返す時に楽でいいのは助かりますね。このアニメを後から見直す機会があるかどうかは知らんが。とりあえず、失った両親の記憶を持ちナフレスに帰還したイヴが「母親の墓石の前」といういかにもな場所で事情を知ってる親切な人から母親の生い立ちという過去のこと、そして今後のプロ人生という未来のことを同時に手に入れちゃうという非常に都合のいい展開だ。まぁ、格式高い家柄の執事さんは、きっと人格的にも素晴らしい人だったってことだろう。なお、イヴたちの暮らす「ナフレス」はヨーロッパにあることは間違いないようだが、具体的にどこら辺なのかはよくわかってない。こんだけゴルフに人生を左右されてるので、多分イギリスの北西とかにあるんじゃないかな。

 故郷に錦、といえば聞こえはいいが、実際には葵のママン(セイラさん)の手回しによって国外追放を喰らった形のイヴ。わざわざ学園に受け入れたいち学生の扱いとしてはマジであり得ない酷さだが、セイラさんのスネに傷があり、イヴがいたら娘が大変なことになりそうなので致し方ない。当のイヴがあっさりと追放を受け入れちゃったし、一番ゴネそうだった葵も存外素直にイヴがいなくなったことを受け入れてしまい、「いつかまた会える」と謎の前向き宣言。あんな形で事実上の喧嘩別れなのにそのメンタリティが持てる葵さんってばやっぱり強キャラやわ。ただまぁ、結局彼女の身体の不調はよく分からんままなのだが……血の影響なんでしょうかね。

 そうして帰国したイヴの面倒を全て見てくれる慈母のような存在が、かのヴィペールさんである。わぁいヴィペールさん、わたしヴィペールさん大好き。エロいはずなのにさっぱりエロくない。怖いはずなのに1ミリも怖くない。頭イカれてるはずなのに作中屈指の常識人にしてツッコミキャラ。ヴィペールさんが諸々の面倒を見てくれるならもう安心だ。いや、イヴは相変わらず好き放題に暴れ回ってるけども……あの流れで物おじせずに血のつながった祖父に特攻できるのはほんとに鋼メンタルだよなぁ。マフィアの恐ろしさは過去に散々味わったはずなのだが……この世界、マジでゴルフメーカーに全てを牛耳られてるの笑うな。

 まぁ、どんだけ無礼千万でも受け入れられてしまうのがイヴの不思議なところで。とんとん拍子に話は進み、いつの間にやらおじいちゃんとは奇妙な連携がとれるように。どうなんでしょうね、すでにジジイの方は「孫だろうなぁ」というのを認めてしまっているようだが、まだ血のつながりによる情愛などはなさそうだし、次回で「面倒みて」くれるっぽいのは、彼女を取り込んだ時に稼げるという打算も働いているのか、それともちょいと敵対関係にあるカトリーヌさんの吠え面かかせたかったのか……ここでジジイとがっつりつながった場合、イヴVS葵の対決がゴルフメーカー企業の代理戦争になってきちゃうんだよなぁ……キャディにイチナも呼び出し、改めて「女子高生だけでゴルフ業界の全部が事足りる」布陣へ。シャアもアムロも用済みやんな。

 

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 ゴルフやれや……第16話。いや、でもこのアニメはゴルフやってないほうが面白くなってるしな。じゃぁゴルフすんなや……どうせプレイしただけ死人か廃人が出るだけなんだから……。

 1期と2期を繋いでる期間のお話、正直つまらんかったんよな。ナフレスであんだけやりたい放題やってたイヴたちが日本の学生ゴルフでお利口さんにプレイしてる意味も分からんかったし、ギフト持ち同士で戦うといっても結局はいいとこのお嬢さんばっかりなもんで、試合自体は一切見どころがない。「なんのための2期なんだこりゃぁ」と匙を投げていたのだが、前回あたりからちょっとずつ不穏な空気は流れ始め、あんだけ煽っていたはずの高校生頂上決戦は2期3話目にしてあっさり終了。田村ゆかりとはなんだったのか。

 そうして「ふつーのゴルフ」に別れを告げたこのアニメが向かったのは、サブタイトルでも示す通りにもうやりたい放題の血の物語。やっぱゴルファーってみんなクソだわ……。いや、発端を考えれば畜生なのは天鷲家のジジイだけなのだが、その娘(セイラさんやんけ)を巡る2人の男がどちらもイカれてしまっており、2世代に渡るぐちゃぐちゃ物語のための完全な下地を用意してくれた。

 そんな中でも、今回フィーチャーされた最大の主役はなんと言っても天鷲一彦である。まさかこのアニメでここまで純正の脳破壊展開が待ち受けているとは……。NTR業界でも托卵プレイはそこそこ上位に位置する鬱の定番。それを受け入れながら、仮面をかぶっての二重生活を送っていた一彦のマインドはかなりのゲテモノである。10年程度の期間とはいえ、彼は天鷲の家での「家族生活」をどのように送っていたというのだろう。セイラさんとの夜の生活はどうしていたんだろう。もう、とっととこの案件はNTR漫画専門の業者に委託して薄い本にしてもらったほうが話が早そう。いや、でもそうすると中心になるのは年増のセイラさんしかおらず、イヴとか葵のエロとは絡んでこないのか……。まぁ、そこから「NTR男の一粒種」のイヴが自分もNTRに目覚める展開とか、脳破壊親父に育てられた葵も脳が壊れちゃう展開とか、色々とありそうだ。

 そして、このアニメなら別に薄い本を作らずとも、公式が一番病気になってくれる可能性すらあるのだ。イヴの方はまぁ、あの通りの性格なのでこの度の真相を受けて大きく崩れることはないかもしれないが、葵が今後イヴとの関係を続ける中でどうやって自分の感情と折り合いをつけていくのかが見ものである。目だけ笑ってない顔で静かにぶっ壊れそう。また、必死で善人ヅラして娘を守ろうとしているセイラさんもやってることはナチュラル畜生でしかないわけで、彼女が今後どのように人生を清算していくのかも見どころ。いや、別に悪いことしてるわけではないのだが……アムロはいけしゃあしゃあと実の娘の教育係に収まって一番いいとこ取ろうとしてたわけだが、やってきたのが一彦の亡霊たるイヴだったってのはちょっとしたホラーでしかないのよ。

 こうなると、またしてもシャアの立場が微妙になってくるな。あいつ、単に「一彦の知り合いでめっちゃゴルフうまいやつ」ではないよな。イヴが一彦流とレオ流の2つの流派を修めていることが、今後葵と対決するにあたってプラスに働くのか、足を引っ張るのか。もう、何が正道なのかもよくワカンねぇや。

 ちなみ今週の笑いどころは、若かりしアムロに渡された専用機が「RXシャフト」だったこと。だからなんで今作はそんなにガンダム擦りたがるのよ。

 

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 最後までわちゃわちゃ、最終話! この雑多な感じこそがまさに「斎藤さん」ワールド。いいんですよこれで。彼らの人生はずっと続いていくんだし。

 風呂敷をたたむべきタイミングが最終回なわけだが、そんなこと一切気にせずにじゃんじゃん情報を垂れ流していく姿勢、本当に節操がない。いや、「その尺度で言ったらアルスの巨獣と同じ最終回になるんだが?」という考え方も出来なくはないが、まぁ、そうじゃないってことはわざわざ説明せんでもいいでしょ。前回時点ですでに最大の難敵である双子の悪魔は掃討しており、あとはジジイが生きてて、斎藤がこの世界の日常に溶け込んでいければそれでOK。そうして斎藤の新たな「日常」がここにあるってことが分かれば、それ即ち大団円なわけだ。

 いや、それにしたって最終回でまでジジイがダイレクトすぎるちんこネタぶっ込んできたのはどうかと思うが……最終回でシワシワのジジイが特大のイチモツをいきり立たせるアニメ、放送禁止になってもおかしくないのでは? またねぇ、このジジイの「きたねー裸」っていうのを容赦無く見せつけてくれるんですわ……そりゃ肝心な部分は隠れてるけど(窓突き破った時点では黒塗りだが)、それを容易に想像させるよう、ジジイはいとも容易く全裸になる。もう、ゾンビと犬耳を通ってんだから今更何が起きても怖いものないよね。そのイチモツだっていっぺん犬に食われてるしな。

 汚ねぇものを見せるお詫びといっちゃぁなんだが、今回のサービス要員はなんとラファンパンの方。ビッグラファがあまりに美少女すぎて最高の癒しタイムでしたね。さらにここに来てラファにまで斎藤向きの矢印を追加するとかいう刺激を重ねてきて、なんかもう、ここから先のラエルザたちの道行きが心配でしょうがないよ。まぁ、ラファはラエルザが悲しむようなことは絶対にしないだろうから大丈夫だろうけどさ。妖精は「同じ種族」と一緒になるしかないんだろうが、果たして相手妖精とかこの先見つかるんでしょうか。

 その後はまぁ、嘘みたいな「全員集合」エンドで斎藤の騒がしい異世界ライフも強引に締め。よく見るとさ、全員集まってるタイミングで多分店の外にパワーウィザードも来てるんだよね(でかい棍棒がチラチラしてる)。あいつ、何しに来たんだよ。そのほかの連中も、みんなして全然違う用事で斎藤のところに来てるってのが「便利屋」の面目躍如で、ここまで求められたら、斎藤だってこの地での生活にハリが出るに違いない。そりゃどこぞのリーマンばりのアームロックも綺麗に決められますわ。

 そしてエンディングはドリフばりに全員のダンスで綺麗なエンディングを演出。ラファはあそこで陣形組むために大きくなったまである。こういうところでちゃんと特別感出してくれるアニメっていいよね。最後の最後、お人形みたいな4人がグルっと回るカットでのギブングルいじりも悔しいがちょっと笑う。常にギャグの精神を忘れない、それこそが今作の絶対理念である。ちなみに最終回のコンテ担当が石平信司なんだよ。あー。

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 ジジイが若返ると声が斎藤っぽくなる謎、第11話。「そんな大胆な兼ね役(経費削減)あるかい」って思ったけど、深読みするならジジイと斎藤の間にはやはり何かしらの共通点というか因縁みたいなものがあって、それが原因で斎藤が召喚されてしまったという伏線……ではなさそう。単純に「若かりし頃のジジイが斎藤似である」が事実なら、ラエルザの好みのタイプがこの辺というだけの話なのかもしれない。

 サブタイで最終って言ってるんだからきっとこれが最終決戦。残りの話数はまた元のようにスチャラカなお話に戻ってくれるといいですね。それにしても、最終決戦の最終パートが想像以上に長かった。何なら前回時点で双子の悪魔との決戦は片がついたものだとばかり思っていたので、そこからの悪あがきがまるまる1話分も続くとは思ってなかったわけですよ。やはり改めて悪魔ってのはとんでもねぇ種族である。加えて今回の敵の場合、冒頭で語られた因果な生い立ちのせいもあり、その体内は「半分ずつ」じゃなくて「2人分」の生命力を宿していた可能性が高い。そりゃタフネスがとんでもなくなるのも頷けるというものである。まぁ、どっちも山崎たくみではあるのだが……。

 片付いたと思ってたら不意打ちでまずモーロックに一撃。しかしそれが効かずにジジイが本気のメテオ。「物忘れで呪文が唱えられないジジイ、本来なら魔力が足りずにメテオが撃てないが、緊急事態で最大秘奥義のメテオをぶっ放す」って、すごくどこかで見たことがあるシチュエーションですね。となると双子の悪魔はどこぞのお城の中で石化して壁を押さえる役をやってる可能性がある。とにかく、若返りメテオは流石に反撃の可能性を残さずに殲滅できる……と思ったのにまだ生きてる。悪魔すごい。いくら何でもそこまで警戒してなかったもんだから再びのジジイピンチも、今度は便利屋の斎藤がその名に恥じぬ便利な活躍を見せて打開。人間、頑張ってトレーニングすればファンタジーな化け物バスターソードでも振り回せるようになるもんか。

 火葬も終えて今度こそ完全決着、ラエルザさんがフルフェイスメットを脱ぎ捨てて美少女全開モードでラブラブしようとしたところで三度の悪魔復活。最後は流石に弟側が死に絶え、兄だけの決死行だったようだが、この最後の最後も犬によって阻まれる。チーム斎藤、総力戦による辛勝。まぁ、このしぶとさは確かに最終決戦か。最後の最後、せっかくラエルザといい雰囲気だったところに割って入ったところは、「いくら何でも空気読め」とは思いましたけどね……。今回のエピソードはあくまでラエルザとのゴールインではなく、犬との関係性の決着を描くもの。ジジイのラスト魔力で無事に犬も生き返り、めでたしめでたし……。

 かどうかはジジイの容体次第だな。すでに死んだかのような扱いだったが(パーティで一番STRが高いであろうラエルザがジジイをかついでもっていくのはしょうがないが)、どうせジジイのことだから、最終話でまたひょっこり帰ってくる気はしている。このしつこすぎる天丼も、今作の持ち味と言えるかもしれない(?)。

 

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 やっぱ異世界暮らしって大変なんだよな……第10話。チートなんてできるわけがない。こんな世界では生きてくだけで精一杯だ。

 というわけで、下手したら今期アニメで1番とも思える壮絶な死闘。狼相手だけでもてんてこ舞いだったというのに、そこから「グレーターデーモン」→「その主」と2段階も強化された無茶モンスターといきなり戦わされ、普通のパーティーならお陀仏確定である。そう考えると、なんとか水際で凌ぎ続けていたラエルザって相当な実力者だったってことなのかしら。手応えとしてあれだけの大人数で挑んだ最強ビーム固定砲台と同程度かそれ以上のレベルの化け物を前に、劣勢とはいえあれだけ1人で奮闘できたのである。それだけでも、実はこの世界では割と上位の戦士なのかもしれない。前回のダンジョンは忍者とかジジイの元弟子とか、もっと有能な連中が集まっちゃったってだけでね。そう考えると、「父親」1人の手で育て上げたモーロックも大したものだ。あのジジイの下で成長して、これだけガチンコのファイタースキルを磨き上げるって、相当な鍛錬が必要だったことだろう。

 そんなフィジカルナンバーワンなラエルザ、特定分野に偏るのかもしれないが人間以上に魔法に長け、瀕死の仲間を何度も復活させたラファンパンというパーティは、斎藤にとっても恵まれたもの。そんな中で自分の存在意義を認めさせなきゃいけないんだから、無能力の異世界転生者は本当に大変なわけだが……それでもしっかりラエルザに認められ、求められているのだから、斎藤も実にいい男である。「嫁の父親」にせっつかれて「娘さんを僕にください」を(なんと1期10話目で)真っ直ぐにぶつけられる主人公、最近のアニメ文化じゃかなり貴重な人格者じゃございませんこと? もう、それだけでラエルザさんにはとっとと幸せになってほしいと思いますね。ここまで相思相愛なら、生まれた世界が違っても、見た目や言葉が違っても、願いはつなぎあえそうですよね。

 そして、順風満帆、幸せまっしぐらのカップルに降りかかる受難のでかさな……ここまで理不尽に強い敵キャラ、久しぶりに見たな。どれだけ善戦してものらりくらりとかわされて届きそうもないという絶望感。最近どっかで見たと思ったら、多分「サマータイムレンダ」のラスボスだな。死に戻りでもなきゃ無理そうな圧倒的武力を前に、何度も何度も「やったか!?」を繰り返し、ギリギリのタイミングで最強魔術師に繋ぐことができた。……まぁ、こうしてみるとやっぱりモーロックはチートなのだが……そこはお父さんに格好いいところ見せるチャンスがあってもいいじゃない。最後は締まらなかったけどね! 最後のワンシーンがあってこその今作ですよ!

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 2つの異世界で同時期に犬になる声優・日野聡、第9話。流石に「犬声」ってのはなさそうだが……まぁ、熊を専門に受け持つ声優とかもいるしな……。

 というわけで、まぁ、予想通りというかなんというか……ジジイ、死んだけど死んでなかった。けど死にそう。なんかもう、この世界の生死観がさっぱり分からなくなってきたが、「最終的にシリアスっぽく終わらせたらシリアス要素だと受け取ろう」くらいの心持ちである。まぁ、今回はほとんどギャグ一辺倒になったわけだけど……まさかジジイのチンコだけでこんだけネタが引っ張れるギャグがこのご時世にあろうとはね。何が恐ろしいって、以前もチンコネタは1つ2つ振り回してたはずなのに、そのうち1つはシリアス展開のピークでこっそり伏線になっていたという。どこまで真面目に見たらいいか、マジでわからん。

 とりあえず、ジジイはこのままだと死ぬ。その理由が「野犬にちんこ食われたから」という残念すぎる理由なので徹頭徹尾ギャグなのだが、その食った方の犬にまでドラマを付与してしまうことで今後の展開がわからなくなっている。この辺りの「傍から突如変なドラマがブッ込まれる」というのが今作最大の特徴であり、これまで散々視聴者を振り回しながらもこのスタイルを続けてきたが故の強みである。もう、誰も合間に「悲しき犬の戦士Ⅰ〜Ⅲ」が挟まったところで疑問には思わないし、「この話が後につながってくるんだろうな」って心の準備ができてますからね。まぁ、今回は数話跨がずともあっさりと接続はしたけども。いまだかつてない、「ちんこ食った犬との対峙」という無茶すぎる状況。これを笑わずに綺麗な話で締めることが可能なのかどうか……。

 当然、今回一番輝いていたのは下世話な妄想が止まらないラエルザさんですね。どこぞの囚人といい、どうにもファイルーズあいはジジイの下ネタと縁が深いようである。

 

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 いい最終回だった……かもしれないのに! 第8話! 終わる直前まで「来週から何したらええねん」って書こうと思ってたのに、予想外すぎる展開だよ!

 一旦落ち着いて、「いい最終回」要素から回収していこう。Aパートは忍者と魔女編の始末から。前回魔王から提案された魂を糧とした魔女の復活提案は慈悲ある王様のおかげで無事に達成。しかも王様のスキルとブラッドソードの機能が色々とハイパーだったおかげで、忍者はなんとか一命を取り留めた。作戦決行に至るまでの忍者と王様の問答はいちいち「そうやねんなぁ」と言うしかないお話で、これだけ人を殺めてしまった忍者がどれだけ今更誠実さをアピールしようとも、過去の罪は雪がれるものではない。でもまぁ、ここまで言われちゃうと、もうしょうがないという気もしてくる。こんだけ情に訴えかけられたら、そりゃ忍者の気持ちも汲んじゃうよねぇ。王様はどの辺りで今回の方策を取ることにしたのかは定かでないが、おそらく忍者のまっすぐな目を見て「命までは取らない方法で助けてやろう」と判断したんじゃなかろうか。まぁ、前提条件としてもう1人の生贄候補がいてこそだけどね。忍者とデブ妖精、2人の人物からあれだけ復活を望まれた、魔女の人望の成せる奇跡だったということ。全てが丸くおさまってハッピーエンドじゃないですか。「まぁ、程よくいい話だったくらいかな」で終わろうと思ったんだけど、最後に魔族2人もちゃんと帰ってきてたところでちょっと泣きそうになっちゃったよ。あの2人、ほんとに気さくでいい奴らだったな。

 Bパートは、また別な男女のお話。ダンジョンの謎区画の探索も一段落し、問題は斎藤と「異世界」のお話へ。あれだけの激戦の間の出来事だったので忘れてた連中も多い中、ラエルザだけは「モーロックによって斎藤が召喚されたのかもしれない」という事実を覚えていた。これはもちろん、それだけラエルザの中で「もしかしたら斎藤は元の世界に帰るのでは?」という問題がでかかったせいだろう。おかげでジジイも詰問されたわけだが、結論から言えば「戻っても無理」とのこと。さらに、ジジイの召喚はこれまでいわゆる「トラック転生」の産物だと思われていたのだが、今回の斎藤の場合は、「轢かれたから転生」ではなくて「轢かれそうになったところをたまたま転生」だったという事実も判明。わりかし珍しいタイプの転生(転送)だったわけだ。まぁ、そう言われちゃぁ帰るも帰らないもないっすよね。元々斎藤もこちらの生活に充実感を覚えていたのだし、ぶっちゃけラエルザの心配はいろんな意味で杞憂でしかなかったのだが……心配しちゃうのも分かるよね。実に可愛らしくて健気である。

 そんなラエルザの必死の訴えに対して斎藤が問いかけた「ラエルザに俺は必要か」という言葉、受け取りようによってはだいぶズルい聞き方である。ラエルザ目線では、言うたら告白を強要されてるようなもんだしな。男の方から「俺が欲しいんだろ」はちょっと格好悪い。もちろん、斎藤はそう言う意味で言ってるんじゃなくて、後から確認したように「一番必要としてくれる人の近くにいたい」からの確認だったのだけども、受け身受け身じゃなくてここから先のラエルザとの関係性では、ちょい攻めてもいいかもしれませんね。まぁ、巨大ムカデ1匹をタワーブリッジで引きちぎるヒロインとはあんまり正面から戦いたくはないけども。

 そうして、今回2組目のカップルの問題も無事に解決。さぁ、「来週から何したらええねん」っていうくらいにいい最終回っぽい雰囲気だったのに……

 ジジイ! 死ぬんかい! そこで逝くんかい! え? ギャグ? マジなやつ? いや、だって今回「生き返った魔女」の話を散々見せられたわけで、ここでいきなりの死に芸を見せられてもにわかには信じられないのだが……いや、でもそんなにホイホイ人が生き返るような世界でもない気はするよな……「斎藤がいないとこのパーティは成り立たない」みたいなこと言ってたけど、それはモーロックについても同じだよな。ジジイがいなくなったら後釜を見つけるのはかなり大変な気がする……え、どうしよう……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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