忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

 頭のおかしなキャスト陣が揃う、第8話。もう、それだけでいいんです。このアニメの感想、キャストの話しか出てきてない気がするけど、しょうがない。

 そうしょうがない。今回の布陣は、頭のおかしいうえしゃまを頭のおかしいえーでちゃん(?!)が、珍しく頭のおかしくない(?!)ぴかしゃと一緒に追い詰めるお話。途中でうえしゃまが登場した時点でオチまでほぼ見えてるのでお話としてはなに一つ引っかかりは無いのだが、それでも単に頭のおかしいところを見せてくれればそれでよい。オチが頭のおかしいともよというのも大変よろしい。みんな、もっと頭のおかしい役をやってくれ。しかし、せっかく頭のおかしい子が勢揃いしてるってのに、微妙に作画が平坦なのは口惜しいなぁ。今回のうえしゃまっ子、気合の入ったキャラ作画で描き込めばもっとイカレ具合が引き立ったと思うんだけど。

 しかし、オープニングアーティストをこんな役で出すってのもどうなんだろうな。どっかで再登場しねぇかな(さっさと脱獄しろ)。

拍手

PR

 富田美憂の出番終わりかい、第6話。オープニング歌ってるからメインキャラになるのかと思ったが……まぁ、あんなサイコを放っておくわけにもいかんか(今作のキャラだいたいサイコじゃない?)。

 前回も書いたけど、やっぱり今作の作者って何者なんだろう。手つきが完全にミステリ書き(少なくともミステリ読み)のそれなんだよな。いや、特別うますぎるとかいうことではないのだが、なんだろう、伏線の張り方のイロハみたいなものが、絶対にそういうところから培われていたものだ。今回のどんでん返しにしたって、「1つ1つの要素じゃ弱いかもしらんなぁ」ってんで畳み掛けるようにプロバビリティを並べて説得力を増すように意識されているし、最後には「もし推理が間違っていたのなら……」なんてことをナナに言わせて「あくまで可能性の話なので限定は完璧ではないよ」という予防線まで張っている。徹底しすぎてむしろ鼻につくくらいのレベルだが、ここまで意識して、注意を払うのは、絶対にその道で薫陶を受けた人間の仕業だと思う。なんか、すごく気になるのである。来歴を確認したら元々エロゲのライターなのかぁ……この才能を発揮したエロゲ、どんな方向に行くんだ?

 というわけで、筋立てにはなかなか文句が出にくい作品。惜しむらくは、やはり多少の無茶の部分を「キャラがぶっ壊れてるからしょうがない」に帰着させているのでいささかご都合主義のきらいがある部分で、今回のユウカの行動にしても冷静に考えると違和感は拭えないのだが、強引にその辺りをロジック(的な何か)で覆い固め、「善処しているから多少は見逃してくれてもいいじゃない」という体制を整えてしまっている。見ている側としても、こんだけむちゃくちゃな設定の世界であまり細かい部分に鼻白むのも大人気ない気がするし、正直、見ている間は楽しいのは間違い無いので文句を言う気もあまり起こらない。個人的には、(完全に後出しだけど)前回の時点で「あれ? ドリンクホルダーの位置関係おかしくない?」って思ってて、前回回収されなかったから「なんかの間違いかな?」と思ってたら今回がっつり伏線として回収されてたので「やっぱりかい!」ってなったのがちょっと嬉しかったり。完全に犯人当ての快楽なんだよなぁ……。

 うぅむ、こういう見方ができるアニメは本当に珍しいのでありがたいといえばありがたい。しかし、これでまたナナと関係の深かった人間が消えてしまった。いい加減にキョウヤ目線からしたら蓋然性以上のレベルでナナがアウトな気がするんだが、まだまだごまかせるものなんだろうか。

 

拍手

 白石稔ボイスはこういう使い方になるんやな、第5話。基本的にふざけた役を回されることが多いんだけど、キャリアを重ねて面白いポジションで使われるようにもなってきた。もともと中の人が出やすい下野タイプのイメージだったのだけど、いい具合にこなれてきた感がありますね。

 中の人の話題から入ったけど、別に書きたい内容がないわけじゃないので心配無用。今回も作画クオリティは比較的安定していて、ゆっくりと見守ることができた。まぁ、なんかやたらコンテ担当が多かったり作監が多かったりするのは不安ではあるのだが……あんまり製作の内情は気にしないことにしよう。

 ヘッドキーパー側と帝国軍側の両面から描かれるのでなかなか視点転換が忙しい作品なのだが、両者が基本的に違うものを見ながら動いているはずなのに、きちんとその中心にある「何か」の姿が浮かび上がるようになっているシナリオ運びがなかなかうまい。いろんなことをはっきり言わずに空気で分かるように仕込んであって、押し付けがましい感じがしないのはいかにもオタク向けの心遣いだ。もちろんシャアケさんのお風呂シーンなんかも心遣いには違いないが、まぁ、あんまり色気のある作品ではないかな。むしろイヌマエル妹あたりの不幸な身の上を想像するとちょっと申し訳ないけど色っぽいな、とか思っちゃう方が刺激が多いかも。妹さん、割と物分かりがいいのでかえって申し訳なくなるわね。レオがどんどん辛そうになってるのも、妹さんを見てほぼ「こいつら、多分悪い奴じゃないよね……」ということに気づいているから。今回ペンダントを渡されたことで、この後の帝都で再び合間見えることはほぼ確定と言っていいはずなんだが、さて、ちゃんと生きて再会できるかどうかは怖いわ。

 シャアケさんの実家が太く、さらに娘さんがやんちゃしてることも全部知った上でさりげなくサポートしているという頑張りお父さんだったのはちょっと笑ったけど、娘への愛情ももちろんあるだろうが、それ以上に「軍が抱えてる闇案件」にも片足突っ込んでる感があるので今後のシャアケさんちの家庭の事情が怖い。お父さん、死んでも良さそうなキャラしてるけどどうなんすかね。なんかメイドの方が雰囲気ありそうなんだよな……花守キャラが従者を連れてる図がなんか新鮮。

 そして、「ライカ病」という悩ましい単語でさらに事態は混迷。政府の怪しげ生体実験、モンスター製造だけで終わらないとなると……もう、どんだけ腐ってるんだろう。頭のおかしいヘルマンさんなんて可愛いもんなのかもしれん。いや、あれはあれでだいぶヤバいとは思うけどさ。よかったよ、妹さんに拷問とかした形跡がなくってさ。

 結局、イヌマエルくんはお尋ね者の身にも関わらず帝都へとんぼ返りか。これはもう、まじで言い逃れできないアウトロー街道まっしぐらなんだけど、「いいやつだよ」っていうことはしつこいくらいに明示されているので、彼が最終的にヘッドキーパーに肩まで浸かることはなさそうなのよね。ほんと、一歩先すら読めないアニメだなぁ。

 

拍手

 ミチルちゃんが「〜〜〜かな?」っていうと絶対そのあとにもう一回「かな?」って言いたくなるよね、第6話。針を仕込むのはおはぎにしましょう。

 いやもう、なんかすげぇわ。この作品の作者の製作理念が計り知れない。今作第1話を見たときに「へぇ、そうきたか!」と素直に感心して、その時点では「まぁ、出オチになるんだろうけど、1話だけのプロットとして満足じゃ」みたいな感想になったわけだが、そこから、ほぼ毎週のように「この1話だけのプロットとして満足じゃ」という状態が続いている。常にクライマックスを維持し続けている。こんなシナリオラインでスタミナが保つのかというのがすごく心配なのだけど、今確認したら原作コミックは7巻まで発売してんのかよ。すげぇなヲイ。

 もちろん、雑な部分だってたくさんある。今回のお話に限っても、キョウヤがここまでナナを疑って詰め寄っているのに、斎場でのせめぎ合いはなんともナナに都合の良い展開ばかりで、心理戦としても頭脳戦としても、割とお粗末である。ネクロマンサーが「死体の記憶を探る」ことが可能だというのはどうやら本当だったらしいし、周りの人間が何をのたまおうと、ちょいと記憶を探ってツネキチの記憶を探られたらゲームエンドだったのだ。そして、あの状況は普通に考えたら記憶を探る理由はいくらでもあったわけで、ナナは「絶対絶命のピンチを切り抜けた」のではなく、「すでに詰んでたはずだけどなんか都合よく生き延びた」だけなのだ。まぁ、そのための理由づけとして、ネクロマンサー能力が使える人間をちょっと「ハズれた」人間に設定しているのだろうけど。そのおかげで後付けのようにして「彼女は自分と彼氏以外の他者に一切の興味がないので、ツネキチを探らなかったよ」という理由はつけられる。まぁ、その場合にも「すでにキョウヤは人類の敵が島内にいることを警告しているのだから、普通に自分の身が大事なら記憶を探るのはやっておけよ」とは思うのだが。

 他にも、勿体ないと感じるのはせっかく設定した伏線の回収がなおざりである部分。今回は「入れ替わりトリック」がキモになっており、ご丁寧に「一応、証言を冷静に辿っていけば入れ替わりに気づけたのだ」とナナがあとになって振り返るくだりが挿入されているのだが、ここの振り返りが至極あっさりしていて、せっかく伏線を用意していたはずなのに、非常に効果が薄い。普通に考えて、「入れ替わりトリック」なんてものは上手く使えばそれだけでお話が1本成立するだけのネタなわけで、しかもちゃんと伏線を張って「読者でも後から気づけるように」という気遣いまで見せているというのに、その気遣いをあまりおおっぴらにしないのは本当に勿体ない。なんだか、作者の手つきがあまりに慣れすぎていて、「もっと美味しい食べ方があったのでは?」と思ってしまう作品だ。

 ただ、正直言うとここまで書いてきた「勿体ない」は的外れな感想だという気もしている。本作で扱われる「ネタ」は衝撃の度合いは大きいものの、流石に「どっかで見たものの焼き直し」には違いない。ボスキャラ級の能力をひたすら並べてぶつけ続けるという設定自体が本作の「ネタ」であり、その1つ1つを丁寧に扱うことにあまり意味はないのかもしれない。むしろ、多少のアラはありつつもこうしてハイスピードで消費し続けることで、「ボスキャラ級と常に戦い続ける無能力」というとんでもない設定を際立たせ、代え難い疾走感や緊張感につなげている。であれば、あそこでダラダラと伏線を語るよりも、当然のようにさっさとスルーして、「次のステージ」へ進む展開こそが今作の正道なのだ。……改めて、とんでもないデザインに挑戦している。

 とりあえず、猫に優しい作品なのできっといいアニメに違いない(結論)。

 

拍手

 人間、過酷な条件下で育つと声が津田健次郎になりがち、第4話。なんで変声期迎えた後にさらにツダケンボイスになる事例が続くんだろう。だいたいろくでもない大人にしかなってないけどね。

 今回は逃げてる密輸組織(ヘッドキーパー)側ではなく帝国憲兵側がメインのお話。これまで散々過酷な目に遭ってきたイヌマエルくんも、今回は特にひどい目に遭わずに済んでいる。まぁ、同時進行で妹さんが酷い目にあってるけども。どう考えてもあんだけ地方にいる妹さんが出稼ぎの兄貴の事情なんて知ってるとも思えない状況でも、「事情聴取」って言われたら断ることもできないのは辛いわね。そして、捕まえる方も捕まる方もなんも悪いことしてないのに、お互いどんどん苦しくなってるのがほんとかわいそう。いや、思い返せばうっかり憲兵レオカディオが間違って荷物を積まなきゃこんな事態にはなってないわけで、イヌマエルに対して同情のような感情を持つようにはなってきてるみたいだが、そもそも全部お前が悪いんやで、っていう話になると救いが一切無いな。

 そして、どうやら必死のイヌマエル青年に悪人要素が無い分、帝国軍にはいろんな悪さがてんこ盛りのようである。これまでどういう繋がりだったかよくわかってなかった藤井ゆきよボイスのスパイ(エルフリーデさんという)が、ここにきてちょっとやばい情報をゲット。何しろ軍のお偉いさんと自分たちの頭だと思ってたヘッドキーパーに裏で繋がりがあることが発覚した。加えて軍組織は何やら怪しい実験を続けており、どうにもモンスターという不確定存在も全部人間が悪いんじゃないか疑惑が強まる。前回の悲劇があったので「モンスター=元は人間」みたいなところまではわかっていたが、こんな社会情勢でも実験は続いており、さらにそんなモンスターの存在がこの世界を二分する「武器」の存在とも密接に関わってくるとなると、さてどこまでがブックなのかも想像がつかない。まぁ、今回の隊長格どうしのやらしい足の引っ張り合いなんかを見てると、現場レベルで「裏」を知っている人間はそこまで多くないようなのだが、それだけに世界の根幹に関わる根深い秘密がまだまだ帝国には眠っていそうである。なお、そんな中でも一番悪そうなツダケン(ヘルマン)は、どうやら軍の陰謀とかとは別次元で、単にやべーやつ。妾腹の子として生まれた過酷な運命に同情の余地はあるが、兄殺し、父殺し(そしてその他なすりつけ殺人多数)はなかなかハードな経歴である。そんな成長過程で「人が(悪くもねぇのに)犯罪者に落ちる顔がたまらない」という取り返しのつかない性癖につながっているらしく、イヌマエルくんはもう、冤罪だとわかった状態で追い詰められてるようなもん。どこにも救いがないわ。

 とりあえず、ここからゆきよスパイに何かエロい展開でも起こらないと憂さ晴らしができません。女スパイを電撃で気絶させたのなら、あとは素敵な拷問でも用意しておくれよ。どうか頑張ってください。

 

拍手

 タイトルが完全にキノじゃん、第6話。まぁ、別に特許でもなかろうし別にいいんだけど。

 今作の良いところ・黒沢ともよに頭のおかしい役をやらせている。

 今作の悪いところ・せっかくサトリナを呼んだのに、よりによって作中でほとんどしゃべらないとかいう無駄遣い。

 以上です。

 

 ……いや、ほんと以上なんだけど。いや、黒沢ともよボイスだと、キャラになんか変なボーナスが付く現象は何なんだろう。サヤさんはさ、もう、百合とかレズとか、そういう話じゃないじゃん。単なるクレイジーじゃん。堂々とした犯罪者じゃん。それをイレイナさんが雑に処理してるっていう状況は、もう新手のプレイじゃん。絶対現場でニヤニヤしながらアフレコしてると思うよ。またイレイナの雑な対応も中の人を彷彿させるんだよなぁ……なんとなく確認したら、本渡楓・黒沢ともよって、誕生日が一ヶ月ずれてるから学年は違うけどほぼ同い年なのね(本渡ちゃんが96年の3月6日、ともよが同年4月10日)。この2人に同期感はあんまり無かったんだけど、まぁキャリアだけで言うたら20年くらい違うからな……(何かがおかしい)。面白い組み合わせなので、もっといろんなところで共演してみて欲しい。

 中の人の話ばっかりになるけど、序盤から登場してフーフー言ってるだけのかわいそうな地元魔女さんのキャストが誰なんだろうと思ってみてたら、最後に一言だけ喋った声がサトリナっていう。ひどい話だとは思うが、ひたすらサトリナの荒い息遣いだけを聞き続ける作品ってのもなかなかに上級者向けと言えるかもしれない。

 いや、ほんとに以上です。

 

拍手

 もっといくらでもエロいことできるシチュエーションだったやろ……第5話。こいつらって何歳くらいなんだろ。中学生くらいなのか、高校生なのか。どっちにしたって、可愛い女子生徒の生殺与奪の権利を得たなら、リビドーに従ってもっと頑張れよ。その辺りの欲求ももしかしたら人類とずれているんだろうか?

 というわけで、いろんなシチュエーションに積極果敢に挑んでいる本作。正直、敵キャラの行動指針などは「全盛期のジョジョならもっと頭のいい立ち回りするやろなぁ」くらいのものなので、能力バトルとしてみるとそこまで革新的なものではないのだが、今作の偉いところは、一見無理ゲーにしか思えないようなマッチメイクをこれだけ立て続けに展開しているところである。能力無効化に関してはまさに「無能な」主人公なので大きな問題こそなかったが、1つ1つの殺人について、「周りが敵だらけでばれたらアウト」という衆人環視の状況で行わなければいけないというだけで大変。その上でボスキャラ級の理不尽能力だけを相手にしているわけで、これだけの緊張感を維持しながら、なんとか物語が破綻しないレベルで進行しているだけで立派なものである。いわば犯人側が常に勝ち続ける倒叙ものみたいなもんで、こんだけユルいキャラデザのくせにギリギリの緊迫感が持続しているのはご立派。

 今回は「未来予知能力者」という、これまた理不尽の塊のような能力。正確には予知の対象を選べなかったりすることを考えるなら「未来決定能力者」という方が正しくて、厄介なのは「知っていること」よりも「出力された未来が決定している」ところ。それをひっくり返すための方策として、未来の捏造という策に出たのはいわば必然と言えるだろう。まぁ、「自分の意思で映し出す未来を決定できない」「1日に写せる未来に上限がある」など、割と制限も多い能力だったし、偶発性に頼ればまだ打倒することは可能な相手だったか。1手誤るだけで取り返しがつかない時間遡行能力者よりはまだ対処しやすかったかも。

 次なる展開はヒーラーのミチルとのやりとりになるようだが、ここでやっぱり、「キャスティングなー」ということを書きたかったのである。偶然ではあるが、今期は「ひぐらし」が同時進行しており、すげぇ顔で迫るナナの相手がレナというよく分からないヤンデレ対決みたいな構図。間も無く不惑を迎える中原麻衣であるが、この歳になっても余裕でミチルみたいな役が回ってくる強みを考えると、やはり私の中では永遠のヒロインだ。そして、そんな猛者を相手取るナナの中の人も強い。私の理想の絡みを実現させてくれるというだけで、とても素敵な作品なのです。

 

拍手

 ともよボイスの幼女につらいことすんのやめろ、第3話。どうしよう、ヤスミンちゃんがこのまま闇落ちしてラスボスとかになってしまったら。

 3話目もきっちり面白かったので評価が安定した。2話で作画の状態が悪くなり、「あれ? この製作でダメだったか?」とちょっと不安になったのだが、3話目では繊細な演出方向もしっかり復帰して、純粋に映像作品としての質の良さが見えている。シナリオ自体にそこまで目を引くものがあるわけではないのだが、隅々まで観て「あぁ、神経を使っているな」とわかるだけでも充分だ。

 アクションシーンでの見せ方なんかは分かりやすい部分で、ナイフの振るい方1つをとってもなおざりになっていないし、冒頭、扉をノックする一瞬のワンカットでも、「1回目のヒットと2回目のヒットで微妙に接触の仕方が違う」なんてところにやたら気合の入った動画が確認できる。こういう細やかなところでリアリティを出す方向性って、かなり意識しないと出せない部分だと思うのよ。他にも車のフロントガラス越しに前の景色を観たときにボンネットが小刻みに揺れてるところとかね。「そんなんいらん」っていう視聴者もいるかもしれないけど、わたしゃそういうところを見てちょっと嬉しくなるタイプですね。

 一応シナリオの方もチェックしておくと、今だにこの世界の文明レベルというか、立脚点みたいなものが見えてこないのが薄気味悪くはある。多分意図的にその辺はぼやかして描いているのだと思うが、銃の形状なんかはわかりやすいマスケットだからせいぜい近世レベルの科学水準だが、車のデザインをみるともうちょい現代に近いかもしれない。さらに帝国が研究していたという実験施設の全容から、もしかしたら現代以上の科学水準を持った何かがある可能性もあり、「モンスター」や「魔法」というイレギュラーな存在も、もしかしたらそうした科学レベルが一度振り切れた結果の産物なんじゃないか、みたいな邪推もできる。魔法に関しては、今のところ使ってる人間が1人しかいない上に、魔法による攻撃、別に銃と大して変わらない戦闘力だからそこまで存在感無いんだよな。

 ふむ、やはり気になる要素は多いね。できることなら今回のクオリティをしっかり維持して、今後も続いてくれれば喜ばしい。

拍手

 おかっぱの方が主人公ポジなんか、第2話。こうして全く先の展開が読めないってのは、オリジナルアニメの醍醐味ではあるな。いや、ソシャゲアニメのはずだけども。原作しらんもんね。名前も初めて聞いたんだけどさ、人気作品なのかしら。

 名前が全然覚えられそうもないので、自分なりのメモというか、書き取り練習のつもりでの感想上げ。新番チェックの時に「作画は安定しそう、これラピスリと同じところじゃん」って太鼓判押したのに、2話目でいきなり作画が適当なところが出てきてて「やっぱりクリエイターも可愛い女の子のオルケストラじゃないとやる気が出ねぇのか?!」って思ったけど、まー、今作はそこまでキャラ絵が勝負を分けるような作品でもなかろうし、多少の省エネは目をつぶってもいいだろう。じっとりと暗い雰囲気で息の詰まるようなシーンが続くので、そこに精緻な作画での描き込みが続いたらそれこそ窒息死するかもしれんし(適当なフォロー)。

 ちなみに、なんでかわからんのだが全体を取り巻く雰囲気というか、運命付けられし悲壮感みたいなものから、脳裏に「エガオノダイカ」っていう不吉なワードがちらつくことがあるのだが、単に中の人の影響だったらいいな、とは思っている。別に共通点があるわけでもないのだけど、なんでだろう、この救いのない空気があの作品を思い起こさせるんだろうか。まだ全然シナリオの全容が見えてないのだから似てるも似てないも無いとは思うんだけどね。個人的には2話目の展開も決して嫌いじゃないよ。すでに密輸組織の面々にはいくらかの愛着は生まれているし、逃走劇の緊張感は最低限維持できているので、見ていて退屈するようなことはない。いまだにこういう「剣と魔法のファンタジーっぽい作品世界なのに普通に近現代の科学技術はあるよ」みたいな世界観には違和感があるんだけどね。今回の地下道の設定とか、一度文明が滅んだ、みたいな背景があるんだろうか。モンスターが出てきてるはずなのに今のところ人間同士のいざこざしか見えてないので、どこまでが本当でどこからが嘘なのかがさっぱりだな。

 個人的要注意ポイントは、やたらとクセの強いアイキャッチ。あれ、絶対監督が作ってると思う。一昔前のガンダムみたいなアイキャッチだよな。

 

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/21 デュッセル]
[01/20 NONAME]
[01/20 NONAME]
[01/19 NONAME]
[01/13 seachicken]
バーコード