忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

 大学生とOBが延々自宅で話してるだけのアニメ、第8話。毎回大体そんな感じではあるのだが、今回は凄いな。半分以上がハトマダによる人生相談である。こうしてとても真面目に作られたメディアのなかで改めて「妊娠エンド」などという言葉が普通に語られているのを見ると、やっぱりこの国は狂ってるんだろうな、としみじみ思うのである。

 画的には平坦で一切動きが無かったが、一応波戸君がそれなりに前向きに頑張ることを決意したお話である。ただ、相変わらず波戸君のメンタリティというのは理解の埒外にあるため、彼がどういうきっかけで頑張ることを決意したのかはよく分からない。簡単に「斑目への恋心(?)」ということでいいのだろうか。少なくとも荻上を見て創作活動へ本腰を入れたいと思っているわけでもないだろうし、(これが一番問題だが)自分の抱えている不安定な精神状態を改善させようと思っているようにも見えない。一応、「BL以外の創作活動」は女装状態と野郎状態の差分を減らすための活動と考えれば、そちらにも努力は傾けていると言えるのかなぁ。今回執拗に男モードが女モードのことを疎ましげに見るシーンが挟まれており、奔放な腐女子波戸は本人も大きく問題視しているようである。ただ、これって「腐男子が気持ち悪い」とかそういう社会的な視点からの反省点ではなく、大きくは「BLの話題を持ち出すと斑目が迷惑するから問題だ」っていうとてもとても個人的な感情からの抑止力な気がするんだよなぁ……やっぱりホモじゃないか!

 そんな正体定まらぬ波戸を相手に防戦一方の斑目の可哀想なことと言ったら。もう、彼のスタンスが不憫でならない。いや、一番可哀想なのは「卒業した人間がいつまでも大学の回りをうろついているのは問題なんじゃないか」って悩んでるところなんだけどね…………いいじゃない。いつまで居座っても。だって、他に行くとこないんだもの。転職出来るようなバイタリティがあるならそれはもう斑目じゃないよ。ま、そんな「唯一の逃げ場」で女だらけの空間が広がっており、更に自分がとんでもない対象として見られていると知ったのなら、それはやっぱり逃げるしかないのだけども……。「俺が総受けなのは変わらないわけでしょ」って、怖すぎる台詞だよ。絶対そんな局面に遭遇したくないよ。腐女子の咎は深いな。結局、この作品の主人公は斑目のままなのかしら。

 個人的に割と好きなのが、吉武×矢島コンビなのである。実を言うと、吉武があの通りのキャラなので「矢島は吉武のことを苦手に思ってるんじゃなかろうか」って思いながら観ていたのだが、実際に多少面倒に思っている節はあっても、基本的な部分では割と素直に仲良しさんなようで何よりである。すべては矢島っちの人格のなせる技だと思うけども。ホモしか話題にならない作品だが、たまには女性同士の絡みについても意識を向けてみたいところである(スー×荻とかもなくはないんだろうけど、あまり興味をそそられないカップリングだ)。ちなみに、次回予告では吉武が「合法ロリ」呼ばわりされていたのだが、あんまり彼女のことを観ててもロリ感は出てないと思うのだがね。

拍手

PR

 流石に波戸君属性過多が過ぎるのではなかろうか、第7話。作中で一番現実感に欠けるスタンスだったのは間違いないが、これまでの意識的なおかしさから更に進んで、既に精神疾患の疑いが出るくらいのレベルにまで達している。うーむ、一体どんな過去ががあればこんな絵に描いたような厨二属性が次々付与されていくことになるのだろうか。謎だ。

 今回は特にBパートは延々部室でしゃべっているだけ、という動きの少ないお話だったが、その中身はかなりクドくてえげつないことである。まず、Aパートは学祭に向けた会誌製作へ向けてのお話。アクの強い面々は各々に創作について悩んでいるポイントは異なっており、荻さんは一番単純に、仕事としての漫画製作にもちょっと行き詰まっている感。元々真面目一辺倒で不器用な性格だし、笹原の(すごくありきたりな)アドバイスを受けても内向きに内向きに悩んでしまう。まぁ、漫画家やってれば嫌でも付き合っていかなきゃいけない問題ですので、若いうちに悩んでおくべきなのかもしれません。困った時にはすっかりペットとして居着いてしまったスーが何とかしてくれると思うよ(あとどさくさに紛れて漫研追放された藪崎さんも)。スーは本当に非の打ち所のない完璧なキャラだよな。いっそのこと荻×笹とか放りだしてスー×荻を希望したい。その方がよっぽど世界は平和である(俺目線)。

 相変わらず乙女パワー全開の矢島は、創作に関しても基本的に後ろ向き。合作しようという吉武の提案に、非常に打算的な考えから一度は乗ってみるものの、そんな日和見の目的で吉武のぶっ飛んだ野心に合致するはずが無いのである。わずか1日での喧嘩別れ。そりゃそうだよね。そして、「恋バナ」というサブタイトルから明かされる、矢島っちの過去の淡い恋心のお話。うーん、流石です。これこそ理想的で標準的なオタ女の着地点です。吉武にも突っ込まれてたけど、恋バナとしてのスタート地点にも立ってない感じです。でも、これでいいんです。制服姿でも全く萌え要素が無い矢島っちが逆に萌えポイント高いです。適度な気遣いが出来るのに、結局実らず単なる付き合い下手のみが露見する矢島さんが素敵です。一生このままでいて下さい。

 そしてそんな矢島を完膚無きまでに打ち砕く吉武の暴虐。今回ずけずけと波戸に踏み込んでいく様子を見て「ホントにコイツ最低やな」と思ったわけだが、ここまでやっておいてまだ憎まれないのが吉武スペックなのだろうか。回りの人間全員が波戸のフォローに回ろうとしているのに、そしてそれをおそらく理解しているはずなのに、更にぶっ込んでいく吉武。彼女の辞書にリテラシーという文字はない。でも、あまりにかっ飛びすぎているおかげで何故かそこまで嫌な雰囲気にもならないのがなぁ。不思議だよなぁ。「女子の化粧は同性への威嚇目的である」って、なんだか中の人も同じような主張を展開しそうであるが。すみぺの対人関係への恐怖心を見ていると、逆にこういうキャラっていうのは中の人の憂さ晴らしなんじゃないかと思えてくる次第。

 そして波戸だが……もう、こいつわかんねぇな。これだけ色々やり尽くしたと思ったのに、まだ過去に火種を残しているのか……好きにしやがれ。斑目に迷惑だけはかけるなよ。そういえば、彼も少しずつ気付いてきたが、作中での朽木の活躍ぶりはちょっと異常。流石主人公気質(声だけ)。画面端でちょろちょろ動いてるだけでも面白いので「生きてるなぁ」と思いながら見ていたのだが、まさか恋バナのくだりでもちゃんと出番があるとは思わなかった。こんだけウザくて面倒臭いのに、本人が楽しそうに生きているのは何よりである。高校の文化祭の様子を見ても、別に回りに嫌われている様子もないしな。やっぱり人間、馬鹿になるのが一番いいのかもしれませんね。

拍手

 矢島っちが一番乙女可愛い、第6話。いや、今回はどのキャラも良い表情してたから、ホントに1年生絡みの面々は良い味だしてると思った。

 前回からの衝撃的な引きから、今回も斑目が甚大な精神的被害を被り続ける展開。やっぱりホモじゃないか! と困惑するも、あまりにも開けっぴろげに語らう自称腐女子集団の力強さに、更に今作で一番冷静な判断力を持ち合わせているはずの荻さんまで籠絡され、黒歴史を開示させられることになった。彼女にとってあのファイルを引きずり出すのがどれほどの抵抗なのかは定かでないが、とにかく「一番常識的な先輩」というラベルが引っぺがされた結果、なんか波戸が壊れた。このままでは本当に斑目のリアル貞操が危ない! と思ったところに、まずは矢島のフォローが入る。ただ、冷静に考えると、この矢島の男らしさは、被害者本人には一切救済になっていない。だって、「回りは好きに妄想してるだけだから気にしなくて良いよ」って言われたって、気にしないのは不可能だろうよ。まぁ、一応波戸の理解者は大勢いるし、極力現実に持ち込まないようにするという努力目標は提示されたのだから、波風立てないレベルではそこそこ現実的な落としどころ。

 もしここで終わっていたら斑目は今後も大変な目に遭っていたかもしれないのだが、ここで自分にしか出来ない見事な仕事をこなしてくれたのが、げんしけんに残された最後の英雄、朽木である。常軌を逸した彼の判断により、それまでくすぶっていた全ての火種はどうでもよくなり、共通の脅威を産みだしたことで微妙な関係性も一致団結、めでたしめでたし。ここまでやってもサークルを追い出される気配が無いのも朽木の人徳のなせる技であろう。その後の自治会とのいざこざも見事1人で解決して見せたし、素晴らしいお仕事ぶりでした。いや、解決出来たのかどうかは知らんけどさ。

 一つの問題が解決したら次なる優秀な刺客が繰り出されるのがげんしけんワールド。満を持して送り出された新キャラは、吉武の兄兼妹である。女装男子がいるなら男装女子も必要だろう、ということで登場したキャラであるが、流石に波戸ほど倒錯したキャラではなく、単に吉武の悪ふざけの一環。しかし、この妹の登場のおかげで1年生トリオの団結はより強固なものに。まず、矢島っちが本当に乙女可愛い。ちょっと男を見ただけで卑屈さ全開のあのテンパりっぷり。理想的な奥手女子であるのだが、制作陣のこだわりだろう、絶対に外見上は「可愛く」描写されないのが矢島クオリティ。同じ今期アニメだと、外見的にそれなりに可愛いのに心底クズのもこっちとは好対照である。頑張れ矢島。君の良さに気付いてくれる男が、世界のどこかにきっといるはずだ。そんな矢島を手玉に取る吉武は単なるトバし系の酷い奴かと思っていたが、歳がばれた時のリアクションなんかでさりげなく萌えアピールしてくるのが如才ない。言動だけを考えればこんなにひでぇ奴もいないはずなのだが、吉武は素で可愛いので許されてしまう部分があるのが憎らしい(中の人のパワーだろうか)。部屋で一人ゴロゴロしてる様子なんて、本当に怠惰で「あかんオタク女」の日常のはずなのに、どっか魅力があるんだよな。まぁ、1年生の中じゃ唯一真っ当に女子してる奴だからなぁ。彼女が無茶してくれるからこそ、回りの苦労人たちの良さも引き立つってもんですよ。

 今回初登場、しょっぱなから無理してる感満載だったのが吉武妹。正体を明かした後は割と素直で可愛らしい様子で描写されており、矢島同様にウブな感じも相まって、「こんな姉を持つと苦労するだろうなぁ」と同情票も加点される。「押しに弱いデカ女」っていうのも分かりやすい萌えポイントですよ。やろうと思えば波戸を押し倒して新たなカップリングさえ形成出来そうな属性過多、贅沢なセッティングである。ちなみに、中の人は「早乙女翔」という聞いたことのない名前なのだが、どうやらアイムに所属する新人らしい。役で発揮した通り、ややイケメンボイス寄りのキャストだろうか。ただ、残念ながら「早乙女翔」という名前があまりにもホストっぽすぎるため、検索しても大量のホストの写真や、全然関係無いホストクラブばかりがヒットするのであった。まだメジャーにならないうちに改名しておいた方が今後の役者活動のためには良いような気もするのだが……。

 結論:今回はタイトル通りに萌えポイントがてんこ盛りだったが、最大の萌えポイントは波戸に怒られてマジ反省してるくっちーに決定。

拍手

 公式が公式に発表した、第5話。作中で登場人物に対して「総受け」って告知するってのはそうそう無いよな。いや、誰でも知ってることなんだけどさ(本人以外)。

 でもどうなんだろうなぁ。こういうのって観てる側が黙ってニヤニヤしてる分には問題無いわけだが、公式になってそこばかりいじるってのもなんか詫び寂びに欠ける気がする。今週はただひたすら斑目推しだったので、流石にもういいかな、って気もした。あげく高坂御本人登場のせいで波戸君も完膚無きまでに打ちのめされてしまったし、何一つ逃げ道が残されていない。これ以上進展させようがないのである。このままハト×マダでワンチャンあるかとも考えるが、流石にそれは正解ではなかろうし……ここから先どういう方向性で展開する作品なんでしょうね。

 今回の不満点1・字幕が多かったんでなかなか画面に集中できなかった。字幕、もう少し大きな字で書いてもらえんだろうか。読みにくくて仕方ない。不満点2・荻上さんがいない。もー、誰がメインヒロインだと思ってるのよー(正解・斑目)。不満点その3・脳内波戸君が何故か巨乳。おかしくね? 彼の中で女性人格は巨乳固定なの? それって女装願望で憧れる方向性とは関係無い気がするんだけど。そこはもうペタン子でいいじゃないねぇ。

 今回の良い点・スーが可愛い。気付けばスーは毎回可愛い。実は一番良い仕事してるのって彼女なんだよな。

拍手

 サブタイ詐欺やんけ! 第4話。ひげはあったが、ボインが無い。ボインどこだ! あ、ひょっとして矢島ちゃん……

 最近はアニメや漫画でのコミケ登場率が異常。いや、そういうメディアばっかり見てるせいかもしれないけども、一昔前まではアングラの象徴であったはずのコミケも、今やすっかり夏の風物詩である。季語辞典見たら「夏と冬の季語」って掲載されててもおかしくないレベル。まぁ、「お祭り」には違いないので、確かに日本人の心にヒットするイベントなのかもしれないけどね。あたしゃ夏は無理だよ……冬でもきつかったのに。

 とにかく、そんなコミケを題材にした、「げんしけん」では定番とも言えるお話。Aパートは相変わらずの波戸中心で、倒錯した男女関係であたふたする矢島ちゃんを眺めるのが主目的。「ひげが生えかけている」なんてことが意識出来る時点で波戸は一体どんな人間なんだと訝しんでしまうが、更に「ひげ+女装は生理的に無理」というよく分からない感性も持っており、いくら話数を重ねて理解が及んだつもりでも、やっぱり分からないコトだらけの奴には違いない。そもそも矢島ちゃんから服借りる流れになったら、彼女よりもまずお前が反応しろよ、って話である。たとえ相手が誰でも、女性から身ぐるみ剥がしてそのまま着込む(しかも徹夜明け)って、あかんやろ……女性として意識出来る対象なら当然遠慮するだろうし、女性として見ることすら出来ない対象だったらそれはそれで嫌悪感が先立つはず(汗だくの徹夜明けの衣装交換は、たとえ相手が誰だって嫌だろうよ)。何で波戸は無抵抗であの提案を受け入れたんだろう。やっぱり大事な何かが欠けている奴だ。矢島ちゃんホント不憫。現時点で一番共感出来るのって彼女だよなぁ。つまり、敵は吉武である。アイツのノリと勢いも規格外だな。場所が場所なら浮きまくって追い出されるレベル。あれで溶け込めるあたりがげんしけんの恐ろしいところ。

 ちなみに勢い任せのコスプレに加えて、Bパートのコミケ会場にもたくさんのネタキャラが仕込まれていたのも今作を見る上で楽しい部分。ずらっと並べた「男の娘」制服ネタとか、ノリノリのスーの様子とか。R田中一郎は今の若い子知らんぞ。吉武のコス(?)は一瞬なんだかわからんかったがあれって海月姫か? 大野さんももう少し気ぃつかったれよ。コミケ会場には監督繋がりでアザゼル・バレンティーノという2大愛され魔獣の姿も。満仲さんはまだ今作では絡んでないけど、監督との関係性を考えれば首領の登場も納得出来るね。そういやコミケ会場にガルパンっぽいのもいたな。果たして会場での肩車はOKなのだろうか。

 Bパートのメインは、実はとても良い人だった漫研の藪崎さん。中の人である米澤円が案外がっつり関西の人だったんだなー、というのがよく分かるしゃべりと、同輩がプロデビューしてもやもやした中でもちゃんと仁義を通してくれる人の良さのおかげで、非常に気持ちの良いエピソードになっていた。荻上の旧友との絡みで思い出したが、そういや入ってきた直後の荻上さんって、かなり尖ってたんだっけ。結局あれか、彼氏が出来て丸くなったって奴か。うわぁ、リア充爆発。いや、あの2人はそのままでいいけどね。最後の2人の会話とか、もうそのままで何の問題も無い空気に充ち満ちていたし。今後もこの作品はどんどんリア充がくっついていく話になるのでしょうか。矢島ちゃん、なんとか幸せになってくれ。ちなみに、今回くっちーの台詞が2つくらい。……男の肩身の狭い作品である。

拍手

 斑目ェ……斑目よぅ……第3話。メインヒロインと言われて久しいが、ここまで切ないとちょっとな……世間的には「わたモテ」が色々刺さると評判だが、個人的にはこっちのダメージの方がでかい……もう、いっそ波戸君でも……

 危ない思考が許せそうになる危険な世界観。今回は波戸目線で物語が描かれ、ようやく主要な1年生キャラのメンタリティが出そろった感がある。常にかっ飛ばし気味の吉武、ぶっきらぼうだけどある意味一番まっとうなオタクマインド(卑屈さ、ともいう)を持つ矢島、そしてセカンド自分を操る波戸という強烈な個性を持つ3人組である。いくら変人ばかりが集まるサークルだとしてもここまでのものは流石にフィクションだが……なんだかギリギリのところで現実との足がかりを残している気がするのが不思議な感覚。この生臭さをメインで生みだしているのがやっぱり斑目あたりの初期キャラクターなのかもしれない。考えてみれば荻上・笹原コンビも妙に所帯じみたリアルさがある気がするんだよなぁ。2人でいるときにどういう雰囲気なのかが容易にイメージ出来る。まぁ、他のカップルはちょっと異次元だけども。

 そして、今回波戸君メインということでついに効果を発揮したのが、渾身のダブルキャストシステムである。山本君が声当てたのはここまで1話の一瞬だけだったので、フルでしゃべってくれたのは事実上初めてのこと。やっぱりしっくり来る音域。まぁ、中の人も多少無理すれば女装キャラで行けるんじゃないか、ってくらいのものだからなぁ。そして、まさかの展開はセカンド自分との謎の1人漫才である。こうして見ると女性人格強すぎるだろ、って気もするが、女バージョンの時に男の波戸君はどこへ行ってしまっているのだろうか。「女バージョンが男バージョンを俯瞰すると妄想の糧」はまだいいけど、「女バージョンを男バージョンで」見たら……いたたまれないのではなかろうか。もしくは、基本的に恰好がどんなだろうと俯瞰視点は女バージョンなのかな。まだそっちの方が現実的かもね。

 驚いたのは、女バージョンの声を担当する加隈亜衣。今回は急に斑目が帰宅したときのマシンガントークをはじめ、濃度の高い妄想パートでの自分説得など、飛び道具系の演技がかなり多く、どれもこれも精度の高いものになっていた。今作はこの加隈もそうだが、スー役の大空直美など、無名の新人が実に良い仕事をしている。この辺りも盛り上がる要因の一つかもしれません。

拍手

○よんでますよ、アザゼルさん。Z 第5話 「恵、動く」

 おっそろしいキャストの使い方をするアニメである、第5話。アンダインメインの時点でそりゃぁ中の人フィーバーになるのはわかりきったことなのだが、今回はそれに輪をかけて酷い(褒め言葉)。

 本当の本当に無駄遣い以外のなにものでもないのだが、まず冒頭で苦しんでいたアンダインの母親が久保田民絵さんである。いや、どうせ加工してるんだし、別に誰でもええやん。なんでわざわざ久保田さん呼んできたんや。久保田さんにしたってよくこの仕事受けたな。ちなみにお母さんの治療を受け持っていたお医者さんは桐井大介である。

 そして、今回メインとなった合コン現場が恐ろしい。女性側、さくちゃんのお友達2人は、まともな外見で出来る女性っぽい方が甲斐田裕子。これがまず凄い。甲斐田さんがこんなタイプの女の子演じてるの、ひょっとしたら初めて見たかもしれん。なかなか振られない役柄なのですげぇ貴重。普通にしゃべってると本当に綺麗なのよねぇ。本人の色気までプラスされている気がしてくる。そして、対するドブスの方は、千和である。千和はたまにこういう役やるから意外性っていう意味ではまだ大人しい方だが、やっぱり飛び道具としての破壊力が尋常じゃない。本当に鬱陶しさ100%で「こういう奴いるわー」みたいな説得力が半端無い。この2人と付き合ってる時点で佐隈さんはただ者じゃない。幸い今回は突っ込み役に徹していたので今回のさくちゃんは本当に可愛かったのである。髪型いじってたし、合コンに参加する佐隈さんはマジキュートだ。私服のセンスが不可解ではあるが……案外似合ってるのが良いです。サトリナ・千和・甲斐田さんと揃えば流石に抑えられるだろ、と思っても止められない小林ゆうについては……もう、何も言うまい。恐ろしく「真面目に」演じているのがホントにな……。

 ちなみに、合コンで向かいに座っている野郎どももかっちりしてる。ハメ岡君は島﨑信長、ヤリ村君は松風雅也である。天使ガギエルが逢坂君や。あふれ出る主役級オーラ。ちなみに他のキャストでも、一瞬だけ出てきた浮気相手が雨蘭咲木子だったり、「どうしてこうなった」感が満載。こんなアホでひでぇ作品によくもまぁ、ここまでのセッティングが出来るもんだ。

 

 

○波打ち際のむろみさん 第5話 「ツインマウンテンとむろみさん」

 こっちもキャストが素晴らしいぞ、第5話。今回は富士さんメイン回。原田ひとみはある意味で小林ゆうにも匹敵する飛び道具である。

 今回はとにかくおっぱいマウンテン富士さんの生態についてのお話。執拗に揺らして、徹底的に叩かれて。まぁ、原作通りではあるのだが、「4回パン」とかなかなか見られない演出である。実を言うとアニメが始まる前は割と心配してたのだけども、いざ始まったらこの作品、あんまり「地味だ」っていう印象は無い。割と動きがダイナミックだし、インパクトのでかさのみを優先した設定面が画面にでっかく出てくるのが良いですよ。女の子がたくさん出てくる賑々しさもアニメになっていい方向に働いてます。

 そんなわけで女の子だ。むろみさんの安定感と、それをかき回すお友達軍団。富士さんはなかなか強烈なお友達であるが、そこに原田ひとみをキャスティングしてしまったことにより、何か、全ての部分で「腑に落ちる」ことに。だって、暴れマウンテンの百合キャラやで。ダチャーンをモデルにして作ったキャラだと言われても疑いようが無いレベル。キャラを演じてるっていうか、なんか普段の原田さんを見てる気分です。中の人的にも、むろみさんの中の人に対して一定以上の憧れは抱いてるだろうしなー。そしてもう1つの対応としては、富士さん(中の人)→マウンテン。隅田さん(中の人)→胸部装甲。リヴァイアさん(中の人)→モデル業。むろみさん(中の人)→すっきり。……水の抵抗少なそうだよな! ダチャーンもアフレコ現場で色々捗りそうだぜ!

拍手

○よんでますよ、アザゼルさん。Z 第2話 「牛は見た!」

 べーやんかっ飛ばしすぎやな、第2話。やはり神谷キャラと鳥類の親和性が半端じゃない。なんでかさっぱり分からないけども。1期後半からずっとそうだったけど、ある程度理知的に話を回せるのはアザゼルよりもべーやんなので、気付くとべーやんが主人公みたいになってるっていうね。

 芥辺の本性が垣間見えるエピソードであり、「もっさん受難編」の完結エピソードともいえる。もっさんがただひたすら不幸な一族なのかと思っていたが、冷静に考えりゃ芥辺に反抗しようとした連中が片っ端からやられているだけなので、自業自得以外のなにものでもない。よくもまぁ、あれだけの巨悪を相手にべーやんは必死の抵抗を続けているものである。基本的に「死んでも死なない」っていう不死身性に支えられている部分はあるけれども。今回ももっさんが死んだと思ったらすげぇ悲惨な話に見えるところを、「実はアザゼルだったよ」っていうだけでギャグになってしまうんだから立派なもんだ。「死よりも苦しい苦痛」でも割と平気なアザゼルは、やっぱり凄い悪魔なのかもしれない。しかし、そんな芥辺の下でも立派にはたらいている佐隈さんが実は一番偉いのかもしれない。不機嫌モードの芥辺相手にもやたら手慣れた様子だったしなぁ。

 

○波打ち際のむろみさん 第2話 「伝説の海獣とむろみさん」

 リヴァイアさん可愛いなぁ! 第2話。今期は同時にアニメ2作品でリヴァイアサンが活躍しているという謎過ぎる偶然。そして、その2体ともが萌えキャラとして処理されているジャパニーズアニメの奇跡。これがクールジャパンかぁ。

 原作ファンなんだから知ってることしかやってないはずなんだけど、想像以上にリヴァイアさんが可愛かった。というか中原麻衣の方言トークが可愛かった。「リヴァイアさんの地元が小倉」っていう時点で既におかしい気がするのだが、そんな九州アニメで色んな中の人が方言を聞かせてくれるのだから万事OK。流石に現在も九州在住でわざわざ原稿を郵送している作者の漫画は違う。ま、実を言うと中原麻衣も出生地は福岡ではないし、そこまで長い期間生活してたわけでもないのだがね。九州出身声優ってなんか転勤族が多いイメージがある。いや、中原麻衣とサトリナだけだけども。田村ゆかりはちゃんと生粋の福岡県民ですね。

 リヴァイアさんのゆったり具合が実に可愛いのに加えて、当然中の人のおかげで「ラスボス感」もあるという非常に贅沢なキャスティングである。これに、普段はユルいくせに本当にどうでもいいシーンで気合いが入るタツノコ作画が絡むことで、原作でも見せ場である「どうでもいいことに全力でぶつかる海洋生物ギャグ」が際だっている。ファンとしては嬉しい仕上がり。今後もまだまだ賑やかになるし、なかなか楽しみな作品ですわ。

拍手

 気付いたらなんか泣いてたんですわ、最終話。なんでだろ、そんなに感動するとこ無かったはずなんだけど……最終決戦が決まったところでちょっとグッと来たけどそこまでじゃなくて、桃ちゃんが号泣したとこでつられて泣いた。やっぱり桃ちゃんがナンバー1!

 いやぁ、ホント久しぶりの放送で、しかも一気に2話放送という、なかなかひどい日程だったわけだが……すげぇなこれ。放送落とした時には「スケジュール管理ぐらいしなさいよ!」とか思ってたが、本放送でこのクオリティの最終回をやろうとしてたなら、そりゃ無理だろう。潔く諦めて時間を稼いだのも正解なんだろうな、と思わせるだけの説得力は充分だった。いや、多分これって時間が出来たから監督が調子に乗って「じゃ、地獄のようなスケジュールでしんどい作画にしようか」ってなった気がするんだけどね。既に11話からおかしかったが、もう、敢えて面倒になるような構図を選んでいるとしか思えないめちゃくちゃなカット割り。もう、とにかく戦車の迫力を出すために何だっていいからやろう、ってな気合いが入りまくりだ。多分劇場版クラスの労力が注がれてるのは間違いないだろうさ。なんか褒めるだけだと流行りに乗ったみたいで癪だし、どうしようかと思ってたのだが、ここまでのものを見せられたら諦めるしかない。ほんともう、ただただ「すごかった」

 筋立てとしては特に取り立てるようなものもなく、予定通りに最終決戦をたっぷり2話使って描いた。みほが立案した様々な「作戦」なんかも見せてくれたわけだが、まぁ、基本はお話である。どう考えたってあの弱小軍団が量も質も上回っている黒森峰に勝てる道理など無いのだから。しかし、そこを「作戦で勝っている」ように見せるのが腕ってやつで。基本的には、日本人が大好きな判官贔屓がベースになっており、弱いことはプラスに働くんだぞ、ってんで機動力と的の小ささを活かした戦い方を徹底的に突き詰めている。おかげで生徒会長チームがこれ以上無いくらいに活躍出来たので個人的には大満足。何しろ、久しぶりの視聴ってこともあってメイン以外にどんなチームがいたかすらろくに覚えてなかったので、とにかくドンパチ賑やかにやって、一両ずつ相手戦車を撃滅していく様子が何となく見栄えすればいいや、というそれくらいの気分だったし。それにしてもディティールが見事だったわけだけども。ただ、視聴中に一番気になったことといえば、「大洗の隊長はプリキュア……会長もプリキュアだし、黒森峰の隊長も、副隊長もプリキュアだ……あぁ、プラウダもプリキュアやないか! プリキュアは戦車に乗ると強いな!」だった。

 11話をまるまる使って「弱者の戦い」を描いたあとは、最終回のクライマックスが待っている。そこまでの流れでも「戦車ってこんなに機敏に動くのかよ!」と恐ろしいくらいのモーションの冴えを見せていたわけだが、ラストバトルに至る姉妹対決は更に上を行く全身全霊の作画である。市街戦のFPSとか、何人か関係者が死んでてもおかしくないレベル。そういや初回の戦車のモデリング見て「なんか軽くない?」とか思ってたな、俺。もう、あのときの忌避感はどこへやら。最後の最後なんて、単にみほがグルグル回って撃っただけなんだけどねぇ。きっちり過去の敗北から成長している姿に繋げられたし、何よりもチームの5人が完全に一つになっていることが分かるように描かれているので、本当にカタルシスがでかいのです。戦車好きの気持ちがちょっとだけ分かった気がしたよ。まぁ、今からミリタリーなんて足踏み入れたらエラい事になるから、絶対に触らないようにするけども。

 そして、バトルが冴える以外にも、本作はなんと言っても萌えアニメである。もう、アフレコ現場も大変なことになってるだろうな、という女の子の群れ。最後に大洗のメンバー全員がみほに駆け寄るシーンとか、一体どうやってアフレコしたんだろう。マイク前の惨状が想像だにできぬ。しかも若手が多いからなぁ、すげぇ雰囲気になりそう。流石に全部の声までは追い切れなかったわね。もちろん一番可愛いのは桃ちゃんなわけだが、会長のキャラも実に良かったし、やっぱりメインの5人が実に立派だった。ガルパンがシリーズ化したら初代プリキュアみたいにこの5人も崇められる日が来るのだろうか。

 結論、そど子はやっぱり可愛いなぁ!


拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/21 seachicken]
[10/11 Serra]
[10/07 とみしの]
[10/05 NONAME]
[09/29 NONAME]
バーコード