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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 クソ野郎VSクソ野郎、第15話。やっぱり今作は下衆野郎を描いている時が一番活き活きしている。そしてキャラの大半が下衆野郎なので、つまりはだいたい活き活きしている。

 満身創痍だったラグナが気合いを入れてなんとか復活。全然噛み合ってる感はないが、全部自分で片付けようとしていたラグナがなんとかここまで持ち直し、「未来の自分」への歩み寄りを見せたきっかけとなったのは必死についてきたシン・カトラスのおかげといえばおかげ。「新たな仲間の力で主人公がちょっとだけ友情を覚える」……みたいな綺麗な形ではないかもしれないが、とりあえず少しだけ成長できた。ラグナの場合はおっちゃんが言ってたように「成長する」というよりも「元々持ち合わせた潜在力に寄せていく」っていう方向性なんだろうけども。そして、その無茶苦茶なスペックには流石のオルト・ゾラも舌を巻く。これまでどんだけ対策されても余裕を見せていたゾラちゃんだったが、今回ばかりは流石に焦りをあらわにした。そんな彼の状態に盟友・タラちゃんも心配そう。それでも直接口に出して文句を言わないあたりはタラちゃんの優しさなのかもしれないが、その隔たりが壊滅的なダメージにならないといいのだが。

 今回、あらためて気づいたことが2点あって、そのうち1点はもしかしたら単なる勘違いかもしれない思いつきなのだが、もしかしてラグナの「過去回帰」の能力ってアルテマティア様由来なんじゃないか? 彼が静止した時間の中でわずかでも動くことができたのは、未来でアルテマティアの血を受けて血族にさせられたことに由来している。であるならば、彼が「時間を戻して過去へ遡ってきた」理由ももしかしたらティアちゃんの能力が原因なんじゃなかろうか。……だとしたらほんとにティア様がかわいそ過ぎるな……全部自分で巻いたタネなんだけど、「未来の自分」じゃどうしようもねぇし。まぁ、ほんとかどうかは知らんけど。とりあえず「なんてタイムリープできるんだよ」っていうなろう系にありがちなツッコミについて、一応今作では答えらしきものが見出せた気がする。

 もう1点気づいたことがあるのだが、それはもう1局の戦線に関係する。もちろん、クリムゾンのことだ。銀器姫が倒れて絶体絶命の騎士団。ここで一発逆転の手を打ち出してアルテマティア成龍を返り討ちにしてみせたのが前回のクリムゾンの活躍だったわけだが、そこから「よぉし! 反撃の狼煙だ!」とならずに常に斜め下の戦略をとってくれるのがクリムゾンらしさ。フーさんはいきなりの裏切りにてんてこ舞いだし、村瀬ボイスで性別不詳の相手に蹂躙されっぱなし。クリムゾンはオルト・ゾラのすべての行動原理を読み切った上で最善(最悪)の下衆戦略をとっており、その狙いは彼の完璧な頭脳の中ではすべてうまくいくはずだった。しかしそこで更なるどんでん返し。フーさんと技術班のおっぱいは兄妹(?)だったとかよくわからん設定が飛び出し、さらにフーさん同様に想定外の魔力量を秘めた爆弾だった。意図せずそれに触れてしまったクリムゾンは文字通りぶっ飛ばされてしまって全ての計算が狂う(多分、これによってさらにゾラさんの計算も狂わされるだろうが)。戦局はますます読めなくなった。

 気づいたことってのは作品内部の話じゃなくて、「そうか、この作品ってクリムゾンが酷い目にあうのが楽しいのか」ということ。普通の作品って、「正義チームをピンチに陥れる悪役」を打ち砕いた時にスカッとするのがカタルシスになるわけだが、「正義チームをピンチに陥れる悪役」って、1つの物語にそうそう頻繁に出てくるもんじゃない。悪の規模がデカければそれだけにカタルシスも大きくなるわけだが、ラスボス戦ばかりを繰り返すわけにもいかないし、山場ってのはそんなにたくさん出てこないものだ。しかし今作の場合、常に隣に「最低最悪、ほぼ作中最強の能力を持つ極悪畜生野郎」がおり、こいつが期待を裏切らずにクソムーブを常にかましてくれるおかげで、敵だろうが味方だろうが、こいつの思惑をぶっ壊すことでいちいちスカッと体験ができるのである。今回の一件だって、騎士団の戦況を考えれば別になんの解決にもなっていない(むしろクリムゾンが退場したら不利ですらある)のだが、それでもどこかでスカッと感が味わえる。これが、今作の気持ちよさの1つの原動力なのだな、ということになんか納得がいった。もちろん、そのためには何回酷い目にあってもクリムゾンが株を下げないという厳しい条件が必要になるわけだが……ごめん、ちょっと下がってるかも。まぁでも、今のところは気持ちよさの方が勝ってるよな。

 でも今回一番面白かったのは、よりによってデブの成竜の特殊能力が「機動力を活かした不意打ち」だったことです。お前はデブであれよ。

 
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