最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
??「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず」 ??「ジャスティスだから負けたんだ! デスティニーならお前らなんてぇ!」 冒頭からネタバレですみません。まぁ、いいよねこれくらい。笑っちゃったんだよ。とりあえず、なんだか思った以上に話題にもなっていたので人もいなくなって空き始めたタイミングで見てきました。……凄まじいギャグアニメだった……折り返し前の一言感想は、「部分的に楽しんでしまったが、楽しめたことがなんかムカつく」です。
<というわけで一応ネタバレ注意、俺自身、一部ネタバレ踏んでから見に行ってる>
まず、「僕とSEED」っていう作文から書いていくんですけど、わたしゃSEEDはリアルタイムで視聴していました。その当時は(今もだけど)あんまりガンダム知識がない状態で見始めた上で、さらに現在まで引きずる「なんかガンダム苦手かもしれん」という苦手意識を植え付けられた作品でもある。いや、多分これの前にファーストからゼータくらいまではレンタルビデオ(!!)でみようとしてたはずなんだけど、途中で面倒くさくなってゼータで挫折したんだったかな。まぁ、とにかくフォロワーではなかった。その上で「新しいガンダムがリアルタイムでおっかけられるじゃん、しかも旧作と違って実に新しい感じがするゾ」と思って見始めたと思うのだが、放送枠が土曜夕方という「苦手な」枠だったこともあって1年×2シリーズという大容量は全部は受け止めきれなかった。ちなみに当時の私の視聴環境は、リアタイ視聴が基本でVHSに録画は義務。しかも手動でCMカットしながら視聴するという、本当に真剣勝負な試聴を強いられていたので(?)1本1本へのカロリーの使い方が尋常じゃなかったのよね。 まそんな話はいいとして、とにかく一通り試聴はしたはずだが、最終的に「あんま好きなタイプのアニメじゃないなぁ」ってんでどちらかというとアンチ寄り。当時は「こんなのガンダムじゃねぇ」というガンダムおじさんたちが「腐女子向けの邪道ガンダム」という見方をしている節もあったが、私はそういう軸じゃなくて、単に「シナリオも完全にファーストの焼き直しだし……別に面白くなくね?」と思っていた側。だもんで、今回20年以上の沈黙を破っていよいよ幻の劇場版が完成したと言われても「フーン」くらいのもんだった。まぁ、ほとんどシナリオラインとかキャラの関係性も覚えてなかったし、事前の告知みたらなんかキャラデザ怖いし、「今更そんなゾンビみたいなもんを引っ張り出してきたところで、もう届く層なんてないんじゃない?」とたかを括っていたのだが……。 なんかこう、熟成させるテクニックとかがあったんでしょうかね。元々「腐」女子向けと言われていた腐れガンダム。それが20年という長い長い沈黙の間にすっかり腐りきり、それがむしろ「発酵」という現象につながったのかもしれない。なんかね、もう意味わからんところで面白かったからね。元の素材の形なんて残ってないドロドロの状態のところに、強引にマヨネーズとウスターソースで味付けしたような、そんなコテコテのジャンクフード。それが私の今作に対しての印象。粉もん文化がそんなに好きじゃない人間でも、「マヨネーズかけて、なんならチーズもかけときます?」とか言われたらそのカロリーにゲップが出るのは致し方ない。 いやでもさぁ、これ、元々熱心なファンだった人らにはどう映ってるんだろうね。一番の疑問は「キラの扱いは結局これでいいのか?」っていう。俺から見たら本当に今回のキラさんは序盤のナヨナヨターンが長くて「こいつが最終的にドヤ顔で世界救ったふうになってるのはギャグだろ」と思ってしまった。多分歴代ガンダム史上でもかなり上位に食い込むであろう多大なる人的被害を叩き出した今回のストーリー。はだしのゲンもびっくりの核の嵐で洒落にならないくらいに人が死んでいる。そんで不可抗力とはいえその引き金となったのは紛れもなくキラ・ヤマトである。落ち込んで立ち直ってという主人公ムーブを経てはいるが、お前の罪はそんなもんじゃ雪がれないし、単にラクスとよりを戻したいっていうだけで発奮して許されていいものか。アスランが殴るのは当然だが、そのまま殴り倒して埋めてしまっても構わないよ! くらいの立ち振る舞いだった気がする。 そんなキラさんを中心としたメロドラマが今回の骨子であり、そもそものSEEDシリーズの骨子。元からメロドラマ部分に関してはかなり安っぽいシナリオラインだった印象があるが、今回はそれをギュッと2時間に押し込めたもんで、安っぽさが「無理くりさ」へ格上げされ、シナリオ進行はほんとうに「なんでやねん」「どないやねん」の嵐。でも流石に脚本家もこれはわかって無茶苦茶やってるよなぁ。もうこれでいいと思ってやってるよなぁ。そもそも、アニメの本放送を2年間もやってるもんだから、主要キャラのいちゃこらは全部完成してるわけですよ。すでにゴールインしてこれ以上進みようのないカップルがわんさか出てくる時点でドラマのかき回しようがほとんどなく、それでさらにもう1回ドラマを作れっていうオーダー自体が無茶である。だからこそ今回ラクスとキラを切り離すのにこんだけの無茶苦茶をやる必要があり、残りの連中はだいたいイチャイチャして終わったわけだ。もう、ルナマリアとかどういうbotなのよ。 そうして「安っぽいドラマ」「適当なシナリオ」で冷え冷えになって劇場から出てくるはずだったのだが……最終的におもろかったんですよ。それがムカつく。おもろさはinteresting じゃなくて100% funny、なんならbizarreですらある。20年積もりに積もった「何かおもろいことやらなきゃ」という思いの結晶がこのような形で現出したのだとしたら……それこそが「発酵」だと思うのよね。わたしゃ事前情報で「ズゴックが格好いい」というネタバレはくらっていたわけですが、違う、そういう格好よさを想定してたんじゃない。「オーバーマスクをごぞんじかな」じゃないが(言ってない)。流石に現代アニメ映画なのでモビルスーツ戦闘のドンパチクオリティは文句のつけようがなく、これまたギャグにしか見えない華美な背景美術とかの作り込みも流石の劇場版クオリティ。そうした全ての賑々しい舞台装置が、全て「なんでやねん」ドラマの引き立て役に徹しているという贅沢なお話。 そして、やはり私という人間が今作を視聴する上で無視できないのは、突発性新キャラ・アグネスのマジのマジで意味わからん立ち位置である。もうはっきり言ってしまうけど、どう考えてもこいつこのシナリオにいる意味ねぇんだよ。こいついなくても大筋に全く支障がないし、いたところでメインの筋にも影響を与えてない。ほんとに「まぁ、せっかくだからつけとく?」っていう、新しいスマホ買った時にショップでもらうケース以下の存在なんだよ。でも、SEEDシリーズを作りたかったらこのキャラがいるとファンは満足しちゃう。だってこの世界には桑島法子ボイスのキャラが絶対に存在していて、主人公を振り回さなきゃいけないんだから。もう、そこまでやるなら最後は殺しとけよ……なんでよりによって4キャラ目のこいつだけが生存確定なんだよ……。まぁ、そこまで含めてのネタ枠なのだろうが……。個人的にはステラの化け物描写があまりに酷すぎて笑っちゃったけど「シンを救う存在」として守護霊(死神?)として活躍してくれたからまぁいいでしょう。ナタルは立ち位置的にあんまり今回の話で顧みられる存在ではないので回想フラッシュバックの1コマ登場だけというのも納得はする。でもさ、こんだけの流れで、アグネスがあれだけ暴れ回ってキラを刺激しようとしてたんだから、せめてフレイと被せてやる描写は入れてくれよ。フレイの存在感もほぼゼロだったのにそこにアグネス登場させる意味はなんだったんだよ。ちなみに「このクソ女枠って考えてみりゃ『逆シャア』のクェスとほぼ同じだし、今作は逆シャアのリメイクだと思えば……」っていう強引な重ね合わせも考えてみたけど、それ以外にあんまり共通点はなかった。逆シャアの場合は大部分がシャアとアムロの物語だからそこにクェスという1人の女性を絡ませる意味はわかるのだが、今作はキラとオルフェ以外にも山ほどのキャラを描かなきゃいけない必要があったので、アグネスはクェスのような存在感を示す時間的余裕もない(そもそもアグネスが惹かれたのがボスキャラでも何でもない一兵卒だったし)。記念受験ならぬ記念桑島枠だよ。結果的に「桑島生存率」の向上に貢献してくれたということにしておこう。多分、客観的に見ればアグネスの仕事って序盤のキラとラクスの分断作戦をスムーズにするための当て馬役ではあるんだろうが、あんな雑なNTR展開で俺ら玄人が満足すると思うなよ。ラクス凌辱ものなんて、当時の薄い本で嫌というほど見てるんだからな。 そのほかにも山ほどツッコミどころはあるんだが……もういいや、キャラ表を見て、思いついたキャラごとの一言感想でまとめる。 ラクス→“パイ”ロットスーツってか。やかましいわ。 シン→今後ブレイバーンが分身してくれることに期待している。 ルナマリア→アグネスがルナマリアに向かって「あんたはアレくらいで満足かもしれないけど」って言ってるのが坂本真綾に対する壮大な煽りに見えておもろかった。 マリュー→衝撃に備えるのだけどんどんうまくなっていくよ。 ムウ→実は今作最強ってこいつだよね。ほんと死なねぇなぁ。 アスラン→今作はアスランでどんだけ遊べるかのチャレンジだった気がする。こういうむっつりが一番タチ悪いんやで。 カガリ→今後もアスラン絡みで苦労が絶えないだろうなぁ……。 イザーク・ディアッカ→令和の世になってもバスターガンダムが出てくるとちょっと嬉しいのも悔しい。 オルフェ→個人的に、こいつの声がヒロシモノじゃなかったらもうちょいファニー要素が抑えられていた気もする。 オルフェと心中した人→ダーリンインザフランキスが見たくなりました。 ブラックナイツの雑魚ども→劇場版ってこういうやつが必要だよね。 なんかルルーシュみたいな人→まぁ、「復活のルルーシュ」もファニー寄りの作品だったし。 以上、いや、こんだけ雑に扱って文句ばっかり書いてるんだけど、やっぱ悔しいことに最終結論は「満足してる」になるんだよなぁ……ムカつくなぁ……。 おまけ・今作女性キャラのプリキュア対応表 ラクス→プリキュア ルナマリア→プリキュア メイリン→プリキュア (ほとんど出てこないけど)ミリアリア→プリキュア アグネス→プリキュア 新カガリ→プリキュア アウラ→プリキュア オルフェと心中した人→プリキュア ブラックナイツの雑魚い子→プリキュア ぶっちゃけ、主要キャラのほとんどがプリキュアでした。 マリュー艦長→ハミィ
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