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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アイドルマスター シャイニーカラーズ」 5→4

 素通りでした。引っ掛からんかったなぁ。

 そもそもが「アイマスはあんまり……」という姿勢なのでどうしたって受け入れるためのハードルは高め。以前は「U149」がそのハードルをとんでもねぇ方法で乗り越えてくれたわけだが、直近の「ミリマス」は残念ながら届かず。「キャラ多いがな」というのでアニメシリーズで飲み込むには至らず。今作についても同様の懸念はあったが、ぼんやりした印象だけでいうなら「ミリマス」よりもさらに入ってきた要素が薄かった気がする。やっぱ新規のアイドルIPへの参入ってのは並々ならぬカロリーが必要なのですよ。

 「ミリマス」と比較すると、本作はより「アイドル」というテーマの言及が徹底しており、まじで作中ではアイドル業しかやっていない。いや、「ミリマス」もそうだったかもしれないけど、もうちょい脇のドタバタというか、すちゃらか要素はあった気がするんだ。ただ、それはふざけてて世界観を揺るがせにする展開だったかもしれないが、少なくともよく分からん状態でアニメを見始めた新規層からすれば「味変」にはなっていた。1人1人のアイドルへ興味を持つためのきっかけを産むためには、多少なりとも無茶はしたほうがよさそうだ。

 対してこちらの作品は、そりゃもうみんなアイドルである。やってることといえばレッスンレッスン本番レッスンレッスン本番。そこにアイドルに対する本気度合いは窺えるが、1クールのアニメシリーズの中での刺激はだいぶ不足気味。そして決定的なのは、みんなして「頑張ってアイドル目指します!」のキャラばかりだと、そりゃキャラの識別なんてできなくなっちゃうわけで。人数はミリマスとそこまで大きな差があったとも思わないのに、より個々の印象が薄くなってしまったのは、とにかくひたすらストレートのみで勝負しようという潔さの代償。「アイドルとしての彼女たち」が見たかったファン層からすればライブシーンなんかはもちろんご褒美なのだろうが、まだ名前すら認識してないユーザーからしたら「同じような画面」である。

 振り切ったCGデザインも認識阻害の一要因だったかもしれない。それこそライブシーンで顕著だが、みんなしてモーションが同じだし、表情も一緒なのでせっかくのライブシーンに個性が発揮されない。これ、前にもどっかで書いたかもしれないんだけど、アイドルアニメの大きな矛盾なのよね。人数の多いユニットってパフォーマンスの評価軸の1つに「統制」があるから、もし生身の人間だったら「みんなの動きが一部の隙もなく揃っている」って間違いなく美点なんだけど、これがCGアニメキャラの場合「みんな同じ動きしてる」って単なる描写のサボりになっちゃう。この部分をブレイクするにはなんとかして個々のモーションを飾り立てる「動き」以外の要素を見出すしかないのだけど、少なくとも今作はそれが見つからず、まるでロボットのような大量生産ラインライブになってしまった。そりゃ覚えられないよ。

 「CGだから」とかそんなとこに文句つけるつもりは全くないのだが、すでにアイドルアニメは飽和の時代を超えて、何世代目かの新時代に突入している気がしている。残念ながら、今作はその新しい時代に追いついた感はなかったということ。……アイマスへの参入、ハードルたけぇなぁ。

 
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