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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 悠長やなぁ……第57話。作中のスバルたちの行動もそうだけど、アニメの構成として、とても遠大というか、尺潰すことになんの躊躇いもないというか……30分という放送枠をフルで使い切って演説1本、この構成が横綱相撲と称えられるのか、無駄遣いと誹られるのか、それはこの後の展開次第だ。

 ごめん、ぶっちゃけ私は今回あんまりノリについていけなかった方。だってここでの演説がまるでこれまでのスバルの総決算みたいにして回想がバシバシ挟まれるようなものだとは思えなかったから。これまでもスバルは散々命懸け(というか命ロス)の戦いを繰り広げてきたわけで、今回の試合もそりゃでかいといえばでかいんだろうが、過去の壮絶な履歴の中で突出してるかと言われたらそうでもない。今作における長口上と言えば屈指の名エピソードである「ゼロから」におけるレムの演説があったが、今回はあそこまで「総決算」という意味合いはなく、「なんでみんなしてこんなに入れ込んじゃってるんだろう」とちょっと不思議。話してる内容も、話さなきゃいけない状況も、「言うほどか?」ってのが正直な感想。

 まず話してる内容だが、「被災地のみんな、頑張れ」なので応援メッセージとしてはそれなりに。まぁ、「なんも解決してないけどごめんよ」というアナウンスだけを流したところで意味はないし、憤怒の権能とやらがいまだに明確には分かってないけど、「なんとなく共有する感情の増幅」だとしたら住民の不安を消してやるのも一仕事だとは思うが、それが第一の責務かと言われるとそんな気もしない。わざわざ人選で一悶着あった上でわざわざフル尺の演説を行う時間があるなら、とっととプランをまとめて4拠点進軍の戦略でも練ったほうが良かった気もする。わざわざ大声で敵側に自分たちの存在とスタンスを表明するというのもあんまり意味のある行動じゃないし、もしアルの言うように「連中は何も気にしてない」状況でもなかったら単なる藪蛇。まー、レグルスとかシリウスは今回の演説に影響を受けたりしないかもしれないが、煽り煽られの関係にあったカペラあたりは余計な刺激を与えてしまうリスクもあったんじゃなかろうか。

 そして、そんな効果のほどがよく分からない演説のための人選にもだいぶ時間を使った上で、まるでスバルがこの大役を果たせる唯一の人間であるかのようにお膳立てされてたけど、ほんとにそうなんだろうか。ガーフが言ってた「過去に大罪司教を討伐したことがある」っていうトロフィーは確かに意味があったかもしれないが、実際の演説でそれを使ったのはほんとに最後も最後。そこまで引っ張ったのは純粋にスバルのべしゃりだけであり、それだっていつも通りに自虐混じりのざっくりトークで、今回ユリウスに揶揄されてた最初期の騎士ヘイトスピーチの頃から本質は変わってないようにも思える。まぁ、響いたんなら別にいいんだけどさ。いっそスバルこそが「騎士」なんてフワッとした肩書きより「話術師」ってジョブにしといたほうがいい気がする。

 まぁ、とにかくそうして頑張った演説のおかげでなんとなく雰囲気が良くなり、街の護衛に手数を割かずに本丸の攻略が行えるようになったということにしておこう。今回大罪司教は誰一人動きませんでしたが、ほんとに「ドラゴンの下のアリ」の例え通り、4人が4人とも対抗勢力の動きを気にしてないんだろうか。もう、全員ひっくるめて傲慢だし怠惰だよ。



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