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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 みさお! はやみさおり、間をとってはや「みさお」りでミサオ。これは悠木碧の項でも触れたけど、2人でやってたラジオでわざわざ独自の呼び方を考案して呼び始めたものが特別感があってよかったので、「あおちゃん/はやみん」から「おいちゃん/みさお」に切り替わったのである。この呼び方してるの、互いに相手だけなのがいいよね。ちなみに当ブログを「みさお」で検索するとらきすたのキャラ(CV水原さん)が最初に出てくるが、2014年あたりで切り替わっています。10年以上前なん?!(いつものやつ)

 




 

・馴れ初め

 もちろん、みさおとの出会いは10年なんてもんじゃないくらい遡る必要がある。明確に「出たての頃から完成していた」タイプのキャリア、私が初めて認識した時点でほぼデビュー直後だったにも関わらずメインヒロインを担当し、さらにオープニングの歌唱まで(グループではあるが)担当していたというのだから業界が見つけるのも実に早かった。そのタイトルは「セキレイ」。そう、同様にオープニングを担当した花澤香菜がこの世の地獄を味わっていた頃、ちょい年下の早見沙織は、デビュー直後だというのに堂々たるステージ回しを披露していたのである。とんでもない話だ。

 「セキレイ」自体も嫌いな作品じゃなかったし、ハーレム作品だったので周りを固めるガチガチのキャストのサポートも強力。みさおは無難にこのメインヒロインをこなし、翌年にはさらに「そらのおとしもの」のイカロス役という主役を立て続けにゲット。こちらはさらに吉田仁美とのデュエットオープニングや個別エンディングでその歌唱力を存分に見せつけ、その存在を世に知らしめた。私の記録でも「この若い子に感心した」と初めて明言したのは「そらおと」の感想の時である。

 2作品続けての天然落ちモノ系ヒロイン(しかも巨乳)というのは彼女の声質をどう見込んでのものだったのかは今となっては謎だが、おそらく世界中が「あら素敵な声」と耳を持って行かれたに違いない。

 そのあたりからの記憶はもうアカシックレコードに記録されている通り。現代を代表するアニメ声優を挙げろと言われたら、確実にトップ10には食い込むであろう、欠くことのできないマスターピースとなっている。

 

 

・良きところ

 声です。以上。

 100人も取り上げると何回もこのくだりをやらにゃならんのだが……でも、これについてはあんまり反対意見も出ないでしょ。早見ボイス、早見サウンドの特異性と希少さはアニメオタクが一番よく分かっている。「癒し」を代表するしっとりボイスは、かつては「ポスト能登麻美子」なんて言われた圧倒的天賦の才である。

 音質は「中音・極柔らか」で、いわゆる萌えボイスのメインの路線からは少しはずれた位置。これがもう少し硬さを増すと瀬戸ちゃんあたりに近くなるのだろうが、そこを大量の緩衝材でぐるぐる包んだような圧倒的ソフト素材が早見流。能登麻美子が持っていた「1/fの揺らぎ」の音質を、より「萌え」の路線に載せた音域で実現できるようになり、特異性という意味では若干譲る部分があるが、その代わりに圧倒的な汎用性を手にしている。「早見ボイス」と言えばある程度はイメージが固まっている部分もあるだろうが、実際の仕事量・これまでのキャリアを見てみれば、「この声もみさおでいけるんか」という意外性のある配役も山のようにある。持ち前の武器を鈍らせることなく、実に柔軟にその天稟を使いこなしている。

 また、みさおの立ち位置については、東山奈央の項で触れた「新世代の声優像」のもう1つの姿という側面もあるかもしれない。ほぼ同年代のこの2人、元々日ナレ出身なので同門でもあるわけだが、アイム所属を選んだみさおはとにかく歌唱への特効が顕著。ソロでの歌唱ももちろんだが、とりわけキャラソンを任された時の特別感が際立っており、どうしても歌が欲しいもんだからみさおに任せているというキャラも多いんじゃなかろうか。奈央坊も歌唱については人後に落ちないが、やはり「シンガー」としての強みは同世代ではみさおがトップに君臨している。もちろん、奈央坊はダンスパフォーマンスなどで差をつけるのでそれぞれの良さがあるわけだが(おいちゃんはここにトーク回しのスキルが加わる)。考えてみりゃここで名前をあげてる(ほぼ)同世代の3人、みんなしてソロデビューしてるんだよなぁ(しかも全員早稲田)。

 もちろん、この流れで「お歌が上手いことばっか褒めるなんて、声優として大したことないって言いたいの!?」とか思われたらたまったもんじゃない。レンジの広さは器用貧乏を意味しない。耳に残る声の柔らかさを武器にしているのに決して聞き取りにくいなんてこともなく、すっきりとキャラを通せるからこそ印象深いキャラクターも多くなる。ともすると現実感が薄くなるってのは能登麻美子と同じく本人も理解しており、それをフル回転させてアニメキャラを仕立て上げる際の武器に最大限活用している。わざわざ下のコーナーでは取り上げないが、ここ最近、早見ボイスが使われたキャラが「豚」「虎」とぶっ飛んでたのも、彼女の異能を示す証拠の一端なんじゃなかろうか。

 さらに歳を重ねて円熟みを増してきた早見流。同期3人の切磋琢磨をもっとずっと見ていたいものだ。

 

 

・お勧めキャラ3選(ブログ内での言及は少ないので3つくらいで収まりそう)

 

・「そらのおとしもの」シリーズより「イカロス」

 上で書いた通り、やや似た立ち位置の「セキレイ」結役の方が早いのだが、早見ボイスにしっかり意味が見出せたという意味ではこちらのキャラが本当のスタートかな。イカロスは元々心があるかどうかも怪しいメカ娘なのでシリーズ序盤はなかなか声の演技をフルでは求められなかったが、そこから蓄積して一気にドラマを作るという難しい仕事をあの若さでこなせていた。あと、アホな下ネタオンパレードにもめげなかった。

 

 

・「STAR DRIVER 輝きのタクト」シリーズより「アゲマキ・ワコ(皆水の巫女)」

 これも歌キャス。4人の巫女の中では第1話目から登場し、しばらくは幼馴染ポジみたいな立ち位置でレギュラー出演していたが、きちんと巫女ソングを披露してポジションが確立したのはかなり後半。その間に強烈な3人の巫女がバリバリに個性を発揮したけどめげなかったのが偉い。ちなみに四方の巫女は本企画では3人目。最後の1人も出てくるとは限らないんだからね!(答え合わせは半月後)

 

・「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」より「新垣あやせ」

 ツンデレ早見。いや、ヤンデレか? ここでみさお史の新たな1ページが刻まれた気はしますね。普通に考えて僕はバリバリの真奈実派だったわけですが、あやせに関しては「面倒臭いが強敵だな……」とは思っていた。結果どっちでもないやつが勝つらしい。

 

・「〈物語〉」シリーズより「斧乃木余接」

 もうコピペでいいくらい何度でも書くけど、ほんとに西尾維新キャラってのは大変なわけで……そして物語シリーズのキャラの中でも別次元のしんどさがあるのがこの童人形。早見ボイスだからこそあの発声が許されてるまである。オレンジミントはさ、「早見沙織だったらできるでしょ」でオーダーされた楽曲だとしか思えないんだよな。

 

・「TARI TARI」より「沖田紗羽」

 「合唱アニメやるんで、最強の歌唱力の声優を集めてください」と言われた集められた5人だ。面構えが違う。(私の妄想です)

 

・「魔法科高校の劣等生」シリーズより「司波深雪」

 きもうと。「俺いも」で持ってかれた鬱憤を晴らすかのようなとんでもねぇプレッシャーをかけてくる、新垣あやせの生まれ変わった姿。中村悠一もたいそう困ったことだろう(杉田が仲間になりたそうにこちらを見てくるから)。

 

・「異能バトルは日常系のなかで」より「櫛川鳩子」

 ちょっと前にどこぞのCMでリバイバルしてましたが、全世界に「声優・早見沙織」を知らしめた大事件であり、このアニメをギリギリの知名度から押し上げた功績でもある。やっぱり世の男どもは早見ボイスを曇らせたくてしょうがないのだよ。

 

・「聲の形」より「西宮硝子」

 これも凄まじかったですね。何しろ「声がろくに出せない聾唖者の役」。そんなんどうやって演じたらええねん、って話ですが……答え、出しましたからね。このお仕事のインパクトは相当でかかったわ。

 

・「アイドルマスター シンデレラガールズ」より「高垣楓」

 これも歌キャスというかなんというか……ライブイベントだと元祖アイマスのくぎゅぅクラスでレアキャラらしいと聞きましたよ(そりゃそうだろうよ)。アイマスはフォローしてないから好きなことが言えるんですが、結局346プロでステゴロ最強ってこの人なんでしょ(適当)?

 

・「赤髪の白雪姫」より「白雪」

 意外とありそうでないのが「全力でみさおを愛でるだけのアニメ」。曲者キャラが増えてきているので純正の少女漫画ヒロインは結構貴重です。さぁ、存分に愛でるがいい。

 

・「幼女戦記」より「ヴィーシャ」

 この辺りの時期に、なんかやたらと作中でもおいちゃんとの絡みが多かったような(「ワンパンマン」の姉妹役とか)。苦労性に見えて案外のほほんとしてるみさおキャラ、そして傍若無人に見えて一番胃に穴が空いてるおいちゃんキャラ。この対比。

 

・「賭ケグルイ」シリーズより「蛇喰夢子」

 原作漫画読んでる時点で「CVは能登早見のどっちかなんやろなぁ」と思ってたらみさおだった事例。麗しきクレイジー。本人はギャンブルくっそ弱そうなのがまた良い。

 

・「十二大戦」より「砂粒」

 「正しさ」に全振りした結果の早見ボイス。説得力おばけ。西尾維新キャラ(略)

 

・「宇宙よりも遠い場所」より「白石結月」

 これもギャップ狙いの面白い配役。メインの4人の中では影が薄い方の結月ではあったが、そのとんちんかんなセンスと根っこの強さはやはりメンバーに欠かせない要素だった。

 

・「魔入りました!入間くん」より「アザゼル・アメリ」

 萌え特化型の素っ頓狂みさおボイス。正しさとは、愚かさとは。

 

・「神之塔」シリーズより「ラヘル」

 早見史上1、2を争うクソ女枠。いや、最後のシリーズを適当に見てたせいで結局クソ女なのかどうかも分かってないんだけども。やっぱり世の男どもは早見ボイスに人生をめちゃくちゃにされたいんですよ。

 

・「SPY×FAMILY」より「ヨル・フォージャー」

 「貞淑な妻」と「世間知らずのおバカ」と「最強無敵の殺し屋」の共通部分を取ろうとしたらどうなるか。こうせざるを得ない。

 

・「ダンジョン飯」より「ファリン」

 Q:命懸け、その他もろもろ全部懸けまでしてダンジョンに潜り続ける理由は?

 A:妹のCVが早見沙織だから。

 

・「擬似ハーレム」より「七倉凛」

 というわけで、相変わらずとんでもない量になってしまったけど割と最近の早見革命キャラで締め。作品を成立させるために早見ボイスが必須の漫画、よく連載させられたな。

 

 はやみんキャラ、「この子もあの子も!」って思いながら量が多すぎてだいぶ削ってこの量だわ……やっぱ一発一発の破壊力がなぁ。

 ちなみに5月声優はまだ終わりません。なんか「5月末」、みっちりしすぎ。

 

 

・関連リンク集

そらのおとしもの 第8話「血斗(マツリ)は誰がために」

番組感想・STAR DRIVER 輝きのタクト

番組感想・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

番組感想・TARI TARI

異能バトルは日常系のなかで 第7話「『覚醒』ジャガーノートオン」

2014年度・俺的アニメグランプリ(声優部門)

番組感想・赤髪の白雪姫(2nd Season

○映画「聲の形」

新番チェック・賭ケグルイ

番組感想・神之塔 -Tower of God-

新番チェック・擬似ハーレム

 

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コメント
無題
早見さんがシンデレラの単独大型ライブに来たのは、1st.4th,10thの3Dayだけで、しかも4と10はスポット参戦みたいな形だったので… まあレアキャラ中のレアキャラですね。

くぎゅうは後年比較的出演されてるので、多分はやみんのほうがレアです(ちなみに、シンデレラだと更にレアなMAOさんという人がですね…)

346プロステゴロ最強は、まあ真面目に語りだすと確実にこちら側でステゴロが起きますが(真顔
近年だと 鈴木みのり、花井美春、早見沙織あたりがTOP3でしょうかね…。
【2025/05/29 20:49】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]


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