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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ヘルモード 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜」 4

 最後に開陳されたオープニング映像のあまりの薄ら寒さにもう1点下げたくなったのだが……一応本編の内容だけでいうとこれくらい。ただ、この映像を見せられた時点で色々察したので多分余命は長くない。

 タイトルで全部語ってるので説明はいらないいつも通りのなろう。ただ、この「ゲーム世界に入って無双」タイプは最近だと案外久しぶりかもしれない。せっかくなので「SAO」から脈々と続くこの「ゲームから出られない」系チートについて改めて振り返っておくと、常について回る疑問は「なんでわざわざゲームやねん」である。今作の設定を例にとれば、もはや出られないゲームなのであれば「農奴の家に生まれた俺、たまたま持ち合わせた召喚士スキルを赤子の頃から培って無双する」と何が違うのかという話。

 1つは「赤子のくせに意識的に攻略を行う」という姿勢自体に大義名分が立つということ。つまり、世の冴えないおっさんたちが「俺だって赤ん坊の頃から今と同じような自意識があれば自分磨きができたんだ」というルサンチマンを満たすことが目的……というのは流石に穿った見方ではあるが、まぁ、合法的にズルできる設定にしているということ。そしてもう1つは「ゲーム世界」という枠を与えることで、「人生の攻略」を非常に簡単にシステム化できるということ。「人生はクソゲー」とはよく言ったもので、我々コミュ障の引きこもりが人生に詰むのは、あまりに多くの選択肢の中から正解を掴み取るだけの経験値も洞察力もないためで、せめてこの世界が自分の慣れ親しんだゲーム世界と同じような安易で「製作者」の意図が介在するような薄っぺらいものだったらどうにかなるのに、という諦観の表れ。要するに、「ゲームだったら人並みに出来るのに」という卑屈な自己肯定をフル活用するフィールドを創出するのが目的である。

 とまぁ、ここまでがだいぶ恣意的に見た「ゲーム世界」の歪みである。おそらく、こうした作品世界の創始段階ではそこまで歪んだ自意識は伴っていなかったと思うのだが、先人たちが作り上げた「ゲーム設定」があまりに便利すぎるもんだから、都合のいいところだけを摘み上げることで「オタクに都合のいいゲーム世界」はどんどん内省化を進めて今の形に至ったのだと思われる。今作のように「ヘルモード」とか「クソゲー」とか色々と言い訳はしてみるが、結局やることといえば「それでも俺は攻略できるんだ」とドヤるだけなので免罪符としての機能は果たさず、ただ「ゲームの攻略楽しいなぁ」で終わってしまう世界になりがち。今作においても、「攻略大変だなぁ」と文句は漏らしつつも、結局3歳児時点で「人並み外れたフィジカル」を手にしているということで、すでにヘルでもなんでもない人生設計なのだ。看板に偽りがあると、もはや楽しみ方もよく分かりませんよね。

 そして冒頭にも取り上げたオープニング映像から見えるヤバさの片鱗。制作は泣く子も黙る横浜アニメーションラボ。そこに監督の玉川真人という名前の座組みは、確認したら「聖者無双」という生理的に無理レベルのキツかった画面を繰り広げた作品と同じである。なんかギャグを取り回す時の絵の使い方が致命的に合わんのよなぁ……キャラ絵がなんかキモいんだ。今作も、幼児の状態ならまだ許せる画だったがここから先、キャラが成長し始めると色々と限界が来そう。

 まぁ、無理して付き合う必要はないのでね。

 
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