最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「DOG DAYS」 5→3
正直に断ると、途中であんまり真剣に見てなかった時期があったので、あんまり大上段に評価出来る状態ではないのだが……この作品は、ちょっと期待感を大きくしすぎてしまった感があった。1話の時点で評価を全く固められなかったのが尾をひいてるかもしれません。 「なのは」スタッフによる全く別コンセプトの新作。1話時点での方向性を見るに、素直で分かりやすい男性主人公を立てた状態で、セブンアークスの見せ場であるシンプルなバトル描写を主軸においた冒険活劇を描いてくれるというのが最初の期待。ただ、そこに大量の女性キャラが絡んでくることも早い段階から知られていたので、いわゆる異世界ハーレムものとして「萌え」の路線を求めるというのが第2の期待。簡潔に答えだけを見れば、まぁ、そのどちらにしても達成度は60%がいいところだろう。 「萌え」については、1クールでの話運びにしちゃぁキャラクターが多すぎたのが分かりやすい難点。シンクからすると大本命はミルヒになるわけだが、その他にもかなり押しが強かったサブヒロイン枠でリコッタ、常に側にいたおかげで幼馴染みポジションのように着実にフラグを重ねていったエクレなど、メインターゲットだけでも焦点が絞りにくい。それに加えて回りにもガンガン女性キャラを配置していき、その全てについてそれなりの見せ場を用意すべく、どんどん視点が散っていってしまう。 物語のもう片方の車輪ともいうべき活劇の部分についても、1話のサプライズで「なんちゃってお遊び戦国」という設定を作り上げたおかげで、戦うことに緊張感を伴わなくなってしまったし、何をやっても「おちゃらけ世界観」の中での出来事として処理されるため、後半にクライマックスを迎えたはずのシリアス部分との調和が取れない。そして、メインシナリオとなる土地神との対決・交流部分についても、それに関わるキャラクターが多すぎるせいで、誰がどう悩んで、何が解決したのかがはっきりしないのだ。これでは真剣に戦おうという気も起きにくいのはしょうがないのである。 クライマックスあたりを見て気づいたのは、この「散り散りになった物語」は、実はあの「なのはStrikerS」にものすごく似ている。「なのは」の場合はテイストがシリアス1本だったからまだ良かった部分もあるのだが、あのときも敵味方に大量のキャラクターが配備され、その全てにドラマを設けようとしたせいで焦点がぼやけ、全ての局面が消化不良という残念な結果に終わっている。都築真紀の脚本は、この「尺を考えないやり過ぎた詰め込み」が多いということなんだろうか。「A‘s」でギリギリくらいの尺だったからなぁ。 一応、最終回となるお別れシーンなんかは、ミルヒがメインヒロインとしての立ち位置を明確にしてくれたので形になったのが救いだが、それにしたって「今生の別れだと思ったけど案外会えます」とか、「再召喚が可能なのは単にシンクの思いつきが都合良く伝承に合致したからです」とか、あんまり真剣に組み上げたシナリオに見えない。単に毎週「ミルヒが可愛いんだよな」とか言いたいだけならこれでもいいんだろうが、なまじ1話時点でシナリオの妙も視野にいれてしまっただけに、このグダグダ感はマイナス面が多すぎたように思う。 あとはまぁ、下手な鉄砲でも数を撃つ方向性で。キャスト関係は大量のアイドルがひしめく状態なので、そっちの世界の住人ならば一発二発は被弾するだろう。特に最大級の破壊力を持つ「歌うお姫様」役の堀江由衣は、「本当に堀江由衣は死ぬまで堀江由衣を演じ続けるのだろう」と思える覚悟のキャスティング。感服いたし申した。サブヒロインに水樹奈々・竹達彩奈という配置もなかなか阿漕であるし、日笠・阿澄を脇にすえ、更に花澤・寿などの若手陣も隙間なくびっしりと。素敵キャストの絨毯爆撃である。まぁ、個人的に一番の攻撃を受けたのはレオ閣下役の小清水ですけどねー。小清水と堀江由衣が姉妹のような関係……って、フタコイ! フタコイじゃないか! ……あー、どうでもいいですね。 とりあえず、何とか最後まで走りきって形にはなったので、草川監督にはさっさと「魔法戦記」の方に戻ってもらうということで。個人的には「セキレイ」3期でも可。 PR |
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