ドラフト通信No.36 7/1

７月１日　ドラフト模様（NPH,MBS,SOM）

ピック順　【Mei】→【Metallica】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】

　暑いですが、この猛暑こそが、世間的には「ジェイスが消えた夏」という１時代の転機なんですねー。１日づけから環境で神ジェイス使用禁止。是非ともフライデーなどに参加してそんな自由の時代を謳歌したいところなんですが、７月は金曜日に動けない身体になってしまうという不幸に見舞われている。なんてこった……Ｍ１２のプレリにもでられねーし。今回はプレインズウォーカー新作てんこ盛りだからなー、何箱買うのが適正なのかしらねー。

 　　　　ＡＬ　ＳＥ　ＴＨ　ＭＥ　ＭＴ

ＡＬ　　ー　　○　　◎　　×　　◎　　３ー１　２

ＳＥ　　×　　ー　　×　　×　　○　　１ー３　４

ＴＨ　　×　　○　　ー　　×　　◎　　２ー２　３

ＭＥ　　◎　　○　　◎　　ー　　◎　　４ー０　１

ＭＴ　　×　　×　　×　　×　　ー　　０ー４　５

 

１位　【Mei】　赤緑　＜電位の負荷　オキシド峠の英雄　溶鉄の尾のマスティコア＞

　不愉快なデッキだったので、ここに一切コメントを書かないという嫌がらせをしてみる。っつうか、俺は別にレアゲーに負けたわけでも無し、なんか分からんうちに自分のデッキに負けた気がするので、何が強かったのかもよく知らん。つまり、より腹が立つ。敢えてここは、ドラフト後の麻雀で叩いたことだけを記憶に残して幸せな夜を作り上げるのがいいだろう。ドラ切り9600ウマー。

 

２位　【Alessi】　青黒白　＜不気味な苦悩　神への捧げ物　鉛のマイア＞

　最近は３色がデフォルトになりつつあるらしいですが、今回はエスパー３色によるコントロール。「どうやって勝ちたいかわからんデッキだ」と言っていたが、一応ピック表を見直すと、白青の金属術フライヤーが原型で、ややコントロール強め、くらいのデッキかしら。「無感覚の投薬」「水銀の噴出」など５マナの大味スペルが多くてマナのやりくりに難渋しているイメージだったのだが、なんやかんやで勝ってるのは、本人のいう通りに「この環境に慣れてきたから」なんだろうか。それとも、２ターン目に「研磨時計」を置けるからだろうか。きっと後者ですね。ミルミル。

 

３位　【Thraxi】　青白　＜テゼレットの計略　伝染病のマイア　銀のマイア＞

　悩んだ時はレアリティ高い方、ということで、「磁器の軍団兵」「盲目の魂喰い」という素敵白セット流しの「テゼレットの計略」。そこから更にもう１枚の「計略」が引けたので「どうせなら増殖が活かせるデッキにしたいなぁ」というので自然に感染方向へ。ただ、今回は黒が壊滅的な状態だったため、２パック目で白を回収し、白青感染というなんだか妙な構成に。３パック目を回している時点で「このカラーリングは３パック目で何一つクリーチャーが回収出来ない」と気づき愕然とするなんてイベントも発生した。ま、「ニューロックの透術士」はスペルとして意味はあるんだけどさ。デッキのアクセントは死を遠ざける「魂の導管」。実は１パック目では「憤怒の抽出機」のΦマナチャンスを狙っていたなんてことは、誰にも教えない秘密。

 

４位　【Serra】　白黒　＜呪文滑り　黒の太陽の頂点　起源の呪文爆弾＞

　２パック目で「黒の太陽の頂点」をピックした際に「仮面ライダーBLACK」の歌を歌ってヒントを出す（ブラック・サン）などという本当にどうでも良いことをやっていたのがこの男だが、いつも通りの白ビートに見えて、なーんかピックが不自由。何がおかしいんだろうと思ったら、とにかくクリーチャーが少ないんだな。今回は緑が超絶不人気カラーになった上に黒が割と枯れ気味だったおかげで、白と黒の組み合わせは激戦区になってしまっているからなぁ。１引きで「起源の呪文爆弾」とか、流石に苦しかろうよ。あと１パック目２引きの「尖塔の監視者」は、「らしくない」んじゃないけ？　２マナ３／１の白クリーチャーを流すなんて。

 

５位　【Metallica】　黒赤　＜溶鉱炉の大長　喉首狙い　ミミックの大桶＞

　どこぞの誰かが回りに散々ドヤされても一切空気を読まずに自分のデッキタイプを変えないのに対して、感染で勝っちゃったら「また感染に行っていいものだろうか」というよく分からない遠慮が働いて普段以上に心労を重ねるノミの心臓。気にしなくていいんだよ。引きたいときに引きたいカードを引いて、やりたい時にやりたいデッキをやれば。でもまぁ、今回は感染無理っぽかったけど。１引き「溶鉱炉の大長」はそれだけでデッキタイプがかたまりそうな夢の有るカードで、そこに「鞭打ち悶え」が流れてくるというよく分からない上家の押しつけを受け取らざるを得なかった結果の赤黒。NPHでの充実ぶりは流石のこの２色なのだが、感染じゃない場合は肉の確保が割と大変。一応「信号の邪魔者」などでビートスピードは早めたようだが、やっぱり「冷たき集いの吸血鬼」がコンスタントに金属術出来ない構成だと、ちょっと迫力不足か。また、慣れてない状態に「ミミックの大桶」なんかはまだちょいと難しい。個人的には、もう少し「典型的な」、のびのびとしたドラフト環境でピックさせてあげたい気もする。５人のうち１人が視野狭窄の卓って、想像以上に選択幅が狭いからなぁ。

 

今回のピック表

 

　【Mei】（赤緑）　　→【Metallica】（黒赤）　→　【Alessi】(青黒白)

　　↑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　【Serra】（白黒）　　　　　　　←　　　　　　　【Thraxi】（青白）