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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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雨降って地固まる、を分かりやすく説明してる第7話。これを別の言葉でいうと、「いつも通りの話」というのである。分かりやすさは時に武器にもなるのです。

 シナリオを簡潔に書くと、「またクロードと揉める」→「風邪を引く」→「幼女が倒れちゃったもんだからクロードがなんか罪悪感に苛まれて勝手にツンデレぎみに謝ってくる」→「Happy end」という流れ。うむ、分かりやすいし、阿漕だな。でも、これでいいな。今回もちゃんとアリスは大活躍してくれたし、特に言うことはありません。「おかゆの作り方は知ってるくせに臼や筆はしらんのかい」とかは、当時の情報網がどのようなものだったのか分からないので突っ込まないでおきます。

 さて、今回はいつも以上に湯音とクロードの間のギスギスっぷりが加速しており、一時はクロードが「湯音を強制送還するか……」まで考え始める始末。湯音も一人で抱え込んで悩むタイプだけど、クロードもよっぽどだよね。個人的には、あんまり一緒に生活したくないタイプである。ただ、今回の問題については、一概にどちらが間違っているとも言い難く、人種や国籍を別にしてもなかなか難しい問題だ。大ざっぱに言えば、性善説を信じる日本人と性悪説を唱えるフランス人の諍い。

 客観的に見れば、流石に湯音の態度は不用心が過ぎる上に一介の使用人としては出過ぎたまねをしていると思うし、クロードはクロードで、ちょっと物言いが粗雑すぎる気もする。最初のうちは「まぁ、今回のことは湯音の方がちょっと悪いかな……」とか思って観ていたのだが、クロードが「子供は野獣」だの「あいつから悪い病原菌をうつされた」だのと言い始めた時には、「ちょっと偏見が過ぎるんじゃないか?」と思ってしまった。これも日本人的な考え方なのだろうか?

 そもそも、「子供は理性のない野獣」という考え方にびっくりだ。日本人ならば、普通は湯音がいうように「子供とは純真無垢の象徴」という認識が一般的であり、子供に対して慈愛を与えろ、というのが当然。いかに浮浪者の子供とて、それを迫害せよ、という教えは出てくるはずもない。おそらく日本にも貧しい子供、盗みを働く社会層の子供もたくさんいたであろうが、それでも一般的には「子供を信じる」方に傾く。しかし、こと生活がかかった商売人目線からすれば、それだって理想主義の安易な物言いであるのは確かなのだ。ふむ、やはり道徳という概念は難しいものである。ただ、この作品の場合にはただ1つの大前提、誰もが守らねばならぬ金科玉条がある。それは、「湯音は正義」。うむ、それなら仕方ない。

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