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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「黒子のバスケ」 5

 今期ジャンプアニメ2発目。というわけで当然原作は既読ですよ。今のジャンプには珍しい真っ当なスポーツ漫画(いや、超能力バスケだけど、ジャンプの中では普通の部類でしょ)。個人的には連載当初からそんなに嫌いじゃない作品だったので、アニメ化はそれなりに嬉しいけど、流石に「めだかボックス」ほど興味がある訳じゃない、そんなレベル。世間的にも期待度はそこまで高いもんじゃないだろうけどねぇ。良くも悪くも中堅作品といったところか。

 そしてそんな漫画のアニメ化だが、これが思いの外悪くない。1話でやることといったら「黒子の異能を見せる」ことなわけだが、漫画でもなかなか表現が難しかった「存在感のなさが武器」という虎の子の設定がアニメならではの表現で出ているので、見ていて「フツーのバスケアニメ」よりも面白いのだ。いや、まぁ「フツーのバスケアニメ」ってなんだよ、って話だけどさ。これまで見てきたバスケというと、凄まじいクオリティで落胆の嵐を巻き起こした「ブザービーター」とか、そもそも人間じゃねぇしCG全開だったから比較対象になりゃしない「バスカッシュ!」とか、ちゃんと描いてたはずなのにプレイヤーが幼女だったおかげで違和感がぬぐえなかった「ロウきゅーぶ!」とか。比べることが出来ないもんばっかだ。このアニメの場合は、たとえばゴールやボールの一部なんかはCG処理されていて描画の手間がある程度削減されているけど、基本的にはちゃんと書き込まれたアクションになっているので、いかにもアニメらしい見せ方が出来ている。火神のダイナミックさと黒子の影の薄さという対極にあるプレイスタイルがちゃんと「画」で見えている。このアドバンテージは、この作品のアニメ化に際しては大きな武器になるんじゃなかろうか。

 後はどれくらいこのクオリティで引っ張り続けられるか、というスタッフとスタジオの地力次第ですかね。スタジオはI.G.だからあんまり心配はしなくていい。監督の名前はあんまり見たことが無い人なのでなんも言えないけど、シリーズ構成が高木登氏なのはちょっと嬉しい。キャラデザも菊地さんがシュッとスマートに見せてくれているし、下地は悪くなさそうだ(なんかディーンっぽい配置だよね)。また、オープニングがGRANRODEO、エンディングにヒャダインという配置が面白い。オープニングは安定のきーやんだが、エンディングのヒャダインは、「なるほど、こういう曲もあるのか」という部分を狙ってきた。いや、やってることはいつも通りなのかもしれないけど、作品の雰囲気とのかみ合わせで新鮮に見えるのかもしれない。

 最後に中の人。この後に登場する緑間が小野Dらしいので、奇跡の「3人の小野」が集まったよく分からない作品になっている。火神役の小野友樹は予定通り。黒子役の小野賢章は聞いたことが無い名前だったんだけど、なんとハリーポッターの中の人らしい。1話目だけじゃ黒子はあんまり声出してしゃべらないからよく分からなかったけど、多分手慣れた人なんでしょうね。問題は全くなさそう。その他、誠凜の選手陣はおなじみの顔ぶれが並ぶし、マネージャーのリコ役には千和が起用された。これでも斎藤千和選手はバスケ部だったんだぜ! まぁ、全くバスケは出来なかったらしいけどな! この作品はリコ以外は桃井くらいしか女性キャラが出てこねぇから、そっち方面の楽しさは望めないだろうけど、野郎だらけの暑苦しいスポーツ活劇が楽しめそうです。今後も期待。

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