最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
外道ミーツ外道、第16話。もうやだこの世界。
また1つ、陣営が退場した。先週の段階でこのランサー陣営の退場は予想できるものではあったのだが、そこには一切の救いが無く、想像以上に悲惨なものとなってしまった。消えゆくランサーの怨嗟の念は、並の人間ならば精神判定失敗で一発死亡くらいの威力がありそうだ。また、ケイネス先生の末期の一言も、切嗣の救いのなさを体現していてさらにやるせない。「この世の悪を全て背負い込む」と宣言した切嗣は、その気概に見合った凄絶な道を歩み続けている。 仲が悪いことで有名な2つの陣営の対決。そのマスターは2人とも全く別なタイプの外道である。ケイネス先生の外道は分かりやすい外道。自分の家名にすがりつき、プライドを揺さぶる婚約者たるソラウの翻心に、ランサーへの嫉妬心を隠そうともしない。何とか全てに帳尻を合わすため、まずは琴峰神父を殺害して劣勢に歯止め。この時点で割と最低。そして、現状で絶対にキープしなきゃいけないはずのソラウの身の安全が崩れたことに対し、自分の責任丸投げで徹底的にランサーをいびり通す。もう、絶対に大学に行ってもこの人の授業だけは受けたくない。ランサーさんも青筋ビキビキもんだが、彼の騎士道に則ると、こんな人でも主は主。結局、ランサーは最後の最後まで、過去の自分の失敗を活かすことが出来なかったのだね。 ランサーの最後の希望は、自分と性根が同じセイバーと正々堂々立ち会って、晴れやかに任務を全うすること。仮に負けてもそこに悔いはなかろうし、勝ったとしてもどうせその後に残りの面々と対決する算段なんてないんだから、正直言って現実逃避みたいなもんなのだが、当然のことながら、そんな生ぬるい戦いを許してくれる切嗣さんではない。「人質とって降伏勧告」という分かりやすい手管を用いて、サーヴァントを掃除してしまう。こうなってしまうと、ケイネス先生に令呪を渡したことすら彼の策略であるかのように見えるから恐ろしいものだ。結局、ランサーは何一つこの世の未練をはらすことなく、より呪いの強い悪霊として散っていった。 ちょっと考えりゃ分かるような当たり前の手段でケイネス先生を処理した切嗣が次に戦うべきは、まともな会話が一切成立しないセイバーさんである。はっきり言って、脇からこの2人の会話を聞くことほど辛いことはない。どう頑張っても、2人がわかり合えないことなど明白なのだ。片や一国の民の希望を双肩にかけて戦い続けた英雄、かたや、戦場で全ての希望を捨て去った戦士。互いの主張は既に完成されたものであり、歩み寄る余地は何一つ残されていない。そして、どちらが正しいということすら無い。2人はこのまま、聖杯を手にするまで転がり続けるしかないのだ。聖杯戦争は、英雄達が火花を散らす「歴史を超えた晴れ舞台」であるはずなのに、この世界で最も苦しいのは、そうした戦いとは全く別次元での歴史と歴史のせめぎ合い。「英雄」にも否定され、「英雄嫌い」にも否定され、セイバーは本当に、何を頼みに剣を振るえばいいのだろうか。 本当にしんどい。なまじ次の第5次聖杯戦争の顛末を知っているだけに、「聖杯戦争はもうちょっと正面から頭使わずドンパチやろうよ」という願いが先立つのだが、もう、そういう要素もあんまり残されてないのかもしれん。この世界をこのクオリティで描かれると、真に迫るだけに救いようがないなぁ。今回もランサーさんのイケメンぶりがなぁ。ランサーが槍を使って楽しそうにしているエピソードって、毎回同じ人がコンテ演出してる。並々ならぬこだわりがあるのかもしれない。まぁ、もう二度と見ることはないけどね…… PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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